これからも前向きに 名大社会長ブログ

経営者の責任

普段、平日はほとんどテレビを観ない。
家にいないのが大きな理由だが(笑)、これを観たいという欲求がないのも事実。
そんな中、一昨日、放送された「ガイアの夜明け」は興味をそそられ観ることにした。

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「プロ経営者は会社を変えるか?」というタイトルで、
玩具メーカー”タカラトミー”と地方の中小企業”天竜精機”を取り上げていた。
共に後継者問題に悩む企業が外部から人材を招へいし経営を任せるというもの。
各々環境や立場は異なるが、プロ経営者として手腕を発揮していくストーリー。

なんとなく欧米のドラスティックな経営手法を取り入れるイメージもあるがそんなことはなく、
日本従来の従業員や組織を大切にし会社を前進させていく。
当初、疑心暗示に感じる面もあったが、
社内でのコミュニケーションの場を見ていくうちに納得感の強いものへと変わっていった。

同族企業であれば創業家の後継者、
非同族企業であれば生え抜きの社員が経営を任されるのが理想だと思う。
それが会社の理念や文化を継続する大切な要素。
しかし、それはあくまでも理想。理想と現実は異なる。

現実的には外部からプロ経営者を招くことも必要だし、
今後はその数は間違いなく増えていくだろう。
僕個人としては、社内で育成していく考えは変わらない。
僕のレベルの問題もあるが、後継者を育てられるかが大きな仕事になる。
できてもできなくても経営者の責任であるのは間違いない。
仮に外部のプロに経営を任せるような場合、
オーナー、トップとして一抹の寂しさもあるだろうがその現実を受け止めねばならない。
と思うと社内体制を整え、育成を強化しなきゃいけない。

社内でプロパー社員を育成することは重要だが、それはいいことばかりではない。
内向きの組織になってしまうととんでもない方向にいってしまう。
毎日のように新聞を賑やかす東芝の不正問題。
完全に内向きで自己保身にしか走っていないように感じる。
利益を上げることを追求したと言えばカッコいいが、それは自分をよく見せたいだけ。
自分が経営を任される2期4年かどうかは知らないが、そこしか見えてないように写る。
会社の評価よりも自分の評価しか気にしていないように思われる。

利益を上げられないのも経営者の責任。
そこを素直に認められないのは、そもそもヒューマンスキルに欠けるのではないか。
東芝のような超大手企業で、優秀な人材の集まりなはずなのにこんなことになってしまうとは・・・。
エリートだからプライドが高すぎるのか。
だったら、エリートである必要はないな。
プライドはもっと別の場所にあるはずだし・・・。
と思ってしまう。

経営者の責任って、なんだ?
責任を取って辞任することは最終手段だが、そんなことだけではないはず。

常に経営者の責任を考えながら、日々過ごさねばならない。
番組やニュースを見ながら、ふとそんなことを考えてしまった。

食べ物のはなし 番外編 スッポンラーメン

理由はよく分かりませんが、一年に1回、一宮へ遠征する食事会があります。
愛知県を牛耳る女帝の接待があるのです。
これは愚か者名古屋本部の最大ミッション。
本部長、副本部長のツートップで重責を担います。
愛知県の平和を守らなければなりません。

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そのためには女帝をおもてなししご機嫌を損ねないようにします。
女帝の隣で緊張感一杯の棒立ち状態ですが、これも重要な仕事なのです。
身長は僕と変わりません。175センチover?

