これからも前向きに 名大社会長ブログ

大事なのは「繋ぐ」こと

こまめにブログを更新していると思わぬ出会いがあるもの。
どんな検索をして引っ掛かったかは分からないが、ひょんなことからTV出演のオファーがきた。
人気食べ物ブロガーでも映画コラムニストでもない。
ファミリービジネスアドバイザーとして番組に出て欲しいという依頼。

一応、宣伝しておこう。

【テレビ愛知】データで解析!サンデージャーナル
日時/2019年10月13日(日)午後3時45分~4時45分
テーマ/ものづくり王国”に危険信号!?愛知の「後継ぎ」問題を徹底調査

https://tv-aichi.co.jp/sunday-journal/

後継者不足にフォーカスした番組なので、
必ずしもファミリービジネスの特徴を話すわけではないが、何らかのお役に立てればと思う。
しかし、想定外の質問にとんちんかんな回答をしてしまうかもしれない。
あらかじめ謝っておいた方がいいかな・・・。

それよりもいとうまい子さんとの共演で舞い上がってしまうかが心配。
逆上しないよう気をつけます(笑)。
収録が台風直撃の日でもあるので、それも気をつけなきゃいけないけどね。

こういった情報番組でも取り上げられるように「後継ぎ」はどこも課題。
後継者を誰にするのか。
もちろん名大社もそう。
僕もそろそろ真剣に考えねばならない。

それはファミリービジネスでは最大の問題で今月の「日経トップリーダー」でもその特集を組んでいた。

この特集では星野リゾートの星野社長や
「ファミリービジネス経営論」著者のジャスティン・クレイグ氏もその重要性について語っていた。
引退するのも経営者の仕事の一つ。
どう繋いでいくかも最も重要な仕事。

この特集では「4Lフレームワーク」という経営者の学習サイクルも明記されていた。

L1 ビジネスを学ぶ
L2 自分たちのファミリービジネスを学ぶ
L3 率いることを学ぶ
L4 退くことを学ぶ

それが重要。
その中で一番難しいのはL4。
どう自分の引退の道筋をつけるか。
世間を見渡すとそれができない高齢の元カリスマ経営者も多いんじゃないかな(汗)。
そんな話題もTV番組でも出るのかな?

来週は名古屋ファミリービジネス研究会Day4。
若い経営者が多いが、ここでも「後継ぎ」は重要なテーマ。
自分のことも含め「繋ぐ」ことを多くの場で考えていきたい。

まずは今週の収録だけどね・・・。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その103

伏見シリーズも100回を超えるとさすがにネタが尽きてきます。
自分の行動範囲では新たなルートを開拓することも難しかったりします。
毎日、会社周辺でランチをとるミズタニに聞きます。

「ネタ困っててさあ~、この辺でいい店ってないか?」
「そうっすね、最近は焼きスバっすね!」
「焼きスパ?なんじゃそれ?」

ミズタニの指示通り、会社の裏側の通りを東に向かいます。
プリンセス通りにある「ローマ軒 名古屋栄住吉店」さんに行ってきました。

多店舗展開されてるんですね。
メニューはずらりと焼きスパゲッティが並びます。
イチオシは鉄板ナポリタンでしょうか。

しかし、ここはインスタ映えを狙い、クリームボロネーゼを注文します。
目の前にはこんなビールサーバーがあります。

「サッポロ黒ラベルか。なかなかやるじゃないか・・・」
と感心していると、ふと異変に気づきます。
ビールサーバーがお客側に向いています。
「WHY?」
つい英語が出てしまいましたが、こちらは30分500円でビールが飲み放題のようです。
それもランチでスタンプ3つ集めると1回無料で頂くことができます。

「なんてステキな店なんだ・・・。」
食べる前からお店は高評価です。

クリームボロネーゼ 670円

かなりお値打ちです。
これでも高価な部類となります。
インスタ映えとはいきませんが、かなりのボリュームで味付けも男子好みです。
これは通ってしまうな・・・。

そして、塩バジル 670円

そして、鉄板カレーインディアン 600円

そして、博多中唄 明太 610円

自分でも知らないうちに通い始めています。
スタンプも3枚たまり、ビール飲み放題もゲット。
しかし、そのチャンスは訪れません。
期限切れが心配です。

そして、ジャポネーゼ 600円

ここで変化に気づきます。消費税増税と共にメニューが変わっていました。
上で紹介したクリームボロネーゼ、塩バジルが載っていません。

「あ~、なんてこった。塩バジルまた食べたかったのに・・・。」
いやいや、そんなことではないですね。
今は亡きメニューを紹介しているとは・・・。
それもビミョーに値段も違ったり・・・。

