これからも前向きに 名大社会長ブログ

賞与について考える

本日はうちの会社の賞与支給日。きっと社員は鼻の下を長く伸ばして待っていることだろう(笑)。
本来は第2週の金曜日が支給日なので、例年より一週間遅らせたことになる。出し惜しみしたわけでも、資金繰りに苦しんだわけ(笑)でもない。
一人ひとり個人面談をして、その評価について話をしてきたため、支給日が後ろにずれたのだ。
これまで会社の習わしとして、賞与は基本給の○ヶ月分と低額だけ決めて、あとは査定分を加えた総額を本人に渡していた。
査定内容はあいまいでロジカルな説明も特にしてこなかった。査定が間違っていない限り、その方法は悪くはないと思うのだが、透明性や納得感において問題がないわけでもなかった。
そのため今回の賞与から完全に見直しを行い、賞与の基本的な考えから、評価項目やポイントの査定基準、本人への期待値(ここは査定とは関係ないけど)までも明確にして個人面談を通し提示するようにした。
(今頃の対応なんて、ちょっと遅すぎますね・・・。)
個人面談は昨日で全て終了。晴れて本日を迎えることができた。仕事全体に対する個人面談は年度末にたっぷり行うとして、今回のような面談もお互いにとっては有意義であったと思う。何より全員が納得してくれただろうし・・・。
うちのような小さなサイズの会社であれば、トップの僕が直接話をするので誤解されるかもしれないが、僕が賞与を支給するわけではない。あくまでも会社から支給するのであって、僕はその役割を担っているに過ぎない。
当たり前の話だが、僕が偉いわけでも何でもない。みんなが懸命になって働き稼いできた利益を代表して配分しているだけなのだ。
しかし、社員はそうとは思わないようだ。役割である僕に対して「ありがとうございます。」と感謝を述べる。だから、僕も「こちらこそ、ありがとうございます。」と答える。何だかピントのずれた妙な会話だが、それが現実。
賞与を出す会社が素晴らしいのか、賞与分を稼いでくる社員が素晴らしいのかは、はっきりするところ。かと言って、賞与を出せない会社の社員がダメなのかと言えばそうではない。それは会社の責任であり、それがきっと経営そのものにあたる。
ここしばらくの間、賞与について考えるうちに、当たり前だけど欠落してしまいそうな基本に立ち戻った。
無駄使いするか、有効的な使い方をするかは関与しないが、いい年末年始を過ごしてもらいたい。夜の錦を闊歩するのも構わない。
ありがとうございました。
と言っても、あと8日間、ガンガン働いてくださいよ!

「日本の再生」とは・・・

昨日は仕事を早々に終え、ウインクあいちへ。会社のイベントではない。講演を拝聴するために伺ったのだ。皇學館大学の創立130周年の記念特別講座。
皇學館大學はこの会場で、これまでもJR東海の葛西氏など結構面白い講演を企画している。
今回の講演は藤原正彦氏による「日本の再生」。
日本の再生
藤原氏といえば、我々日本人を奮い立たせる数学者。
僕も僅かながら「国家の品格」や「日本人の誇り」を読ませて頂いた。
fujiwara
藤原氏の著書にかかれば、僕は何とも頼りない日本人ではありますが・・・。
1時間半に亘る講演はあっという間に終了。とても刺激的で示唆に富み愛に満ちた講演であった。
前半は完全に日本人否定の内容だったが、それも親が子供に厳しく接するような感覚で、見捨てているわけではない。愛するがゆえに、何とかせねばならないという裏返しの表現であった。だからこそ現状に対し、強い反発やわだかまりを持たれているのだろう。
歴史を学べば我々日本人の本質は明確だ。他の国からすれば異常とも思える日本人らしさとは何たるかも・・・。
藤原氏曰く、日本人としての宝物は、”異常な美的感受性”。
日本人しか持ち合わせない「美的感受性」が日本人のお家芸であり、どんなことがあろうと守らなければならないことのようだ。
美的感受性は、礼節や惻隠、倫理や規律や文化に繋がっていく。その一体化こそ、他の国にはあり得ない日本人の異常ともいえる高貴さを生んでいるのだ。
僕自身の表現力では上手く伝えきれないが、日本人として大切にしなければならないこと、誇りに思わねばならないことを感じさせてもらった講演であった。
この講演では偶然にも同級生経営者櫻山氏に遭遇。明日、一緒に飲むというのに(笑)。求めていることが近いということか・・・。
もっと歴史を学ばないとダメだなと痛感させられた講演でした。

ゴンちゃん、お疲れさまでした!

