これからも前向きに 名大社会長ブログ

食べ物のはなし スパイシーチキンカレー

四間道に入った堀川沿いにあるアウトレットワイン酒場に行ってきました。

outret14104

この周辺のお店は大体制覇したつもりですが、ここはまだ夜に来たことがありません。
以前から気にはなっているのですが、なかなかキッカケがないのです。

outret14102

立ち飲みと書いてるので、それも抵抗感となっています。
せっかく飲むなら座ってゆっくりと飲みたいのです。

しかし、立ち飲みというのはただの脅しのようです(笑)。
店内にはちゃんと椅子が設置されています。
辛抱強そうなお客さんを選んでいるのでしょうか?
理由は分かりません。

今回はランチです。ランチはカレーライス単品勝負です。
以前、13時ちょっと前にお邪魔した時は既に売り切れでした。
そんな経験をするとどうしても食べたくなります。
頭の中にスパイシーという文字がグルグル回ります。それで酔ってしまいそうです。

今回は朝から周到な準備して仕事をこなし、11時半すぎに入店しました。
(その気になれば、仕事も効率がいいのです・・・。)
いくらなんでも売り切れはあり得ないだろうと自信を持って臨んだのです。
嬉しいことにお客さんはまだ誰もいませんでした。
どうやら一人目のようです。

「カレーでいいですか?」「はい!」
「タマゴは入れますか?」「はい!」
「らっきょは食べられますか?」「はい!」
と事細かにコミュニケーションを取ります。

スパイシーチキンカレー(卵入り)¥850

outret14101

見た目はあまり美味しそうに見えないかもしれませんが、これは劇的に美味しいです。
「そうだ、こういったカレーが食べたかったんだ。」と心の中で呟きます。
ほんのり汗をかく辛さも絶妙です。
僕にとってはちょうどいい辛さです。
辛さをしっかり味わいたいのなら、生卵は必要ないかもしれません。

outret14103

何故か店内には数種類のタバスコが並んでいます。
これはどこに使うのかな?とぼんやりと考えながら、食事を楽しみます。

「いろんなカレーを食べたな。来週でとりあえず終わりにするか・・・」
とどうでもいい事を考えながら、お店を出ました。

ごちそうさまでした。

慌ただしくもシアワセな1週間

今週は何かと慌ただしい。
昨日の祝日は快晴。久屋大通公園で開催されているワールドフード・ふれ愛フェスタに参加。
(顔を出しただけど・・・苦笑)
昼前からケバブを食べながら、ベルギービールを飲んでしまった。
メインステージのイベントも盛り上がっていた。
休日の栄も久しぶり。

2014-11-03 10.24.16

仕事は今日からスタート。今日は重要なのは早朝幹部会議くらい。
あとは数件の来客があるぐらいで、それほど忙しいわけではない。
明日からが結構目まぐるしい。

明日の水曜日は愛知県経営者協会から依頼を受けた講演がある。
「H28卒に向け、押えておきたい採用現場の動向」というテーマで
地元企業の人事担当者向けに話をしなければならない。
採用コンサル会社のパフさんとの共同だが、僕の持ち時間は90分。

昨年に引き続きオファーを頂いた。
有難いことに80社程の企業の方に参加いただく。
15卒新卒環境の総括、16年卒採用に向けた備え、中小企業の採用戦略と話すべきことは多い。

何を中心に話すべきかと悩みながら資料を作っていたら、パワポだけで99枚になってしまった。
全くをもって愚かだ。
中味は大したことないが、一つ一つ話していたら、
10時間ぐらいかかってしまうので(苦笑)、適当に抜粋して話すしかないだろう。

講演終了後は東京へ移動。
なぜか大村愛知県知事の勉強会に参加するのだ。どんな勉強をするのかはよく知らない(汗)。
その日から金曜まで東京で過ごすことになる。

木曜日は午前中に営業の代わりにクライアントに訪問。
午後は日経トップリーダーのセミナーに参加。
「これからの中小企業の”人づくり”」として、イエローハット創業者の鍵山氏や
堀場製作所最高顧問の堀場氏の話を伺う。
実績のある経営者から少しでも学びを得たい。

夜は愚か者が集まる伝説のお店に集合し飲み会。
ここについては割愛(笑)。

金曜日の朝はきっと二日酔いだろう。そんなことはないかな・・・。
この日はFBAAファミリービジネスアドバイザーの資格認定証授与式がある。
授与式だけでなく、総会、講演会、懇親会と日本ファミリービジネスアドバイザー協会の
プログラムがてんこ盛りなのだが、こちらに参加させて頂く。
この会でようやくひとつの区切りとなりそうだ。
多分、最終の新幹線で帰省することになるな。大丈夫か?

