これからも前向きに 名大社会長ブログ

ヤマゾエよ、幸せになれ!

昨日はヤマゾエの結婚式。
名大社では社長の次にイケメンとの噂もある。
ホントか・・・。

なんと会社の引越しの日に結婚式という気の使いよう(笑)。
本人の方が先に決まっていたわけだから、文句のつけようがない。
僕は当然のことながら、お酒の飲める結婚式を優先した。

場所は四日市の「ラセーヌ マリアージュ 四日市」。

yama16113-9

今どきの披露宴。
毎年のように社員の結婚式に列席するうちに感じることがある。
親御さんがどんどん自分の年齢に近くなる。
昨日のヤマゾエの結婚式はほとんど親御さんは同世代。
それだけでも、う~んと唸ってしまう。
そして、妙に涙もろくなってしまう。
新郎新婦の「お父さん、お母さん」と呼ぶこと自体、不思議な感覚。

まずはチャペルでの挙式。

yama16113-8

この緊張感と初々しさ。
この気持を忘れないで欲しい。
風が強い日だったが花束を投げ入れる。

yama16113-10

そして、披露宴。
ヤマゾエの人物像を素直に証明するような、実に爽やかでシンプルな演出。
新婦のハルカさんも美しい。

yama16113-12

お決まりのケーキカット。

yama16113-11

スコップのようなスプーン。

yama16113-13

トイレにもこんな感じ。

yama16113-2

僕は最初に主賓としていつものように適当な挨拶をして、あとはひたすら飲むだけ。
席も一番前なので、写真も誰にも邪魔されない。
二人の友人からすれば邪魔なオジサンという印象しかないだろう(笑)。

yama16113-15

yama16115

美味しい料理も頂く。
同席したケンジは瞬く間に平らげる。
本当に味わっているのかな(笑)。

年に1~2度、社員の結婚式に出席するが、何度出席しても感動は同じ。
だんだん涙腺が弱くなっているようで仕方ない。

最近は演出も凝っている。
プロジェクションマッピングを思わせるような映像。

yama16113-16

yama16113-1

美しい2人は栄える。
そして、記念写真。

yama16112

いつものようにノーテンキな表情。
それでいいのだ。

yama16113-4

定番となった親への感謝と挨拶。
やっぱりこんな場面ではウルッときてしまう。
歳を取った証拠だな・・・。

披露宴の最後は当日の風景も映してくれる。

yama16113-3

僕の挨拶もばっちり映っている。
こういった演出が披露宴を盛り上げるんだな。

結婚式は何度出席しても嬉しいもの。
主役の2人の将来を明るいものにしたい。

そして、思う。
ヤマゾエよ、幸せになれと。

これからの活躍を期待している。

さらば、丸の内

maruno16101

この写真は今週、月曜日の朝礼前に撮ったもの。
雲一つない清々しい朝から最後の一週間がスタートした。

このブログでも何度も書いているが、名大社は来週より伏見に移転する。
本格的な仕事は本日が最後。
6年半過ごしたオフィスと”さようなら”することになる。
長いようであっという間の時間だった。

名大社で働き始め、27年半。
そのうちの6年半がここ。
社会人生活からすれば以前の中日ビル時代が圧倒的に長い。
時間軸ではそうだが、ここで過ごした時間は何事にも代えがたい。

僕が会社を任されスタートしたオフィスがこの場所。
新しい体制を作り、いろんなことにチャレンジしてきた。
成功もしたし失敗もした。
既存のメンバーと同じ数の「丸の内チルドレン」が入社した。

2度ほどオフィスを改装し今の事業に合わせてきたが、限界に達してきた。
いずれ移転をする時がやってくるとは思っていたが、今、このタイミングとは予想できなかった。
いい意味で順調に伸びてきた証。
前向きな移転と喜ぶべきだ。

丸の内に比べ伏見はオフィス街でありながら、繁華街でもある。
人通りも多い。アクセスもいい。
飲み屋さんだって圧倒的に多い(笑)。
条件は揃っているのだが、寂しい気持ちも強い。

丸の内の日中はとても静か。
ランチのお店も限られているので、円頓寺商店街までトボトボ歩き、ふらっとお店に入る。
そのほんわかした雰囲気や静かなオフィス群も好きだった。

