これからも前向きに 名大社会長ブログ

丸の内を歩く。そして、事故との遭遇。

本日午後、丸の内から伏見にあるクライアントに徒歩で向かった。
本日は、朝方まで大雨。その後、快晴となり、気温も上昇。出社時はコートを羽織る必要もないくらい暖かかった。そもそもそれが良くなかったのかもしれない。
伏見までの途中、いきなり突風が体を襲う。桜通りの銀杏の木から一気に葉が落ちてきた。
通りはこんな感じで、一面の銀杏の葉。
強風1
その後、突然雨が降ってくる。折り畳み傘を開くも強風で、逆さに開きアレ~ッ状態。全く役に立たず。しばらく近くのビルで待機し、クライアントに向かった。
打ち合わせ終了後、オフィスを出ると、何故かパトカーと消防車のサイレンが鳴り響き、数台が駆け抜けていった。
次の約束のために地下鉄伏見駅に近づくと広小路通りは通行止めの状態になっていた。回りは野次馬の人ざかり。よく眺めていると解体中の立体駐車場の足場が崩れ、隣接するビルに圧し掛かろうとしていた。
(この写真では分かりずらいかな。)
伏見3
強風2
大通りが通行止めになったため、渋滞は避けられず、その周辺はかなりざわついていた。幸いな事にケガ人は出なかったが、一歩間違えば大惨事になっていた。
偶然とはいえ現場の近くにいたということは、少し想像を働かせると恐ろしい事だ。
あまりの強風に午前中に暖かさはどこかに吹き飛ばされてしまい、夕方にはコートを羽織らないと歩けないくらい寒くなった。やはり異常気象なのだろうか・・・。
夜のニュースでも、全国の強風による被害が報じられていた。
自然の恐ろしさを避けることはできないが、そこから派生する二次被害には十分気をつけたいものである

来年の手帳

昨日のニュースで、来年の手帳の売れ行きが報道されていた。
名古屋の東急ハンズでも、特設コーナーを設けられ多くの人で賑わっている状況は、先日も目の当たりにしたが、実際に手帳の売れ行きは好調なのだという。
特に今年は薄いシンプルなタイプの手帳が売れ行きが良く、その背景にはスマートフォンの影響が強いらしい。スマートフォンの普及率が一気に伸びたことにより、スケジュールの管理をPCと同期化させたり、どんどん打ち込んでいくケースが多いようだ。
確かに僕の周りでも、スケジュールを確認する際に、「ちょっと待って」と言って、スマートフォンをシュッシュッしている光景はよくあるのだ。
僕はどうしてもそこまでする気はなれず、今でもスケジュールはシステム手帳で管理しているし、大事なことは切り貼りしたり、何年も前の情報もテープで補強したりして、手帳内に収めている。
そして、今年は思い切ってシステム手帳を買い換えた。ブレイリオのシステム手帳。それもコードバンだ。勇気のいる出費であったが、スマートフォンに対抗する差別化戦略だ。(何のこっちゃ!)
いい手帳といい仕事との整合性は一切ないが、いい手帳を使い込むことにより、いい仕事を呼び込むのではないかとかすかに期待している。
きっと世の素晴らしき経営者は手帳を使いこなしていると思うし・・・。
通常の予定はシャープで書き込み、重要なことは赤文字、業務内容については青文字、プライベートは緑文字と、それぞれ使い分けることで自分の中で分かりやすくしている。
ITに対して、それほど苦手意識を持っているわけでもないが、手帳についてはアナログで管理し、パラパラめくりながら、「う~ん」と唸ってみるのがいい。それがカッコいいと思っているのかもしれない。
初登場! 我がシステム手帳。
手帳1
手帳2
今は、まだまだきれいな来年のスケジュール。徐々に四色に染めていきたい。