一通りの接待の後、〆は決まっています。
一宮駅北口にある「すっぽん道楽」さんへ行ってきました。
こちらはスッポンの専門店。愛知県では珍しいスッポンラーメンのお店です。

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昨年も同じ時期にお邪魔し、その時は酔った勢いで
ロイヤルスッポンラーメン(3500円)を注文してしまいました。
初めてスッポン生血を飲みました。味については覚えていません。
とても元気になったような気がします。
肌もスベスベになったような気もします。

しかし、翌日は反省一色です。
「ラーメン1杯、3500円か・・・。嫁さんが知ったら怒るだろうなあ~」と悔やみきれません。
そのため今年はお店に入る前から強い意志で臨むことにしました。
「どれだけおだてられても、恫喝されても意志は曲げないぞ!」
誰にも気づかれないように呟きます。

ビールと餃子でジャブだけは打って、相手の様子を伺います。
安心を与えた段階で「すいません。スッポンラーメンを下さい。」
とキッパリ力強く注文します。

スッポンラーメン(700円)

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昨年は食べきれないくらいの肉が入っていたような気がしますが、今年はシンプルです。
「そう、これこれ。〆のラーメンだから、これでいいんだ。」
と女帝の顔色を伺いながらも、一人で納得します。

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水槽で泳ぐスッポンはちょっと物足りなそうな視線を送っていましたが気にしません。
女帝は満足気です。
同席している副本部長もホッとした表情を浮かべています。
どうやらこれで今年のミッションは無事に終わりそうです。
愛知県の平和が一年は保たれます。

緊張から解き放たれた安堵感と疲労感からか、帰りの電車は寝てしまいました。
名古屋駅で女帝が起こしてくれました。

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持参した傘で突いてくれたようです。
恐ろしいばかりではありません。
この時は天使に思えました。

ごちそうさまでした。
来週は円頓寺に戻ります。

若手社員が育たない。

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前作「就活エリートの迷走」は理想と現実のギャップを描いた読み応えのある作品だった。
時代は当時から4年以上経過。
一見、何も変わらないように思えるが、
外部環境と共に少しずつ形を変えながらも変化している。
大雑把な若手の捉え方をすれば、今も4年前も変わらないという認識になるとは思うが・・・・。
現実は目に見えない変化であり、変化していない現実であったり。

何かとネガティブに捉えられる現代の若者だが、
著者は最も特異な傾向を示しているのはバブル世代という。
そう、僕の世代のことだ。

上司や先輩などに対して最も批判的なのも、愛社精神がもっとも低いのも、
職場での飲み会への参加意向がもっとも低いのも、バブル世代。

本書では、こう書かれている。
自分だけ捉えてみれば対象外だとは思うが、総じてその傾向があるのだろう。
事実、否定することもできない(笑)。

そのバブル世代が今の企業の中心にいるのも事実。
実際は蚊帳の外にいる連中も多いとは思うが、
40代後半から50代前半の企業人は一般的にみれば会社の中では一番責任が重くなる年齢だ。
ということは、イマドキの若者が育たないのは僕ら世代のせい?
これは少なからず言えることでもあるだろう。
しかし、今回はそこを言及するのではない。
責任逃れをするつもりはありませんので、ご安心を!

タイトルにある「若手社員が育たない。」とは僕は思わない。
どちらかと言えば「若手社員を育てられない。」の方が正しいのではないか。
日本が成熟期に入り、若者に貪欲さが減少しているのは事実。
しかし、それは彼らのせいではない。本書にも書かれているように

教育の変容による姿勢の変化がベースにあり、そこに社会への諦観、不信感、
リスク回避志向などが折り重なる形で、
まじめでおとなしい若手というニュータイプが生まれたのではないか。

就活生が大手指向であるのもこれが原因の一つと考えられる。
若手を育てようと思えば、そこを前提に考えねばならない。
これまでのマネジメントスタイルを上司が変えなければ何ともならない。
それができずに従来の方法に拘っていれば、結局、若者は育たないという結論に導かれる。

そして、本書のあとがきにも書かれていた通り、今後、求められるのは「人の温かなまなざし」。
できればそれを会社内で実施するのが理想。
それは若手を甘やかすことでも迎合することでもない。
厳しいことは厳しく、責任を問う時は責任を問う。
それを温かいまなざしで行うのだ。

少し前のスタッフブログで高井が「あったかい組織」について書いた。
それ以降、他のメンバーも「あったかい組織」について触れているが、
大きく端折って言えばそういうこと。
問題は常にこちら側と考えなければならない。

