これからも前向きに 名大社会長ブログ

会社はいつ道を踏み外すのか 経済事件10の深層

kaisya16121

この類の書籍は定期的に読むようにしている。
成功物語ではなく失敗物語。
読んでいて決して気持ちのいいものではない。
とてもイヤな気分になるのも事実。
しかし、僕の中では定期的に読まなければと思っている。

それは簡単な理由。
いつ何時、自分も同じ状況に陥るか分からない。
今は健全な状態でも道を踏み外す可能性はある。
僕は完璧な人間ではない。
どちらかといえば弱い面が多い。
となると反面教師の要素を含め、この類の存在が必要となる。

ここに登場する東芝もオリンパスも石橋産業も客観的にみれば、愚かなのは一目瞭然。
経営者という立場以前に一人の人間として犯してはならない過ちがほとんど。
頭では理解できる。
倫理観が欠如しているといってしまえばそれまで。

しかし、当事者になると解釈が勝手に変化していく。
自分の都合のいい解釈となり、いつのまにか普通のことになってしまう。
それがマズいと気づいた時は手遅れでどうにもならない状態。
最悪の事態は会社の存在も消してしまう。

事業が上手くいかず倒産に追い込まれるのは経営者の能力不足。
同じ能力不足でも不正を働き場外に追い出されるのであれば、
まだ事業が上手くいかず追い出される方がまだまし。
その両方ともならないようにするのが必須だけど・・・。

本書では加害者のケースばかりではない。
被害者というべきケースもある。
同情しないわけではないが、それもトップの責任であるのは間違いない。
ここも僕は注意せねばならない。

巻末に「事件(問題)を起こしやすい会社」の特徴が書かれている。

①上司にごまをする能力しかない縁故(コネ)入社の社員ばかりが出世する
②創業一族が大株主としていつまでも経営権を手放そうとしない
③創業者一族以外の特定の人物が長期間トップに君臨し、ポストを譲らない
④創業者または「中興の祖」と呼ばれる人物がいつまでも影響力を持ち続ける
⑤トップが周囲の助言に聞く耳を持たず、自分の過去の成功体験ばかり自慢する
⑥特定の学閥、派閥だけが優遇される
⑦正規雇用の社員と非正規雇用の社員の待遇格差が大きい

なるほど。すべて正しいとは思わないが、納得感もある。
うちの会社が当てはまるとすれば③だけかな。
それは僕が長く君臨する場合をいうんだけど(笑)、ずっと先のこと。
その前に譲るしね。

どちらにしても健全であり続けることが重要。
倫理観を持ち続けることが重要。

飲んでグデグデになる愚かな行動はここには含まれない。
少しばかり安心した。
次元が低すぎるだけかもしれないけど(笑)。

映画「聖の青春」

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将棋を知っていたら、もっと楽しめたかもしれない。
そんなことを観終わった後、単純に感じた。
将棋は高校時代に詳しい友達に教えてもらったのだが、
ほんの少しかじっただけでそのまま放置。

すっかり忘れてしまった。
知識は皆無と言っていい。
そんな状態で観た本作だが、十分楽しむことができた。
知識ゼロでも感動できる。

スポーツの勝負のような躍動する緊張感はないが、
張り詰めた状態で時間が流れるのはそれに近い。
真剣勝負の世界はどんなジャンルでも同じなのかもしれない。

本作は29歳で亡くなった棋士・村山聖(さとし)氏の生涯を描いている。
羽生善治氏のライバル関係にあった将棋界の異才だが、
その存在を知っている方は少ないのではないか。
僕がその世界に疎いだけかもしれないが、映画の予告編を観るまで知らなかった。

予告編で伝わるピリピリ感と松山ケンイチ君の太った姿、
東出昌大君の羽生さんを醸し出す雰囲気を観て、この作品は絶対観ようと決めた。
羽生善治役の東出くんは大河ドラマ「花燃ゆ」を見て、下手くそな役者だなと思っていた。
大変失礼しました(苦笑)。
本人のしぐさに激似だった。

主役の松山君もきっと村山聖はこんな態度で話し方をするのだろうと思わせてくれた。
この配役は絶妙だったのではないか。

肝心の映画だが、僕の好きな作品となった。
そのもがき葛藤する姿がいい。
自分の感情を遠慮することなく周りにぶちまけ、生き抜こうとする生き様がいい。
村山氏を取り囲む関係者は翻弄されながらも見捨てることなく支え続ける。
全体で映画を盛り上げている。