あとは週末の日曜日にいびがわマラソンを迎えるのみ。
そんなこんなで慌ただしい1週間となりそうだ。
それでも新しい出会いや刺激もあり、充実した毎日が送れそう。これは実にシアワセなこと。

そうゆうわけで会社にはほとんどいませんが、会社のみなさん、どうぞよろしく!
かなり寒くなってきましたが、まずは今日、気持ちよく過ごしてしていきましょう~。

ちょっと戻ってきたぞ!10月の目標

3人のライバルが気にしてしょうがないので、ここはキチンと報告をしておこう。
10月のランニングの結果を・・・。

走りやすい季節となり、体調も戻ってきた。
ここ数ヶ月はクビになりかけの営業マン状態の成績だったが、
10月は目標達成に少しだけ近づいた月だった。
それでも全然足りないんだけれど・・・。

10月のランニング距離は81km。
目標未達なのは相変わらずであるが、ようやくそれらしい距離になってきた。

僕が走る朝の時間帯は秋を飛び越えて冬に近い状態。走り始めは結構寒かったりする。
それでも家に戻ってくる頃はぐっしょりと汗をかいているので、季節としては一番いい。
マラソン大会のシーズンも始まり、先月はあざいお市マラソンに参加し、久々にハーフの距離を走った。

そして、今月は立て続けに大会がある。
11月9日 いびがわマラソン
11月16日 ジュビロ磐田マラソン
と2週連続でハーフの大会に出場する。

すでにゼッケンも送られてきた。

2014-10-31 21.29.52

いびがわマラソンは昨年、現地まで行くものの、会社の未来のことを考えドタキャン。
(ただの根性なしという話もありますが・・・)
3年ぶりとなる今年はいい天候の中、何とか走りたいものだ。ただ正直あまり自信はない。
アップダウンの練習はしておらず、あのしんどい上り坂を克服するのは厳しい。

なので、照準はジュビロ磐田マラソン。
僕は初参加になるのだが、噂によればとても走りやすいらしい。
ここで好タイムを期待したい。

でも、それも簡単ではないだろう。
言い訳がましくいうと、いびがわマラソンの週もジュビロ磐田マラソンの週も
前日の土曜日以外は全て夜の約束が入っている。
超ハードスケジュール。

烏龍茶ですませばいいのだろうが、愚か者本部長としてはそんな行動は許しがたい。
飲む方が相手なら正々堂々と向き合わないといけないのだ。
それが礼儀というものだ。
(ホントか??)

そんなわけで甘くはない大会になるだろうが、
体調だけは整えて大会に臨むとしたい。

11月はそろそろ目標をクリアしたいが、それも甘くはないだろうな・・・。
まずは今朝だ。天気は心配だが、元気よく走ってきます!

ブログは社史になり得るか

先日、参加したグロービスの出版記念セミナー『創業三〇〇年の長寿企業はなぜ栄え続けるのか』は
本書を復習する面と新たに学びを得る面とで、とても参考になった。
著者によるパネルディスカッションも距離感が近く、温かみのある内容。
これまでのグロービスのセミナーとはいい意味で雰囲気が違った。

その時にも感じたことではあるが、しっかりとした歴史を有する企業には社史が残っている。
会社の変遷が刻み込まれ、後を継ぐ者にも企業文化、理念が浸透している。
実際に後継者が関われるのは二代前くらいが限界で、
それ以前の経営者の考えは直接伺うことは不可能、何らかの文書や言い伝えによって知るしかない。

しかし、言い伝えは曖昧であり、また解釈の仕方によっては本来とは違う捉え方も生じるであろう。
そうなると文書として残しておくのがベターであるのは間違いない。
では、実際、会社の変遷を文書として残している企業はどこまであるだろうか?

