昨日、ブラジルW杯の日本代表の発表があった。以前ほど僕の中の関心は薄らいではいるものの、やはりそこは日本代表、気になるものである。
知り合いの社長はわざわざブラジルまで観戦に行くようだし・・・。
羨ましい~。その財力と時間が欲しい(笑)。
いろんな報道でもあるように手堅いザッケローニ監督にはほとんどサプライズはなかったようだ。本命の選手がほとんど。強いていえば大久保選手くらいなのもか・・・。
我がグランパスは誰も選出はされなかった。今のグランパスで一番得点能力の高い闘莉王も選考漏れ(そこは求められてないし・・・)。
J2降格が危ぶまれるチームからは余程信頼がない限りは無理な話だろう。なぜこんなにもグランパスは低迷してしまったのか・・・。
ケガ人続出という理由も理解できるがそれだけではないはず。これではどんどん興味が失くなってしまうではないか。
頼むよ、西野監督!
それはさておき、あと1か月に迫ったワールドカップ。イビチャ・オシムも日本には十分チャンスがあると語っている。
楽観的な僕は1勝2分けで予選突破と評論家でもないのに、相手国に全然詳しくないのに勝手に予測している(笑)。初戦をどう乗り切るかだな・・・。
個人的にJリーグが全然盛り上がらない分、ワールドカップはぜひ盛り上げてもらいたい。頼むぞ!日本代表!
でも、一体何時に放映されるのかな。ちゃんと観れるのかな・・・(苦笑)。
2014年5月13日
ちょっと残念、でも頼むぞ!日本代表
2014年5月12日
もっと世界史を学ばねば・・・。
一昨日の土曜日は朝から椙山女学園大学へ向かった。就職ガイダンスで講演をさせてもらうのではない。
自らが学ぶためにお邪魔したのだ。この日はライフネット生命保険CEOである出口治明氏から世界史を学ぶ。
ご存じの通り出口氏は企業経営者であって、歴史学者でも世界史の先生でもない。しかし、どこからその知識を入れたのか不思議になるくらい造詣が深い。
一方で僕は世界史なんて全く分からない。高校2年の必須科目であったため、一通りの勉強はしたが、すでに頭の中はカラッポ。確かそんなに成績は悪くなかったはずだけど・・・(苦笑)。
出口氏には2月の中部経営塾のセミナーでもお世話になっており、今年で2回目。前回の講演ではリーダーシップについて学んだわけだが、この時はすんなりと腹落ちもした。
しかし、今回は・・・。明らかに自分の知識不足である。話を頂いた内容は素人でも十分呑み込めるが、なんせ基礎知識が足りない。
少し前に読んだ著書もかなり忘れてしまっている。というよりも頭に中に入っていない。再読しないといけないな(汗)。
今回は西暦500年~1000年のヨーロッパ、中国の歴史について解説頂いたわけだが、今の時代に当てはめても参考になる点は多かった。
僕が印象に残ったこととしては、7世紀の女性の活躍の話。
日本では持統天皇が女帝として世を治めていたわけだが、それには世界のロールモデルの存在があったということ。中国の武則天を始め女性が東アジアでは女性が活躍していた。
持統天皇はアジアの女性の活躍の影響を受けていたという。初めて聞く内容であった。それ以外にも中国4000年の歴史の中で、平和な時代は4回しかなかったなど、出口氏ならではの物の見方があったように思う。
最後に話された勉強する理由「自分で考え、自分の言葉を使い、自分の意見を言う」も僕は大いに納得してしまった。
勉強会終了後は主催者でもある北垣氏がオーナーを務めるCOHALでの懇親会。有機野菜にこだわった美味しい料理を堪能させてもらった。昼からビール、ワインを飲みすっかりいい気分にも・・・。
この勉強会を通して僕が感じたのは、いかに自分が無知であるかということ。賢者は歴史に学ぶという。もっと学ばねばならない。どこまでやるかは別にして・・・(苦笑)。
いい機会を頂き、ありがとうございました。
2014年5月10日
リクルートの深層
リクルートの深層 (イースト新書) (2014/04/20) 大下 英治 |
ここに書かれていることが100%真実かどうかはわからない。仮に100%とするならば、僕が抱いていた江副像は大きく変わる。
僕の知り合いの元リク出身者も同じような印象を持つかもしれないし、「その通りだ!」と納得するかもしれない。ただ多くの人は僕と同じような感想を持つのではないだろうか・・・。
