8月です。暑いです。
昨日も地獄のような暑さでした。
ずっと社内に籠っていたいですが、
(最近は社内にいないという話もありますが・・・)
そんなわけにはいきません。
外に出るのも仕事です。
健康的にはある程度の日差しは浴びなければなりません。
この日は名古屋駅から会社に戻る途中。
汗をかきながら歩きます。
こんな日は冷たい麺類を体が欲します。
それも気分は冷やし中華。
柳橋周辺にはいくつかのラーメン屋さんが存在します。
半年前にオープンし気になっていたラーメン屋さんがあります。
残念、冷やし中華なし。
次に向かった中華料理店。
残念、冷やし中華なし。
頭の中は冷やし中華一色になっています。
メニューは分かりませんが、こちらに冷やし中華があるのは確信しています。
「藤一番ら~めん 柳橋店」に入りました。
こちらは名古屋を中心に展開するチェーン店。
最近お邪魔する機会は減りましたが、醤油ラーメンも塩ラーメンも好きな味です。
しかし、今回は迷うことなく
「すいません、冷やし中華の胡麻で!」
キッパリと注文します。
メニューには涼麺(リャンメン)と書いてありますが気にしません。
醤油ダレもありますが、今回は胡麻ダレ。
ランチタイムにはトッピングのサービス。
「え~っと、鶏チャーシューでお願いします。」
ヘルシー志向なのです。
涼麺(胡麻) 750円
トッピング以外は別皿で運ばれます。
これは本人の好みを尊重しているのか、
手抜きなのか、どちらでしょうか。
バランスを考えて具材を乗せます。
ジャーン。
インスタ栄えする涼麺が完成しました。
ここにトマトスライスがあれば彩りも完璧でしょう。
冷やし中華を頂くのに名古屋人に欠かせないのがマヨネーズとからし。
こちらは使い放題ですが、お行儀よく頂くことにしました。
時折マヨだけ、時折からしだけ、時折両方と味変させながら食べるのも楽しいですね。
昔は冷やし中華だけではお腹が満たされませんでしたが、今はこれで十分。
美味しく頂きました。
ごちそうさまでした。
今年はあと何回、冷やし中華を食べられるでしょうか。
ファミリービジネスを学ぶ者として多くのケースを知っておく必要がある。
本書もそう。
ここには15名の事業承継した女性の奮闘記が描かれている。
そのケースは様々。
幼少の頃から家業を継ごう思っていた女性。
無理やり家に戻された女性。
ふとしたキッカケで継ぐことになった女性。
おぼろげには感じていたんだけど・・・的な女性などなど。
地域も業種も規模もバラバラ。
共通しているのは今も事業が継続しているということ。
継続できているということ。
業界内で優位性にある企業もあれば、零細で家族経営に近い企業もある。
しかし、そこには歴史があり、先代の想いがある。
それを継ぐのは容易なケースは一つもなく、何らかの苦労が待っている。
紹介されている女性経営者はみな笑顔で平然とこなしている。
いやいや、さすが!