馴れ馴れしく「ちゃん付け」で呼んでいるが、当然知り合いではない。そんな言い方が相応しいと思って・・・。
先週、Jリーガー中山雅史選手の引退発表があった。
厳密には引退ではなく、現役を退く会見のようだが、僕にとても感慨深い会見だった。中山は僕より一つ年下の45歳。僕とカズとは同級生(ここから呼び捨てスミマセン)。同世代で活躍するプレーヤーで、この世代の誇りでもある。
最近の見方は違うが、30歳前後の頃、カズと中山では圧倒的に中山の方が好きだった。過剰なパフォーマンスは多少鼻についたが(笑)、サービス精神が旺盛なのも良かったし、何より常に全力でひたむきなプレースタイルが好きだった。サッカーに向き合う姿勢も・・・。
フランスW杯最終予選の途中まで、中山は代表には呼ばれていなかった。僕の記憶が正しければ、第6戦目のUAEとの試合ではTV番組のレポーターとして、スタジアムの雰囲気を伝えていた。本来であれば、選ばれない自分に悔しさが募り、そんな気分ではないはずだ。それでも、明るく代表を応援していた。
その後、代表に復帰しNumberの表紙にあるような、ジョホールバルでのゴールを生むわけだが、この時の背番号は「32番」。オマケのような感じだった。
naka1
この号のNumberは売り切れ続出し、手に入れるのが相当困難だったような気がする。アマゾンもなかったし・・・。
Number次いでに、中山が表紙を飾ったバックナンバーを探してみた。手元にあるのは計3冊。澄ました格好でポーズをとる表紙は一つもない。どれも躍動的なシーンばかりだ。
naka2
naka3
「まだ未練たらたらです。」と会見の場で言っていた言葉も彼らしい素直な表現だと思う。プロ野球選手が現役を引退する際、悔いは全くありませんという発言が目立つが、僕はそんなに簡単なのかなとも思ってしまう(本当なんだろうけど・・・)。
だからこそ、その言葉は正直な気持ちを表す清々しい発言に思える。
ここ最近は活躍するシーンは見れなかったが、これまで多くの勇気をもらってきた。本当に素晴らしいプレーヤーだった。
きっと今後はキャラクターを生かし、メディアを騒がせることにはなるだろうが、ひとまず、ゴンちゃん、お疲れさまでした。
当面ゆっくり休んでください。
そして、そして、ありがとうございました。

無事終了!名証上場企業就職フェア

全国でも初の試みである証券取引所とのコラボイベント「名証上場企業就職フェア」が無事終了。
昨日、一昨日の2日間、約3000名の学生さんに参加頂き、盛況のうちに終えることができた。ご協力頂いた全ての方に感謝!
僕に届いてくる声を聞く限り、出展頂いた企業も参加した学生も結構満足頂いた様子で、2日間の結果だけをみれば、成功したイベントと胸を張ってもいいだろう。
名相1
名相3
また、全国初という話題性があったせいか、新聞、テレビの取材が相次ぎ、昨日の日本経済新聞でも結構大きく取り上げられていた。
名証129
これも僕らにとってはうれしい話である。今後、もっと名大社を利用してくれる方が増えると更にうれしいなあ~(笑)。
今回、イベントを進行する上で、慎重に運営を考え綿密に計画を立てた。こちらが想定する来場者数であれば問題ないが、それを遥かに上回る来場があった場合、どんなオペレーションを行えばいいかをいろんな角度からシュミレーションしたのだ。
僕が先日走るはずだったフルマラソンのケースが、より深く考える機会を与えてくれた。最悪の事態を想定して、その場合、どんな対応をすれば参加してくれる学生や企業、そして会場に迷惑をかけないかをかなりの時間を要し準備してきた。
幸いなことにそれは杞憂に終わり、ほぼ想定通りの結果で終わったのだが、主催者として果たすべき責任をずっと考えながら取り組んでだ今回のイベント。何もトラブルがなく本当に良かった。それが当たり前の事とは十分分かっているんだけど・・・。
この「名証上場企業就職フェア」で名大社の年内のイベントは全て終了。
それにしても今年もよくあれだけのイベントを実施したと思う。ちょっとしたセミナーや説明会を除いて、15回も開催(同時開催を含めると21回)したのだ。改めて会社のメンバーの働きに敬意を表したい。
よく飽きずにやりましたね・・・(笑)。いやいやとても重要な仕事です。
と自分でボケとツッコミをしてしまうのも心地よいイベント疲れの表れだろうか・・・・。
今年の仕事もあと12日間。
イベントは終了したが、精一杯張り切っていきましょう!