何より僕の第二の人生のスタートだった。
第二という表現は語弊があるかもしれない。
転職経験もなければ、起業したわけでもない。
ずっと名大社で働いている一人のビジネスマンに過ぎない。

しかし、社長以前と社長以後とは人生が大きく異なる。
物の考え方や行動、人の付き合い方も変わる。
相手の見方や評価も変わる。
僕はひとりの人間としてなんら変わらないのだが、
「名大社の社長」という肩書で世間の捉え方は大きく変わる。
今でもそのギャップに苦しむ時はあるのだが、当初ももっと違和感が凄まじかった。

その経験も含め、この場所で仕事をしながら、その変化に順応してきた。
成長しきれていないのは認めざるを得ないが、この6年半で経験したことは多かった。
だから僕にとっては大切な場所。

少し遅いエレベーターも窓際が寒いその空間も今思えば、ビルの思い出を残すために必要なこと。
そんなふうに思えてしまう。
だが、思い出は思い出として引っ張らないようにしたい。

新たなスタートを新たな気持ちで始めたい。
リセットする姿勢で新オフィスを稼働させる。
僕が今まで使用していた社長机もそのまま置いていく。
書類も最低必要分のみ残し、相当量を処分した。
過去の実績を残しておくのは大切だが、過去に引っ張られてはいけない。
過去の遺産もそこそこでいい。

そう考えると今回の移転はいいタイミングなのかもしれない。
この機会に感謝すべき。
今日一日を噛みしめながらじっくりと仕事したい。

さらば、丸の内。
ありがとう、丸の内。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その50 最終回

丸の内に移転し6年半。
円頓寺方面のお店に顔を出すようになったのも同じくらいの期間です。
円頓寺シリーズをスタートして約1年半。
いよいよ最後の瞬間がやってきました。
この50回を節目に最後にしたいとしんみり考える食べ物ブロガーです。

同じ店を数回アップしていることもありますので、
正式な数は言い切れませんが、40数店舗のお店を紹介させてもらいました。
中には円頓寺シリーズを書くためだけにお邪魔した店もあります。
1回こっきりでそのまま放置してしまったお店も結構な数。
大変失礼いたしました。

しかしながら、少しは円頓寺に貢献できたのではないかと自画自賛し、
半分涙目でこのブログを書いています。
今週末で会社は丸の内から伏見へと移ります。
人気食べ物ブロガーを育ててくれた街が円頓寺と言っても大袈裟ではないでしょう。
いままでありがとうございました。
感謝、感謝です。

こんな感傷的な感じでブログを終えてもいいのですが、
これでは僕を育ててくれた街に失礼です。
最後まできっちりと役割を担っていきます。

四間道から国際センターに向かったところにある「やきとり風月」さんに行ってきました。

fu16102

隠れ家的なお店で、いろんな使い方ができます。
社員とじっくり話すも良し、お客様の接待も良し、お忍びも良し、
と使い勝手は万能です。
ほとんどが個室なので、面が割れることも少ないでしょう。

基本的にはコースでの提供。
一串一串、丁寧な仕事がされています。

「山田さん、いつもありがとうございます。」
「あっ、どうも、どうも。今夜もよろしく頼むよ。」
なんて気取ったりすることもあります。

前置きが長くなりました。
この日も大切な人とじっくり語り合います。
日本酒もワインも豊富です。
いい感じに酔っていくので、時々、写真は撮り忘れます。
今回は最終回記念で一気に写真をアップします。

fuu16101-7

 

fuu16101-6

fuu16101-5

fuu16101-4

fuu16101-3

fuu16101-8

fuu16101-9

fuu16101-1

〆は担担麺か鶏ラーメンかデザートを選択します。
食べ物ブロガーはデザートを選択することはありません。
最後まで勝負に徹するのです。この日は担担麺でした。

fuu16101-2

程よい刺激が体を覆い、酔いをわずかながら覚ましてくれます。
「お~、いいぞ、いいぞ、この感じ。なかなかやるじゃないか。」
といつものようなセリフもつい飛び出します。

