これからも前向きに 名大社会長ブログ

この繋がりが嬉しい!

僕が尊敬するお一人で元ブライズワード社長の北垣一宏氏と一献傾けさせて頂いた。先週の話である。
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場所は名古屋駅近くの静かな趣のあるお店で、ゆっくりと語らい合える個室。普段バカ騒ぎしかしていない僕には相応しくないかもしれないが、たまにはこういった飲み方もいい。
僕と北垣さんとの出会いは今から15年以上前(正確にはちゃんと調べないとわからない・・・)。僕が営業の前線で飛び回っていた頃。
北垣さんが当時勤務されていた会社が、岐阜でガーデンウェディングの結婚式場をオープンさせる事となり、その社員採用のお手伝いをすることとなったのが最初の出会い。
北垣さんはその事業部の責任者。その当時はまだ求人誌Bingがあり、結構、カッコいい原稿を作った覚えがある。
この結婚式場がヒットしたことにより、北垣さんの会社は名古屋港にアルカンシエル名古屋をオープンさせた。まだガーデンウェディングが珍しく、名古屋港での結婚式場が考えにくかった時代。
この結婚式場も大ヒット。今でも人気の高い式場だ。その採用のお手伝いも全面的に任せて頂いた。僕の輝かしい営業実績の自慢の一つ(笑)。
その後、北垣さんはブライズワードを創業され、次々と話題性の高い結婚式場(この言い方自体がよろしくないな・・・)を作られた。
その時もお声を掛けて頂き、オープンの際、採用のお手伝いをさせて頂いた。感謝してもしきれないほどの貴重でありヤリガイのある仕事だった。
僕は高い目標設定の下(笑)、営業をしていたのだが、その頃、北垣さんに無理なお願いもしていた。あきらかにターゲットが合わない媒体も目標を達成するために北垣さんに営業していたのだ。
もちろん断られる時はもあったが、何も言わず付き合ってもらうことも多かった。僕はウソをつくのが嫌なので、その媒体の自信のなさは明らかにしていたとは思うのだが、それでも付き合っていただけた。
そんな思い出話をお酒を傾けながら、懐かしく語らい合った。
北垣さんは「その媒体に効果がないのは分かっていた。でも、山田さんはそれ以上の仕事をしてくれると信じていた。」と仰ってくれた。
酔った席でのお世辞でもあるだろうが、僕にとって何より嬉しい言葉であった。
と同時に、北垣さんの人としての器の大きさや人への思いやりを改めて感じることとなった。そんな方だからこそ、事業を成功させる力を持たれているのだろう。
北垣さんは全国に展開されたブライズワードを1年半前に退任。その辞め方には複雑な思いもあるかとは思うが、それもいい経験だったと言われている。
現在はいくつかの企業をコンサル的な立場から指導されている。自由な立場での仕事も魅力的だろうが、僕自身は思う。もう一度、第一線に戻っていただきたいと・・・。
その独自性の強い発想力と深い分析力、そして魅力的な人間性をそのままにしておくのは勿体ない。僕のような未熟者が言うのはおこがましいが、力がある方は力を発揮すべきだ。僕はそのおこぼれを頂くだけで十分シアワセである(笑)。
そんな話をしたわけではないが、楽しいひと時であった。そして、お付き合いさせて記念写真。大切なのはピース(笑)。
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こうした繋がりを頂けるのは僕にとっては大きな財産。
北垣さん、ありがとうございました。