僕がどれだけできているかは問わないとして(苦笑)、それを心掛けながら若手を育成する。
それも直接、間接、関係なく全員で・・・。
そうすればきっと育つの僕は思うのだが、どうだろうか。

無事終了!FBセミナー

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昨日は名古屋で初めて開催したセミナー「長く繁栄する同族企業<ファミリービジネス>の条件」。
台風11号の影響があったにも関わらず、地元の経営者を中心に多くの方に参加頂き、
結果的には満員御礼の状態。
遠くは鳥取からわざわざ来て頂けた。
まずは主催者として、厚く御礼を申し上げたい。
ありがとうございました!

講師を務めて頂いた西川盛朗先生は交通網の混乱を回避するために前泊。
万全な態勢を整えて頂いたことにも感謝。
何より無事に終了することができ本当に良かった。
そのセミナーを簡単に説明するとこんな感じ。

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まずはタイトルにある内容の講演を90分。
現状のファミリービジネスが置かれた状態から、その強さと脆さを明確に分け、
今後の繁栄にどう繋げるかというもの。
三位一体経営(ビジネス、所有権、ファミリー)の重要性を語って頂いた。
その後、自社の現状を把握して頂くためのアセスメントを簡単に実施。
テーブル毎で情報共有しながらのワーク。
ちょっと宣伝気味に(笑)FBAAのDVDを流し、最後は質疑応答。

この質疑応答に45分ほど時間を使った。
直接、自社の課題を生々しく質問される姿は真剣そのもの。
はっきりとした回答は難しいとは思うが、西川先生は一つひとつの質問に親切に対応。
他社の課題を共有することは直接関係ない参加者としても勉強になったのではないだろうか。

セミナー終了後は懇親会。

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名大社としては珍しくコース料理の提供だったが、こちらも大いに盛り上がった。
僕はいろんな方と語り合いながら、いい感じで酔ってしまった。
疲れもあったとは思うが、心地よい酔いが体を覆っていた。
最後は定番のナモ締め。
本当はやるつもりはなかったが(笑)、つい調子に乗ってやってしまった。

西川先生も話をされていた通り、このファミリービジネスの研究やアドバイスはまだ始まったばかり。
正直なところ、僕自身も手探りな面もある。
昨日のセミナーについても、直接、多くの評価の声を頂いたが、反省点も多い。
まだまだこれから作り上げていかなればならない点も山ほどある。
しかし、関心の高さはヒシヒシと伝わってきたし、その必要性は十分伝わったと思う。
ひとまず無事に終了できたことは何より。

ご参加頂いたみなさま、
セミナーを支えてくれた名大社のスタッフに改めて感謝!
ありがとうございました。
そして、お疲れさまでした。

「職サークルシンポジウム」に行ってきた。

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昨日は東京。
午後からパートナー会社であるパフさんの「職サークルシンポジウム」に参加してきた。
パフといえば愚か者本部名誉本部長の釘崎氏が代表を務める会社で、
ほぼ毎日のように僕がバトルしている相手。
メチャクチャ仲がいいと言われることもあれば、醜い争いを絶えずしていると言われることもある。

その実態といえば、僕が尊敬すべき業界の大先輩。
我々採用支援をする業界の中で、学生を最も応援し、理想を大切にする会社。
今の就職環境を真正面から真摯に向き合い、
歯に衣着せぬ言葉でズバッと某団体に切り込むことも厭わない。
僕のレベルには程遠いことをやり遂げる企業なのだ。
そんな企業が主催するイベントに参加しないわけにはいかない。
いくら忙しくても、いくら暑くても参加するのがパートナーの役目というもの。

パフが提供するインターンシッププログラムは一般的なものとかなり趣向が異なる。
相当、手間がかかることを力を惜しむことなく注ぎ込む。
その姿が美しいと時々思う。
「100×10チャレンジ」というプログラムに参加した学生の意見を聞いてても、その違いを感じる。

