これからも前向きに 名大社会長ブログ

ジェノグラムだけでも盛り上がる

先週21日(水)は名古屋ファミリービジネス研究会day2。
7月からスタートしまだ2回目ではあるがすでに仲間意識は醸成され、
会が始まる前から和気あいあいとした雰囲気。
やはり懇親会で酒を酌み交わすことは重要。
個性豊かで積極的な参加者に囲まれ主催者としては喜ばしい限り。

今回のメインテーマは「非同族企業幹部の育成、家訓・家憲」。
毎年好評を得ている内容で今年も講師は株式会社グラスティの平林社長。
僕がファミリービジネスの資格を取得した時のメンターでもあり、業界の大先輩。
今年も協力を頂き開催することができた。

今回から5時間の長丁場となるため、最初の30分程度は僕が中心にあれこれと話をさせてもらう。
day1の西やんの会も時間オーバーで1時間も使ってしまった。
今回は気をつけなければ思いつつ、結果的には1時間経過していた。

まったくタイムマネジメントができていません。
みなさん、申し訳ありません(汗)。

ただ言い訳的にいうとその1時間が想定以上に盛り上がってしまったのだ。
それは何かといえば宿題で作成してもらったジェノグラム(家系図)の存在。
ファミリービジネスをより深く理解してもらうために
三世代分の家系図とその人間関係を作ってもらいテーブルごとに共有。
各々の気づきや発見を語ってもらったのだが、
これが想定以上に盛り上がり時間が掛かってしまったのだ。

この会のルールとして秘密保持がある。
そのため、ここで知り得た情報は外には出さないので詳細を明かすことはできないが、
他の方の家系の話から学ぶことは多かった。
僕自身もテーブルに加わり話を伺ったが、驚くべきことが数多く隠されていた。

山田家は特徴ある家系だと思っていたが、他の方の話を聞くとそうでもない。
それが発見できただけでもよかった。
参加者の先祖には多くのことを抱え影響を受け今に至っている。
やはり血の繋がりが生き方や価値観に大きな影響を与えている。
他の方の話を聞きながら改めて痛感。

ジェノグラムの作成はやってよかった。
継続して学びも得ていきたい。

メインの平林さんの講義も流石と言わざるを得ない。

ジェノグラムの発表後に行ったのもいい効果が表れたんじゃないだろうか。
ビジネスの10年後は考えてもファミリーとしての10年後はそれほど考えていなかったりする。
それが30年後ともなれば想像すらできない。
名大社はファミリービジネスではいが、10年後、30年後は誰が会社を担っているのか・・・。
僕ではないことは確かだが、そこも十分に視野に入れなければならない。

そして、「伝統」と「革新」のバランスをどう取りながら会社を成長させていくか。
エンドレスで考えていかねばならない。

終了後は恒例の懇親会。
この場も盛り上がった。
メインの研究会は欠席だったが、懇親会だけ参加した奇特な方も数名。
コスパは悪いと思うが、まあ、それもよし(笑)。

会社近くの「波へい」さんを貸し切っての開催。

またまた全体写真を撮り忘れてしまった。
懇親会だけで収まらず二次会にも・・・。
ここでもいろんな情報交換ができたのは有難かった。

まだまだ続く名古屋ファミリービジネス研究会。
来月も楽しみ。

引き続きよろしくお願いします。

映画「ダンスウィズミー」

僕は矢口監督の鑑賞ターゲットから外れてしまったのか。
そんな年齢になってしまったのか。
昔観た「ウォーターボーイズ」や「スウィングガールズ」はメチャクチャ面白かった。

素直に感動できた作品だった。
それは僕が30代と若かったせいだろうか。
当時のような感動を覚えられなかったのは僕が歳を取ったせいだろうか。

それは作品を否定しているのではない。
単純に何も考えず楽しめる映画。
スカッとした気分にもなる。
家族や子供と一緒に観るには相応しい作品。
やはりいいオジサンが一人で映画館に行ったのがいけなかったのだろう(笑)。

ストーリーもシンプル。
登場人物も限られ複雑な人間関係は一切ない。
変な緊張感を強いられることもなければ、イヤな気持ちになることもない。
クスっとした笑いをあちらこちらのシーンで呼び込んでくれる。

先日のブログで山崎監督は数少ないエンターテイメント作品を撮れる監督と書いたが、
矢口監督は数少ないコメディ作品を撮れる一人になるのだろう。
それをミュージカルで勝負する勇気も賞賛にあたる。
期待を裏切らないエンディングもいい。

ただ気になるのはこの映画のコアターゲットだ。
若い人を対象にするなら昭和的な音楽ではなくもっと近づけなければならない。
やっぱオジサン、オバサンなのかな?

