これからも前向きに 名大社会長ブログ

食べ物のはなし 特別編 タレかつ丼

特別編は続きます。
新春時別企画として紹介していきましょう。
お邪魔したのは新潟県新潟市。
今年は相当な積雪量ではないでしょうか。

お邪魔したのは12月初旬なので、雪もまだぱらつく程度でした。

新潟といえば日本酒。
それ以外に名物は何があるのでしょうか?
へぎそばが有名ですが、それ以外はやはり海鮮です。
海鮮は夜の日本酒とほぼセットになります。
となればお肉で勝負をしたいところ。

調べてみるとありました。
新潟といえばタレかつです。
文字はタレが片仮名でかつが平仮名が正解でしょうか。

タレかつのお店はいろいろありますが、ここは元祖にお邪魔すべきでしょう。
本店は遠いので駅前にあるお店に行ってきました。
「とんかつ太郎 CoCoLo新潟店」さんです。

新潟駅構内の商業ビルに入っています。
いわゆる駅ナカで店内は8席の小さなお店。
テイクアウトの方がメインかもしれません。

「とんかつ太郎」さんは新潟タレかつの発祥のお店。
ここからタレかつが広がったようです。
タレかつ丼一本勝負ですが、かつの枚数は選ぶことができます。
特製カツ丼は7枚です。
誰が食べるのでしょうか・・・。

まずはビールで体を整えます。

準備万端。
しばらくするとタレかつ丼が運ばれてきました。

3枚カツ丼 1070円

5枚あたりで勝負したいところですが、その後の予定もありグッと抑えました。
むしろこれくらいの方がいいのかもしれません。
アップにするとこんな感じ。

3枚でも十分に食べ応えがあります。
1枚目はビールのあてにもなります。
2枚目からが勝負です。
ソースは甘辛い醤油ダレなのでくどくありません。
カツもご飯もサクサクと頂けます。
丼にはカツしかのっていませんが、意外とあっさり食べれます。
あっという間に完食してしまいました。

見た目は福井の元祖ソースカツ丼に似ていますが、味わいは全然違います。
「キミはソース派か?醤油派か?」
と思わず聞きたくなります。
人気食べ物ブロガーは公平性を大切にするため、どちらもOK。
つまらない回答で申し訳ありません。
ほんとどちらも美味しいので、どっちかに軍配を上げるのは難しいです。

こうして出掛けた先でその土地の名物を頂けるのもありがたいかぎり。
お腹が十分に満たされました。

ごちそうさまでした。

映画「アット・ザ・ベンチ」

かなりマイナーな作品と思っていた。
映画館はセンチュリーシネマだし。
ところが映画館はほぼ満席。
お正月に観たせいかもしれないが、大きめの映画館でこれだけの観客には驚いた。
僕が穿った見方をしていただけかもしれない。
確かに俳優陣は有名どころがずらりと並ぶ。

本作は短編5作のオムニバス。
Ep.1では広瀬すず、仲野大賀、
Ep.2では岸井ゆきの、岡山天音、
Ep.3では今田美桜、森七菜、
Ep.4では草彅剛、吉岡里帆と続く。

豪華俳優陣の出演でこれだけのお客さんが入ったのか?
そんな理由ではないはず。
観客は僕の娘・息子世代が多い。
この世代に響くものがあったのだろう。

二子玉川の川沿いにある古ぼけたベンチが舞台。
どの短編も特に大きな出来事や事件があるわけではない。
ごくごく当たり前な日常会話が続くだけ。
撮影もほぼそのベンチ周辺。
ベンチ正面や背面から長回しで映すシーンも多い。

この一年で観た映画では一番低予算じゃないか。
俳優に高額なギャラが発生して作品にお金を掛けられなかったりして(笑)。
ただ登場する俳優陣はギャラよりも演出を楽しんでいるようにみえる。

何気ないありそうな会話を自ら発信しているような。
セリフという感じがしないから不思議。
アドリブだとしても疑わない。
そんなやり取りが今どきの若者にウケるのだろうか。

