9月に入り少しは秋を感じるようになってきました。
朝5時に目覚め、外に出ると暗いのも徐々に秋に向かっている証ですね。
最近は春と秋があっという間に終わってしまいますが・・・。
秋らしい食べ物を味わいたいですが、まだまだ日中は暑い日が続きます。
見方を変えれば、今のうちに夏の季節にしか食べられない食事をしておくべきでしょう。
会社から住吉町方面に向かいます。
担々麺が人気のお店に行ってきました。
「錦城 住吉店」さんです。
丸の内時代に「食べ物のはなし 担々麺」で桜通店を紹介したことがありました。
同じメニューでは芸がありません。
ここはひとひねりが求められます。
担々麺好きとしてこちらの名物を食べたくなりますが、ここは仕事優先。
あくまでも人気食べ物ブロガーの役割を果たすのです。
メニューを眺めます。
「すいません、Aセットで冷やし担々麺でお願いします。」
担々麺にご飯は合いますが、冷やし担々麺にご飯が合うかは微妙です。
しかし、そこは安心してください。
Aセットには水餃子、漬物がついてくるのです。
ご飯のおかずはこちらで攻めましょう。
Aセット 1000円(税込み)
ランチメニューは店舗によって多少異なるようです。
確か本店も桜通店も麻婆豆腐がついていました。
ご飯にはベストマッチングでいくらでも食べられてしまいます。
こちらはご飯のお替りはできるのでしょうか?
聞いてお替りをしないのも変なので、聞きませんでした。
冷やし担々麺はこんな感じ。
こういうのがインスタ映えというのでしょうか。
本質で勝負する身としては映えるかどうかは二の次。
ひき肉をかき混ぜ、一気に啜るのみです。
大切なのは写真を気にするあまり食べ物の旬を逃すこと。
冷たいものは冷たいうちに、周りを気にすることなくズルズルとかきこみます。
サッパリとした辛さが体を覆います。
冷たいけど、汗をかく。
汗をかくけど、冷たい。
サウナの後の水風呂に近い感覚でしょうか。
おっ、サウナーだな・・・。
こんな感じ方ができる季節も終わりに近づきます。
次回、お邪魔する時は熱くて汗をかくとごくに当たり前な食事となりそうです。
ごちそうさまでした。
やむを得ない話だが、ここ最近は外で飲んでいない。
直近はいつだったか?
調べてみると8月5日。
2、3ヵ月、外で飲んでいないと思ったが、1か月前だった。
当然だが、まん延防止等重点措置、緊急事態宣言の対象になってからは一度も行っていない。
それだけではない。
4月以降も飲みに行った回数は過去に比べると激減。
数えることができるのではないか。
飲みの席のコミュニケーションを得意とし、
どさくさ紛れに重要な決定を強みにしていた身としては能力の発揮を閉ざされた。
活躍の場を失い存在価値のない日々を過ごしている。
ちょっと言いすぎかな?
そんな状況のため、その分、家飲みが増えた。
いや、生活のルーティンとなった。
何でも食べます!何でも飲みます!を強みとする身としてはどんなお酒も喜んで頂くのが、
(こんな強みしかないの?)