これは人気食べ物ブロガーとして正しい行動だろうか。
ジャポネーゼを食べながら自問自答します。
それでも普通に美味しく食べれるから不思議です。

「よしっ、とりあえずビール飲み放題だ!」
と問題をさりげなくすり替えます。

ごちそうさまでした。
やはり塩バジルをもう一度、食べたいですね。

「上級国民/下級国民」を読む

かなり話題になってる本書。
普段、ベストセラーと呼ばれる書籍を読むことはあまりないが、
(池井戸作品は別です・・・)
ちょっと気になり手に取ってみた。

橘玲氏を読むのも初めて。
てっきり女性かと思っていたが、男性だったんですね(笑)。
そのレベルの知識しか持ち合わせていないのが実情。

読後の正直な感想は「ちょっと大袈裟に言い過ぎていない?」。
確かにデータを使い説得力はあるものの、バイアスがかかってるとどうしても思ってしまう。
そんなふうに思った読者も多いじゃないだろうか。
だから叩かれることも多いんだろうけどね。

だったら読まなきゃいいかというとそういうわけではない。
若者を対象とした事業を行う者として知識は持たねばならない。

今、僕が日常で付き合う人で、ここでいわれる下級国民はいない。
それは友人、知人や会社のスタッフ、ブレーン、ユーザーとなる学生や転職希望者も含めてそう思う。
もしかしたら気づいていないだけかもしれないので、断言はできないけど・・・。
ビジネス領域で仕切るとそうなってしまう面もあると思うし。

ただ本書を読んでいると辛くなるのは事実。
日本はそんな住みにくい国なのか?
そんなに格差があるのか?
サラリーマンは会社を憎んでいるのか?
必ずしもそんなふうには思わないが、それは非現実的なのだろうか。

僕は上級国民ではない。
小さい会社とはいえ代表をやらせてもらい、一般的にみれば所得も多い部類だろう。
しかし、既得権で守られているわけでなければ、一夫多妻でもない。
いつ何時、最低の生活になるとも限らない。
常に不安と戦う生活をしている。
別の意味で”残酷な運命”を背負っているともいえるだろう。

一方で本書でいう「下級国民」でも這い上がり、
幸せな人生を送ることだってできるはずだ。
それをさも不可能なような絶望のような切り口で書かれることに違和感を感じる。
むしろ可能性を消すマイナスの行為ではないかと思ってしまう。

著者に「あんたは何にも分かっていない」と言われるかもしれないが、そんなふうに思うのだ。
そして、少しでも可能性を高めるのが僕らの事業でもあるだろう。
理想ではあるが・・・。

確かに日本のGDPの急落やエンゲージメントの低さは気になるところ。
僕が何か大きなことができるわけではない。
目の前の取り組みで少しでも関わる方をプラスの方向に持っていくだけ。

この類の書籍を読むとそんな気持ちにもなる。
それだけでも勉強になったといえる。

こういった書籍が刺激があり売れるんですね(笑)。

天高く馬肥ゆる秋

この土日は雲一つない気持ちのいい天気。
暑かったとはいえ清々しい日だった。

土曜日は朝一で14kmのランニング。
この距離を走ったのも久しぶり。
夜はラグビーW杯日本代表戦。
気持ちのいい勝利だった。
おかげで食欲も増し、必要以上に食べ、必要以上に飲んでしまった。

そして日曜日。
戸田祭りに顔を出す。

毎年この時期に開催されるお祭り。
自分の住む地域にこのようなお祭りがあるのはいい。
300年以上続く伝統的なお祭りで一之割から五之割まで5つの神社で開催される。
山車は名古屋市指定無形民俗文化財でもある。

この地域に住んでかれこれ25年。
子供が小さい時は五之割に所属し、子供会の行事で踊りを披露し山車を担いでいた。
嫁さんが子供会の会長を務めていた関係で僕も得意な雑用で貢献した記憶がある。

