これからも前向きに 名大社会長ブログ

新卒採用も変わらなくちゃ!

昨日、今日は東京。先週は岡山、先々週は東京だったので、珍しく3週連続の出張である。
もしかして誤解している方もみえるかもしれないので、言い訳がましく言っておくが仕事である。確かに夜はほとんど飲んでいるが、それも情報収集と人間関係作りという大事な仕事なのだ。言えば言うほど言い訳っぽいな・・・。
昨日はHRプロさん主催のHRサミット2013。毎年、この時期に開催され楽しみにしているイベントで、昨日も朝一番から夕方まで立て続けに5つの講演、セッションに参加した。
朝一番はHRプロ代表寺澤氏による「2014新卒採用総括&2015新卒採用の大胆予測」。
名大社が手掛ける事業としては2014新卒採用は真っ只中で総括できる段階ではないのだが、首都圏を中心とした企業や学生は一段落しているケースが多い。
寺澤氏は膨大な客観データを基に現状を分析され、そこで行われている実態について語られる。僕は自分たちの領域と照らし合わせながら話を伺うのだが、その中味にはいつも感心させられる。
大半はうんうんとうなづくことばかりだが、新しい視点もあり学びになる点は多いからだ。そして、何よりも自分たちの事業に対して危機感を覚えさせてくれるのがいい(本当は良くないのかな・・・笑)。
今、当たり前のように手掛けている事業の今後を考えると確かに危機感を持たざるを得ない。それをダイレクトに話されるので、その改革を常に迫られる。一気に180度の展開は難しいにしても、徐々に変化させていくことは重要。やるべきことをやりながらメスを入れていく作業をしなければならない。変わらなくちゃいけない。頑張ります!
そして、言われていたのはfacebookを中心としたソーシャルメディアの存在について。就職活動では思ったほど使われず伸びていない。利用する学生が増加しているのは間違いないが、就職活動として利用する学生はそれほど多くない。
いろんな対策は出ているとはいえ、自分の履歴を見られてしまうのは抵抗があるのも理由の一つではないだろうか。それよりもHPのスマホ対応の方が重要とのこと。9割の学生がスマホを利用する中で企業HPもスマホで確認するケースが多い。そうなると必然的にその工夫が必要となるわけだ。15卒採用の予測も納得することが多かった。
午後はこの寺澤氏と我らパフ代表釘崎氏とのトークセッション。タイトルは「ポスト就職ナビの新卒採用手法、そのあるべき姿とは」。
釘崎氏はあれだけの多くの参加者の前でもいつも通りの何ら変わることのない話し方で、自分たちの考えを語られていた。新たな取組みも発表された。途中、歌を歌い出しそうになった時は心配したが(笑)、感動する内容だった。いい部分は盗んでいきたい(ちょっと表現は違うかな・・・)。
その理念に共感して賛同する企業が増えることを願いたい。
他にも刺激的な講演を拝聴した後、同席した静岡の同業者秋山社長と酒を酌み交わし一日が終了。
今日も朝一番からいくつかの講演に参加し名古屋へ戻る。せっかくの東京なのでもっとゆっくりしたいが、別の予定が夕方からあるので戻らなければならない。
それでもきっと今日も充実した一日となるだろう。

日本人はこれから何を買うのか?

日本人はこれから何を買うのか? 「超おひとりさま社会」の消費と行動 (光文社新書) 日本人はこれから何を買うのか? 「超おひとりさま社会」の消費と行動 (光文社新書)
(2013/04/17)
三浦 展