そして、村山氏と羽生氏がサシ飲みするシーン。
ここは泣ける。
どんなシチュエーションでどんな会話をするかは内緒だが、ここは泣ける。
決して泣かそうとか、感動させようとするシーンではない。
しかし、ジーンとくる。
ライバル関係である二人がお互いを・・・。
書きたいがネタバレになるので止めておく(笑)。

真剣に戦う者しか分からない世界がス~ッと瞬間的に拡がる。
そしてス~ッと静かに消え去っていく。
客のいない安居酒屋での美しいシーン。
主役村山氏の努力が報われ、さらに努力が求められる。
だからこそ健全なライバル関係が維持できる。

今年の日本映画は小粒ながらも秀作が多いように思える。
それは例年に比べ、沢山の日本映画を見ているだけなのかもしれない。
多いといっても今日までで19本。
派手さはないが、心に響き染み渡る作品が目立つ。
なんだか優しい人間になった気がする。
この作品もそう。
それも幸せなこと。

吉野家の牛丼を食べながら、しみじみ感じるのもいいかもしれない。
これは映画を観た人でないとわかりませんね(笑)。

グローバル製造業 進化への挑戦

先週開催された富士ゼロックスさんのエグゼクティブセミナー。
第2回は株式会社経営共創基盤の木村尚敬氏による「グローバル製造業 進化への挑戦」。
そのまんまなブログタイトル(笑)。

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この経営者向けセミナーは年5回開催され、毎回講師が豪華。
第1回目はブログにも取り上げた佐々木常夫氏。
僕以外に1名社員が参加することができるので、中堅幹部を交代で参加させている。
今回はニムラが出席。
彼にとっては少々難しかったようだが、学ぶべき点は多かったようだ。
少しでも実務に生かしてもらいたい。

それは僕も同様。講演を聞くだけでは何もならない。
いかに自分に落とし込み仕事に生かすかが重要。
言うのは簡単だか、実行するのは難しい。
いつも反省しきりである・・・。

今回は日本の製造業がこれから何を強くし、
どんな方向性に進んでいくのかを中心に話をされた。
製造業向けの講演あったが、僕らのようなサービス業でも十分為になる内容であった。
IoTやAIというワードを耳にしない日はない。
どの業界もこの環境変化の影響を受けるのだろうが、最も大きいのは製造業のようだ。

木村氏いわく、日本の製造業の多くは中途半端な事業の見直しが遅れているという。
不採算事業については撤退の判断がしやすいのだが、
黒字と赤字を繰り返す事業においてメスを入れるタイミングが明らかに遅いといわれる。
結論先送りしやすく議論の中心に乗らないためズルズルと進んでしまう。
カネボウのケースももっと早く手を打っておけば最悪の事態も免れたようだ。

そこにこそ強いリーダーシップによる構造改革が必要のこと。
海外の製造業と比較し日本の製造業の営業利益率の低さはそんな点にも表れているようだ。
それを自分たちの事業に照らし合わせてみても同様。
すべての業界に言えることであろう。

一番重要なのは経営トップの意思決定力になるのだが、
本講演ではミドルクラスに求められることも強調されていた。
同質的組織がもたらす落とし穴をどう解消するかがこれからのミドルには求められる。

「正しいタイミングとKYのパラドックス」
というキーワードが僕には響いた。
これだけ読んでも???ですよね。
勝手にイメージしてください(笑)。

そして、もう一つ、木村氏の響いた言葉。
「時間の7割を部下のために使うこと。部下はもっと自分に関わって欲しいと思っている」。
いかん、いかん、全然できていない。
と反省すると同時に、来年から実行したいことに確信が持てた。
どんなことかはいずれ発表するが、きっと大切なことになっていくのだろう。
大した話じゃないけどね(笑)。

最後に話されたこと。
リーダーを目指す人に必要なのは、
経営観×体現力×コミットメント。

僕も含めてだが、名大社のリーダークラスには感じてもらいたい。
詳しくはニムラに聞いてね(笑)。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その7

12月の忘年会もようやく落ち着いてきました。
いや、そうでもないですね。
今日も明日も予定があります。
来週も仕事納めの日まで毎日予定が入っています。

ありがたい日々を過ごしているのは事実です。
美味しいものを頂いているのも事実です。
しかし、こう毎日ご馳走が続くと
「もうしゃぶしゃぶも寿司もステーキも要らねえや~」
なんて思ってしまいます。
本当は全然思っていませんが、少し見栄を張ってしまいます。

