これからも前向きに 名大社会長ブログ

台風明けの九州旅行 ~島原・雲仙編~

20日(4日目)の午後に長崎県島原半島へ。
熊本から長崎に移動するのは高速道路よりむしろフェリー。
熊本港から島原港に向かった。

熊本県はありとあらゆるところにくまモン。
家人は何故か熊本港でくまモンの靴下を買っていた(笑)。

4日目からはかなり慌ただしいスケジュール。
昼食の時間もないので、船内で熊本城で購入したびっくり団子を昼食とした。

車でフェリーに乗り込み、約1時間、有明海を渡る。

Googleマップで確認するとこんな感じ。

前日までは欠航だったという。そりゃそうだよね。
意外とビジネスマンも乗船していた。

徐々に島原半島が見え、雲仙岳も視界に入ってきた。
こんな景色もこんな旅行でなければ見ることはできない。

下船して向かったのは島原城。
ここでも「いい女とお城シリーズ」の撮影を目論んでいたが、見事に崩れた。
お邪魔した時、島原城は外観を改修。

写真だけだと何の建物かも分からない。
まあ、これもいい経験。

城内では壮絶な島原城とキリシタンの歴史が描かれていた。
雲仙地獄はキリシタンを迫害する場所。
そんな利用をされていたんだ・・・。

そして、雲仙温泉へ。
今回の旅行は台風の影響でその最中にホテルをキャンセルしたり、宿泊日を変更したり。
本来、雲仙温泉は3日目の予定だった。
その動きが不可能になり、一旦はキャンセル。

しかし、そうなると5泊中温泉は初日だけになってしまう。
そのため長崎市内のホテルをキャンセルし、雲仙温泉の日程をずらした。
幸か不幸かホテル側もキャンセルが相次ぎ、当初の部屋も空いていた。

お世話になったのは「ゆやど雲仙新湯」さん。
硫黄の匂いが立ち込める白い温泉。
好き嫌いはあると思うが、個人的にはいかにも温泉という感じがいい。

ホテルから徒歩すぐの雲仙地獄を散策。
別府で地獄巡りができなかったので、ここで取り戻す。
なんのこっちゃ(笑)。

全部で13の地獄がある。
そこで売られている雲仙名物 地獄蒸し 温泉たまご。
2個200円。

味の違いはよく分からない。
温泉たまごといってもゆで卵なので、食べ歩きも安心(笑)。

夜は雲仙卓袱料理や有明海、橘湾の魚、長崎県牛などを頂く。

毎日、ご馳走だと体も壊れるね・・・。
それはないか。

九州は焼酎がメインだが、ここでも日本酒。
雲仙のお酒も美味しかった。

こうして飲んだくれて4日目も終了。
部屋からの眺めも季節によって変わるんだろうね。

このペースだとあと何回書けばいいだろうか。
5日目はいよいよメインイベント。

続く。

事業承継計画も大切だよね

旅行で報告が遅くなってしまったが、
9月15日は第6回名古屋ファミリービジネス研究会Day3。
Day3ともなると研究会開始前から会場内は和気あいあいとした雰囲気。
初回の張り詰めた緊張感は消え、温かな空気が流れる。

それがとても心地いい。
そう感じるのは僕だけではないはず。
立場や業種は異なっても同じ課題を持つ経営者が集まり、議論を行う。
それは全て建設的。
情報共有だけでお互いに参考になる点が多い。

メインテーマの前にいつものような僕のアイスブレイク的なテキトーな時間。

映画「アキラとあきら」から見るファミリービジネスの特徴を話させてもらった。
いずれ「映画に学ぶファミリービジネス」をやりたいね(笑)。

Day2講師であった丸山さんに振り返りを行ってもらい、その後、受講者が課題の発表。
もちろんブログでは公開できないが、積極的に抱えている課題と対策を開示してもらった。
それだけでも大いに参考になる。
改めて感謝。

Day3のテーマは「効果的な事業承継と事業承継計画の作成」。
事務局でもあるグロースリンク税理士法人の鶴田代表にたっぷりと。

上手くいくケース、揉めるケース。
相続をきっかけに親族でもその関係性が破綻してしまうことは少なくない。
そうならないための方法を分かりやすく解説。

事業承継税制のおける特例制度など僕が知らないことも多く、いい勉強にもなった。
僕も相続についてはしっかりと向き合わないといけない。
まだ先の事だと思っているうちに手遅れになる可能性もある。
今から遺言書を書くことも決して早くはない。