食べ物のはなし あんかけスパゲティ

「食べ物のはなし」ってラーメンばっかじゃん!と思われる方が多いでしょうから、ここは思い切って名古屋メシだと意気込んで行ってきました。
名古屋メシといえば、真っ先にくるのが、もちろんあんかけスパ。
「え~っ」というご批判の声は今日のところは聞こえません(笑)。丸の内にある「あんかけ堂」。名古屋では定番のあんかけスパゲティ専門店です。
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「さあ、どれを注文しようかな、困ったな・・・。」と考えていると向かいのオジさんは「ピカタをください!」と元気よく注文します。
ピカタは豚肉と卵の黄金焼。それを聞いて僕は「よ~し、ナポリだ!」と対抗意識を燃やして注文します。
ピカタ(800円)。エビと卵の黄金焼です。
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写真ではちょっと殺風景かもしれませんが、ライバルに対しては(何の?)妥当な選択。ビジネス街丸の内界隈には意外とあんかけスパ専門店が多いです。
ビジネスマンとあんかけスパは相性がいいのでしょうか?どろっとしたあんかけソースが効いて、粘り強い営業ができるのでしょうか?
理由は定かではありませんがどこのお店も繁盛しています。僕も定期的にあんかけスパのお店には行っています。粘り強い営業はしていませんが・・・。
どこのお店もあんかけソースにこだわっているようですが、僕には違いがよく分かりません。「色が濃いな」とか「ちょっと辛いな」とか、その程度の言葉しか出ていません。
次にあんかけスパのお店を紹介する時にはどうすればいいのか悩んでしまいます。まあ、「ぬぬっ、これは美味い!」と言っておけば、師匠も許してくれるでしょう(笑)。
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それ程人通りの多くない丸の内周辺。
近くにお越しの際はぜひ!ごちそうさまでした。

気づけば今週末に開催!転職フェア

ドタバタと毎日が過ぎていく。先週の半分は東京出張で会社も不在がちだったり・・・。
昨日は夕方に会社を出ちゃったし、今朝は朝7時に朝会に行かねばならない。一体、何をやっているんだろうか(苦笑)。
それでも仕事は仕事で、計画通り進めなければならない。まあ、僕がボーッとしていても頼りになるメンバーばかりなので、イベントも組むことができるわけだ。そんなわけで今週末の金土は転職フェア
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今回も数多くのジモト採用の企業に参加頂く。名大社として大切にしていることはリアルにこだわること。
直接、人事担当の方と来場者が話をすることで表面的な企業の情報だけではないナマの姿をみてもらいたい。どんな仕事をするのかは重要だが、誰と仕事をするのかも重要なこと。
その社風に合うのか、雰囲気にマッチするのかは感覚でないと分からなかったりする。そんな事が実感できるのはこのようなイベントのいいところではないだろうか・・・。
何となく自画自賛状態になってしまうが(苦笑)、それがわざわざ足を運んでもらうのが一番のメリット。ただそれを知ってもらうにはいろんな告知をしなければならない。
僕のブログを読んで来場される方はほとんどいないと思うので(笑)、あちこちでその存在を知ってもらう必要もある。
最近はスマホで情報を入手し、イベントに来場される方もかなり増えている。
そのためWebもスマホ対応にして、少しでも見やすい環境を提供しなければならない。つい2~3年前までは考えにくかったけど、それが当たり前の時代になってきたわけですね。
ユーザー向けのページはスマホ対応で見られるようにした。
こんな感じ・・・。分かるかな・・・。ヒマな人は是非、見てね!
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肝心のイベントの詳細はこちら
<日時>2014年7月11日(金)・12日(土)
     11:00~17:00
<会場>ウインクあいち 8階展示場
    名古屋駅より徒歩5分