近所に引越してからは三之割に所属。
昔から住む方や積極的な方は保存会としてこの祭りを守っている。
仲のいい方もガッツリやっているので、僕もヒマになったら入らせてもらおうかな・・・。

お手伝いもしなければならない。
嫁さんは綿菓子作り振舞っていたが、僕は無責任にブラブラするだけ。
こちらが三之割神社。

この山車を担ぎ、からくり人形も披露される。

子供たちは太鼓を叩き、みたらし団子や綿菓子を頬張る。

大人もこの時は朝から飲んでも叱られない(笑)。
ここは鈴宮社なので、ちょっとマイナー。

ちなみに一之割から五之割は鈴宮社、八幡社、天神社、白山社、神明社の5社。
それぞれ氏神が分かれている。

続いて二之割神社へ。

こちらは学問の神様なので、受験生の息子のためにも参らねばならない。
こちらが山車。

そして、四之割神社にも顔を出す。
こちらは白山社。
いずれも一番人が少ない時間帯だった。

他の神社は時間がなく、伺うことができなかった。
娘も息子もこの地域で生まれ育っているので愛着は深い。
必ずといっていいほど、夜に友達と繰り出し楽しんでいる。

昨日も一昨日も夜は盛り上がったよう。
ほどよく町で、ほどよい田舎なのが戸田の魅力。

天高く馬肥ゆる秋。
それを感じた週末だった。

社長にPRせよ!

今週は個人面談が続いた一週間。
今期から名大社では人事評価制度を変え、半年ごとに目標の振り返りと評価を実施している。
「名大社モデル」という各グレードに相応しい人物像を作り、
目標と照らし合わせ自分が今どこにいるかを面談の場で共有する。

名大社は9月で半期が終了。
半期の振り返りはチームごとにデスクと部下の面談し一次評価を9月末までに行う。
それが終わると僕の出番となる。

それが今週の個人面談。
一人30分とはいえ、役員、超ベテランを除く全社員との面談はかなりのパワーが必要。
丸1日はしんどいので、せいぜい1日の2/3が時間を割ける限界。
それ以上は僕の集中力が持たない。

それでも一人ひとりと向き合う時間は意外と少ないので貴重な時間。
この面談では上半期を振り返り、下半期の目標を語るのが目的だが、
それと同時に僕にPRすることも求められる。
評価だけでは見えない分を僕に対してアピールするのだ。

「山田さん、僕の●●を見てください!ドンドン!」
というような感じで自分の頑張りを表現する。
そんな場でもある。

僕はそれを公平に冷静に忖度なしに評価することになっている。
これが意外に難しい。

というか、まだ全員と面談しただけなので、
(厳密にいえば評価しないメンバーは若干いるが・・・)
ちゃんとした評価はこれから。
僕なりの評価を決めてからデスクらと共有することになる。
しばらく頭を悩ませる日々を送らねばならない。

この面談では僕が話すこともあるが、基本的には相手側が話すのがほとんど。
僕は聞き役に回り、発言に対して質問を繰り返していく。
1on1ミーティングに近い状態。
それにはこちらの傾聴スキルが求められる。

カリスマキャリアカウンセラーと呼ばれた身でも、
(あくまでも自称・・・笑)
どんなことでもオープンに話させるのは簡単ではない。
まずはしっかうと向き合うことが必要。
それはできているとは思うんだけどね・・・。

そんな時間を過ごしたわけだが、今週は学生向けの講演もあった。
10月1日には名古屋産業大学の1年生全員に
「自分らしく働くためにできること」というタイトルで80分ほど喋らせてもらった。

ここ最近の講演は5分オーバーが続いたが、今回はきっちり80分ちょうどで終了。
タイムマネジメントは完璧だった(笑)。
少しでも伝わればいいけど・・・。

この土日は珍しく予定がない。
やらねばならないことはいくつかあるが、休養もしっかり取れるだろう。
あっ、映画コラムニストの仕事があるか・・・。

PRの個人差はあるとは思うが、まずはお疲れ様でした。
面談を通して成長と頼もしさを感じるのは事実。
下半期も期待してますよ。

幸先は良かったが… ランニング日記1909

10月に入った。
今月は走るにはいい季節。
ここで距離を伸ばさなければならない。

今月の幸先はいい。
一昨日の10月1日は名城公園を10kmRUN。
厳密には9.92kmだが、かなりガチで走った。
高速ランナーの経営者仲間とご一緒したので、練習なのにキロ5分20秒くらい。
最近はキロ6分程で走っていたので、ついていくのにやっとだった。

