これからも前向きに 名大社会長ブログ

沖縄も東京も ランニング日記2409

9月下旬になり、ようやく過ごしやすくなった。
走りやすくなるのはこの10月。
年々秋は短くなっているので、来月はもう寒かったりして・・・。

9月も暑い日々が続いたが、まずは結果から報告しよう。
9月のランニング距離は101km。
なんとか目標は達成。
パチパチ。

8月が75kmという不甲斐ない距離だったので、なんとか9月は達成したかった。
ギリギリだが、何とかすることができた。
誰も褒めてくれないので、自分で褒めるしかない。

先月は出張が多かった。
できれば出張先でも余裕があれば走りたい。
それが実現できたのも目標達成の要因。

9月頭は沖縄へ。
スーツケースにランニングシューズとTシャツを詰め込んだ。
ホテルが国際通り沿いだったので、その周辺を朝RUN。

牧志駅からぐるりと5kmほど走った。

「プレモルが180円で飲めるのか、いいな・・・」
とどうでもいいことを考えながら、歓楽街を抜け沖縄県庁を通りホテルに戻った。
前の晩は遅くまで飲んでいたが、比較的朝は快適。
たかだか5km程度だが、いい汗をかいた。

その週末は東京出張。
東銀座に泊まったので、銀座を駆け抜け皇居を一周。

朝の銀座は静かだが、6時台でも皇居は結構な人。
多くのランナーが走っていた。
ホテルを出て皇居を走り戻るとちょうど8km。
9月の距離としては最大。

下旬までは朝5時台、6時台でもかなりの暑さのため距離はセーブ。
本来であれば休日は10kmを走りたいが今年はサボってしまった。
サボったというよりは控えたという方が適切。

短い距離しか走っていないが、1週目、3週目は週5日走った。
他の週も4日。
日数の多さも目標達成の要因。
雨が少なかったのもよかった。

さて、10月。秋らしくもなるので朝も気持ちがいいはず。
走り出しが少し暗いかもしれないが、より朝を感じられる。
最近は連続の目標達成が少ないので、今月は何とかクリアしたい。

その流れで11月、12月も超えていけるといい。
出張もなく楽しみも少ないが、頑張っていきたいね。

映画「2度目のはなればなれ」

今週末より公開。
初めてオンライン試写会で鑑賞。
とても便利なシステムだと思うが、やはり映画館で観たい。
決して文句は言わないけどね(笑)。

原題は「The Great Escaper」。
翻訳すると「偉大なる逃亡者」。
映画を観ると理解できるが日本語タイトルとは程遠い。

このタイトルに行きつくまで相当な議論もあったのだろう。
配給会社の努力も垣間見れる。
原題も邦題も映画を観ながら解釈するが、これでいいんじゃないかな。

本作は実話をベースに描いたヒューマンドラマ。
老人ホームで暮らす年老いた夫婦のラブストーリーともいえる。
とてもチャーミングな作品だった。

主演は91歳のマイケルケインと87歳のグレンダ・ジャクソン。
グレンダ・ジャクソンはイギリスで映画公開前の2023年6月に他界。
本作が遺作となった。
調べてみると政治家としても活躍され重責も担っていたので本国では有名な方。

一番に感じたこと。
レネ役のグレンダ・ジャクソン、このお婆ちゃんがほんと可愛い。
その仕草や会話がとても愛らしく、それだけで気持ちを持っていかれる。

ネタバレしない程度にいえば、
マイケルケイン演じるバーナードが老人ホームを抜け出しひと騒動起こす。
その一連の流れが「はなればなれ」の一つだし「逃亡者」。
ある目的を達成するために「逃亡者」にとなるが、そこには生きているうちに果たしたい約束がある。

その行動も感動的だが、なんといっても2人の夫婦愛だ。
若かりし頃から老いた今まで愛情は途絶えることはない。
お互いを信じ、どんなことがあっても認め合う。
「逃亡者」のお爺ちゃんをお婆ちゃんは健気に待つ。