熱く燃えろ!キミたちを待っている!

昨日、一昨日は懇意にしている大学へ訪問。大学3年生向けの就職ガイダンスで講演を行うためだ。
「ランチタイム就活ミニセミナー」と称するお昼休みを利用したガイダンスで、学生らは弁当やカップラーメンを持ち込み、そこで食事をしている。講演が始まった段階で食事をしている学生はほとんどいないのだが、ほんのりラーメンスープの香りが教室内を漂っている。
このセミナーは、いくつかのテーマに分かれ、今月始めから冬休み前までの開催。
僕が講演を担当する前の数日間は、業界研究講座を行ったとのこと。思ったほど学生は参加しなかったため、キャリアセンターは不安を抱えていたようだ。そのため学生参加は70~80名と予測し、一昨日は余裕をみて100部の資料を持参し会場入りした。
僕の講演タイトルは「中小企業の魅力と探し方」という最近の定番。
中小企業に関心を示す学生が増えているのは間違いないだろうが、学生にインパクトを与える内容でもない。予測通りの学生が参加してくれれば、OKという認識。
しかし、その予測は完全に外れた。驚いたことにどんどん学生が教室に入ってくる。気がつくと160名程の学生が席を埋め尽くし、教室は満席になった。僕が準備した資料は全く足らず、学生には迷惑を掛けてしまった。
40分程度の僕の話にも真剣に耳を傾けている。時に納得しながら、時に驚いた表情を見せながら・・・。本来60分程度で話す内容を無理矢理40分に収めているので、メチャクチャ早口。そして、次から次へと展開していくため、聞いてる側は着いていくのに大変だったと思う。
初日に多くの学生が参加したため、2日目の昨日はかなり少ないのではないかと予測。それでも余裕を見て、この日も100部の資料を持参。
名古屋外大121
蓋を開けてみるとビックリ。昨日も120~130名の学生さんが出席したのだ。結局、この日も資料が足りない状況に陥ってしまった。申し訳ないです・・・。
大手企業を否定するつもりは全くないが、そこばかり見ていても就職活動は上手くいかない。スタート当初から中小企業の魅力を理解した上で就職活動を進めれば、視野も広がり、必然的にチャンスも拡がる。自分にとって相応しい企業が見つかる可能性も高まる。
そんな話をさせてもらい、2日間のセミナーを終えた。学生の意欲的な態度を肌でビシバシ感じながら・・・。有意義な活動を行ってもらいたいな。
大学を失礼した後は僕のランチタイム。昨日は四川ラーメン。
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外は風が強く寒いというのに汗をかいてしまった。冬でも熱く燃えるのだ。僕も学生も・・・。
今日、明日は「名証上場企業就職フェア」
きっと熱い2日間になるだろう。準備もあるので、いつもより早く出社。
それでは、今日も元気に行ってきます!
おっと、釘さん日記みたいになってしまった(笑)。

「良い習慣は才能を超える」を聴く

一昨日は日本経済新聞主催のセミナーに参加。
会場は金山にある日本特殊陶業市民会館。つい先日までは中京大学文化市民会館と呼ばれていた。名古屋在住の方には名古屋市民会館という方が馴染み深いと思うが、今はネーミングライツを取得した日本特殊陶業の冠である。
今回は1500名集客できる大きな会場。この規模のセミナーに参加するのは実に久しぶり。
受付を済ませて会場内に入ろうとすると、声を掛けられた。以前、名大社で働いていた後輩の会社がこのセミナーを仕切っているという。「な~んだ、教えてくれよ」と会話しながら指定された座席に着く。
講演前は日経新聞のPRが延々と続く。今回の講演は日経で知ったので、参加者は購読者がほとんどではないかと思うが、著名人の日経の読み方を学ばせてもらった。
関係ない話が随分と続いたが、今回の目的は東レ経営研究所の佐々木常夫氏の講演を聴くこと。名前とその活躍ぶりは以前から存じ上げていたが、情けない話、著書は一度も触れたことがなかった。
講演終了後の感想は、これは著書を読まないといけないなという至って単純な感想。佐々木氏の歩んできた人生からその価値観、仕事に対しての考え方、姿勢まで、学ぶ点は数えきれないほど。
講演内容も素晴らしかったが、その中味から垣間見れる佐々木氏の人物像を、全てを達観した人間性の持ち主だと感じてしまった。人に悟られたくない面を飄々と語り、その苦労話をいとも簡単に当たり前のように話してしまう。
人間は自分の苦労をよりオーバーに話したい生き物だと思うが、そのかけらが全くない。まさに達観しているのだ。
今回、学んだ肝心な仕事術については、著書を読んでからまとめてみたい。それが礼儀だと感じてしまって・・・。
自分自身がいかに毎日何も考えずに仕事をしていたか痛感してしまった。
少しだけ印象に残ったことを披露すると、40代はしなやかに生きろということ。シンプルな言葉だが、その半生を伺えば、その言葉は深い。
そして、日経新聞でまず最初に読むのは「私の履歴書」。但し、経営者が登場する時は、自慢話ばかりでつまらないということ。最近では桂三枝や君原健二が良かったと・・・。それは同感!
いい話を聞いて満足するだけでは何の意味もないという佐々木氏の話の通り、僕も満足してブログに書いてるだけでは何の意味もない。
う~ん、困ったと思いながら(笑)、一つ二つはマネさせてもらおう。