しかし、円頓寺シリーズが最後だと思うと汗か涙か分からない状態で、
顔がグシャグシャになります。
別れは辛いものです。
ただこうした行動を取らないと真の人気食べ物ブロガーにはなれません。
これも修行の一つとして、別れを告げます。
ありがとうございました。

新天地で新たな歴史を作っていきます。
ごちそうさまでした。
また、いつか会いましょう~。

な~んてね・・・(笑)。

これからの時代の経営とリーダーシップ

先週のこと。
富士ゼロックスさんの主催するエグゼクティブセミナーに参加させてもらった。
講師は東レ経営研究所の元社長 佐々木常夫氏。
タイトルは「これからの時代の経営とリーダーシップ」。

sasa16101

4年前にも一度、講演は拝聴した。
勉強になる方の話は何度でも聴くべき。
特に僕のようなすぐに忘れてしまう人間は繰り返し聞かないと身にならない。
もっと言えば、実践に役立てなければ、いくらいい講演を聴いても意味がない。
冒頭に佐々木氏がそんなことも言われていたため、反省しながら今回の講演を伺った(笑)。

これまで何十回といろんな方の講演を聴いてきたが、どこまで実践しているだろうか。
多分、5%くらいしかないのではないか。
講演の中味だけでなく、講演手法を参考にする点では、10%くらいかな。
いや、そんなにもないな。多分・・・(苦笑)。

今回の講演は名大社の中堅幹部オクダを連れていった。
僕も参考にはなったが、彼にはもっと響いたであろう。
それも相当、耳に痛い話だったので、相当、効果があったと思う。
オクダの好きな(?)長時間労働を完全否定されていた。

佐々木氏は長時間労働はプロ意識の欠如、想像力の欠如、羞恥心の欠如であるという。
完全に打ちのめされたであろう。
僕が言うよりも説得力があるので、たまには他者を利用し気づかせなければならない(笑)。

単純に働く時間が短ければいいというわけではない。
時間を節約するための効率的な仕事術をマスターすべきなのだ。
ポイントはプアなイノベーションより優れたイミテーション。
仕事は発生したその場で片付ける。
ビジネスは予測のゲーム、常に予測しフォローアップ、など。
頭では理解していても行動に起こせないことを確実にこなせと言われているようなもの。
これは僕自身も反省・・・。

佐々木氏はただ効率を求めているのではない。
そのために必要なことはコミュニケーションと信頼関係であり、
人と人との繋がりを重要視している。
「会議は最小限に、ミーティングは頻繁に」というキーワードもその象徴。

時間の管理をするのではなく、いかに仕事の管理をするのかが重要なのだ。
それを習慣化させてしまえば、仕事は効率的に回り、会社も個人も成長する。
今、名大社が目指している方向も間違っていないとは思う。
佐々木氏が指摘されている点とずれてはいない。
まだまだだけど・・・。

そして、最も大切なトップの仕事。
意識と行動を変えることが、会社を変える。
う~ん、全然足りませんね。
出来ているといえば、自然体であることくらい。

どちらにしても、まだまだ。
完璧なら講演を聴く必要もないし・・・。
それだけ伸びしろがあるとプラス思考にしておきたい。

いい勉強になりました。
少しでも実践し活かしていきます。

映画「淵に立つ」

futi1610

残酷だが、微かな希望を見い出せた映画。
しかし、気持ちは重い。
映画「怒り」よりも個人的には重い。

ロングショットを多用し、正面からずっと捉える映像が
映画の重さを象徴しているようにも思えた。
HPでもポスターでも主役は浅野忠信氏だが、僕はそうだとは思わない。
この映画の主役は母親役の筒井真理子さん。
どっかで見たことあるようで、どんな映画に出ていたかが全然思いつかないのがこの女優さん。
しかし、今年、僕が観た映画の中では主演女優賞を取るべき存在。
それだけ印象が強かった。

愛くるしい姿から自分を叩きつける姿まで、
彼女の存在をなくして映画は語れないだろう。
なんだか映画評論家のようなコメントだな・・・(笑)。

この作品に対して、どこまで説明すればいいのだろう。
書きたいことを書いてしまえば明らかにネタバレになる。
ネタバレになったところで「君の名は。」程の興行成績は収められない。
多分、観客は限定的だ。
だとすれば、ネタバレOKということか。
やっぱ、止めておこう(笑)。

