これからも前向きに 名大社会長ブログ

映画「永い言い訳」

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この映画は伏見にあるミリオン座のレイトショーで観た。
レイトショーは1300円で通常より500円安い。
この浮いた500円でハイボールを注文した。
ここはギネスビールも置いてあり映画館にしてはアルコールの種類が多い。
映画館の宣伝をしているわけではない。

ジャンルによってはアルコールを飲みながら鑑賞するのもいい。
本作品もアルコールとの相性は悪くない。
軽く酔う程度であれば、むしろ感傷的になれる。
それを感じさせてくれる映画であった。

西川美和監督は邦画界において最も注目すべき女性監督。
公開される作品が何かと話題になる。
僕は「ゆれる」と「ディアドクター」しか観ていないが、これが恐ろしいほど面白い。
いずれもDVDで観たのだが、映画館であればまた違った感じ方をしていただろう。
人を描くのが本当に上手い。

そして、本作を観て思ったのが、更に男を描くのが本当に上手い。
男性、男子ではなく男。
女性監督がここまで男の気持ちを理解できるのかと恐ろしくなるほど。
いやあ、西川監督は恐ろしい監督だ。

容姿は女優さんでもおかしくない。
力強さよりもむしろ可愛らしさを感じる。
しかし、こんな女性が男を手玉に取り、好きなように転がしてしまうのだろう。
それはこの作品にも言える。

主役であるモックンも監督の意のままに転がされている。
そこには男の軽薄さ、単純さ、純粋さ、幼稚さ、傲慢さ、ズルさ、弱さが描かれている。
すべて見透かされているかのようだ。
それが恐ろしい。
そして、はかない。

きっと男は鈍感で大切なことに気づかないまま時間が経過する。
気づいた時には手遅れになっていることがほとんど。
悲しいかな、そんな生き物なのかもしれない。
最後の最後になって教えられる。
それも自分よりも遥か下の世代に・・・。

この作品も池松壮亮クンがいい脇役として出演している。
「海よりもまだ深く」では阿部寛さんの相棒だったように
どうやらダメ男を支えるのが得意なようだ。
つい数か月前に観た映画は高校生だったのに・・・。
人の成長は早いものだ(笑)。
その時のブログでも絶賛したが、益々将来が楽しみだ。

どこに真実があるのか。その真実はいつわかるのか。
それは正しいことなのか。
それは人によって違うと思う。

世の中のダメ男は観るべき。
僕を含め、自分では頑張っていると勘違いしているダメ男は観るべき(大汗)。

映画「ボクの妻と結婚してください。」

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やはり歳を取ってきたと痛切に感じる。
一昔であれば、ここまでウルウルすることはなかった。
もっと冷静に映画を観れていたはず。
感情にもそれほど流されなかったはず。
しかし、それがまんまと作品の戦略に乗っかってしまった。
50歳にもなると人は弱くなるなあ(笑)。

僕は「生きる」とか「死ぬ」とか、
そういったシーンで泣かせる映画はズルいと思っている。
観客を泣かすには分かりやすい手法だが、
ぞれは演出として安易な選択をしているように思えてならない。
そんな斜に構えた見方を映画ではしている。
ちょっと嫌なタイプだ。

本作もいわゆるお涙頂戴もの映画といっていい。
20分間隔くらいでそんな状況に追い込まれたのも事実。
そんな作品だ。
しかし、そこにいかにも泣かせてやろうというシーンは少なく、いつも爽やか。
勝手にこちら側が感じ取っているだけのように思えてくる。
実際、あり得ないストーリーだし、息子もデキすぎだ。

だが、それが素直に受け止められるし、イヤミがない。
なぜここまで感情移入してしまうだろうと自分でも不思議なくらい。
やはり歳を取ってきたのだろう(笑)。
そして、自分が同じ立場だったらどんな行動を取るだろうか
とどうでもいいことを考えてみたり・・・。
引っ張られる映画のようだ。

