本日、待ちに待った「第3回東海経営者フォーラム」が開催される。
前回はお手伝い程度だったが、今回は事務局の一人としてガッツリ準備に関わってきた。
来場者の集客から協賛企業集め、運営全般まで思ったよりも大変な作業だった。
普段、イベントなど会社の業務は全て任せてしまっているので、久々の現場の仕事。
すっかり要領も忘れていたり・・・。怠けていたつけが回ってきたようだ(苦笑)。
たまには現場もやらないと鈍ってしまいますね。
反省・・・。
おかげさまで来場予約も当初の計画をオーバーし700名を超えた。
僕の経営者仲間、友人も60名程参加してくれる。
ありがたい限りだ。
あとは今日、万全な体制で粛々と進めるのみ。
西川塾のみんな、頑張りましょう~。
元グーグル日本法人代表の村上氏の講演も
セイノ-ホールディングス田口社長、アルペン水野社長、
元F1ドライバー山本左近氏のパネルディスカッションも大変興味深い。
できれば観客席に座ってじっくり拝聴したいがそれはムリな話。
今日はあくまで裏方。僕はステージ側の運営をせねばならない。
従って講演もパネルディスカッションも舞台の袖でしか聴けない。
あくまでもイベントが順調に進行するかが重要なので、
話の内容にじっくり耳を傾けるのは難しいかもしれない。
このブログに感想も書きたいが、それができるかどうかもわからない。
それだけがちょっと残念(笑)。
優秀なスタッフが多いので、
「山田さんは役に立ちません。邪魔です。あっちで講演を聞いててください。」
とお役御免になるかもしれないけど・・・。
それはいい事なのかな?(笑)。
参加頂く方の事業や仕事に少しでも参考になればいい。
この名古屋から情報発信できるのも嬉しい。
そのためにも今日、成功させねばならない。
では、本日参加される方、お会いすることはできないとは思いますが、
ウインクあいちでお待ちしております!
よろしくお願いします!
母校に予定があり、名古屋駅から笹島方面に向かいました。
広小路通り角にはレジャックがあります。
若い頃はよくここでも遊んでいたような気がしますが、最近はすっかりご無沙汰です。
少し前にニュースに出ていましたね。
今後どうなるか楽しみではあります。
ランチタイムもそろそろ終わる頃、通りかかったお店「飲み所喰い処きたの屋」にお邪魔しました。
昭和の雰囲気が漂う居酒屋です。
壁に掲げられたメニューを眺めます。
居酒屋の定番メニューが並びます。イマドキの感じはありません。
強いていうなら「豚キムチ炒め」くらいでしょうか。
「夜は焼きおにぎりで〆るのもいいなあ~」とぼんやり考えたりもします。
店内には演歌が流れています。
ぬるくなった生ビールが似合いそうな感じです。
中年のサラリーマンが飲みながら、
「これが俺の仕事か?俺はいつもこんなことをやってる。」
とテーブルをドンドンと叩きます。
同僚が他のお客さんに謝りながら、酔った仲間をなだめます。
「これが俺の仕事だ~と言えるサラリーマンがどこにいる?大人になれ!」
そんなシーンが目に浮かびます。
それが許されそうな居酒屋です。
どうでもいい事を思い浮かべながらランチメニューを見ます。
もちろん手書きです。
女将らしき女性が「とん汁定食と焼魚の塩サバは終わりました。」とキッパリと言います。
「うむ、イワシ竜田揚げ定食もいいなあ~。
入荷がない時があるということは冷凍ものではないんだあ~。
どれにしようかなあ~。」と迷います。
少し考えた後、大切なことを思い出しました。
「すいません、味噌かつ定食をください。」
お~、危なかったとおしぼりで汗をふきます。
味噌カツ定食(680円)
「この値段でこのボリュームかあ。なかなかやるじゃないか。
味噌ダレもたっぷりかかっているぞ。」と食べ始めます。
食器がプラスチックなのは安っぽい気もしますが、この値段なら仕方ありません。
こういったお店はテレビがつけっぱなしです。
あまり興味は沸きませんでしたが、ぼんやりと眺めながら、
味噌ダレにかつをたっぷりと絡ませながら食べます。
午後からも頑張れそうな気がします。
夜にお邪魔する機会があるかどうかは分かりません。
サラリーマンの言い争いも見てみたいですが、巻き添えにあうのは勘弁してもらいたいです。
ごちそうさまでした。
今日は2月24日。明日は待ちに待った給料日。
いや、そんなことが言いたいわけではない。
2月は時間の流れが早い。
今週末は3月1日(日)で、3か月後ろ倒しの就職活動解禁日。
いよいよ、この日から本当の就職活動がスタートする。
昨日の日経新聞には「学生の45%が選考を受けた。」と書かれていたが、
それはさすがにちょっと・・・(苦笑)。
名大社としても3月1日は、就職サイト「新卒ナビ2016」のオープンと「上場企業就職フェア」の開催。
日曜日ではあるが慌ただしい一日となる。
前日の土曜日も一部のメンバーには準備のために出勤をしてもらい、
ギリギリまでその対応にあたってもらう。
感謝!感謝!