はやっ!12月。

気がつけば12月。今年も残すところあと1ヵ月である。
44歳という年齢のせいもあるだろうが、一年一年がかなりのスピードで進んでいる。あっという間の一年が過ぎていくのだ。
この一年を振り返えると、ちょうど1年前に会社全体の統括を任された。
それまでは、営業の責任者といってもプレーイングマネージャーで外を飛び回る日々を送っていた。昨年の12月に200社近く担当していたクライアントを順々に引継ぎ、ほんの僅かなクライアントを残し、営業の一線から離れていった。
入社以来、ずっと営業畑で過ごしてきたので、営業しない日々に対し、ストレスを感じる事もあったのも少し前の話だ。
オフィスも中日ビルに構えていた。組織も変え、新たな政策にも取り組んできた。最も重い立場にもなった。
そう思うと、ここ1年は激動というか、数年分のアクションや決断をしてきたと思う。
(まだまだ未熟な点も多く、社員に迷惑を掛けている面もあるが・・・。)
だからかもしれないが、あっという間の一年でありながら、一年前の事が随分と昔の事だと感じてしまう。
全く矛盾している。
今のオフィスに移転して8ヶ月しか経過していないのだが、既に何年も過ごしている気がしてならないのだ。
自分にとっていい解釈をすれば、充実した毎日を送ってきたことになる。
1日24時間は全ての人に与えられた平等の時間だ。1年365日も全ての人に平等に与えられている。どう過ごすかによって、その平等の価値が変わってくる。
今年一年に、悔いを残すのか残さないのかも、この1ヵ月で決まってくる。
今年の総括はまだまだ先に行うとして、まずは懸命にこの1ヵ月を過ごしていきたい。

自分らしいキャリアの作り方

自分らしいキャリアのつくり方 (PHP新書) 自分らしいキャリアのつくり方 (PHP新書)
(2009/08/18)
高橋 俊介

商品詳細を見る

著者の高橋俊介氏は「人材マネジメント論」を読んで以来、ファンというレベルではないが、ちょくちょく作品を拝読している方。
自分の仕事に対して向き合う時や仕事の価値観について考える時など、参考にさせてもらうことが多い。
今回の著書も自分自身の勉強にもなった。また、学生や若年者にキャリアの捉え方を話す場合にも役立ちそうである。
以前、拝聴した講演でも同じような話があったのだが、キャリアアップしていく段階で、無駄のない合理的なキャリア形成などないということをここでも強調されていた。
キャリアは目標で作られるものでなく、習慣で作られるのいう考えにも賛成だ。人との出会いや世界経済の動向など、様々な要素が複雑に影響し合って、作られるのがキャリアだという。
自分を例に例えるならば、まさにその通り。今の自分がこのような場で存在するのも、日々の習慣であり、多くの人との出会いであり、目の前の景気・不景気を経験してきたからこそだ。
それが正しいかどうかはともかく、スキルアップ=未来への目標設定=キャリアという多くの方が抱く考えに違う観点を入れなければならない。
特に就職活動における学生にはそのような点が見られがちだし、やりたいことを決めないといけない強迫観念が、学生を縛りつけているのかもしれない。
著者が書かれているように、やりたいことを絞るのではなく、やりたくないことを減らし、いろいろと経験しながらやりたいことはこれだったのかと気づくのが、理想的なキャリアの築き方なのだろう。
そんなことを今の学生や若年層に伝えていくのも僕らの仕事になるのであろう。
今回の「自分らしいキャリアの作り方」は、BOOKOFFで購入した。暇があるとぶらっと立ち寄るのだ。
また、これまで自分が新刊で購入した本をBOOKOFFに売ることも多い。中には、赤線を引きまくった本も多く、それは現金化できない悲しい取り扱いを受けていた。(当たり前だが・・・)
今回の著書、なんとページのある部分が所どころきれいに裁断されていた。見た目には全くわからない。きっと検品する担当も気づかなかったのだろう。
「やられた~」という思いと同時に、どんないいことが書いてあるのだろうと気になって仕方がない。
勉強にはなったが、中途半端な思いも残った1冊であった。

