これからも前向きに 名大社会長ブログ

もっとやれるはずだが ランニング日記2304

恒例となった月1回のランニング報告ブログ。
以前はライバルに刺激を与えていたが、
最近はすっかり減ってしまったため、ただの備忘録ブログ。

それでも自分の足跡を残しておくには大切。
たまに振り返るとその時々の状況が思い出され、
それだけでも意味もあったり・・・。
昨年も4月は思ったよりも走っていなかった。
意外と難しいんだね。

今年は4月1日が土曜日のため戸田川緑地公園からスタート。

例年であれば桜が満開だが、
今年は桜の時期が早かったのと下旬の雨で散ったこともあり、いつもよりは寂しい風景。
それでもこの時期の公園を走るのは気持ちがいい。

色とりどりの花や緑が映え、その上、雲一つない晴天だとそれだけで気分もよくなる。
気候的にも暑くもなく寒くもないので走りやすい。
それを考えるともっと走れそうなのに4月は今年も実績としてはイマイチ。

4月のランニング距離は106キロ。
まあ、ギリギリだったりする。
天候が悪い日が多かったり、出張で不在にしていたことが大きな理由だが、
もう少しこの季節は走っておくべきだね。
最終週は10キロしか走っていないし・・・。
いい気になって飲み過ぎだよね。

それでも一応は目標達成なので、パチパチ。
オメデトウゴザイマス。
自分を褒めておこう。

大きな要因はぎふ清流ハーフマラソンを走ったこと。

先日のブログにも書いたが、ここで21kmを稼いだことが目標達成に導いた。
これも昨年のブログで改めて認識したが、タイムは2分短縮できた。
年々歳を取り体力も落ちているが、まだまだやれることの証明。

来年は久々の2時間切りを目指すか。
あまり無理はしないようにします(笑)。

さて、5月。
今月はどうなるか。
会社は9連休だし、大した予定もないので、前半だけでかなり稼げそう。
一年通して気持ちよく走れるわずかな季節だし、
誕生日を迎えるし、
(これは関係ないか)
目標達成は難しくない。

大会もないので自分のペース中心で楽しく走れたらいいね。

春の京都を愉しむ

4月某日、京都に出掛けた。
桜の季節はもう過ぎていたので、どこに行くべきか迷っていた。
持つべきは友人、知人。
ありがたいことに京都の知人が今の季節にあう観光地を教えてくれた。

まず向かったのが南禅寺。

以前にもお邪魔したことはあるが、今回の目的は南禅院。
見応えのある庭園。

こんな場所でボーっと過ごすことができたら幸せだろう。
水路閣で記念写真を撮る人たちが目立っていた。

午後は今宮神社からの大徳寺。
京都は厄除けの神社が多いことをつい最近知った。

有名なあぶり餅を頂く。
「一和」さんと「かざりや」さんが並ぶがより歴史が古いお店へ。

大徳寺はこんなお寺とは知らなかった。
ほんと無知は罪。

大徳寺にも外国人観光客は目立ったが、アジア系はほぼいない。
不思議と知的に見える西洋人ばかり。
それも偏見か(汗)。

瑞峰院の独坐庭。

こんな場所でボーっと過ごすことができたら幸せだろう。

そして興臨院。
表門から眺める景色だけでも感動を覚える。

ボーっと過ごすことができたら幸せだろうね。
ボーっとばかりですぐにボケるか・・・。

翌日は車を南に走らせ長岡八幡宮。
この季節はツヅジが見頃という。

もう一週間ほど、早く訪れていたらもっと奇麗だったかもしれない。
八条ヶ池をぐるりと散策。

桜のライトアップも美しいだろうね。

次に向かったのはとある工場。
これについては改めて書きたい。

そして、こちらも初めての訪れた城南宮。

主要駅から遠いせいかとても静か。
せっかくなので社殿神苑へ。
こちらが想像以上に良かった。

人も少ないので、のんびりと季節を感じることができた。
こんな場所でボーっと過ごすことができたら幸せだろう。
この季節は青もみじや藤が見どころだが、四季折々で楽しむことができる。
さすがに紅葉シーズンはゲキ混みになるのかな。

