これからも前向きに 名大社会長ブログ

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その17

お祭りもお盆も終わると円頓寺商店街も落ち着いてきます。
いつもの静かな雰囲気です。
さて、こんな日は何を食べればいいでしょうか?
頭を悩ませてると前日の夜の記憶が蘇ってきました。

前日の宴席では中トロがテーブルに並びました。
5切れの中トロに6名の仲間が群がります。
僕はカッコつけて「中トロなんて、いつも食べてるからいいよ。」
と見栄を張って遠慮しました。
本当は食べたくて食べたくて仕方がなかったのですが、カッコつけてしまったのです。
「あ~、食べたかったな~」
と思い出しながら歩いていくとお寿司屋さんが視界に入ってきました。

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円頓寺商店街の真ん中あたりにある「よしの寿司」さんに行ってきました。

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いかにも商店街にありそうなお寿司屋さんです。
いかにも歴史があり家族で営んでいそうなお寿司屋さんです。

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「おっ、ランチはちらし寿司か。なかなか、いいじゃないか。」
と呟きながら店内に入りました。
カウンターとテーブル席が2席、座敷1組が座れるこじんまりとしたお店です。
2階には宴会場がありそうなのもいかにもです。

お寿司屋さんらしい威勢のいい掛け声が聞こえてきます。
「え~と、ちらし寿司をください。」
あまり威勢の良くない声で注文します。
こんな場所で対抗してはいけません。静かな客を演じるのです。

ちらし寿司 800円

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いかにも商店街のお寿司屋さんが出しそうなちらしです。
最近はどか~んと海鮮が乗っかっているちらし寿司が多いですが、これが正統派なのです。
キュウリもシイタケもレンコンも入っています。
あまり好きではないですが桜でんぶも入っています。

「さてさて、中トロは入っているのかな?」
とすし桶を回しながら中味を見つめます。
当然ですが、中トロは入っていません。
鮪が一切れだけ堂々と入っているだけです。

「そりゃ、そうだわな。」
と微妙な名古屋弁で自分を納得させます。これで十分なのです。
やはり見栄は張るものではありません。
もっと正直になるべきとモーレツに反省したのでありました。

ごちそうさまでした。
円頓寺シリーズはいつまで続くのでしょうか。
来週も張り切って書くつもりです。

甲子園で運を使う。

昨日は夏休みをもらい中学の息子と一緒に小旅行。
夏の全国高校野球のベスト8の観戦がその目的。
何を隠そう僕も息子も甲子園デビュー。
僕が観たいこともあるが、毎日、野球部で汗を流す息子に見せてやりたかった。
期待に胸を膨らませつつ当日を迎える。

第一試合はあの清宮クンの早稲田実業。
これまでの試合はすべて午前7時には全席完売。
これはヤバいと思うものの天気予報は雨。
楽しみにしていた試合が中止になるとそれもヤバい。
せっかくの休みが台無しになる。
準備だけは万端にし、朝を迎えるも名古屋は大雨。
なんと普段利用している近鉄は不通。
「おいおい!」とボヤキながら地下鉄の駅まで嫁さんに送り届けてもらい名古屋駅に向かう。

始発の新幹線に乗り込み、いざ、甲子園へ。
幸い大阪に到着する頃には雨は上がっており、予定通り試合は行われそう。

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案の定、甲子園球場は人、人、人。
それでも内野席のチケットは間に合いそうで急いで行列に並ぶ。
あと30番目になりかけた時にアナウンスが流れる。

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「まもなく内野席のチケットが売り切れになります。売り切れの場合はご了承ください。」
「え~、行列でカウントしていたんじゃないの?」と思いつつも、そんな現実は甘くない。
いつ締め切られるか分からない状況。
ドギマギしながら順番を待つ。
そして、僕の前に並んでいた息子がチケットカウンターへ。
「大人2枚ください。」と言った瞬間にカウンターのカーテンが閉められた。

ギリギリセーフ。息子が2枚のチケットを受け取り内野席のチケットは完売。
ふ~っとの安堵のため息をつくと共に運の良さを感じた。
早速、3塁側の観客席へ。

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空いた席に着くとちょうど清宮クンがバッターボックスへ。
これまた運がいい。
早稲田実業×九州国際大付属の試合はワンサイドゲームの展開であったが見応えがあった。