今月はナゴヤドームでのリレーマラソンがあり、株式会社パフとの対決が待っている。
このところは2連敗。
昨年は総監督である僕の采配ミスで惨敗。
さすがに3連覇を許すわけにはいかない。

そのためには総監督でありキャプテンの僕がチームを引っ張らねばならない。
地道に練習するのが大切なのだ。
走った距離は裏切らない・・・。

そんな意味では10月は初日からいい感じ。
なんだかいけそうな気がする。
ライバルには絶対勝つのだ。

では、先月9月はどうだったか。
9月も幸先はよかった。
最初の一週間で30kmのランニング。
そのペースであれば余裕で目標の月間100kmをクリアできる。
自分の中でジワジワと期待感が沸きあがっていた。

しかし、それは継続することなく、バタバタと慌ただく過ごし、中旬より失速。
高山での出張ではしっかりと走り込もうと思ったが、
まさかのスーツケースの故障でシューズを持参できず走れなかった。

一応、散歩はしたけどね・・・。

では結果はどうだったか。
9月のランニング距離は78.5km。
う~ん、イマイチ・・・。
出足は良かったというのに。

まあ、東京のライバルには圧勝だが、大した勝ちではない。
喜ぶこともない。
出張先で走れないとやはり目標には届かない。
言い訳しないためにもスーツケースを修理に出さねばならない。

過ぎたことをとやかく言っても仕方がない。
今月が大事。
まずはリレーマラソンを圧勝すること。
そして、下旬の健康診断に備えること。
そろそろ腹回りを何とかせねばならない。

そのための10月RUN。
食欲の秋はあっちの方に置いておいて、目標に向かって走っていくようにしよう。
ガンバリマス!

食べ物のはなし 伏見シリーズ その102

伏見シリーズも100回を超えるとお店にも変化が生まれてきます。
このブログをキッカケに大繁盛するお店もあれば(ほんとに?)、
ひっそりと閉店するお店もあります。

伏見シリーズでも取り上げた「井手ちゃんぽん」さんが先日、前を通るともぬけの殻になっていました。
一時期は行列もでき話題のお店だったのですが、何があったのでしょうか。
飲食業は難しいビジネスですね。
新規事業で外食を・・・と考えたりしますが、素人は手を出さない方が賢明のようです。

気持ちを切り替え、伏見シリーズを継続させていきます。
会社から栄方面に向かい3~4分歩きます。
住吉町にある「サワデーすみ芳 栄店」さんに行ってきました。

気分を変えるにはタイ料理が最適です。
理由はわかりませんが、そんな気がします。
ご理解いただけますよね?

時々、トムヤンクンも飲みたく、いや食べたくなります。
タイカレーやパッタイもいいですね。
迷います。
何を注文しようか迷います。
まだ、この伏見シリーズの100回記念も続いています。

豪華な食事を見せなければなりません。
前回、前々回は天ぷらでした。
天ぷらといえば海老。
そう、海老は日本人にとってご馳走なのです。

メニューを指差し、「すいません。これをお願いします。」と注文します。
すらすら言う自信がないのです。
食べ物ブログの師匠のようにお店のスタッフに「はい?」と聞き返されるのは御免です。
そんな時は「え~っと」とも言わず、指を指すのみなのです。

プーニムパッポンカリーセット 1800円

この小難しいメニューをスラスラ言うのは至難の業です。
この謎のメニューは何かといえば、ソフトシェルクラブのカレー炒め卵。
アップするとこんな感じ。

そう、豪華に海老なんです。
海老は殻付きですが丸ごと食べられます。
(ソフトシェルクラブは蟹だろ!という声が聞こえてきますが、今回は海老なんです!)
このセットにはトムヤンクンも付いています。

もう完璧なタイ料理といえるでしょう。
ようやく日中も過ごしやすくなりましたが、
(そうでもないか・・・)
ほんのり汗をかくことも大事。
トムヤンクンを啜り、カレー炒め卵とじを食べ、ライスに移ります。
その繰り返し、ルーティンが大切なのです。