こうして春の京都を愉しませてもらった。
今回も息子に会うのが目的。
それを理由にあちこちを巡ることができるのがありがたい。
息子が卒業するまでにあと何回、お邪魔できるだろうか。

次回は夏の京都を愉しむことになるのかな。

映画「ヴィレッジ」

注目している一人である藤井道人監督の作品。
本作と前々作「ヤクザと家族 The Family」のポスターを見比べてもらいたい。
両作とも集合写真のようだ。

繋がりがあるようでない人物を敢えて並べ意味を持たせているのだろうか。
反発し合う人物を同じ目線に置いて観る側への問うているのか。
ちなみに僕は「ヤクザと家族 The Family」を2021年度の2位に上げた。
光と闇を上手く描いた秀作で、グッと押し迫る緊迫感があった。

本作との共通点もそこ。
人の光と闇を描き、こちらにグイグイと踏み込んでくる。
観ている側の感情が揺さぶれてていく感じ。

決して気持ちがいいわけではない。
オープニングからエンディングまで120分間、ずっと引っ張られる。
映画の魅力としては十二分に発揮されている。

舞台となる伝統ある集落、霞門村(かもんむら)は現実的にありそう。
実際はない可能性が高いが、現存するようにも思わせる。
補助金を得るためにゴミの最終処分場を建設するのもあり得るはなし。
虚構と事実が入り混じるため、到底あり得ない人物たちもリアルに感じる。

横浜流星演じる主役優も黒木華演じる美咲も村長(古田新太)もその息子(一ノ瀬ワタル)もエグい。
特に村長親子はエグい。
「どうする家康」での足利義昭も酷いが、この村長も酷い。
それは演技が悪いのではなく、ここまで最低な人物にしてしまう酷さ。
言い方を変えれば古田新太は凄い演技ということ。

その息子透も酷いサイテーな人物。
一ノ瀬ワタルは「宮本から君へ」でもとんでもない役柄だったが、似合い過ぎる。
表現は悪いが、このエグイ2人のせいで物語はとんでもない方向に向かってしまう。

真っすぐ生きるのも真っすぐ生きられないのも結局何かの存在が影響する。
それは家族なのか、逆らえない権力なのか、
目に見えない圧力なのか、
変えることのできない環境なのか・・・。

普通に考えれば環境を変え、付き合う相手を変えればやり直すことはできる。
しかし、ヴィレッジという小さなコミュニティはそれを許さない。
自分ならあり得ないなと思いつつ、逃げ出せないのかも・・・。

大袈裟にいえば小さな集落を描きながら、日本を取り巻く全体を描いている。
藤井監督はいつも問いで終わるような気がしてならない。
だからこそ多くの人に観てもらい、解を聞きてみたい。

意外と爽快!ぎふ清流ハーフマラソン

毎年恒例となったぎふ清流ハーフマラソン。
先週23日(日)にランナー仲間と一緒に参加した。
コロナも落ち着き、ようやくらしい大会が戻ってきた。

今月は10km以上のランニングをほとんどしていないので、
少々不安な気持ちを抱えながら、会場となる長良川競技場へ。

色とりどりのランナー姿が気持ちを盛り上げる。
僕は名大社のTシャツとキャップを被っての参戦。

スタート前は余裕の表情。
岐阜県のクライアントもユーザーも多い。
あくまでも仕事という立ち位置(笑)。

天気は快晴。
その分、気温も上昇する予報。
毎年、この大会は暑さとの戦いにもなり、ゴール直前ではフラフラになることも多い。

終了後、美味しいビールを飲むためにはそれだけは避けたい。
そのためには無理をせず、一定のスピードで走り続けること。
3月の名古屋シティマラソンに続き、それを念頭に置いた。