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清宮クンのライナーに近いホームランも間近に観ることができた。
うん、運がいい。

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続けて第二試合。
東海大相模×花咲徳栄は手に汗握る好ゲーム。
そして、サヨナラヒットで幕を閉じる。劇的な幕切れ。

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こんな試合を観れるなんて、運がいい。
ここで甲子園球場を後にした。
結局、雨はほとんど降らず、逆に日差しが抑えられていたこともありとても過ごしやすかった。
息子と一緒に「オレたちは運がいいなあ~。やっぱ、日頃の行いがいいんだな・・。」
と勝手に頷き合う。

その後、吉本新喜劇でも観ようと難波まで出るが、さすがに当日のチケットは完売。

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難波から心斎橋に向かう商店街で男2人で串カツを食べる。

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少しブラブラした後にたこ焼きを食べる。

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典型的な大阪グルメの楽しみ方だが、たまにはこうして男2人で食べ歩くのもいい。
来年は受験生となると甲子園に出掛けるのも難しい。
高校生になれば親から離れ勝手に行動するだろう。
となると、息子と2人で甲子園に行くのも今回が最初で最後かもしれない。

昨日の試合で何を感じたかは本人次第。
試合に勝ち負けはつきもの。負けて泣いている選手も美しい。
一つひとつのプレーがどこまで本人に影響を与えたかは分からないが、
少しでも何かを感じてくれればいい。

昨日はあらゆる意味で運が良かった。
甲子園ですべての運を使ってしまうわけにはいかないが、いい一日であった。
感謝!

映画「HERO」

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何故だろう。TVドラマはほとんど観ないのに映画は観てしまう。
8年前の第一作も劇場で観た。
つい最近だと思っていたが、もうそんな年月が経過してるんだ。
キムタクも松たか子も当時に比べればかなり年は取っているはずだが、全くそれを感じさせない。
時間の経過も感じさせない。色褪せていない証。

しかし、映画を観る理由が見当たらない。
そもそも理由なんて必要ないかもしれなけど・・・。
自分の中で正義を求めているのかな(笑)。
そのまっすぐない生き方や行動に共感しているのは間違いない。
自分にない何かを感じようとしているともいえる。それが観た理由かな・・・。

シンプルでエンターテイメント性もあり、とても面白い映画だった。どんな人でも楽しめる。
と同時に何かが足りないとも思えた。
稚拙な表現でいえば、ピリピリとした緊張感。
TVと映画の大きな違いはそこではないか。
掛ける費用の大きさやスケールも違いだと思うのだが、まず基本はそこではないのか。
(あくまでも持論です)
TVドラマのスペシャル版を大きな画像で観ているような気がしてならない。
ドラマを映画化した宿命かもしれないが、そこが残念と感じるところ。
まあ、気楽な気持ちで観るのであれば、全然構わないとは思うけど。求めすぎなのかな・・・。

一方である種の期待もある。
8年ごとに続編が製作される映画は過去にないだろう。
それが実現されるとすれば新たな実験だ。
キムタクはファッションも髪型も変えずに続けることができるだろうか。
自分の方向性は変わらないだろうか。
権力に迎合することなく仕事をこなすことは可能だろうか。
もしシリーズ化されるのであれば、欠かさず観に行くだろう。

そんなことを考えているのは全国で僕だけかもしれないが、
それはフジテレビの今後を考えてもメリットのあること。
出演者を変えることなくチャレンジしてもらいたい。
と、また映画とは関係のないどうでもいいことばかり。

きっとこんな映画が邦画を元気にしてくれる。
いつまで上映されるかわからないが、まだ観ていない方はぜひ(笑)

映画「日本のいちばん長い日」

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人は忘れる。
いくら感動しても、多くの事を考えさせられても時間の経過と共に忘れてしまう。
特に僕のような凡人は何年かすればストーリーすら曖昧になってしまう。
一昨日ブログに書いた「ハゲタカ」のように何度も何度も観て、
頭の中に叩き込めば容易に忘れることも少ないが、それは簡単なことではない。

本作品も同じことが言えるだろう。
この映画を観て感じたことがずっと保たれればいいのだろうが、きっとそうではない。
定期的に振り返る時間を持てば維持することは可能にはなると思う。それが普段の生活の中では難しい。
そもそも歴史を知らなすぎる。それは僕のこと。

