これからも前向きに 名大社会長ブログ

大高マラソンRUN

本日は今年最後のマラソン大会。10キロでの参加。
会社の若手5名と共に大高緑地公園で走るマラソンである。若手は半ば強制的に参加させたといってもおかしくはない。そのため全員で10キロを走る事にした。
本当は名古屋シティマラソンで走る予定であったが、あまりにも早い締切りで参加できなかったため、その代わりといっていいだろう。
天気は快晴。肌寒くはあったが、マラソンを行うには風もなくちょうどいい気温であった。しかし、今回は初めて10キロを走るメンバーもおり、不安要素も多かった。
10時からのスタートに合わせ、ストレッチもするも、どうやら早まったようで何とスタートは9時50分(聞いてない)。体を作っているうちにスタートの笛が鳴った。最後尾から慌てて前のランナーについていった。どんなコースを走るかも全く分からず、途中途中のキロ表示も一切なく、ペース配分もできないままアップダウンの激しいコースを走った。
結果は50分31秒。
今年最後のマラソンとしては物足りないタイムで終了。
(12月は飲んでばっかりだったし・・・。いいわけ、いいわけ)
他のメンバーは、43分で走った元ラガーマンを先頭に1時間15分までバラバラとゴールを迎えた。
無事に全員完走。それも倒れそうになることもなく全員元気な姿でゴール。心配は杞憂に終わり、ホッとひと安心。よかった、よかった。
その後は参加者全員でお好み焼き屋で乾杯。
写真を撮るのをすっかり忘れてしまったが、気持ちのいい12月最後の日曜日であった。
筋肉痛のメンバーも出るかと思うが、仕事も残すところあと1日。精神力で乗り越えてもらいたい。
10キロ走れる事は理解できた。次はみんなでハーフかな。

20歳のときに知っておきたかったこと

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義 20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義
(2010/03/10)
ティナ・シーリグ

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名大社の年末年始休暇の課題図書である。
率先して一番に読んだ。
勇気を与えてくれる一冊。自分次第でどんなチャレンジでも出来るし、可能性も持てる。それは心持次第で大きく変わるのだ。
どうしても厳しい環境下の日常を送っていると自らのプランやアクションに消極的になることも多い。
人にはピンチをチャンスに代えろと言えても、自分の中では保守的だったりする事もある。それを上手い具合に優しい言葉で否定してくれ、前へ進むために背中を押してくれる。
成功と失敗、革新と保守、基本的に人はその両方を兼ね備え、その時々の状況や心境でその比重が変わってくるように思う。
常に希望を持ち続け、決意し続けるのは難しい事なのだ。しかし、それは相手がある難しさではなく、自分の中だけに存在するもの。となると、その難しさは自分の中の壁ということ。

「まず必要なのは、問題は必ず解決できる、という気概を持つこと」
「たったひとつだけルールがあるとすれば、あなた自身がエネルギーと想像力を解放してあげればどこでも行ける」
「訪れた機会を歓迎をする、チャンスが舞い込んだら最大限に活かす、身の回りの出来事に目を凝らす、できるだけ多くの人たちとつきあう、そして、そのつきあいをできるだけいい方向で活かす」
「光り輝くチャンスを逃すな」
「光り輝くとは、いつでも期待以上のことをすると決意することです」

こんな文章で勇気を与えてくれる。
そう、まずは個人として光り輝かなくてはならない。そうすれば、自ずと回りも光り輝いてくる。まだまだ閉塞感の中に縛られ、一定の枠内でしか発想ができない自分がいるのも事実。
しかし、いくつになっても変えられると信じなければならない。
全く話はずれるが、本日、NHK「日本の、これから 就職難をぶっとばせ!」に出ていた学生らにも読んでもらいたい。