いつものようにQちゃんの挨拶。
写真では分からないね・・・。
相変わらずのサービス精神で今回も15m付近でハイタッチをしてくれた。

僕の前に立つランナーを見ると小学生の応援メッセージ。

なんと僕の小学校。
今はどんな感じになっているのかな・・・。

そしてスタート。

今回は2回に分けてスタートしたこともあり、最初にどん詰まりにもならずスムーズな出足。
徐々に気温が上がっていくのが体が感じていたが、さほどではない。
1キロ5分45秒から50秒の間で走ることを決めた。

意外と順調。
例年であれば千鳥橋を越え、長良川沿いを走る15キロから20キロがしんどくなるが、今年は軽い。
終盤、知り合いの女性と一緒になり、それだけでも元気が出た。
かといって急激にスピードを上げるほどの体力はない。
結局、ほぼ変わらないペースでゴール。

岐阜のイチゴを頂き、体を癒す。
アップルウォッチでの結果は2時間2分。

2時間切りはできなかったが、1キロ5分46秒は今の実力では満足といっておくべきだろう。
そして、お楽しみの打ち上げ。
今回もいつもお世話になっている焼肉屋さんで美味しいお肉を頂く。

ビールを飲み、差し入れて頂いたワインをビールグラスでグビグビ飲む嬉しい時間。
この時間もとても有意義。
改めてご一緒した経営者仲間に感謝。
記念写真のアップは控えておこう。

これで今シーズンのマラソン大会は終了。
あとは地道に毎月のノルマをこなしていくだけ。

ありがとうございました。
そして、お疲れ様でした。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その250

ついに伏見シリーズも250回を迎えました。
継続は力なり。
最近のネタ不足感は否めないですが、
これも伏見エリアの活性化のため、日夜努力を怠ることなく精進します。

そして、恒例となった最終週の伏見シリーズラーメン特集。
こちらも努力を惜しみません。
今回は会社から東方面に向かった住吉町。
2月にOPENしたと聞きつけ、行ってきました。

こちらはお寿司屋さんがプロデュースするラーメン店。
それだけで気持ちが盛り上がってきます。

お寿司屋さんの隣の地下にお店を構える「麺うら山栄本店」に行ってきました。
地下の階段はとてもラーメン屋さんとは思えません。

高級料理屋店に吸い込まれていきそうです。
いくつかのラーメンが並びますが、ここはシンプルで自慢のラーメンを選びます。

塩ラーメン 950円

なんとも美しいスープ。
貝出汁が効いた優しい味に仕上がっています。

そして、これはかなりお得になるといえるでしょう。
ランチタイムには白飯か炊き込みご飯がサービスになります。
通常、白飯は180円に対し炊き込みご飯は300円。
人気ブロガーがどちらを選ぶかはもうお分かりでしょう。

炊き込みご飯。

こちらは月替わりのようですが、今回は小海老の炊き込みご飯でした。
さすが、お寿司屋さんと思わせてくれる炊き込みご飯。
割烹料理の〆のご飯と思ってしまいました。

噂を聞いたお客さんが多いのかもしれません。
お邪魔した時も行列ができていました。
次回は定番の醤油ラーメンもいいかもしれません。

そして、今月も1ヶ月に食べたラーメンを紹介していきましょう。
こちらの企画が好評かどうかは微妙ですが、続けることは大切ですね。

薬膳叉焼麺

卵とじラーメン

担々麺

ラーメン横綱

長崎ちゃんぽん
これはラーメン扱いでいいのでしょうか。

卵とじラーメンのお店は久々にお邪魔しました。
夜10~11時台は行列ができますが、早い時間帯は比較的空いてますね。
今月も美味しくラーメンを頂きました。
紹介していないラーメンもありますが、それは番外編で取り上げます。