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著者名とタイトルに惹かれ、何も考えずに購入した1冊。
単に日本人の消費行動を解説したわけではなく、サブタイトルにある『「超おひとりさま社会」の消費と行動』を基本ベースに今後の消費の傾向や生活スタイルについて書かれている。自分とは無縁の存在であるおひとりさまが近い将来、家族よりも多くなる。2035年には一人暮らしの世帯が主流になるというのだ。
本書では、だから結婚して子供を産め!など説教じみたことは一切言わない。その生活を標準と捉え、どんな価値観でもって買物をしていくかを世代ごとに明確に著している。
一人暮らしは若い独身者という考えは古く、未婚の中高年も多い。自分の周りを見渡しても、そんな方が実際、存在もしているし・・・。それが不思議と悲壮感はなく、充実した日々を送っている。まさに「おひとりさま」の消費行動の見本と言えるだろう。
様々なデータから導き出した傾向性は説得力の高いものだが、その消費傾向の分析結果を男女別、年齢別に上手く言い表したのがこれ。
・シニア男性は「若者化」
・シニア女性やミドル女性は「アクティブ化」
・ミドル男性は「おうち志向化」
・若年男性は「主婦化」
・若年女性は「男性化」
何の根拠もないが、「ああ~、なるほど!」と手を打ってしまいそうだ。言い得て妙。
今後、我々は自分たちのビジネスにおいても、この傾向を意識して取り組まないといけないだろう。全ての男性がキャリアアップを目指し上昇志向ではないし、全ての女性が家庭内に収まりたいわけではないのは紛れもない事実。しかし、これまであった傾向は今後、加速度的に変化していくとも考えられる。
当然、企業内における職域やポジションも大きく変わっていくのではないか。この傾向を読み取り、先んじて企業に対し提案する必要も生じるだろう。常識なんて、あっという間に古くなってしまうと考えておいた方がいい。
と仕事ベースに考えながら、いざ自分が一人になったらどうするのだろう。嫁さんにも子供にも見捨てられないとは限らない(苦笑)。
そんな時は本書にも登場するコムビニ=コミュニティ・コンビニエンス・ストアに頼らざるを得なさそうだ。やっぱりずっと「おひとりさま」の生活は寂しいと思ってしまうし・・・。

あ~、惜しい。5月の目標達成

5月は何とかなると思っていた。いや、言い方がよくない。何とかできると思っていた。それは月間目標である100kmのランニング。3人ほどしか気にしている人はいないが、きちんと報告しておこう。
結果は95kmのランニングで終了。
細かい距離まで含めれば97kmほどにはなるだろうが、結論としては未達成。2か月連続で目標をクリアすることはできなかった。う~ん、残念。
計画が甘かったというしかないだろう。5月はGWもあったため、上々のスタートだった。最初の10日間で40kmの距離を走ったため、余裕とは言わないまでも実現可能な数字であった。しかし、最後の週が5kmしか走れず、目標に届かなかった。走るべき日が雨だったのだ。読みが甘いと言うしかない。
昨年出場したぎふ清流マラソンも参加せず距離を稼ぐことはできなかった。その代りではないが皇居駅伝に参加。ブログにも書いた楽しい大会であったが、5kmしか走れなかったのは残念。こんなことならもう一周走って10kmにすればよかった。(あくまでも言い訳。ほんとはそんなこと思ってません。)
参加者全員の記念写真がこれ。みんな爽やかないい表情している。
5月目標
ついでに読んだ本も4冊に留まった。こちらも未達成。ずっと未達成だな・・・。やばっ・・・。
この6月もどうだろうか。スケジュール的にはかなり厳しい。週末にしっかりと距離を稼がないと目標は達成できない。気になるのは雨。そして、どんどん上昇してくる暑さ。ただ目標はころころと変えるものではない。
一度、決めたらそれに向かうしかないのだ。全ては自分次第。
カッコいいことは言っているけど、果たしてどうなることやら・・・。