僕は主役である三吉彩花さんを映画の公開まで全く知らなかった。
ミュージカルの主演だから元宝塚?くらいと思っていたが、そうではない。
その雰囲気からただのアイドルかと思ったが、そうでもない。

これはただならぬ女優さんだ。
ダンスシーンは相当練習を積み上げかなりのレベルになったのだから、相当な努力家だと思う。
その点も好感度大。

しかし、僕が気になったのはその表情。
それも悪意のある表情。
ぱっと見美しく華やかな女性であるのは間違いないが、
今後はとんでもない悪女を演じることもできるだろう。
大きな犯罪を犯したり、男どもを手玉に取る役柄もやれるんじゃないかな。
大いに期待したい。
彼女の魅力は十分に伝わった。

あともう一つ違和感を感じたこと。
舞台はまさに現代。
勤務先も最先端の一流企業。
オフィスもそんな雰囲気。
しかし、描き方がバブルなのだ。
一気にバブルに戻った感じ。
ちょっと違うのでは・・・。

そのあたりも映画を観て確認してもらいたい。
矢口監督は僕と同世代。
特にそんな方には観てもらいたい。

まだまだやります!西川塾特別例会

毎年9月26日の恒例行事である「西川塾特別例会」。
もうこれで何年継続しているのか。
このイベントを告知するブログも毎年書いている。

今回は最初に「今年もやります!西川塾特別例会」とタイトルを付けたが、
3年前に使っていた。
一昨年は「ありがとう!西川塾特別例会」
昨年は「今年もやりますぞ!西川塾特別例会!」
ボキャブラリーがないのか毎年同じようなタイトルになってしまう。
もっと思い切ったタイトルを付けなければなりませんね。

西川塾とはユニーの創業者である故西川俊男氏が立ち上げた経営塾で僕らはその塾生。
今も地道に活動を続けている。
時代は変わりユニーという名前もいつまで残るか分からなくなってはいるけど・・・。
なんとも神妙な気持ち。

ここ数年は講演会と懇親会が定番。
やや自慢げにいえば僕が副事務局長時代に大垣共立銀行の土屋頭取を招いたのがそのスタート。
今は事務局を降りアドバイザーというポジションでありながら、一塾生。
僕より若手メンバーが西川塾の中心になっている。
今回の特別例会もいつの間にか決定していた(笑)。

今年の講師は株式会社コバック代表取締役社長の小林憲司氏。
「車検のコバック」を知らない方はいないだろう。
本社は豊田市に構えるが、今や店舗は全国。
いや、海外にも積極的に展開している。
東海地区を代表する企業なのだ。

小林社長には「コバック全国展開から世界戦略へ」をテーマにグローバル戦略について語ってもらう。
かなりの方に申し込みを頂いているが、多少は受付可能なので興味のある経営者や経営幹部の方はぜひ!
参加されたい方は直接連絡をください。

西川塾二期生会 特別例会2019
<日時>2019年9月26日(木)
講演会/17:00~18:30 懇親会/18:40~20:00
<会場>キャッスルプラザ3階(孔雀の間)
名古屋市中村区名駅4-3-25
<費用>講演会無料、懇親会7,000円

毎年、僕は〆担当として名古屋ナモ締めを行っているが、今年は別の方に・・・。
そろそろお役御免なのかな(笑)。

まだまだ続く西川塾特別例会。
今年もいい講演会にしていきたい。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その98

まだまだ暑い日が続きます。
ランチ時でもあまり外に出たくないと思うのが正直なところ。
営業メンバーの外回りに感謝しながらもそんなふうに思ってしまいます。
昔の営業魂はどこへ行ったのでしょうか。

夏休みはかなり美味しものを食べさせてもらいました。
おかげで財布の中身もかなり軽くなりました。
そうなると質素倹約。
そんな生活が求められます。
地下のコンビニ飯という選択もありますが、人気食べ物ブロガーとして任務を全うせねばなりません。
これも職業病でしょうか。