できればこんな夫婦でありたい。
こうして最期を迎えたいと素直に思ってしまった。
ラストシーンもジーンときた。

イギリスだろうが日本だろうがどこの国だろうが、夫婦は存在は変わらない。
僕も頑張らないと・・・。
名優マイケル・ケインは本作が引退作だという。
マイケルケインもグレンダ・ジャクソンも見事な演技。

仲のいい夫婦もそうでない夫婦も観てもらいたい。

映画「ぼくが生きてる、ふたつの世界」

最近、「ぼくが~」で始まる映画が多い。
この1ヶ月でも「ぼくの家族と祖国の戦争」「ぼくのお日さま」を鑑賞。
なぜ、漢字ではなく平仮名なのか。
柔らかい雰囲気を出すためか、ただの偶然か。

僕はブログではぼくでもボクでもなく僕だけどね。
それはどうでもいいか(笑)。

本作は評価が高いことと呉美保監督作品が気になり観ることに。
エンドロールで主人公と原作者が同じ名前と知り、最後の最後で実話だと認識。
確かにフィクションにはないグッと迫るものがあった。

耳のきこえない両親と耳の聞こえる息子の愛情を描いた作品。
耳が聞こえない親から耳が聞こえる子供が生まれるのはいわゆるコーダ。
コーダといえば「コーダ あいのうた」
素晴らしい映画だった。
その流れでいえば2年前の「ケイコ 目を澄ませて」もステキな映画。
特別な観方はしていないが、気持ちは揺り動かされる。

本作もかなり気持ちが揺れ動いた。
当事者でもその立場でもないが、親の気持ちも息子の気持ちもよく分かる。
だから辛いと感じるし、愛おしくもなる。

母親明子は両親の反対を押し切り結婚し、また反対を押し切って子供を産む。
注ぐ愛情は強いが、なんせ耳が聞こえない。
赤ちゃんが泣く声も何かに触れる音も聞こえない。
危険な状態は毎日続く。
それでも周りの協力があり、子供は育つ。

耳の聞こえる息子大は両親の愛情を理解しながらも、自分の存在にコンプレックを感じる。
そして母親に辛く当たってしまう。
幼少の頃から手話を覚え母親と接せる姿をみれば優しい息子なのは百も承知。
そんな自分が許せず、一方で親から離れたいという気持ちで東京へ。
距離を置くことで視野は広がる。

息子大は吉沢亮。
葛藤する表情も優しい目も死んだ目もよかった。
大の少年時代の子役が吉沢亮に似ていると思ったのは僕だけか。

そして母親明子役の忍足亜希子が本当に良かった。
実際、ろう者の俳優。
息子を見つめる表情が美しくも悲しくも切なくもなる。
すべては母親としての愛情表現。

何も聞こえない静かなシーンで涙が出る。
もし僕がコーダだったら、大よりも優しくできるだろうか。
もっと愚かな態度で接するかも。
うむ・・・。

ふたつの世界を生きるのは簡単じゃない。
間接的だがその世界に触れられたことを感謝したい。

株主総会から特別例会まで、充実した一日

先週26日(木)は超ハードな一日。
普段は夜ばかり忙しく日中は平和な時間が多い。
しかし、この日は違った。

朝から晩までぎっしりスケジュール入っていた。
午前中は東京で株式会社パフの株主総会。
第28期も増収増益。
株主からの苦情や文句は一切出ず、和やかな雰囲気で総会を終了できた。
役員改選が行われ今期より赤坂さんが取締役に就任。

(写真左から2番目)
プロフィールはパフのHPで確認して欲しい。
僕も社外取締役として再任された。
この一年もいい年にしたいね。

お昼はなだ万のお弁当が提供されたが、僕は10分で平らげ名古屋へ戻った。
15時半より南山大学の授業があるため、急いで移動。
現地で相方のニシダと待ち合わせをし150名の学生に「企業と業界の研究」の授業。
授業のことは改めてブログに書きたい。

いつもなら最後にリアぺを回収し終了するが、この日は中座。
全てをニシダに任せて次の場所に向かった。
申し訳ないね。

9月26日は毎年恒例の西川塾特別例会。
僕は幹事長という西川塾の責任者。
本来であれば早めに集合し準備を行うが、この日はギリギリで会場入り。

頼りになる幹事メンバーを中心に完璧な準備をしてくれた。
特別例会の講演者は杉本食肉産業株式会社の杉本社長。

今年も100名を超える経営者やそれに近い方に参加頂いた。
最初は僕の硬めの挨拶。
西川塾の背景を紹介し、塾主の奥様へつなぐ。
毎年、ご出席いただき感謝!