ハゲタカとサキアテジョーグー

昨日は第2回ハゲタカ鑑賞会。
第1回は5月11日だったので3週間ぶり。一部のメンバーは入れ替わったが15名の方が参加。今回は第2話「ゴールデンパラシュート」と第3話「終わりなき入札」を観て議論を行う。
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議論のキーワードは「会社は誰のものか?」。ドラマの中で気づいたことや学んだことを共有しながら、会社は誰のものかについて議論をしあう。
大の大人が2時間ぶっ通してドラマを観て真面目に語り合うなんて、部外者が見たら異様な光景だろう。確かに異様だ(笑)。しかし、これがたまらなくいい。昨日も各テーブルで激論が繰り返された。
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民事再生を申請した企業へのお金の流れであるとか、社長はどうあるべきかとか、正しいお金の使い方であるとか、ドラマを舞台にした議論は止まることがない。
今回は僕がファシリを務めさせてもらったが、予定時間を過ぎても終わらない。これは僕の力不足もあるだろうが、白熱した話で時間は瞬く間に過ぎていく。ホワイトボードも消しかけ状態で写真を押さえた。
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いやあ~、今回もレベルが高い。みなさん、凄すぎ・・・。
4時間弱の鑑賞会を終え、向かった先は円頓寺。円頓寺商店街にあるお気に入り店「サキアテジョーグー」で懇親会を行うことに。
オーナーが気前よく貸切にしてくれたため、ハゲタカのテーマをBGMにしてまたまた乾杯。ここでも熱い話と美味しいお酒。
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オリオンビールを飲み、ワインを飲み、泡盛を飲み、沖縄料理を食べながら楽しい時間を過ごす。
店の外で飲むのも中で飲むのも気持ちがいい。
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ここでもハゲタカを中心にしながらも、企業経営や銀行との付き合い方などあちこちに話題が飛ぶ。3時間の懇親会もあっという間に過ぎていった。〆の炊き込みご飯も美味い。
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トータル実に7時間・・・。大の大人がと思われるかもしれないが、僕にとっても楽しくも有意義な時間であった。
「腐りかけの肉と腐りかけの企業が一番ウマい」。これは名言だな・・・。
どんどんレベルが上がっていくハゲタカ鑑賞会。
次回は6月22日。仕切り役も不安になってくるが、次回は順番で行けば櫻山さんが担当するだろうから、僕は無責任にみていればいいな(笑)。お疲れさまでした。

探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点

探偵バー2
続編で製作された映画の場合、一作目よりもつまらないケースがほとんど。作品として前作を上回ることは相当難しい。
しかし、この第2作はかなり面白い。このままシリーズ化され、第3作、第4作へと続いていきそうな予感がプンプンとしてくる。
1作目をDVDで観た時もブログで書いたが、主役の大泉洋は実にカッコよくはまり役。彼はコメディアンなのか、二枚目俳優なのか、もしくはアクション俳優なのか、どのジャンルに属するのだろうか。軟派も硬派も同時に演じ切る俳優って、今の日本映画界には案外いないかもしれない。歩き方がメチャクチャ格好いいと思うのは僕だけではないだろう。
今回も舞台は札幌ススキノ。猥雑感たっぷりの情緒ある街を醸し出している。
絡まれて殴られるのは嫌だが、深夜の時間帯に彷徨ってみたいと思わせる魅力的な街。映画を観ながら、もう一度行ってみたいと本能的に思ってしまう。前回も同じことを書いているが、更にエスカレートしているようだ。秋の北海道も魅力的だし。
コンビ役の松田龍平もいい相棒を演じている。ここ最近は「ハゲタカ鑑賞会」の開催でよく目にするし、「船を編む」は予告篇しか見ていないので何とも言いようがないが個性が光っているように思える。
弟は完全な二枚目路線だが、兄は多種多様な役をこなしそうだ。本作でのとぼけぶりは映画のいいアクセントになっている。このコンビで次作も観てみたいな・・・。
いつものように映画の中味には全く触れていない評論になってしまった。
あっ、そうそう、登場する大物政治家はきっとモデルになる人物がいるはず。誰を想定して役作りをしたのだろうか。