最近は日本酒を飲む機会が多い。
6月にもこんなブログを書いた。
「休日には・・・、あっ、平日もか。」
いろんな日本酒を飲むうちに、なんでもござれの身でも好みが分かるようになった。
7月以降に飲んだ日本酒を時系列に並べてみよう。
これはパフのO氏が勧めていたな。
熱海合宿で気に入った地酒。
高千代は好きだ。
漢字かひらがなか横文字で特徴があるという。
こちらのスパークリングは栓を開けた時に噴き出し、半分くらい流出。
家人と娘に大笑いされた。
扱い方を間違えたわけね。
1杯あたりメチャ高価格。
たまには鶴齢も。
風の森は最近のお気に入り。
津市にお邪魔したので津駅の酒屋で。
楽器も好きなんだよね。
はいはい、お好みのお酒、たかちよSPARK。
そして、クライアントの井上電設さんに頂いた60周年記念の純米吟醸。
関谷醸造さんですね。
最近、子供が出掛けると飲んだくれのオヤジにお土産を買ってきてくれる。
娘の滋賀県三連発。
なかなか、やるじゃないか。
そして、京都から息子が帰省する際に買ってきてくれた。
一番高いのを選んだという。
ほんとかどうかはともかく、なかなややるじゃないか。
そして、たかちよ。横文字バージョン。
前回の噴き出したスパークリングのリベンジのつもりで買ったが、スパークリングではなかった。
最後は岡崎を代表する二兎。甘いし辛い。
これが7月から昨日までに頂いた日本酒。
まあまあ贅沢な生活をしているが、外飲みに比べればね。
今は錫の酒器で頂いているが、来月あたりからは燗酒も登場するかもね。
そうなると四合瓶でなく一升瓶の純米酒が主流になりそうだけど。
秋の夜長を日本酒で楽しんでみますかね。
最近、深夜番組の「サ道2021」にハマっている。
学習のために「孤独のグルメ」をに録画して、その流れでついで録画したのがきっかけ。
井之頭さんよりこちらの方が面白かったり・・・。
前々回の荒川良々もどうでもいいところでゲラゲラと笑ってしまった。
僕はこれまでサウナが好きでも嫌いでもなかった。
ジムに通っていた時には必ず入っていたし、
たまにお邪魔するスーパー銭湯でも入っていた。
しかし、「サ道」のように何度も入り水風呂にじっくり浸かるわけではない。
すぐに限界を感じサウナを出て、ちょっと冷たいシャワーを浴びる程度。
水風呂は到底無理。
だが、番組を観ているとサウナ、水風呂、休憩を繰り返し、ととのう状態に持っていく。
所謂、後光が射し、「ととのった・・・」と呟く状態へ。
頭がパカ〜ンと開くような感覚になるみたい。
何とも気持ちよさそう。
サウナ好きの友人なんかはそんな状態になるという。
名大社でもコンドーくんというサウナ好きがいて、何度もブログに書いている。
わざわざサウナの聖地「サウナしきじ」に行ってきたと。
わざわざ静岡まで・・・。
バカじゃないかと密かに思っていたが、そんなサウナ好きが身近にもいた。
なんとうちの娘。
最近、やたらとサウナにハマり、毎週欠かさずあちこちのサウナに通っている。
バカじゃないかと思っていた、静岡の「サウナしきじ」もわざわざ行ってきた。
サウナだけのために。
身内を「バカじゃないか」というわけにはいかない。
撤回します。
コンドーくん、ごめんね。
どうやら「サ道」も観ているようだし・・・。
その娘が最近よく行くのが中川区の「キャナルリゾート」。
名古屋では有数のサウナ施設。
家人も行ったことがあるという。
負けてはいられない。
TVや子供に感化されるのはいかがなものだが、先日、初めて行ってみた。
ラブホテルを思わせる印象はあるが、結構、豪華な施設。
そこで気を引き締めサウナ―らしい入り方をしてみた。
原田泰造を見習い、体をキレイに洗い、高温フィンランドサウナへ。
こちらには塩サウナもあるが、欲を出してはいけない。
まずはしっかりとフィンランドサウナを堪能すること。
10分近く我慢し大汗をかき、そこから炭酸水風呂へ。
いつもなら瞬間で出てしまうが、しばし我慢。
残念ながら原田泰造のようにはいかないが、今までよりは耐えることができた。
しばらく外のベッドに横たわり、またサウナへ・・・。
それを繰り返したいところだが、キャナルリゾートは施設が充実している。
温泉に入ったり、アカスリをやってもらったり、岩盤浴へ行ったり。
サウナも3度入ったが、ととのうまではいかなかった。
まずは慣れることから始めないとね。
それでもサウナーの気持ちが少しは理解できた。
こうして頭がパカ~ンと開くような感覚を求めていくんだろうな。
僕はサウナーになれるのか。
娘に教えを請わなきゃいけないかも。
やっぱり復習しておきべきだった。
そうすればもっと関係性が理解できたかもしれない。
前作を観たのが3年前。
その時のブログがこちら。
このあたりから白石監督にどっぷりハマっていった。
続編となる本作は完全に前作からの流れで偶然にも同じ3年後。
立場や環境の変化は3年の月日で大きく人を変える。
少しは可愛げがあった松坂桃李は3年も経つと風貌も性格もすっかり変わってしまった。
変わったように見せている。
権力がそうさせたのか、浅はかな正義感がそうさせたのか、分からないがポスターの通り。
5月に観た「いのちの停車場」は別人だね(笑)。
しかし、別人の代表格は鈴木亮平。
冒頭の西郷どんっぽい笑顔はまやかし。
同じ笑顔でもこれだけ恐ろしくなるものか。
映画を観た人なら誰もが納得するであろうその異常さ。
ホラー映画より怖いなんてこれはホラー作品か?