そしてメインの杉本社長の講演。
「知られざる食肉業界の話~進化する老舗企業であるために~」
として70分程話をして頂いた。

杉本社長は業界や会社の変遷、トップとして取り組みを包み隠さず披露。
経営者として学ぶ点ばかり。
終了後、僕の元にも「凄く勉強になった」という声を多く頂いた。
本当に感謝!

謝辞は塾生の木下さん。
西川塾を代表するには相応しい挨拶。

懇親会は隣の会場。
こちらでも大いに盛り上がった。

杉本社長の前には次から次へと参加者が挨拶に並んだ。
食事ができたかが心配だったが、塾生の話では問題なかったよう。
逆に僕はいろんな方と挨拶するうちにほとんど食べれず仕舞い。
まあ、仕方のないこと。

締めの挨拶は昨年の登壇者遠藤さん。
必ず笑いを取るテクニックはさすがというしかない。

そして西川塾定番の締めは名古屋ナモ締め。
今年も懲りることなく僕が担当。
大勢の前でのナモ締めは気持ちがいい。
一体感のあるいい締めじゃないかな(笑)。

最後は記念撮影。

こうして毎年特別例会を実施できるのはありがたいこと。
久しぶりにお会いする方もみえて話は尽きなかった。
杉本社長の講演は特に若い経営者に響いたと思う。
僕も改めて勉強させてもらった。

かなりヘトヘトな1日だが、それを上回る充実感。
こんな日ばかり続くと体が持たないが、たまには刺激的でいい。

みなさん、お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。

食べ物のはなし 特別編 ジャンボステーキ

今回は伏見を離れます。
今月は特別編や番外編で攻めたいと思います。
伏見シリーズはあと5回で300回を迎えます。
いつどのタイミングでお届けするのかを綿密に考える準備期間が必要です。
全国30万の食べ物ブログの読者は理解いただけるでしょう。

本州を越え、はるばる沖縄までやってきました。
向かったのは中頭郡北中城村。
どのあたりかイメージするのは難しいかもしれません。
分かりやすく説明すると北谷市の南、沖縄市の西に位置します。
あ~、なるほどね・・・。

沖縄で一緒に仕事をした方に連れいただきました。
それがこちら。

「PUB LOUNGE EMERALD」さんです。
店名から推測すると飲み屋さんのようですが、れっきとしたステーキハウス。
それも1979年創業の老舗店になります。

店内もステーキハウスらしい雰囲気が漂っています。
これも沖縄らしさでしょうか。

メニューを眺めます。
お値打ちなランチからずらりと並びますが、ここは勝負をしなければなりません。
「よしっ!」と頷きながら注文しました。

まずはプラス250円でセットになるスープ。

こちらも甘さの中にコクがあります。
しばらくすると香ばしい匂いと音で運ばれてきました。

ジャンボステーキ300g 3350円

こちら定番のステーキですが、かなりの迫力です。
お願いしたのはミディアムレア。
写真からも肉肉しい感じが伝わってくるでしょう。

特別にこんなソースをサービスして頂きました。

ナイフでステーキをカットし、思い切り頬張ります。
口の中にジュワーッと肉汁が広がります。
柔らかすぎず硬すぎずガッツリとステーキを食っているという感じ。
ダイナミックな食べ方が相応しいように感じます。
当初300gはキツいかと思いましたが、意外と軽く食べることができました。
きっと450gでもペロリと平らげられたでしょう。

アイスコーヒーを飲みながら、余韻も楽しみました。
時にガッツリとステーキを頂くいいですね。

ごちそうさまでした。

映画「ぼくのお日さま」

実に愛らしい作品。
映画を観ながらつい微笑んでしまった。
アイスダンスの練習シーン、
カップラーメンをリズムに合わせて食べるシーン、
氷の張った湖でじゃれ合うシーン、
どれも愛らしい。

