これからも前向きに 名大社会長ブログ

映画「ステップ」

大切なのは順番を守ること。
映画が進む中で僕はひしひしと感じていた。

その順番とは何か。
親は子供より先に死んではいけない。
父親より母親が先に死んではいけない。
それは親に立場になっても同じ。
大人になっても順番を守らなければならない。

僕は母親よりは先に死んではいけない。
子供は僕より先に死んではいけない。
悲しみは悲しみに違いないが、順番が守られればそれは感謝にも変わる。
順番が違えば悲しみは一層増すことになる。

本作を観ながら、そんなことを感じていた。
それはこの作品が訴えたいことではないはず。
亡くなった者も生身がないだけで存在が亡くなっているわけではない。

娘役の美紀が意地を張るように亡くなった者でも常に家にはいる。
その健気な姿に感動しながらも、親としての意味を問う。

と訳の分からないことばかり言っているが、
平凡な生活がいかに幸せかを感じさせてくれる映画。
観るべき1本。

山田孝之演じる父親が男手ひとつで娘を育てていく物語だが、特別なことはない。
周囲の協力があるものの至って普通のサラリーマン。
フレックスタイムを利用しながら、上司の気遣いを気にしながら娘と共に過ごす。

彼はスーパーマンじゃない。
時に弱気になり、自分の未熟さに反省しながらも懸命に向き合っていく。
娘は父の苦労を痛いほど感じ、あり得ないほど物わかりがいい。
それが却って辛くなる。
父も観る者も・・・。

見方を変えれば、立場が変われば不幸な物語になる。
途中で投げ出す方が全うといえるだろう。

それを支えるものは何か。
山田孝之演じる父親はスーパーマンではなく普通のサラリーマン。
それが僕を熱くする。

同時に僕の家族に感謝する。
守られた順番に感謝する。
やはり順番を守ることが子供を育てる、家庭を維持する上で重要なのだ。
何度も何度もウルウルしながら出来損ないの自分を反省し、健康な嫁さんに感謝する。

これじゃあ、映画のことはさっぱり分からないね。
まあ、映画コラムニスト的には正しいけど・・・。
愛しい作品になった。

そして、新しい発見も・・・。
知らなかったステキな役者さんを知ることに。
まずはゲロ先生役の伊藤沙莉。
娘役の白鳥玉季。
年齢ごとに娘は3人が演じている。
この3人とも素晴らしかったが、小学1年生を演じていた白鳥玉季の表情は最高。
これから間違いなく引っ張りだこだろう。

他にも役者陣にエールを送りたいが、前段が長すぎたのでブログはここまで。
家族の大切さを感じる作品だった。

若手経営者から学んだ日 後編

昨日から続きのセミナーネタ。

2人目の登壇者は株式会社東進、株式会社DEFアニバーサリーの代表取締役社長である飯田裕紀氏。
東進さんも名大社の昔からのクライアントで、岐阜地区を中心に展開する学習塾。
超優良企業だ。

飯田さんは2代目の経営者として様々な改革を行ってきた。
それがセミナータイトルにも表れている。
「変革&挑戦し続ける後継者の想い」

講演もそのパワーがみなぎっていた。
最初の岩田さんはエンジニアらしく普段は工場内で仕事に没頭するタイプだが、
飯田さんは明らかに外に向かってアピールするタイプ。
最初の就職先の広告代理店でトップ営業だったのも頷ける。
あちこちの場で話をする機会も多いのだろう。

講演の入り方からして、そんな雰囲気を醸し出していた。
しかし、大切なのは講演の上手さではない。
飯田さんが果敢にチャレンジしてきたその事実。

東進さんといえば岐阜では知らない人がいない学習塾。
創業者でもある父親の存在は偉大。
二代目となる飯田さんは相当なプレッシャーがあったはず。

それは「背中がデカすぎる」という発言があったように、
(ちょっと違ったかな?)
必要以上に親の影響力を感じるところだろう。
ファミリービジネスを象徴しているともいえる。

それでも飯田さんは全く負けていない。
「お前の好きにやれ!」という最大の支援を頂きながら、新たな試みを繰り返す。
本人が”容赦ない”と言うように組織、人事にメスを入れ教室改革を断行。
それが成功すると別事業にもチャンスと見るや挑戦。
今現在、コロナの影響はあるものの基本的に順調に推移している。

その取り組みだけでも尊敬するし、刺激を受ける。
僕よりも20歳近く若い経営者の姿に「もっと頑張らねば・・・」と素直に反省した。
同じような影響を受けた経営者仲間は多いはず。

とてもいい機会を頂いた。
飯田社長、ありがとうございました。
コラボは大事ですね!