CMをリニューアルするのだ!

先週の日曜日は吹上ホールでCMの撮影を行った。前日まで開催したイベント会場をそのままの状態にし、機材だけを持ち込みスタジオ代わりにして、CMとポスター用のスチール撮影を行ったのだ。
前回制作したのが一昨年の秋なので2年ぶりとなる。その後は日付とタレントの衣装だけを変えて流していたので、よくご覧になっていた人には、もう飽き飽きしていたかもしれない。
そんなに見てないぞ~!という声が聞こえなくもないが・・・(笑)
ちなみの最近までのCMはこちら。

爽やかだがインパクトがないという評価も頂いた。もっと名大社らしくベタベタなCMがいいとも言われた。それが直接の理由ではないが、今回思い切って全面リニューアルすることにした。
地元のタレント、モデルをオーディションで選び、若手社員、大学生、人事担当者に見立て、イベントのリアルさを少しでも感じてもらえるようにしたのだ。
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限られた予算と時間で制作するので、当日はあちこちでいろんなシーンを撮影。
抱きついたり、ジャンプしたり、リクルートスーツのモデルのようだったりと結構振り回され、出演者も大変だったと思う。それでも笑顔を絶やさず見せる演技はさすがプロ。
暖房のない寒い会場でお疲れさまでした(笑)。
新しいCMは来年1月中旬に開催される転職フェアに向けて流すことになる。あくまでも名大社らしいローカルなCM。
どんな評価を頂くかはわからないが、楽しみにしてもらいたい。

いよいよ今週末!名証上場企業就職フェア

珍しいことに3日連続の就職絡みのブログ。こんなケース初めて・・・。いかに普段、業務と関係ないことばかり書いているかがよく分かる(笑)。
それはさておき、今週の7(金)・8(土)日に2014卒を対象とした合同説明会「名証上場企業就職フェア」が開催される。
名証上場
名古屋証券取引所との共催で、名大社の30年近いイベント実績の中で行う初めての企画。地域の活性化に寄与したいというお互いの思惑が一致し、今回の企画が成り立った経緯がある。できるだけ参加企業と参加学生にとって満足のいくイベントにしたい。
新聞で株式のページを細かくチェックする方以外に名古屋証券取引所に詳しい方は少ないと思う。その役割についても業界通や投資家など限られた対象で、学生にとっては縁遠い存在だろう。だからこそ一般的にその存在を知ってもらう必要性も感じるのだ。
今回のイベントでは上場企業の特徴や強みについてしっかりと学んでほしいし、その学びを得た上で自分の進むべき道を選択してもらいたいと思う。就職活動スタートの時期だからこそ、上場企業と非上場企業を比較しながら、その違いについて認識するのもいいかもしれない。
参加企業をチェックしてもらうと今回のイベントのユニークさが理解できるはず。知らない人がいない、この東海地区を代表する企業から社名だけ聞いてもピンとこないBtoBの企業まで様々。
ここではっきりしているのは名古屋証券取引所に上場しているということだけ。それ以外の共通点は何もない。
現段階では自分の方向性の定まっていない学生がほとんどだと思うので、一点の共通点だけでいろんな企業を比べ話を聞いてみると新しい発見があり、気づきもあるはず。
今後の就職活動の参考になる点も多いだろうし、運命の出会いとなるかもしれない。
名大社としてはより地域に特化した情報を提供していきたい。ある時は上場企業を対象として、またある時は中小企業を対象として・・・。その中で東海地区の魅力ある企業を知ってもらいたい。その第一弾となるのが今回のイベント。
今回のイベントでは直接面談の他にいくつかの講演も提供する。間もなく締め切られる講演もあるが、時間のある限り参加してもらい、今後の就職活動に役立ててもらいたい。
イベントの詳細はこちら
<日時>2012年12月7日(金)・12月8日(土)
     12:00~17:00
<会場>ウインクあいち
    名古屋駅から徒歩5分