だから本書で紹介されているといえるわけだけど・・・。
女性の経営者、もしくは女性が会社を継ぐ割合は増えてきたとはいえ、まだ少ない。
日本の女性社長は2021年4月現在で8.1%。
これは過去最高で、1990年の4.5%と比較すると倍近く。
ただアメリカの中小企業では約3割が女性経営者だという。
そこと比較するとかなり低いと言わざるを得ない。
しかし、今後はそれも変わってくるんじゃないだろうか。
本書にも登場する諏訪社長や石坂社長が注目されたのもこの10年だし、
この類の書籍も考えられなかったし、意識的にもかなり変化してきたと思う。
僕の周りの女性経営者の方がむしろ責任感が強いと感じたりもする。
そうそう、本書には名古屋ファミリービジネス研究会でご一緒する丸山祥子さんも紹介されている。
そこも含め読んでもらいたいね(笑)。
いくら女性経営者が増え、かつ優秀だったとしても、僕が想像するよりまだまだ大変。
家業や事業に関わるかかどうかはともかく旦那さんの協力は欠かせないし、
子供が小さければ行動の制約は多い。
そうでなくても一般的に企業全体から見れば男性社会だし。
僕の所属する団体も女性会員はゼロだし・・・。
それも徐々に変わっていくのかな。
名大社はファミリービジネスではないが、最近は女性が幹部に登用される割合が高い。
いずれ社長が女性になるかもしれない。
僕のような鈍感な人間には分かり得ないきめ細やかな面もあるしね。
これからを楽しみにしたいね。
男性にも女性にも読んでもらいたい一冊。
7月某日、仕事で姫路にお邪魔した。
これまで兵庫県に出向いたことは何度もあるが、姫路は初めて。
新幹線のぞみも2時間に1本くらいは名古屋から直接行くことができる。
姫路駅を降りて驚いた。
北口出口を出るといきなり姫路城が視界に入ってくるのだ。
(写真では見えずらいが、一番奥)
地元の人には当たり前だが、観光に近い身としては結構、感動的な光景。
雨で見えにくいのが残念だったが・・・。
それが理由でもないが、アポまで余裕があるので姫路城に向かうことにした。
(まま、最初からそのつもりだったけど・・・)
ルートはとても分かり易い。
駅からの大手前通りを北に真っすぐ進むだけ。
バスに乗ろうかとも思ったが、雨の中、徒歩で向かった。
15分強。大名通りから城内へ入る。
名古屋城でも皇居でもそうだが外堀周辺には必ずランナーが走っている。
この日も雨に濡れながら軽やかに走る姿が見受けられた。
目の前に迫ってくる姫路城。
世界文化遺産で国宝。
コロナ前はインバウンドで溢れていたという。
それに相応しく威風堂々とそびえたつ大天守。
早速、姫路城・好古園の共通券を購入し施設内へ。
いきなりこんな自販機の看板が目に入る。
えらく商売熱心だなと感心するが、その理由は後で分かった。
菱の門を越えると外国語のパンフレットが並ぶ。
一体、何か国語あるのか?。
それだけでも人気は窺い知れる。
いくつか大天守の写真を撮ったが、一番のお気に入りはこれ。
ここはアップしておこう。
それ以外にも沢山の写真を撮ったが、最低限の公開に留めておこう。
やはり自分の目で確かめないとね・・・。
それにしても圧倒的なスケール。
名古屋城も立派だが、ここは譲るとしよう。
大天守内は地下1階から6階まで。階段で登っていく。
この日は平日、かつ雨のため入場者は少ない。
これが休日なら相当混雑していただろう。
それもかなりの体力を要する。
途中にはこんな案内も・・・。
自販機前の看板の意味がここで理解できた。
飲み物を持っていないとキツイということね。
最上階からの眺め。
当時の城主は何を見ていたのだろうか。
そうこうするうちに既に1時間。
余裕があると思っていたが、全然時間は足りない。
アポ時間が近づいてきた。
共通券の好古園には結局、行けず。
最後に官兵衛の石垣だけ見ることに。
僕の姫路城のイメージはどうしても黒田官兵衛。
もっと歴史を学ばないとね・・・。
こうして雨の姫路城見学は終了。
もっと早い時間にこればよかったと少し後悔。
その後は今後いい関係が期待できそうな企業と面談及び懇親会。
おススメの日本酒「白鷺の城」も頂いた。
辛さの後にほんのりとした甘さがグッとくる美味しいお酒だった。
また、姫路に行きたいね。
いい機会を頂きありがとうございました。
先週木曜日は「第6回名古屋ファミリービジネス研究会」(略称NFB)。
6年目となる今年も無事にスタートすることができた。
コロナ感染者が再び増えてはいるが、感染対策を十分行った上での開催。
今年も新規の方とリピーターの方がうまく融合し、
和やかな雰囲気の中、進めることができた。
そうはいっても初回は緊張感が漂う。
開始前はシーンと静まり返った状態。
この緊張感がよかったり・・・。
そしてその緊張感を崩すのは僕の役割。
このNFBでは最初にまず僕が全体概要を説明。
できるだけシナリオは作らず、その時に感じたことは話していく。
それが理由で毎年持ち時間をオーバーし、講師に迷惑を掛けるが、
周知の事実として伝わっているので問題はない。
そんなことはないか・・・。
いつも通りファミリービジネスの定義や特徴、みなさんの自己紹介、
ジェノグラム(家系図)について説明し、小ネタは「映画で学ぶファミリービジネス」。
「ハウス・オブ・グッチ」のジェノグラムを作成し、家族崩壊の流れを話させてもらった。
前週には2度目の鑑賞もして当日に臨んだ。
やるね!
