これからも前向きに 名大社会長ブログ

Fネットも新体制に

先週金曜日はFネット(ふるさと就職応援ネットワーク)の14期総会&15期例会。
この7月で全国の就職支援会社が集まるFネットは15期を迎えた。
本来、総会の行われる7月は地方開催が前提だが、
コロナ禍のためいつも通り東京でのハイブリット開催。
今回は久々のメンバーも含め15名が参加する予定だった。

しかし、残念なことに例会場であるハナリー島にコロナの嵐が襲った。
急きょ、リアル中心からオンライン中心のハイブリット開催へと変更。
バタバタと準備する中での開催となった。

僕はハナリー島で釘崎大統領のビーフカレーを食べる予定だったが、
こちらも変更を余儀なくされた。

近くのお店でワンタン麺。
まあ、サッパリとして美味しかったけどね。

Fネットの幹事は1期2年で体制が変わる。
公平性を維持するために健全に投票を行い、幹事を5名選出。
過去の投票では必ず前幹事が何名か残ったが、今回は僕以外が全員変わった。
まだFネット歴の浅い若手経営者も幹事に選ばれた。

新幹事メンバーで協議し、それぞれの役割を決めたのが先月。
唯一幹事として残った僕が引き続き会長を任されることになった。
なんだかんだで5期目に入ってしまった。

ここで新幹事を紹介しておこう。
事務局長はパフ社長の吉川さん。
前事務局長でパフ会長の釘崎さんの後を受け継いだ。
それも自ら立候補して・・・。
この師弟愛が素晴らしい。

そして、ゲスト講師担当としてキャリアフラッグの熊澤さん、
協働研修担当としてシンミドウの笹田さん、
コンテンツ・新企画担当としてUZUZの川原さんが決まった。
そこに副事務局長として生田さんが事務局を管理する。

例会では僕が15期の運営方針を示した後、新幹事の挨拶も行われた。
新体制となったFネットをこれから全体で盛り上げる。
新たな加盟会社候補もあり、久々に会員拡大の活動も行っていく。

総会では長年事務局長を務めて頂いた釘崎さんに感謝の言葉を贈り、
(そうでもないという話もありますが・・・)
釘崎さんからは涙なしでは聞けない挨拶を頂いた。

肝心な場面のスクリーンショットは見事に忘れた。

例会場は限られたメンバーだったが、
2年振りに会う方もあり楽しい時間を過ごすことができた。
まだまだ全員が集まるのは難しいが、いい会にしていきたい。

あっちでもこっちでも会長という立場だが、僕は僕のできることをやるだけ。
新体制になったFネットもどうぞよろしくお願いします!

映画「戦争と女の顔」

タイトルだけではどんな映画が判断できない。
意味不明な邦題のようにも思える。
原題は「Dylda」。
これもよく分からない。

ロシア語なのかウクライナ語なのかもよく分からない。
ロシアとウクライナの問題が日々報道されていても結局のところ、
僕らは何も知らない。
だから映画をストレートに伝える意味においては邦題は正解なのかも・・・。

事前情報も少なく、公開前の観たいリストにも入っていなかった。
たまたま上映時間があったに過ぎないが、これも何かの偶然。
今の時期に観ること自体に大きな意味があったのかも。

ロシア映画を観る機会は少ない。
2022年の今、ロシアでは映画は製作されているのだろうか。
ウクライナでは映画館は営業しているのだろうか。

そんな疑問も沸くが本作は2019年の作品。
第72回カンヌ国際映画祭ある視点部門で監督賞と国際批評家連盟賞を受賞している。
直接的なシーンはないものの戦争批判であるのは間違いない。

舞台は第二次世界大戦後のソ連。
女性兵の出兵の事実も知らなかったが、その女性の戦争後の葛藤を描いている。
戦争によって精神的、肉体的な苦痛を味わったことは容易に想像できる。
それが人を不幸にしてしまう病に罹り、自らを責め続ける。

信頼できるのは共に戦った同性の兵士。
同性愛に近い愛情が生まれ、それが更に不幸を招く。
理解できるようで理解できないシーンが続く。
冷静に判断すれば、どうしてそんな危うい行動に出てしまうの?
と首をかしげたくもなる。

