これからも前向きに 名大社会長ブログ

温泉地 下呂で感じたこと

昨日は、久々に岐阜県下呂市まで出向いた。従来、僕が担当していたクライアントに対して他の営業への引継ぎと社長就任の挨拶をさせて頂くためだ。
(本来はもっと早く挨拶に伺うべきだが、遅くなってしまった。)
アポイントの時間が早いことと今週の悪天候の影響から、朝7:30には会社を出発した。この日は何とか天候は保ったものの、前日までの大雨の影響がその周辺の風景を眺めると感じられた。
国道41号沿いを流れる飛騨川はこれまで見たことのないくらい水かさが増しており、また、想像を超えるかなり強い流れ。その回りを取り囲む木々も押し倒されたように崩れ落ちていた。場所によっては、川から溢れそうな状態であった。ゲリラ豪雨が襲うと一瞬のうちに、TVのニュースで放送されるような被害状況に陥ってしまうのだろう。
午前中の移動時間はなんら問題はなかったものの、昨晩の臨時ニュースを見る限り、やはりこの地域に及ぼした被害は大きかったようだ。
この日は、午前中にいくつかのクライアントを訪問し、挨拶をさせて頂いた。いずれも10年ほどお付き合い頂いている名大社にとっても自分にとっても大切なクライアントである。
地域性が強いため、思うとような効果が得られなかった時もあるが、そんな時も我慢強くお付き合い頂いた。また、今回の挨拶においても、我がことのように喜んでいただけた。
年数回しか足を運ばないクライアントでもそのような人間関係を築けるのは本当に幸せなことだと思う。往復6時間以上、車を走らせる必要があるが、また顔を出したくなるのはそのようにお世話になった方といつまでも関係を保っていたいという気持ちからだろう。
本来は下呂温泉にも浸かって、のんびりしたい気持ちもあるが、そんなわけにもいかず、夕方には名古屋へ戻ってきた。
また、機会を見つけて足を運ばせてもらいたい。
その時は、休みでも取ってのんびりと温泉に浸かりながら・・・。

就活スーツのゆくえ

本日の日本経済新聞に、就活スーツに関わる記事があった。就職戦線が長期化することや早期化することで、この夏のシーズンに学生がリクルートスーツを着る機会が増えているという。
実際、僕自身が担当する大手紳士服専門店でも既に大学3年生の就活スーツの購入が増えていると聞く。この大手紳士服専門店の仕事は、もう10年近く担当させてもらっているが、ほんの数年前はスーツの売り上げのピークは年明けだったと記憶している。
それが年内にずれ、今やこの夏の時期に就活生が購入する時代になった。インターンシップに力を入れる大学も増えたのも、その要因だといえる。以前と比べスーツの価格が驚くほど下がっているとはいえ、学生にとっては痛い出費となるはずだ。それも秋や冬ではなく、このジメジメとした暑い時期に着なければならないのは、軽装が当たり前の学生には苦痛でたまらないだろう。
社会人であればクールビズだといって、ノージャケット、ノーネクタイで通すことも一般化してきてはいるが、これから自分自身を選考にさらす学生はそんなことは言ってられない。
僕が第一線で営業をやっていた時代は、スーツが当たり前だったので、この夏場の時期が一年通して一番辛い時期であったが、それも昔の話。今は就活生やインターンシップ生が日本の中で、一番大変な思いをしているのかもしれない。時間の経過とともに、就活生もクールビズだ!となるのかもしれないが、今の環境下ではすぐに訪れることはないだろう。選考では、まだまだ第一印象が重要視されることが多いのだから・・・。
ただ思うのは、その就活スーツをヨレヨレになるまで着こんだか、そこまで懸命に頑張ったか、それが大切だと思う。理想的には暑くなる前の段階で志望先に内定をもらい、就職活動を終了することがいいには違いない。
しかし、そうではなかったとして、その暑苦しいスーツを着て行動する時期があった事は、決して無駄にはならないだろう。
4年生においては、最初に買ったスーツがボロボロになり、二着目、三着目の必要性があるのかもしれないが、その努力を裏切ることはないはずだ。むしろ、就職先が未定のままにも関わらず、きれいな状態のままの就活スーツが存在していることが問題だと思う。
今、活動中の4年生は時期的にも精神的にも本当に辛い時期を迎えているだろう。しかし、この暑い時期にどれだけ動けるかが、これから先の人生にもつながってくる。
いずれ涼しい時期はやってくる。
汗だくになりながら、動き回るのもきっといい思い出になると思う。