これも課題となる事業承継計画。
初めての方はこれをきっかけに5年後、10年後、20年後を描いてもらう。

リピーターも常に見直しが必要。
昨年と変化しているケースもあるはず。
また、みなさんが作成された計画書を楽しみにしたい。

懇親会もいつものように盛り上がった。
しっかりタイムマネジメントしないと終わらなくなってきた。
まあ、いい事だけど・・・。

次回は10月13日(木)。
特別講師として株式会社エスワイフード山本久美代表を招く。
どんな話を伺えるのか。
こちらも大いに楽しみ。

事業承継計画の課題にもじっくりと取り組みながら、次回も更に盛り上げていきましょう。

台風の中の九州旅行 ~熊本編~

22日夜に無事に名古屋へ帰ってきたので、今回の九州旅行の続きをブログに。
しばらくこのシリーズが続くので暇な人はお付き合い頂きたい。

19日(3日目)の熊本は台風14号の影響はあるにせよ意外と静か。
午後には雨もやみ風も収まりつつあった。
しかし、ほとんどの施設は休業。
ホテルに開いているスポットを聞くと、わざわざ調べてくれた。

まずは腹ごしらえ。
熊本ラーメンの人気店はことどとく休業のため、一番の有名店味千ラーメン本店へ。

幸い名古屋にはないので行った甲斐もある。
地元に人には人気なのか、混み合っていた。

その後向かったのは霊厳洞。
狭い山道を抜けて辿り着くと宮本武蔵が・・・。

どうやらここで修業をしたそう。
誰一人いない。

僕はゆっくりしたかったが、家人が怖がって早々に退散。
営業してるも、していないもない雰囲気だった(笑)。

夜はアーケード街で急きょ予約を入れて焼鳥屋さん。
地元の人気店なのかな。

肥後赤鶏や雲仙大王を頂いた。

翌日20日は晴天。
ランニングシューズを持参したので朝RUN。
この日は2泊した熊本ホテルキャッスルを出て長崎に向かう。
ホテルの最上階を展望所として開放していた。

なかなかの眺め。

そして向かったのは熊本城。
2018年に熊本城マラソンでお邪魔した時はまた復興中。
現在も復興段階にあるようだが、天守閣は完全復旧で内部は公開されていた。
熊本で加藤清正の人気は高い。

銅像はもちろんのこと、あちこちで貢献ぶりが紹介されていた。

桜の馬場城彩苑を抜け、熊本城ミュージアムわくわく座で予習。

そしてお城に向かう。
ところどころ地震の爪痕が垣間見える。

雲一つない青空に熊本城が映える。

加藤清正の娘だという案内の女性と記念撮影。

名古屋から来たことを話すとそれだけで盛り上がった。
この女性は少し前に名古屋にも訪れ、いくつかのイベントに参加したという。
単なる案内係ではなく、本物の熊本城観光大使なわけね。

天守閣をゆっくり見ればゆうに1時間は超えるだろう。

そこまでゆっくりはできなかったが、城内を堪能することができた。
天守閣展望フロアからは宿泊したホテルを見下ろす。

ちょっと感動。

桜の小路で熊本名物のひとつびっくり団子を購入し、次の目的地へ。

向かったのは熊本港。
旅はまだまだ続く。

映画「人質 韓国トップスター誘拐事件」

今年は韓国映画を観る機会が多い。
本作で5本目。
先日まで公開していた「キングメーカー 大統領を作った男」も観たかったが、タイミングを逃した。
ロッキーよりこっちだったか(笑)。

「モガディシュ 脱出までの14日間」を観た時に日本映画は韓国映画に勝てないんじゃないか
とブログに書いたが、総じてレベルが高いのは事実。
観た5本の中でハズレ作品はない。
社会性が強いのか娯楽性が強いのかは作品に寄るが、どれも個性がありクオリティが高い。

