これからも前向きに 名大社会長ブログ

今日からスタート

9連休が終了し、2020年の仕事は今日からスタート。
「今日からスタート」という言葉はユニーの創業者故西川俊男氏がよく使われていた。
気持ちを切り替え、仕事を始めるにはピッタリの言葉だ。

今年1年も全社員共に会社を盛り上げていきたい。
そんな仕事始めは全体朝礼からスタート。
セミナールームに全員集合しての2019年の振り返りと2020年の目標もしくは抱負を語る。

まずは僕から始めるわけだが、喋りすぎないように気をつけなければならない。
理想としては一日かけて全員でその時間を共有したいが、それは僕の願望。
現場はそんな余裕はない。

挨拶回りもそこそこに実務に入らねばならない。
何しろ今週末から怒涛のイベントラッシュ。

10日(金)、11日(土)は転職フェア。
12日(日)は三重転職フェア。
成人の日となる13日(祝)は体育会学生限定のアスリートイベント。
世の中は再び休みモードだが名大社は関係なし。

19日(日)もデアイバカンパニーさんとのコラボイベント。
また、新卒ナビもオープンしアプリもリリースされるので準備に大忙し。
その間、僕は株式会社パフの役員会やFネット例会や若手研修もあるけどね。
正月気分なんて勝手に吹き飛んでしまう。

今週は準備も含め、ゆっくりしている時間はない。
そのため今日の全体朝礼も10:30までには終了し、各自仕事モード全開となる。
まあ、これくらい慌ただしい方が健全でいいのかも・・・。
くれぐれも体調管理は気をつけてもらいたい。

誤解がないように言っておくと、スタッフはしっかりと交代して休む。
会社としてはずっと営業するが、休みもなくぶっ通しで働くことはない。
就業規則通りに運用。
ブラック企業じゃないからね・・・。

役員は就業規則の適用はないけど。
えっ、となるとオレはどうなる?
まあ、それはよしとして、これも1年で一番忙しい1月ということ。
1月30日の「ジモト就職応援フェア」は今年度最大級だし・・・。

今日の全体会議は僕から喜ばしい話も厳しい話も出てくるだろうが、
それをしっかりと受け止めて1年のスタートにしてもらいたい。
一人ひとりからどんな話が生まれてくるのかも楽しみ。

今年も全員の力で会社を盛り上げていきましょう。
そして、地元東海のために頑張りましょう。

映画「男はつらいよ お帰り 寅さん」

かつて名古屋駅前に松竹座という立派な映画館があった。
僕は大学時代、名駅の他の映画館でアルバイトをしていたこともあり、
この映画館にはちょくちょくお邪魔していた。

大半はタダ券をもらって観ていたが、これはという作品は前売り券を購入し観ていた。
名古屋を代表する大きな映画館だった。
カップルシートなんていう特別な席もあった。

昭和のよき時代。
年末年始には必ず「寅さん」が上映されていた。
松竹の看板作品。
確か当時は2本立て。
「釣りバカ日誌」も最初は2本立てのサブ的な作品だったかと思う。

映画の冒頭は必ず寅さんの夢から始まる。
ハッと目が覚め現実が訪れる。
それは本作も同じ。
いきなりオマージュじゃないか・・・。

どうだろう。
僕は「男はつらいよ」を何本観ただろうか。
リアルで観た作品は少ない。
1作目や2作目は山田洋次特集かな・・・。
全作品のうち1/3も観ていないし、ほとんど忘れてしまった。

しかし、寅さんが語る
「結構毛だらけ猫はいだらけ。穴のまわりはクソだらけ」
は最高だった。
あの軽妙な口調は渥美清だからこそ成し得たのだろう。
そんな過去の寅さんシリーズを思い出させてくれるのが本作の最大の魅力。

タイトルにある通り、映画を観る者全てが寅さんにお帰りを言い、過去を懐かしむ。
それは昔の時代は良かったというように・・・。
映像のタッチも昭和そのもの。
一つ一つに会話も今よりも丁寧で懐かしさを感じさせる。