しかし、悩むが故にその行動の正当性を僕らは受け入れる。
なんとも切なく辛いシーンの連続だが、かすかな幸せを感じることもある。
本作の終わり方はハッピーエンドなんだろうか・・・。

観る人によって捉え方は異なる。
この先に穏やかな生活が訪れる期待感もあるが、
最悪の事態を招くとも限らない。
ロシア映画って、難しいね・・・。

プーチン大統領はこの映画を観たのだろうか。
観たとしたら、何を感じたのだろうか。
そんなことも考えてしまう。

いえるのは戦争は勝った国も負けた国も人を不幸にする。
それは映画が教えてくれる。

政府の偉い方なのかな?
クセニヤ・クテポワの美しさばかりが目立つ。
それも何かのメッセージ。

唸りたくなるような映画だった。

熔ける 再び そして会社も失った

前作「熔ける」を読んだ時もブログに書いた。
間違いなく失格者。それは間違いない。こうなってはいけない。
とブログでは締め括った。

内容は面白かったが、井川氏に共感する面は全くなかった。
では、なぜ続編を読むか?
ファミリービジネスを学ぶ者として参考になる要素があると感じたため。
その視点は必要。
なかなか勉強熱心じゃないか(笑)。

本書は大きく2つに分類することができる。
一つは著者の獄中の生活とその後の人生。
もう一つは大王製紙のこれまでとその後。
気になるのは大王製紙のその後。

ここはファミリービジネスを学ぶ者は読んでおきべき。
そうはいっても前半の井川氏の人生にも軽く触れておきたい。
結局のところ、106億円を使い込んで実刑を受けてもその後の生活は変わらない。
ギャンブルは治らない病気か。
会社を手放す原因で大きな責任があるにもかかわらず、行動は変わることがなかった。

その張り詰めた緊張感や素人には分かり得ない悦びは再び熔ける存在になっていく。
どれだけ財産があるんだ…というのが素直な感想だが、
コロナが明けたらまたどうしようもない生活を繰り返すのではないか。
最終作「熔けて全て失った」を期待したい。
な~んて・・・。

著者の言い分が正しければ、大王製紙の佐光氏率いる経営陣の対応も激しいもの。
そこまでして会社を自分のものにしたい私欲が働くものか。
責任を取らせる意味合いで井川家を一掃する行為は理解できなくもないが、
そのためになりふり構わず組織も動かしてしまう行動は理解しがたい。

著者が書いている通りリアル「半沢直樹」。
ドラマや小説の世界だけではなく、ドロドロした現実は名のある企業でも起こる。
バイアスが掛かっているため全てが事実だとも思わないが、
これが正しい会社の在り方かとは疑ってしまう。

会社は一体誰のものか・・・。
その問いは改めて自分にも向けなかればならない。
どんな優秀な経営者であれ、人はどこかで間違える。

大王製紙の場合、「中興の祖」と呼ばれた2代目井川高雄氏も
後を継いだ佐光正義氏もどこかで間違えた。
直系3代目はいうまでもない。
大きな権力を所有することは恐ろしい。

本書には著者と安倍元首相との交流が最後に著されている。
「私はもう総理を辞めたので、今度こそ本当に井川さんと食事しましょう」
安倍元首相の人となりがよく分かる表現。

本書を読み終えたのが偶然にも7月8日。
とても悲しい最後の一文になってしまった。
井川氏はどう感じているだろうか。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その223

はっきりしない天気が続きます。
モーレツに暑くなる日もあれば、
しとしとと雨が降ったり、
信じられないくらいの大粒だったりと外出が億劫になります。

しかし、昼になれば腹が減ります。
最近はダイエットをする経営者仲間も増加傾向ですが、
人気食べ物ブロガーは気にしません。
腹が減ったら、素直に空腹感を満たすのみ。
ダイエットする仲間に尊敬の眼差しを送りつつ、
自らを奮い正す行動をします。

