これからも前向きに 名大社会長ブログ

少しは経済活動もしないと・・・

先週は平日に休みをもらった。
名大社はお盆休みの他に7月~9月までに2日間自由に休みを取得できる。
僕は該当しないが、誰にも迷惑に掛からない日を見図って取得。

それが先週。
たまには夫婦二人でのんびりするのいいと思いながら、遠出はまだできない。
長期休暇の余裕もない。

あれこれ考えた末に選んだのは郡上。
岐阜県の非常事態宣言も解除されたこともあり、出掛けることにした。

僕は岐阜市出身。
郡上市は実家から一時間程度の場所。
国道156号線を上って行けば辿り着く。
学生時代、下道でスキーに行く時は大体そのルートを使っていた。

身近ともいえるが、僕にとっては近くて遠い。
ほとんど街自体に触れたことはない。
郡上踊りの経験もなければ、お祭りに参加したこともない。

一度はゆっくりと過ごしてみたいと思いながら、機会がなかった。
ようやくこの歳になってお邪魔する時が来た。
いつでも行こうと思えば行けるんだけど(汗)。

天気が良ければ阿弥陀ヶ滝に行く予定だったが、台風の影響で早々に諦め、
向かったのは郡上八幡城。

日本最古の木造再建城であり、日本の100名城にも選ばれている。
どの季節か、どんな天候かで、いろんな顔を持ち、城マニアを喜ばせる。
車で近くまで行けるが、そのルートはハードでまあまあなドライビングスキルが求められる。
郡上八幡城はあいにくの雨だったこともあり、ほぼ貸し切り。

戦国時代、ここから城下を眺めながら、誰の味方になるのか考えていたのだろう。

それを想像するだけで面白い。
紅葉シーズンは激混みしそうな予感。

その後、道の駅に寄り、昼食へ。
昼食の模様は人気食べ物ブロガーに譲りたい。
お邪魔したお店が中心地になので、そのまま散策。

郡上は水がきれい。
あちこちで川が流れている。

郡上八幡町旧庁舎はお土産も売っていれば、食事もできる。

鯉も恵まれているのだろう。

まん丸と太っていた。
もっと動きなさい。

同じ岐阜県でも高山とは違う趣。

よりコンパクトだが、お互いが分かち合っているような。
今年は郡上踊りも中止になり、街は寂しいようにも映っていた。

街ぐるみで盛り上がれる時期は必要。

そして、少しでも経済活動をすべき。
ただ僕ができることといえば、食事をし地元の名産を購入するくらい。
郡上の酒蔵の日本酒を購入。

こちらの銘柄が代表選手らしい。

夜が早い町だが、できればいくつかのお店でお酒を飲み、
ブラブラと街を散策し、適当に温泉に浸かり、翌朝、川沿いをランニング。
この先、そんな時間が作れるといい。

まずは小さな経済活動から。
明日はステキなお店も紹介したい。

ブランディングは中小企業を救う!

最近、愚か者本部の活躍が目覚ましい。
メンバーが相次いで書籍を出版しているのだ。

少し前は名誉本部長である釘崎さんがこの2冊。
『「最高の人材」が入社する採用の絶対ルール』や『採用力検定 公式テキスト』。

そして、この8月末に副本部長の櫻山さんが本書を出版。
出版早々、アマゾンでは品切れでかなりの売れ行きのよう。
いずれも愚か者本部の責任者である本部長を差し置いて先生になってしまった。

一体何の話をしているんだ!という方も多いだろう。
愚か者本部の活動は割愛するが、それだけ有能なメンバーで構成されているのは理解できるはず。
本部長には一向に声は掛からないが、知らん顔をしておこう。

そんな前置きはどうでもいい。

著者の櫻山さんとの出会いは8年前。
経営塾で櫻山さんが講演されたのがきっかけ。
その時のブログはこちら

共通の知人もあり、そこから意気投合し一緒にいろんなことを仕掛けるようになった。
同級生というのも大きい。
「ハゲタカ鑑賞会」とか「古事記の会」とか、仕事か遊びか分からない企画もあるが、
ここ数年はマジメに「名古屋ファミリービジネス研究会」を立ち上げ、
パートナーとして一緒に企画・運営をしてきた。