会社から広小路通りを栄方面に向かい東急REIホテルを南に入ります。
いわゆる住吉通といわれる通りです。
以前はこのあたりで飲むことも多かったですが、最近はめっきり減りました。
一体、毎日、どこで飲んでいるのでしょうか。
自分でも不思議で仕方ありません。

ビルの1階というか半地下というか、そんな場所にある「福水園」さんに行ってきました。

知らない人はちょっと入りにくいのかもしれません。
しかし、安心してください。
お母さんと息子さん(推測するに・・・)で切り盛りする健全なお店。
接客は問題ないのですが、2人はかなりの頻度で口喧嘩をしています。
親子の経営するお店はよくある光景かもしれません。

それはさておき、驚くべきは値段。
半分文字が消えかかったプレートのランチメニューらしきが掲げてあります。
生姜焼きライス、レバニラ、肉ニラライス、焼きそば、焼うどんライス、ホイコーローライス。
これが全て580円です。

一番コスパがいいのはホイコーローライスでしょうか?
しかし、ここは盆明けの体です。
体に気を遣った料理を注文しなければなりません。

「すいません、焼きそばライスをお願いします。」
カウンターには漬物もおもむろに置いてあります。

焼きそばライス 580円

定番中の定番。
写真も予想を裏切らないでしょう。
最初にスープをすすり、焼きそば、ライス、焼きそば、ライスの順番で食べてきます。
途中にスープをすすり口の中を整え、再び焼きそば、ライスの順に進めます。
そうすると最後に焼きそばが少し残り、それを勢いよく平らげます。

580円で満腹気分、シアワセな気持ちになれます。
味はシンプルですが、街の中華屋さんといった感じで好感が持てます。

体に気を遣うのなら、焼きそばよりもニラレバの方がいいのではないでしょうか。
次回はそちらを食することにします。

ごちそうさまでした。

経営理念をアップデートせよ

今月の日経トップリーダーの特集は「経営理念をアップデートせよ」。

最近はやたらとアップデートという言葉が使われる。
僕も言葉を覚えたての子供のように頻繁に使う。
こちらの編集部も僕もただのミーハーということか。

しかし、このワードはこれからを生き抜いていく上には重要な言葉。
経営理念に限らず、個々人の意識や行動もアップデートしなければならない。
会社も同様。
上手く事業が進んでいようがいまいがそれが重要。

VUCAの時代、
成功体験を語っているうちに古くなっていく。
何だか大変な時代に会社を背負うことになってしまった(笑)。

従来、経営理念は変えないものと言われてきた。
事業やサービスは変化させても文化や精神は変えてはならないと・・・。
確かに根本を変えることはない。
しかし、凝り固まったまま何も考えず理念を維持するというのは前に進まないのと同じ。
衰退を意味していくのだろう。
ころころと経営理念を変えるのは疑問だが、変化に対応し見直すことは求められる。

会社も経営理念や行動指針(クレド)を見直す時期にもきている。
今までの10年はこれまでの理念やクレドでよかったが、
これからの10年を考えるとアップデートするいいタイミング。

「はい、明日から変更します!」
と簡単にはいかないが、時間をかけて作り直す必要もある。

今の行動指針は7年前に当時の全メンバーで作り上げたが、
そこから新たなメンバーも増え、当時を知らない者が半分近くにもなる。
全員参加と謳っている以上、更に一体化するための指針も必要。

今回の特集ではその点にも触れ、5つのキーワードを提示している。
経営理念の主体は「社員」
行動指針に落とし込む
環境が変化すれば変える
全社員でつくり、共感を促す
名詞よりも動詞で表現する

言われてみれば当たり前のこと。
その意識は既に持っているはず。
しかし、実際の行動に落とし込めているかといえば曖昧。
日常の煩雑さを理由に後回しになってもいる。
間違いなくトップの責任といえるだろう。

昨年は賃金規定、評価制度を作り直し、
今年からあるべき姿を表す名大社モデルを発表した。
流れとしては間違いない。
元々のベースと新たなベースを掛け合わせ、経理理念もアップデートさせる。

今年度の取り組みの一つとなりそうだ。

さあ、さあ、仕事、仕事

長いようであっという間に終わった夏季休暇。
今日から仕事を再開。
休みボケなんていわせない。
いきなりトップスピードで臨んでもらう。

9連休でリフレッシュできたかとは思うが、どんな時間を過ごしていたのだろうか。
今週のスタッフブログはその報告が多くなるのかもしれない。
「シゴト頑張るぞ!ブログ」じゃなくてね(笑)。