来月もよろしくお願いします。
ごちそうさまでした。

また人気講師になってきたぞ

不思議なことに3月あたりからやたら講演を頼まれるようになった。
コロナも落ち着きはじめ、リアルの場が戻ってきたことが大きな理由。
その中で堅い話でなく、僕のようなテキトーなことをテキトーに語り、
場を和らげることが求められているのかもしれない。
時代の要請かな?(笑)

いや、そうじゃなく真面目な話を期待されているかもしれないが、残念ながらそれは難しい。
(といっても相手も見て、頑張って対応致します・・・)
講演内容は本業である人材採用関連から
最近、むしろ増やしているファミリービジネス関連が中心だが、そればかりではない。

どこでどう間違えたか保護者向けの講演依頼も多い。
毎年、意外と好評な高校生の保護者向けの講演が来週。

これを皮切りに立て続けに保護者向けが続く。
6月には母校の後援会総会での記念講演会。
例年は全国区の著名人が登壇するが、なぜか・・・。

タイトルは「アフターコロナの就職はどうなる?知っておきたい親子のルール、就活のルール」
という親御さんが関心を持ちそうなテーマ。
さて、どんな話をするか。
ChatGPTに聞きながら考えたい。

そして、なんと6月下旬には中学生の保護者向けに講演をすることとなった。
大学生、高校生の親向けは何度も行っているが、中学生は初めて。
どんな内容を期待されているか不明だが、僕自身が感じることを語っていくしかない。

他に依頼された講演も同じものは一つもない。
近しいものはあるが、スライドやネタはこれから作らねばならない。
頭を悩ませることもあるが、依頼を受けるのはありがたく光栄なこと。

僕にとっても貴重な経験。
プロの講師ではないが、せっかくなので依頼は受ける。
時間が許す限り、ジャンジャン受ける。
テキトーなことをテキトーにしか話せないが、
それでも良ければやらせて頂きます。
一番、熱く語れるのは「成り上がり社長の顛末」だけどね。

6月からは大学の授業や名古屋ファミリービジネス研究会も始まり、人前で喋る機会が増える。
ステキな声をお届けできるように準備にしておきますね(笑)。

映画「サイド バイ サイド 隣にいる人」

久しぶりに不思議な映画を観た感覚。
時代性や背景は異なるが、こんな感覚の作品は1970年代にはあった気もするが、
2023年に上映されるとは・・・。

ふんわりと静かなそれもセリフもない時間が長いので、
Z世代の連中なら倍速かスキップにしてしまうだろうな。
映画館ではできないけど・・・。

多分といっていいか分からないが、
個人個人の感性により見方や評価は変わってくる作品。
当初は抜群に高かった評価も時間と共に下がっていく。
僕のように高い評価に期待して観た人たちが裏切られた感を抱いているのかもしれない。

それは作品を否定しているのではなく、バイアスが勝手に掛かってしまう状態。
それは映画を観る側だけでなく、映画に登場する人たちも同じ。
そんな雰囲気を漂わせる。
こちらはどんな展開になるのか、さっぱり読むこともできないし、
あちらは人物像を勝手に創造していく。

映画の解説には
「不思議な能力で人々を癒す青年が自分自身の過去と向き合う姿を描いたドラマ」
と表現してあるが、それも受け止め方によっては随分と異なる。
抑揚のない、瞬間的にはグッと上がる展開が観客を惑わしてしまうのだろう。
主役坂口健太郎の表情も含めて・・・。

映画の舞台は長野。
僕は車ナンバーの「松本」で理解したが、自然に恵まれた世界としか判断できない。
壮大な自然が映画をピュアにさせているが、
舞台が東京だったらもっとドロドロした関係性に陥るだろう。

誰かが書いていたが、その暮らしぶりも気になるところ。
坂口健太郎も居候の齋藤飛鳥も基本は無職。
シングルマザーの市川実日子が看護師として稼いでいるが、生活は大丈夫だろうかと。
いくら田舎でも最低限のお金は掛かるわけで・・・。
そのあたりの不思議さも組まれた演出なのか観る人に聞いてみたい。