ラジオ番組「就活中ing」に出演したのだ。

本当は昨日の朝にこのブログをアップする予定だったができなかった。帰宅したのが深夜2時近かったため、朝5時の起床ができずブログを書くことができなかったのだ。何かといえば同業者であるジオコスさんのラジオ番組「就活中ing」のこと。
一緒に出演したブログの達人パフの釘崎社長は中途半端な内容とはいえ(スイマセン)、しっかりとアップされているというのに・・・。まだまだ修行が足りない。
一昨日は朝一番で株主総会を行った。議長として普段見せたことのないマジメな態度で議事を進行。ハゲタカの「激震!株主総会」のようにプロキシ―ファイトによる議案提案権の行使もなく平穏に終了した。ホッと一息。
日中は通常業務を行い、夜はそのラジオ番組に出演するためMID-FMのスタジオに向かったのだ。
それにしてもジオコス伊藤社長は懐が深い。本来、僕は歓迎されるべきゲストではない。競合相手を自分の番組に呼ぶなんて・・・と思う第三者が多いと予測する。お互いにそんなことを気にする関係でないのは承知の上だが、不特定多数の方に聴かれるわけだし・・・。流石!
東京からわざわざ駆けつけた釘崎社長と待ち合わせをし、事前打ち合わせ。場所は串カツ屋。
大人の打ち合わせは違うのだ(笑)。軽く勢いをつけてスタジオ入りし、本番スタート。メインパーソナリティはジオコスのウメコこと都梅さん。オッサン3人が好き勝手に喋るのを随分と気にしていたんじゃないかな。それぞれがいろんな想いを抱いているので、段取りも難しい。そこはちゃんと伊藤社長が押さえていたけど。
途中、ムチャ振りがあったりしたが、あっという間の楽しい時間だった。異口同音だが学生に対しての熱い想いは共通するところだろう。番組終了後は記念撮影。
中イング1
中イン具2
そして、反省しない反省会を近くの飲み屋さんで・・・。気づいたら1時を回っていた。いい感じで酔うことができた。感謝ですね。
そういえば今から20年以上前にうちの会社もFM番組を持っていた。FM愛知で「キャンパス万歳トライアル」という学生向けの番組を深夜にオンエアしていたのだ。当時はバブル崩壊前。まだまだ企業がリクルーティング広告に予算を使う時代だった。
僕は営業をしながら番組の担当をしていて、毎週、パーソナリティと一緒に大学を回り、クラブ・サークルにお邪魔し取材をしていた。その時に何度か番組にも出演させてもらった。懐かしい。一昨日のラジオ出演でそんな当時を思い出した。
今やラジオもスマホのアプリから聴く時代。アンテナがなくてもクリアな音で聴くことができる。
僕の喋りは伊藤社長や釘崎社長に比べれば低いレベルだけど、これもいい経験。酔った勢いの話では次の出演もあるようなので、楽しみにしていたい(笑)。