07/13のツイートまとめ

happytetsu

@tofupj 昨日はお疲れ様でした。最後は、名古屋西チーム、キヌさん、MIYAちゃん、3人飲み。う~ん。ねむい~。
07-13 08:48

これからのリーダーのカタチ

ビジョナリー・リーダー―自らのビジョンを確立し、組織の成果を最大化する ビジョナリー・リーダー―自らのビジョンを確立し、組織の成果を最大化する
(2010/03/12)
北垣 武文

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リーダーシップのあり方には、いろんな方法があると思う。
トップダウン型のカリスマ性重視のリーダーシップもあれば、エンパワーメント主体のリーダーシップもある。
どんなリーダーが企業を向上させ、社員を組織を幸せにするかなんて、正解はないだろう。
これまで僕もいくつかの場面でリーダーとしての立場で仕事をしてきた。自分では正しい判断だと思っても、上司からはダメダメリーダーの烙印を押されたことも何度もあった。きっと理想とするリーダー像が違ったのだろうし、環境の違いで求められることも違ったのだろう。もしくは、単純に自分自身が勘違いをした愚か者だったのかもしれない。
そんな過去の失敗経験も含め、いくつかの経験をさせてもらったことが今の自分の考え方や行動において、十分役に立っているのも事実。
自分自身の中で明確なリーダー像はまだまだではあるが、今回の「ビジョナリーリーダー」は共感できる著書であった。ビジネススクールを通して、著者の北垣氏を慕い、彼の想いに共感する仲間は多かったように感じる。
そこには理想とすべき組織をその学びの中から吸収したのだろうから・・・。
今後、リーダーとして最も必要な事は、明確な自らのビジョンだという。
そのビジョンをWill→Can→Mustの順で可視化したフレームワークが、「ビジョンのピラミッドモデル」になる。
WillがCanを定義し、結果としてMustを満たしていくというのだ。
リーダーシップのあり方もその本質は変わらないのかもしれないが、時代や環境が変化すると共に、求めるものと、求められるものも少しずつ変化していくのかもしれない。
特に今のような先行きが混沌として見えない時代になってくると、そのビジョンに対して個人の価値観が共有できるかがより重要なのだろう。

その笑顔に秘められたもの

昨日は、ザメディアジョン主催のセミナーに参加した。今回のセミナーは「人財力」をテーマに、一部として主催会社の社長 山近氏の講演、二部として物語コーポレーションの小林社長の講演である。
山近社長とはかなり長いお付き合いでもあり、名大社が10月に開催するイベントでも学生向けに講演を行ってもらうことになっている。企業側の立場から、また大人の立場から、どんな就職活動を行っていくのか、今何を大切にすべきかを語ってもらうのだ。詳細はこれからだが、大変楽しみな企画である。
この日のメインは、先日の「カンブリア宮殿」にも登場された物語コーポレーションの小林社長の講演。物語コーポレーションは先月には東証二部にも上場されたこの東海地区でも最も元気のある企業だ。また、弊社にとっても大切なクライアントである。
その会社のトップが、人材採用における重要な要素や人に対する考え方、組織のあり方を1時間ちょっとの時間で熱く語られた。あっという間の時間だった。
この小林社長、どんな場でも笑顔を絶やさない。それもこちらまでもうれしくなってしまうような素晴らしい笑顔。しかし、笑顔を絶やさず、どんな場でも表現できるようになるには、多くの失敗を積み重ねきた歴史があることが、その講演内容から感じ取る事ができた。
人に対する考え方も同じである。過去に多くの社員が辞めていき、経営が思うように進まない時期もあり、そのリアルな現場の中で苦労して考え行動し、学ばれたことが今の企業文化として根付き、人材採用や育成が難しいといわれる外食産業の中でも、優秀な人材を数多く採用できる魅力的な企業になってこられたのだ。
企業や人が育つには、逆風状態をいかに前向きに捉え、その中で思考することが大切であることを痛感した。
講演終了後、小林社長に日頃のお礼も含め挨拶させていただいた。
そこで、頂いたのは私どもに対する感謝の言葉。それも満面の笑みで・・・。
大変ありがたかったと共に、一流の経営者のあるべき姿を感じた。
(生意気いって、すみません。)