このブログではどんな作品かさっぱり理解できないと思う。
それはそれで構わない。
ちょっと不思議な感覚。
たまにはこんな映画を経験してもらいたい。

キネマ旬報95回全史 パート4

このブログを続けていたとして、興味を持つ方は限られる。
何のために?と思う方も多いと想像するが、
自分の今後のキャリアのためとでもいっておこう。
まあ、自己満足ですね・・・。

1970年代初めはとにかく暗い。
日本映画も外国映画も暗くて重い。
そんな印象が強い。

日本では学生運動の影響で物騒な事件も多かったし、映画業界は斜陽産業。
1970年には大映が倒産。
日活がこれまでの路線を変更してロマンポルノの道を選んだ。

そんなムードが制作する作品にも影響したのだろうか。
エンターテイメント性の強かった黒澤明も「どですかでん」(1970年3位)
という沈んでしまうような映画を作った。

アメリカ映画もベトナム戦争があったため体制に批判的な作品が多い。
また葛藤する若者を描く映画が多いのも特徴じゃないか。
アメリカン・ニュー・シネマなんて呼ばれながらも、
僕が観た「イージー・ライダー」(1970年1位)にしても、
「スケアクロウ」(1973年1位)にしても決して楽しい作品ではない。

1970年代前半はそんな作品が多かったが、僕は嫌いではない。
その重さが人間の核心を描いているようで、
時間が作れればいろんな作品を観てみたい。

1970年代後半になると日本映画はともかくアメリカ映画は新しい方向に向かう。
ジョージ・ルーカス監督やスティーヴン・スピルバーグ監督の存在が大きいのかも・・・。
「JAWSジョーズ」(1975年)、「未知との遭遇」「スター・ウォーズ」(1978年)
などハラハラドキドキさせる作品も増えた。

このあたりからハリウッド映画が元気を取り戻し、
一気に1980年代に突入していくのかな。
このあたりの作品は意外とキネマ旬報ベストテンの評価は高くはないが・・・。

その頃、日本映画を支えていた、大袈裟に言えば松竹を支えていたのは山田洋次監督。
興行的にも評価的にも寅さんシリーズが日本映画を引っ張っていた。
それ以外にも「家族」(1970年1位)、「故郷」(1972年4位)、
「幸福の黄色いハンカチ」(1977年1位)と高評価の作品を生んでいる。

この時代は僕が学生時代にリバイバル上映やビデオを借りて観た作品も多い。
「約束」(1972年5位)、「砂の器」(1974年2位)、「青春の蹉跌」(1974年4位)、
「田園に死す」(1975年6位)、「青春の殺人者」(1976年1位)、
「サード」(1978年1位)、「復讐するは我にあり」(1979年1位)など。
シアワセな作品は一つもなく、そのほとんどは沈んだ気持ちになる。
これも時代を表しているんだろうね。

70年代に活躍した監督の大半は生きていない。
そう考えると山田洋次監督って、凄い・・・。
先日もNHKの番組に出演していた。

日活ロマンポルノについても、
角川映画についても語りたいが今回はこれにて。
1980年代からは5年刻みにするかな。

続く・・・。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その249

この日は4月にしては珍しく大雨でした。
そんな日は外に出るのが億劫なので、
大抵の場合、地下のコンビニで弁当を買うか、
コンビニの隣にあるインドカレー店に行くかどちらかになります。

しかし、この日はランチの約束がありました。
雨だからといってキャンセルするわけにはいきません。
いくらどうでもいい相手でも約束は約束。
守ることが人気ブロガーのルールです。