100年を超える企業では社史という立派な形態で編纂することもあるだろう。
ただ、それを制作する労力は相当なもので、かなり気合を入れないと作ることはできない。
情報をかき集めるだけでも膨大な作業量だ。

僕が知る名大社であれば、入社した段階から記憶を基に
あぶりだしていけばある程度何とかなるかもしれない。
しかし、それ以前となると昔の資料を探さないとわからない。
すでに処分してしまった資料もあり、完全なカタチを残すのは至難の業。
社史を作るかどうかは別に、考え方を普段から記録しておく必要はある。

先日のセミナー終了後の懇親会でもそんな話題が出た。
僕の周りの優秀な経営者は事業を引き継ぐ段階で社史の編纂に入っているという。
う~ん、素晴らしい!

果たして僕はどうか?
毎月行う会議や研修会の資料は自分で文書を作っているので、
記録としては残っていくだろう。
それをまとめればいい。
いや、それでは片手落ちで全然足りない。

ふと他に何が残っているだろうと考えてみた。
そう、このブログだ。
この4年強で1000本以上は書いている。

会社の動向や僕が歩んできた道はここに全て書かれているといってもいい。
(そんなカッコいいものじゃないけど・・・笑)
十分、社史編纂のための材料になるじゃないか。

今から100年先、その時の名大社の社長が100年前の会社を振り返ろうと思えば、
このブログを読めばいい(わかのわからんこと言ってますね)。

そうすればどんな時代でどんな事業に力を入れていたがが手に取るようにわかるはず。
その時起きた出来事も・・・。

お~、ブログが社史になり得るぞ。
なんて素晴らしいことなんだ!
と自分を正当化させる意味でも大いに感心してしまった(笑)。

でも、100年先の社長は思うだろうな。
「100年前はカレーなんて不思議な食べ物があったんだな・・・」とか
「100年前はとてつもなく愚かな奴が社長をやってたんだな。恥ずかしいな。」
なんて、呟いたりするだろう。そして、吐き捨てるだろうな。
「まったく参考にならん!アホらしい!」

やっぱりブログは社史には向かないのかも・・・。
自分で判断するのはやめて、後の者にゆだねるとしたい。
どうぞよろしくね(笑)

もうスタバで本は読めないのか

2014-10-22 14.01.00

数少ない楽しみの一つとして(そうでもない?)、
空いた時間にコーヒーショップでゆっくりすることがある。
スターバックスカード(会社の懇親会でもらったもの)を持っている事や禁煙、
仕事をしているお客さんが多いこと(静かである)もあり、スターバックスを利用することが多い。

本を読みながらぼんやりとするのが僕にとって贅沢な時間。
こんなひと時にシアワセを感じたりする(飲んでる時ももちろんそうです・・・笑)。
つい先日も約束の時間まで少し余裕があったので、伏見のスタバを利用することにした。

名古屋駅地下街ユニモールにあるスタバもそうだが、最近、お店を改装するケースが多い。
店内は木調の落ち着いた雰囲気で居心地はよさそうだ。
あきらかに安らぎを与える空間になっている。
照明もオレンジを基調にした少し暗めのやさしい感じ。
間違いなくイメージはアップしていると思う。

しかし、である。
それが僕にとって問題だと明確になったのが、先日利用した時のこと。

いつものように本を広げ読もうとするが、どうも読みづらい。
文字がぼんやりと映ってしまう。集中できないのだ。
決してお店を非難しているのではない。
その空間の方が本を読みやすいお客さんも多いだろう。

しかし、僕はどうもダメなのだ。
老眼ではないはず。
明るいところでは全然問題はない。
だから老眼ではないはず(ドンドン!)

だが、どうもオレンジ系の暗めの照明は文字が読みづらい。
ちょっと僕の目が苦手意識を持ち始めたのだ。
会社近くのお気に入りのカフェも同様である。
窓際の日が差す席じゃないと文字がはっきりしない。
これは老眼ではないはず。ちょっと店内が暗いだけだ。

カッコつけた暗めのBARなんて、メニューが全然読めない。
適当にこれと指を指してごまかしている。
酔っているせいで、老眼とは関係ないはず。
う~む、それでも困ったもんだ。