Ep.5はEp.1と繋がっているので、実際は4つのストーリー。
個人的にはEp.2の岸井ゆきのと岡山天音のカップル、
そこに絡む荒川良々の短編が一番面白かった。
思わす吹き出してしまった。

気になる方は観てもらえればと思うが、
女性は男性に対して些細なイヤな点が積もり積もるとこんなふうになる。
一つ一つは大したことないが、それが溜まるときっとこうなるんだなと・・・。
多分、いや、間違いなくうちの家人も同じように思っているはず。
いずれ一人前の寿司になってしまうのか(汗)。
鈍感な男は理解できない。
う~ん、辛いなあ~。

本作を自主映画の感覚を感じたのは僕だけではないと思う。
全体的にそんな雰囲気が漂っていた。
作品の公開は昨年11月15日。
名古屋では年末からの公開。
細々と長く上映され、最終的にはそこそこのヒット作になるのだろう。

こんな日本映画も大切にしたいね。

映画「ビーキーパー」

正月早々は意外に観る作品は少ない。
話題性は多いがどうしても子供向けが中心。
第2週目からが注目する作品が増えそうだけど。
あくまでも僕目線・・・。

そのため本作が2025年最初の映画。
こんないい方は上から目線で失礼だが素直に面白かった。
正月に観るには相応しいのかも。

自称映画コラムニストを語りながら、ジェイソン・ステイサムを知らなかった。
見たことのある俳優程度でどんな作品に出演し、何が特徴なのかを本作で知った。
レビューを読むと「ジェイソン・ステイサムらしい」とか、
「やっぱり圧倒的な強さ」と書かれている。
観たことのない「ワイルドスピード」も肉体を駆使する映画だと容易に想像できる。
それがウリの役者なんだね。

確かに圧倒的な強さ。
チャック・ノリスもシルベスター・スタローンもジャッキー・チェンも
アーノルド・シュワルツェネッガーもマ・ドンソクもシャー・ルク・カーンも勝てないと思う。

凄腕たちがどれだけの人数でかかってもやっつけてしまう。
ある意味爽快感の強い作品。
ネタバレしない程度すると、
(してもいいかも・・・)
ジェイソン・ステイサム演じる養蜂家のアダム・クレイが世話になった人を
死に追い込んだ連中をバッタバッタと倒していくストーリー。

相手は悪党なので正義の味方になるのだが、やっていることはメチャクチャ。
悪党を倒すのはいいが、ビルやガソリンスタンドを爆破するし、FBIやCIAも関係なく倒す。
それも一人で。
きっと負けないなと思いながら見ているが、本当に負けない。
怪人とか宇宙人の設定ではなく、世界最強の秘密組織に所属していたとはいえ普通の人間。
だから見ている僕らはいつの間にかアダム・クレイを応援する。

相手となる悪党も巧み。
組織化された詐欺グループで国家権力を上手く活用しながら悪事を働く。
よくあるパターンで、中心人物はどうしようもないヤツ。
見る側も大いに腹を立てる。

そして最後の最後は・・・という展開だが、ここも期待を裏切らない。
単純明快な映画は余計なこと考えずに観れるのがいい。
本作には女性大統領が登場。
ジェマ・レッドグレイヴという女優だが、なぜかヒラリー・クリントンに見えた(笑)。

たまにはこんなハチャメチャ映画も楽しい。
今年も幅広い作品を観に行きたいね。

食べ物のはなし 特別編 浅草焼きそば 福ちゃん

今年の食べ物ブログは今日からスタートです。
一年を通し30万人の読者の期待に応えていくため精進して参ります。
どうぞ本年もよろしくお願いします。

新春第一弾は特別編。
人気食べ物ブロガーと映画コラムニストの融合した展開になります。
向かったのは東京・浅草。
インバウンドには人気の街で雷門や浅草寺は外国人で溢れかえっています。
仲見世通りを歩くのも一苦労の状態です。
そこはちらりと覗くだけ。