映画全体を漂う絶望感がこの映画の見どころ。
いかにも日本映画らしいし、
カンヌ国際映画祭「ある視点部門」で受賞したのも日本映画の特徴と表れ。
玄人好みの映画。
これから深田監督は是枝氏のように独自路線を歩んでいくのだろう(笑)。
よくわからんけど・・・。

本作のテーマは家族。
一見、平和そうに見えてバラバラな状態がどこにでもある家庭の姿。
夫婦の会話を聞きながらヒヤリとしてしまった(苦笑)。
小さな闇が絶望へと導くのが主張であるならば、
僕も僕の周りも気をつけなければならない。
崩壊なんていとも簡単。
最後に叫んだところで何の意味もない。
それを教えてもらったような気がした。

なぜか園子温監督の「冷たい熱帯魚」を思い出した。
全体の構成も描かれ方もまるで違う。
しかし、繋がっているように思えた。
それは僕だけのこと?

赤いシャツが示す意味。
もっと深く考えたいと思う。

F1レーサーに挑み、いとも簡単に敗れた日

今週火曜日は西川塾太田班の研修会。
朝一番から充実した1日を送らせてもらった。
7:15に名古屋駅に集合し、バスで豊橋に移動。

車中では塾生が自分の事業の成功体験と失敗体験を語り合う。
業界や規模が違えば課題も異なる。
しかし、それを経営者の立場から生々しい話を聞くだけで十分学びになる。

向かった先はブラックサンダーで有名な有楽製菓さん。
工場見学と河合社長の講演という豪華なプログラム。
その工場見学は徹底している。
指輪を含め全てのアクセサリーを取り除き、帽子、マスク、
白衣とほんの少しの埃も逃さない格好に。

僕もこんな感じ。誰だか分からない。
後ろのハゲも分からない(笑)。

sakon16109

僕がイメージしていたお菓子工場とは全然違う。
もっと商品がむき出しで、多くの人が作業していると思っていたが、
最新の設備で計算尽くされたオペレーション。
当たり前だが工場内は撮影禁止。
見学者だけの特典。
出来立てのブラックサンダーの試食もさせてもらい、いい勉強になった。

sakon16106

その後は河合社長の講演。
ブラックサンダーの成功秘話から河合社長の事業に賭ける思いを語ってもらった。
何事もまずは気持ち。
それを持ち続けることで道は開ける。
簡単そうで難しいのがこの継続。
そして、業績が良くなるためには家族を大切にすることが必須。
素直に反省します・・・(苦笑)。

社員食堂の昼食を頂き、最後は工場をバックに記念撮影。

sakon16107

直営店で限定品も買物させてもらった。

sakon16108

そして、のんほいパークへ移動。
豊橋を代表するレジャー施設。
目的はここのサーキットでレースをすること。

僕が所属する西川塾には元F1ドライバーの山本左近さんも塾生として名を連ねる。
今はさわらび会福祉村の統括本部長として事業の運営に携わる。
この福祉村がほんと凄い。

オフィスの移転に悩んでいた自分がとても小さく見える。
いかにちっぽけなことで悩んでいるんだ・・・。
と改めて反省。

昨年もお邪魔させてもらい、今回は2度目。
その時のブログがこちら
今回も福祉村の見学に伺ったが、ブログでは文章量の関係上、ほとんど割愛。
同じ塾生仲間の堀資材 堀社長のブログを参考にしてもらいたい(笑)。

sakon16105

今回も左近さんの想いを聞いたのだが、どんどん立派になっていくのが強く印象に残った。

話は戻り、カートレース。
このサーキットは左近さんが監修する本格的なコース。
今回はありがたいことに参加者全員が左近さんとレースをすることが出来る。

sakon16101

僕は4レース目だったので、しばらくは他のレースを見ていたのだが、
そのレベル差は一目瞭然。
その颯爽とした走りは感動もの。

sakon16104

いよいよ僕の番。
まずは2周練習をして、その後5周を走り順位を競う。
レース前に走行方法を本人から聞き、他のカートにぶつからない様に注意を受けたのだが、
僕はピッチに出るスタート段階で左近さんに衝突。