こうして2人の若手経営者を招いたセミナーは無事終了。
感想を聞く限り満足度の高いセミナーを開催できた。
事務局含め、みなさん、ありがとうございました。

このセミナーは10月からの「第4回名古屋ファミリービジネス研究会」の告知も兼ねている。
詳細はこちら

10月からは新たな内容で半年間の研究会を計画。
ぜひ、こちらにも参加してもらいたい。

宣伝はこのブログでも別の機会にさせてもらうが、
今回の経験もいい機会と捉え、ブラッシュアップしていく。
引き続きよろしくお願いします。

若手経営者から学んだ日 前編

一昨日の水曜日は名古屋ファミリービジネス研究会OB会&セミナー。
「進化するファミリービジネス」というタイトルで2人の若手経営者に登壇してもらった。
ほぼ完璧な状態で準備も進め、当日を迎える予定だった。

当初のセミナー会場は名大社。
ところが諸般の事情で急遽会場を変更することになった。
それを決めたのが前日の夜。

会場がなければ元も子もない。
すべてオンラインに切り替えるか、中止にするか。
幸いなことに事務局メンバーの鶴田さんが自社のセミナールームを提供してくれることになった。

いやいや、ほんと有難い。
持つべきはセミナールームを持つ仲間。
いや、違う、頼りになる仲間。

そこから参加者に一斉にメールを送り、有志の懇親会もキャンセルし、ドタバタと対応。
あれやこれやでギリギリまで時間は掛ったが、無事に当日を迎えることができた。

鶴田さんのオフィス。
最近社名も変更したグロースリンク税理士法人。

ささしまライブに構える最新オフィスビル、グローバルゲート。
19階から眺める景色もよく、最新の設備。
最初からここで開催すればよかったかな(笑)。
急な対応も含め、本当に感謝。
また、スタッフさんにも多大なる協力を頂いた。

今回のOB会&セミナーはリアルとオンラインのハイブリット。
オンラインはZoomでスライドを表示しながら、登壇者をカメラで映す。
参加者はOBメンバー半分、新たなメンバー(経営者)が半分という構成。
なかなかいいバランス。

オープニングは名古屋を代表するゆるゆるファシリテーターに西やん。

全体説明とアイスブレーク。
そして、僕がこれまでの実績とちょっとしたことを話す。
その際に新メンバーの株式会社フェリタスジャパン代表の丸山さんを紹介。
誰か写真撮ったのかな?(笑)
途中マキが入ったので、僕は時間通りに終え、最初の登壇者へ。

株式会社岩田鉄工所専務取締役であり、
株式会社アイ・ティー・ケー代表取締役社長を務める岩田真太郎氏。
名大社のクライアントであり、名古屋ファミリービジネス研究会スタート時からのメンバー。
見た目は明らかに30代だが、ようやく40歳となった若手経営者。

今回のネタは前日に徹夜をして考え作ったという。
もっと早く準備すればいいのにね。
当日もちょっとしたトラブルもあったし(笑)。

講演タイトル「道楽息子の、ここだけの話」

彼は知る人ぞ知る天才エンジニア。
ハンドロイドという人型のロボットハンドを設計、製造し、各業界から注目を集める。
テレビドラマやバラエティ番組に技術提供したり、大学で共同開発も行う。
そんな話がある一方で、ファミリービジネスの3代目としての自身の考えや
これからの生き方について語ってくれた。
これには感動を覚えた。
いつも飲みながらいろんな話はするが、
改めてマジメに彼の話をすると会社や事業に対しての思いが伝わってくる。

何度も何度も「守秘義務がこの会のいいところ」と話すので詳細は述べないが(笑)、
15年前の祖父との最後の時間のことや社員さんへの感謝の気持ちには素直に胸を打たれた。
これも、彼の転機だね・・・。
ありがとうございました。

そして、2人目の登壇者は・・・。
かなり長くなったので、また明日にアップしたい。

後編へ続く・・・。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その145

夏になってきました。
昨日も蒸し暑かったですね。
暑すぎるのは勘弁してほしいですが、雨でムシムシするのはもっと勘弁してほしいです。

そういえば昨日は土用の丑の日。
みなさん、鰻は食べましたでしょうか?
親しい友人が鰻丼やひつまぶしの写真をSNSでアップする度に羨ましく思います。
ドカーンという鰻は来月に期待したいですね。