セリフも普通ではあるが、普段会話では使わない表現が多い。
そんな感じ。
それが山田洋次監督が求めていた世界かもしれない。

本作は原題をを進行させながら過去をシンクロさせていくのだが、使い方が絶妙。
特に第1作目?の映像がいい。
倍賞千恵子さんはあんなに可愛かったんだ・・・。
今やすっかりおばあちゃんだが(映画の中もね・・・)、当時はとてもチャーミング。
博が惚れるのも仕方ない。

そんな感じで本作は過去の作品を少しずつ引っ張り出し、寅さんのせつない恋愛遍歴を映し出す。
観る者は当時をオーバーラップさせ、寅さんとの思い出を懐かしむ。

言い方を変えればズルい作品。
それでも観たいと思うし、観て感動してしまうから不思議。
それが一般的な捉え方だが、本当は別の意味合いも。
もしかしたら山田洋次監督は違うメッセージを訴えたかったんじゃないのかな。
今の時代に・・・。

それにしても正月に観るには相応しい映画。
日本映画は寅さんで一年をスタートすべきなんだろうね。

こんな年もあるさ、ランニング日記1912

毎月お届けしているランニングの報告ブログ。
どうでもいいと思われる方も多いだろうが、始めた以上は続けなきゃいかんし、
備忘録的にも役に立つので12月もしっかりと報告していく。

この時期になると朝のランニングはキツくなる。
走りだしの寒さはすぐに解消されるのでまだいいが、暗いのがどうもいけない。
夏場であれば5時台に走り出すこともあるが、
冬場(特に12月)は6時過ぎでも暗いので走りだしに躊躇する。
暗い中を一人で走るのは少々怖い。
戻った時間でも暗かったり・・・。

そのためできるだけ遅い時間に走るのだが、その後が大変。
走り終わりシャワーを浴び、瞬く間に朝食を食べ、着替えて出社。
新聞は走る前に読むが、全然余裕がない。
カミさんもイヤな顔をする。

あっ、これは平日の話。
それがこの時期の難点。
だから走れなかったことを言い訳しているのではない。
単純に上手く時間調整ができず、怠けていただけのこと。

それでも僕の中では結構走ったと思った12月。
いざ、カウントしていると77km。
大したことはなかった。
もう少し目標に近づいていたと思ったが、遠く及ばず。
やはり1週間に3回は走らないと目標達成はムリだろう。

12月は目標未達。
その結果、2019年は一度も目標を達成せずに終わってしまった。
最近は見放されたのか3人のライバルの反応も薄くなった。

「そんな目標意味ないじゃん」
「もっと目標下げたら・・・」
ちらほらとそんな声を頂くくらい。

確かにそうだ。
月間100km目標が何ら意味を成していないことは自分が一番知っている。
それでも12月はいろんな走りがあった。

今シーズン初めての大会安城シティマラソンに参加。
タイムはここ数年では一番良かった。

また、東京出張の際、皇居も走った。

大晦日も走った。
それなりに楽しく走れた月。

では、この2020年の目標はどうする?

目標は変えない。
月間目標100kmは継続。
そこを目指して今年も地道に走っていく。
誰も期待していないとは思うが、心と体は鍛えなければならない。

目標に向かい頑張ります!
イエス!

星野佳路と考えるファミリービジネスの教科書

何となく日経トップリーダーの回し者のような存在になりつつある(笑)。
本書は日経トップリーダーの連載や星野リゾート代表の星野氏の講演をまとめたものが中心。
実際は既に読んでいる内容がほとんど。
改めて取り上げる必要があるかといえば微妙だが、
ファミリービジネスを学ぶ者としてはしっかりと押さえなければならない。

今や星野氏はファミリービジネスを語る第一人者といっていい。
10年程前、僕はグロービスで開催された星野氏の講演を拝聴し感銘を受けた。
その時のテーマはマーケティングだった。
今はファミリービジネス関連で感銘を受けている。
ネタに使わせてもらうこともしばしば。