8月6日に広島に原爆が落ちたとか、8月15日が終戦記念日だとか、点の事実は知っている。
全体的な線をどこまで知っているかといえば、有識者に言わせればゼロに近い。
そんな者が過去や未来を語るのは失礼なような気がしてならない。
自分での判断材料が曖昧なうちは多くを語ってはいけない気がしてならない。
映画を観ながら、改めてそんなことを感じた。

本作に登場する人物で悪人は一人もいない。
クーデターを起こそうとした陸軍少佐にしてもそう。国を想えばこそ。
そこにはエゴはあったかと思うが、ストレートな気持ちは与えられてきた環境の中で醸成されてきたこと。それを完全否定するのは正しいとはいえないのじゃないか。

最近低迷する松竹が、この時期にこのような映画を製作し公開する勇気は素晴らしいと思う。
商業的な打算もあろうが、
お盆名物「寅さん」シリーズがなくなった今、メッセージは発せねばならない。
日本映画の大切なものを守ってもらいたい。

いつものようにこのブログでは面白いか、つまらないか、
観るべきか、そうでないかはさっぱり分からないと思う。
まあ、それは個々に感じてもらえればいい。

直近の課題ばかりに目を向けている自分に反省。
もっと広い視点を持ち生活することが必要。
もっと歴史を学ばないといけない。

8月15日に相応しいブログとは思えないが、ご容赦いただきたい。

映画「この国の空」

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これは恋愛映画だろうか、エロ映画だろうか、反戦映画だろうか。
すっかり感性を失くしてしまった僕にはこの映画のジャンルを分けることができない。
どこのポイントに置けばいいのか迷ってしまうのだ。
昭和30~40年代の製作を思い起こさせる映像と台詞回し。そして、長回しの撮影。

主役二階堂ふみさんの汗、ラストシーンのアップになるストップモーション。
「スティング」じゃないんだし・・・。
エンディングロールのセリフは今も耳から離れない。

他に印象的なのは、長谷川博己の舌。工藤夕貴の腋毛。
これだけ見れば、エロティックでしかない。
静かに流れる映画の中にドキッとさせるシーンが数々と含まれる。
観客を隠微な世界に誘うのだ。
もちろん戦争に悲惨さも伝わってはくる。

これはおススメすべきがそうでないか迷ってしまう。
奥深い女性のいやらしさ、恐ろしさを描かせたら脚本家荒井晴彦氏は突出しているのか。

久しぶり荒井作品を観たが、以前の作品でも女性を特徴的に描く映画が多い。
薬師丸ひろ子の「Wの悲劇」は傑作だと思うが、あとは男が翻弄される映画ばかり。
「遠雷」「恋人たちの時刻」「ヴァイブレータ」・・・。
男性脚本家だからこそ、男に過ちを犯してしまうような台詞を吐かせてしまうのだろう。
つくづく女性は怖い。

その象徴が二階堂ふみさんの表情。愛が深まるとともに恐ろしさが増していくようで・・・。
NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」での淀殿役も嫌われる女性として存在感があった。
決して美人とは言えないが(スミマセン)、将来楽しみな女優さんだ。

それにしても僕が若いころ好きだった「さびしんぼう」の富田靖子(昔、握手会に行った)も
「台風クラブ」の工藤夕貴(そう好きでもないか・・・)も年を取った。
昔のアイドルさは全く感じさせない演技。
これもまたいいのだろう。

結局、このブログを読んだところで、何ひとつ参考にならないが、
終戦記念日を迎える前日としては相応しいブログ。
この作品のストーリーは8月14日で終了しているし。

さて、その翌日までを描いた「日本のいちばん長い日」を観に行ってくるかな・・・。

ハゲタカ外伝 スパイラル

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ハゲタカフリークのお肉屋さんが言った。
「芝野健夫は全く仕事をしていない。西乃屋も支援しなかったし、
入札も途中で投げ出したし、大空電機でも時間をくれと言っただけ。
何にもしていない。酷いヤツだ!」
こんな表現だったかは忘れたが、ドラマ「ハゲタカ」上映会をやっていた頃、
このような非難を口癖のように言っていた。