本書でも触れているが、櫻山さんはブランディングの講師として、
ファミリービジネスにおけるブランドの在り方を分かりやすく語られてきた。
僕はこの研究会でも、櫻山さんのセミナーでも幾度となく話は伺っている。

僕の頭が貧弱なせいもあるが、その都度、新しい発見もあり、いい学びを頂いている。
常に新しい情報も盛り込み、最近のブランディングの傾向から不変のテーマまで幅広く話をされる。
このブログでも何度も紹介しているので、時間のある方は検索してもらいたい。

そんな意味でいえば、本書は櫻山さんがこれまで提供してきた内容を一冊に凝縮させたもの。
伝えたいことが全て詰まっているといえる。

本書は啓蒙だけに留まらない。
実際にブランディングに成功した地元の中小企業も登場し、その重要性を明かしている。
名大社がお世話になるクライアントも堂々とした態度で・・・。

基本的には企業のブランディングを説いているが、僕は自身のブランディングにも触れていると感じた。
櫻山さん自身のブランディングのための行動も全公開。
大体のことは知っているつもりだが、そこに書かれている「習慣」は並大抵のことではない。

本人にとっては必要不可欠なルーティンだが、それを真似るのは難しい。
個人のブランディングとして学ぶべき点も多い。
本当に愚かなのは本部長だけなのかもしれないね(笑)。

幸い今週は2人でサシ飲みの機会もある。
本書が酒の肴になることも多いだろう。

その時に伺ってみたいのは「mini Think Week」。
本当は「Think Week」として一週間くらい世間から離れ、考える一週間を設けたい。
現実的にはそれは難しいので、近々「mini Think Week」は設けたい。

そんな話もできるといい。
グデグデになって愚か者にならなきゃいいけど・・・。

中小企業の経営者だけでなく、自分をブランド化させたい個人にもおススメしたい1冊。
ぜひ!

「仕事映画」に学ぶキャリアデザイン

いやいや、面白かった。

キャリアを大学で教える講師として、
名古屋のカリスマキャリアカウンセラーとして、
映画コラムニストとして、
そして、就職支援会社のトップとして・・・。

こんな書籍の存在が新鮮と共に、こんな切り口で映画を語り、
労働環境や働き方を語ることが何よりいい学びだった。

本書は著者の一人梅崎先生から送って頂いた。
(そのタイミングで、ちゃんと自分でも購入もしてます!)
なぜ送って頂けたかといえば、昨年6月に学習院大学に通ったのが、きっかけ。

「映画の中のキャリアデザイン」
こちらのブログでも書いたが、間もなく会長になるパフ釘崎社長に誘って頂き、
映画を通してキャリアを学ぶ機会を頂いた。

その時の担当教授が梅崎先生。
大学の授業なんて楽しんだことがなかったが、この時はワクワクしながら受講。
第2回目の授業もブログに書いている。

そんな授業でのケースをまとめられたのが本書。
授業では1本もしくは2本の映画を題材にキャリアを描いていたが、
本書では一つ一つの作品から職業や変動する労働環境を描いている。

日本映画で変動する社会を並べても、
あゝ、野麦峠~ALWAYS三丁目の夕日~フラガール~スーパーの女
と変化していく。

時代時代の女性の働き方を描くだけで、
国内における女性のキャリアを変遷を知ることが可能。
今までそんな視点で映画を観ていなかったので、新たな楽しみも増える。
ストーリーや演出だけでなく、
時代背景と共に当時の立場を理解させることは映画の役割としても重要。