今回の特別編は映画「PERFECT DAYS」のロケ地に向かうことにしました。
公開されたのは一昨年末ですが日本ではロングラン。
昨年末もAmazonプライムで再度鑑賞。
役所広司さんが演じた平山はこの辺りを自転車で徘徊していました。

そうなると桜橋に行かねばなりません。
冬の寒い季節でしたが、雲一つない晴天。
平山さんもここから何度も景色を眺めていました。

さすがに外国人は一人も見かけません。
東京スカイツリーを美しく眺められます。

そしてお目当ての日本最古の地下街「浅草地下街」に向かいます。

こんな地下街に知らない人は入らないでしょう。
そう、平山さんがいつも飲んでいた場所。
「浅草焼きそば 福ちゃん」に行ってきました。

休日になると行列ができると噂されます。
そうなれば開店前に並ぶだけでしたが、杞憂に終わりました。
意外とスムーズ(笑)。

映画の中で焼きそばは登場しませんが、こちらのメニューは焼きそばが中心。
早速、ビールで体を整えます。
平山さんはいつもチューハイでした。

サッポロラガービール 500円

こんなお店にはサッポロラガーが似合います。
「え~っと、焼きそばに目玉焼きをトッピング、あと餃子もお願いします。」

いいじゃないですか、聖地での一人飲み。
至福の時間を味わいます。

ソース焼きそば 400円+目玉焼き 100円

ギョーザ 400円

なんとお会計は1400円。
とても幸せな時間です。
映画の中の平山さんはとても質素な食事。
注文した品が違っても、質素にするのは同じ。
本当はビールをもう1本注文し、牛すじ煮込みを食べたかったですが我慢。

聖地巡礼とはこんなことをいうのでしょう。
とはいえ、焼きそばを大盛にすればよかったと後悔しましたが・・・。
些細な夢ですが実現できました。
新春第一弾としては相応しいブログ。

ごちそうさまでした。

満足度は70%、ランニング日記2412

寒い朝が続く。
朝RUNしかしない者にとってはこの時期は辛い。
家を出る時は暗い。そして寒い。
「今日は止めておこうかな・・・」
と一瞬、考えてしまう。
それでもグータラ人生は送らないぞ!と自分にカツを入れ走り出す。

12月はまさにそんな月だった。
幸い雪とか雨がなく予定日はほぼ走ることができた。
通常月、出張先では走るように心掛けているが先月は止めた。
初めてお邪魔した新潟は気持ちはあったが、天気予報が悪かったので止めにした。
この辺りが後々目標に影響を与えるのだけれど。

シューズも買い替えた。
最近は真っ黒のランニングシューズが増えているよう。

ネットでニューバランスを購入するが、
フィット感がイマイチだったのでいつものアシックスを購入。
ちょっとしたRUNにはニューバランス、
長い距離や大会はアシックスで走ることに。
真っ黒がいいのは仕事にも使えるところ。
最近、ネクタイを締めない生活が普通なのでこんなシューズも違和感がない。

そうそう、昨年12月の距離はどうだったのか。
結果は101km。
ギリギリだが目標は達成。
それも12月30日に10km走っての達成。
パチパチ。
まあ、何とかなった感じ。

せっかくなので2024年一年を振り返ってみる。
2022年、2023年は完全達成だったが、昨年は少し緩くした。
結果としては1151kmのランニング。

一昨年よりも129km少ない。
そんなに変わらない気がしていたが、積もり積もればかなりの差。
目標未達成は2月、5月、6月、8月と4回もあった。
未達成月は80km程度だったりするので、差は大きいのは仕方がない。
自分ではもっと走った気になっていたが錯覚だった。
それでも8か月は目標をクリアしているので7割の出来と解釈しておこう。

さて、2025年はどうするのか。
目標は変えず月100kmRUNとする。
昨年と同じ自然体で臨む。

ただ今年は新たなライバルが出現。
3月の名古屋シティマラソンに出場する仲間がかなり走っている。
僕の方がマラソン歴が長い分、負けるわけにはいかない。
今月は少しずつ距離を伸ばしていこうかと。