何より妻役の吉田羊さんがいい。
とてもキュート。
最近の活躍はハンパないが、僕が今ステキに思う女優さんのひとり。
本作でも愛らしい奥さん役を演じており、グラッときてしまった。
夜は「真田丸」に出てたので、ゾッとしたけど・・・(笑)。
強さも優しさも演じられるその表情と自然体に近い喋り方がいい。
この映画はスッピンに近かったんじゃないかな。

お涙頂戴ものと言っても、最終的に辛いシーンは出てこない。
あくまでも温かいままだ。
それがイヤらしい映画とは異なり好感が持てたのかもしれない。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その2

移転をするととてもいいことがあります。
以前も写真をアップしましたが、たくさんのお祝いを頂きました。
それ以外にも嬉しいことが続きます。

伏見にオフィスを構える業界の先輩社長がご馳走してくれるのです。
食べ物ブロガーは何の遠慮もなしにホイホイと付いていくだけです。
この界隈のお店にも詳しいので、ありがたい限りです。

この日はオフィスから少し南に入ったヴィア白川に向かいました。
ホテルとオフィスが一体となった珍しいビルです。
その2階にある「ローズルーム名古屋」さんにお邪魔しました。

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お店の存在も初めて知りました。
なんとも豪華で、一人ではまず来ることはありません。
オープンの11:30前にはすでに何名かのおばさまたちが意気揚揚に並んでいました。

気が利く先輩は予約されています。
特等席はカウンターなのです。
「哲さん、ここはカウンターで食べるのがいいんですよ。」
カウンターで食べたいおばさまが並ぶ理由がよく分かりました。
どんどん期待が膨らんできます。

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もしかしてこれを食べさせてくれるのかな。
斜め45度に並ぶ食材を眺めます。
あからさまに「これを食べさせてくれるんですか?」
なんて失礼なことを先輩に聞くことはできません。
期待に胸を膨らませるだけです。

「ステーキの焼き加減はどうされますか?」
「レアで、やっぱりミディアムレアで・・」
と先輩は平然と答えます。
僕は「同じで・・・」と言いながら、心の中で叫びます。
「ヤッター、今日はステーキだぞ!!」
向かいのカウンターに座っているおばさまがどうやら僕のにやけた表情に気づいたようです。
怪訝な顔を一瞬見せましたが、おばさまも同じようににやけていました。

目の前の鉄板でシェフがクルクルと包丁のデカいのを
(なんて言うんだろう・・・)
回しながら、焼いてくれます。
「これはなかなかのなかなかだぞ・・・」
つい、今まで発した事のないような言葉が出てしまいます。

先輩とは健全にお互いの会社の話をします。
ワインを飲みたい衝動に駆られましたが、ここは健全な大人の振る舞いなのです。
次から次へと食事が提供されます。
全ての写真を上げると嫌味になってしまうので、ここは我慢して数点に絞ります。

ステーキコース 価格不明

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そして、いよいよステーキです。
これも目の前で焼かれます。

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肉の塊が
「もう私を好きにして~、どうにでもして~」
と悶えているようにも思えます。

見事な手さばきでカットされたステーキが出されました。

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「お~、これはいいぞ、なかなかのなかなかじゃないか。」
呟いていることはだんだん分からなくなってきます。
とっても美味しく頂くことができました。

お昼からこんなご馳走に巡り合えるとは感謝の一言に尽きます。
伏見に移転して本当によかった。
ごちそうさまでした。

次は誰がご馳走してくれるのでしょうか。
いやいや、そんなことは考えていません。
次はどんなお店と出会えるのでしょうか。

シャチョーの仕事

社長の仕事って何だろうか。
最大のミッションは売上を上げ、利益を上げ、会社を永続させる。
これは当然やらねばならない。
いくら理想が高くても会社が潰れてしまっては意味をなさない。