そこで痛感したのは学生の成長。
多くの社会人と出会い、多くの企業を知ることは、単に就職活動の役に立つだけではない。
学生にとって未知の世界である社会を垣間見ることで自信と勇気に繋がるのだ。
特に参加前に自信のなかった学生の効果は大きかったよう。
第2部に行われた横浜国立大学の服部准教授の講演でも、定量的な面で検証されていた。

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1dayインターンシップでは学ぶことができない。
1週間のプログラムでは時間が掛かりすぎる。
など、今、インターンシップにおける問題をこの「100×10チャレンジ」は全て解決しているとも感じてしまった。

第3部に行われたパネルディスカッションも楽しませてもらった。
服部准教授、オリックス銀行採用責任者、マイナビ元編集長栗田氏、釘崎社長と立場の異なる方の
「よりよい就職と採用を考える」ディスカッションは本音が飛び交う魅力的な内容。
一般的にこのような場は建前論で過ぎていく場合が多いが、釘崎社長はそれを許さないようだ。

本当は僕らや一般の企業採用担当者だけでなく、
もっと国の偉い方に聞いてもらう方がいいのだろうけど、それだとお叱りをうけてしまうかも。
それだけ本質をついた鋭い発言も多かった。
ブログで明かすことができない内容もあるが、
こんな風に僕も強く発言ができる大人にならねばならない。
まだまだ顔色を窺う弱い人間ですね・・・(笑)。

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最後の執行役員吉川さんの話も感動した。
理想とする「職サークル」の姿はかっこよすぎる。

インターンシップや就職活動を通し、学生は大きく成長する。
企業は採用活動を通し、学生を育て、優秀者を作っていく。
それがお互いにとっていい循環になればいいし、その中で我々がどう”ハブ”として機能するかが重要。
貴重な時間を過ごさせてもらった。

 

 

今日のブログはちょっとパフさんや釘崎社長を持ち上げすぎのような気もするが、
たまには先輩を立てておくのも大事。
きっと昨日お邪魔したお店に新しいボトルも入れてくれたと思うし、
次回は豪勢な食事をご馳走してくれるだろう(笑)。

お疲れさまでした。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その14

この日は暑い日でした。おまけに前日のお酒も少々残っていました。
「こういう日はざる蕎麦か冷やし中華だな」
と独り言をつぶやきながら、円頓寺商店街を歩いていました。

どっちにしようか迷いながら、交差点に差し掛かる時、金色の織田信長像が僕に話しかけてきます。
「男がそんな食べ物でいいのか!勝負しろ!」
はっきりとした声が僕の耳元まで届いてきます。

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そういえば少し前にも信長公とやり合ったことを思い出しました。
先輩の忠告は聞かなければなりません。
そんな姿勢で臨まないと世の中で生き残ることは難しいんだと自分に言い聞かせ、
気持ちを切り替えるのです。そう、男らしくです。

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円頓寺本町の北側になる「ぼっち」さんに行ってきました。
このお店のランチは天ぷら丼と天盛弁当の2種類。

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他のメニューは一切ありません。
このシンプルさがいかにも男らしい。
「お~、なかなかやるじゃないか。」とつい水曜定番セリフが出てしまいます。
「天盛弁当をください!」
男らしいのは天ぷら丼と思わせておきながら、弁当を注文しました。
奇襲は必要です。相手の裏をかかなければ戦いに勝つことはできないのです。

天盛弁当(600円)

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「これで600円かあ~、なかなかやるじゃないか。」
プリプリのえびも2尾入っています。
かぼちゃ、さつまいも、なすなど野菜も一通りはいっています。
また、四角く盛り付けたご飯も男らしくでいいじゃないですか。
「これはいいぞ~。」とつぶやきながら男らしく掻き込みます。

お店はカウンターとテーブル2つしかなく12名くらいしかはいりません。
職人っぽいオヤジさんが一人でお店を切り盛りしています。
慌ただしく調理をしていますが、接客もきちんとした対応です。