創業家4代目として格闘されてきた背景は説得力があり、その分析においても納得感は高い。
ファミリービジネスの研究をライフワークとして捉えられている。

本当は昨年12月までの「名古屋ファミリービジネス研究会」で
紹介したかったが、間に合わなかった。
読むのが遅かっただけですね(笑)。
今年の企画で紹介します。

本書では同族企業に関わる11名の方との対談で本音が語られている。
順調なケースは一つもなく、修羅場を乗り越え今に至るケースばかり。
その方が読み手には参考になるはず。

その中の一つに大塚家具の大塚久美子社長との対談がある。
大塚家具といえばつい先日、ヤマダ電機の子会社化が発表されたばかり。
経営状態は厳しく支援を仰がねばならない状態。

僕がその箇所を読んだのが偶然にも発表あったすぐあと。
対談は1年以上前だったが、とても新鮮だった。
この対談で星野氏は大塚社長に対して、こんなことを言っている。

『絶対という仕組みを考える、ということなんですよ。
大塚さんの今のコミュニケーションが守りに入っていることです。
「彼らとは違う」「誤解を解く」といった、表現は守りです。』

この対談には当然前後の文脈があるので、この文章だけだと、
何のこっちゃ?と思われるだろうが、僕はこの言葉がとても響いた。
結果、今のような結果に導いたとも受け取れる。

これはあくまでも個人的な感想で、事実かどうかは別だけど・・・。
本音トークは本人の価値観をもあぶり出してしまうのかも。

ファミリービジネスを学ぶに従い、
ファミリービジネスでない僕は更にどうしていけばいいのか迷い込む。
強みを知ることは弱みをあからさまにすることにもなる。
主観と客観でせめぎ合う辛さ。
最近はそんな状態だ。
誰か非ファミリービジネスの教科書を書いてくれないかな。
サラリーマン経営者じゃなくてね・・・。

なんだか迷子になりかけてしまったが、ファミリービジネスに関わる方にはおススメの1冊。
ぜひ、読んでもらいたい。

最後は回し者のような終わり方。
新年最初の書籍の紹介が本書がいいかは分からないけど(笑)。

謹賀新年2020

新年あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

元旦の迎え方は毎年変わらない。
今朝も勝手に6時前に目が覚めた。
やるべきことも10年間は同じ。
朝RUN。
こうして一年のスタートを切れることはとても幸せなこと。

今年も初日の出を背中に浴びながら、気持ちよく走ることができた。
近所の神社を参拝するのもここ最近のルート。

変わることと変わらないこと。
毎年、同じようなことを言っているが、変わることは自ら変えることと勝手に変わっていくことがある。
勝手に変わっていくことといえば時代。

自分の目の前のことでいえば、娘が大学を卒業し社会人となる。
息子が大学に進学し大学生になる。
(予定ではですが・・・)
親としての役割も変わってくる。
2人とも自立に向かって行くわけだ。

会社も同じ。
環境の変化に伴い、変わらざるを得ない。
変わらなければ生き残ることもできない。
それには大きな意志が伴う。
そのつもりがなければ変わることはない。

昨年、会社は50周年を迎えた。
僕も社長を10年やらせてもらった。
最低限の仕事はしたと思うが、それでどこかに安心した自分がいる。
役割を果たしたと思う自分がいる。

それが最大の危険。
自分に対しても会社に対しても危険。
安心は人に与えるもので自分に感じることではない。

そのことを言い聞かせねばならない。
常に期待と不安を抱え過ごさねばならない。
それが健全な過ごし方。
まだ自分の中に安心を求める年ではない。
そう言い聞かせていく。

具体的な目標はもう少し先にするが、今年自分に課すことは「殻を破る」
今更、何を・・・と思われるかもしれないが、この気持ちで一年をスタートさせたい。
間違いなく新たなチャレンジが生まれるはず。

その一歩となるはずの聖火ランナーの選考に漏れてしまったことが残念だが、
いつでも代走ができる準備はしておく(笑)。

冗談はともかく2020年が幕を開けました。
タイトル通り、”前向きにいこう!”
公私共々ブログも含め、今年もよろしくお願いします。

自分のために目標を振り返る

本日で2019年も終了。
9年というのは何かと記念になる年。
1989年に名大社に入社し、1999年にネットの責任者として事業を立ち上げ、
2009年に名大社の代表となり、2019年に会社は50周年を迎えた。