そもそもあんな奴を刑務所から出しちゃいけないでしょ。
その時点で警察は間違っている。
いや、これも計画通りなのか?
全て仕組まれた作戦か?
その陥れるやり方を知るとわざと出所させたとさえ思わせてしまう。
それだけ闇の世界は恐ろしい。
ここには少しの人を信用する人と多くの人を信用しない人が存在する。
どちらが強いかといえば人を信用しない人。
それは多数派でなく少数派に変わったとしても同じ。
信用する人が負ける。
その悔しい世界が厳しい世を生き抜くことために必要なこと。
先輩だろうが上役だろうが関係ない。
「ドライブ・マイ・カー」は感情を押し殺し関係性を作り上げたが、
本作は感情を前面に押し出し関係性を破壊する。
そもそも関係性なんて必要ない。
破壊の先に平和が訪れる気もするが、それもない。
破壊を繰り返すだけ。
全てを放棄し、田舎でのんびり暮らしても平和が訪れるとは限らない。
自ら破壊を求めてしまうのかな。
そんなことを感じた映画だった。
そんな表現をすると作品の期待値が下がるかもしれないがそうではない。
僕は本作の公開を心待ちにしていた。
今年で一番楽しみにしていた作品といっても間違いではない。
その期待を裏切らなかった。
すこぶる面白い。
その異常さに恐怖を覚えるが面白い。
さすが、白石監督。
制約の多い環境の中でもやりたいことがやれたのだろう。
入場者にプレゼントされたトレーディングカード。
いったい誰がこんなものを欲しがるんだ。
はい、大切にします。
特に02は。
13の人もいい味だけどね(笑)。
オリンピックで盛り上がった8月。
今はパラリンピックの選手が僕らに感動を与えてくれる。
人の力って無限だ。
活躍のシーンを観るたびにそんなことを思ってしまう。
果たして僕の力は無限なんだろうか?
自分自身で限界を決めていないか?
日々の暮らしの中で知らず知らずのうちにそんな感じになっちゃてるんだよね。
オリンピックでは数々の勇気を与えてくれたが、
僕が印象に残ったのは男子マラソンの大迫傑選手。
【写真:Getty Imagesより】
6位という結果に終わったが、見事な走りっぷりだった。
一旦、順位を8位まで落としたもののそこから挽回。
35kmあたりの走り方はカッコよかった。
ランナーとしてお手本のようなフォーム。
カメラが追う後姿は惚れ惚れする。
あの時間帯であの距離であんな走り方ができるなんてやはり一流。
同じランナーとして尊敬の眼差しになってしまった。
広義の意味で同じランナーと言ってるだけで、実際は何もかも違う。
えっ、言わなくても分かる?