今日も伏見シリーズ。
めげずに美味しいお店を紹介しなければなりません。
以前から気になるお店がありました。
タイミングが合わず行けない日が続いていましたが、ようやくこの日を迎えることができました。

会社から北に向かいます。
広小路通を越え、錦通を越え、桜通の中間にある「瓦ソバ PIN」さんに行ってきました。

名古屋では珍しい山口県の名物料理瓦ソバのお店。
瓦を熱してアツアツの状態にし、その上に茶そばが乗っています。
結構手間が掛かるのでしょう。
ランチメニューとは別扱い。
ランチタイムは12時半以降しか提供してくれません。

この瓦ソバを食べるためにあえて時間を外します。
希少的な存在が価値を高めるのでしょう。
シンプルに瓦ソバを注文するのもいいですが、ここは季節に合わせるべきです。

「え~っと、瓦ソバに鰻と野菜のトッピングで!」
と贅沢極まりない大富豪的な注文です。

瓦ソバ+鰻+野菜 1650円

どうです。
瓦の上にソバが踊っています。
真上から見るとこんな感じ。

インスタ映えするデザートのようです。

パリパリとなった茶そばも乙なもの。
冷たいつゆでズルズルと勢いよく頂きます。
「なかなか、やるじゃないか!」
野菜とソバの合間から鰻が見えることができます。

「お~、いいぞ、いいぞ、土用の丑には負けないぞ!」
すっかり感化されています。
ソバと鰻と野菜はマッチしますね・・・。

これをアテにビールでも日本酒でもハイボールでもスイスイいけそうです。
鉄板焼きそばに近い状態ですが、こちらの方があっさりと食べられます。

気がつくとソバはなくなり、瓦だけに・・・。

この瓦はどんな目的で生まれてきたんでしょうか?
家を守るため?
食事を美味しくするため?
いずれにせよ人との役には立っています。

こうして気になっていた名物料理を一つクリア。
鰻も食べることができました。
ごちそうさまでした。

コーポレート・トランスフォーメーション

冨山氏の「コロナショック・サバイバル」に続く作品。
やはりなかなかの商売上手。前作を読んだ者はつい手に取ってしまうだろう。
これも著者の戦略なのかな(笑)。

本書ではコロナショック以降の日本の企業の歩むべき道を示している。
以前よりDX(デジタルトランスフォーメーション)の必要性はあちこちで言われていた。
僕は言葉として理解していても自社にとっての必要性は掴めずにいた。
重要なのも分かるし、取り組まないと取り残される危機感も持っている。

しかし、どこから手を付けていけばいいのかピンとこない。
僕のようなボンクラ経営者は意外と多いのではないだろうか。
もしくはそれにも気づいていない超ボンクラ経営者もいるだろう。
決して非難しているわけではないですよ。
適切な表現が見つからないだけです(笑)。

DXの前に進めなければならないのが、CX(コーポレート・トランスフォーメーション)。
冨山氏は相変わらず日本企業に厳しく、「日本的経営モデル」から決別せよと強調される。
今までの成功体験は完全に過去の遺産であり、それにしがみついていては手遅れになると。
未だに過去の手法から脱しきれない企業は想像以上に多い。

僕は経営を任され10年が経過するわけだが、それももう古い。
自分としては新しいやり方で取り組んできたつもりだが、それも今となっては旧日本式。
世の中のスピードはもっと速いということだ。

冨山氏はスピード感ある変革を求めている。
それを評論家ではなく、多くの企業を立て直した実務家の言葉であるから説得力もある。

本書を読み終えた時に僕はもうヘロヘロ状態になっていた。
これまで僕が大切な価値観としていたあうんの呼吸も新卒純粋培養も定着率の良さも完全否定に近い。
もう僕の考え方はこれからの時代には通用しないわけね。
トホホ・・・。

これを嘆いていても仕方がない。
僕は良くも悪くもあまりこだわりないタイプ。
自分の価値観も少しずつ変化している。
急カーブを描くことは簡単ではないが、がんじがらめに縛られているわけでもない。
いい意味で柔軟。
ポリシーがないともいう(笑)。

そんなフラットな思考の方がいいかどうかは分からないが、
いずれにせよ過去の成功体験はリセットすべき。
上手くいっていた事業も永遠に続くわけではない。
それはより痛感するわけだが、これを全体でどう共有できるか。
まだまだ今までのやり方に拘っている者もいるだろうし。