そして、オーソドックスな定食を体が欲してきます。
広小路桑名町交差点を南に入ったところにある「芋かず」さんに行ってきました。

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夜は炉端焼きを中心とした居酒屋です。
昼は居酒屋さんらしいランチを提供しています。

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ほのぼのした階段は家庭的な雰囲気を生み出しています。
そんな時はそれに相応しい定食を注文しなければなりません。

「すいません、塩サバ定食をお願いします。」
謙虚に注文することも大切です。
注文が入ると網に火が通り焼かれます。

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写真では分かりずらいと思いますが、こういった手作り感に好感が持てます。

さばの塩焼き定食 700円

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「お~、こんな定食が食べたかったんだ。なかなか、やるじゃないか。」
と心の中で呟きます。
カウンターに置かれた定食をまざまざと眺めていると
「玉子は付けられますか?」と女性スタッフに聞かれます。

ここは生卵が無料なのです。
ご飯のお替わりも無料です。
瞬間的に悩みましたが、
「昨日はすき焼きで何個も生卵を割ったな・・・」
冴えた頭で思い出します。

「いいえ、結構です。」
と謙虚に答え食べ始めます。
連日の宴会続きのため、ご飯のお替わりも我慢します。

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「この塩は勝手に使っていいのかな。
しらすせんべいは勝手に食べていいのかな。」
とカウンターの上に並べられたものを眺めながらぼんやりと食べ続けます。

「あっ、すき焼きは先週だった・・・」
と急に記憶が蘇ってきました。
「ふっ、だったら、生卵をもらえばよかったじゃないか・・・」
皮肉っぽく笑みを浮かべながら無言で食べ続けます。

シンプルに定食は美味しかったです。
次回は生卵にもご飯お代わりにもチャレンジします。

ごちそうさまでした。

いよいよ始動!ジモト就活ワークショップ開催!

今年の大学3年生はのんびりしているとよく言われる。
就職環境が好転したことで学生の危機感や緊張感が薄らいでいるようだ。
各大学のガイダンスも昨年と比較すると学生の参加率は落ちているいう。
同業他社が提供する早期のイベントも昨年より動員が少ない。

それは全体に言えることで、
先週金曜日に楽天とのコラボイベント「みん就フォーラム」も同様。
多くの学生さんが足を運んでくれたが、昨年よりは来場は少なかった。

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参加いただいたクライアントの接触数も減少したようだが、
必ずしも悪いことばかりではないようだ。
むしろ参加学生は意欲は昨年より高いという声も多かった。

実際、今年スタートした「THE CREATIVE CHALLENGE」も13日(火)に第3回の発表会を行ったが、
こちらはかなりレベルが高くなった。
僕は名ばかり審査委員長として毎回審査をし表彰を行うのだが、
回を重ねるごとにレベルが上がっていることを実感する。
先週の発表は本当に甲乙つけ難かった。

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いよいよ学生も就職を意識した活動をし始めたといえる。
最近はUターン向け相談会で東西の大学にお邪魔しているが、
その意識の高さは感じるところ。
先週も初めて東京・八王子市にある大学に伺った。

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間違ってサンリオピューロランドに行きそうになってしまった(笑)。
ただの方向音痴じゃないか・・・。

そして、明後日22日は「ジモト就活ワークショップ」という新たな試みも行う。

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セミナーとワークショップで、就職活動に必要となるリアルな情報を肌で感じてもらう。
第1部としてはセミナー。

名大社が提供するラジオ番組@FM「明日へのGOODJOB」の
パーソナリティー佐井祐里奈さんに登場してもらう。
彼女の就活はとても興味深い。
アナウンサーになる夢を叶えるために、どれだけ選考に落ちても諦めずに受け続けた。
その数43社。
44社目にようやく内定を手に入れた苦労人。
それを本人はあっけらかんと話す。
そんな話はこれからの学生には大いに参考になるはず。

そして、もう一つの講演。
名大社のパートナーでもあるキーカンパニーの下薗社長に
究極の業界研究・企業研究の方法を伝授してもらう。
この分野では第一人者だ。

第2部では名大社のクライアントに協力いただきワークショップを行う。
こちらは直接人事担当者と触れ合うことで企業の魅力、働く面白さを実感できる。
年が明ける前に貴重な経験をしてもらいたい。
対象は大学1年~3年生。もちろん私服でOK。
まだまだ参加の予約は可能。