3年目を迎える名古屋証券取引所との「上場企業就職フェア」はおかげさまで予約も順調。
すでに前半入場の受付は締め切らせてもらった。
後半の時間帯もあっという間に埋まりそうなので、検討中の学生さんは早急に予約をしてもらいたい。
また、当日はかなり混みあうことが予測されるので、開始早々の時間は気をつけてもらいたい。
そして、翌日2日(月)はアスリートプランニングとの共催で
体育会系学生に特化した「アスリート就職セミナー東海」を開催する。
通常月であれば月初の月曜なので早朝会議を行うところだが、そんな余裕はない。
全てはイベント中心。参加してくれる学生さんと企業さんのために全力で臨むのだ。
搬入、搬出も含めるとかなりハード数日間になりそうだ。
会社のメンバーよ!無事に終了すればきっといいことがあるぞ~(笑)。
名大社として3月の取り組みがスタートするわけだが、同業他社も同様。
この3月はナビのオープンと共にイベントも目白押し。
毎日、あちこちの会場で開催されることとなる。
学生さんは決して焦ることなく、かといって準備を怠ることなく臨んでもらいたい。
3月はあくまでもスタートであって、この1か月で全てが決まってしまうのではないのだから・・・。
そして、人気の高い有名企業に向かうのもいいが、それ以外の企業もしっかりと見て欲しい。
特に自分たちの知らない企業もより感じてもらいたい。
そこに運命的な出会いもあるだろう。
学生、採用担当者、業界関係者、全てがバタつき疲れる3月になるだろうが、
お互いの未来を想い、いい関係を築いていこう!
昨日、僕の周りでは東京マラソンや犬山マラソンに出場する仲間が多く、気持ちいい汗を流していた。
僕は体は動かさず堅めの行動(笑)。
加盟する団体の大きなイベントが開催されたため、ウェスティンナゴヤキャッスルまで出向いたのだ。
いくつかの催しが組まれていたが、僕の目的は元伊藤忠商事社長の丹羽宇一郎氏の講演。
一度はぜひお話を伺ってみたいとずっと思っていたが、今回、偶然にも機会を頂いた。
尊敬する経営者のおひとり。
個人的には経営者時代の話を聞きたかったのだが、
昨今の話題で言えば必然的に中国へとテーマは向かう。
演題も「中国の大問題と日本の将来」と元駐中国大使らしいタイトル。
在任中のことはよく知らないが、日本国内では「売国奴」と呼ばれあまり評価はされなかった。
僕はそれが不思議でならなかったが、今日の話を伺い、
丹羽氏の方がより大局的に日本と中国のことを捉えていたのだと納得した。
人の偏った見方は怖いですね(苦笑)。
講演時間は1時間半。
熱く語られる方と想像したがそうではなく、淡々と自分の考えを語られていた。
総合商社の元経営者らしく感情論だけに左右されない数字を活用した論点は説得力を持たせたと思う。
丹羽氏は日本と中国に精通する立場から客観的な意見を述べられていた。
何かと中国に対して批判的な日本だが(まあ、お互いだけど・・)、
両国の競争力を考えた場合、明らかに日本の分が悪い。
それは単に経済成長率ではなく、人に対する投資でも相当な差が出ているよう。
将来的に更に広がることを懸念し、もっと日本の教育費を増やすことを力説されていた。
日本のような資源もない国は人間の脳に投資をするしか方法はないと・・・。
経済力の低下、格差の広がり、共産党の一党独裁体制など中国の問題も語られてはいたが、
それは日本にも危機感を持たせる意味合いが強いように感じた。
そんな表現が上手く伝わらないと「売国奴」と誤解されるのであろう。
強調されていたのは日本は平和であらねばならないこと、自由貿易で生きていかなきゃいけないこと。
将来の子供のためにそれが必要であると強く話された。
中国の脅威、強さ、脆さを肌で知る丹羽氏だからこそ、
日本の不甲斐なさと期待感を愛情表現として話されたのであろう。
勉強になりました。
ありがとうございました。
中谷美紀は美しい。
改めてそう思った。
昨年のNHK大河ドラマ「軍師 官兵衛」での女房役を見る限り、とても美しいとは思えなかった。