「アップルの真実」とは・・・。

今週の日経ビジネスの特集は「アップルの真実 ジョブズの天下はいつまで続くか?」。
この気を引くタイトルの記事を興味深く読んだ。今や時価総額や売上でマイクロソフトを抜き、常に話題の中心にいるアップルとCEOのジョブズ。
僕の回りでもiPhoneユーザーはメチャクチャ多いし、ブツブツ言いながらもiPadを操っている仲間も多い。どちらも持っていない僕は世間から随分と遠くにいる存在になってしまっているようだ。
(今更iPhoneを持つのも癪で、ようやくauからもスマートフォンが発売されたし、iPadに変わる新製品も続々と出そうなので、今は我慢しているだけなのさ~。なんだかいい訳みたい・・・。)
その世界の頂点を突き進むアップルだが、ハードの構成は実にシンプルで、iPhone、Mac、iPad、iPodと4つの製品群しか所有していない。ソフト面での売上割合は小さく貢献度は低い。コンペティターをどこにするか問題だが、例えばソニーを競合先とした場合、その製品数の違いは歴然としている。
強みを生かして事業の集中を図っているといってしまえばそれまでだが、現在のビジネスモデルが崩れた場合、膨らんだ売上を落とし、一気に危機的な状況になる。今回の特集ではそのことを指摘している。
また、新モデルの「マックブックエア」のアイデアも斬新とは言えず、発想力が弱まっているのではないかと懐疑的な見方も出ている。
得てして高いシェアを持つ企業は叩かれやすいし、日経ビジネスが絶賛した企業も数年後には奈落の一途を辿るケースもあるわけだから、一概に判断できないとは思うが、冷静に客観的にモノの流れを読み、傾向を知ることはどの業界に限らず必要なのであろう。
開発業者やキャリアとの関わり方も重要になる。今はまだまだソフトバンクがアップルに気を使っている段階だが、その関係性もどこまで維持されるかはさっぱり分からない。
昨日も発売されたばかりの7インチディスプレイのギャラクシーを仲間がシャカシャカ触っていた。スマートフォンでは圧倒的なシェアを握るアップルだが、これ以上のシェアの確保は難しいだろう。スイッチングコストもそれほど大きくはないだろうし・・・。
これだけ市場を押さえているアップルだが、僕がアップル製品を使ったのは、一番最初に購入したパソコンのMacパフォーマのみ。(世の中の記憶から消えている可能性が高い・・・)それ以外は、全く使用したことがないのだ。
僕自身がアップル製品を所有するようになるのか、それとも魅力ある他社製品を所有するのか、そんな身近な環境の中で、今後のアップルの行方が決まっていくのかもしれない。

Fネットin名古屋

昨日は、名大社も加盟するふるさと就職応援ネットワーク(Fネット)の幹事会が当社のセミナールームで行われた。
北は仙台から南は岡山、愛媛までの加盟会社の社長が、それぞれのお土産を持参して、名大社まで来られたのだ。
(来週からの1週間、名大社の社員は全国の名産品を毎日、食すことになる。ありがたい。ありがたい。)
現在、協業で進めている紹介業の進捗状況から、新しいビジネスモデルの提案、加盟各社の現状など、討議内容は盛りだくさん。予定の時間内では消化しきれないほど、全体で進めなければならないテーマの議論が繰り広げられた。
そんな慌しく議論が進行する中、今回もゲストとして一人の方が紹介された。株式会社インスパイラルの芳地代表で、「すごい会議」の手法を使ったマネジメントを行い、組織や経営層のパフォーマンスを最大限に引き出すというもの。
正直、最初は胡散臭く(芳地さん、すいません)思っていたが、その話の進め方にドンドン引き込まれ、なるほど、なるほどと納得してしまい、いつの間にか胡散臭さは消えていた。
1時間行われたゲストの話は、そこらの経営者向け講演会よりも、よほどためになり学ぶ点が多かった。その内容をオープンにするのは芳地さんのノウハウを暴露する事になるので多くは語れないが、紙を用意するだけで、会議の内容が格段に良くなり、個人の意識も大きく変わる事が良く分かった。
それもそんな難解でもなく、特別なスキルを必要とするわけでもない。1時間の話だけでは、全体のわずかな面しか吸収することはできないだろうが、すぐに実践できる事もあるので、来週からでも取り組んでいきたい。
また、僕自身が計画する目標の立て方も考え直さねばならない。
幹事会終了後、18時からはちょっと早い忘年会。
名古屋に来ることはめったにない方ばかりなので、その事も考慮して店選びをした。ブログでは公表しないが、ある意味、名古屋らしいお店だと思う。途中、ちょっとしたハプニングもあり、それが笑いにもつながり、盛り上がった忘年会となった。
その後は、久々に錦3に繰り出した。給料日後の金曜日のせいか錦の街も大いに賑わっていた。最近、錦3に行く事は少なくなったが、それでもこれだけ多くの人を見るのは久しぶりの事。これが景気回復の証だとうれしいけど。
3軒目に行った店もお客が入りきらないほどの繁盛ぶりで、逆に少々疲れてしまった。最後は名古屋らしくのカレーうどんで〆た。辛すぎずクリーミーで、飲んだ後には胃にやさしく結構合うのだ。
(胃にやさしいか定かでないが・・・。)
昼は真剣に仕事、夜は真剣に飲み。
どんな場所でもお互い切磋琢磨する。こうして11月の最終金曜日は過ぎていった。