クリスマスの思い出

未だに小学校3年生の息子は、サンタクロースの存在を信じている。
本日もサンタクロースが本当に希望するプレゼントを贈ってくれるかを心配していた。かわいいものである。
しかし、本物のサンタが存在するとして、どんな状況でどのようにプレゼントを枕元に置くかは、全く気にしていないようだ。
そこが男の子と女の子との違いかもしれない。
中学生になる娘は、今でこそより現実的なプレゼントを求め、その金額まで計算するのようになったのだが、2~3年前までは本当にサンタの存在を信じていた。
それも、サンタへの疑問や気遣い、感謝の気持ちを毎年手紙に綴っていた。
「どうしてサンタさんは欲しいものが分かるのですか?」
「家には煙突がないのですが、どうやって入ってくるのですか?」
「毎年ありがとうございます。体に気をつけて頑張ってください。」
 etc・・・。
時には、サンタへのちょっとしたプレゼントが用意されていたこともあった。
バカな父親としては、娘から送られる質問に答えるために東急ハンズでクリスマスカードを買い、深夜にそのカードに答えを書き込み、プレゼントと一緒に枕元に置いていた。
翌朝、娘は手紙を読み、うれしそうな顔をして、その内容を嫁さんに伝え、はしゃいでいた。僕はその様子を見ながらほくそ笑んでいたのだ。
結果的には、サンタクロースの文字と僕の文字とがあまりにも似ている(というよりも一緒)のが原因で、サンタの存在がバレてしまったのだが、それ程遠くない美しい思い出である。
クリスマスは子供にとって特別な日であると同時に、親にとっても意外とうれしい日なのかもしれない。
サンタの存在を知った娘は、それでも弟にサンタの存在を教える事はなく、何も知らない顔をしている。
きっと平気な顔をして、何事もなかったようにプレゼントを開けるのだろう。
クリスマス。いろんな思い出が詰まっているのだ。

忘年会2010

昨日、名大社の忘年会を行った。
仕事納めは27日となるため、あと数日残ってはいるのだが、「みなさん、一年間お疲れさ~ん。来年も頑張ろう!」という忘年会である。
(本来は一年の苦労を忘れるための宴会だろうが、慰安の意味合いが強くてもいいと思う。)
人材ビジネスを取り巻く環境は未だ厳しく、東海地区の雇用状況も改善されない中で、本当にみんな頑張ってくれた。この1年一人の社員も欠けることなく、仕事を続けられてこれたのは、未熟な経営者としては、この上ない喜びである。そして、感謝である。
いつもの宴会であれば、ワイワイガヤガヤだけの飲み会になるのだが、今回は特別に別予算も付けて(とはいえ、大したことはない)、ちょっとしたゲームも取り入れて行った。
幹事を引く受けてくれたのは名大社を代表する天然キャラの若手2人。引き受けたといっても無理矢理やらせたのだが、仕事以上に力を入れ(いいのかどうか・・・)、全体を盛り上げてくれた。
僕が関係者から頂いた美術館招待券や割引券も含め、幹事以外は全員に素晴らしい景品が行き渡るような配慮もあった。泣けてきます・・・・。
そのゲームの中で僕がもらったのは2000円分のスターバックスカード。
忘年会2
洒落ている。会社帰りにスタバでちゃんと勉強します!!
他にも社員には理解できる気の利いた景品がたくさんあった。
一番いい景品を営業の年長者である営業部長がもって行ったのは癪に障るが、これも含めていい忘年会である。
このようにみんなと楽しく飲めるのは本当に喜ばしいことだ。ただの酒好きと言われてしまえば、身も蓋もないが、喜ばしいことだ。
そして、最後に撮影した記念写真。
忘年会
みんないい笑顔をしている。うれしい1日。
あと数日間、お互いの目標に向かって、走り切りましょう!