かつての美しさはもう見られないのかと残念に感じていた。
しかし、それは思い過ごし。本作での中谷美紀は凛とした美しさを醸し出していた。
その感情をグッと抑えた表情、背筋の伸びた歩き方、お客さんと接する時に見せる笑顔、
どれも魅力的だった。
それがロケ地である神戸の街と上手く重なり、温かさと張りつめた緊張感、
守るべき伝統が混ざり合う映画を構成していた。
普段、僕らは当たり前のように洋服を身にまとい生活している。
それなりに今日は何を着ようかと考えたりもする。
しかし、その程度で、ここに登場する人たちのような深い想いは持っていない。
もしかしたら僕にも大切な一着があるのかもしれない。
だが、まだそれに気づいていないし、ありがたさを理解していない。
この映画を観て、洋服が人生において重要な役割を担っていることを識ると共に、
自分の愛着のなさを反省した。
不思議なことにそんな洋服を眺めながら泣きそうになってしまった。
それは今まで映画を観てきた中でも初めての経験。
そんな経験ができるのもこの映画の魅力。
そして、そろそろオーダーで一生着られるスーツでも作ってみたらどうか
と単純な頭が想いを巡らせていた(笑)。
何を守り、何を変え、自分自身はどこに向かっていくのか。
一番大切なのは何か。
これはどんな人生でも共通のテーマだと思う。
改めて考えるいい機会でもあった。
もし、可能なら(100%ムリです)、中谷美紀と一緒にチーズケーキをホールごと食べてみたい。
会話を盛り上げる自信はありませんが・・・(苦笑)。
そんなことはどうでもいい。
中谷美紀は美しい。
改めてそう思った映画だった。
これまで静岡県は何度も来ているし、新幹線でも何度も素通りしているが(笑)、静岡駅前は初めて。
街を知るには直に触れるのがいい。
昨日は朝一番で商店街にあるホテルを出て駿府城に向かって走る。
目の前には静岡県庁。
そこを抜けるとすぐに駿府城公園となり、まずは内堀をランニング。
公園内はサラリーマンや学生がショートカットするかのように横切っていく。
そして、外堀をランニング。
瞬間的に皇居を走っているような気にもなる。時代が近いのが理由だろうか。
一周は多分1.5キロ程度。
僕のような観光ランナーではなく、部活の練習、地元ランナー(?)が同じように走っている。
公園の周りは役所、裁判所、小学校、体育館、高校と公共の施設が取り囲む。
どこのでもある風景かも知れないが、
ツーンと冷たい朝の時間帯に子供たちの通学時間を見るのはそれだけで心が洗われる。
徳川家康もさぞ満足しているだろう。
駿府城公園を走った後は、静岡市の歓楽街を抜け、駅前を通りホテルに戻る。
今回、静岡にやって来たのはランニングが目的ではない。
当たり前の話だ。
静岡にある国立大学の就職ガイダンスで講演をするのが目的。
普段、何かとお世話になってはいるが僕は初めてお邪魔した。
今回、出席したのは静岡のパートナー会社SJC(就職情報センター)さんと
日経就職ナビを運営するディスコさん、そして名大社。
それぞれが地域を分担し強みを話す。
参加した学生は60名程度。僕が挙手をお願いした時、約半分が東海3県出身者だった。結構、多い。
そんなが学生さんを対象に東海地区の特徴や魅力、企業の実力、
企業の見極め方について話をさせてもらった。
就職活動全般のことは他の方が話してくれるので、僕はあえて違う領域の話をすることを心掛けた。
1時間ある持ち時間は余るのではないかと思っていたが、結果的には全然時間が足らない状況。
肝心の自社の宣伝をほとんどできないまま終わってしまった(苦笑)。
まあ、いいか・・・。熱心に耳を傾けてくれていたし。
僕自身も東海3県以外の大学で講演をさせてもらうのは初めてのケース。
普段とは異なる環境は僕にとっても新鮮。
より東海地区の魅力を伝えようと熱が入る。
おかげで時間が全然足りなかったわけだが・・・(笑)。
いい経験をさせてもらいました。感謝!