さすがの左近さんも瞬間的に怒っていた(笑)。
すいません・・・。

2周回り、いよいよ本格レース。
僕は最前列に並び左近さんに抜かれるのを防ぐ立場なのだが、
スタートした瞬間に追い抜かれ、あとは一度も絡むことなく5周が終了。
ずっと目の前を走る左近さんを眺めるだけだった。
う~む・・・。
まあ、そんなもんですね・・・。

全体での表彰式。
一位はブログの写真の提供もしてくれる吉川さん。

sakon16103

直筆のサインももらっていた。
僕のラップは全体で8位と可もなく不可もない順位。
迫力もありかなり刺激的だった。

最後は全員で集合写真。

sakon16102

女子レースはほとんど徐行だったな・・・(笑)。

これだけ見てると遊んでいるように思われるかもしれないが、
これも立派な大人の研修。
楽しみながら、いい勉強になった。

太田班のみなさん、ありがとうございました。

プレゼン伝え方のルール

pure16101

著者の森本曜子さんから頂いた本書(間接的ではあるが・・・)。
名古屋では有名な方でラジオのパーソナリティを長く務められている。
僕も20代の頃は森本さんが出演する番組をよく聞いていた。

前社長と懇意にされており、
イベントのMCをお願いしたり、食事会でもご一緒したりした。
僕の時代になってから、すっかり若手のパーソナリティに目が移ってしまい、
(本当にすみません・・・)
ご無沙汰状態。

この度、本書を出版されたことでお祝いの一言でも言わなければならないが、
それもワザとらしいので、このブログでお祝いを含めコメントを述べさせてもらう。

今回は出版、おめでとうございます。
とても読みやすく分かりやすい内容でした。

これはお世辞でも何でもなく、僕が感じたこと。
森本さんのこれまでの経験から得た知識やスキルをこの本書で披露されている。
また、最近はプレゼンテーションの講師としても活躍されており、
そこでのノウハウも提供されている。

特別難しいことは書かれていない。
基本に忠実。
特に初心者は本書に書かれたことをそのまま実践すれば、
上手くいくことは間違いない。

僕自身、いろんな場でプレゼンしたり、講演させてもらう機会は多い。
偉そうに言って恐縮だが、僕が講演をする際、
注意すべき個所がそのまま取り上げられている感じだ。
それに加え、今後役立ちそうな点も多い。
今月末、部下の結婚式で主賓のスピーチをするが、すぐに使えそう。
タイミングとしてもとてもありがたい。

最近はパワポを使っての講演がほとんどだが、パワポを使うことで原稿を書く必要性がなくなった。
元々、原稿は書かず(デビュー当時は作ってました・・・笑)、
要点だけ頭の中に叩き込んで本番に臨むわけだが、
森本さんの勧める原稿の作成方法は参考になった。

①声を出してしゃべりながら書く
②センテンスを短くする
③接続詞をあまり使わない
④プレゼンの頭とお尻だけを暗記する
⑤大事なことは2~3回繰り返して言う

これは原稿を作る作らないに限らず、意識しなければならない。
名大社で外部から講演依頼を受ける場合、僕が登壇するケースが多い。
レベルはともかく数だけはこなしてる。
しかし、いつまでも僕が中心なのもいかがなものか。
そろそろ次にバトンタッチをせねば・・・。
そのためには本書を読んでから始めてもらう必要がありそうだ。

食べ物のはなし 特別編 近江牛すきやき御膳

番外編や特別編ばかり続きます。
一部、読者からクレームが入ったりしますが、
これも人気食べ物ブロガーとしての視野を広げる行動と理解してください。
今回は番外編でなく特別編。
その違いは明確になっていませんが、じっくり読んで頂くと分かります。

今回は近江八幡市に行ってきました。
近江八幡といえば近江牛。日本の三大和牛の一つと言われています。
飛騨牛や松坂牛はどうなんでしょうか?
そのあたりは師匠が教えてくれると思います。