きっとこれからもそんな状況は増えていくのかな。
となると、スタバではもう本を読めなくなってしまうのか・・・。
それを考えると楽しみが一つ減ることになってしまう。

老眼が原因じゃないと思うんだけど・・・。

食べ物のはなし ナスと挽き肉の味噌炒めカレー

大須商店街に仕事で行ってきました。

2014-10-14 12.57.44

正確には上前津ですが、ランチを大須で食べようと思い、顔を出したのです。
久々の大須商店街です。
あそこのパスタもいいなあ~、でもあの有名店のピザもいいなあ~、
いや老舗洋食屋さんのハンバーグもいいぞと思いめぐらしながらブラブラと歩きます。

この活気が円頓寺商店街にも欲しいなあ~と独り言を呟いたりもします。
どうすればこれくらい元気な商店街になるのだろうかと街を眺めながら、マーケティングします。
「う~ん、そうか!」といいアイデアが浮かびかけた瞬間、
肝心なことに気が付きました。
アポまでの時間があまりないのです。

「ヤバい。30分もないじゃないか。これは困った。どうしよう・・・」
と戸惑っているとお店の看板が見えました。
そうです。時間がない時、男はカレーなのです。
グワ~ッとかけ込めば、5分あれば十分。完食できます。
アポの時間にも余裕が出ます。

そこで入ったのが金沢ロイヤルカレー創。

2014-10-14 12.57.22

金沢カレーのお店が名古屋にも結構、出店しています。
金沢カレーといえば、ゴーゴーカレー。数年前、家族で金沢に旅行に行った時を思い出します。

店内に流れる強烈なBGMは今でも忘れません。
まだ小学生だった息子が「ゴーゴーカレー、ゴーゴーカレー」って歌っていたな(笑)。
金沢カレーであればロースカツカレーを食べるべきなのでしょうが、
先週のカツカレーの思い出し、止めにしました。

ナスと挽き肉の味噌炒めカレー(780円)

2014-10-14 12.45.23

新メニュー登場という文字に踊らされ注文してしまいました。
もう秋だし本当は夏に食べるべきだなと、少しばかり後悔しましたが、
時間がないのであまりクヨクヨしてはいられません。

威勢よく、グワシグワシと食べていきます。
「なすとトマトの食感がたまらない。」と頷きながら食べ続けます。
味噌炒めがドロッとしたカレールーにマッチするかどうかは今でも分かりませんが、
美味しく頂くことができました。

どうしてカレー屋さんは椅子まで黄色にしてしまうんだろうという
シンプルな疑問はどうでもいいようです(笑)。

2014-10-14 12.38.10

ごちそうさまでした。
次回はもっと大須商店街でゆっくり食べたいものです。

今月末と来月初日は転職フェア

最初考えたブログタイトルは「月跨がりの転職フェア」。
どうもピンとこない間抜けなタイトル。
苦し紛れに上記のタイトルにしたが、これもイマイチ(汗)。

毎月のようにイベントを開催しているとブログタイトルも似たり寄ったりで、
全くアイデアが浮かばない。

「ボーナス前に考えよ!転職フェア」とか
「今年もあと2か月、急げ!転職フェア」
なんてタイトルにするとバッシングに合いそうなので、それもNG。
どうしても守りに入ったタイトルをつけてしまう。つまらなくてすみません・・・。

そしてこれがセールスシート(印刷物)。

2014-10-25 13.23.09

何気なく見れば何も感じないが、ジッと見ているとどうも結婚相談所のチラシに思えてしまう。
多分、デザイナーも同様の悩みを抱えているのだろう(笑)。

そんなことはさておき、今週末も転職フェアを開催する。
今回も会場となるウインクあいちが満杯になる社数。
もうこれ以上収まりきらない88社の企業に参加頂く。
88なんて縁起も良く、誠にありがたい話だ。

これが意図的にできれば僕も天才と呼ばれるのだろうが、ただの偶然。
運が良かっただけのこと。
それでもこれだけの企業の方に出席頂けるのは本当に感謝。
多くの出会いの場が期待できる。

また、今回より来場予約を受付し、来場者にもメリットを持ってもらうことにした。
地味な作業ではあるが、イベントも少しずつは進化させなければならない。
僕自身も特に当日の役割はないとはいえ、
イベントには真摯な態度で臨まねばならない。

今月5日のエンジニアフェアは研修旅行で最後の10分のみ参加、
先月の転職フェアは体調不良で部分的な参加というお粗末な状態であった。
真剣に取り組むスタッフを見守るのも重要な仕事。
(あくまでも自分に都合よく解釈します・・・笑)