では、売上と利益だけ上げればいいか。
そんなはずはない。
働くメンバーが満足しなければ健全な組織は作れない。
この健全な組織を作るのは難しい。
一人ひとりが満足し成長できる環境を作るのも難しい。
それが簡単にできるのであれば、世の中の研修会社もコンサルも必要ない。

転職する人もいなくなるだろう。
これだけ多くの方が転職するということは、会社や仕事に不満を感じたり、
未来に対して期待できないことがいかに多いということか。
また、組織の中の人間関係で悩む人がいかに多いかという証明でもある。

その原因はどこにあるのかといえば、大半はトップになるのではないだろうか。
特に中小企業の場合、トップのあり方ひとつで働く人のモチベーションは大きく変わる。
それは自省を含め、常に向き合わなければいかない。

いかん、このまま書くとどんどん難しい方向にいってしまう。
今日はそんなことを書きたいのではなかった。
展開を切り替えよう。

名大社におけるシャチョーの仕事とは何か。
書棚の管理である。

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新しいオフィスにこのような書棚を設置したのだが、今回、そこに本を並べてみた。
図書館やビジネス書に強い書店のようにカテゴリー分けをしてみた。
「経営・経営者」「リーダーシップ」「営業関連」
「人材育成・組織行動」「マーケティング」「ファミリービジネス」など。

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ここをどんどん利用し多くのことを学んでもらいたい。
昨日の朝礼でこのことを話そうと思っていたが、すっかり忘れていた(苦笑)。
ここから本を持ってってもらい、知識を身に付けてもらいたい。

と場を提供するのが僕の仕事。

他には何があるのか・・・。
明後日からは3日連続の転職フェアがある。
既にスタッフブログでもコンドーやトミタが告知しているが
TVCMやネットでもかなりの広告を出している。
そして、僕も少なからずアピールをしている。

先日も@FM「明日へのグッジョブ」で喋ってきた。

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嫌々こんなポーズも取り、会社の宣伝をしてきた。
これも大事な僕の仕事。

シャチョーの仕事は企業によってさまざま。
名大社ではこれがシャチョーの仕事。

明日は某国立大学の1年生向けの講演もある。
今週も辛うじて頑張っている。
こんな仕事を温かく見守ってほしい。

変なブログになってしまった(笑)。

新セミナールームで初体験

一昨日の土曜日はセミナールームで講演。
こんな感じに机を並べ、それらしくしてみた。

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セミナールームの間仕切りを外し使用するのはこのオフィスに移って初めて。
その記念すべき第1回目は僕が講演を行ったのだ。
職権乱用ではないぞ(笑)。

どんな講演をしたのか。
実際、大した話はしていないが、その対象者が変わっている。
これまでいろんな場で話はさせてもらっているが、このような方に対しては初めて。

それは誰か・・・。
PTAの会長さんに向けて話させてもらったのだ。

かれこれ20年の付き合いになるクライアントの鈴木さんが副会長を務める
中川区小中学校PTA連絡協議会がそれ。
この協議会の研修で講師が僕。
中川区在住でご縁も感じたので、分野外だが受けさせてもらった。

33名の方に名大社まで足を運んでもらった。
なんと息子の通う中学校のPTA会長さんも参加。
偶然にもお子さんは息子と同じクラス。
これも何かのご縁とつくづく感じる。

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テーマは「地元の企業として大切にしたいこと」。
僕のこれまでの経験と現在の就職環境、
地元企業としてやるべきことについて80分ほど喋らせてもらった。
ネタ的には新しいものではなく、
あちこちで話をした内容をつなぎ合わせ、PTA向け仕様にした。
なんじゃそれ(笑)。

PTA会長さんは地元の名士や企業経営者、個人事業主が多い。
僕のように移り住んできたのではなく、
何代にも亘ってその土地に住んでおられる方の割合が高い。
そんな方に対して、生意気にも地元企業のあるべき姿を話したのだ。