観光名所でもある八幡掘から徒歩5分ちょっとのところにある
「まるたけ 近江 西川 」さんに行ってきました。
創業70年の老舗で店外には多くの方が並んでいました。

食べ物ブロガーはその知名度を生かして、片手をあげ、すんなり入ります。
(ウソです・・・。)
浮ついていたせいかお店の写真を撮るのを忘れました。
1階が精肉店とレストラン。2階は団体向けに作られています。

この日は腹ペコ集団が一緒でした。
一人でのんびり味わう訳にはいきません。
それでも井之頭さんのような雰囲気を漂わせないといけません。
かなり難易度の高い食事です。
しかし、そこは深く考えています。
団体であってもおひとり感が伝わるオーダーをしました。

近江牛すきやき御膳 3500円

vo16101-1

 

vo16101-10

これに小鉢、付だし、御飯、赤だし、香の物が付きます。

vo16101-2

vo16101-7

そして、もちろんビールはご当地です。
向かいのオッサンが
「近江牛を前提に作ってあるんだよ。」
誇らしげに言ってましたが、多分デタラメです(笑)。
ちょっと濃い目な感じです。

一人鍋がグツグツと音を立てます。

vo16101-5

湯気と共に、いい香りが沸きあがり食欲をそそります。
その時です。
肝心なことを思い出しました。
これを出さないと師匠に叱られます。

oumi16101-2

oumi16101-1
食べ物ブログでは初登場の画像です。
なかなか食すことのできない近江牛なので、人間火力発電所は登場しません。

「美味い、美味い、これはいいぞ!」
どんどん一人鍋の中味が減っていきます。

周りを見渡しお肉の追加をします。
腹ペコ集団を横目に見ると、まるで焼肉食べ放題のように近江牛を食べていきます。
追加した近江牛も瞬く間になくなります。

「これはまずい。とんでもないことになるぞ・・・。」
すかさず野菜盛りを大量に注文します。
そして、ご飯もお櫃でもらいます。

「若者は野菜とメシを食べなさい。」
人気食べ物ブロガーの顔はどこかに飛んで行ってしまったようです。
すぐに頭の中でパチパチと計算するケチケチ経営者になっていました。

八幡掘を眺めながら、しんみりとひとり呟きます。

vo16101-8

「もっと大きな人間にならなきゃいかん。まだまだオレも半人前だな・・・。」
素直に反省する食べ物ブロガーでした。

来週は円頓寺シリーズに戻ります。
ごちそうさまでした。

THE CREATIVE CHALLENGEはこれからも続く

「THE CREATIVE CHALLENGE」とは中日新聞社と名大社で提供する短期のインターンシップ企画。
パフさんの企画する「100×10チャレンジ」をモデルに作り替えさせてもらった。
最近、うちの若手はこの”ザ クリエイティブ チャレンジ”を略して「クリチャリ」と呼んでいる。
まあ、悪くはない(笑)。

1か月間に亘る企画で、週1回ホームルームを行い、
社会人としてのマナーから業界研究、取材方法、プレゼンのノウハウを学ぶ。
それを基に企業へ取材に出向かい、企業の魅力をリサーチしプレゼン資料にまとめ発表。
第一期生がこの一連の流れを経験し、先週で終了。

12日(水)に中日新聞社で参加学生の発表会が行われた。
僕は審査員の一人として参加の予定だったが、それだけでは終わらせてもらえなかった。
責任者という立場もあり、学生を表彰する役が急きょ回ってきた。
それも当日に・・・。

一番評価の高いチームを表彰するわけだが、その表彰状に署名をしろという。
「印刷でいいだろ!」と抵抗するも誰も許してくれなかった。
下手だから嫌なんだ・・・。

cc16101-1

表彰状と修了証書にせっせと署名し、発表会に臨んだ。

今回は4チーム10名の発表。取材先のクライアントにも出席してもらい、
学生のプレゼンを聞いてもらう。

cc16101-3

どのチームも個性的でかなりの努力の跡が見られた。
クライアントの担当者にも挨拶をさせてもらったのだが、異口同音にこの企画の高い評価を頂いた。
何より学生が社会や企業と接することで、価値観が広がっていくのが素晴らしい。
初めてづくしで大変な面も多かったとは思うが、確実に成長に繋がっただろう。