失礼しました。
僕の場合、35kmあたりだと猫背になり腕は上がり目の焦点は合っていない。
あんな颯爽とした姿を見ると情けなくてしょうがない。
と前置きが長くなってしまった。
さて、8月のランニングはどうだったか。
なんと7月まで9か月連続の目標達成。
厳しい月もクリアさせている。
人の力は無限。
やってやれないことはない。
それに8月は9連休もあり時間的にも十分。
いくら暑いとはいえ、普通に考えれば余裕で目標達成できる月。
昨年の8月もクリアできた。
余裕、余裕。
そんな思いで長期の夏休みに入った。
休みに大した予定はない。
9連休のうち少なくとも5日間は走ることができる。
最低でも35kmは確保できるだろう。
まあ、それを上回るのは当然・・・。
そんな考えだった。
いざ蓋を開けてみるとどうか。
夏休み期間には珍しい雨、雨、雨。
ここで計画が一気に崩れた。
そして、2回目のワクチン接種。
副反応は大したことなかったが、万全でないため休養もとった。
なんだか雲行きが怪しくなってきたね。
なんだか言い訳モードになってきたね。
結果8月のランニング距離は82km。
月末に5日間連続で走ったが、カバーしきれず。
楽勝だと思っていたが目論見が甘かった。
連続の目標達成は9ヶ月で終わった。
あ~、残念・・・。
多分、喜んでいる輩もいるでしょう。
遅かれ早かれこんな日が来るのは分かっていたが、いざ、迎えると結構悔しかったり。
昨年までは未達成が当たり前だったけど。
人間って不思議だね。
人の力は無限じゃないと理解しつつ、今月は再び目標達成に挑みたい。
ガンバリマス。
また、雨が続くけど・・・。
本書を読んで思い出したのが、
キャリア理論家クランボルツ氏の「プランドハプンスタンスセオリー」。
7月まで大学の授業でその理論を教材として使っていたので思い出した。
本書はその理論の経営者向けとも言えるような内容。
クランボルツ氏の計画的偶発性理論は
「キャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される」と説いている。
そのためには5つの習慣が必要。
好奇心、持続性、柔軟性、楽観性、冒険心がその習慣だという。
本書もそれに近いのかもしれない。
「優れた経営者は、例外なく、運が強い」
「優れた経営者は、例外なく、運気を引き寄せる力がある」
と田坂氏は語り、そのための行動を促している。
それが七つの心得になる。
全部を紹介してしまうと著者に叱られるので止めておくが、
見方を変えれば近いことを言っているのではないか。
「絶対肯定の想念」は楽観性、
「不思議な偶然に注意を向ける」は好奇心、
「無意識に伝わることを覚悟する」は柔軟性などなど。
無理矢理当てはめている点はなくはないが、そんなことも言えるのではないか。
クランボルツ氏は偶然の出会いを増やせと悟り、田坂氏は不思議な偶然により運気を引き寄せろと悟る。
結局は「運」が左右するわけだが、その「運」は勝手に訪れるものではなく自分で導くもの。
きっとそれは世代を選ばす、立場を選ばず、全てのものにいえること。
そうだとして、果たして自分はそんな行動や思考ができているだろうか。
残念ながらできていない。
特にこの1年以上はコロナ禍において行動も制限され、思考もネガティブ方面に向かっている。
まずはそこを取っ払わねばならない。
本書に書かれているように、
本来、我々の人生においては、「不運な出来事」も「不運な出会い」も無い、
全ては「深い意味」があって与えられた「有り難い出来事」であり、「有り難い出会い」
であるという「全肯定の思想」、「絶対肯定の思想」だからである。
それを持たねばならない。
緊急事態宣言が再び発令されたことに一喜一憂しているようでは本物のリーダーではない。