反応はまずまず。
自分でいうのもおかしいが、結構、参考にしていただけたようだ。
たまには分野外の場でもやってみるべきですね・・・。

協議会終了後は懇親会。
住まいが近い方も多く、また人材に悩んでおられる経営者の方もおり、
あちこちの席で話に花が咲く。
これまでの生活ではPTAとは無縁。
関わる方との接触もほとんどなかった。
僕の中では遠い存在だったが、情報交換をしてみると気づくことも多い。

PTA会長さんや役員さんはボランティア的要素が強く、時間を取られることも多い。
一般的には面倒と思われることもあるだろう。
しかし、じっくり話を聞いてみるとその重要性も理解できるし、やりがいもある。
協議会のようなコミュニティでお互いを高める研修も行われている。

何より中川区の協議会の方は仲が良く、みんな楽しそうだった。
その関係性だけでもどんどんオープンにしていけば、
PTAの見られ方も変わるだろうし、興味を持つ方も増えていくだろう。
僕もやってみてもいいなと感じたが、息子も来年は卒業なので、機会はなさそうだ。
残念・・・(苦笑)。

調子に乗って二次会にも参加し、すっかり酔っ払ってしまった。
今回はいい機会を頂いた。
ありがとうございました。

独裁力

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著者の川渕三郎氏は現在80歳。
とてもその年齢には見えない。若々しく映る。
若さを保つそれなりの努力はされているのだろうが、
最大の秘訣は仕事に対する情熱ではないだろうか。

その熱い想いが結果として若さを維持しているのではないと本書を読み終え、そう感じた。
本書は川渕氏の半生を綴っている面はあるが、
大半はバスケットボールのプロ化についてである。
門外漢であった川渕氏が分裂していた日本のバスケットボール界をまとめ上げ、
一つの形を作った道のり。

Jリーグ創設も相当苦労があったかと思うが、
分野外の世界で力を発揮するのは想像するだけでも体が震える。
しかし、それが真のリーダーの姿として証明なのだ。

僕は川渕氏は嫌いではない。
だが、あの高圧的な話し方や声のトーンは正直、耳触りのいいものではない。
とても失礼な話だが、同じことを思う人は少なくないだろう。
それが悪い意味で誤解を生み、
タイトルのある「独裁力」ではなく「独裁者」的な印象を与える。
ニュースでしか見たことのない人は嫌悪感を覚えても仕方ない。
現Jリーグチェアマンの村井満氏とは180度違うのではないだろうか(笑)。

そんなことを踏まえても、僕は川渕氏は嫌いではない。
その考え方、生き様には素直にリスペクトする。
あそこまで堂々となれたのなら、どれだけいいだろうと羨ましく思うのだ。

今でも強く印象に残っている言葉がある。
Jリーグが発足する前、プロ化に向け活動されていた時代に多くの方から批判や反対を受けた。
時期尚早という声が多かった。
その時に「時期尚早と言う人は、100年経っても時期尚早と言う。」とキッパリと言われた。
物事を先送りする一つの理由がこれで、結局何もしないことが多い。
それに対して、的確に反論した言葉がその発言。

その言葉があったからこそ、現在のJリーグが成り立っているのだろう。
言葉の持つ影響力は大きいし、それが歴史を大きく変える。
信念があるからこそ、そんな言葉を当然のように使われるわけだが、
その信念の強さがどこから生まれてくるのかはわからない。

その答えはどこにも書いていない。
仮に書いてあったとしても何の参考にもならない。
彼の考え方を知ることで吸収するしかないのだ。

川渕氏は元サッカー日本代表の選手であり、元代表監督でもある。
そして、企業でも管理職経験者である。
リーダーシップのみならず、マーケティングも組織構築にも秀でた能力を持っておられる。
その総合的な力が「独裁力」を生み出す基になっているのだろう。

しがらみの多い世界のトップに立つ人は、専門バカではきっとやっていけない。
特にスポーツの世界ではいくらそのスポーツにたけた人でも、
人を見抜く観察力や発信する語彙力がないと真のリーダーシップは発揮できない。
そんなことも感じてしまった。