節目になる年に僕はどんな目標を立てたのか。
結果だけ見ると理想だけ大きいことがよく分かる。
どこまでやり切れたかというと中途半端なのが現状。
社内では自分に厳しいと思われているようだが、実際は結構情けなかったり・・・。
蓋を閉めることも可能だが、ここは情けなさも披露しておこう。

今年の個人目標は以下の5つ。
・ポジションを有効活用する
・自らの経営力を高め、それを伝える
・時間を予約する
・歴史を学ぶ
・ルーティンを確かなものにし、楽しむ

ざっぱな目標だが、振り返ることにしよう。

・ポジションを有効活用する
(それぞれの目標について細かな解釈があるが、ブログでは割愛)
⇒今年、新たなコラボレーションで事業を生み出したことはなかった。
社外取締役を務めるパフとの共同事業MAPを立ち上げ、
可能性は見出してはいるが本格的な稼働はこれから。
他にもポジションを生かした活動はしているが大きな成果は生み出せていない。
肩書は増えているが、有効活用という意味ではまだまだ。

・自らの経営力を高め、それを伝える。
⇒今月で経営者として10年を終えた。
実感したのは力の足りなさ。
モヤモヤした時間を過ごすことが多かった。
時代の変化に自分がついていけていないのかもしれない。
自分の価値観が世間とズレているのかもしれない。
それを感じた一年。
そこをクリアにしなければならない。
また、来年こそは伝えるべきは伝えなきゃいけない。
これは自分で行うだけでなく、他者を巻き込んで実施したい。
と反省が残った。

・時間を予約する
⇒これも中途半端。
できる状況もあったが、周りを気にして敢えて実行しなかった面も多い。
変に気を遣ってしまったのかもしれない。
もっと自分のためにも時間を使うべきだった。

・歴史を学ぶ
⇒学んだといえば「マンガ日本の歴史」「昭和天皇物語」を読んだくらい。
映画でも学んだけどね。
アクティブに学ぶ場はなかった。
ここも反省。

・ルーティンを確かなものにし、楽しむ
今年のルーティンは読書(年50冊)、映画(年30本)、マラソン(月100km)、
ジム(週1回)、ブログ(月21本)、日記(毎日)
⇒ルーティンだから、やれて当然のはず。
しかし、実態はマラソンとジムは1度もやり遂げることができなかった。
マラソンは多くても月80km程度。
ジムも平均すれば月2回じゃないかな。
一応、その他はクリア。
読書は67冊(マンガ日本の歴史を含むからインチキかも・・・)、
映画は31本、ブログ、日記も予定通り。
一般よりは体を動かしていると思うが、まだまだ。
もっと体を鍛えないとこの先が心配。
頭と体と心を鍛えないと・・・。

僕のような凡人は自分を縛ることでしか自分を伸ばす方法はない。
それができなければただのカッコつけ、大ほら吹き。
だからこそ、隠すことなく恥を晒すことで、自分を戒める。

これからも同じことを繰り返す可能性はあるが、少しでも前進する努力をせねばならない。
年初には同じような目標になるかもしれないが、新たな目標を設定するつもり。
そして、自分を縛る。
何歳までそれを実行するかは不明だが、
そうしないと衰えていく、老けていくのは間違いない。
まだ衰えたくも老けたくもない。

だからこそちょっとムリ目な目標を設定し、それに向かって走っていく。
来年も再来年も同じような結果になってしまうかもしれないが、少しでも成長していきたい。

そんな一年でしたが、無事に終えることができました。
今年一年、ありがとうございました。
ブログへのお付き合いも感謝です。

来年もどうぞよろしくお願いします。

今日からお休みに入ります

名大社では今日28日(土)から来年1月5日(日)まで年末年始休暇。
9連休となる。
トヨタ系企業はすでに休みに入っているが、今年は9連休の企業が圧倒的のよう。

みなさま、一年間、お疲れ様でした。
また、ご協力、ご支援いただいたみなさま、ありがとうございました。

昨日は例年通り夕方から全社で掃除を行い、その後に納会。
いつもならちょっとした催しを行うが、
今年は新卒ナビのオープン等で一人として余裕のない状況。
50周年記念祝賀会で流したDVDを観ながら、しっぽりと行われた。