一言で言ってしまえば、自分勝手なワガママは人。だからこそあれだけの企業を創り上げることができたのだろう。僕には到底ムリな話。やはり人間が小さすぎますね・・・(苦笑)。
本書では江副氏の生い立ちから死に至るまでを描いているわけだが、ある意味、碧夫人のストーリーでもある。碧夫人の支えと耐え忍ぶ姿があったからこそ、江副氏は成り立ったのかもしれない。尽くす女性の存在は偉大。翻弄された人生だったと同情もしてしまうが・・・。
本書で初めて知ることも多く僕にとっては新鮮だった。リクルートの闇の部分も知ることができた。できればリクルート事件後のことも克明に描いては欲しかったが、そこはまだベールに包まれている面が多いのかもしれない。
ここには江副氏を取り巻く多くの人物も登場する。かつて僕が尊敬していた高塚猛氏の活躍も描かれている。
ダイエ―ホークス代表時代の講演テープはよく聞き、著書も読んだ。しかし、晩節を汚してしまった。これは江副氏にも当てはまる。
どうして名声を極めた人は最後にはあんなふうなってしまうのだろうか。
知らず知らずのうちに人格そのものが変わってしまうのか・・・。大物になりようのない僕が心配する必要はないが、反面教師的に学ぶ面も多かった。
著者の個人的な見方だと思うが、現在のリクルートについてかなり批判的に書かれている。
ぜひ、現役の方に本書の感想も聞いてみたい。
2014年5月9日
うれしいとツラいが交錯した日
一昨日から何故か鼻水が止まらなくなった。体の異常は全くない。それほど気にすることなく一日過ごしたわけだが、自宅に戻っても変わらないので、いつもより早く就寝。
朝、目が覚めても症状は治まらず。予定していた早朝ランニングも延期し、安静にしながら出社。一番に近くの病院に出向く。
先日の盟友櫻山さんのブログにもあったように、ずいぶん待たされた割には、診察はあっという間に終了。1分程度じゃないだろうか・・・。結果としてはただの風邪。
薬をもらい飲んだのだが、鼻水が止まらない状態は続く。それが結構、ツラい。
いかん、いかん、夕方から懇意にする大学に依頼された4年生向けの講演がある。それまでには治さないと・・・。という感じで日中を過ごしていた。
そんな昨日、自分のブログをチェックすると、こんな表示がされていた。
PVがいつもに比べ高く、中部地区で3位にランキングされていた。前日書いたブログがかなりの反響があり、理由は不明だが多くの方に読んでいただけたようだ。
全く面識のない大学関係者の方から感想のメッセージを頂いたり、同じように存じ上げない方がtwitterでリツイートしてくれていた。友人からたくさんのコメントも頂いた。真面目に書くと結構反応があるもんですね(笑)。
これは僕にとってもうれしいこと。いつもこうだと更に嬉しいのだが普段の愚か者ブログではそんなふうにはならない。反響の余韻で生き長らえるだけだ・・・(笑)。
そして迎えた夕方。鼻水が止まらない症状は講演では何とか収まり、何事もなく話すことができた。やはり最後は気合だな(笑)。
昨年も同時期に話をさせてもらったが、参加者は半分程度。今年の就職環境の良さを物語っていた。
だが、参加してくれた学生さんは真剣。終了後、アンケートを見せてもらったが、「これからの活動に自信が持てた。」「中小企業の魅力がよく分かり、活動の幅が広がった。」など嬉しいコメントがたくさん書かれていた。
少しでもこれからの活動に役立ててもらいたい。
調子に乗って大学関係者と飲みに行ってしまったのは、体調不良の身でいかがなものかとは思うが・・・(苦笑)。それも僕にとっては嬉しい時間。
うれしいとツラいが交錯した日。お疲れさまでした。
2014年5月7日
内定辞退者からの手紙
ゴールデンウィークも明け、就活生の明暗が分かれている頃。第一志望の企業から内定をもらい順調に就職活動を終えた学生、思うように選考が進まず、落ち込んでいる学生。
その背景は様々で、落ち込んでいる学生さんの気持ちは理解できるが、ここはしっかりと継続してもらいたい。企業側も思うように進まず、苦戦している会社も多いわけだから・・・。
ちょうどGWの合間に日経にこんな記事が出ていた。
内定辞退のあった学生に厳しい言葉を浴びせる人事担当の記事が・・・。この気持ちも分からなくはない。
ずっと採用のお手伝いをしていて、採用担当者の苦労もよく理解している。学生を罵倒したくなる気持ちもよくわかる。しかし、罵倒したところで何の解決にもならない。企業イメージがダウンしてしまうだけのことだ。