頭では理解しているつもりだが、現実は不運な出来事と感じてしまう。
まだまだだ。
絶対肯定の思想に辿りつくのは相当長い道のり。
果たして辿り着けるか不明だが、少しでも近づけるよう何度も何度も自身に唱えなきゃならない。
そして、気づいた時にはそうなっていることを期待したい。
大丈夫かな(笑)。
9月に入りました。
まだまだ暑い日が続いています。
大雨が続いたり、猛暑が続いたりと外に出るのが億劫にもなります。
それでもお昼になれば腹が減ります。
どこかでランチを頂かなきゃいけません。
地下のコンビニや周辺で弁当を買うこともありますが、
この人気シリーズを継続させるには外に出る必要があるのです。
オフィスを出て北に向かい、広小路通、錦通を渡ります。
久しぶりに地下に潜ることにしましょう。
長者町横丁は個性的なお店が多いのが特徴ですが、
再び緊急事態宣言に入り休業のお店も増えているようです。
早く復活を願うばかりです。
その中でも個性的なカラーを発信している喫茶店に入りました。
地下街の一番奥にお店を構える「GORDO CAFE」さんです。
こちらのランチは2種類。
前払いで済ませ、お水はセルフサービス。
ランチセットには飲み物の他、2種類のデザート等を選ぶことができます。
プチケーキやプリンが並んでいますが、
人気食べ物ブロガーはあまりデザートに興味はありません。
選んだのはこちら。
「モーニングかよ!」
ツッコミが入りそうです。
そもそもおにぎりなんて・・・。
ランチにライスはついてこないのでしょうか。
当たり前ですがライスはついてきます。
しかし、それをお断りしたのです。
理由はこちら。
Bランチ 900円
あんかけスパゲティを選んだのです。
ライスがもれなくセットのあんかけスバ屋さんもありますが、ここはグッと我慢。
おにぎりをもらっているので、説得力はありません。
そして、あんかけスパゲティのランチはこの通り。
味噌汁も煮物もサラダもつきます。
味噌汁は具沢山。
「スープの方がよくねえ?」
を思いましたが、声には出しません。
それにしてもスパゲティの量と比較しあんかけソースが多い。
ここにゆで卵をまぶして頂きました。
ちょっと変わった組み合わせが長者町横丁には合っているのでしょう。
混み合ったランチ時でしたが、いかにも日常の風景でした。
アイスコーヒーも美味しく頂きお店を出ました。
名古屋は喫茶文化が発達した街。
これが先端なのかもしれません。
ごちそうさまでした。
一昨日の土曜日はちょっとしたイベント。
所属するRCが提唱する大学のクラブに対し認証式を行った。
ロータアクトクラブという地域での奉仕活動を行う外部団体があり、それをRCが支援しているのだ。
僕が幹事を務めた年度に今回の大学への支援が決まり、記念行事がその認証式。
いつの間にか僕は窓口と仕切り役に担ぎ出され、
大学と他のRCの担当者と一緒に準備から当日の運営まで行うことになった。
当初はイベントルールを守りながらも多くのゲストを招いての認証式だったが、
愛知県も緊急事態宣言の対象となり、急きょ、縮小版にしオンライン配信を中心に開催。
当日は最小数での開催ながら豊明市長にもお越し頂き、無事に終えることができた。
まずはホッと一息。
ご協力頂いた方に改めて感謝。
これは所属する団体の活動の一つの例だが、
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発令される度に急な対応を求められることは多い。
何でもかんでも中止という選択もあるが、単純じゃないケースも多く、
その都度、最善の対策を講じなければならない。
会社の事業は翻弄され続け何度もの経験で、すでにやり方を確立してしまった.