「なかなか。やるじゃないか・・・」
最後はデザートで締めます。

これで100回記念シリーズも終わりです。
来週からは質素倹約、みなさんに愛される伏見シリーズに戻っていきます。
多分・・・。

ごちそうさまでした。

映画「プライベート・ウォー」

ジャーナリストは過酷な職業。
命懸けで自分の仕事を全うしていく。
本作は実話。
女性記者メリー・コルビンの半生を描いているが、彼女は命懸けを完全に通り越している。

この映画の意味を考えるとジャーナリストの役割はその実務にあるだけでなく、
亡くなった後の影響力に大きな意味があるとも言える。
戦争の悲惨さを伝えるのは現役時代だけでなく、
その役割を全うした後に本当に語られるべきかも。
本作がまさに証明している。

僕はメリー・コルビンの存在をこの映画を通して知ったわけだが、
映画を観たからこそ彼女の表現したかったことを理解した。
実話を描くのは悲しいが、十分意味のあることでもある。

その主役メリー・コルビンは激しい人物。
正義感が強く、どんな危険な場所にも飛び込み、戦争に巻き込まれることも厭わない。
そのせいで片目を失くすことになるが・・・。

一方で仕事のストレスを解消させるか如く、男に走る、酒に溺れる、ひたすら煙草を吸う。
人間は弱い。
正しく生きるだけは不可能なのだ。

その役を演じるロザムンド・パイクさんは見事。
完全にメリー・コルビン。
元々は美しい女優さんだが、それを微塵も感じさせない。

5年前の「ゴーン・ガール」は美しくも恐ろしい妻役だったが、本作は別の意味で恐ろしい。
恐ろしさを演じさせたら一番の女優さんなのかな?(笑)
「ゴーン・ガール」もほんと怖かった。
いわゆる怖い人ですね・・・。

社会派映画は僕らに多くのことを教えてくれる。
海外で起こる悲惨な出来事は瞬間瞬間、耳に入ってくるが点で伝わることがほとんど。
知識不足だけかもしれないが、点と点が繋がることは少ない。
映画は線として僕らに訴えかけてくれる。
こんな世の中にしてはいけないと・・・。
アメリカファーストの描き方がなくはないが、この事実を知り、世を問うことはかなり大切。

娯楽作品も好きだが、絶望的になるこの類の作品も好きだ。
いい映画は継続的に観るべき。
当たり前のことだが、そんなことを感じた。

日本がアイルランドを撃破した日は・・・

一昨日はラグビーファンにとっては歴史的な一日。
世界ランキング2位のアイルランド代表を日本代表が破ったのだ。
これはラグビーファンだけでなく、僕のような素人でも嬉しい。

では、そんな試合をTVで応援していたのか。
いや全く・・・。

この日は半期に一度の幹部研修会でみっちり会社のセミナールームで話し合いをしていた。
ラグビー好きなメンバーには反感を買ったかと思うが、こればかりはね・・・。
とことんスポーツニュースで振り返ってもらいたい。

28日(土)は役職者11名が出席しての丸一日話し合いを行った。
例年午後から行っていたのだが、全然時間が足りないので前回から朝10時からの開催。
それでも結果的には時間が足りず、途中で打ち切らざるを得なかった。
この続きはまた別の機会に、よろしく!

例年は僕が最初に1時間程度話をして、その後は上半期の振り返りと下半期、
来期の取り組みについて話し合う。
チームの進捗状況、部下の成長度、各部門の課題点をあぶり出し、本音をぶつけ合う。
数年前までは僕が怒鳴ることもあったが、ここ最近はもっぱら聞き役に回ることに。
幹部メンバーが成長し、特に声を張り上げる必要もなくなったのが大きな理由。

ただ今年はもう一度、全体感を醸成するために、経営理念を再確認しベクトル合わせからスタート。
早いもので僕が名大社を任され、もう10年。
どん底状態から抜け出し、毎年成長を続けてこれたのはこの幹部会に出席しているメンバーのおかげ。
彼ら彼女らの仕事ぶりで会社は復活し、様々な取り組みができるようになった。
ずっと増収を続けてこれたのもここのメンバーが会社の中心となり、活躍してくれたからこそ。
もちろん役職定年を迎えたベテラン組の貢献度が高いことあるんだけど。