午後からの大学の講演が目的なら、ホテルに泊まる必要はないと思われるだろうが、
そんなことはどうでもいい(笑)。
静岡で貴重な体験をさせてもらいました。
お疲れ様でした。
先日のブログで「七五八庵」の味噌煮込みうどんのことを書きました。
すると食べ物ブログの師匠からいきなり
お前には何も見えていない。
と厳しいメッセージが送られてきました。
あきらかに動揺し戸惑っていると畳み掛けるようにメールが送られてきます。
あなたは親父さんがどんな気持ちで牛モツ味噌煮込みうどん(玉子入り)を
考案したかまるでわかっていない。
あなたは牛モツ味噌煮込みうどん(玉子入り)を頼むべきだったんだ。
あなたが牛モツ味噌煮込みうどん(玉子入り)を「はふはふ」
とか言いながら食べた話を親父さんはどんなに読みたかった事だろう。
(この後も永遠に続く・・・)
そうか・・・。僕は何もわかっていなかったんだ・・・。
さすが師匠!
「食べ物のはなし」の本質を突いています。
出来の悪い弟子への愛のムチだと何度も何度も読み返し理解しました。
「感動」は感じたら行動するとよく言われます。
「反省」も同様に即行動に移さなければなりません。
早速、お店にお邪魔しました。
「牛モツ味噌煮込みうどんをください。釜炊きごはんとセットで!」と注文します。
親父さんの職人技を眺めます。
本当に僕のブログが読みたかったのかとその表情を窺いますが、よく分かりません。
僕と目が合うこともありません。
師匠の言葉は本当に正しかったのかと疑いかけましたが、それは失礼にあたります。
師匠、申し訳ありませんでした。
牛モツ味噌煮込みうどん(玉子入り)(1200円)
ちょっと値段は高めです。ポスターの写真とも随分違う気がします。
しかし、師匠の気持ちを考えれば全く気になりません。
牛モツも予想した以上にたくさん入っています。
「これはいいぞ~」
と食べ続けていきます。
「はふ、はふ、うぉん、うぉん、俺はまるで人間火力発電所だ。」
師匠の好きなセリフが思わず出てしまいました。
少しだけ近づくことができたのかもしれません。
前回のブログの影響かお店は満席です。
しかし、牛モツ味噌煮込みうどんを食べているお客さんは僕しかいません。
味噌煮込みうどんかカレーうどんしか頼んでいないのです。
ここのお客さん全員に師匠の言葉を聞いてもらいたい。
師匠の気持ちを分かってもらいたい。と痛烈に感じました。
ごちそうさまでした。
次回頼む時は日本酒も一緒がいいですね。
1ヶ月ほど前のブログで居酒屋「大甚」のことに触れた。
居酒屋の頂点であると・・・。これ行かねばならない。
それが理由ではないが、僕のキャリアカウンセラー仲間で大甚ツアーが何度か組まれていた。
昨晩は僕も参加させてもらった。
数年ぶりの大甚。
月曜の夜というのに、まだ6時半だというのにお店は満席。
相変わらずの繁盛店である。
置かれている小皿を適当に持ってきてもらい乾杯。
ビールで体を慣らした後は、熱燗を飲まなければならない。
「賀茂鶴」は美味い。何でも美味いのだが、すいすいとお酒は進んでいく。
若い女性よりもこんな麗しい女性とご一緒するのが似合う(笑)。
早く頼まなければ品切れ間違いない鍋もお願いする。
一人前なので小皿なんて面倒なものは置いていない。
時にお兄ちゃんが「いかがですか?」と煮魚も運んでくれたりする。
ますます日本酒が進むではないか・・・。いいなあ、この感じ。
トイレだって昭和の香りだ。
会話も弾み、いい時間を過ごしていると「そろそろよろしいですか?」と声を掛けられる。
9時にはお店は閉店するのだ。僕は大盤振る舞いをして4000円を支払う(笑)。
名古屋を代表する居酒屋を楽しませてもらった。
居酒屋を極めたかといえば、一人飲みではないので言い切れないとは思う。
それでもいい。
月曜からこのような時間を過ごせるのはシアワセなこと。
今日の静岡での飲みも頑張れそうな気がする。
ごちそうさまでした。
写真でごまかし、ちょっと手抜きかな・・・。
時々、疑問に思うことがある。
アメリカの法人のトップの報酬が30億とか20億とか想像をはるかに超えた金額であったりする。
細々と報酬を頂く側のやっかみがあるのかもしれないが、とても正しい金額だとは思えない。