「映画=芸術」「映画=娯楽」から
「映画=教養」「映画=時代認識」へと移っていく。

社会派映画コラムニストとして果たすべき役割が認識できた。
これから僕が生きていく道になるのかな。
どうみても食べてはいけないと思うが・・・。

本書では洋画、邦画合わせて22本が紹介されている。
実際、僕が観たことある作品は11本。
やはりイギリスの名匠ケン・ローチ監督は観ておくべきだね。

そして、もう1本、「天国と地獄」。
黒澤明監督の名作だが、本書に書かれる観点で観たことはない。
20年以上前の話だし・・・。

モノクロにこだわった黒沢監督が一瞬だけカラーの映像にしたのは有名だし、
そのサスペンス劇は楽しめるが、これからは「仕事映画」としての視点も。
セリフを含め格差がもたらす影響も知っておくべき。
「天国と地獄」は近いうちにもう一度観よう。

これまで出会うことのなかった分野、いや世界を教えて頂いて感謝。
梅崎先生、ありがとうございました。

クソ暑い毎日だから…。ランニング日記2008

9月に入っても暑い日は続く。
愛知県の8月の猛暑日は22日。新記録?
確かにこう毎日うだるような暑さが続くとそれだけでもうんざりするし、
それに加えマスク着用となるとしんどさも増す。

熱中症が増えるのもやむを得ないが、自分自身は体調管理を行い、
こんな猛暑にも耐えうる体力を維持せねばならない。

それが目的ではないが、この8月も猛暑が続く中、コンスタントに走った。
毎年8月は夏季休暇も重なり日程的な調整はしやすい。
しかし、過去のブログをチェックすると一度も目標をクリアしたことはない。

せいぜい70~80km程度の距離。
暑さとか雨を言い訳にしていたようだ(苦笑)。
大会もないのでモチベーションが上がりにくい季節でもある。

まあ、これも言い訳。
そんなことばかりではこのランニングブログも止めた方がいい。

この8月も歴史的な猛暑が続いた。
クソ暑い日ばかりなのは事実。
そんな中で、どれだけ走ったのか。

なんと104km。
今年3度目の目標達成。
快挙だ!

といっても理由は明確。
飲み会がなく翌朝がラクになった。
ステイホームで時間的余裕ができた。
それだけのこと。

ライバルも走り始めたようだが、鼻クソのような距離なので(笑)、話にならない。
基本的に朝6時台のランニングだが、それでも走り終えた時は汗でグショグショ。
全身汗だらけで気をつけて浴室に向かっても汗がボタボタと落ちる。

それを見つけたカミさんは露骨に嫌な顔をしながら、
「ヤマちゃん、汗、拭いといてよ」
と冷めたひと言。
頷くしかないですね。
小さいことを気にするなと言いたいが・・・。

目標達成し、大いに汗をかいた8月だが、体重が減ることはない。
全く変わらない。

これも理由は明確。
ビールが美味すぎる。
この夏休みはまあまあ昼から飲んでいた。

走ったせいもあるが、庭の手入れをしたことで、半年分の汗をかいた。
水分補給は必要。
それもガソリンが必要。
燃費が悪いので、どんどん注入しないといけない。
それが理由で体重は減らないようだ。

走らなかったらどうなるんだろうね・・・。
それを考えると怖い。

そんな8月だが、さすがにペースはゆっくりでキロ6分前後。
それでも結構きつかったり・・・。
今月は少しは涼しくなるのか。
連続の目標達成は難しいが、スピードも上げていきたいね。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その150

気がつけば伏見シリーズも150回を迎えることになりました。
記念すべき100回が昨年9月。
約1年で50回というわけです。

毎週毎週飽きることなく、時に番外編や特別編を織り交ぜ書いているので、
当たり前といえば当たり前。

これはいつまで続ければいいのでしょうか。
本当に喜んでもらえてるのでしょうか。
ふとそんな考えが頭をよぎりますが、深く考えても空しくなりますので、
いつものように人気食べ物ブロガーとしての責務を果たしていきましょう。