ひたむきにスケートの練習に励むことが特別ではない。
当たり前に描かれる日常だが、
光が差すスケートリンクが幻想的に見えてしまう。

映像やフレームからして16ミリで撮影したのか。
手触り感が残る映像が観る者を優しくさせる。
小さな幸せを感じながら観ることができた。

時代設定は今の時代かと思ったがそうではない。
車にカセットテープを入れる。
スマホは登場しない。
せいぜいガラケーが使われるくらい。
あるシーンのカレンダーから推測すると1990年代後半。

そんな時代設定。
今ほどLGBTQの理解はない。
それにより苦しめられるが、子供たちは純粋でひたむき。
そんなシーンを連続的に観ているうちに微笑ましくなってしまった。

そうそう、どんな作品かといえば北海道を思わせる田舎町で、
アイスダンスに取り組む男女とコーチの出会いから別れまで。
雪が積もる半年間の物語。
冬は人の気持ちも清らかにさせるのかもしれない。
スケートに取り組む3人がキラキラと輝いている。

コーチ役の池松壮亮は不思議な役者。
いつも同じ雰囲気だが、その中に役者魂を感じさせる。
まるで本物のスケート選手のよう。
自然体で上手い。
「白鍵と黒鍵の間に」ではジャズピアニストを見事に演じたが、役作りは徹底。
相当量の練習をしたのだろう。

フィギュアスケート選手を目指すさくらを演じる中西希亜良も本物のよう。
そのままオリンピックを目指してもよさそう。
きつ音の少年タクヤも日に日に成長していった。
演じる越山敬達の上手さか。
静かに流れる時間が心地よかった。

奥山大史監督の存在も初めて知った。
調べてみるとまだ28歳と若い。
先日の「ナミビアの砂漠」の山中監督も27歳。
才能ある若手監督が存在感が目立つようになってきた。
機会を与えるプロデューサーの役割も大きい。

大きな話題になるわけではない。
大ヒットするわけではない。
上映する映画館も限定的。
そんな中にステキな作品が紛れている。

そういう日本映画も大切にしていきたい。

映画「スオミの話をしよう」

三谷幸喜監督らしい作品だが、なぜか評価が低い。
酷評も多いので期待値を下げて映画館に足を運んだか、気にすることはなかった。
最初から最後まで笑わせてくれる面白い映画だった。

評価が低い人はどんな期待をしていたのだろうか。
確かに映画から何かを学ぶという点はない。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でファンになった人には得るものが少ない。
政権を維持するためには身内でも殺す残酷さなど鎌倉時代を生き抜くために
過酷な戦いを強いられてきた人物の凄みに感動した人には物足りないのかも。

登場人物は軽い。
刑事が複数関わっている割には対応が甘い。
セスナであんなことができるわけがない。
そう思うだろう。

そんなことはどうでもいい。
三谷監督は全て分かった上で作っているはず。
楽しむ点はそんなところではない。

ほぼ一つの部屋で繰り広げられる展開を楽しめばいい。
これは内のこと。
長澤まさみ演じるスオミの変幻自在の人物像は外のこと。
内と外で翻弄される男共の自己主張を無責任に眺めればいい。
密室劇ではあるが映画としてのスケールも感じる。

アッと驚くような奇想天外な展開ではないが小気味いい。
この範囲に留めておくのが平和。
それで十分。

時代を映し出す社会性も人間の本性をあぶり出す醜さもない。
映画を観終わった後に考えさせられることもない。
僕は重厚で暗い作品に惹かれることが多いが、本作のような軽快な作品もいい。
ストレス発散には持ってこいだ。

本作では出演する役者が自ら楽しんでいるように思える。
もしくは三谷監督に好きなように使われている。
それも喜びながら使われている。

「鎌倉殿の13人」の流れでいえば坂東彌十郎、宮澤エマ、瀬戸康史がいい味を出していた。
小林隆や梶原善らの常連組のようにこれから重宝されるのか。
そして「鎌倉殿の13人」ではナレーターだった長澤まさみ。
やはり彼女の魅力。
僕は西島秀俊の妻の時のスオミかな(笑)。

ヘルシンキは頭に叩き込まれたね。
ヘルシンキはそんなにいいのだろうか?