会社から北に向かいます。
そんな時に雨が降り出しました。
避難が求められ、長者町横丁のある地下街に潜りました。

その中で輝きを放つ「酒津屋 伏見店」さんに行ってきました。

酒津屋といって名古屋で知らない人はいないでしょう。
人気食べ物ブロガーが中日ビルに務めていた12年前まではなじみの存在。
栄の地下街の2店はeastとwestと呼ばれており、
昼間から酒飲みの聖地として君臨していたのです。

今でこそ昼飲みはオシャレな行為ですが、
当時は愚か者もしくは脱落者の行動と思われていました。
30年前、忙しい営業マンの身としてお店を横目に見ながら、
羨ましく思いながらも軽蔑の眼差しを送っていました。

それが今は普通に昼から飲める時代です。
店名に懐かしさを感じながら注文します。

POPから明らかに昼飲みの出来るお店。
体が疼くとはこの状態でしょうか。
しばらくすると注文した定食がテーブルに運ばれてきました。

イワシフライ定食 710円

どちらかといえば串カツとかみそかつが定番ですが、
ここはヘルシーにイワシフライ。

大ぶりなイワシフライがお皿の中央で存在感を発揮しています。
これでご飯が進むのは間違いなし。
あっという間に平らげてしまいました。

やっぱりご飯にはアジフライよりイワシフライ。
余韻に浸っていると2人連れの若い女性が入ってきました。
「串カツもいいけどイワシフライもいいよ!」
と声掛けしようと瞬間、
「レディースセットとせんべろセットで!」
と当たり前のように注文しました。

「あー、昼飲みの文化も完全に変わった。」
と心の中で呟きながら、お店を出ることにしました。

ごちそうさまでした。
昼飲み・・・。
平日から攻めてみたいですね。

非常勤講師だけどね

6月からスタートした大学の授業も今週で終了。
ちなみに南山大学は祝日は関係ないので今日も授業。
午後からテツ&チカのコンビで大学に出向く。

非常勤講師として既に5年目。
僕らが行う「自己とキャリアの形成」も定番の授業だね(笑)。
今年は3年ぶりの対面授業で学生数も150名を超えた。
直接、学生と話す機会は少ないが、オンラインよりは圧倒的にやりやすい。

学生が熱心に聞く姿や空気感は刺激を与えてくれる。
一部、寝ている学生もいるが、さほど気になることはない。
ここで自分の将来について真剣に考えようという学生に向かって話していくだけ。
毎週月曜・木曜の週2回、準備、授業、レポートの熟読、
質問の回答のルーティンはそれなりに大変だが、学生のレポートを読む度に疲れも忘れる。

スライドの作成から学生対応はニシダがやってくれるので、僕より数倍大変。
ここは改めて感謝したい。
これからもよろしくね!

この授業では大学OBで社会で活躍するゲストを招く場も多い。
今年も入社2年目の若手から勤務20年の取締役まで5名に登壇頂いた。
ご自身の経験や価値観を交え自分のキャリアについて語ってもらった。

共通するのは「偶然」を大切にし、各々の「転機」を理解していること。
クランボルツ先生やシュロスバーグ先生の理論通り。
学生がここで受ける影響は大きい。

僕とニシダのキャリアが全く異なるようにゲストも人それぞれ。
新卒から取締役までなった方もあれば、転職経験6回、専門性を生かした方もある。
学生にとってはどれが正解か頭が混乱するが、僕らは全て正解と伝えている。
自分で解釈し、自分の将来に照らし合わせ参考にするしかない。
そこを踏まえ「変化」の重要性を問うていく。
最初の頃は答えを求める質問が中心だったが、
正解は自分で作れ!とクドクドと話すので、質問内容や学びのレポート変化してきた。

経済産業省の「未来人材ビジョン」で若い世代に求める能力は授業で求めることと共通する。
今まで真面目さやミスをしないことが正しいと認識されたいたが、これからは異なる。
問題発見力や的確な予測にとって代わる。
学生にしてみれば「え~っ、なんで~」となるだろう。

エラそうに語る僕も同じ。
学生に促しながら、自分に向かっていっている。
それが授業の実態だったり・・・。
僕らは学生に教えながらも一緒になって変わっていく。
ある意味、立場は変わらない。