ちょっと慌てた説明になってしまったけど・・・。
例年はここで時間オーバーするが、今年はわけあって時間通り終了。
アンケートにも「山田さんが概ね時間通りだった」と書かれていた。
ベテランさんはさすが、見抜いてますね(笑)。
そしてDay1の講師はこちらも定番。
株式会社サンコー櫻山社長の「中小企業(ファミリービジネス)のブランディング」
毎年分かりやすく説明頂く。
内容もブラッシュアップし、今年はインターナルブランディングを中心に解説してもらった。
ワークもみなさん熱心で盛り上がったようだ。
ただ残念なことに僕はその場を見ていない。
自分のパートの終了と共に会場を抜け出し、大学の授業へ向かった。
肝心なところでダブルブッキングをしてしまい、申し訳ありません。
それが理由で時間オーバーしなかったという話も・・・。
いずれにせよ100%満足の研究会となった。
気を遣いながらの恒例の懇親会。
こちらも会場の配慮もあり、スムーズに進行。
お互いに親睦を深めることができた。
最後には全員で記念写真。
アップは止めておこう・・・。
受講者は経営者、後継者などそれぞれの立場で課題や問題を抱えている。
それをネガティブにならず前向きに捉えていく。
初回からそんなことを感じることとなった。
これから5ヶ月間、よろしくお願いします。
コロナ感染者の拡大は収まりません。
対策予防をするのは当然ですが、経済活動は止めてはいけません。
昨年、一昨年の状況は避けたいものです。
周りに配慮しながらも親睦、懇親の場は必要です。
たまには伏見も夜のお店を紹介するとしましょう。
御園座の西側に昨年4月、オシャレな施設ができました。
以前、映画館のミリオン座があった場所です。
C Forest Xという名称の施設。
お寿司屋さんなどいくつかのお店が入店しています。
いずれ名物スポットになるのでしょうか。
その中の「GRIGLIA Pagina」さんに行ってきました。
舌を噛みそうですが、人気食べ物ブロガーには似つかわしくないわけではありません。
こちらの個室でイタリアン創作料理を楽しませて頂きました。
飲み放題コースで7000円。
ちょっと気張る必要はありますね。
ビールではなくスパークリングワインで乾杯。
冷製ズッパ・ディ・マイス
やはり舌を噛みそうです。
季節野菜ブーケサラダ
どうやら花束として見せているようです。
長崎産真鯵焼きナストマトジュレ
長崎産穴子大葉ジェノベーゼスフォルマート
スフォルマートとは何でしょうか?
知多牛イチボofyrGRIGLIAアーリオマスタードソース
こちらも絶対スラスラいうことはできません。
もっと分かり易くならないでしょうか・・・。
そうこうするうちに赤ワインに移ります。
熊本産車海老トマトソースリングイネ
こちらは九州産に拘っているのでしょうか?
ここでようやくビールが登場。
黒生ビールがあるのが嬉しいですね。
貧乏性の身としてはいろんな種類のお酒を飲んでしまいます。
確か白ワインも頂きました。
最後はレアチーズケーキイチゴ
ようやく覚えることができる品がやってきました。
後から「メインは何だった?」と聞かれても、「美味いステーキ」としか答えられません。
たまには落ち着いた雰囲気で和やかに食事を楽しむのもいいですね。
女性がとても喜びそうなお店。
今度、誰とお邪魔するのがいいでしょうか。
ご希望の方はぜひ!