本作もそう。
特に目新しさがあるわけではないが、
最初から最後まで緊張感を維持しながら楽しく観ることができた。

本作は「ただ悪より救いたまえ」「新しき世界」などで知られる韓国の俳優ファン・ジョンミンが
実名で主演を務め、誘拐・監禁されたトップスターの決死の脱出劇を描いたサスペンス。
この一文は完全なコピペ。
お許しください(笑)。

調べてみると同様の映画は中国にあるし、実名で登場する映画は他にも存在する。
そんな意味で目新しさはないということ。

僕は韓国俳優には疎く、ファン・ジョンミンは「ただ悪より救いたまえ」で知ったにすぎないが、
きっと彼の魅力が存分に発揮されていたと容易に想像できる。
それも苦労してトップスターの座を射止め、演技力やアクションで評価を上げたことも理解できる。
韓国人にとってはより共感度が高いかもね。

ストーリーは至って単純。
上記のコピペの通り。
ろくでもない連中と優秀かどうかよく分からない警察が誘拐事件を基にドンパチやる。
「ベイビー・ブローカー」でも思ったが、韓国警察は女性が前線で引っ張るケースが多い。
本作も女性刑事の方が強かったり・・・。
映画で海外を学ぶことができるね。

俳優が俳優として迫真の演技を魅せる。
これも本作の重要ポイント。
観ている人は分かっていながらも、もしやと思ってしまう。
実際にアクションもやれるから喧嘩も強いのかな?。
そんなどうでもいい事を考えながら映画を楽しむのもひとつ。

日本映画でも十分成り立ちそうな気はするが、そこは犯罪の違いか。
韓国の方が誘拐事件は多いだろうし。
それも今年観た作品からの想像に過ぎないけど。

さあ、対抗できる日本映画は何か。
「ヘルドックス」は期待できるか。
アクションスター岡田准一に頑張ってもらうしかないね。

台風14号と共に・・・。九州旅行【速報】

熊本のホテルでブログを書いている。
本来であれば旅行から帰ってきてから書くつもりだったが、
今(19日10:45)、あまり暇なので急きょブログを書くことにした。
うむ。

台風もようやく収まりそうなので、午後から少し出掛けられるかな。
では、初日からここまでを報告しよう。

17日午前に名古屋を出発。
新幹線で博多に到着したのが12時過ぎ。

早速、博多ラーメン街道へ。
混んでいることは予測していたが、ここまで混んでいるとは。
どこのお店も行列。
その中の一店「博多一幸舎」さんを選び行列の中へ。
オペレーションが優れているのか、
速攻でみんな食べるのか、20分程度の待ち時間。

泡系豚骨ラーメンも美味しかった。

レンタカーを借り向かったのは別府。
初日は何とか台風の影響も少なく済みそう。
地獄巡りをする予定だったが、明日以降を考え湯布院へ変更。

ギリギリ雨に降られることはなかった。
第一の目的は達成。
少しは家人も喜んだだろう。

別府温泉のホテルは白菊さん。

美味しい食事と日本酒、温泉を楽しませてもらった。

ニュースを見る度に「台風14号はかつてない猛烈な台風」と脅され、
それに合わせ計画もずらさなければならない。

2日目は別府から熊本への移動だが、それがかなり大変。
強風の中、無事に辿りつけるのか。
高速は止めて下道で・・・。

強風に煽られながらも3時間近く掛けホテルに到着。
熊本市街を代表するアーケード街も人はまばら。
ほとんどのお店が臨時休業。

熊本城も水前寺公園も休業。
行けるところはなし。

唯一良かったのは予約した「旬処悟とう別邸」さんが営業しており、
17時から入ることができた。
こちらは食べ物ブログかな・・・。

後は部屋から熊本城を眺めながら飲むだけ。

この日のうちに3日目以降の計画も大きく変更。
台風の影響が大きいため、熊本を2泊にし長崎の予定を変えた。
まあ、それは改めて書きたい。

こうして3日目を迎えたわけだが、熊本のほとんどの施設は休業。
雨も止み風も収まりつつあるが、まだまだ危険。
今日一日は最低限の動きにして明日からに備えたい。

そんな感じで今日は速報臨時ブログ。
さて、お昼は何を食べようかな・・・。

ちょっくら旅行に行ってきます。

昨日に続き、今日も転職フェア
明日は岐阜会場か・・・。
そんなスタッフが頑張る中ではあるが、僕は休みを頂くことにした。

申し訳ないと思いつつ、イベントでの僕の役割はとうにないので問題はない(笑)。
いると却って迷惑を掛けてしまう可能性も・・・。
そんなわけで少しだけ後ろ髪を引かれるが、ちょっくら今日から旅行に行ってきます。