東海地区の元気企業ブースの他にも転職応援セミナーも実施。
いくつかのテーマ別に行うので、興味のある方はWebページをご確認の上、参加頂きたい。

ベンチャーも変わっていくのか・・・。

3日(木)はトーマツベンチャーサミット2014に参加させて頂いた。
全国から1000名を超える方が集まる大きなイベントで、オーナー企業、ベンチャー企業の経営者や大企業の新規事業担当者を対象している。
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会場となるホテルニューオータニはいかにもベンチャー社長らしい顔つきの若者からいかにも大手のご担当者様というような方がゴロゴロとしていた。言い方が失礼ですね。スイマセン・・・。
会場では偶然にも知り合いに遭遇。名古屋を代表するメーカーの新規事業の担当者として、新たな提携先の発掘を目的に参加されていた。
果たして僕はどのポジションになるのか・・・。オーナーでもない。当然、大企業でもない。じゃあベンチャーか?
ベンチャー企業の定義を調べてみると「時代のニーズを背景に、独自の技術や製品で急成長していく企業をベンチャー企業と呼んでいる。普通この呼び方は、新規に興され、創業からあまり時が経っていない企業に対して用いる。」と書かれている。
僕自身の気持ちはベンチャーだが、46年の歴史がある名大社はただの中小企業ということになるのだろう。
まあ、いい。素晴らしい中小企業になればいいだけのことだ。
このイベントでは、特別講演として前日本銀行副総裁の山口氏による「日本経済の展望と課題」、基調講演として大和ハウス工業CEOの樋口氏による「成長を支えるベンチャースピリッツ」が行われた。
この両講演とも参考になる点が多く、今後の事業において生かせる面を学ぶことができた。
中でも僕は第3部で行われた経営者によるパネルディスカッションを一番面白く聞かせてもらった。
「一段上のブレイクスルーを達成するために、ベンチャー企業に求められるもの」というタイトルで、(株)U-NEXT 宇野康秀社長、(株)みんなのウエディング 飯野慶介社長、ラスクル(株)松本恭攝社長が登壇された。
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宇野氏といえば僕はインテリジェンス、USENの社長というイメージが強い。一時期かなり憧れていた時代もあった。飯野氏、松本氏については勉強不足で全然知識がなかった。
事細かな内容を書きたいところだが、長くなるので割愛。ここまで書くにも既に長いし・・・(笑)。今日のところは、このパネルディスカッションから感じたことだけを披露してみたい。
宇野氏は別格になるとは思うが、ここに登壇された方は従来僕が抱いていたベンチャー企業のトップのイメージとは程遠い。
以前であればギラギラした表情の上昇志向丸出しがベンチャートップのイメージだが、そんな雰囲気はない。
いい意味で自然体で物腰も柔らかく、話し方もソフト。普通の若者とさほど違いがないように感じてしまう。
しかし、話を伺えば伺うほど事業に対する熱い想いや、自分達が世の中に対していかに役立っていくべきなのかを感じさせる表現をされていた。
会社の価値を認めてもらい、時価総額を上げていく。それが大きな目標と思わせる部分は微塵も感じさせなかった。
松本社長のラスクルは資本金18億円。その大半をベンチャーキャピタルを含め多くの企業から出資を受けている。
しかし、その資金調達の仕方は株主が配当や上場益を得ようという目的ではなく、その事業の社会的意義に共感し出資しているように思われる。
リーマン以降、どうやら投資会社の出資目的も変化してきているようだ。
数多くの経験をされている宇野氏も今後のベンチャー企業の可能性について期待感を述べられていた。もしかしたら、これから面白い日本になっていくのかもしれない。
僕らは保守的な東海エリアでのサービスのため、緩やかな成長を図る中小企業の支援が中心だが、その可能性も含め、力が発揮できる存在になっていきたい。
いい学びでした。ありがとうございました。

「代官山 蔦屋書店」に行ってきた!