イベントの詳細はこちら
<日時>2014年10月31日(金)11月1日日(土)
     11:00~17:00
<会場>ウインクあいち 8階展示場
    名古屋駅徒歩すぐ

就活応援セミナーも充実。スタンプラリー企画もあります。

月末月初は転職フェアでガッツリと働き、
そして、翌日からはマッタリと休むことにしよう(笑)。

メディア・ベンチャーズ

最近、定期購読を始めた「事業構想」。
今回の特集はメディア・ベンチャーズと称し、
既存メディア、新興メディアの現状と未来の姿を描いている。

2014-10-11 22.12.09

僕はこれでもその業界の人間になる。
端くれの端くれだが、自社メディアを持ち、多くのメディアを利用し、情報を発信している。
そこで感じることでもあるのだが、このメディアも時代と共に大きく変化してきている。

当然のように伸び悩み市場から消えつつあるメディアもあれば、
時代の寵児となり隆盛を極めようとするメディアもある。
しかし、それも一瞬で消え去る可能性は持っているんだけど・・・。怖い時代だ。
しがみついてでも生き残らないといけません(苦笑)。

現在、市場規模は12兆円(2012年)。
従来型のメディアとネットを中心とした新たなメディアが逆転しつつある状況。
メディア構成が一気に変わることはないが、気づかないうちに構造が変わっているのだ。
我々が属する広告業界も顕著である。

愚かな40代後半の僕が最先端を睨んでいくのは正直、ムリ。
しかし、時代についていくことは可能。常に新興メディアの強みを理解する柔軟さは持っていたいと思う。

そんな意味でも今回の特集は学ぶ点は多かった。
紙メディアでも十分生きられることができるし、そこでしか生まれない価値もある。
全てがネットに吸収されてしまうわけではない。
しかし、世の中には頭のいい奴が沢山いて、そんな連中が既存メディアの在り方を大きく変えてしまう。
恥ずかしながら今回の特集を読むまでは「Gunosy」のことも「gumi」のことも知らなかった。
中学生の息子は「Gunosy」を知っているというのに・・・。

今の生活に必須かといえばそうでもない。なくても支障をきたすことはない。
だが、あればより便利。生活がより効率的になる。
けれども効率的なことばかりで本当にいいのかとも思う。
非効率で時間が掛かることも人の生活には必要なんじゃないかとも思ったりもする。
便利と引き換えに大切なものを失くすこともある。
そんなことを考えると今のメディアの価値も変わってくるのかもしれない。

ブログを書いているうちに本来書こうと思っていたことと違う方向に向かっているような気もするが
(いつもという話もあります・・・笑)、そんなことを感じてしまった。

うちの会社はモノを作る企業ではない。商品を流通させる企業でもない。
となると、このメディアを通して情報を発信し、それに見合う価値を提供していくしかない。
やはりメディアとは切り離すことができない。
そんな中でも人間らしい温かい価値をメディアとして提供していきたい。

結局、よく分からないブログになってしまったような・・・。

日本一幸せな従業員をつくる!

今週火曜日は改めて従業員満足度を高める必要性を感じた一日だった。
午後は大塚商会さんの参加し、講演会に出席。
前ホテルアソシア名古屋ターミナル社長柴田秋雄氏の話を伺った。

このホテルの再生をまとめた映画の上映会も時々開催されているが、
僕はタイミングが合わず、まだ観ていない状態。かなり感動的だという。
機会があれば是非、鑑賞したいが、今回の講演も感動する内容だった。

8億の債務超過を抱えるホテルの再生物語であったが、
そこで繰り広げられたのは従業員に対する愛情と信頼。
経営戦略もあるが、人への想いが再生の全てといっていいだろう。
いかに従業員を信用して仕事を任せていく。
それが主体的な行動に変わり、ひとつひとつのサービスも向上していく。

会社の掲げている理念は「日本一幸せな従業員をつくる」こと。
それを徹底し、ES(従業員満足度)を高めることが結果的にCS(顧客満足度)を高めることに繋がる。

これは最近、僕が常に思っていること。
今のうちの会社としてどう高めるのか。
また、それをどうクライアントにも伝えていくのかが重要なテーマでもある。

特に中小企業の場合はESを高めることが会社の魅力を伝えることに直結する。
自らがその存在になっていくのが僕の理想でもある。
その点で言えば、今回の柴田氏の講演は腹落ちすると同時に共感と尊敬の念を抱くもの。
会社も家族も一緒なのだ。
まだまだ僕はそれを実践できていない要素は多いけど(苦笑)。