ご多分に漏れず、うちの会社も先日、1名の内定辞退があった。しかし、僕はここに書かれていることとは逆で清々しい気持ちになった。
その学生さん(Yさん)には内定を提示する段階で昼食を共にしながら、いろんな話をさせてもらった(他の内定学生も同様に)。
その時に、もう1社だけ選考を受けたいという正直な気持ちを聞いていた。名大社に魅力は感じるが、その企業も魅力に感じてると・・・。結果的にYさんはその会社から内定が出て、うちを辞退することになった。
その会社はこの東海地区を代表する企業。100名いたら99名は、うちではなくその会社を選ぶ(1人は変わり者がいるだろうと・・・笑)。
トップの僕がこんな惨敗宣言をしているようでは情けないが、残念ながらこれが正当な実力。そこは素直に認め、自分たちが選ばれるよう精進していかねばならないだけ。
Yさんはまずは電話でその旨を伝えてきたのだが、直接、会って話をさせてもらいたいと言ってきた。後日、採用担当である名大社女子と一緒に会うことにした。
Yさんは菓子折りを持参で会社に来てくれた。会社説明会から選考に至る過程への感謝、かなり迷っての決断など、これまでの事を飾らず正直に話してくれた。そして、僕と名大社女子に手紙を渡してくれたのだ。
手紙の内容は恥ずかしいので割愛するが、こんなケースもあるのだ。
確かに残念ではある。しかし、このような信頼関係を築けるのは僕にとっては嬉しいこと。僕はYさんを応援するし、Yさんは名大社を応援してくれるだろう。
内定辞退という結末は決して不幸なことばかりではない。
そんなことを教えてもらったような気がした。
2014年5月6日
『旅人として生きる』
昨日は待ちに待ったGWのメインイベント沢木耕太郎氏の講演会。講演タイトルは「旅人として生きる」。
しかし、沢木氏が演台に立つなり、いきなり発せられた言葉が「旅人として生きるというこのタイトルは最悪だ!」。いきなり会場をどっと沸かせた。
旅人の定義がないのに、勝手にくくって欲しくないと・・・。こんなユーモアがある方とは全く思わなかった。冒頭からやられてしまった。
沢木氏は年1~2回くらいしか講演は行わないという。依頼は多いのだが、講演を入れてしまうと自由気ままに海外に行ったりすることができなくなることが大きな理由。
せっかく自由に生きていくために努力をし続けその時間を確保できるようになったのに、講演を入れるとその努力が無駄になってしまうという。何とも沢木氏らしいコメントだ。
昨日の講演は2時間程度。沢木氏の気が赴くままに自由な話され、後の質疑応答も懇切丁寧に切り返されていた。
僕は午後の時間の講演会はどうしても寝落ちする時間が出てしまうが(苦笑)、今回はこれっぽっちもそんな時間はなかった。全ての話に魅了された2時間であった。
タイトルのあるような話はほとんどなく(笑)、ご自身が生まれてからどんな方から影響を受け、何をきっかけにこの世界に入ったのかを興味深く話してもらった。
それは僕がこれまでの著書で読んだことのない初めての話ばかり。いやあ~、本当に参加してよかった。
これでは何の話をされているのかサッパリわからないと思うので、一つだけ紹介すると沢木氏は「旅人としては生きていない、ソロとして生きている」ということ。
自らソロとして生きることを選択し、そのために仕事における専門性を磨き、仕事では誰にも負けないくらい手を抜かず、生活面で何でもできる自分になり、学び続けることを放棄しない。
それがソロとして生きることであり、自己の背丈を伸ばすことだという。
僕のチープな表現では意味不明かもしれないが、僕には腹落ちする内容。彼の生き様を直接伺うことで、僕がなぜ沢木耕太郎に魅かれるのか、ようやく理解することができた。
今回の講演は200名近い方が参加され、参加者は僕より若い方が中心。20代、30代の方が多かったように思う。
そんな中で60代半ばの沢木氏は自然体で距離感を作らず、カッコつけることなく、それでも実に爽やかに喋られていた。
インタビューを受ける側が何故沢木氏に心を開いてしまうのかが分かるような気がした。こんな人に取材を受けたら、誰しも不安を感じることなく、どんなことでもオープンにしてしまうだろう。沢木氏の魅力を更に感じ、ますますファンになってしまった。
ちなみに僕の席は前から2番目。それもほぼ正面。何度となく、目が合ったような気がする(笑)。知人に案内してもらったのだが、これにも感謝!