東京出張の際、少し時間があったので代官山へ。
全く未踏の地。名前だけは知っていたが、どんな街でどんな特徴があるのかは全然無知な状態。
何となくオシャレでセレブなイメージだったが、東急東横線のホームに降りると「あれっ、そうでもないな・・・。」というのが第一印象。
駅構内は意外と狭く古臭い感じ。しかし、外に出てみると全く雰囲気が変わる。名古屋から出てきた田舎者は瞬間的に場違い感を感じてしまった。
代官山の目的は「代官山 蔦屋書店」の社会見学。
そうはいっても右も左もわからない土地。代官山交番前の歩道橋から、どこだ、どこだと探してみる。
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そして、目的地に到着。
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さすがに広い。ジャンルごとに分けられたスペースはセンス良くレイアウトされている。アートからクルマ、いろんなスペースを眺めながら、結局、辿り着くのは悲しいかなビジネスコーナー。
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しかし、ここでも蔦屋書店のセンスの良さを感じる。「データを味方にする」なんていう分類分け。分かりやすくてカッコいい。
2階に上がり、映画のコーナーも覗いてみる。絶対近所のTSUTAYAでは見ることのできないラインナップが・・・・。
懐かしの昭和の日本映画も並ぶ。階段も気が利いている。
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そして、何より感じたのがお客さんの層。みなさんオシャレ。それも気品が漂う方ばかり。僕も頑張った服装でお邪魔したものの、自分は浮いていないかと名古屋の田舎者はビクビクしてしまう。
代官山という街がそうさせるのか、文化度の高いこのお店にそんな方が集まるのか・・・。
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自分がこのスペースにマッチしているかはともかくとして(笑)、ここだったら一日中いても飽きることはないだろう。
名古屋にもこんな書店できないかなあ~。名古屋でも健闘している書店はあるが、ここまでやりきるには相当な勇気が必要だろうと無責任に思ってしまった。
できれば店内のスタバでゆっくりとコーヒーでも飲みながら、その雰囲気を味わってみたかったが、そんな時間的な余裕もなく、目的地を後にした。
駅に向かう途中で見られた閉鎖された施設。
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代官山の光と影なのか・・・。詳しくはわからないけど・・・。
それにしても子連れのママもご老人もみんなオシャレだったのには驚いた。名古屋では考えにくいな(笑)。また、機会があれば行ってみたい。

何となく惰性のような・・・。6月の目標

7月に入り本格的な夏を迎える。小難しい会合などない時はスーパークールビズ状態で会社に行く日が増えてきた。それでも会社に辿りつく時は汗だくだったり・・・。そんな時期ではあるが、継続させることは継続させねばならない。
さて、3人のライバルが気にする6月のランニング距離は68km。当然のように目標に届かず・・・。100kmの目標が完全に有名無実になってきた。
ライバルの一人には完敗。まあ、他のライバルはそんなに走っていないだろうから安心しちゃうんだけど(笑)。
いかん、いかん、そんな気持ちじゃいかん・・・。
先日も宴席でご一緒した方が全員ランナーで、それもフルマラソンを3時間台で走られる強者ばかり。相当レベルの差を感じたが僕も一応ランナーということにしておいた。
「最低月に150kmは走らないとちゃんとしたタイムは出ないね。」という会話の中で、「そうですよね~。」と答えながら顔がかなり引きつっていた。
目標100kmで喘いでいるようではランナーの世界では話にならないのだろう。それも毎月70km程度では似非ランナーもいいところだ。
よし、心を入れ替えて走ることにしようと密かに思い、先週土曜は飲んだ翌日だが走ることを計画。
その土曜、朝は雨。普段朝しか走らない僕はいつもならここで中止にするのだが、この日は夕方に走ろうと気持ちを切り替えた。
いい時間になった頃、これから走ることを嫁さんに言うと「こんな時間から変なことしないで!」と叱られ、息子からは「恥ずかしいから止めてくれ!」と猛反発をくらった。
え~、オレが走ることはそんなに迷惑なことか・・・。
心を入れ替えた意志はあっさりと崩れ、土曜のランニングは中止。これでは目標を達成できるはずはない。
情けないという声があちこちから響いてきそうだ(笑)。
そうはいっても秋からのシーズンに向けて、立て続けに大会を申し込んだ。
10月12日 あざいお市マラソン (滋賀)
11月9日 いびがわマラソン (岐阜)
11月16日 ジュビロ磐田メモリアルマラソン (静岡)
いずれもハーフなので、鼻で笑われそうな気もするが、今シーズンは10月からのスタートとなる。
この暑い7月は全く期待できないが、少しでも目標に近づく走りをしたい。
だったら飲みに行くな!と叱られそうですが・・・(苦笑)。