2025年もスタートしたランニング日記。
興味のない方が大半だが、記録と記憶を残す意味もあるので継続。
今年も頑張りますよ。

映画「私にふさわしいホテル」

映画の前半と後半の舞台は昨年2月に休館となった「山の上ホテル」。
御茶ノ水周辺のホテルに宿泊することは多いが、ここはなかった。
ハードルが高かったのが理由だが、今思えば無理をしてでも泊っておけばよかったと後悔。
あの部屋の雰囲気を体に残しておくべきだった。

僕が好きな作家も定宿にしていた。
もっと心が豊かな人生を送るには泊まる必要もあったのかと。
今さら遅いけど・・・。

とつらつらと書いたが、のん演じる新人作家が「山の上ホテル」に泊まる理由もさほど変わらない。
ホテルに泊まる理由はそんな憧れに留まらない。
別の目的も明確。
それは恨みを果たすための実にイヤらしい目的。
完璧なまでに相手を陥れようと・・・。
新人作家加代子(実際は他に3名の名前を操る)が大物作家東十条宗典の足を引っ張る仕掛けをする。
そのあたりが痛快で面白い。

コメディ仕立ての展開に僕らはまんまと飲み込まれていく。
これがのんが主役である理由か。
いわゆる人気女優が演じるとこんなポップで軽快にはならない。
のんの軽妙で嫌味のない喜怒哀楽が映画を盛り上げる。

そこでようやく気が付いた。
僕はのんが出演する作品は初めてだと。
8年前の映画「この世界の片隅に」は観たが、あくまでも声優。
旧芸名で出世作となったNHKの連ドラも全く見ていない。
せいぜいCMくらい。

ただイメージは出来ていた。
ほぼその通り。
期待は裏切らなかった。

そしてドラマの展開も期待を裏切らない。
ほぼ予想通り。
それが嬉しい作品。
映画にはアッと驚く展開を期待する作品とそうでない作品がある。
本作は後者。

心地よかった。
役者陣も楽しんでいるように思えた。
特にちょい役で出演する役者はそう。
カリスマ書店員の橋本愛はほぼ遊んでいる感じ。
いい意味で期待を裏切ったのは「BISHU 世界でいちばん優しい服」で主役の服部樹咲。
壮絶なバトルでもあるかと予測したが何もなかった。
あっ、ネタバレか(笑)。

あまり作品を観ていないが、堤幸彦監督は今、最も安心できる作品を創る監督の一人。
一定の社会性も持たせているし。
愛知県出身だし。

映画を観終わって、改めて「山の上ホテル」に泊まりたいと思った。
明治大学さん、お願いしますよ。

映画「太陽と桃の歌」

2022年開催ベルリン国際映画祭の金熊賞作品。
最高賞にあたる作品だが、過去の受賞をみてもマイナーな映画が多い。
日本での公開も2年後。
さほど話題にもなっていない。
玄人好みな映画祭なんだろうね。

本作が訴えるテーマは世界共通。
スペインのカタルーニャで3世代にわたる大農園が舞台。
主人公となる親父さんは頑固に桃農園を営む。
目の前の土地は桃の木を伐採しソーラーパネルが並ぶ。
必ず出荷できるかどうか分からない桃より太陽光を売った方が楽な生活は送れる。
また、卸す値段も一方的なので生活は苦しい。
その挟間で3世代の家族は一緒に暮らす。
いずれ自分たちの桃の木もソーラーパネルに代わると理解しながら。

タイトルにある太陽は日差しの強い農園を指すのではなく太陽光のことか。
皮肉にも聞こえる。
原題「Alcarras」はスペインの地名なので、日本タイトルの名付親はかなりのセンス。
ヒットに繋がればいいが、全く違うジャンルと間違える人も多いと思う。

映画は淡々と進行。
あまりにも日常的なのでドキュメンタリー作品と勘違いしそうになる。
親父さんは感情的で息子や周りとぶつかるが、
それはやりどころのない怒りで誰かに当たるしかなかったり。
そんな自分が情けなく急に涙を見せたりするのだろう。