先月は母校でも一コマ話させてもらった。

それが非常勤講師としてやってきた授業。
どこまで役に立つかは分からないが、今のところ評判も悪くはない。
来年はコマ数も増えそうだし・・・。

まずは今日と木曜、しっかりと伝えていきたい。

映画「モガディシュ 脱出までの14日間」

ショックだった。
完全にやられたと感じた。

それは何か。
韓国映画の威力をまざまざと見せつけられた。

比べる必要はない。
しかし、どうしても日本映画と比較してしまう。
「ベイビー・ブローカー」はその作品の質において違いを感じたが、
本作についてはそれをさらに上回る。
エンターテイメント性、社会性、アクション、ロケーション、
舞台設定において全て持っていかれた感じ。

残念ながら日本映画は韓国映画の後塵を拝してしまった。
そう言わざるを得ない。

先日、是枝監督のインタビュー記事が中日新聞に掲載されていた。
韓国映画は日本の数倍の製作費を掛けている。
製作段階から世界レベルを目指しているという。

国内需要に重きを置く日本映画とはその時点で異なる。
その結果、俳優も世界で通用するレベルに育ち、国際的な認知度も上がる。
そんな内容だった。

それが莫大な予算を掛けただけの駄作なら、笑っていられる。
しかし、本作を見せつけられると愕然となる。
圧倒的な面白さ。
ハリウッド映画を凌ぐ迫力。

ショックだった。
こんなすごい作品を韓国は作ってしまうんだ・・・。

本作は1990年、ソマリア内戦で巻き込まれた韓国と北朝鮮の大使館員の脱出劇を映画化。
当時の事件を描いている。
その事実を知らない自分の無知は置いておくとして、
政治的背景が色濃く残る状況で描かれる双方の人間模様はとても興味深い。

対立しながらも互いを理解する姿は上質な社会派映画といっていい。
途上国の内戦はこんなに過激で恐ろしいものかとこちらにグッと押し迫る。
そこからどう脱出するか・・・。
見ごたえも十分。

世界レベルの俳優が育つという記事も納得できる。
魅力的な役者が多く出演していたが、
目立ったのが韓国大使館参事官役のチョ・インソン。
日本人で同じような俳優を思い浮かべてみたが浮かばない。
今後、世界でも活躍するんじゃないかな・・・。
そんなことも感じたり。

ちょっとべた褒め状態になってしまったが、僕は生粋の日本映画ファン。
本作に刺激を受けながら、素晴らしい日本映画を製作してもらいたい。
迫力ある作品もお願いしますよ。

地方を元気にする男 広告業界の地方創生の旗手

今でもお会いすると緊張する方が何名か存在する。
その一人が著者である谷会長。
多くの経営者とお付き合いさせてもらい、ほとんど緊張することが無くなった昨今だが、
谷会長は今でも挨拶する時は身構え緊張してしまう。

業界の重鎮で貫禄も迫力もある。
フレンドリーな方だが、谷会長の前ではまだまだ自分が小僧に思えてしまうのだ。

本書は6月下旬に発行。
最初に中日新聞の書籍広告で見つけた時には「お~っ」と唸ってしまった。
表紙の写真が目の中に飛び込んできた。
瞬間的に「これは読まないとヤバいな・・・」と脳が勝手に反応。
何がヤバいかは不明だが、読むことが必然のように思えた。

本書は自伝でもあり、経営論でもある。
エッセイ的な要素も強い。
幼少時代から80歳を超えた今までの生き様を何も隠すことなく披露されている。

僕はご子息であり共同PR社長の谷鉄也氏と懇意にさせてもらっているので、
ある程度、会社のことは知っているつもり。
新東通信さんの精力的な活動も理解はしているが、それはうわべに過ぎないことを痛感。
もちろん谷会長のことも・・・。

それにしても豪快。
誰もそれについては違和感は感じないはずだが、その豪快さは想像以上。
酔っ払い運転で事故を起こしたり、逮捕されたり(これは誤解で不起訴)、
そんな事実を面白おかしく表現。
「何かおもろいことないか」という経営理念は自己表現においても貫かれている。