向かう先は九州。
北九州をぐるっと回る。
なんと6日間。
それもなんとカミさんと2人で・・・。
前半は台風の影響を大きく受けるだろう。

2人で旅行なんていつぶりだろうか?
子供が生まれる前はちょくちょく行っていたが、せいぜい1~2泊。
長期は新婚旅行以来じゃないだろうか。

果たして平和は保たれるだろうか・・・。
ガンバリマス。

結婚して間もなく28年。
銀婚式は過ぎ、真珠婚式には早いが、
時間も少し余裕ができたので、のんびりと旅行に行くことにした。

子供が小さい時は仕事が忙しく、本当に苦労を掛けた。
家のことは任せきり。
今の時代なら追い出されてもおかしくはない。

子供は2人とも二十歳を過ぎ大人になった。
僕が冷静に判断してもいい子に育った。
それも全てはカミさんのおかげ。

口では到底言えないが、感謝している。
その気持ちと老後に捨てられないために今回の旅行を計画。
せっかくなので普段泊まる温泉やホテルよりもランクを上げた。
僕は美味しいお酒が飲めれば幸せだが、贅沢で優雅な時間になればいい。

当初は飛行機も考えたが、新幹線で博多に向かい、レンタカーを借りて移動。

懇意にする旅行会社にもお世話になった。
全く儲からない仕事なのに・・・。
こちらも感謝!

博多から別府温泉に向かい一泊。
翌日は熊本。
その後雲仙温泉に泊まり、長崎へと向かう。
軍艦島への予約も入れた。
最後の宿泊は博多で中洲の夜を堪能する。
有難い仲間がいいお店を教えてくれた。

ざっとそんな計画。
ある程度のルートは決めたが、計画は大きく変わるかも。
特に台風14号が迫っているので、大幅な変更はやむを得ない。
大雨でも過ごせるスポットがあれば教えて頂きたい。
よろしくお願いします。

そんなわけでブログも1週間ほどお休みする。
緊急の仕事はやむを得ないが、基本をゆっくりさせてもらう。

あとは必要なものをスーツケースに詰め、元気に行ってきます!
台風よ、どこかに消えてくれ~。

晩酌の流儀はあるのか

どこで知ったかの記憶は定かでない。
何かのキッカケでこの番組を知ることになった。

「晩酌の流儀」。
つい先日までTV愛知の深夜帯に放送されていたドラマ。
僕はリアルでは一度も見たことはなく、Amazonプライムで一気に見た。

この類でいえば「孤独のグルメ」を思い浮かべる人は多いだろう。
僕の食べ物ブログも元々はこのドラマを参考にしている。
あまり役立っていないという話は置いておいて・・・。。

毎回、井之頭五郎さんに食べっぷりに羨望のまなざしを送っていた。
しかし井之頭さんは下戸。
せっかく居酒屋に入っても、ウーロン茶しか飲まない。
酒飲みとしては勿体ないと感じるばかり。
視聴者のそんな声が多かったのだろうか。
もっとお酒と食事を結びつけるべき!。

ドラマ誕生にそんな背景があるとは思わないが、
酒飲みを喜ばせてくれるのがこの番組。

主役の栗山千明さんが毎度、料理を作り晩酌する。
ただそれだけ。
美味しく飲むための様々な行動はあるが、基本は晩酌するだけの話。
それがすこぶる面白く、家飲みに拍車をかける。

栗山千明さんといえば、ドラマ「ハゲタカ」。
2007年の放送だから、もう15年前のこと。
現在37歳。
ということは当時は22歳。

今思えばえらく大人びていた。
というより今もほとんど変わらない。
両作も存在感は抜群だが、本作の彼女の飲みっぷりはサイコーにカッコいい。

あれは本当に飲んでいるのだろうか。
一気にビールを飲み干すわけではないが、まあまあそれに近い。
実に美味そう飲む。

彼女の作るアテも酒飲みの心をくすぐる。
それほど難しい料理は作らない。
僕でも頑張ればやれそうなレベル。
チャレンジしようと思わせてくれる。
これを参考に僕なりの晩酌の流儀も作ってみようか・・・。