それでも女子会的な感じ。

納会後は地下の名大社BARで二次会。
最近はピアノの演奏もやっている。

2019年も慌ただしく、あっという間に一年が過ぎていった。
個人的な振り返りは30日あたりに行うとして、今日は冬休みの予定について書こう。
昨年の同時期のブログを読み返してみると実につまらない。
ほとんど予定がないのだ。

では、この年末年始はどうか。
寂しい話だが、昨年とほぼ変わらない。
贅沢な旅行もなければ、家族が喜びそうな派手なイベントもない。
かといって質素な旅行も、地味なイベントもない。

要は何もない。
個人的には何も考えずボーっとする時間も欲しく、
ゆっくりしたいのだが、それもできるわけでもなさそう。
自身に課す課題もクリアしなければならない。
多分、あっという間に終わってしまうんだろうね。

ちなみに今日は実家に顔を出し、母親のお手伝い。
明日は大学の先輩とゴルフ。
朝7:30スタートというまるでイジメのようなゴルフだ(笑)。
明後日はなぜか息子と神戸、大阪の日帰りツアー。
まあ、大晦日は大掃除だね。

あまりのんびりともいかない。
世の中の多くの父親はそんなもんだろう。
きっとセレブな社長は違うだろうけど。
いつになったらそんなふうになれるのかな。
働いているうちはないだろうな・・・。

それでも会社として無事に一年を終えられたのはホッとひと安心。
お疲れ様でした。

いい冬休みを過ごして下さいね。

健康の話をするようになってきた・・・

忘年会シーズンもほぼ終わり。
今年も多くの場に参加させて頂き、有意義な時間を過ごさせてもらった。
僕の場合、忘年会に限らず、一年中、同じことが言えるんだけど(笑)。

それでも12月は普段合わないプライベートなメンバーともお酒を酌み交わした。
大学時代の友人だったり、元名大社の仲間だったり・・・。
昔話に花が咲き、当時を懐かしんだり、
恥ずかしい過去を共有し大笑いすることもあり、楽しい時間は過ぎていく。

だが、最近はそんな楽しい話ばかりではない。
必ず出てくるのがカラダのこと。
50歳を過ぎれば体もガタが出始め、ここが痛いとか、ここが悪いという話になる。

先日も膝が痛くて治療をしているとか、腰が悪く走るのを止めたとか・・・。
また、別の場所では血圧が高く、薬を飲んで数値を下げている。
そんな話。
それが一人だけならまだしも、飲み会のメンバーがほぼ同じ状態。
「オレは160くらい」
「俺なんて一時は180までいった」
なんだか血圧の高い自慢大会のようにも聞こえる。

「山ちゃんはどうなの?」
「血圧は全く普通」
「これだけ飲んでいるから肝臓はヤバいでしょ?」
「肝臓もおかげさまで普通」

そんな話をすると逆に不思議がられる。
健康診断の結果を見ながら、部門責任者のミズタニも「信じられない・・・」という。
それはあちこちが悪いのではなく、どこも異常が見られないから。

若干厳しめの数値はなくないが、想定の範囲。
メタボでもない。
強いて言えば老眼が進み、近くが見えなくなった。
といっても老眼鏡はまだ使っていない。
ギリギリまで踏ん張るつもり。

こんな状態を見ると同世代と比べれ明らかに健康体。
定期的に体も動かしているし、基本毎日、名駅から会社までは歩いている。
それが効いているかは定かではないが、今のところ、問題はない。

できればもっと体を軽くしたいし、アルコール量も減らしたいが、そこは意志が弱くて・・・。
それでもこんな状態でいれるのは健康に生んでくれた両親と気を遣ってくれるカミさんのおかげ。
改めて感謝。

飲み会が健康問題で盛り上がるのはいささか寂しいが、それだけ年を取ってきた証拠。
そんな話題が似合う年齢になってきたのか・・・。
できればもっとパーッと勢いのいい話もしたいけどね。
忘年会を通して、そんなことを感じてしまった。