とはいえ節目となる150回。
それなりに盛り上げなければなりません。
まだ紹介していない人気店に行くべきでしょう。

向かったのは伏見通りを北に向かったところにある「豚郎 伏見店」さんです。

この界隈では人気店でお昼時は並びます。
この日は11:45に入店したのですが、それでも数組が既に待っていました。
さらに早めの行動が求められます。

こちらのランチは丼物がメイン。
一番人気は豚カルビ丼定食。
並、大、特とありますが、9割ほどのお客さんは豚カルビ丼定食を注文しています。

ここはあえて勝負を臨むべきでしょう。
「すいません、三河豚極上ロース丼定食の並でお願いします。」
と勇気を持って注文します。
実際はそのまま言うと舌を噛みそうなので、
メニューを見ながら「これの並をください。」と言っただけですが・・・。

こちらのお店はテーブルの引き出しに箸や調味料が収まっています。

テーブルの有効活用ですね。

三河豚極上ロース丼定食(並) 1300円

ちなみに一番人気のカルビ丼定食(並)は750円。
ここは150回記念。
お店側にそれを伝えながら、
(本当は伝えていません)
バーンと盛大にいかねばなりません。

三河豚の極上ロースって、どんな感じ?

こんな感じです。
そそくさを写真を撮っているようでは伝わりにくいですね(汗)。
お肉は甘みがあり、ほどよい歯ごたえ。

そんじょそこらの豚ロースとは違います。
そんな気がしてなりません。

こちらはキャベツはお替り無料。
最近は野菜が高騰しているとニュースで流れていました。
ここは卑しくも目ざとい人気食べ物ブロガー。

「すいません、キャベツをお願いします。」
どうしても食べたいわけではありませんが、ついお替りをしてしまいました。
これも150回記念というオメデタイ行事と捉えてください。

美味しい牛肉もいいですが、美味しい豚肉もいい。
特に50歳を過ぎると豚肉の方が体に合うのかもしれません。
ごちそうさまでした。
次回は普通にカルビ丼定食を注文します。

昭和16年夏の敗戦

毎年、お盆の時期を迎えるとこんな広告が掲載される。
確か昨年もこれに近い広告が掲載されていた。

これをきっかけに読んだのではない。
もう随分前に友人がおススメしていた。
5年ほど前にたまたまBOOKOFFで見つけ購入。

半額だったか、100円だったかの記憶はない。
読もうと思いつつ、長い間寝かせていた。
その段階で失格だが、ようやくこの夏に読むことができた。

第二次世界大戦を描いたノンフィクションだが、
同時に「マンガ日本の歴史」も読んでいたため、より理解が深まった。
最新の文庫版は著者の猪瀬氏と石破茂氏との対談のようだが、
僕が読んだ文庫版は勝間和代氏との対談だった。

最近、あまり名前を聞かないような気もするが、どうされたのだろうか。
一時期は書店を占領していた思うが(笑)。
時代の変化なのかな?
ここでも投資とリターンに触れていたのは面白いけどね。

僕は本書を読むまで総力戦研究所の存在を知らなかった。
無知は罪とはこんなことを言うのだろうが、
それは教科書にも出てこなければ、これまで読んだ歴史の書物にも登場しない。
(そもそも読んでいないという話もありますが・・・)

戦争となると映画にしてもそうだかどうしても感情面を描くケースが多い。
それにより戦争の悲惨さや無意味さを語るのは重要だが、そもそもの話が削られることも多い。
客観的な視点は反戦的なメッセージがほとんどで、別の視点は少ない。
その点では本書で描かれた無謀な戦争へのプロセスは語り継がれなければならない。

「わが方には大和魂がある」
そんな精神論を振りかざすことがここでは悪と捉えられる。
冷静に見れば僕でも当然だと思う。

しかし、その精神論を振りかざすことは普段ないだろうか?
自身に対して問えば、精神論で物事を語ることは少なくない。
論理立てて、環境を分析しそれに基づいて話をしているかといえば、
そうじゃないことも多いのではないか。