プロ野球選手のような人気商売で瞬間的な稼ぎであれば理解できないこともないが、
一企業の一社長がとてつもない報酬を得ることには疑問を感じたりする。
いくら全責任を背負うと言ってももらいすぎじゃないだろうか。
きっといざとなったら責任は取らないだろうし(そんなことはないのかな・・・苦笑)。
報酬は企業が得た利益に基づいて算出もされるだろうから、
その会社は一体どれだけの儲けを出しているのだろうか。
資本主義の世界である以上、それを否定するつもりはない。
自分たちが弱ければ淘汰される。それがおかしいとは思わない。
全ては自己責任だと認識はしている。
しかしだ。
ちょっと異常と思えてしまうのは、僕に貪欲さが足りず、
勝負の世界を生き抜いていないからなのか・・・。
本書を読んで、資本主義のひずみを感じるとともに強欲を善とする社会を一層見せつけられた。
全てのことはシンプルであるのがいい。
しかし、より複雑にすることでそこにお金が生まれてくる。
頭のいい人はそこを巧みに操る。
本書に書かれている保険会社や製薬会社はまさにそれだ。
複雑な構造を作り上げることで利益を奪っていく。
金融業界も同様なのかもしれない。
かつて医者は憧れの職業であったが、今や自殺が一番多い職業のようだ。
冷静に考えれば誰にでも異常と思えるのだろう。
そんな世界を見ていると僕はつくづく日本人でいいと思う。
トップが高い報酬を得ることが理想だけれども、
日本人の社長は報酬が少ないと言われる程度がいいのかもしれない。
僕にはそれが本当に正しいかどうかは判断できないがそんなふうに思う。
しかし、そんな幼稚な思考ではこれからの世界は生きられないのかもしれない。
バブル崩壊後のハゲタカではないが、徐々に獲物を狙って襲ってくる輩が現れるだろう。
何が正義かを自分の中で常に問い、生きなければならない。
対岸の火事とは思わないようにしながら・・・。
フォーストシーンを観て、これは昭和の時代を描いてるのかと思ってしまった。
新宿あたりの街並みに「ドン・キホーテ」の店舗が映ったので、
今の時代かと認識したが、映像のテイストは昭和の香りが残っていた。と思う。
僕は原作もドラマ化されたことも知らない。
ファンであれば小林薫演ずるマスターの顔の傷の理由が何なのかを知っているのかもしれないが、
僕は何も分からない。
ジワーッとした人間味溢れる表情の中に過去に背負うものを感じるが定かではない。
映画の大半は「めしや」の暖簾を出す深夜食堂で繰り広げられる。
「ナポリタン」「とろろご飯」「カレーライス」が四季と共にテーマとなり
それぞれのドラマが構成されているが微妙に絡み合っている。
その微妙さがたまらなくいい。
監督は松岡錠司。松岡監督と言えば一宮出身の自主映画あがり。
僕が大学時代に8mmで映画を撮っていた頃のスターでもある。
学園祭の映画上映会では松岡監督の自主作品「三月」「田舎の法則」を上映した記憶がある。
ちょうどぴあフィルムフェスティバルが全盛期で、
ここからメジャーにのし上がろうとする映画野郎がたくさんいた。懐かしい~。
映画を観ながら松岡監督のデビュー作「バタアシ金魚」を思い出した。
その映画の主役は筒井道隆。ヒロインは高岡早紀。
「おいおい、そのまんま映画に出てるじゃないか!」とツッコミを入れたくなった。
当時高校生だった二人も、酔っ払い男と愛人になってしまった(笑)。
ツッコミついでにいえば、のほほ~んとした警官役のオダギリジョーは
「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」の主役。
なんだ、なんだ、身内ばかりじゃないか・・・。
大林宣彦監督の大林組ではないが、いずれ松岡組なんて呼ばれるのかもしれない。
あらら・・・。作品とは関係ないことばかり書いてしまった。
これでは読んでいる方に全く参考にならない。
僕はこの映画をあまり気分の良くない時に観た。
思うように進まないことにイライラしていたのだ。
しかし、この映画を観た後は、イライラしていた自分がバカバカしくなってきた。
そして、温かく優しい気持ちも芽生えてきた。
そう感じさせてくれるのがこの作品のいいところかもしれない。
上手くまとまったかな・・・(笑)