詳しくはこちら
<日時>2016年12月22日(木)
     10:30~15:00
<会場>ウインクあいち 5階小ホール
    名古屋駅より徒歩5分

久々の宣伝ブログになってしまったが、ぜひ、参加してもらいたい。

真田丸とアントラーズ

昨晩は赤が躍動していた。
興奮した夜だった。

自宅のリビングでクラブワールドカップの決勝を前半途中まで観て書斎に移った。
NHK大河ドラマ「真田丸」の最終回を観るためである。
生放送のサッカーの試合よりもドラマを優先した。
気持ちはそちらの方が強かったわけだ。

今年の大河ドラマは一度も欠かさず観ることができた。
ここ数年では一番面白かったと思う。
最近2~3年は終盤がだれることが多かったが、
「真田丸」はきっちりとピークを最終回に持ってきた。
旬を過ぎたと思われた三谷幸喜氏がきちんと仕事をしてくれた(笑)。

僕は歴史にはあまり詳しくない。
真田幸村の史実もよく知らない。
それでも今回の大河ドラマは毎回ハラハラドキドキさせてくれて見応えがあった。
中でも父親真幸役の草刈正雄さんが抜群の存在感を出していた。
一人だけ現代を思わせる長澤まさみさんもよかった。

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実際に写真のシーンはないと思うが、
事実に上手くフィクションを重ねたことがよりドラマをより面白くさせたのだろう。

最終回を2階の書斎で観ていると1階のリビングから息子の歓声が聞こえてくる。
どうやらアントラーズが同点に追いつき、すぐ逆転したようだった。

「真田丸」が終わりリビングに降りるとレアルマドリードが同点に追いついていた。
後半の後半から再びサッカーを見入ることになった。
すこぶる面白い。
もしかしたらアントラーズが優勝するのではというシーンが何度も見られた。
結果的には延長戦でSIXPADを貼る男にやられてしまったわけだが、
とても見応えある試合だった。

最後まで走り切る選手が気持ちよかった。
チームの一体感も十分感じさせてくれた。
それはある意味「真田丸」でもいえること。

リーダーが前を向き明確なリーダーシップを発揮することで実力以上の力を発揮する。
昨晩は赤が躍動していた。
最後はどちらも敗れてしまったが、観る者に感動を与えてくれた。

一方でどうだろう。
地元の赤は感動を与えてくれるのだろうか。
一体感はあるのだろうか。
同じ赤を身に纏う者として随分開きがあるように思えてしまう(苦笑)。

いや、こんな事をブログに書きたかったわけではない。
20~21時台の興奮した夜を書きたかったのだが、興奮が別の方向に向かってしまった。
来年、ちゃんとしてよ。
一年で戻ってきてよ。と切に願うばかりである。

いくらお金をかけても一体感がなければチームは勝つことができない。
その反対に戦力が劣っていても一体感があれば格上にも勝つ可能性は十分ある。

さて青のチームはどうだろうか。
年内のもうひと踏ん張りで十分勝つことは可能だ。
残り7日間。走り切ることを願いたい。

わけの分からないブログになってしまった(笑)。

映画「この世界の片隅に」

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身近に情報がなければ素通りしていた作品だろう。
この手の映画が得意ではなく、進んで観ようとは思わなかった。
何人かの友人が「ぜひ、観るべきだ!」と熱く語るので、劇場に足を運んだ。

どんな映画であるかは全く聞くこともせず、
単に戦争を描いたアニメーションという認識のみ。
短絡的だが「火垂るの墓に近いのかな?」というイメージしかなかった。

いい意味で裏切られた。
どうしても戦争を描く映画は、その悲惨な状況から人の死を描くことが多い。
その悲惨さから戦争が過ちであることを訴えることがほとんど。
至極まっとうな描き方。
そんな映画を僕らは何回も観てきた。
平成の時代を生きる今、それを続けることは必要だと思う。

それが「日本のいちばん長い一日」なのか
「永遠の0」なのか「黒い雨」なのか
「少年H」なのか映画によってマチマチだが、
その時代は常に知っておかねばならない。

本作もそう。
しかし、これまでの戦争映画とは異なる。
いい意味で裏切られる。

戦争の悲惨さを描きながらもほのぼのとしてしまうのはなぜだろう。
悲しい毎日なはずなのに微笑んでしまうのはなぜだろう。
もちろん辛いシーンはある。
切ない場面も多い。