スペイン人はノーテンキで小さいことにはこだわらないイメージだが、一方的な見方は危険。
日本人だって、みんなコツコツ真面目というわけでもないし・・・。

世界のあちこちで多くの事情を抱えている。
南欧でも同じ。
僕らが知らないことは多い。
それを映画で学べるのは大きい。

本作に登場する人物に悪者はいない。
子供も大人もまっすぐ生きている。
高校生の息子も父親に反発しながらも家を想い家業を懸命に手伝う。
そんな姿が美しく映るのではなく痛々しく映る。
それが現実。

退屈なシーンも多いのも正直な感想だが、そんな日常を見つめるのも大切。
切ない世界を教えてくれる。
それを感じた映画だった。

映画「型破りな教室」

過去、メキシコ映画を観たことがあるだろうか。
あったとしてもアメリカとの合作で単独制作はない。
それだけ馴染みがないし、日本で公開されることも少ない。

最近はできるだけ多くの国の映画を観るようにしている。
僕らの知らない世界や文化を映画を通して理解できる。
理解するだけではない。
優れた作品は感動を呼んでくれる。

本作はまさにそう。
2023年サンダンス映画祭にて映画祭観客賞を受賞した作品。
残念だがサンダンス映画祭なんて知らなかった。
アメリカ・ユタ州の映画祭で3年前に「コーダ あいのうた」がグランプリを受賞。
こちらもとても感動的な作品。

そして、大きな声で言っておこう。
本作もとても感動的。
グイグイと引き込まれ、ついウルッとしてしまった。
期待していなかったのが良かったかもしれない。
いや、期待して観たとしても期待通りだった。

本作は実話をベースに制作。
2011年のメキシコ・マタモロスの小学校が舞台。
周辺は犯罪が多発し治安は悪い。
当然のように教育環境も悪い。
そんな環境下で型破りな教育を行う先生と戸惑いながらも成長する子供を描く。

テーマとしては普遍的。
どこの国でも同じような状況は考えられる。
映画を観ているとずいぶん昔のような感じもするが、今から13年前。
子供は小学6年生だから、うちの娘と同じ。
相当遅れていると言わざるを得ない。

しかし、それが国の現実。
否定できないが、子供たちはその環境によって育てられる。
ただ子供たちが持つ才能や夢は関係ない。
どこにいようと平等に与えられていいはず。

それを求める先生と従来の教育方法に縛られるエライ人たち。
こんな実話をもっと多くの人が知るべきだと思うが、
見方を変えれば国の批判にも繋がる。
難しい問題。

僕もそうだがメキシコに対してあまりいいイメージは持っていない。
フィルターバブル的な見方かもしれない・・・。

希望を見出すとすれば本作は2023年のメキシコで年間興収1位の記録。
多くの人が可能性を感じている証。
結果的に可能性は本当に広がるわけだし・・・。

昨年末に観たが、年明け一発目には相応しい。
2024年外国映画ベストテンで4位にもした。
できるだけ多くの方に観てもらいたい。

謹賀新年2025

新年あけましておめでとうございます。

毎年、元旦の過ごし方は変わらない。
今年も朝RUNからスタート。
庄内川から初日の出を拝むこともできた。

素晴らしい朝、きっといい一年になるだろう。

我が家の玄関は家人がこしらえたしめ縄。
これも一年の初めには欠かせなくなった。

最近の年末年始はとても静か。
大晦日は掃除をして料理を手伝い、帰省した娘の買い物の運転手。
あとは「孤独のグルメ」を見て勉強・・・。

正月は久しぶりの家族4人の生活。
息子も社会人となりお年玉を渡す側になった。
物事は順番が大切。

さて、今年はどんな一年にしていくのか。
会社はおかげさまで社長以下、幹部、全メンバーの頑張りでいうことは何もない。
今期も計画通り進捗。
僕の仕事は新人教育や外部との関係構築、講演、自分の小さな事業、名古屋ナモ締めくらい。
余計な口出しをしないのが健全な証。