今年もあと6日。
何事もなく一年を送りたい。
くれぐれも健康には留意してきましょう。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その112

人気の伏見リーズも今年最後です。
おかげさまで今年は100回を越え、順調に読者数を伸ばしてきました。
「いつも読んでますよ~」
「ランチの参考にしてます~」
と温かい言葉も頂きます。

伏見に移転し既に3年が経過しましたが、
人気食べ物ブロガーは衰えを見せないようです。
それもこれもみなさまのおかげ。
これからも支持される人気食べ物ブロガーとして、伏見の美味しさを伝えていきます。

さて、2019年の締め括りはどこへ行くべきか、迷います。
会社の裏口から南に向かいます。
ふと通りの反対側を眺めると視界に入ってくるお店があります。

夜にはお邪魔したことがありました。
マグロの中落ちをスプーンでグリグリした記憶が残っています。

中々のお味でした。
体に残った記憶は裏切りません。
「マグロセンター」さんです。

ランチでも勝負をせねばならないのです。
お店に入り、まずチケットを求めます。
「え~っと、マグロセンター丼をください!」
ここは看板メニューを注文するのみです。

チケットをカウンターに渡します。
「ご飯は大盛にできますが・・・」
「普通で大丈夫です。」
味噌汁もセルフでお替り自由です。

マグロセンター丼 980円

本まぐろ、ねぎとろ、かじきまぐろ、卵焼きが並びます。
アップにしてみます。

まあまあな迫力です。
これを肴に飲みたくなります。
毎度のことですが、グッと我慢します。

ふと正面に目を向けると壁にはこんな絵が描かれています。

「おっと、こうくるか・・・」
思わず立ち上がりましたが、周りの雰囲気を察して何もなかったように座ります。
果たして背比べをした人はいるのでしょうか。
混んだお店でも誰もやっていませんでした。

丼はあっという間に平らげてしまいました。
美味しいまぐろはいいですね。

美味しいものを食べて一年が過ぎていく。
なんとも幸せです。
いい締め括りとなりました。

ごちそうさまでした。
来年も引き続きよろしくお願いします。

映画「家族を想うとき」

この映画には悪い人は一人も出てこない。
懸命に前を向いて生きている人ばかりだ。
もがき苦しみながらも幸せを求めて生活をしている。

しかし、幸せが訪れることはない。
せつない。
映画を観ているこちら側が苦しくなってくる。

眼をそむきたくなるが、眼を離すことはない。
そこに現実があると感じるからだ。
目をそむくことは現実から逃げていることを意味する。
それを分かっているから逃げることができない。

この作品に登場する家族も同じ。
誰も逃げていない。
逃げようとする瞬間はあるもののその生活を受け止め、戻ってくる。
それがとてつもなく悲しい。

本作の舞台はイギリス。
どんよりとした天候の中、家族のために働く父親がいる。
母親も家族のために働く。
これが日本であっても何の違和感もない。

むしろ日本の方が想像しやすい。
これに近い日本映画もあったんじゃないかという錯覚も起きる。
どこにでもあり得る家族像がここに描かれている。

どこで間違ったのか、生きる時代がまずかったのか、
いい偶然と悪い偶然があるとすれば、たまたま悪い偶然が重なっただけじゃないか。
そんな想いを抱きながら、映画を見つめていた。

いつ何時、僕がこの映画の家族と同じ状況となっても不思議ではない。
たまたまに過ぎない。
運を掴めたかどうか、それを見逃さなかったかどうかの違い。
そんなふうに思えてくる。

どんな時も自分の判断軸と比べるのが大切。
僕は感情を抑えることができるだろうか。
僕は言葉を選ぶことができるだろうか。
いざという時、どんな判断をするのか。
映画は多くのことを教えてくれる。

そして、つくづく思う。
今のシアワセに感謝しなければならない。
家族に感謝しなければならない。
普通に暮らせるシアワセを。

タイトルではないが、家族を想うことを感じさせてくれる映画。
大人は観なきゃいけない。

いつまで名古屋で公開されているのか。
早めに鑑賞することをおススメしたい。