「こんな店で夜一杯やるものいいなあ~」と思いを巡らせますが、お酒が置いてある気配がしません。
時折、開く冷蔵庫を覗き込みますが、350mmの缶ビールしか入っていません。
「ここは一体・・・?」と疑問を持ちながらお店を出ました。

入る時には気づきませんでしたが、こんな張り紙が貼ってあります。

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「昼だけの営業なのか。あのオヤジさんは夜は遊んでいるのか。う~ん、男らしい。」
と言葉を漏らしてしまいます。
僕もそんな生活になりたいものです。

ちょっと気になったことがありました。
もう一つのメニューの天ぷら丼は何が乗っているんだろうと気になってしまいました。
「もしかしたらえびが3尾乗っているのか、いや、イカが盛られているんじゃないか。」
と考え込んでしまいした。

「天ぷら丼の方がお得じゃないか、そっちにすればよかったかな。」
まったく男らしくない卑しい自分が出てしまいました。
もっと男らしい生き方をしなければなりません。
反省です。
ごちそうさまでした。

ちょっと寂しい・・・。

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バーゲンシーズンもすでに後半。
今年は特に欲しいものも見当たらず、
何も買わずにシーズンを過ごそうと思っていた矢先、ある文字が視界に入ってきた。
「完全閉店」という貼り紙がセールの文字と一緒に並んでいた。

ユニモール地下街にあるシャツ専門店「SCHIATTI white label」。
僕のお気に入りのお店だ。
通勤時とは反対側に面している店舗のため、閉店の事は全く知らなかった。
もしかしたらDMが送られていたのかもしれないが、気づかなかった。

今、僕が仕事用に着るシャツのほとんどはスキャッティ。
そんな表現をすると常連客と勘違いされそうだがそうでもない。
バーゲンシーズンや誕生日月の割引きで買うのがほとんどで、定価で購入することは稀。
あまり偉そうに言えるお客ではない。

しかし、僕はここのシャツが一番シックリくるし、デザインも好きだ。
長袖のシャツは袖の長さがブランドにより微妙に異なる。
これまでいろんなシャツを試してきたが、僕の袖の長さに一番フィットするのがスキャッティ。
収まり加減がちょうどいい。
ワイドスプレッドの襟の高さやデザインもお気に入り。日本製で縫製もしっかりしている。
FAIRFAXも鎌倉シャツもいいが、僕はここ。

夏場はスーパークールビズ状態なのでポロシャツが多いが、
それ以外の時期はワイドスプレッドのシャツを着ることが多い。
ノーネクタイの時もボタンダウンより僕はお洒落に思える。
とベタ褒めだが、ビジネスとして上手くいくかは別問題。

最近流行のノーアイロンのシャツは一枚もないはず。
綿100%にもこだわっていると思う。
僕はその方がいいのだが、マーケットがそっちに向いているとは限らない。
閉店するという現実は何らかの原因があるのだろう。消費財のビジネスも簡単ではない。

「閉店するんですか?」と店に入り愚問。店長さんに
「今月20日で完全閉店なんです。ちょくちょくご利用頂きながら、本当にすみません・・・。」
と謝られてしまった。
東海地区では百貨店かアウトレットショップしか買えないようだ。
普段のセールより割引率が高いのは嬉しいが、やはりお店がなくなってしまうのはちょっと寂しい。

今すぐ着ることはないが、いずれ必要性も出てくるので、何点か購入させてもらった。
僕と同じようなファンはいるだろう。
だが、少数のファンでお店を支えることはできない。
それも利益率の低いバーゲン時ばかりの利用客では・・・。

これまでお世話になりました。
またどこかでオープンされることを期待しています。
ありがとうございました。

京都の熱い一日

10日(金)は第8期ふるさと就職応援ネットワーク(Fネット)定期総会が京都で開催された。
気がつけばFネットも第8期。うちは第4期目からの加盟になるのでこれでようやく5年となる。
今や加盟会社は20社まで増え、全国から就職情報を提供する同業が集まり情報交換を行う。