いつもは家人と一緒なので、ほば任せきり。
一人の機会があれば、栗山千明風にやってみるぞ。

今週は絶好の機会があったが、結局は・・・。

行動できるかどうかで差が出ちゃうね。
う~ん、何をやってるんだか・・・。

栗山千明は飲み方にも相当のこだわりを持っている。
しかし、飲むのは金麦のみ。
他のアルコールは飲んじゃいけないのか。
サントリーが協賛スポンサーというから仕方ないね・・・。

理想をいえば料理に合わせ、ビール、日本酒、ワインを飲んでもらいたい。
本作もシリーズ化されると思ったのは、僕だけ?
一部の方には圧倒的な支持が得られると思うが、評判はそこまでよくない?

ほとんど中身のないブログになってしまったが、
ネタ不足時はアルコール絡みで調整するのがいい。

今夜もきっと美味しいお酒に出会えるはず。
自宅じゃないけど。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その228

伏見に戻ってきました。
これからはしばらく質素倹約。
慎んだ食事をしていきます。

会社を出て住吉方面に向かい、あるお店の前に立ちました。

「えっ、ゆで太郎? 前にブログに書いたじゃん!」
そんなブログ通の方も多いでしょう。
しかし、ゆで太郎ではありません。
いや、ゆで太郎でもあります。

同じ店内であるのは間違いないですが、お邪魔したのは「もつ次郎 名古屋住吉店」さん。
併設店ですが自販機は別々。

一緒に営業されていることは知っていましたが、利用したのは初めてです。
TV番組で紹介されたのがキッカケ。
人気食べ物ブロガーは意外とミーハーなのです。

確かサンドウィッチマンが絶賛していたかと思います。
ゆで太郎の社長がもつ煮に美味しさにハマって出店したようです。
まんまと感化されてしまいました。

システムは同じ。
チケットを渡し番号が呼ばれるのを待ちます。
この日は無料クーポンを配っていたせいか、店内は激混み。
12時前というのにほぼ満席。

蕎麦のお客さんはどんどん呼ばれていきます。
もつ次郎さんはまだマイナーなのでしょうか。
調理に手間が掛かるのでしょうか。
全然、番号が呼ばれません。

「もしかしたら忘れているかも・・・」
と思い、カウンターに向かった時に呼ばれました。
蕎麦の感覚だとイラっとしてしまいますね。
気を付けましょう。

もつ煮定食 680円

ご飯は大盛無料ですが、卑しい根性は伏せておきました。
煮込みだからすぐ提供されると思うのは安易でしょうか。
どこかに時間が掛かるのでしょう。

名古屋の文化はどて煮。
やはりそこは違いがありますが、ご飯にはあいます。
とても食べやすいです。

あらかじめ赤鬼唐辛子を漬物の横に乗せておきました。
途中からは味変。

こうなると食欲が増すと同時にビールが欲しくなります。
そんなお客さんもきっと多いのでしょう。

吞み助セットというセンベロに近いセットもありました。
近々、ひとりでこっそりお邪魔するのもいいですね。

ごちそうさまでした。
次回はもつ炒め定食で攻めてみます。

絶対悲観主義

楠木氏も何となく著書を手に取ってしまう作家の一人。
作家というより学者だが、その語り口や表現に魅力を感じる。
本書のキッカケはNewsPicksの日本特殊陶業社長との対談じゃなかったかな。

今や大学の先生というより強面のタレントといってもおかしくない。
低音で冗談とも本音とも受け取れる絶妙な表現はまさにタレント。
叱られてしまうかな。

表紙には「心配するな、きっとうまくいかないから」
といきなり身も蓋もないことを書かれている。
第1章なんて、否定的なことばかり。

仕事である以上、絶対に自分思い通りにはならないと僕は割り切っています。
「世の中は甘くない」「物事は自分の都合のいいようにならない」、
もっと言えば「うまくいくことなんてひとつもない」ーこれが絶対悲観主義です。