役員降格の話

対外的にだが今月末で会社を任され4年目を迎えることになる。実際は3年と半年近くになるわけだが、株主総会の決議上なら本日ということ。
あっという間の3年間だった。会社を復活させたとか、よく耐え抜いたとかのお言葉を頂くが、僕が優秀なわけでも何でもない。素晴らしい仲間の懸命な努力によって、今のポジションがあるだけ。
振り返ってみるとかなり激動の年月過ごしてきたことになる。少し落ち着いてきた時期でもあるため、僕自身の事についても少し振り返ってみたいと思う。5年前には、今のような状況になるとは全く予想はしていなかったし、できなかったし・・・。
今から5年前、僕は失意のどん底にいた。40歳の時に役員に昇格したものの、1年半後にはその資格に相応しくないと烙印を押され降格。当時、率いていた部門の責任者も部下も外された。社長直轄の一人の営業として、事実上、上司も部下もいない状態になった。
そうなった理由はいくつもある。簡単に言ってしまえば、自分の能力不足の一言だが、行うこと全てが悪循環に陥っていた。完全にトップの信頼を失い、やることなすこと非難された。
今でもよく思い出すことがある。僕がそのジャッジを下された時を・・・。
社長の自宅に呼び出され、業務上の重要報告をすることになっていた。既に覚悟は出来ていたが、一人で社長宅に伺い、面と向かって話をすることは辛かった。
業務の話を終えると話題は僕の進退に移っていった。いかに会社にとって存在価値がないか、幹部として能力不足かを切々と説かれた。そして言われた。「お前を役員にしたことを後悔している」と。
身にこたえる言葉だった。その後、追い出されるようにして社長宅を出たが、会社に戻る気も自宅へ帰る気もしなかった。一人で居酒屋に入り飲んでいた。多分、泣いていたと思う。
「もう俺は終わってしまったのか・・・」と自問自答していた。20年間勤め、自分では精一杯やったつもりだったが、結果はこんなもんかと情けない気持ちでいっぱいだった。
そこからは厳しい日々だった。上司も部下もいない状態は寂しいもの。朝出勤し、すぐに営業に出て、営業から戻り、原稿作成や書類の整理をし、そそくさと退社する日が続いた。会社の雰囲気からも社内で会話することをはばかられた。若い社員との会話は皆無。つまらない毎日を送っていた。
唯一の救いは取引先の存在だった。役員の頃も営業は兼務していたが、他の業務が多忙で、自分の担当を別の営業に任せていた。それをまた全て自分でやることなり、取引先に顔出すようになった。お客さんは僕の事を歓迎してくれた。取引が遠のいていたお客さんの仕事も戻ってきた。おかげで営業数字だけは維持することができた。
それでも時間に余裕があるので、せっせと飛び込み営業もした。だが、会社に対するロイヤリティは完全に失くしていたので、会社を辞めようとも真剣に考えていた。しかし、辞めることができなかった。
そうこうしているうちにリーマンショックが起き、それどころではなくなった。それが今から5年前の話。随分昔のようで、最近の話である。
ごく一部の方にはそんな話をすることもあったが、こうしてブログに書くのは初めて。そろそろそんなことを明かしてもいい時期。そんな時期があったから、今の僕がある。
その後の更に激動の日々はまた別の機会に書きたいと思う。
本日は第44期定期株主総会。そして、夜にはジオコス伊藤社長のラジオ番組に出演。4年目も頑張らなくてはならない。
株主総会が無事に終わることが前提だけど・・・(笑)。

経済ニュースを疑え!

先週の週刊ダイヤモンドの特集がこれ。思わず買ってしまった。
ダイヤ経済
ビジネス誌がこんな特集を組むなんてかなり大胆。自らのレーゾンデートルにもかなりメスを入れている点は潔いと感心してしまった。
僕らは知らず知らずのうちに新聞やテレビで流れるニュースを正しい情報として刷り込まれてしまっている。疑いを持って読むこと自体少ない。それが時間が経過すると共にとんでもない方向に進んでしまうことがないとは言えない。
むしろ僕のような単純で世の中に対し純粋に向き合っている(ホンマかいな?)人間は影響を受けやすい。場合によってはそれは悪くない。
しかし、昨今の政治的なニュースを観る限り、どこが本当に正しいのか疑わなければならないのかも・・・。それは国内のニュースだけでなく、国外も含め捉えないと危険な状態に陥る。
自分の専門分野のことなら、それが明確に言うことができる。
1ヶ月ほど前に話題になった就職活動のスタート時期の報道は、その業界で過ごす者としては何が問題であるかは理解しているが、一般的にはニュース通りの受け止め方をするだろう。早すぎる就職活動は問題ありで、確かに報道されていることが正しいと・・・。
きっとそれは全ての業界が同じで、僕らも外野の立場では同様と認識している。ある意味、恐ろしい話。
そんなことを考えると何が正しくで何が間違いなのかはさっぱりわからないということになる。必要なのは自分自身の軸を持ち、その視点から判断する行為。それができないから、流されてしまう自分がいるのだけれど・・・。流されていると感じた時点から、自分を磨いていくしかないな。
この特集は日本経済新聞社に対してやっかみがないとは言えないが、自社の落ち度をあっさりと認めている点は評価できる。他社の悪口になっているだけでなく、自戒を含め業界を非難している。
情報に踊らされるのではなく、自分自身が強い意志で持って判断する力をつけなければならない。まだまだだけど・・・。

名古屋の栄光は終わったのか?