審査員チームも順番に講評。

cc16101-2

どこかで見たことのある某社長も(笑)、
学生に温かい言葉と厳しい言葉と投げかけていた。

そして、表彰式。
一応、僕が読み上げ賞状を渡す。

cc16101-5

おめでとうございます!。
このチームには来年2月に行われる本戦にも参加してもらう。
発表会終了後は参加者全員で懇親会。

cc16102

二期生の学生や名大社の若手、内定者も一緒に語り合う。
残念ながらアルコールはなし。
当たり前ですね・・・。

最後に学生と参加企業とで記念写真。

cc16101-6

許可は取っていないが、許してくれますよね(笑)。
みんなのいい笑顔が印象的だった。

終了後、僕は某社長こと株式会社サンコー櫻山社長と反省しない反省会。
円頓寺方面に消えていった・・・。

cc16101-4

オリオンビールのクラフトビール。なかなかだ。

みなさん、お疲れ様でした。

そんな一服モードは瞬間に終わる。
今週からは第二期生の「THE CREATIVE CHALLENGE」がスタートする。
一体どんな出会いがあるだろう。
楽しみと不安が入り混じる一か月間になると思うが、貴重な体験をしてもらいたい。

ヴォーリズからの学び

昨日、一昨日は名大社の研修旅行。
充実した旅行だった。
詳細は月曜担当オクイ、火曜担当コジカがスタッフブログで書いてくれるので、
僕はあえて触れない。
ピンポイントでブログを書きたいと思う。

vo16101-9

今回の研修は以前から懇意にさせてもらっている近江兄弟社の薮さんのところにお邪魔するのが目的。
現在、薮さんはヴォーリズ記念館の館長として活躍され、
ヴォーリズ建築及びウィリアム・メレル・ヴォ―リズ氏の生き様を多く方に伝えている。
僕は情けない話だが、薮さんに伺うまではヴォーリズ氏のことは知らなかった。
う~ん、無知は罪だな・・・と改めて痛感。

昨年観た映画「繕い裁つ人」で登場する図書館もヴォーリズ建築であることを初めて知った。
あの映画のあの図書館は高貴な歴史を感じさせ、上品な雰囲気を漂わせていた。
そんな建築物が今も文化財として日本国内に残されている。

vo16102

その数117件。愛知県にも2ヶ所。
その一か所が東区になるのだが、うちの社員フワの住まいの隣に存在するのには驚いた(笑)。
世界は偶然で繋がっている・・・。

最近ではNHKの朝ドラや映画「少女」にも登場し、ヴォーリズブームが起きているようだ。
ヴォーリズ建築目的に来られる観光客も多い。
しかし、それはあくまでも結果として残っているだけ。

薮さんも言われていたが、「建物は目的ではなく手段」ということ。
建物の中で繰り広げられる様々な物語や醸成される文化が重要であって、
建物はそのために建築されたに過ぎない。

vo16101-3

ヴォーリズ記念館はじめ、ハイド記念館、旧八幡郵便局、
アンドリュース記念館を見学させてもらったが、純粋な目的を感じ取ることになった。
しかし、ひとつひとつの建物にヴォーリズ氏の考えが宿っている。

その中心地が近江八幡であり、近江兄弟社が会社のミッションとして伝承している。
地域との関わりについてもヴォーリズ氏の精神が浸透している。
薮さんはそのあたりのことを上手に名大社の事業と結び付けてくれた。

vo16101-4

クレドである「名大社way7つの約束」と関連付けた表現には感動してしまった。
全く異なる事業領域でも相通じる面が多分に存在する。
参加したうちの連中も納得感は高かったのではないだろうか。

写真はヴォーリズ氏の銅像。

vo16101-6

少女が花を渡している。
この花は近江兄弟社の社員さんが毎日差し替えているという。
厳密にいえば、長期連休の場合は難しいらしい(笑)。
だが、これも文化の表れのひとつ。

まだまだ書き足りないこともあるのだが、
コジカのブログと被ってしまうので、ここまでとしておきたい。

今回は大きな学びを頂いた。
薮さん、本当にありがとうございました。