入会当初は僕も緊張感たっぷりでおとなしくしていたと思うが(?)、
最近はすっかり馴染んでしまい好き勝手なことを言っているような気がする。
もし、ご迷惑をおかけしているようであれば、この場で謝っておこう。
スイマセン(笑)。

僕は2か月に1度開催される例会を楽しみにしている。
一つは各社の取り組みを聞くことで、自社へのサービスの参考とさせてもらえること。
ここからコラボの企画も生まれている。
もう一つは世代の近い経営者が集まり、お互いに腹を割り本音で会話をする。
硬い話も柔らかい話もである。
この関係性がたまらなく好きだ。大切な仲間である。

年に数回は地方に出向き、その土地を楽しみながら例会を開催。
今回は京都のOVOさんになったわけだ。
7月は年度代わりで平成26年度の総会も行われたため、
ほんのわずかな時間だが議事に則った固い話からスタート。
これも大切な内容だが、今回の議題の中心は共同事業について。

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いよいよ来年1月にそれが実現する。
2016年1月に「ふるさとキャリアミーティング」というUターン学生向けの合同説明会を
Fネット主催で開催する。
今回はその運用ルールや販売体制を確認するとともに全体の方向性をまとめ上げた。
各加盟会社の意気込みが十分伝わってきた。
いずれこのブログでも詳しく紹介することにはなるが楽しみな企画である。
瞬間的にライバル関係になるが、お互いに競い合いいいイベントにしたい。

例会は夕方まで。
全国から各地域の美味しいお土産も持参されるので、テーブルはこの通り。

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今回、僕はバタバタしていてすっかり忘れてしまった。
例会終了後は懇親会。これも大きな楽しみ。

今回は豚しゃぶ。食べきれないくらいボリュームがあった。

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だんだんみんなのペースも上がってくる。
漫才をやっているわけではありません(笑)。

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この日は祇園祭前日ということもあり大半のメンバーは宿泊。
僕は金曜・土曜とイベントであったため、最終の新幹線で帰る予定であった。

2次会は高瀬川沿いにある町家「京都鴨川倶楽部」。

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居心地がよく、いい気持ちで飲んでいるうちにすっかり時間が・・・。

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この後のことは多くは語れない。
素晴らしい京都の夜を堪能した。
熱くて暑い一日。
素敵な仲間と素敵な場所で素敵な時間を過ごす。

これを自社のサービスに活かすことが重要だが、こんな時間を共有できるのも感謝すべきこと。
次回の地方大会は福岡だろうか・・・。
まずは来年のイベントの成功に向け、名大社としても精力的に動いていきたい。

広告戦争

僕が名大社に入社して初めて受注した仕事はTVCM。
今から26年前に岐阜のゴルフ場から頂いたTVCMの仕事が社会人としてのデビュー。
何を言いたいのか。
ご存知のない方もあると思うので言い訳がましく言っておくが、名大社は一応、広告代理店。
一応という表現がその積極性のなさを表しているが、現在もわずかだがその仕事をしている。

既存のクライアントの継続的な仕事がほとんどのため、
新規の取り組みはしていないが、今もその役割もしっかりと担っている。
ただポジション的にいえば広告代理店というよりはクライアントの立場が強い。
広告展開の予算も僕が管理している。
その時々の状況を読みながら、媒体を選択し予算を割り振っている。

今回の週刊ダイヤモンドの特集は「広告戦争」。

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どちらかと言えばクライアント側としてこの特集を読ませてもらった。
これまでの広告の常識が通用しないのも事実。

名大社が提供する中途向けの「転職フェア」と新卒向け「企業展」。
同じ合同説明会であるが、その広告手法は全く異なる。
今でも「”企業展なら名大社”ってCM、よく見ますよ。」とたまに言われたりするが、
そんなCMはもう何年もやっていない。
人の印象は怖い。そのイメージがずっとついてるんですね(笑)。