今回は貴重な機会を頂き、ありがとうございました。
2014年5月4日
激しく倒れよ
明日に迫った『沢木耕太郎さん講演会「旅人として生きる」』。
当日は講演会が基本であるが、特別企画として「あなたにとって、旅とは」と「沢木さんの本の紹介」がセットになっている。
残念だが、旅について語れることはない。一人旅は学生時代の1回のみ。海外への旅行は嫁さんと15年以上に行ったきり。あとは平凡な家族旅行があるだけ。「僕にとっての旅は家族サービスです!」。
そんなコメントは場を白けさすことしかない(笑)。
だとすれば、本の紹介をするしかない。こちらだったら何とかなりそうだ。そこで何がいいか考えてみた。参加者が影響を受けた書籍は大よそ予測することができる。ああ~、あれね・・・。と誰もが納得するであろう。
そうであれば、僕はできるだけ少数派の作品がいい。自分にとって印象深い作品を思い出してみた。
「沢木耕太郎ノンフィクションⅠ激しく倒れよ」にも掲載されている「コホーネス<肝っ玉>」。最初の出版は短編集「王の闇」。紹介するとすれば「王の闇」になるだろうが、この際、それはどちらでもいい。
この「コホーネス<肝っ玉>」は、今やお笑いタレントしか思えない輪島功一氏の世界チャンピオンに三度挑戦し敗者となり引退していくストーリー。それを同時並行で沢木氏がルポしていく。
チャンピオンである存在から引き下ろされ、尚もチャレンジする姿を描いている。著者がよく取り上げる主人公像。僕はここに描かれる輪島功一氏の生き方が好きだ。
かつてチャンピオンであった栄光の座を捨てて、ボロボロになりながらも自らの姿勢を貫いていく。その一貫した姿に失くしてはならないプライドを感じるのだ。
そして、引退後、沢木氏との酒を交わす場面で、若手選手の育成について自身を語る。
「俺は名選手じゃなかった。だからこそいい選手が作れると思うんだ。」
「俺は二流だったけど、最後まで闘うことをやめないチャンピオンだった。」
この言葉はずっと僕の胸に響いている。もしかしたら、僕もこうなるべきかと・・・。
「激しく倒れよ」そして、「コホーネス<肝っ玉>」。
敗者は多くの事を教えてくれる。
2014年5月3日
明日からはFM愛知を聞こう~!
いきなりの話だが、明日の午後はぜひ、FM愛知を聞いてもらいたい。なんと夕方4時からの番組で福山雅治さんと共演する。
というのはもちろん冗談。マジメにそんな事を言うと各方面からクレームの嵐となってしまう(笑)。
実際は福山さんの番組の前の時間帯に名大社が番組を持つ。明日からの毎週日曜15:55~、6月8日までの期間限定ではあるが、「GOOD DAY-GOOD JOBラジオ」というタイトルの5分番組。
FM愛知の人気パーソナリティ内藤聡さんが番組をお送りする。そして、一緒に出演するのが僕。内藤さんの質問に答える形で、意外や意外マジメに話をしているのだ。
内容は転職に関する相談や転職活動の方法について。番組後半には新卒学生向けの情報も届けていく。できるだけ宣伝の要素をなくし話しているが(笑)、締まりのないコメントにどうしても時間はいっぱいいっぱいになってしまった。
5分番組の中で情報を伝えるのはかなり難しいですね。
自分ではきちんと話しているつもりでも、結構噛み噛みになってしまったが、そこはディレクターがしっかり編集してくれるだろう。
FMの長寿かつ人気番組「福山雅治のSUZUKIトーキングF.M. 」の前にお聞き苦しい点はあるかとは思うが、そこは我慢して聞いてもらいたい。
これでも「山田さんは顔や頭は悪いですが、声はいいですね!」と言われることは多い。「話の中味もないけど、声はいいよ!」と言ってもらうこともある。
褒められているのか、けなされているのかわからない状態だが、思ったよりも聞き苦しくないかもしれない。福山雅治さんと聞き間違えてしまうかもしれない(そりゃ、ないか・・・)。
こちらがその収録時の写真。
ゴールデンウィークに何の予定もない方は、ぜひ、聞いてください(笑)。