これはNHKのドラマの話。
ドラマを知らない方は全く意味不明だろうが、確かに納得できる面は多い。
柴田恭平氏が演じた芝野健夫は重要な場面に絡んで、いつも正論を吐いていたが、
結局、主人公の鷲津政彦に責任を負わせるばかりで、本人はいてもいなくても情勢は変わらなかった。
ちょっと言い過ぎか・・・。
あくまでもお肉屋さんの表現を借りればである。

そんな会話が著者である真山仁氏に伝わったかどうかは不明だが、本書の主役は芝野健夫。
きっと痛烈な批判に対し、対抗するために本書を書きあげたといってもウソではないだろう。
いや完全なウソか・・・(笑)。

ここでは芝野氏失くしてはストーリーが成り立たない。
完全な主役として体を張り活躍をしている。

タイトルを見ただけで、中味を全く確認せず購入し、
読み進めていくうちにようやく理解したのだが、
これまでのハゲタカシリーズの主人公であった鷲津政彦はほとんど登場しない。

大好きな女優さんが友情出演で瞬間的に映画に出ているようなもの。
予告編ではいかにも重要な役どころとして期待させるが、本編ではほんの一瞬しか登場しない。
大袈裟な表現だが、そんな感じじゃないかな・・・。

本書では姑息で卑しい銀行員が肝心な役割を担うので、
読んでいるうちに池井戸作品をイメージさせてしまう。
半沢直樹が登場してくるんじゃないかと思わせてしまう。
町工場が舞台なのもその理由かも・・・。

前作「グリード」をほとんど忘れてしまったので(苦笑)、
僕の中でドラマの構成が上手く結びつかなかったが、
同じタイミングで読むとこの小説をより楽しめるだろう。
逆に鷲津ファンや反芝野派には物足りないかもしれない。
反芝野派はお肉屋さん以外にいるのかな?

振り返ってみたら、今年初めて読む小説。
ビジネス書がほとんどというつまらない選択していた。
話題の芥川賞作品を読むかどうかは別にして、もう少し小説を読む機会を作ってもいいかもしれない。
小説と言ってもビジネス系ばかりになっちゃうだろうが・・・。

食べ物のはなし 夏休み特別編

今日から会社は夏休みになります。
12日~16日の5日間は全社一斉のお休みです。
その他に自由に2日間取得できるのが会社の規定です。
9連休も可能になれば、オンシーズンを外し旅行に行くこともできます。
なんて素晴らしい会社でしょうか。
みんなはどんな過ごし方をしているのでしょうか。

僕には大した計画もありませんので、食べ物ブログも続けられます。
せっかく夏休みに入ったので、今回は円頓寺シリーズを離れ、特別編をお送りします。
自分の持っている力を最大限にしてこのブログへ注ぎ込みます。
ヒューヒュー・・・。
周辺から歓声が届きそうな気配です。

果たしてその期待に応えられるでしょうか・・・。

休日は嫁さんと2人で食事に出掛けることが結構あります。
子供たちにそれぞれ予定が入り2人しかいないという単純な理由です。
行く場所はもっぱら近くのラーメン屋さんです。
餃子も頼んだりします。嫁さんのご機嫌がいいとどさくさに紛れビールも頼んでしまいます。

2人でラーメン屋さんに行くと本能的に辛いラーメンを頼んでしまいます。
理由は定かではありませんが、体が危険を察するようです。
カウンターに並んで座り、当たり障りのない会話をします。
時々、厳しいツッコミが入ります。
そのツッコミの答えに窮すると汗をかいてしまいます。
明らかに動揺が隠せない汗です。

それをごまかすために辛いラーメンを頼んでいるようです。
半端なく汗をかきます。夏でも冬でも関係ありません。

これが最近、行った近所のラーメン屋さんです。

新京さんのベトコンラーメン

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四川さんの四川ラーメン

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福林さんのにんにくラーメン

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本丸亭さんの台湾まぜそば

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ぎんやさんの台湾まぜそば

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一番最近は少し前に移転してきた「たご」さんです。
いやあ~、これは美味しかった。
塩・台湾ラーメン

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間違いなく大汗です。
これでどんなツッコミもごまかすことができます。
冷や汗なんてなにも分かりません。完璧な状態を作っています。