ごちそうさまでした。
先週金曜日はFネット(ふるさと就職応援ネットワーク)の14期総会&15期例会。
この7月で全国の就職支援会社が集まるFネットは15期を迎えた。
本来、総会の行われる7月は地方開催が前提だが、
コロナ禍のためいつも通り東京でのハイブリット開催。
今回は久々のメンバーも含め15名が参加する予定だった。
しかし、残念なことに例会場であるハナリー島にコロナの嵐が襲った。
急きょ、リアル中心からオンライン中心のハイブリット開催へと変更。
バタバタと準備する中での開催となった。
僕はハナリー島で釘崎大統領のビーフカレーを食べる予定だったが、
こちらも変更を余儀なくされた。
近くのお店でワンタン麺。
まあ、サッパリとして美味しかったけどね。
Fネットの幹事は1期2年で体制が変わる。
公平性を維持するために健全に投票を行い、幹事を5名選出。
過去の投票では必ず前幹事が何名か残ったが、今回は僕以外が全員変わった。
まだFネット歴の浅い若手経営者も幹事に選ばれた。
新幹事メンバーで協議し、それぞれの役割を決めたのが先月。
唯一幹事として残った僕が引き続き会長を任されることになった。
なんだかんだで5期目に入ってしまった。
ここで新幹事を紹介しておこう。
事務局長はパフ社長の吉川さん。
前事務局長でパフ会長の釘崎さんの後を受け継いだ。
それも自ら立候補して・・・。
この師弟愛が素晴らしい。
そして、ゲスト講師担当としてキャリアフラッグの熊澤さん、
協働研修担当としてシンミドウの笹田さん、
コンテンツ・新企画担当としてUZUZの川原さんが決まった。
そこに副事務局長として生田さんが事務局を管理する。
例会では僕が15期の運営方針を示した後、新幹事の挨拶も行われた。
新体制となったFネットをこれから全体で盛り上げる。
新たな加盟会社候補もあり、久々に会員拡大の活動も行っていく。
総会では長年事務局長を務めて頂いた釘崎さんに感謝の言葉を贈り、
(そうでもないという話もありますが・・・)
釘崎さんからは涙なしでは聞けない挨拶を頂いた。
肝心な場面のスクリーンショットは見事に忘れた。
例会場は限られたメンバーだったが、
2年振りに会う方もあり楽しい時間を過ごすことができた。
まだまだ全員が集まるのは難しいが、いい会にしていきたい。
あっちでもこっちでも会長という立場だが、僕は僕のできることをやるだけ。
新体制になったFネットもどうぞよろしくお願いします!
タイトルだけではどんな映画が判断できない。
意味不明な邦題のようにも思える。
原題は「Dylda」。
これもよく分からない。
ロシア語なのかウクライナ語なのかもよく分からない。
ロシアとウクライナの問題が日々報道されていても結局のところ、
僕らは何も知らない。
だから映画をストレートに伝える意味においては邦題は正解なのかも・・・。
事前情報も少なく、公開前の観たいリストにも入っていなかった。
たまたま上映時間があったに過ぎないが、これも何かの偶然。
今の時期に観ること自体に大きな意味があったのかも。
ロシア映画を観る機会は少ない。
2022年の今、ロシアでは映画は製作されているのだろうか。
ウクライナでは映画館は営業しているのだろうか。
そんな疑問も沸くが本作は2019年の作品。
第72回カンヌ国際映画祭ある視点部門で監督賞と国際批評家連盟賞を受賞している。
直接的なシーンはないものの戦争批判であるのは間違いない。
舞台は第二次世界大戦後のソ連。
女性兵の出兵の事実も知らなかったが、その女性の戦争後の葛藤を描いている。
戦争によって精神的、肉体的な苦痛を味わったことは容易に想像できる。
それが人を不幸にしてしまう病に罹り、自らを責め続ける。
信頼できるのは共に戦った同性の兵士。
同性愛に近い愛情が生まれ、それが更に不幸を招く。
理解できるようで理解できないシーンが続く。
冷静に判断すれば、どうしてそんな危うい行動に出てしまうの?