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グランパス16年ぶりの5連敗。ドラゴンズも5連敗。
ナゴヤドームは瑞穂競技場のように真っ赤の染まっていた。赤のレプリカユニフォームが観客に配られ、ドーム全体が一体化するはずだった。
グランパスはまさかのJ2降格、ドラゴンズはまさかの最下位・・・。冗談で話をするには通用しなくなってきた。両チームとも2010年にはリーグを制覇し黄金期を迎えるかに思われたが、そんな状況を他チームが許すわけがない。そして、驕りはないだろうが、両チームとも大事な何かが欠けている。
攻撃が機能しないから守備が崩壊する。投手陣が抑えられないから、ダントツ首位打者を要しても勝つことはできない。
素人の僕がチーム戦術においてとやかく言うつもりはないが、お互い強みを全く出せないままもがいている。果たして監督、コーチ陣と選手は一体感はあるのだろうか。本当のリーダーシップはあるのだろうか。
本来楽しむべき土曜のスポーツニュースも全く観る気になれず、TVのスイッチは消したままだった。
2010年の名古屋は景気低迷で暗かった。この両チームの活躍が多くの方の支えだった。そして、今、元気を取り戻しつつある名古屋。この両チームがこんな状態でどうする。
「名古屋の名物」だろっ!
このままでは終わらせない。このままでは許さない。

全く問題なし。今のまま進め!

昨日は母校の4年生に対して就職ガイダンスで講演を行った。毎年この時期に依頼を受け、「中小企業の魅力と探し方」をテーマに1時間程度話をさせてもらう。
愛大講演135
参加学生は昨年とほぼ同じ70名程度。5月も下旬に入り大手企業の内定も一巡した時期のため、参加学生はリスタートを図る時期。なかなか就職活動が上手く進まず悩んでいる学生が多いと予測されるが、顔つきを見る限り、こちらが心配するほどでもなかった。
昨年までであればもっと暗い表情の学生が多かったと思うが、今年はそうではない。かと言って、景気上昇を期待して余裕をかましているわけでもない。
ほとんどの学生がこれからの時期を前向きに捉えようとする姿勢がうかがえた。あくまでも感覚的な話。全く根拠もない。
しかし、僕が話をしていることに対してのうなずきや表情からそれを十分感じさせてくれた。僕は例年のように就職環境の真実から中小企業の魅力、その探し方、自分に向く中小企業のポイントを持論を踏まえて話させてもらっただけ。それを感じ取るのは参加学生になるわけだが、表情はかなり納得していたように思う。
この東海地区には堅実で魅力的な中小企業は多い。これから採用活動を本格化させる会社も結構存在する。そんな企業と出会ってお互いの魅力が伝われば、これまでの苦労も報われるはず。
昨日の学生を見る限り、諦めずに活動を進めてくれそうな雰囲気が十分伝わってきた。講演終了後も「ありがとうございました!」と元気よく挨拶をして退出する学生が多かったのも印象的。
お辞儀をしながら「よし!問題ないぞ!」と心の中でつぶやいてしまった。今のままで構わないから継続してもらいたい。
僕も会場を失礼しようとしたタイミングでキャリアセンターの方から頼まれごとがあった。このガイダンス終了を待って、何名かの3年生が話を聞きたいと会場にやって来たのだ。少しだけでもアドバイスをして欲しいという依頼だった。
15分程度の時間しかなかったが、その学生らと就職について語り合った。相談内容も基本的なことだったが、その積極的な態度には好感がもてた。先々に不安を抱えるものの、明るい表情だった。
時間的な余裕があればもう少しゆっくりできたのだが、次の予定もあったので失礼した。またまた「よし!問題ないぞ!」と心の中でつぶやきながら・・・。
今日、明日は名大社の合同説明会が開催される。どんな出会いにするか、どんなチャンスにするかは本人次第。僕らは背中を押すことしかできない。
大丈夫!自分を信じて前に進んでもらいたい。