食べ物のはなし 担々麺

早朝ランニングをすると昼前にはモーレツに腹が減ります。
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日銀前の歩道橋を歩きながら、「朝、走ったことだし、腹いっぱい食っても問題ないな、うんうん。」と自分を納得させ、桜通沿いにある四川料理「錦城」に行ってきました。
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本店は中川区にあり、僕は学生時代からちょくちょく顔を出していたお店。顔馴染みじゃありませんが・・・。
名古屋で担々麺といえば錦城。コンビニでカップ麺も売られてたりします。
店に入り「すいませ~ん、担々麺セットくださ~い!」とお願いすると、瞬く間にお櫃と麻婆豆腐が出てきます。
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ここはご飯が食べ放題。お替りをお願いするのはちょっと恥ずかしいけど、ここでは遠慮することなくたらふく食べることができます。
担々麺が運ばれる前に麻婆丼にしてまず一杯。辛さが体にになじんできた頃に担々麺が出てきます。
担々麺セット(780円)。
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ここで他のメニューを頼んでいるお客さんを見たことがありません。
100人いれば100人とも担々麺セットを頼んでいるのではないでしょうか。そんなにお客さんは入れませんが・・・。
担々麺はご飯に合います。茶碗が小さいせいもありますが、調子が良ければ4~5杯はお替りできます(笑)。
この日は「これ以上食ったら太るわ~」と名古屋弁で呟きながら、3杯にしておきました。大食いの方はお櫃のお替りをしてもらいたいです。
そうは言っても、「昼から仕事できるかなあ~」と不安に思いながらオフィスに戻るのでした。
ごちそうさまでした。

福地氏の「私の履歴書」

昨日までの日本経済新聞「私の履歴書」は元アサヒビール社長の福地茂雄氏。興味深く1か月読ませて頂いた。
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この「私の履歴書」には政治家、作家等文化人、研究者、役者など幅広い分野で活躍した方が登場する。僕の視野が狭いせいもあるだろうが、そんな中で企業経営者の半生が一番好きだ。
自分と重ね合わすことは到底できないが、その生き方や考え方から学ぶ点は多い。
そんな意味では福地氏が語られた1か月も十分参考になった。
飲料業界トップのリーダーというとバリバリの体育会系で強烈な個性の持ち主かとイメージしてしまうが、その前の社長瀬戸雄三氏同様、福地氏も温厚な印象だ。
もちろん営業畑を歩いて来て(名古屋もわずかだけ赴任された)、体力面や精神面で苦労された時代はあるのだろうが、写真や文章からそれをあまり感じさせない人間味溢れる姿が頭に浮かぶ。
福地氏が社長に就任する頃は、アサヒビールがトップの座を掴み、それをどう死守していこうかというハードな時期。
発泡酒への参入も会社の考えを覆すタフな仕事だったと思う。そのタフさを深刻な顔など見せず、普段と変わらない飄々とした表情で振る舞うのが真のリーダーの姿だろう。
無理はしているのだが、それを感じさせない自然体な態度を今回の「私の履歴書」から読み取ることができた。それは僕だけかな・・・(笑)。
最終回の昨日はご自身の病気のことも書かれていた。
その中には”「福地とNHKには休肝(刊)日なし」が自慢だったのに。”という一文が・・・。ということは福地氏は1年365日×何十年とずっとビールを飲んでいたのか。
ビール会社の鏡であるのは間違いないが、休肝日を設けていないことに敬服する。1か月に数回、休肝日を持とうとする僕はまだまだ甘ちゃんだ。休肝日なんて止めてしまおうか・・・。
そして、この一文にも感銘を受けた。
自分の置かれた立場でできることはしっかりやるということだ。会社には不要な人も職場も抱える余裕はない。仕事の面白さはやってみないと分からない。私は希望の勤務地や部署などを記す人事シートは常に「白紙」だった。
時代の違いはあるだろうが、今の若い世代にも知ってもらいたい。
福地氏は現在の仕事を完全リタイアされたら、晴描雨読(せいびょううどく)でのんびりしたいと言われる。そんな生き方も素敵だ。
ありがとうございました。