と首をかしげたくもなる。
しかし、悩むが故にその行動の正当性を僕らは受け入れる。
なんとも切なく辛いシーンの連続だが、かすかな幸せを感じることもある。
本作の終わり方はハッピーエンドなんだろうか・・・。
観る人によって捉え方は異なる。
この先に穏やかな生活が訪れる期待感もあるが、
最悪の事態を招くとも限らない。
ロシア映画って、難しいね・・・。
プーチン大統領はこの映画を観たのだろうか。
観たとしたら、何を感じたのだろうか。
そんなことも考えてしまう。
いえるのは戦争は勝った国も負けた国も人を不幸にする。
それは映画が教えてくれる。
政府の偉い方なのかな?
クセニヤ・クテポワの美しさばかりが目立つ。
それも何かのメッセージ。
唸りたくなるような映画だった。
前作「熔ける」を読んだ時もブログに書いた。
間違いなく失格者。それは間違いない。こうなってはいけない。
とブログでは締め括った。
内容は面白かったが、井川氏に共感する面は全くなかった。
では、なぜ続編を読むか?
ファミリービジネスを学ぶ者として参考になる要素があると感じたため。
その視点は必要。
なかなか勉強熱心じゃないか(笑)。
本書は大きく2つに分類することができる。
一つは著者の獄中の生活とその後の人生。
もう一つは大王製紙のこれまでとその後。
気になるのは大王製紙のその後。
ここはファミリービジネスを学ぶ者は読んでおきべき。
そうはいっても前半の井川氏の人生にも軽く触れておきたい。
結局のところ、106億円を使い込んで実刑を受けてもその後の生活は変わらない。
ギャンブルは治らない病気か。
会社を手放す原因で大きな責任があるにもかかわらず、行動は変わることがなかった。
その張り詰めた緊張感や素人には分かり得ない悦びは再び熔ける存在になっていく。
どれだけ財産があるんだ…というのが素直な感想だが、
コロナが明けたらまたどうしようもない生活を繰り返すのではないか。
最終作「熔けて全て失った」を期待したい。
な~んて・・・。
著者の言い分が正しければ、大王製紙の佐光氏率いる経営陣の対応も激しいもの。
そこまでして会社を自分のものにしたい私欲が働くものか。
責任を取らせる意味合いで井川家を一掃する行為は理解できなくもないが、
そのためになりふり構わず組織も動かしてしまう行動は理解しがたい。
著者が書いている通りリアル「半沢直樹」。
ドラマや小説の世界だけではなく、ドロドロした現実は名のある企業でも起こる。
バイアスが掛かっているため全てが事実だとも思わないが、
これが正しい会社の在り方かとは疑ってしまう。
会社は一体誰のものか・・・。
その問いは改めて自分にも向けなかればならない。
どんな優秀な経営者であれ、人はどこかで間違える。
大王製紙の場合、「中興の祖」と呼ばれた2代目井川高雄氏も
後を継いだ佐光正義氏もどこかで間違えた。
直系3代目はいうまでもない。
大きな権力を所有することは恐ろしい。
本書には著者と安倍元首相との交流が最後に著されている。
「私はもう総理を辞めたので、今度こそ本当に井川さんと食事しましょう」
安倍元首相の人となりがよく分かる表現。
本書を読み終えたのが偶然にも7月8日。
とても悲しい最後の一文になってしまった。
井川氏はどう感じているだろうか。
はっきりしない天気が続きます。
モーレツに暑くなる日もあれば、
しとしとと雨が降ったり、
信じられないくらいの大粒だったりと外出が億劫になります。
しかし、昼になれば腹が減ります。
最近はダイエットをする経営者仲間も増加傾向ですが、
人気食べ物ブロガーは気にしません。
腹が減ったら、素直に空腹感を満たすのみ。
ダイエットする仲間に尊敬の眼差しを送りつつ、
自らを奮い正す行動をします。
会社から北に向かいます。
そんな時に雨が降り出しました。
避難が求められ、長者町横丁のある地下街に潜りました。
その中で輝きを放つ「酒津屋 伏見店」さんに行ってきました。
酒津屋といって名古屋で知らない人はいないでしょう。
人気食べ物ブロガーが中日ビルに務めていた12年前まではなじみの存在。