と言い切る。

どうやら「絶対」がポイントのようだ。
こんな感じで読み始めれば読む気が失せてしまうと思うが、
不思議とうんうんと頷きながら肯定的に受け止めてしまう。

これまで僕はどちらかといえば、努力は裏切らない、
頑張り続ければ成功する。
そんな気合いと根性で仕事をしてきた。
確かにその面はあった。

努力が報われ評価もされた。
しかし、それは10のうち2か3で、多くは静かに気づかれず去っていった。
落ち込むことも多かった。

それでも今、こうして何とかなっているのは、
「まあ、しゃあない」
と開き直る面が強いから。
それが「絶対悲観主義」に近く素直に受け止められたのかもしれない。

これまでいろんな経験をさせてもらい、
うまくいくこともそうでないことも、
自分で何とかなることも、自分では何ともならないことも分かってきた。

そんな経験は面の皮を厚くし鈍感にさせる。
「そんなちっぽけなことで悩むな」と人の話を聞いて、
そう感じるのは「絶対悲観主義」とイコールなのかも・・・。

「なるようにしかならないが、なるようにはなる」
という楠木氏の結論に大きく共感する。
僕が思っているのもまさにその通り。
立派な方の発言に安心してしまうのはいかがなものかとも思うが、
少しの無理をしながらも自然体でやるのが自分らしいということ。

これからの人生はそんな動きだろうか。
高峰秀子さんの言葉も響く。
「引退です、なんていうのはおこがましい。
そのうち誰からも必要とされなくなるんだから、
そうしたら煙のように消えてなくなればいいじゃない」

僕もそんなふうに仕事人生を終えられたら理想的。
ギリギリでもがくかもしれないけど(笑)。

前向きに悲観的になれる一冊でした。

映画「LOVE LIFE」

100人いたら95人は気づかないと思う。
映画の存在ではない。
本作はヴェネチア国際映画祭コンペティション部門出品作であり、
最近話題作が続く深田晃司監督作品。

何かといえば、ポスターの右横白文字のキャッチコピー。
上のポスターは「孤独を抱いて自由になる」。
しかし、劇場に設置してあるチラシは「痛かった、全部。」。

あえて違うコピーにしたのか、
たまたま校正のタイミングが異なり印刷物によって違うのか、
理由は分からない。

共通点の見出せないコピー。
なんのこっちゃ、と思うだろうが、
映画を観た人なら「なるほど・・・」と唸るだろう。
だが、これに気づく人はほとんどいない。
100人いたらせいぜい5人。

本作は観る人によって評価は大きく分かれる。
上辺だけで映画を観れば、
表面的な人間の自分勝手なストーリーと捉えるかもしれない。
それほど面白くもないだろう。

一方で観る人によっては、
かなり深刻な気持ちになり重く受け止めるはずだ。

本音を隠し程よい距離感で、
当たり障りのない人付き合いをするのが日本人の特徴。
それが功を奏する場合も多い。
相手を傷つけることなく平穏を保つ。
それにより安定的な関係性が維持できる。

しかし、ある事件によって、その本音が露になりお互いが苦しくなる。
本作でいえば子供の溺死。
それによって夫婦の歯車が大きく狂う。
お互い許し合っていた負の側面が行動として表れる。
そこで価値観の違いを理解し、分かり合えない相手にいら立つ。

なんて、つらつらと自分の感じたことを書いたが、
事実かどうかは分からない。
あくまでも観る者に映画の中の人物像を委ねているだけ。

主役は木村文乃さん。
僕は今までキムラアヤノと思っていた。
すみません・・・。

これまでの印象でいえば、映画「BLUEブルー」のボクサーの彼女役や
大河ドラマ「麒麟が来る」の明智光秀の奥さん役。
気立てのいい優しい女性のイメージが強い。

本作はいい意味で裏切る。
今まで見たことのない表情が映し出される。
それだけでも観る価値はあるといえよう。

ロングショットの長いワンシーンや、
ここに出すかというタイトルクレジットも観る者にいろんな考えを抱かせる。

そして、ラジオから流れる矢野顕子の「LOVE LIFE」。
この歌詞が全てを物語っているかもしれない。
エンドクレジットでも流れるしね・・・。

本作は自称映画コラムニスト仲間との鑑賞。
おかげでその後の飲み会では熱く語り合うことができた。
そんな意味でも作品には感謝。

深田監督の作品はこれからも楽しみにしたい。