恐るべし、サムソン

今週の「日経ビジネス」の特集は、いわずと知れたサムソンである。
少し前、日本の主要電機メーカーの利益を全て足しても、サムソン1社にかなわないという記事が話題になっていたが、それを象徴するような特集の内容だ。
技術力が優れている、マーケティング力がある・・・なんて当然のことなのだろう。
それ以上に、企業としての経営思想が今の日本企業(もちろん自分達の会社も含めて)とは大きく異なり差をつけられている。それを分かりやすく示しているのが、イ・ゴンビ会長の言葉である。
「妻と子供以外はすべて変えろ」
「骨身を削る変革が競争力を高める」
「水槽にナマズを入れると、ドジョウは食べられまいとして強くなる」
実にストレートだ。トップとして頭で考えていたとしても、早々言えることではない。
韓国のGDPの2割に匹敵するグループ全体の売上は、ここに書かれているように韓国経済を背負っているのも事実だし、年下の者が上役に就けば、自らが辞めるしか選択肢が残されていないのも、恐ろしいと同時にサムソンの強さの表れだろう。
ここで比較をするのは正しい方法ではないだろうが、今、自分達が取り組んでいる事業の進め方なんて、甘っちょろいのかもしれない。
会社は利益を上げる事を目的としている。
ただそこに身を置き働く者としてどっちが幸せなのかは難しい判断だと思う。仮にサムソンのような「モーレツ社員」の生き方だけが幸せでないとしても、その存在を意識する事は重要だろう。
働き方において、目を向けるのもグローバルという事になるのだろうか。

IDケース

これは、現在使用しているエッティンガーのIDケース。会社の他のメンバーが普段着用しているケースとは異なる。
IDケース
このIDケースは、3月末の事務所を移転する段階で、会社を引継ぐ事を記念して、自分へのプレゼントとして、購入するつもりでいた。
しかし、実際は自分で購入したのではなく、義母に買ってもらった品だ。義母が、これから会社を引っ張っていく娘婿を想い、僕にプレゼントしてくれたのだ。
申し訳ない気持ちもあり、断るつもりではいたが、「こんな機会はないし、頑張ってほしいから・・・。」と喜んでくれた事もあって、有り難く頂戴した。とても感謝している。
何故、僕だけがこのIDケースを使っているかは、今、このブログで公表するまで誰も知らない。会社のメンバーは「自分だけ特別扱いして」と思っているかもしれない。
しかし、このIDケースには、僕自身の、そしてプレゼントしてくれた義母の多くの特別な想いが詰まっている。
それは、これからの会社への期待感であり、責任であり、プレッシャーであり、可能性である。
このIDケースは、会社の代表する者として、それを日々確認するための重要なツールなのだ。
多くのビジネスマンが日々、当り前のようにIDケースを着用していると思う。ただIDケースの着用にはセキュリティ面以外では、大きな意味を持っていないのが現実ではないだろうか。
そういった意味において、僕は異なる。
毎朝、出社して、このIDケースを首からかける時に、身が引き締まる。特別な存在なのだ。
僕の中の宝物の一つである。

大学3年生へ

本日、いつも懇意にさせて頂いている地元の大学で就職ガイダンスの講師を担当させていただいた。
午前中は3年生対象、午後は4年生対象のガイダンスである。
どちらも90分のクラスなので、さすがに2回を終えると体力も消耗するが、心地よい疲労感が残った一日でもあった。
中でも午前中のクラスでは、260名もの学生さんが出席し、真剣な態度で話を聞いてくれた。それだけ現状の就職環境の厳しさに危機感を抱き、早めの準備を行っている証だろう。
元来、こちらの大学は女子学生の比率が高いが、本日の出席者も圧倒的に女子学生が多かった。女子学生の方が積極的であるとは、最近よく言われることではなるが、それが如実に表れたクラスとなった。
テーマは「大企業だけが狙い目ではない。中小企業の探し方」。以前、母校のガイダンスで話した内容を3年生向けに大幅加筆編集して作成したテーマ。当初、4年生向けに話して欲しいと依頼を受けたテーマだが、これから就職活動を始める3年生にも必要性を感じて頂き、急きょ、追加で決定したのだった。
今年の就職環境も厳しく、現4年生も苦戦しているケースが多い。その中でも、予め中小企業に対し、積極的な取組みを指導している大学は、内定率が高いという。
大手志向が多い中、早い段階から中小企業に目を向けさせて、そちらも同時に志望を出させている大学は結果的に学生が順調に推移しているというのだ。
大手狙いで、それが上手く進まず、後半途中から中小企業に志望先を切り替えても、時既に遅しという場合も多い。中小企業についても早め早めの企業研究が必要となのだ。
就職活動をこれ以上早期化させるつもりもないが、気づいた時には企業の選択が限られているというのは学生側に立てば辛すぎる。
そうだとすれば、中小企業の魅力を大手企業を研究する段階で行うことは、学生にとっても間違いなくメリットはあるはず。そのためには、全くイメージできない中小企業のどんな点が魅力的なのかを理解してもらわないといけない。
東海地区の中小は堅実経営が多いという内容から、トップとの距離が近い、成長スピードが早い、家族的な雰囲気など、いろんな事例を説明しながら、中小企業の魅力や探し方、見極めのポイントを伝えた。
中小企業を選べと言っているわけではない。いろんな企業に視野を広げる事で、より本人の可能性が高まることが重要であると考えるのだ。
ガイダンス終了後、キャリアセンターの方に参加した学生のアンケートを見せてもらったが、その必要性に関しては十分理解してもらえたようだ。大手だけでなく、中小も探して行きたいというコメントが多かったからだ。
少しでも「気づき」を与えることが出来たのは、講義を担当した本人としてもうれしいことである。
この事業を推進する者として、これからも学生の未来に貢献していきたいと思う。

