10月4(土)・5(日)日は西川塾の宿泊例会。
西川塾とはユニーの創業者である西川俊男氏が主宰する若手経営者の私塾。
通常は月1回の例会で学ぶ機会を頂き、今回は年に1回の宿泊例会。
僕のグループは幹事役を務めさせてもらい、
21名の塾生と一緒に研修先である下呂温泉・水明館に向かった。
道中のバスではビールを飲みながらナンパな話で盛り上がったのだが(笑)、
本来の目的は経営を学ぶこと。
会場となる水明館さんでは水明館の滝会長、西川塾主、
そして奥飛騨田中牧場・田中社長の講演を頂いた。
この2時間半の例会は密度の濃い時間。
ホロ酔い状態なんて吹っ飛んでしまう。
滝会長による下呂温泉の歴史と今後の戦略、
西川塾主の先行投資の重要性やトップの先見性の大切さの講演を頂く。
そして、同じ塾生で同い年である田中社長のプレゼン。
今回は翌日、田中牧場の視察もあることから田中社長には70枚に及ぶプレゼン資料を用意してもらった。
牧場経営に対する熱い想いと高い志が詰まったプレゼンには
グッとこみ上げるものを感じてしまった。
田中社長は正直、そんなに話が上手いわけではない。
(スイマセン・・・苦笑)
それは僕のように営業上がりで口から出まかせで話すのではなく
(これも適切な表現ではないですね・・・笑)
朴訥と語られるタイプ。言葉を選びながら真摯に話を進められる。
アメリカでの研修で学んだ牧場経営のプライド、飛騨牛を世界に送り込む壮大な夢、
逆境を乗り越え確実に牧場を成長させてていく過程など、全く異業種ながら学ぶべき点は多かった。
経営者としてもそうだが、ひとりの人として何を大切に生きていくべきかを改めて教えてもらった。
その姿勢と行動力に敬服すると同時に自分の未熟さと努力不足を痛感することとなった。
そのような刺激的な仲間が近くに存在することは僕にとっては有難い。
ゆっくりと温泉に浸かった後は宴会。これも楽しい場。
今年で西川塾主は卒寿を迎える。
そのお祝いも宴会会場で・・・。
いつもお元気な姿で自分たちに接してもらえるのは感謝という言葉しかない。
この時間を共有できるのは貴重。
二次会も大いに盛り上がる。
ここは一枚の写真のみとさせてもらう(笑)。
翌日は早朝から塾主の部屋で講話を頂く。
天皇陛下も宿泊された部屋は下呂温泉が一望できる。
いつかは自腹で泊まってみたい(笑)。
そして、古川町にある奥飛騨田中牧場の視察。初めて聞く話も多い。
(下の写真は精子。人工授精に使用する。)
育て上げた牛を売るのはビジネスとはいえ、涙を流す牛の姿を見るのは相当、辛いらしい。
親の心境に近いのかもしれない。
これは田中社長が自分で作った牛舎。
ブロックを積み上げロシアから木材を仕入れ、
厳しい牧場経営を拡大させるために自分で牛舎までも作ってしまう。感動だ。
そんなことを言っても昼食は飛騨牛を堪能させてもらった(笑)。
単なる時系列で並べたブログになってしまったが、この二日間は僕にとっては有意義な時間であった。
きっと他の塾生も同様に感じていることだろう。
日曜日のエンジニアフェアはメンバーに任せっきりで、
終了時にしか顔を出せなかったのは申し訳ないが、この経験を会社でも活かしていければいい。
2日間、お疲れさまでした。
そして、ありがとうございました。