就職ガイダンスで感じたこと。

本日、県内のある私立大学の就職ガイダンスで講師を務めさせて頂いた。
この大学は、女子短大から四年生大学にシフトし、今年で3年目。今の3年生が最高学年で、先輩の実績もなければ、先輩から就職活動の大変さを直接聞くこともできない。
それも総合系の学校ではなく専門性の高い大学なので、入ってくる情報も限定されている。一般的な大学3年生が持っている情報よりは圧倒的に少ないであろう。
そんな学生に対しての講演だったので、開始前は学生の意識や「果たして自分の話がどこまで伝わるか?」と不安な面も強かった。
しかし、結果から言えば、それは杞憂であった。
事前情報として、懇意にしているクライアントの担当から、礼儀正しくしっかりした学生が多いということは伺っていたのだが、本当にそれを感じさせる学生が多かった。
教室に入った時の挨拶の仕方や聞く姿勢が、とても気持ち良かった。第一印象がいいということだ。これまで多くの大学で話をさせてもらってはいるが、教室に入った段階で、正直、やる気がなくなるケースもあった。
(立場としては失格だが・・・)
しかし、今回は教室に入った瞬間にこちらのやる気が更に湧いてきたのだ。聞き手の態度で話し手の意識が大きく変わることを直に感じる瞬間だった。
実際に話を進めていく上においても、真剣な表情で話を聞いていた。時にうなずき、時に笑顔を見せながら、その眼差しがこちらにも伝わってきた。
講演テーマは、最近、僕が多くの大学で機会を頂いている「中小企業の魅力と探し方」。それを現4年生の就職戦線を踏まえての90分のガイダンスである。
当初は75分程度話をして、残りの時間を質疑応答に使おうと考えていたのだが、こちらもつい熱くなり、時間ギリギリまで話をすることになってしまった。
少しでも自分の想いを伝え、今後の就職活動に役立ててもらいたいと心底、感じたのだ。そして、ネガティブな情報ばかりで、就職活動に後ろ向きになりがちな昨今の状況に、希望を与えたかったのだ。
学生が危機感を持つのは大切なことだと思う。しかし、それを通り越し、諦めであるとか、世間に対しての非難ばかりがはびこるようでは、将来に対してなんら楽しみがなくなってしまう。
それは、社会人としての先輩として、この事業に関わる者として、避けなければならない。
そういった気持ちを伝えようと、これからの可能性を語っているうちに、ついつい時間が経ってしまった。
(学生さん、申し訳ありません。)
本来は、相手が真剣であろうとなかろうと、こちらは真剣にならなければならない。
ただ、真剣な相手には、より真剣に臨まなければならない。
今回の講演は、それを感じさせてくれるいい機会であり、学びであった。感謝!
厳しく辛い経験もあるだろうが、自分の魅力が必ず伝わる時が来ると思う。それを信じて、頑張ってもらいたい。

名古屋シティマラソンRUN!

昨日は東京の吉祥寺での懇親会。飲みたいビールをコップ1~2杯で我慢し、21時20分発最終ののぞみで名古屋に戻った。
本日の名古屋シティマラソンへの参加のためである。
すっきり晴れ上がった本日。マラソンを走るには、陽気が良すぎるくらいの天候となった。
本来は会社の部下と一緒に走るつもりで10キロにエントリーするが、あまりに早い締切でそれが叶わず。
(部下連中が単にのんびりしていただけが・・・。)
一人寂しく10キロを走る予定であったが、都合が悪くなった心の友シンさんがハーフの参加証を譲ってくれた。
会場となる瑞穂競技場は人、人、人。
今回でラストとなる名古屋シティマラソンに相応しいほどの賑わいであった。
名古屋シティ1
名古屋シティ2
いびがわマラソンと比べると名古屋シティは平坦で走りやすい。好タイムも期待できるため、目標を1時間50分と設定。しかし、問題はその人の多さでスタートしばらくは団子状態なのと、10キロ地点に設けられた関門。ハーフの制限時間は1時間55分とかなり厳しく、甘い考えでは参加できない。
ハイペースで走らないと10キロ時点で強制的にリタイヤさせられるのだ。名古屋の市街地を交通規制するのだから当然の事かもしれない。交通規制はマラソンに全く興味のない方は迷惑でしかないだろうし・・・。
10時10分にスタートし、それなりのペースで序盤は走る事ができた。やはり大通りのど真ん中を走るのは気持ちがいい。母校の前を通り、久屋大通を抜け、銀杏の木のくさい匂いを嗅ぎながら駆けていく。10キロの関門も12キロの関門も何とかクリア。
15キロ近くまでは、一定のペースで走る事ができた。しかし、それ以降はペースダウン。徐々に1キロのタイムが遅れていく。何とかスピードを上げようと思うものの、体は思うようには動かない。
結果的にグロスで1時間53分。ネットで1時間51分で完走。目標は達成できずに終了したが、ゴール近くでの部下の声援がうれしかった。
そして、これでも自己ベスト。
もっとトレーニングをしなければいけない反省もあるが、気持ちよく名古屋市内を走らせてもらった。
終了後、4キロと10キロに参加した部下と一緒にビールで乾杯!。
最初で最後の名古屋シティマラソンハーフはこうして記念すべき大会となった。

どんどんマネろ!