しかし、である。
この映画を包む世界はこれまでの戦争映画とは一線を画している。
どう表現するのが妥当かはわからないが、
その位置づけは戦争アニメというカテゴリーではないように思う。

アニメという表現も間違っているような気がする。
絵が動いている感じ。
それがアニメというのかな?(笑)。
素朴で柔らかな感じに思えてしまったのは僕だけではないだろう。
そんな意味でも大いに裏切られ、観ておいてよかった。

また、話題になっている一つとして、主役すずさん役の声。
能年玲奈を改名した「のん」さん。
改名の背景には全く興味がないが、のんさんの声がいい演出になっているのは事実。
主人公すずさんの役柄にうまくマッチしている。

そして、この作品はクラウドファンディングによって制作されている。
これも新しいカタチ。
今後、このようなスタイルの映画が生まれてくるのだろう。
作り手の裾野が広がり、大手配給会社に頼らない仕組みは歓迎すべきかな。
いずれ出資しますよ(笑)。

作風自体は新しくともなんともないが、
とても新鮮な気持ちにさせてくれる映画だった。

歩く!歩く!歩く!

丸の内にオフィスを構えていた時は、名古屋駅組は全員、会社まで徒歩通勤だった。
地下街ユニモールを抜け国際センタービルから地上に上がり、桜通り沿いを歩く。
所要時間15分程度。
いい感じのウォーキングだった。

駅でいえば桜通線の名古屋→国際センター→丸の内の2駅。
桜通線は地下は深いし丸の内駅からは結構あるので歩くのとほとんど変わらなかった。

移転したオフィスは名古屋駅から1駅。
会社まで徒歩を含め10分かからない程度。
一方、歩けば20分程度かかる。
それも早足で歩いてその時間がかかる。

当然、名古屋駅組は地下鉄通勤となった。
1駅の方が時間がかかり、2駅の方が早い。
これも名古屋事情だろう(笑)。
さて、僕はどうしているか。

基本的には会社まで歩いて通勤している。
自分では歩く方は早いと思っているが、それでもやっぱり20分かかる。
結構な時間。それでも歩く。

地下鉄に乗らない生活が習慣化している事と東山線のラッシュが嫌というのが歩く理由。
ミヤコ地下街を抜け広小路通りをひたすら東に向かう。
幸い移転してから好天が続くので、歩くことは苦にならない。
寒さを感じる12月も早足で歩けば結構気持ちがいい。
自宅からの電車は一本早くなった分、出社も若干早くなった。

この歩く20分の時間は健康的にプラスになるだけでなく、
仕事をする上にもいい影響を与えている。
と思う。なんとなく・・・。
歩きながら会社のこと、仕事のことを考える。
机でじっと考えるよりも頭の回転がいいように思える。

正確に言えば机では何にも浮かばないので(笑)、プラスの効果しかないということ。
この寒さが自分に緊張感を与え、脳が研ぎ澄まされていく感じ。
キレキレ状態といってもいい。
普段がボ~ッとしているだけなので、都合のいい解釈・・・。

じゃあ、退社する際はどうか。
たまに歩いて名古屋駅に向かう程度。
11月、12月はほとんど予定が入っているため別の場所に移ったり、
ヘベレケでタクシーで帰ったりと健全でない日が続く。

これは写真で見る夜の広小路通り。オフィスビル前。

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約4キロにわたってイルミネーションが続くという。
いわゆる「広小路エクスプレスイルミネーション」。
美しい女性とお洒落な会話を楽しむことができれば名古屋駅まで歩くんだけどね(笑)。
20分といわず1時間位かけて・・・。

冬場は苦手ではないので問題ない。
春、秋はむしろ気持ちがいい。
問題は夏。
会社に辿り着くまでに汗だく状態になることが容易に想像できる。

まあ、それもいい運動と捉えていこう。
まずは出社時、歩く、歩く、歩く。
継続していきたいと思う。

サボる時もあるけどね・・・(笑)。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その6

12月も半ばに入り、より一層、寒くなってきました。
天気が良ければ外に出るのもまだ気持ちはいいですが、
昨日のように雨だったり、
風が強かったりすると一気に外に出る気が失せてきます。

その昔、トップ営業マンだったとは思えない発言(笑)。
毎日、外を出歩く営業からクレームが起きそうな発言です。

しかし、それはやむを得ないこと。
新オフィスの居心地が良すぎるのです。
そんな環境を作ってしまったのです。
伏見界隈には魅力的なお店がいっぱいありますが、
いつでも出歩きたいわけではありません。