東条英機を批判できないじゃないか(笑)。
彼も相当迷いながら決断したわけで、結果的にみればそれが誤っていたわけで、
だがその時はそんな判断しかできなかった。

自分に置き換えた場合、どうだろうか。
そんな究極の選択はないが、常にそんな意識は持つべきだろう。
トップに求められるのは最終的な決断。
その決断次第で全てが変わる。

いかんいかん、本書の感想が違う方向へと向かっていく(汗)。
歴史を知ることはこの先を予測することでもある。
同じ日本人として何を気をつけるべきか。

それを理解できたこともいい。
どうもまとまりが悪くなったが、夏に読むべき一冊。
もう9月だけどね。

映画「グッバイ、リチャード」

今年公開の映画はリチャードの名が使われることが多いな・・・。
といっても「リチャード・ジュエル」だけか。
映画コラムニストの宣伝をしただけですね(笑)。

主演はご存知ジョニー・デップ。
あれだけ作品が公開されているのに僕はほとんど観ていない。
パイレーツ何とかシリーズも1本も観ていない。

調べてみると前回が「ブラック・スキャンダル」
おっと、これも自分の宣伝になってしまった。
その前は「ギルバート・ブレイク」と相当さかのぼる。
さすがにこの作品はブログに書いていないが、秀作。

本作の評論をチェックすると随所にジョニー・デップらしさが出ていると書かれている。
そのらしさって、なんだろう?
コミカルだけどブラックということか・・・。

ネタバレしない程度に語るとジョニー・デップ演じる大学教授リチャードは余命半年を宣告される。
その半年をどう過ごすかを描いていくわけだが、
肝心の家族にはタイミングを逃し、打ち明けることができない。

家族愛も感じるヒューマンドラマだが、この作品はR15。
お涙頂戴の感動作にも関わらず15歳以下は見ちゃダメという映画。
まあ、確かにあんなシーンやこんなシーンが飛び出ると健全な少年少女は観ちゃいけない(笑)。
大人に対して不信感を抱く可能性は高い。

大学教授リチャードの設定年齢はいくつだろう?
60歳の問いに呆れていたわけだから、それよりは若いはず。
勝手に推測するに多分、今の僕とほぼ同じじゃないかな・・・。

それを基準にするとリチャードのあと半年をどう生きるか、
何をやれるか、という心理に対してはほぼ同感。
僕も余命半年だと言われたら、同じ行動をとってしまうかも。

しかい、それはかなりヤバいので、止めた方がいい(笑)。
但し、人生において後悔はしたくない。
社会的な意義や家族への貢献も含め、そのあたりを考えなくもないが、
とことんヘベレケになり、立場やルールも無視してしまう行為もあり得る。
今まで懸命に生きてきたからこそ、最後は弾けきってしまう。

それも許されるんじゃないだろうか。
クリスタルグラスを割られた身は許さないと思うが・・・。

常識的に生きてきた人もちょっとしたボタンの掛け違いで非常識となり、
それが感情的になり火に油を注ぐ。
それって映画の中だけではなく、誰にでもあること。
僕の家族でもなくはなく、そんな視点で映画を観ると家族への向かい方も変わる。

大きな波乱も起きないし、奇想天外なストーリーでもない。
今も昔もある話。
不変のテーマなのかもしれない。

だからこそ、時々、こんな作品には触れておきたい。
そう思うリチャードと同世代の映画コラムニストであった。

「マンガ日本の歴史」を読み切った

マンガのシリーズを全巻読んだのはいつ振りか。
間違いなく高校時代。
当時、夢中になっていた「みゆき」「タッチ」以来。
なんだか青春・・・。

それ以降、マンガ自体ほとんど読んでいないし、
シリーズを読み切ったなんてこの歳になってから。
20代~40代は否定状態だったので、ゼロじゃないか。

50代になり「三国志」「レモンハート」「昭和天皇物語」を読むようになった。
否定モードから肯定モードに移った。
娯楽派よりは社会派。
あっ、「孤独のグルメ」があった・・・。