本日は、懇意にしているザメディアジョンの感謝祭に出席した。
毎年11月22日に開催されるとの事だが、せっかくお誘い頂いても、これまでは参加できず、今年が初めての参加となった。
夜の懇親会も楽しみの一つだが、午後に開催される講演会のオンパレードも期待する企画だ。当日まで、誰の講演があるのかは明らかにされず、その逆に講演者によっては、当日依頼を受けるとんでもない進行だが、過去の実績からそれなりの期待感はあった。
案の定、それは的中。
以前よく日経ベンチャーのCDで講演を拝聴していた株式会社武蔵野の小山社長が、今回のスピーカーの一人として講演された。
講演活動が日常化されている面もあるだろうが、実に面白くためになる話を聞かせて頂いた。今回は、多くの講演者の一人ということで持ち時間も短く、短縮バージョンであったかと推測するが、それでも中味の濃い話であった。
企業が業績を上げるのはそれほど難しくなく、業績のいい企業を徹底的に真似ればOKということ。但し、上手に真似することは難しく、優秀でないと真似はできない。分かりやすくスポーツに例えれば、一流選手を真似て上達する選手も、才能がある。
真似ても実際は真似ることも難しくできなかったりするからだ。
「学生時代はカンニングが悪。社会人はカンニングしないことが悪。」
この講演で語られた名言。
「凡人がマネをしないで、努力をするなんてバカだ。」
「いいと思ったら、すぐにマネをして行動する。考えない。」
かなり直線的な表現ではあるが、説得力のある言葉だった。
そうだ。遠慮や後ろめたさなんて感じる必要はない。どんどんマネすればいいのだ。
自分にダメだ、ダメだと言われているような内容だったが、何だかとてもスッキリする講演であった。
これからは正々堂々と真似をして、その後に考えていきたいと思う。(笑)

敗北。そこから学ぶこと。

昨日は、息子の所属する野球チームの試合が行われた。
4チームでの総当たり戦で、小学校3年生から6年生までで構成するチームでの戦いだ。我が息子は3年生の少ないキャリアでありながら、初戦の先発投手を任された。
倫野球1
とても名誉な事であるが、その段階でチームのレベルがある程度予測できる。一番年下の本人が感じるプレッシャーも、緊張する姿を見て容易に想像できた。
いくつかの地区から集められたチームは、その練習風景や背の高さを見るだけで、自ずと大筋の順位が分かってくる。残念ながら、息子の所属するチームは、どうみても優勝争いには絡めそうにない。何とか最下位だけは逃れられないだろうかというレベルであった。
第1試合目、先発投手の息子は、四球とチームのエラーでいきなり4点を献上。その後も追加点を許し、初戦は惨敗。
倫野球3
2戦目の投手は、息子よりもはるかにコントロールもよく、失点も少なく善戦。最終回までリードしていたが、2アウトから連続でヒットを許し、サヨナラ負けを喫し、惜敗。
最後となる3戦目は、再び息子が先発。
四球連発の押し出しも出す有様であったが、何とか追いつき同点で最終回を迎えるものの、最後にヒットを打たれ、こちらもサヨナラ負け。結局、3連敗で最下位というかなり悲しい結果で長い一日の試合を終えることになった。
本人もさすがに悔しい思いは持っているだろうし、敗戦の責任も感じているだろう。そうはいっても、たかだか3年生では悔し涙を見せるほどではない。
しかし、そこから学んで欲しいと思う。その悔しさをどう跳ね返していくかを・・・。
人一倍練習する。コントロールを良くする。もっと声を出す。多くの課題があるはずだ。
3年生の思考特性では多くの期待はできないが、そんな中でも少しずつでも悔しさをバネに努力する行為を学んで欲しい。それに対するサポートは惜しむつもりはない。
悔しさをバネにするための手段としては、スポーツは有効的で多くの事を教えてくれる。何の根拠なく、大リーグの選手になるとほざく息子が、その不可能な夢にチャレンジするのも悪くはない。
負ける、悔しい。だから、もっと頑張る。
この行為を繰り返すことで強い人間になってもらいたい。