だからこそファンも多く、各業界に幅広い人脈を持っておられる。
本書冒頭の解説は岸田首相だし・・・。
頼まれると断れないんだろうね。
信頼の証なのは間違いない。

本書には僕がお世話になった方もちょくちょく紹介されている。
ユニー創業者の故西川俊男氏も谷会長の手腕を認めていた一人。
そこから「名古屋ナモ締め」も生まれた。
その一番の推進役が谷会長になられるわけだが、
少なからず僕もあちこちで披露していることは評価してもらいたい。
まだまだ足りんと叱られそうだけど・・・。

こういった方の存在が地方を強くする。
10年後も20年後も現役である気がしてならない。
不可能だが、少しでも近づく努力はしないといけない。

いい機会を頂き、ありがとうございました。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その222

「今日はどうしようか・・・」
何を食べるか決めていない日もあります。
時間的余裕もあるし、本でも読みながらゆっくりするかと
よくお邪魔するカフェに向かいます。

そこでランチを頂きコーヒーを飲む。
そんな寛ぐ時間も必要。
いつものように会社の裏から出て、カフェのあるヴィア白川に向かいます。

2階に向かうエスカレーターの手前にこんな看板が設置されています。

「コスパ最強ランチ? こんな店知らんぞ・・・」
このビルには地下に飲食店が数店入っています。
そこは夜のお店が中心。
気になっているお店もありますが、一度もお邪魔したことがありません。

「よしっ!ここは人気食べ物ブロガーとして挑戦だ!」
決して大きな挑戦ではありませんが、地下に向かいます。
店舗の前にもこんな看板が・・・。

少し入りにくさを感じながらも、「絆」さんに入りました。
こちらは定額制のスナック。
この類のお店はとんとご無沙汰です。

ランチは1種類。
しかも、毎週水・木曜のみの営業です。
「すいません、ランチをお願いします。」
ママと思わしき高齢の女性は話を伺くとそうではなく、パートさんらしき方。
お店の情報を探ります。
なるほど、なるほど、明朗会計のスナックなんですね。

ママのおいしいパスタランチ 600円

まずはスープとサラダ。
そしてパスタが登場します。

豚肉がドーンと乗っています。
「これはナニパスタ?」
食べながらもよく分かりませんが、美味しいです。

結構、パンチのある味わい。夏向きのパスタです。
インスタで調べてみると週替りのパスタで、この週はBPPP。
それはブラックペッパーポークパスタ。
初めて頂くパスタ。

最後にはコーヒーも出されます。

「これで600円?。安すぎじゃないの?」
思わず心配してしまいます。
コスパ最強ランチという看板は偽りはありません。
これは通ってしまいそうな感じ。
毎週水曜のルーティンになったりして・・・。

入店した時にお客さんはいませんでしたが、出る時には満席。
早めの時間にお邪魔した方がよさそうです。
ちなみに現金での支払いはお釣りのない方のみです。
キャッシュレス決済がいいようです。

ごちそうさまでした。

ご縁も続く・・・

再びコロナ感染者が増えてきて、他にもざわつく事件も起き、
落ち着かない日々だが、行動は止めてはならない。
僕の日常もいい意味で時間に追われている。
それはそれで有難いこと。

そんな中でにわかに夜の活動が活発になってきた。
それは単純に愚か者活動が増えただけではない。
とてもいいご縁を頂く機会も多い。
人によってはどうでもいい事かもしれないが僕にとっては重要。

先週を振り返ってもいいご縁を頂いた。
月曜の夜は大学の授業でゲスト講師として招くビジネスマン。
毎年のようにキャリアを変えながらも自分のやりたいことを貫く。
授業を一緒に進めるニシダと共に久々に親交を深めた。
自分の専門性を生かしながら、新しい仕事にチャレンジする姿は刺激を受ける。

火曜の夜は岐阜。
玉宮町の「おせん」さんというおばんざいのお店に出向く。

ここでは数年ぶりに会う「ふくおか食べる通信」を運営するカジさんと一献。
こちらの女将さんと仕事を通じたご縁で初めてお邪魔したとのこと。
そこに僕も加わった。

「おせん」さんは岐阜の食材を使い、岐阜の郷土料理やお酒を振舞う。
本当は人気食べ物ブロガーとしてお店を紹介したかったが、なぜか写真はピンボケばかり。

いつものように撮っていたのになぜ?
鹿、イノシシのジビエ料理も美味しかった。
同級生でもあるカジさんとは仕事の話はもちろんのこと、
若者論やこれからの夫婦のあり方にも意見交換。