この「マンガ日本の歴史」を読み始めたのが2018年5月。
全55巻を読み終えたのが先週なので、ここまでくるのに2年3ヶ月。
この期間が長いのか短いのかは判断できないが、ちょっとした達成感(笑)。

 

紀元前3世紀あたりから平成に入るまでの期間なのでざっと2300年を描いている。
高校時代、日本史が得意だった身としては理解を後追いするだけだと思っていたが、
実際はそうではない。
歴史の流れを掴んでいくといかに自分の認識が浅いかを認めざるを得ない。

結局は点で押さえただけで、線では捉えてなかった。
年号や人名を記憶していても、それははどうでもいい。
どう歴史が繋がってるのかをこの年齢になって理解した。

そう考えるとマンガが与える文化的好影響をもっと評価しないといけない。
今まで何の勉強をしていたのかな(汗)。

全巻読んで感じたことは、歴史は繰り返すということ。
どんな時代でも好景気、不景気はあるし、
災害や病原菌が環境を全て変えてしまう瞬間もある。

それを乗り越え新たな技術を生み出し、その後の時代を創り上げていく。
その結果、今がある。
55巻目は30年くらい描き平成に入るところで終了する。
なぜかその時聴いていたAmazonMusicがポールマッカートニー&ウイングス。
これも意味があるのかな・・・。

最終巻から今、32年。
2300年からすればわずかな期間。
長い歴史の一部分でしかない。

大局的にみれば、今、この瞬間は些細なこと。
新型コロナウイルスに僕らは右往左往するが、もっと冷静に見るべきかもしれない。
やはり経験ではなく歴史から学ぶべき。

2年かけて読んできた甲斐もあったのかな。
当初は歴史の勉強としか思っていなかったけど。
歴史の勉強は未来を予測することでもあるんだな。

本シリーズの描き方が本当に正しいかは分からない。
右とか左とか多少なりとも主観的な要素は入るだろう。
歴史を繋ぐ者が私見を挟まず全てを語るのは難しいと思う。

そんな点も鑑みながら歴史を知る。
全体像を掴めたので、次へもっと深い世界を知るべき。
これからも日本の歴史を学んでいきたいね。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その149

先週は夏らしく熱いカレーを頂きました。
この8月は名古屋地区も猛暑日が続き、熱中症で体調を崩す人も多いようです。
実際に名大社でも熱中症に罹ったメンバーもいました。

他人事ではなく気をつけなければなりません。
そろそろ夏バテを感じる頃でもあります。
健康だけが取り柄の人気食べ物ブロガーは今のところ、大丈夫。
食欲も旺盛で、ついつい食べ過ぎてしまいます。

逆に食欲をもう少し減らしたいと願うばかりです。
そのためには気持ちから入ることが必要なのかもしれません。
ガツーンととんかつとか、ドーンとラーメンチャーハンセットとかは控えて、
食欲減少的な態度で臨んでみましょう。

うってつけな食事はなんでしょう。
それもあまり貧相ではいけません。
それなりに高級感もあり、かつ控えめな雰囲気を持つ食事・・・。

あります、あります、会社の近くに・・・。
この界隈では有名なお蕎麦屋さん。
「でっちそば」さんに行ってきました。

お客さんの平均年齢は高め。
身なりはしっかりとし、礼儀をわきまえたお客さんが多いように感じます。
控えめながら上品で高級感がありながらも庶民的な感覚も残し、
なおかつ夏バテに人にも参考になる食事。
今回はこちらを注文しました。

淡雪 1000円

ネーミングだけでもそんな気になるヘルシーな蕎麦。
崩し豆腐、南高梅、刻み大葉、葱、鰹節、わかめが乗っています。

「う~ん、いいじゃないか。今のオレにピッタリ!」
心の中で呟きながら、そばつゆを掛けます。

ふと、疑問が湧いてきます。
「一体、これはどんな食べ方がいいんだろう?」
ごちゃ混ぜにして食べるべきか、豆腐から食べるべきか、いろんな食べ方にチャレンジします。
チマチマ食べてもあまり美味しくはありません。