この日は夕方から西川塾の班会議。
塾主の考えやアドバイスを伺いながら、塾生の会社の課題を共有していく。
ここでも話題となったのは人材育成の話。
社員を家族とみなし、どんどん仕事を任せ、現有の社員をピカピカの存在していく。

それは中小企業の方が取り組みやすく、仕事のヤリガイも生まれやすい。
塾生同士が互いにディスカッションしながら共通認識が生まれるのが班会議では重要。

面と向かって「従業員が一番だ!みんなありがとう~!」と言うのは恥ずかしい(笑)。
照れくさくてできないのが現実。

しかし、大切なのは言葉。こちらの想いを言葉にして伝えなければならない。
それは褒めることも叱ることも励ますことも全て。
任せながら、どうやってコミュニケーションを取っていくのか。
これは簡単そうで難しい。

そんなことを思いながら過ごした火曜日。
結局、会社を支えているのはトップではなく、そこに働く仲間。従業員の存在である。

トップで会社は変わるのかもしれないが、変えるの一人ひとりのメンバーだ。
そこはしっかりと認識しておかねばならない。

何だか今週は内向きなブログばかり書いてきた気がする。
まあ、たまには許してくれるだろう(笑)。

創業三〇〇年の長寿企業はなぜ栄え続けるのか

300nen1410

てっきりファミリービジネスの特徴を捉えた作品かと思っていた。
間違ってはいないが正解でもない。
グロービスらしい視点で長寿企業を分析した良書。

これまで僕が読んできたこの類の本は、ファミリービジネスのメリットを
これからのファミリービジネスにも生かしていこうという視点で書かれている。
あくまでも同族経営向けにメッセージを発信しているケースがほとんど。

本書の場合、それがないわけではないが、ファミリービジネスやそれよりも
もっと広義な歴史ある企業を題材として、全ての企業を対象に書かれている。
これから経営者を目指す方がターゲットかな・・・。

グロービスらしいのは、その題材を5FやPPMなど経営戦略のフレームワークを押さえた上で
企業の強さを訴求している点。
視点を変えれば表現の仕方も変わってくるわけだ。
ファミリーの要素はあるにせよ、基本はビジネスが中心。
一貫した見方はぶれていない。

本書には日本型サスティナブル企業という表現が多用されている。
それは古くて新しい日本型の企業経営を実践し続けてきた企業のこと。
横文字に弱い僕は何度も確かめながら、読み進めてきた。
もっと勉強せねばいけませんね(苦笑)。

しかし、そういった企業が伝統を守りながらも革新を続け、今も繁栄を続けている。
それは身の丈の経営であり、価値観、理念の伝承であり、コア能力を活かすこと。
取材対象は創業300年以上かつ年商50億円以上の限られた企業になるが、
いずれも共通する点であるようだ。

ファミリービジネスを学ぶ一人として参考になったのは当然だが、
未熟な経営者としても学ぶ点は多かった。
自社が生き残っていくために何を大切にしていくべきかを叩き込むのもそうだが、
理想とすべき企業像も学ぶことができた。

事業存続とコミュニティ存続の共存価値で継続を重視するCCV経営(コミュニティ共存価値)という考え方は、最も共感するところであり、今後、我々が目指すべき方向でもあると痛感。
地域での関係性を強くしていくためには欠かせない要素になってくるだろうと・・・。

ここには実例として多数の企業が登場するが、東海地区の企業が多い。
岡谷鋼機、ミツカン、柿安本店、ブラザー工業、松坂屋など、地元の老舗企業が名を連ねる。
そのことも嬉しいのだが、何より嬉しいのは本書を著したのが僕の知り合いであるということ。

友人と言ってしまうとおこがましいが、そんな存在が本書を仕上げていることは喜ばしいことだ。
「デラベンチャーズ」以来かな・・・。

来週27日にはグロービス名古屋校にて出版記念セミナーも開催される。
こちらも楽しみだ。
あれっ、宣伝になってしまったか・・・(笑)