食べ物のはなし 伏見シリーズ その296

やってきました月末大好評のラーメンブログ。
そして今回はブログファン期待の伏見シリーズです。
2か月間、我慢をさせて申し訳ありませんでした。

それでは早速参りましょう。
会社から御園座方面に向かい南に下り三蔵通まで出ました。
お邪魔したのは「幸ちゃんラーメン伏見店」さん。

今年6月にオープンしたばかりの新しいお店です。
名古屋初出店かと思ってましたが、調べると3店舗目。
こちらは以前、吉野家があった場所。
繁盛していたと思いますが、売上計画には届かなかったのでしょうか。

メインとなるのは博多豚骨と背油豚骨の2種類。
今回は初めてということで博多豚骨をチョイスしました。
壁面にはこだわりが書かれています。

本店の博多ではどの程度人気なのでしょう。
ライバル店も多いので、ファンの獲得は大変そうです。
ランチタイムはご飯が無料。

つい食い意地が出てしまいます。
高菜をのせ体を整え、ラーメンを待ちます。

味玉ラーメン 1000円

こってり感はなく意外とあっさりとしたスープです。
個人的にはギトギト系よりあっさり系が好み。
ちなみにチャーシューはバラ肉かロース肉かも選択できます。

こちらのいいところは薬味が好きなだけ入れることができます。
食い意地の張るブロガーは味変を楽しみます。
たっぷりのゴマと辛もやしと辛味を投入。

一気に引き締まった味に変わりました。
こういった食べ方ができるのが魅力的ですね。
隣のお兄さんはチャーハンセットにも関わらず、替え玉も注文していました。
さすが、食べ方を知っています。
次回は背油豚骨にチャレンジしたいですね。

では、この1ヶ月のラーメンをアップしていきましょう。

とんこつラーメン
とんこつラーメンが一番好きというわけではありません(笑)

ソーキそば
本来ラーメンしか掲載しませんが、今回は特別に。

江南柳麺
ご存じ名古屋の有名店。

味噌バターコーンラーメン
この写真を撮りたかっただけかも。

秋らしくなってくるとよりよりラーメンを体が求めます。
あんまり関係ないか・・・。

まぜそば
ラーメン横綱の季節限定メニュー。

辛味噌赤ラーメン
時々食べたくなりますね。

今月は後半に追い込んだ感じですね。
人気シリーズを維持するため無理やりにでも機会を作る必要はあります。

そうはいってもどれも美味しく頂きました。
ごちそうさまでした。

事業承継の現状と課題とは

先週18(火)日は第8回名古屋ファミリービジネス研究会Day4。
早いもので今年の研究会も後半戦に入った。
回を追うごとに雰囲気は良くなり、
開始前から各テーブルではいろんな話が広がる。

今回も僕のアイスブレイクからスタート。

前回の「映画に学ぶファミリービジネス」は勝手に好評と判断し継続。
これをキッカケに「ディア・ファミリー」を観に行かれた方もいたし。
今回は「アイアンクロー」
伝説的なプロレスラーを父に持つ家族の栄光と悲劇を描いた人間ドラマだが、
間違いなくファミリービジネス。
父親の押し付けに息子たちが翻弄される。

中小企業のオーナーに当てはめると分かりやすい。
どこまで伝わったかは不明だが、ケーススタディとして相応しい。
次回もやっていこうかな・・・。

Day3の丸山さんの振り返りから受講者に「ファミリーとビジネスの境界」について発表してもらう。

こういった情報共有もとても参考になる。
そしてメインの「効果的な授業承継と事業承継計画の作成」。
毎年恒例のグロースリンク税理士法人の鶴田幸久代表の講演とワーク。

事務局でもある鶴田さんにこのパートをお任せし6年目。
会社の規模は毎年大きくなっていく。
順調に業績を伸ばし人材採用も積極的だが、M&Aにも力を入れる。
今年10月には渋谷にも事務所を開設。