愚か者街道まっしぐらなのか・・・。

ここ最近の傾向として、日中の予定よりも夜の予定の方が先に埋まる。売れっ子の芸者さんでもないが、結構早い段階からスケジュールが埋まることも多かったり・・・。
大変ありがたい話だが、毎日はさすがに疲れるので週3~4回の予定が多い。
ところがである。今週は完璧。
なんと月曜から日曜まで7日間予定が入っている。厳密に言えば入りそうだ。毎日、どちらかの方と飲むことになる。
月曜は所属する団体の懇親会。なぜか錦3丁目に行く予定も。
火曜は以前大変お世話になった方との会食。
水曜は社内研修の後、講師と有志とでの懇親会
木曜からは東京出張。この日は事業パートナーの役員との宴席。
金曜はオンオフ師匠との飲み会(予定)。
土曜は研修。終了後、有志で懇親会(多分)。
日曜は研修の打ち上げ。全体での懇親会。
「一週間の歌」ができそうだ。宴席に出席しても大人しくウーロン茶をチビチビやっていればいいのだが、愚か者としてそんな行為ができない。
注がれたお酒はキチンと頂いてしまう。そして、さらに愚か者になってしまう。その繰り返しだ(笑)。
そのしわ寄せはどこに来るのか・・・。日中に忍び寄ってくる。間違いなくその疲れが午後の時間帯に体を襲い、とてつもない睡魔が体を優しく包んでいく。
予め謝っておきます。日中、寝てしまったらごめんなさい。決してサボろうとしているわけではないのです。ご理解くださいね。
ただの言い訳にしか聞こえないかもしれないが、今日から1週間はかなりハード。ウコンを飲んで体調を整え、それでも全力で臨むとしよう。
確か翌週の月曜も予定が入っていたっけ・・・。
それでも毎日、頑張ります!

林原家 同族経営への警鐘

林原家 同族経営への警鐘 林原家 同族経営への警鐘
(2014/05/16)
林原健

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ボンクラ経営者の僕がいうには大変失礼でおこがましいとは思うが、著者は経営者として信じ難い。
それも日本経済新聞の「私の履歴書」にも登場した方。そんな方がこんな経営をしていたなんて許されるはずはない。
僕のような若輩者の戯言だと叱られるかもしれないが、それが本書を読んだ素直な感想。名経営者として相応しい時期が長いのももちろん理解はしているが・・・。
しかし、売上高も利益も決算書も見ることも関心もなく、会社経営を行っていたとは社長の役割を完全に放棄しているといえるのではないか。いくら研究畑であっても関係がない話だ。
粉飾決算の事実や取締役会を一切行わないのは、同族経営にはありがちな行為と本書には書かれているが、真面目に事業に取り組む同族経営者に対しては完全な侮辱だし、失礼な話だと思う。
過去の栄光も実績も会社を潰してしまっては何の意味もなさない。
メセナ活動や研究開発において評価されるべき点もあるかもしれないが、公共事業の無駄使いと同じで、会社に損害を与えていては活動自体が自分勝手な行動となる。それが許されるのであれば、誰だってやればいい。
私が会社にいる時間は午前11時半から午後2時半までの3時間と決めていた。技術開発のことを考える上で、一番いいのは夜中。
人によってそれぞれだろうが、みんな寝静まったときに瞑想するように考えると、昼間とは全然違う発想が得られるのだ。
こんなに短時間しか会社にいない社長も珍しいということで、メディアにはこのことが取り上げられたが、私にいわせれば、他の社長が「社長の仕事」をしていないだけだと思う。

著者はこんな一文を書いている。
僕には驕っているとしか読み取れなかったし、何の説得力も持たない文章にしか思えなかった。
会社の目の前の事を考え、四六時中、会社にいて懸命に働き、会社を存続させる。それだって十分立派な「社長の仕事」だ。僕はそう思う。
何だかボロクソな感想になってしまったが、本書を否定するものではない。今、ファミリービジネスを学ぶ者として、同族経営の大きな問題がここに隠されていると感じる。本書のケースは壮大すぎるのかもしれないが、参考になる点は多い。
同族経営で悩まれている方も、是非、読むべきだろう。
いい勉強にはなりました。ありがとうございました。
自分がそんな存在にならないためにも・・・(笑)。