当日はかなり混み合うことも予測される。時間帯によってはスムーズには入場できないこともあるかもしれない。
気をつけてお越しいただきたい。

特集「今、入るべき会社」を読んで

親ダイヤ
今週の週刊ダイヤモンドは就職特集「今、入るべき会社」。来週の東洋経済は就職関連の別冊が発行される。昨日の新聞やTVも就職活動解禁のニュースを大々的に取り上げていた。まさに就職戦線一色である。
今回の特集でも分かるように今や就職活動は学生本人の問題ではなく、親にとっても切り離せない問題のようだ。それについて否定するつもりはないが、あまりにも過激な取り上げ方には違和感を感じることはある。
本特集も、共感する面と違和感を持つ面の両面で読み終えた。
各業界の動向や今後の予測はさすがビジネス専門誌という切り口で、就職に関わる者だけでなく、単純にビジネスマンとして参考になる点は多かった。
一方でこれはどうか?と首をかしげる記事があったのも事実。
年収が高い企業が勝ち組企業という錯覚を与えているような気もする(実際はそんな断定はしていないが・・・)し、地方企業に対して、ここに行けば一生安泰という表現も誤解を招きかねない。
入社3年以内の離職率のデータを示した「つらい業界ランキング」なんて、トップの業界はかなりイメージダウンだろう。ウソの数字ではないとはいえ、その数字だけが一人歩きしてしまうと、その業界内で社員満足度が高く懸命に努力している優良企業も同様に見られてしまう。そのダメージは大きいと想像する。
ただ親子で業界全体を把握するにはいい機会だとも思うし、お互いに気づきを与える場としてはこんな特集は効果的だ。
でも、親としてこれだけはやってほしくない。
「名古屋の一生安泰な会社は○○と○○と書いてあるから、ここに行きなさい!」というような安易なアドバイス。
それこそ「就活親子の大誤解」の大誤解になってしまうから・・・。

新卒ナビ2014OPEN!

新ナビ14
そういえば昨年の12月1日はかなり忙しかった。
就職活動の解禁の日であり、就職情報会社が一斉に就職サイトをオープンしたので、世間はその話題で持ちきり。
珍しいことに僕にもTV局や新聞社などマスコミ3社が取材にやってきた。同じ日に複数の取材を受けるなんて、後にも先にもこの1日だけだった。
大手就職サイトのサーバーがパンクするなどトラブルもあったが、騒ぎすぎじゃないかと正直思っていた。その後の就職戦線を見るとやはり騒ぎすぎだったな・・・。
そして本年もその日がやってきた。本年は土曜日ということもあり、僕の下へ取材はないとは思うが、この一日はどうなるだろうか。ひょっとしてイベント会場まで来られたりして・・・。
就職サイトがオープンし、全国のあらゆる場所で合同説明会が開催されている。名古屋でも今日、明日はいくつかのイベントが行われるので、あちこちにリクルートスーツ姿の学生が目立つだろう。深夜は大変だったみたいだし。
うちは昨日も今日も違うイベントを必死でやっているので、別の意味で大変だけど・・・。
そんな名大社もひっそりとではなく(笑)、堂々と本日、新卒ナビをオープン。
直接関わるメンバーは朝も昼も夜も関係ないですね。特に先週、今週は今開催されているイベントの準備もあり、沢山の業務が重なってしまった。いやあ~、ほんとにお疲れ様!
大手サイトのような派手さはないが、しっかりと地域の企業情報を発信していく。
「名古屋で働く!」とでっかくキャッチコピーを出しているが、実際は東海三県。より分かりやすくするために「名古屋」をクローズアップさせてもらった。名大社ならではの企業も掲載しているので、学生さんは是非、活用して頂きたい。そんなに慌てなくてもいいけど・・・(笑)。
これからどうぞよろしくお願いします!