本書でも「両利きの経営」の必要性を触れられていた。
積読状態から早く解放しないと・・・。

冨山氏は中小企業の数が多すぎるという。
僕は歴史ある企業を応援し、その魅力について語る側だが、伝え方はそろそろ変えるべきだろう。

淘汰されるべき企業と勝ち残るべき企業が明確になる。
歴史があるからいいとは言い切れない。
退出を願う場もあり、それも含め応援しなければいけない。
名大社は勝ち残る中小企業でなきゃいけないけどね。

冨山氏には直接話を伺いたい面もあるが、ボロカスに叩かれそうなので遠慮したい面もある。
それもトランスフォーメーションなんだろうな。

半年ぶりと初めてと・・・

昨日までの3日間は「転職フェア」を半年ぶりに開催。
金曜・土曜は名古屋駅ウインクあいちで、昨日は岐阜市文化センターで行った。
金曜は21卒学生向けの「ジモト就職フェア」も別会場で実施。
それとは別にオンライン転職フェアもWeb上で開催。
てんこ盛りの3日間。

検温、消毒液、マスク着用、ビニールカーテン設置などできる対策は全て行った。
おかげさまで何のトラブルもなく無事にイベントを終了することができた。
ずっと緊張状態だったスタッフはさぞ疲れたことだと思う。

大変お疲れ様でした。

コロナ感染者が再び増えていく中、イベント会社の苦労も絶えない。
安心、安全な環境を提供するのは必須。
安易に中止の方向に向かうのではなく、最善策を取りながらその価値は提供していかねばならない。

それは今回の開催を通じて、改めて感じるところ。
参加してくれた学生や求職者から聞かれる声や
参画頂いたクライアントの声を聞く度にその必要性を感じる。
この場で得られるメリットはこの場でしか分からない。

場所を選ばないオンライン転職フェアの今後の可能性も探りながら、
このリアルの場を大切にするのが会社の姿勢。
この先もしっかりと継続していきたい。

それにしても「Go To トラベルキャンペーン」は一体どうなってしまうのか。
僕が旅行会社の社長なら耐えられないと思う。
本来なら今週の4連休もワクワクして迎えるはずなのに。
娘も久々の旅行も中止し、ガッカリしていたし・・・。

そんな4連休だが、休んではいられない。
僕は大学の授業も入っている。
学生には祝日は関係ないようだ。

そして、大事なイベントも開催する。
名大社として初めての開催となる「JOBエール」
就職を考える高校生向けのイベント。

名大社のノウハウを活かしながらも、これまでとは異なる動き方も・・・。
このイベントに関しては懇意にするアスバシさんの協力してもらいながら、高校生にアプローチ。
僕も主要な高校は訪問し挨拶。
名古屋市教育委員会の後援も頂いた。

18日の日本経済新聞の記事になったように、高校生を取り巻く就職環境もここ数ヶ月で激変。
(記事はちゃんと読んでね・・・)
当初は売り手市場を背景に地元企業の魅力を伝えることを目的としていたが、それだけでは収まらない。
直接応募ができるわけでもないし、ここで何かが決まるわけでもないが、
いい気づきの場、いいキッカケの場は提供せねばならない。

このイベントは事前予約もできないので、どれだけの来場者があるかも読めない。
期待と不安、そして緊張がついて回る。
これもジモト、ジモトと言い続ける名大社の重要な役割。

久々もあれば、初めてもある。
そんな日が続くのも、いいじゃないか。
そろそろ天候もよくなってくるだろうし。
あくまでも希望的観測(笑)。

そういえば今週は名古屋ファミリービジネス研究会OB会&セミナーも・・・。
いい一週間にしたいですね。

映画「WAVES ウェイブス」

ポスターに書いてある「一生に一度の傑作」。
このコピーはちょっと大袈裟だな(笑)。
それに惹かれたわけではないが、たまには海外の青春映画も観てみるべき。

ジャンルは“プレイリスト・ムービー”と呼ぶらしい。
この言葉は初めて知った。
ミュージカルでもなく音楽とストーリーを繋ぎ合わせ、そこに独特の色彩を絡み合わせていく。

映画コラムニストとしては失格だが、それがどうやら“プレイリスト・ムービー”。
まだまだ勉強が足りませね。
映画を観る前はそんなことも知らずに、かなりオリジナリティのある映画だと感じていた程度。
今後、このジャンルも増えていくのだろうか。
それについてはさっぱり分からない(笑)。