自らの実践も講義内容に盛り込むため説得力は増す。
他社を巻き込む難しさも教えてもらった。

内容は昨年よりかなりアップデート。
ありがたいことに講師の方々は毎回内容を見直してこの会に臨んで頂く。
常連の受講者にとっても毎回新しい気づきがあり学びは多い。
常に改善を繰り返し場を作るのがこの会のいい点のひとつ。

今回も事業承継の現状と課題から相続対策、税制改正、
事業承継税制まで幅広く話をしてもらった。
このような堅い話は眠くなることが多いが、ここはさすがの鶴田さん。
要点を分かりやすく面白おかしくまとめ、スッと体に入っていく。
税理士への対策も教えてくれるので、速攻で役に立つ。

この分野は参加者の課題感も強いため、気づきの共有は終わらない。
強制的に区切らないと話は永遠に続く。
この時間も勉強になるので重要だけど・・・。

終了後はいつもの通り懇親会。
受講者は全員参加。
研究会では大人しいが、懇親会では場を盛り上げる方もいる。
その存在もありがたい(笑)。
一人一人が突っ込んだ話を前向きにするのがいい。
大常連の方からは「今年が一番、真面目で積極的」という言葉も頂いた。

名古屋ナモ締めは先月行ったので今回は封印。
そんなことは関係なく盛り上がった懇親会。
今回もいい場が提供できたと自画自賛。
僕自身も自分事として勉強になった。

今回もありがとうございました。
残り2回も盛り上げていきましょう。

映画「侍タイムスリッパー」

話題になっている自主制作映画。
単館で公開された作品がSNSで拡散し徐々に全国に広がったという。
6年前の「カメラを止めるな!」と同じような現象か。

一世を風靡した「カメ止め」はもう6年も経つんだ。
主役を演じた濱津隆之は「キングダム」でも頑張ってますね。
最近でいえば昨年の「リバー、流れないでよ」か。
これも面白い作品だった。

共通するのは低予算映画であること。
有名な俳優が出演していないこと。
映画がいかにアイデア勝負かは本作が教えてくれる。

自分たちの作りたい作品を想いを込めて作る。
情熱は伝わる。
それだけでも感動する。

ストーリーは単純。
幕末の会津藩士が落雷により気絶し、気がついたらなぜか現代の時代劇撮影所。
140年後の世界に愕然としながら「斬られ役」として活躍する姿を描く。
当たり前だが殺陣は一流。
本当の姿を周りに悟られないように過ごすが、ある時、とんでもないことが起きる。

ネタバレしないように解説すればそんなドラマ。
このあたりは映画情報サイトにも書かれているし・・・。
「カメ止め」までの奇抜さはないが、なるほど!と頷きながら楽しめる。

個人的にはこんな日本映画は大切にしたいし、
きっと生活も苦しいだろうスタッフや役者陣も応援したい。
出資するわけじゃないけど・・・。

安田淳一監督は初めて知ったが、これまでも自主映画を手掛けている。
脚本、撮影、編集となんでもござれ。

気になったのはヒロイン役の沙倉ゆうの。
こちらも初めて知る女優。
とびきり美人ではないがチャーミング。
30歳くらいの女優さんかと調べてみると、かなりキャリアはありそう。
失礼しました。

安田監督の常連で本作では助監督も務めている。
本作の役と同じということね。
もっとい映画やドラマで活躍してもいいと思うが、志向が異なるのかな。
インスタはフォローした(笑)。

そして感じるのは時代劇へのリスペクト。
確かに時代劇の作品は限られる。
映画はともかくTVではあまり観られない。
昔は「銭形平次」や「遠山の金さん」「必殺仕事人」もあったが、今はNHKが頑張るくらいか。
時代劇は日本が誇るアクション映画だと思うが、僕もあまり観ていない。

岡田准一にもっと頑張ってもらわなきゃいかんね。
その前に真田広之が盛り上げてくれたか。
「SHOGUN 将軍」も観なきゃ・・・。

本作はロングランでじわじわと観客を増やすだろう。
気づいた時には次回作の制作費くらい稼いでくれると嬉しい。

応援も含め多くの人に観てもらいたい。