なかなかbリーグを観る時間は取れない。
ただ川渕氏が束ねてきた世界を知った上で観ると違う面白さを感じれるかもしれない。

よこうそ!名大社へ

伏見に移転して10日。
いろんな方にお越し頂いていますが、まだの方も多いですね。
そんな方のために今日は道案内をしましょう。

では、早速。
地下鉄「伏見」駅で下車。東山線、鶴舞線のどちらでもOKです。

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4番出口がベストでしょう。
業界最大手某R社さんも入居する日土地ビルが目印です(笑)。

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栄方面に広小路通り沿いをわき目も振らずひたすら歩きます。
一つ目の交差点、広小路桑名町を越します。

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赤信号は守りましょう。
すぐに「電気文化会館」が見えてきます。

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「でんきの科学館」もありますが、寄り道はしません。
まっしぐらに歩きます。
二つ目の交差点、広小路長島町に差し掛かります。
ここで息を整えます。

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横断歩道を渡れば、名大社の入る名古屋広小路ビルヂングにぶち当たります。
正面玄関の横にはなにやら銅像が立っています。

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これは一体誰でしょうか?
オフィスにお越し頂いた正解者にはもれなく名大社グッズを差し上げます(笑)。
ここまでの所要時間、駅から徒歩3分。早歩きで2分、といったところでしょうか。

正面から撮影するとこんな感じ。
1階には証券会社さんがあります。
昨日は株価下落を映し出すため、多くのTVカメラが回ってました・・・。

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かなりドでかいビルになります。
年数は経過しています。
このエントランスがバブル期を想像させます。

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地下にはいくつかの店舗が入っています。
昔はドトールコーヒーがあり、営業時代に空いた時間があると利用していました。
名大社が入居する数日前、セブンイレブンがオープンしました。
名大社が移転する話を聞いて、このビルに出店したというウワサがあります。

ウソです・・・(笑)。

社名の表示板を確認します。

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「なるほど、名大社は16階か・・・。なかなか、やるじゃないか。」
そんなつぶやきが理想です。

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エレベーターは全部で8機。
奥の4機が高層用なので、お間違えの無いように。
低層用に乗ってしまったら、11階で乗り換えてください。
16階に到着したら、右もしくは左を向いてください。

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こんな看板が貼り出してあります。
顔を左に回してください。
はい、こちらが名大社でございます。

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シャルオ君が出迎えてくれます。

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ようこそ!名大社へ。
皆様のお越しをお待ちしております。

なんとなく食べ物ブログの文体になってしまいました(笑)。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その1

伏見のオフィスを移転させ、早や1週間。
いよいよ伏見シリーズもスタートします。
人気食べ物ブロガーの登場に伏見周辺の飲食店がざわついています。

「一体うちの店はいくつの☆がもらえるんだ・・・」
そんな声が聞こえてきます。
安心してください。
「☆☆☆☆星4つのお店です!」
なんてことはしません。
そんなに舌に自信もありません。
どうでもいい事しか書かないのが、食べ物ブロガーのスタイルなんです。
だからといって入店拒否はしないでください。
伏見周辺も盛り上げるために身命を賭して頑張る所存です。
これで少しは理解が得られたでしょうか。

空気も和んだところで、伏見界隈を歩きます。
営業時代はこのあたりも当たり前のように歩いていましたが、
いざオフィスを構えてみると景色が違います。
以前は値段と時間でお店を選んでいました。
それでは参考にはなりません。

そんな時に頼りになる食通の経営者仲間が現れました。
「伏見シリーズを書かないと30万人の読書に怒られるのです。第1回目に相応しいお店はありますか?」
「そうですか、山田さん。ではご案内しましょう。」
持つべきは良き仲間です。
多くを語らなくとも事情は察してくれるようです。
第1回目として歴史もあり、品もあり、高くも安くもないお店に連れていってもらいました。