嫁さんと一緒じゃない時は辛くないラーメンを食べます。
萬珍軒さんの卵とじラーメン。

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無理やりに同行者を誘い、〆のラーメンにします。落ち着ける瞬間です。

中川区周辺の豪華ラーメン特集。これで夏休み特別編も終わります。
来週は再び円頓寺に戻ります。
この夏休み期間は汗をかかないことを祈ります。

ごちそうさまでした。

いい会社をつくりましょう

一昨日(8日)の土曜日は盟友櫻山さんが代表を務める中部経営塾の8月例会に参加。

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今回は伊那食品工業株式会社の専務取締役塚越英弘氏の講演を拝聴した。
伊那食品さんといえば、我々経営者の中では知らない者はいない。
全国から企業視察に訪れることは有名でマスコミにもよく取り上げられる超優良企業。

残念ながら僕は一度も見学にお邪魔したことはない。
その時点で勉強が足りないと思われるくらい僕の周りでも多くの仲間がすでに訪れている。
ついでに言えば、塚本会長の著書も一度も読んだことがない。不届き者ですね。

タイトルにある「いい会社をつくりましょう~たくましく そして やさしく」は社是。
それは、皆(社員)が幸せになることを意味する。
売上や利益は手段にすぎず、あくまでも目的は社員が幸せになること。
できているかはともかく、僕が一番大切にしたいことでもある。
幸せに働ける環境を作ることが最大の役割だと考える。

しかし、売上や利益目標のない伊那食品さんとは異なり、バリバリに売上目標、
数字目標を持っている点では社員の幸せを目的にしているとは言えないのかもしれない。
塚本専務の講演を伺いながら、その徹底ぶりに感服するとともに自分の未熟さを痛感した。
利益ウンチ論もそう。健全に仕事をしていれば利益なんて自然に出るもの。

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そこに目標と立てる必要はない。
言われることは納得できるが、いざ、自分の中に落とし込み、実践を考えるとそれは相当難しい。
頭で理解できても行動に移すのは容易ではない。
実践するにしても時間をかけて行わないと裏目に出ることも考えられる。
年輪経営の意味合いはこんなところにも表れているのではないだろうか。

伊那食品さんが大切にしていることの一つに「みんなでやる」ことが挙げられる。
お祭りも社員旅行もラジオ体操も掃除も全員でおこなう。休憩も全員一緒にとる。
立場を同じにすることが重要。
もしかしたらその点はうちの会社も近いのかもしれない。

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常に全員参加を意識するのは会社の一体感を醸成するだけでなく、
立場を同じにすることで気づきや考える場を自然と作ることにもなる。
なるほどと感心させられた。
塚本専務の講演は今後の自社の活かし方に大いに参考になった。感謝!

今回の講演には名大社の中堅メンバーも自主的に参加。
ここで嬉しかったのが、質疑応答の時間に真っ先に手を挙げ質問をしたこと。
まずはニムラが質問し、そのあとケンジが続いた。
質問内容も自分の課題と照らし合わせていたようで良かった。
部下が先に質問したため「これはマズい」と思い、慌てて質問した僕が一番レベルが低いようだ(笑)。
このような勉強会を通して自分自身の成長に繋げてほしい。

講演終了後は懇親会。毎度のことながら、飲みすぎてしまった。
二次会は初めてお邪魔する「KAWABUN THE BAR」。

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会社に近いのだが、これまで縁がなかった。これもありがたいこと。
瞬く間に時間は過ぎていったが、学びの多い一日だった。

ありがとうございました。
2年に1回の社員旅行なんてセコイことは言わず、毎年、企画してみるかな・・・(笑)。

「バブル組」が拓く新たな働き方

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今週の日経ビジネスの特集は『社畜卒業宣言~「バブル組」が拓く新たな働き方』。
なんだこのタイトルは!と憤りを感じつつ(笑)、つい購入してしまった。
バブル世代の一人としてはこんなタイトルをつけられ見過ごすわけにはいかない。
どこに行ってもバブル世代の評判はイマイチ。
あまり芳しくない。

今の「ゆとり世代」が当の本人たちの意思とは別に評価が低いように、我々「バブル世代」も同様。
世の中の浮ついた世界を経験しているだけいいのかもしれないが、
世間一般に評価されることは少ない。
今回の特集でもポジティブな記事もあるが、総じてマイナス面が多い。