パフのイベントで改めて考える

久々に新幹線で酔っ払いながら書くブログ。いつも内容は適当だが、飲んでいるので更に適当な要素であることはご勘弁を・・・。
本日は、Fネットのパートナー会社であるパフのイベントに参加した。合同説明会でもなく、ありがちな啓蒙的な学生的なイベントでもなく、社会人も学生も共に将来を考えるイベントである。
タイトルは「職サークル No.Working No Life Week」。これだけではどんな内容かは全くイメージできないと思うが、要約すると社会人である我々がいかに若者に働くことの意義や喜びを伝え、育てていくかというもの。
このイベントに出席を決めたのは、パフの代表である釘崎さんの想いに近いから。同じような事を僕自身も考えているからだ。しかし、僕の考えなど、想いの強さからいえば、まだまだ弱いものと感じる内容であった。
イベントの構成としては、就職の本質を突いた寸劇、自己を知るためにグループワーク、インターン学生の未来に向けての報告など、多岐に亘った内容であった。
総合司会を務めるポンタこと本田勝裕氏の巧みな話術と積み重ねてきた経験から生まれる学生へのアドバイスが、全体をまとめ上げてくれる。
この著名な方を呼ぶこと自体このイベントと真剣な想いがあると感じるのと同時に、この企画に共感する気持ちが本田氏にもあるのだろう。
13:30からスタートしたイベントは、涙物の寸劇も含め17:30に終了。参加する学生には4時間の長丁場のイベントであったが、そこで得た充実感は時間に代え難いに違いない。
間接者として聞く僕にも忘れてはならないいくつかのキーワードがあった。
「就職活動を通し、殻を破る」「協力と競争が自分を作り出すエンジンの要素」「ヘタクソ一生懸命こそ共感を呼ぶ」「行動し人に出会うこと」etc・・・。
もちろん主催者のパフであったり、本田氏の言葉であることも多いが、何よりも経験を通して学生が発した言葉が素晴らしかった。そこには間違いなく「成長」があるのだ。
そうであると、我々はやはり学生に対し、就職活動を通し、働くことの素晴らしさや楽しさ、期待感を伝えなければならない。
それが再認識できただけでも、このイベントに参加した意味は大きかったように思う。
イベント終了後は、打ち上げにも参加させて頂いた。パフの若手社員との語り合いを中心に、パフに協賛するクライアントの担当の方々とも話をさせて頂いた。
そこでも大いに反省である。
我々田舎者からすれば、東京は効率を重視し、よりロジックを求めることが人間としてプライオリティがあるように思っていた。実に浅はかである。
そこには人間味に溢れ、純粋に人が好きだ!何よりも想いだ!行動だ!と感じさせるメンバーが全員であった。
本来、自分たちが持つべき感情を正直に表現されていた。それを実感した。
築地で海鮮丼を食したことも今日の喜びではあったが、それ以上にひとりの人として、伝え育てる喜びを感じることができた一日であった。

感謝!CDAプラザ勉強会&忘年会

本日は僕自身も参加するCDAプラザの勉強会。
今回は外部講師を招いて「構成的エンカウンターの理解と体験」について学んだ。このタイトルを見ても何のこっちゃと思う。資格取得者であっても僕はよく理解できていないが、出来のいい回りのカウンセラーはよく理解しているようだ。
(既に後れを取っている。)
講師はCDA講座やキャリア開発の講師として活躍する原恵子氏。誰も知らないと思うが何と僕のマイミク第一号の方だ。(当たり前である。)
エンカウンターを当事者と支援者としていくつかのテーマをベースに少人数ごとに学ぶわけだが、現場から離れている身としてはかなりしんどかった。
「足し算ホーク」「何たる偶然」「変身ゲーム」などいろんなセッションを行いながら、自己を理解し、他者を理解し受け入れていく。
行っているようで行っていない自己理解はいい振り返りとなった。しかし、こういった勉強ももっとしっかりしないとと反省しきり・・・。
そして、勉強会終了後は忘年会。25名の参加者が集まった大忘年会。
いきなり乾杯の発声を取らされるが、喜んで引き受け、昨日のユーストリームの件を軽く報告させてもらった。
そして、楽しい時間を過ごす。ほとんど知ったメンバーなので、話題は尽きることなくあっという間に終了してしまった。
(いつも写真を撮ろうと思うのだが、この日も案の定忘れた。)
もっと多くの方と話をしたかったのだが、その時間がなかったのが残念である。それでも新しい発見があるのはこのような飲み会の席なのだろう。
二次会の誘いもあったが、飲み会続きということと翌日の予定もあり、後ろ髪を引かれながらも失礼した。
今年一年、このCDAプラザ、そして参加するメンバーの方には大変お世話になった。名大社のイベントが行われる毎に就職相談ブースで、学生や社会人にカウンセリングを行ってもらった。
ほとんどの方が休日を返上し、もしくは休みをとってもらっての手弁当での参加。申し訳ない気持ちと共に感謝の気持ちで一杯である。
つくづく自分は人に恵まれていると思う。幸せ者なのだ。
一年間、本当に有難うございました。
これからもどうぞよろしくお願いします。