あっ、予定はあるけど運転中の方も・・・。
2014年5月2日
どうなった?4月の目標
3人のライバルが気にしているはずなので(もう最近はどうでもいいかな・・・)、4月のランニングの報告をしたい。
走るには一番いい季節なのがこの時期。ほんのり汗をかき、暑くもなく寒くもない。景色もいい。
地元の戸田川緑地公園では桜と戯れながら走ることができたし、
東京のライバル釘崎さんと皇居を走った時も開花の遅い桜が残っていた。
そしてしばらくは新緑の季節。青々とした緑を眺めながら走るのは気持ちがいい。一年を通して数少ない心地よいランニングができる。
ランニング仲間の写真の投稿が多いのも、この季節の良さの表れだろう。また、日が長くなってきた。ほんの少し前は6時台でも暗かったが、今は5時でも明るくなってきている。しばらくは早朝RUNが気持ちいい。
と前置きが長くなったが、4月の走行距離は69km。
ちょっと大目に見て70kmだとしても目標の7割。相変わらず低迷した成績が続く。開き直るわけでもないが、まあ、それもいいじゃないか。走れる日にしっかりと走る。当面は出場する大会もないので、体力維持に努める。(低下するという話もありますが・・・笑)
この5月は明日からのGW休暇次第だが、現実的に目標達成は難しい。週末も結構予定がいっぱい。ライバル達の「ヒヒヒッ」という嫌らしい笑みが頭に浮かぶが、それも気にせずにいきたい。
そんなことを言いつつ、本当は目標達成したりして・・・(笑)。最近、更に体の締りがなくなってきたような気もするので、そこだけは気にしながら走っていこうと思う。
2014年5月1日
「ホワイト企業」を読む
ホワイト企業 サービス業化する日本の人材育成戦略 (PHP新書) (2013/12/14) 高橋 俊介 |
ブラック企業という言葉が出てきたから、ホワイト企業が出たのか、そうではなく元々あったかはわからない。
ブラック企業が社員使い捨て、休日なし、残業代未払いだとしたら、ホワイト企業はその反対になるのだろうか。そんな単純な話ではない。それで解決できるのであれば、ほんの10ページで内容は終わってしまうはず。
著者は「真のホワイト企業とは、若者を成長させ、変化の激しい時代において雇用の質を向上させる企業」と言い切っている。
残業が多い=ブラック企業という認識をされると僕は違和感を持ってしまう。
僕自身、かなりの残業をしてきた。大変ではあったが、それが嫌で嫌でたまらなかったわけではない。その時間も充実していた。そんな働き方をしている若者はいつの時代でもいるはずだし、そのことに働きがいを持つ者も多いと思う。
そこには著者の言う「若者の成長」が知らず知らずに含まれているだろうし・・・。
残業なし、多い休日=ホワイト企業ではない。これから企業に向かう若者はそこを錯覚してはいけない。
日本でもサービス業の割合が増え、勤務時間・休日の設定、アルバイトと正社員の違い等、雇用側の抱える課題は大きくなっている。
本書にも事例があるようにスターバックスコーヒーはいいロールモデルだろう。だが、同じ取り組みをするのは容易ではない。
しかし、人材育成がこれからの企業繁栄のカギとなるとすれば、その手法は参考にすべき。著者は仕事観の構造(内因的仕事観、功利的仕事観、規範的仕事観)を用いながら、人材育成の重要性を主張している。
(高橋氏の講演を拝聴するたびに最近は強く感じることでもある。)
その中で仕事を覚え、やりがいや自己成長を感じていくと働きがいも自ずと湧いてくるのだろう。著者はわかりやすくこのようにも表現している。
働きやすいが、働きがいのない企業は「人材滞留企業」。
働きやすくはないが、働きがいのある企業は「人材輩出企業」。
その両方ないのが、ブラック企業と言える様だ。
では、うちの会社はどうなんだろうか・・・。僕なりの目線はあるにしても、そんなことは自分勝手な論理にすぎない。働いている側はブラックだ!と思っていたり・・・(笑)。
仮にそうだとしても、全員で若手を育てていくやり方はこれからも続けていきたい。