では、僕はどんな休みを過ごしていたのか。
休み前のブログに書いた通りに過ごし、突発的なイベントもトラブルもなかった。
台風で本来の計画を短くしたくらいかな・・・。

初日と最終日はゴルフ。

とてつもない暑さで日差しも強かったので、腕と足と顔はすっかりと黒くなってしまった。
意外と体も動かした。
ゴルフの2日間と台風の影響で天気の悪かった2日間を除き、毎日ランニング。
距離は大したことないが、朝から汗グッショリの5日間だった。

映画コラムニストの仕事も人気食べ物ブロガーの仕事も頑張った。
成果もあり映画館の売上にも貢献した。
本来の仕事もちょこまかちょこまか行った。
もう少しやるべきかと思ったが、あまり仕事人間ではいけない。
会社のことを一切考えない日を作るべきとも思うが、なかなかそうもいかない。
難しいですね・・・。

最大のミッションであった聖火ランナーへの応募も完了。
愛知県か岐阜県のどちらかで走ることになるだろう。
と勝手に選考は通過すると思っている。

普段の休みは書斎で過ごすことも多いが、この休みはほとんど書斎を使わなかった。
読書やブログ執筆や諸々のこともリビングで過ごした。
理由は簡単。
クーラーのない書斎で長時間の滞在はムリ。
2階に上がっただけで汗をかく。
書斎は蒸し風呂のようだった。

あとは毎晩のように晩酌をしたくらいの清く正しい夏休み。
ドラマチックなこともなかった。
面白い報告はできないが、まあ、それも平和でいいじゃないか。

さてさて、今日から仕事。
今週も慌ただしい一週間になりそうだ。
通常業務の加え、ディスコさんとの共催イベント、名古屋ファミリービジネス研究会も開催。
2年に一度のPマークの監査も行われる。
夏休みの課題も残っていたり・・・。

まずは今日の朝礼から。
少し早めに出社して体を整えておこう。

さあ、さあ、仕事、仕事。
今週から頑張っていきましょう!

映画「止められるか、俺たちを」

またまた白石監督である。
最近、話題の作品が多いので、監督としてのキャリアはまだ浅いのかと思っていたが、
よく調べてみるとかなり長い。
30年近く映画界に携わっていることになる。

最初は中村幻児監督にお世話になっていた。
中村幻児監督なんて、今の人、知っているのかなあ。
なんだか懐かしい感じ。

その後、本作の題材となる若松孝二監督に師事したというから、その時点でかなりの変わり者。
変わり者ついでに言っておくと、結構、目立ちたがり屋。
ネタバレしても問題ない点でいえば、あんなシーンで三島由紀夫役を演じるなんて、やっぱ変わり者。
どうみても三島らしくないと思うけど・・・笑。

昨年、公開された映画ではあるが、僕が学生時代(今から30年以上前)は
この類の映画を結構観ていたと思う。
僕は70年代の人間模様を描く映画が好きで、大体はこんなふうに殺伐としていた。
80年代後半の学生やそれ以降の若者には信じがたい世界。
そのど真ん中で映画を創っていたなんて、逆に羨ましい。
今よりも自由に表現でき、鬱積していた不満をストレートに映画にぶつけていた。

それが許された時代。
そこで育った人たちが今の映画界をギリギリ牽引しているのも面白い。
きっと荒井晴彦氏もあんな若者だったと思うし、
若松監督もあんな態度であんな言動を繰り返していたのだろう。
井浦新氏は相当若松監督を研究したと窺える。

そして、何より主役の門脇麦さん。
実際はもっと美人な女優だと思うが、相当ブサイクに演じていた。
映画の助監督に美しさは一切必要ないと思わせる演技をこなしていた。
なよなよした感じも、ふてぶてしい感じも、思い悩む感じも豊か表現力だった。
他にこの役をやれる女優を想像できない。

とやっぱり映画のことが分からない評論になってしまったが、
きっとAmazonプライムでの視聴者が増えるはず。
この作品はプライム会員でも500円支払うから、いい売上貢献(笑)。