愛知県知事選立候補予定者しげとく氏との対談

本日は、愛知県知事選立候補予定者(長いなあ~)の一人であるしげとく和彦氏と対談を行った。それもユーストリーム生中継で・・・。
ユーストリームは今後の事業戦略の一つに取り入れるべく考えるツールではあるが、それに生で出演するとは全く想像もしなかった。
それも台本なし、打ち合わせチョボチョボというほとんどぶっつけ本番に近いカタチである。
そんな状態でよく話せたものである。自分では恥ずかしくて見れる状況にはないが、興味のある方は是非、こちらから。
(画像を取り込む技術がないのは勘弁下さい。)
テーマは「雇用について」。
45分という時間の対談であったが、意外とあっという間に終わってしまうほど、話は盛り上がったようだ。
(具体的な中味は映像を見てください!)
事前に考えていた内容もあるが、ファシリテーターの林氏のムチャ振りで、プライベートまで明かしてしまう場面もあった。それでも充実した時間を過ごす事ができたのはありがたい限り。主役のしげとく氏は見た目以上に爽やかで、人当たりもよく、とても話しやすい印象。取組みに対する姿勢も理想的であった。
同じ小学校3年生の息子を抱えるという親としての立場も一緒。自分達が果たすべき役割についても共有させていただいたし、自分なりに思う若者像や今後のあり方について語らせてもらったつもりだ。
(有難うございます。)
そして、これが最後に撮影した1枚。一気に距離感が縮まった感じである。
重徳1
ジャーン!(表情かた~っ)

希望を持って臨もう!

昨日、本日と愛知県内の大学で、就職ガイダンスの講師を務めた。
毎年、お世話になっている大学で、例年であれば夕方の時間に1時間程度、話をさせていただいているわけだが、本年は趣向を変え、ランチタイムの時間に実施したのである。
昼食を取りながら講演を聞いてもOKという、講演する側としては、何とも微妙な企画であったが、出席率は通常の就職ガイダンスよりもかなり高かった。けれども、中にはカップラーメンを食べている学生もおり、その匂いが教室に充満していため、スタート前は緊張感に乏しい雰囲気であった。少なからずやりずらさも感じていた。
しかし、しかしである。そのやりずらさはあっという間に吹き飛んだ。40分の時間で話を盛り込むため、講演がスタートしてからは、学生らが自ずと集中し始め、昼食をとる学生もほとんどいなくなり、こちらの話に真剣に耳をかけてくれる状態となったのだ。
今回のテーマは「中小企業の魅力と探し方」。
最近、大学で話をさせてもらう場合、このテーマが圧倒的に多くなっている。
「大手企業もいいけど、中小企業も魅力がいっぱいだぞっ!」という内容をいくつかのカテゴリーに分け、現在の環境から、地元中小企業の特徴、見極め方までを語る。
そこで気を付けながら話をしていることは、やり方次第では自分に合う企業を見つけるチャンスは十分あるし、視野を広げることで就職活動を成功させる可能性が高いということ。どうしても後ろ向きになりがちな就職活動に、少しでも希望を持ってもらい、ポジティブな姿勢で臨んで欲しいと考えるからだ。
ガイダンス終了後、出席した学生と話す機会はなかったが、キャリアセンターの担当の方からは「すごく勇気づけられました。元気が出てきました。」という有り難いコメントを頂いた。
何度もこのブログで同じようなことを書いているが、僕たちは将来に対して希望を持ってもらうこと、それを熱く語ることも大きな役割である。
一斉に多くの学生に対して影響を与えるのは難しいが、少しずつでも伝えていければと思う。
今回のランチタイムガイダンス。
お互いにとって時間を有効的に使ういい機会であったのではないだろうか。
と勝手に考えている。