転職フェアのCMは今週もかなりの量を流しているが、現在、学生向けはゼロ。
理由は明快。学生にTVCMが響かないからだ。
提供するコンテンツはさておき、以前に比べTVCMの広告効果は低いと言わざるを得ない。

今回の特集を読んでも、10~20代はテレビよりネットの接触時間の方が多い。
うちの高校生の娘もほとんどテレビは見ない。
学生に対してどうリーチするかは常に悩ましい問題なのだ。
我々同業者に限らず、10~20代をターゲットとしたクライアントは
効果的な広告メディアを探し続けることになるだろう。

そして、辿り着くのがネット。
そのネットも多種多様で、ほとんどテクノロジーの世界なので、
僕が1回読んだくらいでは理解できない(笑)。
真剣に向き合わないといけないけど・・・。
デジタル広告用語も覚えなきゃいけないし・・・。

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特集の中のヤフー友澤氏とグーグル小林氏のコメントは参考になった。
そうか、「テレビ7対デジタル3」が黄金比率なんだ。なるほどね。

名大社は小さい会社だが、事業を軌道に乗せるには一定の知名度、認知度が必要。
広告もターゲットを絞り込んでそこだけに集中させればいいわけではない。
広く認識してもらい、親しみを持ってもらうことも大切。
カッコよすぎてもダメなんだ(笑)。

これからの広告展開をどうしていくのか。
デジタル空間で大きな争いが起きる中、僕らもそれに向き合っていかねばならない。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その13

ついにやってきました。
今、円頓寺商店街で一番話題となっているお店にやってきたのです。
「もうそろそろ来る頃だろ!」と敏感な読者は予測していたと思います。
人気食べ物ブロガーは期待を裏切らないのです(笑)。
きっと師匠も喜んでいるに違いないと思うのです。

そうです。あの「西アサヒ」さんにやってきました。

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西アサヒといえば、有名なタマゴサンド。
はい、写真はこんな感じ。

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友達が以前アップしたものです。
もちろん僕も食べたことはあります。当たり前なはなしです。
しかし、ランチに食べるようなことは人気食べ物ブロガーはしないのです。
お酒の肴として食べるのです。

オープン以降、何度かこちらにはお邪魔していますが、
いつも酔っ払い状態であれやこれやと注文し、バンバンお酒も飲んでいました。
そのアテがタマゴサンドだったのです。

きっとオーナーの田尾さんは「どうしようもない客だな。愚か者だから仕方ないか・・・」
くらい軽蔑の眼差しで見ていたと思います。
嫌われているんじゃないかと思い、なかなか昼の時間に顔を出せませんでした。

それは全くの杞憂でした。
田尾さんは笑顔で僕を迎えてくれました。
はい、この通り。

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距離感のなさが親密さの証です(笑)。

タマゴサンドもいいですが、こちらではカレーを食べなければなりません。
「今日はどっちのカレーがおススメですか?」と少々気取って問いかけます。
「いい具合の辛さでいえばパキスタン風トロトロチキンカレーですね。」
「では、それをお願いします。」
なんというタイミングでしょう。
ちょうどパキスタン風のカレーが食べたかったのです。

パキスタン風トロトロチキンカレー(900円)

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これは前菜です。

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「そうそう、これこれ、こういったカレーが食べたかったんだ。」と勢いよく食べ始めます。
程よい辛さがたまりません。
「やっぱ、インドよりパキスタンだな・・・」
なんて、自分でも予想外の言葉が出来ています。
これがインドカレーだと言われても全く分からない舌しか持ちあわせていませんが、
ついつい、そんな調子のいいことを言ってしまいました。
「う~ん、うまい!」
円頓寺界隈はカレーの美味しいお店も多いですね。

カレーを頂いた後も、コーヒーを飲みながら田尾さんといろんな話をし、お店を出ました。

もっと円頓寺を元気にしてもらいたいな。
そのためにはもっと来なきゃいけないな。
ボソボソと呟きながら会社に戻ったのでした。

ごちそうさまでした。
引き続きよろしくお願いします。