少し食べたところで、ここはやっぱり豪快に行こうとごちゃ混ぜにすることにしました。
目の前にある天かす。

こちらを使わない手はありません。
豪快にふりかけ、豪快に混ぜ合わせます。

見た目は決して美しくはありません。
淡雪という淑やかなネーミングをぶち壊しにしてしまったかもありません。
しかし、人気食べ物ブロガーにとってはこれが正解。
この豪快な食べ方が一番合い、美味しく頂けます。

さすが行列ができる蕎麦の名店。
写真ではほとんど分かりませんが、蕎麦好きが喜ぶ蕎麦でしょう。
確かにこれで満腹にはなりませんが、程よい満足感が体を覆うのでありました。

8月下旬とはいえ暑い日はまだまだ続きそうです。
夏バテだけでなくサッパリした食事をしたい時にもいいでしょう。
ごちそうさまでした。
少しは体重は減ったのでしょうか。

やるべきをやる

ここで先週のイベントの報告をしておこう。
20日(木)は「ジモト就職フェア×キャリタス就活フォーラム」を開催。
今年で7年目となる株式会社ディスコさん共催の21卒向けイベント。
本来は5月の開催予定だったが、コロナ感染拡大の影響で延期し、8月の開催となった。

今年の就活生はスタート段階は好調だったものの、コロナの影響で一気に環境が変わった。
オンライン説明会やWeb面接が中心となり、
採用数も当初の計画より下方修正する企業も増えた。
学生の不安が急激に増えた年といっていい。
8月時点の内定率も高止まりとはいえ、昨年に比べると随分落ち込んだのが実情。

そんな中での開催で、少しでも不安を抱える学生のサポートになればいい。
当日は安心、安全を完全フル装備で提供。
名大社単独イベントであればマスクのみの着用だが、共催イベントはフェイスシールドも着用。
僕もこうして会場内では武装していた(笑)。

これを一日中付けているのか相当しんどい。
それだけでも運営スタッフにはあっぱれをあげたい。

イベント開催前は大学キャリアセンター担当との名刺交換会。

例年よりは参加は少なかったが、それでも10校以上の担当者に協力頂いた。
大学がオンライン授業でも、リアルの重要性はご理解頂く。

学生向けの講演もソーシャルディスタンスを保ちながらでの実施。

いつもならワークを取り入れるとことだが、この時期は難しいのかも・・・。
それでも参加した学生には大いに参考になったようだ。

企業ブースの間隔も空け、面談も細心の注意を払った。

結果的に300名近い就活生に来場してもらい、参加企業、学生ともに満足のいくイベント。
特に先週はコロナの感染だけでなく、熱中症に対しても気を配らねばならない。
この日も35℃を超える気温だったが、冷房もガンガン入れながら換気もバンバンするという会場内。
おかげで無事にイベントを終えることができた。
慣れないフェイスシールドをずっとしていたスタッフも倒れることはなかった(笑)。

この環境下でリアルイベントを開催することは簡単ではない。
状況によっては非難されることも予測できる。
当然、来場対策や安全対策を行った上での開催になるが、我々としてはこういった場は重要。

大袈裟ないい方をすれば、これで学生の将来が決まる。
そんな場を失くしてはならない。
オンラインで有効的な手段を作っていくことは重要だが、
一方でこんな場で雰囲気や感覚を磨くことも必要。

協力頂いたキャリアコンサルタントの就職相談も大忙しだったし・・・。

やるべきをやるのも自分たちの仕事。
その想いがなければ続けることはできない。
これからもこんな環境は続く。
その中でも我々は自分たちを信じて場作りをしていく。

次回、ディスコさんとの共催は9月6日。
全学生対象の「ジモト発見&インターン × キャリタス就活フォーラム」
このイベントでも万全な体制を取りながら、キッカケの場を作っていく。

全てはこれからの若者のために。
やるべきをやってまいりましょう。