御園座の南、三蔵通を入ったところにある「五郎鮨」さんです。

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何度も何度もお店の前は通ったことはありますが、初めて入るお店。
当時はお昼からお寿司を食べるなんて考えられませんでした。
ランチメニューが並んでいます。

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食べ物ブロガーとして実績を積んだせいか、お昼からお寿司を食べれる身分になったようです。
「うん、そうだな。日替わりさしみ丼をください。」
と誇らしげに注文します。

日替りさしみ丼 1100円

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「お~、なかなかやるじゃないか・・・」
思わずいつものセリフが出てしまいます。
まぐろ、サーモン、かじき、白身、カンパチ、エビ、え~っと、あと何かな?
9種類のさしみが丼を覆っています。

「これは、いいぞ、いいぞ」
とグワシ、グワシと食べ続けます。
食べごたえもバッチリです。
どんどんお客さんも入ってきます。
さすが食通の経営者仲間です。
幸先のいい伏見シリーズになりました。
これで伏見シリーズに期待を持った読者も多いことでしょう。
次は誰に紹介してもらおうかな・・・(笑)。

ごちそうさまでした。
みなさんの満足する笑顔が浮かびます。

伏見シリーズもご期待ください。

沖縄で学ぶ

一昨日から沖縄へ来ている。
観光ではない。学びに来ているのだ。
ウソではないぞ。

僕が所属する出身大学の経済人で組織する同窓会組織「クラブ愛知」の研修旅行。
なぜ、沖縄か?
理由はいろいろある。
言い訳がましく説明しておくと、沖縄の企業には僕の出身大学の社長が意外と多い。
オリオンビールの社長も、スパムハムで有名な沖縄ホーメルの社長もそう。
士業の方は相当活躍されていると聞く。沖縄税理士会会長も先輩。
(昨晩もご一緒させていただいた・・・。)
東海地区限定のように思われるが、実はそうではないようだ(笑)。

しかし、オリオンビールやスパムの工場の視察に伺ったわけではない。
あくまでもそれは酒の席のネタにすぎず、今回の目的は別。
沖縄が継続的に発展していくがために取り組んでいる企業誘致の実態とその成果を学ぶためだ。

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最初に向かったのはうるま市。
沖縄のどのあたりかも全くイメージできない。
近づくにつれ、7~8年前に泊まったは浜比嘉島を思い出した。
あれが家族で行った最後の沖縄だったな・・・。
那覇から一時間程度の小さな街。

このうるま市には沖縄IT津梁パークという、
沖縄県が国内外の情報通信関連産業の一大拠点を目指す場所。
最新の施設を揃え、ここから多くの情報を発信させようとしている。
沖縄県といえば観光以外にはコールセンター業務を行う
オペレーション的な要素が強い土地と思われがちだが、今はさらに進んだ段階。
僕も初めて聞く話ばかりだが、
ここから日本とアジアを結ぶITブリッジの役割を担おうとしている。

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今回はそれに取り組む東京のITベンチャーの話を実際に伺った。
拠点的な役割以外にも雇用創出の目的があり、
こちらの企業も沖縄県出身者の採用にも積極的。
ご存知のように沖縄県の失業率は全国トップクラスなので、
県としても何らかの対策は講じなければならない。

施設を見せてもらった。

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これがオフィスかと思わせるような環境。
リゾートホテルと間違えてもおかしくない。
この施設が1㎡あたり1400円程度で借りられる。
分かりやすく坪単価で計算していると、え~っと、一坪4600円。
移転したうちのオフィスの何分の一になるのか・・・。
う~ん、これはもう一度移転したほうがよさそうだ(笑)。
と思わせるほど魅力的。
土地も沢山あるので、拡張していくらしい。

説明をしてくれたITベンチャーはその魅力を感じて拠点を設けた点も目的のひとつだが、
地震が少ないのも理由の一つ。
そして何よりトップが沖縄好きという。
そんな企業はごまんとあるんじゃないかな・・・。