昨年の個人の目標は簡単に言えば広げて絞り込むだった。
結果、むしろ広がった。
信頼される有難さと頼まれると断れない弱さ。
(もちろん断るべきは断っている)
この両面が働き役割は増えた。

今年はあえてそれを受け入れる。
自分の意志はあまり持たず、流れに身を任せる。
還暦を迎えるこの2年間はそんな過ごし方でいい。

一つ一つの役割に真摯に向き合う。
余計な欲望や野望は持たない。
あっという間に一年は過ぎるだろう。
超個人的な映画コラムニスト、人気食べ物ブロガーの仕事も果たす。
そんな一年にしていく。

そして、みんなが幸せにすごせるように・・・。
今年もどうぞよろしくお願いします。

映画で今年一年を振り返る

明日で2024年も終了。
あっという間の1年だった。

この1年、仕事のブログはめっきり減った。
いや、仕事のブログは減っていない。
会社や事業、組織についてのブログが減った。
その分、映画コラムニストのブログが増えた。

これも仕事の一環。
それを理由に今年一年を振り返り、自分なりのベストテンを報告することに。
2024年は映画館で96本、ネット配信で19本、計115本の映画を鑑賞。
これだけ観たのはヒマ人だった大学時代以来。
今年はヒマだということか(汗)。

映画館で観た作品のうち日本映画が45本。
それ以外が外国映画になるが、多いのはアメリカ映画18本、次いで韓国映画9本。
国別だとアメリカ、韓国、オーストラリア、アイルランド、香港、フィンランド、ドイツ、
イギリス、スペイン、フランス、オランダ、モロッコ、メキシコ。中国、ポーランド、チェコ、
ベルギー、ルクセンブルグ、タイ、イタリア、サウジアラビア、台湾、デンマーク、
パキスタン、インドと計25か国の映画を観たことになる。

今年はあえて幅を広げたが、予想以上に多くの国の作品を鑑賞。
発展途上と呼ばれる国でも優秀な作品は多く、十分に可能性を感じた。
では今年公開の映画館で観た作品のベストテンを発表。

■日本映画 2024年ベストテン
1.夜明けのすべて
2.あんのこと
3.正体
4.アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師
5.トノバン 音楽家 加藤和彦とその時代
6.アイミタガイ
7.青春18×2 君へと続く道
8.本心
9.ぼくが生きてる、ふたつの世界
10.はたらく細胞

■外国映画 2024年ベストテン
1.アイアンクロー
2.劇場版 再会長江
3.ソウルの春
4.型破りな教室
5.フェラーリ
6.人間の境界
7.フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
8.ベルナデット 最強のファーストレディ
9.グラディエーターII 英雄を呼ぶ声
10.ブルーバック あの海を見ていた

自分なりに無理矢理ランキングしたが、根拠は乏しい。
翌月には1位の作品がランクダウンする可能性もある。
あくまでも主観なので感じ方はそれぞれ。

日本映画は娯楽性の強い作品もあったが、どうも暗くて重い作品を選ぶ傾向。
1位の三宅監督にはこれからも期待したい。
藤井監督作品は2作品。
作品の幅も広がり活躍が楽しみだ。
「ゴールド・ボーイ」「大いなる不在」「ラストマイル」はランクから漏れた。
好きな白石作品はフィールドが広がり面白かったが一歩及ばず。
主演女優賞は河合優実、主演男優賞は岡田将生にしたい。
2人とも素晴らしい活躍だった。

外国映画は久々にアメリカ作品が奮闘。
偏りはあるが、らしい作品が増えた。
話題の「オッペンハイマー」は外れた。
4位の「型破りな教室」は年末ギリギリに観てのランクイン。
年明けにブログをアップする。
実話を基にした作品が多く心に響いた。

ここ最近贔屓の韓国映画は1本のみ。
「コンクリート・ユートピア」「密輸1970」「ボストン1947」も面白かったが漏れた。
ドイツ映画もインド映画も楽しませてもらった。

今日で今年の仕事は終了。
ブログもご覧いただき、ありがとうございました。
来年も頑張って仕事をしますので、どうぞよろしく(笑)。