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この年表なんて悲しい限りじゃないか。
まるで世の中のお荷物のような扱い。トホホ・・・。

確かに時代に翻弄されているのも事実だし、
バブル崩壊やリーマンショックの中心にいたのも僕らの世代かもしれない。
僕も今年で社会人27年目、いろんな経験をさせてもらった。

振り返れば辛いことも多かったが、今思えばいい経験だ。
リーマンショックがなければ、今の僕は存在していないと思う。
間違いなく社長ではないだろうし、名大社を辞めていたかもかもしれない。
路頭を彷徨っている可能性もある。
そこも含め、すべてを受け入れることが必要。
厳しい時も向き合っていくしかない。
その中で僕は運が良かっただけ・・・。

だからこそ思う。
団塊世代でも、バブル世代でも、ゆとり、さとり世代でもいろんな言い分はある。
全部認めた上で前に進むしかない。
社畜のままでいようが卒業しようが本人次第。
それでもバブル世代には奮闘してもらいたいのだが・・・。

この特集には「売れるバブル」と「余るバブル」の境界線が書かれている。
売れるバブル入社組は、
□オーナー経営者の意思決定やスピード感についていくことができる
□業種が違っても、自分の経験との共通項を見つけて楽しむことができる
□給与の減少や地方勤務をある程度、受け入れることができる
□電話やSNSですぐに連絡が取れる仕事仲間のネットワークがある
□昔の会社の話をしない

これがポイント。
まあ、当たり前と言えば当たり前。
(自分のことは棚に上げています・・・笑)

40代後半だろうが50代前半だろうが、年を取った発言はしてはいられないということ。
自戒も含め、新たな可能性を模索していくしかない。
今日も一日、ガンバリまっせ!

「全員経営」を読む

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うちの会社では「全員参加」というワードをよく使う。
このワードは僕が代表に就任する前からずっと言われてきたこと。
会社のメンバー全員がその業務に取り組み、全員で仕事を仕上げていくことをいう。
新人もベテランも関係なく、全員が主体的に行動することに重きを置く。
「全員参加」という言葉は僕もいろんな場で頻繁に使用するので、自ずと意識が高まらざるを得ない。

本書「全員経営」も言い換えれば、同じようなことに思える。
全員がCEOになり業務に取り組む。そこまで大袈裟ではないが、
その当事者意識は会社にとってプラスに働く。
本書では再建を果たしたJALやヤマト運輸、
セブン&アイ・ホールディングスなどを実例にその必要性を説いている。
このような大手企業の取り組みも十分参考にはなるのだが、
自社に当てはめようと規模感の違いから、どうしてもイメージできない。

それは僕の読解力の問題もあるのだが(苦笑)、
むしろ後半に紹介された中堅・中小企業5社の共通性が参考になった。
伊那食品工業やメガネ21、未来工業などはビジネス誌などで多く紹介されているため、
新鮮さがあるとは言い難いが、各社の共通性やその取り組みは自社への落とし込みも
十分可能ではないかと思わせてくれた。

何が共通感覚かを問うとき、人間としての「生き方」が問われます。
その意味で、コモンセンスの経営は「生き方の経営」「存在論の経営」でもあります。
一方、アングロサクソン型の経営は利益が目的化し、存在論は問いません。
だから、ルールによるコンプライアンスが必要となる。
(略)
コモンセンスの経営はコンプライアンスを必要としない。
一人ひとりの実践知を育成していくためにも、
私たちはもう一度、共通感覚としてのコモンセンスの大切さを認識すべきではないでしょうか。

このくだりが僕には一番印象的であった。
確かにコンプライアンスは重要。今の会社経営の中でそこを無視して業務を進めることはない。
しかし、そこばかり注意しているとどんどん会社がつまらなくなっていく。
遊びの幅も失われてしまう。
それでは働く社員にとっての「いい会社」を作ることは難しい。
自分の給与を上げるためだけに仕事をしているわけではないのだから・・・。

僕がどこまで「型破り」なことができるかはわからない。
むしろ、それほど大層な事はできない。
だが、「いい会社」(この定義は明確にするとして)を作ることを目的として、
全員参加で進めていきたい。

何となくチープな表現になってしまったが、本書を読み、改めてそう感じた。