インフラさせ整えば、どこで働くかは問わない時代に確実に向かっている。
そんな点ではこの取り組みに対し得ての期待は大きい。
難しい問題も含んではいるが・・・。

こちらを後にして向かったのは名護市。
こちらも市を上げて積極的な取り組みをしている。
一昨日も本来休みの市の職員さんが僕たちに対して熱くその想いを語ってくれた。

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名護市は隣が辺野古ということもあり様々な問題を抱えている。
複雑な環境であるのを承知の上、真剣に取り組まれている。
そのあたりは素直に感動した。

条件はうるま市よりいい(笑)。
1㎡500円程度で借りられる。
ただみたいなもんだ・・・。
それは言い過ぎだが、それだけ誘致に懸命だ。
Uターン、Iターンに対策も積極的だが、まだまだ面は多い。

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僕なんかは単純に企業誘致を含め、
移住に対しての優位性を持たせた方が効果が上がるのではないかと思ってしまう。
感覚的に言っているだけなので根拠は乏しいが、
沖縄に魅力を感じ住みたい街と思っている人は多いんじゃないかな。
いいきっかけさえあれば移り住むことも考えられるのではないだろうか。
そんな簡単な話ではないけれど・・・。

今回の沖縄は初めて知ることも多く、いい学びになりました。
さて、今日は何を勉強するのだろうか。
ただ走り回るだけなのかな。

映画「何者」

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原作を読んだのは3年半前。
随分、遠い過去のような気がする。
本の中身もすっかり忘れてしまった。

当時のブログを読み返しても、何の参考にもならない(笑)。
そのため、どこまで映画が原作に忠実かはあいまいのままだ。
ただ僕はその当時、大学や人事担当者向けの講演でこんなスライドを使っていた。

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この感覚は映画でも変わらない。
漠然とした不安感が映画全体を覆っていたのは原作と同じ。
現代の若者の姿を巧みに映画も描いていたのだと思う。
それは僕が思うということで、本当にそうかはわからない。
映画で描かれる就職活動の姿はある意味リアルで、僕らが日々接している学生像に近い。

リクルートさんの協力を仰いでいるせいか、そのあたりにズレはない。
しかし、現実の就職活動は毎年のように環境が変わる。
映画で描かれる世界は昨年(2015年)を表現している。
原作は2011年か2012年を描いているはずだ。
このわずか3年の間に学生の置かれる外部環境は大きく変わり、
それに伴い学生の行動や思考も変化している。

2015年はかなりの売り手市場になっているため、選考の難易度は描かれている世界と微妙に違う。
業界人っぽく、その点だけを捉えていえば、
外部環境の好転により悩みの種類も変わってくるんだよね。
なんかイヤな奴ですね・・・(笑)。

しかし、そんな些細な指摘は本質ではないだろう。
今、若者が抱えるホンネとタテマエの使い分けの難しさ。
SNSが生活の一部になることにより、その呪縛から逃れられない現実は恐ろしい。
僕のような人からどう思われようがどうでもよくなったオジサンは不感症になり、
この若者たちに付いていくのは難しい。
しかし、自分の学生時代とオーバーーラップさせれば、少なからず近い面はあったのかと思う。

半径5メートルが気になって仕方がない現実。
情報伝達手段が限られていた分、鈍感にならざる得ないが、
きっと世代的には共感すべき点はあるのだと思う。
だから、映画を観ながら、妙にしんみりしてしまったのかもしれない。

僕は原作を読んでいたので、あまり本作を観るつもりはなかった。
原作でお腹いっぱいの状態だった。
(中身を完全に忘れているくせに・・・笑)。
映画のメッセージも予告編から何となく窺えた。

しかし、観てしまった。
そして、観てよかったと思う。
こんな感情を持っていることや理解することがいくつになっても必要かと・・・。
悩むことが若者の特権なのだ。

この映画を観て、就職活動に嫌気がさしたらどうすればいいか。
それは直接、聞いてもらいたい。
解決方法を伝授して差し上げよう。
あくまでも学生限定で・・・(笑)