この日は、あまり外に出たくない日でした。
いや、きっぱりと言っておきます。
外に出たい気持ちはいっぱいでしたが、
あまりにも忙しく外に出れなかったのです。
雨だとか風だとかが理由ではありません。

たまにはオフィスでランチを食べることもあるのです。
このビルは何かといいこともあります。
「ほっともっと」を展開するプレナスさんの中部オフィスがこのビルに入っています。
そこで特典が生まれるのです。

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なんとほっともっとのホカ弁を無料で宅配してくれるのです。
それも一個の注文から宅配をしてくれるのです。
290円ののり弁が何の苦労もせず、優雅な気持ちで食べることができるのです。
いやあ~、このビルのメリット、ありますね。
この日はすかさずホカ弁の注文します。
9:30までにFAXすれば12時近くに届けてくれるのです。

2個しか注文しないことに気が引けて、ちょっと豪華な弁当を注文しました。
せこい社長と思われるのも心外です。
このビルのそんな噂が広がると会社に迷惑をかけてしまうことになります。
ここは器の大きさを見せつけなければならないのです。

幕ノ内弁当 540円+豚汁 100円

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はいこの豪華な感じ。

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この豚汁があることで、よりホカ弁が際立ちます。
贅沢してる感がいっぱいです。

周りの視線が気になりますが、セミナールームで昼食を摂っているのは僕だけでした。

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「こんな雰囲気もなかなか、いいじゃないか・・・」
自分に向けて呟いてみます。
僕と一緒にホカ弁を食べたい方、早めに言ってくれればご馳走しますよ。

ごちそうさまでした。
来週は晴れるといいですね・・・。

話し方ひとつで面白いほど仕事がうまくいく本

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著者の堀内さんとはかれこれ10年位の付き合い。
以前、副社長を務められていた会社の担当営業が僕で採用のお手伝いをさせてもらっていた。
合同説明会の場で堀内さんが学生に熱く温かく語りかけていたシーンは今でも印象に残っている。

彼が独立をするタイミングと僕が社長を引き継ぐタイミングと重なったこともあり、
うちのイベントで結構な数の講演をしてもらった。
その時の実績が少なからず今回の出版にも影響しているのだろう。

僕は「僕が堀内さんを育てましたね。」とエラそうに言うわけだが、
堀内さんは気を遣って、もしくは内心面倒くさがって(笑)、
「山田さんのおかげです。」と言ってくれる。
実際はこれっぽちもないんだけど・・・。

当時から堀内さんはしきりに本を出したいと話していたので、
今回、念願が叶ったわけだ。
それも自分の作品を売り込んだわけではなく、
出版社の方から依頼があるという理想のカタチ。
地道に努力し続けると結果はついてくるもの。
改めてそんなことを感じたし、僕自身も嬉しい。

本書はとても読みやすいし分かりやすい。
図解も多いのでビジュアルで理解もしやすくなる。
人前で話す場面を多くのシーンに分けながら書かれているので、
その都度、チェックするのも効果的だろう。

人前で緊張する場合はどうしたらいいのか。
上手くプレゼンをこなす方法はなにか。
人間関係をよくするコミュニケーションとは。
人と話すために大切な要素が多く書かれている。
若手にも中堅にも幹部にもおススメ。

堀内さんには「僕が読んだら、みんなに回しますね。」と言うと
「山田さん、困ります。ちゃんと買ってください。」と言われてしまった。
そりゃそうだな(笑)。

僕が持っているのはわざわざ届けてもらった1冊。
本棚には収めておくが、みんな、ちゃんと買うように!

本人のサインも頂いた。

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会社の前で記念撮影。

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これをステップに活躍するステージをさらに広げてもらいたい。
もっとメジャーになれば、飲んだ席で
「あ~、あの有名な堀内君ね。ヤツを育てたのはオレだよ。」
なんて言えるだろう(笑)。

本書はあさ出版さんの超解シリーズ。
ラインナップを見てみると懐かしい名前を発見。
船井総合研究所の川原慎也さんも執筆されている。
彼が以前の会社の採用担当で僕のクライアント。
東京本社だったが名古屋に来られた際は二人で飲みに出掛けたりしていた。

いやあ~、世間は狭いな。
こうして知った方が活躍するのは嬉しいもの。

これからも期待しています。
みなさん、買ってください(笑)。