先週のこと。
富士ゼロックスさんの主催するエグゼクティブセミナーに参加させてもらった。
講師は東レ経営研究所の元社長 佐々木常夫氏。
タイトルは「これからの時代の経営とリーダーシップ」。
4年前にも一度、講演は拝聴した。
勉強になる方の話は何度でも聴くべき。
特に僕のようなすぐに忘れてしまう人間は繰り返し聞かないと身にならない。
もっと言えば、実践に役立てなければ、いくらいい講演を聴いても意味がない。
冒頭に佐々木氏がそんなことも言われていたため、反省しながら今回の講演を伺った(笑)。
これまで何十回といろんな方の講演を聴いてきたが、どこまで実践しているだろうか。
多分、5%くらいしかないのではないか。
講演の中味だけでなく、講演手法を参考にする点では、10%くらいかな。
いや、そんなにもないな。多分・・・(苦笑)。
今回の講演は名大社の中堅幹部オクダを連れていった。
僕も参考にはなったが、彼にはもっと響いたであろう。
それも相当、耳に痛い話だったので、相当、効果があったと思う。
オクダの好きな(?)長時間労働を完全否定されていた。
佐々木氏は長時間労働はプロ意識の欠如、想像力の欠如、羞恥心の欠如であるという。
完全に打ちのめされたであろう。
僕が言うよりも説得力があるので、たまには他者を利用し気づかせなければならない(笑)。
単純に働く時間が短ければいいというわけではない。
時間を節約するための効率的な仕事術をマスターすべきなのだ。
ポイントはプアなイノベーションより優れたイミテーション。
仕事は発生したその場で片付ける。
ビジネスは予測のゲーム、常に予測しフォローアップ、など。
頭では理解していても行動に起こせないことを確実にこなせと言われているようなもの。
これは僕自身も反省・・・。
佐々木氏はただ効率を求めているのではない。
そのために必要なことはコミュニケーションと信頼関係であり、
人と人との繋がりを重要視している。
「会議は最小限に、ミーティングは頻繁に」というキーワードもその象徴。
時間の管理をするのではなく、いかに仕事の管理をするのかが重要なのだ。
それを習慣化させてしまえば、仕事は効率的に回り、会社も個人も成長する。
今、名大社が目指している方向も間違っていないとは思う。
佐々木氏が指摘されている点とずれてはいない。
まだまだだけど・・・。
そして、最も大切なトップの仕事。
意識と行動を変えることが、会社を変える。
う~ん、全然足りませんね。
出来ているといえば、自然体であることくらい。
どちらにしても、まだまだ。
完璧なら講演を聴く必要もないし・・・。
それだけ伸びしろがあるとプラス思考にしておきたい。
いい勉強になりました。
少しでも実践し活かしていきます。