ストーリーは至ってシンプル。
ネタバレしない程度に言っておけば、ある事件を基に家族崩壊から模索していくドラマ。
“プレイリスト・ムービー”としては初めてだが、よくあるパターンのストーリー。

それが音楽と映像美と特徴的なカットによって、
よくあるパターンではなくなり、不思議と映画にのめり込んでいく。
同時に感情移入し、登場する息子、娘の気持ちに大いに共感していく。

家族崩壊といえば、今公開されている長澤まさみ主演の「MOTHER」も同様。
僕は観る勇気がなく観ていないが
(あまり嫌な気分になりたくないので・・・)
子供が殺人事件を起こす点では共通する。

大きな違いは家庭や子供に無関心な親なのか、熱心すぎる親なのかの違い。
本作の事件を起こす息子の葛藤はよく理解できる。
親の期待を裏切ってはいけないというプレッシャーに押し潰され最悪な結果を招く。

方や真逆。
(観ていないので、真意は不明だが・・・)
結局は親の影響力が子供の今後を左右する。

今、担当している大学の授業で、学生の声を聴くと痛切にそれを感じたりもする。
オヤカク、ちょっと強すぎね?

話は逸れたが、日本でも海外でも振り回されるのは子供で、
結果的に親は子供の行動で自分の影響力の浅はかさに気づく。
人種、文化は違えど、これは万国共通なのか。
と本作の主旨とは異なるだろうが、そんなことを感じた。

であれば、勇気を持って「MOTHER」を観るべきだろうが、今のところ足は向かない。
決定的な違いはその先に希望があるかどうか。
少なくとも本作は希望がみえる。
明るいこの先を予感させる。
家族崩壊の現実にも真剣に向き合い絆を深める行動を起こす。
大きな違い。

そんな表現をしていると社会派ドラマと錯覚するが、これは青春映画。
なんたって“プレイリスト・ムービー”だから。

僕はなぜかこの映画を観ながら、大学時代に観た「ファンタンゴ」を思い出した。
大人になる境目だったのかな。

と理解不能なコメントでブログを終える。
時間のある人は新たなジャンルも体験してもらいたい。

マスクケースにはいいマスクを

先週、ブログに書いたマスクケースはまずまずの評判。
欲しいという方もまあまあいて、お揃いのケースを持って街を歩く人も・・・。

そこに必要なのが肝心のマスク。
一時期より流通するようになりバカ高い値段は緩和されたが、
それでも毎日使用すれば結構な費用。

使い捨てマスクを洗って使い回す方もいるようだが、
汗をかくこの季節はその使用は厳しいだろう。
そんな時は布製の使い回しの効くマスクがいい。

そういえば家にもアベノマスクが届いたが、あれはどこに行ったのだろう。
寄付したのかな?
結局、使わないまま我が家からは消えていったようだ・・・。

布製マスクといえば、やはりここ。

ダイキョーオータさんが作るマスク。
僕が公私ともにお世話になる太田社長の会社で名大社のキャップやTシャツも作ってもらっている。
ゴルフやマラソンの社内イベントでは大活躍。

それだけではない。
今年2月には大量のマスクを生産し納品してもらった。
ちょうどコロナ感染拡大の時期。
自社のイベントを開催するにあたり、学生さんに配れるよう相当数を揃えた。

僕自身もそのマスクを使用し、必要なメンバーにも自由に使ってもらった。
マスクが入手困難の時期と重なっていたので、かなり重宝した。
改めて感謝ですね・・・。

そうこうするうちに夏を迎えた。
どうやらマスクはこの夏も付き合わなきゃいけなさそう。
巷では多くのメーカーが参入しマスクを販売しているが、
ダイキョーオータさんも負けてはいない。

当初は身内向けに作っていたが、改良に改良を重ね、
この季節にも合うマスクを作ってくれた。
それが先ほど見せた写真だが、従来のマスクより明らかに薄く軽く着け心地がいい。

話題になった何とかマスクよりも涼やかに使えるんじゃないのかな。
そして、自社のブランド名が入ったマスクも・・・。

HPを確認すると個別対応をしてくれる。
詳しくはこちら

今後、自社のブランディングにも使えるかもしれないし、販促ツールにもなるかもしれない。
名大社のロゴマーク入りマスクをイベントで配ってもいいかもしれない。
難しい判断だけど(笑)。

義母お手製のマスクケースにダイキョーオータ製マスク。
これでこの夏を越えれるかもしれないね。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その144