こんな日に限って伏見でも近場ではなく、伏見シリーズではギリギリの場所。
錦三丁目にある「和食 宙(そら)」さんに行ってきました。

撮った写真もメチャ近めです。
離れた場所からの撮影はずぶ濡れになるのが、その理由。

こちらは錦三丁目を荒らしていた頃にちょくちょくお邪魔しました。
奥にある「おでん鈴」さんも隠れ家的な存在として利用していました。
当時は調子に乗っていましたが、そんな期間はあっという間に過ぎました。

大雨の日はお店も空いているのでしょうか。
とても静かでほぼ貸し切り。

半個室に通され、ドリンクが出てきます。
スパークリングでも白ワインでもありません。
ビネガードリンクです。

なんとなく健康に良さそうな感じです。
そうです。
この日に注文したのはこのランチ。

美容健康お膳
~33品目の食材を摂って身体の内側から美しくなるご飯~ 2000円

こんなふうに三段の器で提供されます。
女性が喜ぶのは間違いありません。

一番上に盛られているのはサーモンとアボガドのカルパッチョ。
亜麻仁油ドレッシングをかけて頂きます。
真ん中の器にはたっぷりと食材が並びます。

こちらがメインなんでしょう。
銀鱈西京焼き、新生姜冷やし茄子、ちりめんじゃこ出汁巻
小松菜のくるみ和え、海老のアーモンド揚げ、ツナ塩昆布たたき胡瓜、
プチトマトと茗荷の甘酢。
これだけスラスラ言えるなんて大したものです(笑)。

そして一番下はフィトケミカル7色野菜と蒸し鶏サラダかぼすジュレ。
いかにも体によさそうです。

全体的にはこんな感じになります。

手寄せ御豆腐も、黒米ご飯も体によさそうです。
たまにはこんな食事もいいですね。
ゆっくり会話もできるので、打ち合わせやお昼の接待に利用するのもいいかもしれません。

今回はいつもとは趣向を変えた伏見シリーズ。
ごちそうさまでした。

映画「KCIA 南山の部長たち」

日本で公開されたのは2021年。
当時はあまり意識していなかった。
この一年で僕の韓国映画の見方が変わった。

本作が昨年あたりの公開だったら、劇場まで足を運んでいたかもしれない。
テーマ的に注目していた。

韓国映画は遠慮なしに事実を描く。
日本では到底難しい題材も真正面から抉る。
そこは見習うべきだと思うが、
簡単にそんなことができない事情もあるのだろう。

昔から韓国の政治は闇が多い。
(何も知識は持ち合わせていませんが・・・汗)
昨年見逃した「キングメーカー 大統領を作った男」も想像するに
闇を描いているだろうが、本作もそう。

そもそも韓国は大統領が殺されたり、拉致されたり、
退任後、逮捕されたりとネタが豊富。
そんな表現は失礼だと思うが、恰好の映画の題材になる。

いずれ日本でも昨年起きた事件をいずれ映画化されるかな?
仮に映画化できても30~40年後かもしれないね。
その時はもう生きていないか(笑)。

本作は1979年に中央情報部(通称KCIA)部長に朴正煕大統領が暗殺された事件を描く。
映画を素直に受け止めれば事件を起こした部長はむしろ正義。
病んだ韓国政府に翻弄されながら、自らの正当性をぶつける。
そのぶつけ方に問題はあるが、同情する声は多いだろう。

しかし、同情は同情。
実態が変わらなければ成長はない。
映画はそんなことが言いたかったのではないか。

大きな権力は人を変える。
大きな裁量権が人を誤った方向に向かわせる。
無責任にいえば、その繰り返しが行われているのが韓国ではないか。
映画はそれを全世界に披露することで歯止めをかけようしているのではないか。
そんなふうに考えたり・・・。

映画で歴史や倫理観を学べるのはありがたい。
当時の韓国の街並みや住まい、食事もあんな感じなんだろう。
それにしてもお酒の飲み方は豪快。
あれは酔ってスベって転んだんだよね・・・。

理想を求めることは必要。
理想を叶えた後、どうすべきか。
その理想を守り抜くのは難しい。

そんなことを感じた映画だった。