カジさんが福岡に帰るタイミングで登場したのが弁護士のニシムラさん。
サシ飲みは初めて。
とても人間味のある優秀な弁護士。
ブログも読んでくれているので会話も弾む。
結局、こちらのお店に5時間近く滞在。

水曜はjazz inn LOVELY。

10何年ぶりだろうか・・・。
この日は大西順子カルテットのLIVE。
盟友櫻山さんに誘ってもらい、経営者仲間であるカワハラさんと参戦。
初めての大西さんのLIVEにも感動したが、ここで大切なのは飲食タイムでの会話。

カワハラさんは名古屋よりも東京、福岡が拠点になりつつある。
新規事業や支援している企業について情報交換。
斬新な発想は大きな刺激。
いやいや、凄い。

こんな日が一週間毎日だとさすがにしんどいが、週3~4日なら十分楽しめる。
ありがたいことにお誘いも多く、
またお誘いすることもあるがしばらくはそんな時間が続く。

ちなみに土曜は昼は母校短大同窓会の総会。
こういった場にも参加が必然となってきた。
これもご縁か・・・。

劇団四季所属の天野陽一さんのパフォーマンスも良かった。

夜はいとこ夫婦との飲み会。
子供の話が中心になってしまうね。
それも大事。

こうしたご縁が続くことは僕にとっては貴重であり有意義な時間。
財布とにらめっこすることもあるが、まあ、何とかなるでしょう。
第7波の心配もあるが、こんな活動は絶やさず自分の糧にもしていきたい。

今週は老舗企業の経営者との懇親からスタート。
ご縁が人と人を繋いでいく。
大切にしていきたいね。

映画「神は見返りを求める」

20年後、本作は歴史に残る傑作といわれるかもしれない。
もしくは存在すら忘れ去られる作品になるかもしれない。
そんなことを感じた映画。

それはYouTuberという時代を象徴する職業を描くこともあるが、
人間の感情がYouTubeという媒体を通して上手く表現されているから。
時代性を見事に反映させた作品ではないだろうか。

本作のテーマだけみればそれほど惹かれる要素はなかったが、
最近の吉田恵輔監督の活躍をみると観たくなってしまう。
昨年の「BLUE ブルー」「空白」も個性溢れる映画。
作品の共通性はないが、2作品とも好きな映画。

これから注目する映画監督なのは間違いない。
そして本作も期待を裏切ることはなかった。

恋愛映画、青春映画のジャンルに入るが、ホラー映画と捉えても違和感はない。
決して気持ちのいい作品ではない。
むしろイヤな気分に陥る。
しかし、それを持っても観るべき作品じゃないだろうか。

主役は最初は心優しい男を演じるムロツヨシとYouTuber役の岸井ゆきの。
この2人の表情が素晴らしい。
心優しい男は豹変するけどね。
ムロツヨシは以前から達者な役者だと思っていたが、まさにその通り。

岸井ゆきのはどこが可愛いの?と思っていたが、
(大変スイマセン)
人気と共に変わっていく表情が抜群。
努力して売れようという姿はすこぶる可愛かったし、
その後、ムロツヨシを避けようとする姿はとても憎たらしい。
それがYouTubeを通した表情と普段の生活の表情のコントラストが凄い。

それだけで観る価値はある。
本作を起伏の激しい男女の話で収めるには勿体ない。
僕の見方に過ぎないが、今の時代への警鐘に思えてならない。
面白ければ何でも許されるという時代の流れに対して、
吉田監督は危機感を持ってメッセージを送っているのではないだろうか。

えっ、それは読みすぎ?
そんなふうに思ったり・・・。

ただ、やはり人は人。
最後は大切な場面が残されている。
そこは素直に感じよう。

爽やかな気分で終わるとは言い難いが、観ておきたい映画である。