栄の地下街の2店はeastとwestと呼ばれており、
昼間から酒飲みの聖地として君臨していたのです。
今でこそ昼飲みはオシャレな行為ですが、
当時は愚か者もしくは脱落者の行動と思われていました。
30年前、忙しい営業マンの身としてお店を横目に見ながら、
羨ましく思いながらも軽蔑の眼差しを送っていました。
それが今は普通に昼から飲める時代です。
店名に懐かしさを感じながら注文します。
POPから明らかに昼飲みの出来るお店。
体が疼くとはこの状態でしょうか。
しばらくすると注文した定食がテーブルに運ばれてきました。
イワシフライ定食 710円
どちらかといえば串カツとかみそかつが定番ですが、
ここはヘルシーにイワシフライ。
大ぶりなイワシフライがお皿の中央で存在感を発揮しています。
これでご飯が進むのは間違いなし。
あっという間に平らげてしまいました。
やっぱりご飯にはアジフライよりイワシフライ。
余韻に浸っていると2人連れの若い女性が入ってきました。
「串カツもいいけどイワシフライもいいよ!」
と声掛けしようと瞬間、
「レディースセットとせんべろセットで!」
と当たり前のように注文しました。
「あー、昼飲みの文化も完全に変わった。」
と心の中で呟きながら、お店を出ることにしました。
ごちそうさまでした。
昼飲み・・・。
平日から攻めてみたいですね。
6月からスタートした大学の授業も今週で終了。
ちなみに南山大学は祝日は関係ないので今日も授業。
午後からテツ&チカのコンビで大学に出向く。
非常勤講師として既に5年目。
僕らが行う「自己とキャリアの形成」も定番の授業だね(笑)。
今年は3年ぶりの対面授業で学生数も150名を超えた。
直接、学生と話す機会は少ないが、オンラインよりは圧倒的にやりやすい。
学生が熱心に聞く姿や空気感は刺激を与えてくれる。
一部、寝ている学生もいるが、さほど気になることはない。
ここで自分の将来について真剣に考えようという学生に向かって話していくだけ。
毎週月曜・木曜の週2回、準備、授業、レポートの熟読、
質問の回答のルーティンはそれなりに大変だが、学生のレポートを読む度に疲れも忘れる。
スライドの作成から学生対応はニシダがやってくれるので、僕より数倍大変。
ここは改めて感謝したい。
これからもよろしくね!
この授業では大学OBで社会で活躍するゲストを招く場も多い。
今年も入社2年目の若手から勤務20年の取締役まで5名に登壇頂いた。
ご自身の経験や価値観を交え自分のキャリアについて語ってもらった。
共通するのは「偶然」を大切にし、各々の「転機」を理解していること。
クランボルツ先生やシュロスバーグ先生の理論通り。
学生がここで受ける影響は大きい。
僕とニシダのキャリアが全く異なるようにゲストも人それぞれ。
新卒から取締役までなった方もあれば、転職経験6回、専門性を生かした方もある。
学生にとってはどれが正解か頭が混乱するが、僕らは全て正解と伝えている。
自分で解釈し、自分の将来に照らし合わせ参考にするしかない。
そこを踏まえ「変化」の重要性を問うていく。
最初の頃は答えを求める質問が中心だったが、
正解は自分で作れ!とクドクドと話すので、質問内容や学びのレポート変化してきた。
経済産業省の「未来人材ビジョン」で若い世代に求める能力は授業で求めることと共通する。
今まで真面目さやミスをしないことが正しいと認識されたいたが、これからは異なる。
問題発見力や的確な予測にとって代わる。
学生にしてみれば「え~っ、なんで~」となるだろう。
エラそうに語る僕も同じ。
学生に促しながら、自分に向かっていっている。
それが授業の実態だったり・・・。
僕らは学生に教えながらも一緒になって変わっていく。
ある意味、立場は変わらない。
先月は母校でも一コマ話させてもらった。
それが非常勤講師としてやってきた授業。
どこまで役に立つかは分からないが、今のところ評判も悪くはない。
来年はコマ数も増えそうだし・・・。
まずは今日と木曜、しっかりと伝えていきたい。