12月の名古屋駅前

12月になると街が華やかになる。
広小路通りも栄から名駅にかけては電飾で彩られ、何となくだがワクワクした気分になるものだ。中日ビルに事務所を構えていた頃は、12月の寒い季節であっても栄から名駅までよく歩いて帰ったものだ。
特に名古屋駅前は、JRセントラルタワーズがこんな感じで鮮やかにが彩られ、クリスマスシーズンの風物詩となっていた。
名古屋12月3
時にはこの電飾見たさに渋滞まで起きていたし、カップルたちはこぞって訪れていた。
これが、今年はこれまでとは趣きがちょっと違う。松坂屋名古屋駅前店やホテルアソシアターミナルが閉鎖され、名駅の北側が薄暗くなってしまったし、相当な予算がかかるJRセントラルタワーズの電飾も取り止めとなってしまった。
タワーズテラスからタワーズガーデンにかけてのライツ・プロムナードは相変わらずの美しさで多くの見物客を集めてはいるが、やはり寂しさを感じるのも正直なところだ。
名古屋12月1
不景気というのは、財布の紐を固くするばかりでなく、人の華やいだ気持ちも奪ってしまう。
特にこの季節は、気持ちだけでも浮つかせて欲しいと思う。
そんな今年の12月であるが、名大社のオフィスから眺める風景はクリスマスの時期を感じさせてくれる。
正面に見えるミッドランドスクエアがイルミネーションでクリスマスツリーを演出しているのだ。
オフィスから僕の携帯でははっきりとした写真を撮るのは難しいが、このような感じである。
(ちょっと分かりづらいかもしれないが・・・。)
名古屋12月2
この年齢になるとクリスマスだからといって、何か楽しいイベントがあるわけではないが、やはりウキウキする季節であるのも間違いない。
12月の名古屋駅前。
以前のようにウキウキさせてくれることを期待したい。

サムソンのマーケティング力

昨日、名古屋商工会議所主催のセミナー「サムソンの隆盛と海外に挑むマーケティング」に参加した。会場内には製造業の経営幹部と思われる方が200名近くこの講演を聞かれていたと思う。
以前のブログで、サムソンの経営思想について触れたことがあったが、今回はその卓越したマーケティングである。
サムソンが総合電機メーカーとしてそのシェアを上げようと考えれば、人口4800万人の韓国では限界があり、いかに海外での売り上げを伸ばしシェアを上げるかが重要。そのためにはマーケティングを駆使し、自社のポジショニングを明確にして、他社との差別化を図ることが要求される。
なぜマーケティングに注力すべきかといえば、技術力に関しては他社を圧倒するレベルではないというのも理由の一つ。製品のテイストも日本製に近く、アメリカの大学生の過半数は、サムソンは日本のメーカーと認識しているのだという。
現に日本の技術を応用して自社の製品に生かしていることも多いらしい。技術に対しての投資よりもマーケティングへの投資を重視し、グローバル戦略を描いているとのこと。
ソニーとの比較を例にとると、技術開発力ではソニーが強く、製品投入当初はソニーの方が上回っているのだが、販売のあり方の仕組みを変えることで一気にシェアを奪っていく。
海外の空港のはサムソンの看板が立ち並び、プレス用のパンフレットも記者が使用しやすくデザインされていたりと徹底的にマーケットインの考え方を取り入れているようだ。
既に作られたマーケットへの入り込み方が実に巧みなのだろう。
日本国内ではまだまだサムソンのシェアは高いとは言えないが、いずれ日本人よりも日本人のニーズを汲み取り販売数を伸ばすのかもしれない。
やはり、恐るべしサムソンである。
そして、サムソンのイ・ゴンビ会長はこんな発表をしている。
「今後10年以内に、SAMSUMGを代表する事業と製品の大部分が消えるだろう。」と・・・。
長い歴史を持ち自社の製品にこだわりを持つ日本の経営者には、とても発言できる内容ではないだろう。
(一時期の出井さんならあったかもしれないが・・・)
この言葉の裏には、サムソンが進むべき道を明らかにしているように感じる。
名大社のような小さな会社でも、極端なことを言えば、このような会社と戦わなくてはならない。
いずれそんな時期が訪れるのかもしれない。
そういう意味では、自分たちに全く縁のない業界を聞くことも間違っていないように思う。