それにしても、舞台は100%喫煙率。
煙草を吸っていない者がいない。
場所も関係ない。100%吸うのだ。

それも時代だったんだよね。
そう思うと昔の方が寛容な時代。
白石監督はそれを表現したかったのかな。

いや、そんなはずはないな(笑)。

映画「アルキメデスの大戦」

映画はいきなりクライマックスを迎える。
冒頭のシーンはまさにクライマックス。
山崎監督らしいVFX技術を駆使した映像。

この後、どれだけの人が犠牲になり死を迎えるのかとその悲惨さに体を持っていかれるが、
冒頭クライマックス以降、死者は現れない。
穿った見方をすればこれも作り手のメッセージと受け取ることはできる。

子供向けやアニメ、ヒーロー、アクションものが多い夏の公開作品。
僕自身はしんみりと映画を愉しみたいが、夏休み期間はそんな希望は叶わない。
ド派手で弾けなければならない。
その点では本作も夏休み向けといえるし、
数少ないエンターテイメント映画を撮れる山崎監督だからこそ、この時期に相応しい。

最初は観るつもりはなかった。
しかし、いろんな方の評価を聞いて、観ることにした。
どんな時代も人は素直でなければならない。

いいことはいい。
悪いことは悪いと正直に言えなければならない。

そこには権力とか地位とか建前とか関係ない。
素直な気持ちでどんな場にも臨むことが必要。
僕はその気持ちに従い本作を鑑賞。
観てよかったと素直に思う。

果たして本作に登場する人たちはどこまで素直であっただろうか。
時には素直さが仇になるケースもあるだろう。
自分の立場を危うくすることもあるだろう。
そうだとしてもその姿勢があれば多くの問題は解決の方向に向かうのではないだろうか・・・。
映画と関係なさそうでありそうなことを語っていますね(笑)。

エンドロールには「史実から着想を得たフィクション」と表示される。
本作を観て事実と捉える人もいるかとは思うが、現実的にはあり得ない話。
しかし、事実と思わせてしまうところが演出でありストーリーの巧みさ。
ラスト近い櫂少佐と平山中将のセリフの重さに惹き込まれた人もいるはず。

やはりネタバレさせずに映画を評論することはかなり難しい(笑)。

本作では話題の俳優が多数出演しているが僕が取り上げるのは2人。
海軍少将役の橋爪功氏と海軍少尉役の柄本佑氏。
橋爪氏は最近の役どころは面白い。
ボンクラな上役をさもありなん的に演じている。
2月に観た「七つの会議」もサイテーな社長を演じていたし、この海軍少佐もサイテー。
それを当り前のように演じるのはキャリアの違いか。
腹が立つ役だが流石だと感じた。

柄本氏は実に上手く映画のつなぎ役を演じている。
脇ではあるが彼の存在が映画をより楽しませてくれる。
間もなく公開される「火口のふたり」も是非観たい。
この作品には僕が個人的イチオシの瀧内公美さんも主演。
彼女の表情に惹かれてしまう。
相当激しいシーンもあるので、今からドキドキする。
前作の「彼女の人生は間違いじゃない」もよかった。

いかん、本作とは全然違う方向に向かってしまったが、
この類の作品が堂々と公開され多くの方が観ることは素晴らしいこと。
山崎監督には社会派エンターテイメント監督としてこれからもいい作品を撮ってもらいたい。

食べ物のはなし お盆スペシャル

夏休みです。
お盆です。
数少ない家族サービスのシーズンです。

我が家では年に数回、家族で豪華な食事に出掛けます。
そうでなければ家族4人が揃って食事することは滅多にありません。
子供たちが独立をしているわけでもなく、大学生と高校生。
自宅で面倒になっている割にはあまり顔を合わせません。

だからこそ年数回の食事が大切です。
この休みに出掛けたのは名古屋プリンスホテルにあるレストラン「Sky Dining 天空」さん。
31階からの眺めはこんな感じ。