だが、他はそんな簡単ではない。
僕もあちこちのネットワークや団体に所属しているが、考え方も異なるため全員が納得するはむしろ稀。
ここ一年はそんな調整ばかりしてきたと思う。
おかげで偉い方に対しても遠慮がなくなったのかもしれない。
それはいいことなのかな?(笑)
ただつくづく思う。
いつまでこれを繰り返せばいいのかと・・・。
この1年、同じ言葉を聞き、同じ行動を求められ、それに粛々と従い実行してきた。
身に付いたのはオンラインスキルと最小限のまとめ方だけ。
プラマイを考えれば圧倒的なマイナスの要素。
職域でのワクチン接種も終わった。
家族も全員終えた。
本来ならもう少し自由を与えられていいはずだが、そんなわけにもいかない。
大学2年の息子も不憫でならない。
大学内でのワクチン接種はほぼ終了だと思うが、後期もオンライン授業なんだろうか。
このままでは学生生活の大半を閉じこもったままで終える。
それを忠実に守る学生。
それは学生だけでなくすべての人に言えること。
僕が飲みに行けない悲痛な叫びは戯言と受け取られるが・・・。
日本人は真面目すぎるのか。
これはコロナ禍での制約された行動もそうだが、
他のことに対しても同じではないかと最近よく感じる。
先週、「安いニッポン」の著者の中藤玲さんを招いた勉強会があった。
ブログに書いたようなことが話の中心。
値段を下げいいものを提供する。
それを否定するつもりはない。
しかし、行き過ぎたマーケットインの考えが自分たちのクビを絞めているのではないか。
今はマーケットインの思考が中心だが、それが弊害をもたらせていないか。
最近、海外のメーカーは日本に製品を卸したがらないという。
品質にうるさい割には価格が厳しく儲けにならないと。
日本人の努力の結果がデフレを生み外国に取り残される一つの要因もあるんじゃないかと。
それは日本人が真面目すぎるからか。
そんな中でのコロナ対策。
ここで何か強烈なメッセージを出したいわけじゃない。
現状に対しての冷静な見方をしているだけ。
なんの答えも出してなくて、すみません。
マジメしか取り柄の身として性格も含め、今後変えていく必要があるかな。
緊急事態宣言の中でとりとめもなく思ったことでした。
不思議な映画だ。
上映時間はほぼ3時間。
「孤狼の血LEVEL2」のようにスリリングなシーンがあるわけではない。
(「孤狼の血LEVEL2」は改めて書きます。)
淡々と映画は進行する。
通常であればそんな3時間はかなり辛い。
その長さに耐えきれない。
しかし、不思議だ。
そんな長さを感じることなく映画を観終えた。
静かに流れるロードムービーのような作品なのに飽きさせない。
それだけでも魅力的な映画といえる。
監督は本年最も話題の濱口竜介氏。
「偶然と想像」でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞。
本作でカンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞。
一年で異なる作品で海外の映画祭の受賞なんて日本映画監督ではないのでは?
確かに本作も海外の方に評価されそうな匂いはするけど(笑)。
これから期待される映画監督の一人。
そんなエラそうなことを言っても、濱口監督作品は初めて。
まだ監督の特徴も分からない
多分、2~3本観ても分からない。
特に目新しい演出でも度肝を抜くようなカメラワークや技法もない。
正攻法的に基本に忠実なように思える。
しかし、それは素人感覚。
終盤の主役西島秀俊とドライバー三浦透子の長回しは過去経験したことがない。
ずっとアップの2人を捉えたカメラは動きをみせない。
とても重要なシーンだけに新鮮に感じた。
全うな人が抱えうる苦悩と闇が溢れ出す瞬間。
こうして弱さを露呈することでより正直になるのかと・・・。
「孤狼の血LEVEL2」と違い、登場する人物は感情的になることはない。
お互いの良好な関係性を維持するために気を遣い合ってる。
それは誰にでもいえること。
会社でも家庭でも本音だけで良好な関係が築ければ苦労はない。