しかし、ここにきてこれまでのような成長曲線が描けなくなってきた。
今までが順調すぎたという見方もできるが、ここは再度危機感を持ち、
営業戦略と組織戦略を見直さなければならない。
そのため、今回の幹部研修会では時間の大半をそちらに費やした。

会計は組織に従い、組織は戦略に従い、戦略は環境に従う。

その言葉通り、環境を見据え、今後どんな戦略を実行し、
そのための組織作りをどうしていくかを各々の考えを聞きながら、議論を進めていった。
僕が理想とした組織作りが必ずしも現場にフィットしているとは限らない。
どれが正解とはいえないし、正解なんて存在しないのかもしれない。
だが、見直す点は見直し、推し進める点は納得感を得ながらやっていくしかない。

わずかな時間で決め切ることはできなかったが、
お互いの会社や仕事に対する想いをぶつけ合えれたのは大きな成果。
少しずつ組織が大きくなることにより一つ一つの言葉が重要になり、
それを分かりやすく発信せねばならない。
課題は多いが、晴れやかな気持ちで今回の研修会を終えることができた。

懇親会では一転し仕事の話はほとんどせず、全体で盛り上がった。
お開き後はなぜかタカイと二人で名古屋駅まで歩き、立ち飲みBARでサシ飲み。
ここでは仕事の話しかしていないと思うが、結構な酔っ払いで話の中身は覚えていない(笑)。

その結果、こんなふうに・・・。

それはよしとして、今日で上半期は終了。
明日から下半期に入る。
やるべきことは明確。
この10月からも名大社全員の総合力で目標に向かい走っていきたい。

副社長誕生!

今週木・金は東京出張。
昨日は丸っと一日ふるさと就職応援ネットワーク(Fネット)の一日。
価値創造委員会、幹事会、例会と続く。

Fネットも新たな価値を見出さなければならない。
そんな一日。

一昨日の午前中は株式会社パフの株主総会。
昨年から僕は社外取締役を務めてるのでこの場には参加しなければならない。
厳かな雰囲気。
釘崎社長が定型通りの進行で話を進める。

異議なし、異議なし。
第一号議案も第二号議案も第三号議案もスムーズに進行。
会社の株主総会は僕が議長なので、全体を見渡す視点が必要だが、この社外取締役の場はいい。

本来は責任感が重く常に意識を持った行動が必要だが、ここはあまり関係ない。
経営陣をじっくり見て、株主もじっくりと見渡せばよい。
株式会社パフは社外株主も多い会社だが、この日は運よく(?)、持ち株会の株主ばかり。
ピリピリとした雰囲気はなく和気あいあいと進められた。

役員はすべて再任。
一番怪しかった僕も再任。
そして、ここで取締役の吉川がスピーチ。

急にその場は緊張感が漂ってきた。
A43枚にまとめてきた内容を発表。
本人も涙ぐんでいたが、出席する株主も涙ぐんでいた。
こんな株主総会なんてあるのか・・・。
1社くらいいいじゃないか。

その場はシャンシャンで終わり、こうして取締役連中は笑顔でその場を去った。

そして、その後の取締役会。
ここで正式に吉川の副社長就任が決定した。

詳しくは昨日の釘さん日記から・・・。

吉川は新卒プロパーで第一期生。
現場で無理難題を押し付けられ成長してきた。
僕に重なる面も多い。
その分、応援したい気持ちにもなる。

彼女の魅力は人情的な面とさばさばした面がシンクロするところ。
メチャクチャ頼りになるが放っておくこともできない。
それが人を引き寄せるのだろう。

そんな吉川が副社長に就任。
誠におめでとうございます。
僕は取締役として吉川さんに仕えていきます(笑)。
これからは”さん”付けで呼ばせてもらいます。

いくつかの業務を終え、夜は懇親会。
その場の主役も吉川さん。

まあまあ酔っ払っていた面はあるが、ボロボロに泣きながら自分を語っていた。

パフという会社がこれから新しくスタートする。
そんな意味合いもあるだろう。
僕が果たせることはさほど多くはないが、最大限力になれればと思う。

副社長誕生!

これからを期待している。