嗚呼、ガーナ!

日本代表がパラグアイに惜敗し、ワールドカップへの注目が自分の中で一気に薄らいだように感じたが、決してそんな事はないようだ。
ベスト8の中では、最も関心が薄いガーナ×ウルグアイを何とはなく見ていたが、どんどん惹きこまれてしまった。ただのサッカー好きで戦術や選手については詳しくないが、両チームとも素晴らしいチームだと感じた。
そして、延長後半のラストからPK戦は凄まじかった。後半15分のガーナのコーナーキックからのシュートをウルグアイのスアレスがハンドで止め、レッドカードの即退場。エースのジャンのPKでこの長いゲームはガーナの勝利で終了かと思われた。しかし、なんとジャンがそのPKを外してしまう。ドロー。
うなだれるジャンと控え室に戻る途中で大喜びをするレッドカードのスアレス。印象に残るシーンであった。
そして、PK戦。
最初に蹴るのは先ほどPKを外したジャン。とても信じられなかった。通常の精神力ではとてもじゃないができる行為ではない。
だが、そこにガーナのこの勝負にかける想いと落ち込んだ精神状態のチーム奮い立たせる大きな決断だと感じた。
相当なプレッシャーがあったかと思うが、ジャンは見事にPKを決めた。このまま風向きはガーナに傾くかとも思ったが、後の選手が続かず、結局、ガーナは敗れ、ウルグアイがこのPK戦を制することとなった。凄まじい試合だった。興奮もした。
日本×パラグアイのPK戦も大いに感動したが、今回のガーナ×ウルグアイのPK戦もそれに負けず劣らずであった。
う~ん、やっぱりワールドカップは面白い。
あと少しは睡眠不足が続きそうだ。

汗をかく日々

7月に入るまでもなく本格的に暑くなってきた。また、梅雨の合間だから余計に蒸し暑くも感じる。
出社は名古屋駅から丸の内まで歩き、ビルの階段を12階までせっせと登っていくわけだから、会社に到着した時には既に汗だく状態である。
社員の視線も何となく冷たく感じるし、この先の真夏を思うとうんざりするので、一旦休止にしようかとも考えるが、これも自らの判断で決めたこと。ここは我慢して継続しようと強い意志で自分を諌めた。
汗をかくことは重要である。
これからの季節、外に出る営業は一年を通して最も辛い時期だ。いくらクールビズとはいえ、クライアントによっては、ネクタイも上着も必要となる。汗だくになりながら、動き回らなければならない。
僕自身も営業をガンガンやっていた頃はこの時期が一番しんどかった。しかし、その汗をかいた期間があったからこそ、今、このような立場で仕事をしているのも事実と言える。
汗をかくことは重要である。
そして、サッカー日本代表。
彼らも懸命に汗をかき、その汗が我々に感動を与えてくれた。最後にその汗は涙に変わってしまったが、とても美しい光景だった。
汗をかく行動がこれだけ感動や勇気を与えてくれることを、今回のワールドカップの日本代表の奮闘で学んだ気がした。
汗をかくのは重要だが、我々が流す汗は、まだまだ足りないのかもしれない。