どれだけ連れ添った夫婦でも100%理解し合い、本音でぶつかるのは難しい。
それは愛し合っているが故にあえて踏み入れない領域を持つ。
その中で崩れるものが存在するか、しないかは結果でしかない。
大袈裟にいえば西島秀俊演じる売れっ子演出家の心模様は誰にでも通じるところ。
そんなことを感じた。
だから感情的で本音で生きる高槻(岡田将生)を非難せず受け入れられる。
それにしてもああいったナンパな役の岡田将生は抜群。
そして、気になったのは奥さん役の霧島れいか。
知らない女優さんだが色気もあり知的で美しい。
グラっとくる。
どこかで見たことがあるような気がしたので調べてみたら、
昔、名古屋のモデル事務所で活動をしていた。
その時に目に触れたことがあったのかも・・・。
あと加えるとしたらドライバー役の三浦透子。
不器用な生き方を上手く演じていた。
ラストシーンはいろんな解釈ができると思うが、それは観客次第。
彼女の表情を含め・・・。
こんな日本映画を年に一度くらいは鑑賞したい。
そして、久しぶりに村上春樹を読んでみたくもなった。
そんな雰囲気もあったよね。
先週木曜日は第5回名古屋ファミリービジネス研究会のday2。
先月のday1ですっかり参加者同士打ち解け、信頼関係は十分。
この場では安心・安全な場所を掲げていることもあり、
始まる段階で和やかな雰囲気ができていた。
この関係性は事務局としても有難い。
お互いが気兼ねなく話し合える場が勝手に作られているのだ。
今回のメインテーマは「ファミリーの関係性と対話の進め方」。
初の試みのとして受講者は関係の深い同伴者と一緒に参加。
父親、妹、息子、番頭さんとそれぞれ異なる身近な方を同伴。
一番の若手は大学2年生。
なんと僕の息子と一緒。
一般的に20歳前後の息子はそんな場を嫌がるだろう。
しかし、そんな感じは一切しない。
親子で参加するその姿勢は素直に感動した。
20歳から60歳過ぎと幅広い方が揃ったわけだが、違和感はない。
会場内は不思議と温かい雰囲気に包まれていた。
研究会の冒頭は僕の役割。
いつものようにアイスブレイク的に話を進める。
今回の研究会はてんこ盛り。
第一部は株式会社フェリタスジャパン丸山祥子代表による「ファミリーの関係性と対話の進め方」
第二部は親子によるトークセッション「アトツギはどう家業を継ぐか」。
そのため僕の持ち時間は普段より短め。
計算上は30分掛らない内容にまとめたつもり。
メインの丸山さんに
「今日は早く分かるから大丈夫」と自信満々に話したが、結果、5分程オーバー。
この日は珍しく参加者の集まりが早く、定時前にスタートのに何がいけなかったのか。
まだまだタイムマネジメントができません。
第一部の丸山さんはご自身の後継者の経験を踏まえ、
個人と家族と会社の関係について優しく語られた。
ワークを絡ませながら、ビジネスとファミリーの境界について分かり易く解説。
帽子を使っての説明で理解を深めた参加者も多かった。
ファミリーガバナンスもこれから重要になるだろう。
第2部はトークセッション。
ファミリビジネスアドバイザー講座で一緒に学んだ末松パパと
その翌年講座を受講した末松ジュニア。
詳細はジュニアである末松仁彦社長の株式会社バーテックのHPを確認してもらいたい。
二代目から三代目に継ぐ過程にはお互いかなり葛藤があるはず。
末松親子はある意味、理想的な承継だが、
その時の感情や行動を熱く語ってもらった。
父親の背中の見せ方や母親との会話内容は参加した方だけのメリット。
僕は家族内での曖昧な態度を反省しながら、羨望の眼差しで眺めていた。
参加者も自分に照らし合わせながら、感じる面や吸収する面は多かったと思う。
絶えない質問を聞きながら参加者の高い満足度を感じた。
本来は終了後、懇親会で更に親睦を図るが、まん延防止等重点措置のため中止。
その分、交流会とし対話の機会を設けた。
今回も事務局としては嬉しい研究会を提供できた。
自分たちで主催しながらつくづくいい会と思ってみたり・・・。
丸山さん、末松パパ&ジュニア、お疲れさまでした。
そして、貴重な話をありがとうございました。