夕日を浴びるビル群が一望できます。
奥の方にはオフィスを構える名古屋広小路ビルヂングも垣間見えます。

今回は「お盆限定ディナーブッフェ×フリードリンク付プラン」とやら。
割引適応があっても7000円。
まずまずの価格です。

早速、ビールで体を整えます。

こちらの売りはヒマラヤ岩塩で炙る牛たんと尾張牛のローストビーフ。
早速、メインから頂きます。

その後はずらりと並ぶビッフェ。

難しい名前の料理が並んでいますが、分かりやすくいえばスペアリブ、手羽先、ラム肉、チキンなど。

そこに難しい冠の名称がつきます。
センスがないせいか、写真はあまり美しくはありません。

しかし、食欲は増し、どんどん消費していきます。
いつの間にか、赤ワインになっていました。

食い意地が張る食べ物ブロガーはあれこれと料理を選びます。

いつの間にか白ワインに変わっていました。

そして、こちらはデザートメニューも豊富。
飲む専門の僕はデザートにはあまり興味を示しませんが、
全国30万人の読者のために紹介せねばなりません。

10種類のジェラート。

これはなかなか美味かったですね。
他にもいくつものデザートが並びます。

女性には満足度が高いでしょう。
往生際は悪く〆のハイボール。

家族から冷たい視線を浴びながらも最後まで信念は貫きます。

気がつけば夜景を眺められる状態。
時間の経過は早いです。

食後はBARで飲むのもいいですね・・・。

ごちそうさまでした。
これで家族円満。
いい時間を過ごすことができました。
食べすぎには注意ですけどね。

中部が起こす挑戦の連鎖

先週水曜日は中部経済同友会の夏季セミナーに出席。
中部地区の錚々たる企業のトップが参加するかなり堅めの経営者の集い。
僕なんかは明らかに若手でレベル的にもここにいていいのかと思うくらい。
それでも入会は問題なかったのでよしとしよう(笑)。

「構想力と共創力で拓く中部の未来」というでテーマで基調講演とパネルディスカッション。
基調講演は名古屋大学学長松尾清一氏による「旗艦アカデミアの覚悟」。
名古屋大学のダイナミックな取り組みとそれを取り巻く環境について総長らしい視点で語られた。
この講演も参考になったが、僕が大いに興味を持ったのがパネルディスカッション。

この東海エリアの若手の経営者が3名登壇された。

浅井農園の浅井社長、スタメンの加藤社長、オプティマインドの松下社長。
モデレーターはエコノミストの内田俊宏氏。
内田さんには何度もお世話になっていたので挨拶したかったが、タイミングを逃してしまった。

名古屋、東海地区はベンチャー企業不毛の地と言われてきた。
僕自身もそんな印象を持ちながらも、最近は「そうでもないかな・・・」と思い始めてもいた。
IT関連のスタートアップは徐々に増えているのではというイメージ。
このパネルディスカッションを聞く限り、それは正しく、
そこを牽引する若手が育つ環境が整いつつあるのを実感した。

浅井社長は廃業を目の前にした家業を引き継ぎ、全く違う事業へと成長させた。
加藤社長はいくつかの企業を経験した後、HR‐Tech企業を創業。
松下社長は現役の大学院生でありながら起業し、クラウドサービスを提供している。

それぞれが異なる業態で出自も共通点はない。
それぞれの立場を最大限生かし最良の選択をして現在に至っている。

並々ならぬ努力はあったかとは思うが、
それを微塵も感じさせることなくさらりと語ってしまうのもこの世代の特徴だろう。
発するメッセージも明確で誰かに忖度することなく持論を展開。
このような場だと僕なんかは空気を読んで批判されないような話をしてしまうが(多分・・・)、
彼らはそれを恐れることはない。
かえって清々しく感じた。

この場に参加された重鎮の方にとっては耳の痛い話もあったが、
それもユーモアをもってうまく立ち回っていた。
僕は面白おかしく聞かせてもらった。
その生意気な発言に気を悪くされた方もいたと思うが、実際はそんな感じはしなかった。
重鎮の方々もそれを喜んでいる雰囲気が会場内にも漂っていた。
そんな若者を支援しながら変化を求めていることを窺わせていた。

これは僕の勝手な見方だが、この中部地区の重鎮企業の経営陣は変化、イノベーションを渇望している。
その下の管理職層がその意識に欠けているのではないか。
老舗企業の多いこの地区だからこそ、守られた環境によりスピード感を失くしているのかもしれない。
今回のテーマや会場内の雰囲気を見て、そんなことを感じた。

会社的にも今後、スタートアップ企業の就職支援を行うサービスを作ってもいいのかも。
起業しても失敗するケースが多い現状を見れば、安易に進めることはできないが、
それが地域の活性化にも繋がってくるだろう。
そんなことを感じたセミナー。

とりとめのないことを書いてしまったが、いい勉強になりました。
ありがとうございました。