伏見に帰ってきました。
新しいお店を開拓せねばなりません。
蒸し暑い季節ですが、右へ左へランチ巡りの旅は続きます。

住吉町を歩いていると何やら怪しい雰囲気が漂います。
今まで近くのカラオケボックスで騒いでいたのでしょうか?
明らかに酔っ払いの若者が5~6人でざわついています。

その横をすり抜ける時、一人の若者が
「ちょっとあいつら許せないっすね・・・」
とカップルらしき若者を睨みつけています。
注意しようかと思いましたが、ここは立場のある身。
素知らぬ顔をして、そそくさとすり抜けました。

その先にこんな看板を発見。

どうやら住吉町の新たなビルにできた飲食店です。
昼間は静かなビル。
SOKビル4Fにある「炙り処 火ノ膳」に行ってきました。

こちらも比較的新しいお店。
いろんな努力をされています。

サブスクモデルか・・・。
魚好きには魅力的かもしれません。
瞬間的に迷いましたが、人気食べ物ブロガーとして偏った傾向は許されません。
ここは心を鬼にして止めにしました。

ランチメニューも豊富です。
あれこれ考えましたが、ここは一番最初に書かれているおススメを選ぶべきでしょう。

金華さばの開き定食 850円

かなり大きなさばの開きです。
写真に収まりません。

はい、アップにするとこんな感じ。

立派です。
これをほぐしながら食べていきます。
その塩加減、香ばしさについついご飯が進んでいきます。
そんな人が多いのでしょう。
ご飯、漬物、大根おろしはお替わり自由です。

でも、ここはグッと我慢。
お腹あたりをさすりながら決めました。
こんなランチが理想的ですが、
さばの開きって意外と少ないですよね。

次回は炭火焼きハンバーグ定食にするつもりです。
魚の店なのにとても魅力的なんです・・・。

食事を終え、ビルを出ます。
なんだか外はざわついています。
店の前の通りには数人の警察官が若者たちとやり合っています。
殴り合っているわけではありません。
揉めてるだけですね・・・。

「食べてる間にひと悶着あったな・・・」
心の中で呟きながら、そのやりとりをちらり見し素知らぬ顔で通り抜けます。
昼間の住吉町あたりも気をつけなければなりませんね。

ごちそうさまでした。
食事は美味しく頂きました。

コロナ転職を防げ

今月の日経トップリーダーの特集は「コロナ転職を防げ」。
タイトルだけ見れば、コロナの影響のより業績が悪化し、
もしくは先行きの不透明感から転職が増えるのでは・・・
そんな匂いをさせるが実際はそうではない。

企業の「在宅勤務」が増えることでコミュニケーション不足が生まれ、
それが転職を招く恐れが多いというもの。
転職者の支援、中途採用の支援を行う名大社としては、
これまで多くの課題に答えてきたが、
今後、これが転職理由のひとつになると企業側への提案も変化してくる。

これもニューノーマルといわれる時代の新たな課題。
在宅勤務や時差出勤など新たな働き方を取り入れたからといえ安心できるものではない。

この件に関しては、あちらこちらで議論がなされている。
先日、参加者した経営者の勉強会でもオンライン、オフラインの
メリット、デメリットについて議論がなされたし、
名大社においても在宅勤務導入について喧々諤々議論がなされている。

時代の流れはテレワークに向かっているが、それがいいばかりとは言えない。
この特集で書かれているように生産性、対話不足、時間管理など多くの問題が隠れている。
究極的にいえば、能力がある者はどちらでも対応できるので、働く側の白黒がはっきりする。
どこまで会社が成長機会を提示できるか、マネジメントを含め、問われるところ。

特集では転職を防ぐことばかりが取り上げられているが、
場合によっては転職を促すことも十分考えられる。
より自己責任が求められるのは間違いないし・・・。

そんな意味ではこれからの転職も動機が変わってくるだろう。
「在宅勤務」が転職の条件という求職者が現れるのも不思議ではない。

転職のことでいえば、今週、名大社は久々に「転職フェア」を開催。
詳しくはこちら

3月、5月の開催を中止にしたので、約半年ぶりの開催。
今まで通りリアルの面談方式も万全な体制で実施するが、初めてオンライン転職フェアも行う。
どんな展開になるのか期待が膨らむ。

参加される求職者もどんな方が来られるだろうか。
ここに書いたように「在宅勤務」希望の方の参加もあるかも・・・。
そのあたりの動向を窺うのも今後のヒントになるかもしれない。

転職市場も徐々に変化していくだろうね。