今週25日(水)に豊橋にある「福祉村」にお邪魔した。
「福祉村」とは医療法人さわらび会さんが運営する医療・福祉施設で病院、老人ホーム、
身体障がい、知的障がい、保育園、クリーニング工場、社宅、公園、
お寺が一つの村として成立している。
その壮大な施設をできれば空から写したいが、
それはできないのでパンフレットの写真でイメージしてもらいたい。
今回の視察は西川塾班会議の一環。
元F1レーサーである山本左近さんが僕らと同じ塾生である共にさわらび会の副理事長を務められている。
その関係で今回の視察に至った。
これもありがたいご縁。
山本左近さんはレースの世界では超有名人。
6歳からF1レーサーになることを志し、その夢を実現された。
世界に20名しか存在しないF1ドライバーとなり、いろんな国で参戦されてきた。
丸の内でも20番までに入れない僕としては、
塾生仲間という特権がなければ普通に会うことはできない方(笑)。
ミーハー的にいえば、それだけでも大いに自慢できる。
どうだ!凄いでしょ。
書きたいことはそんなことではない。
肝心な「福祉村」のこと。
この壮大な施設は話を伺うまではわからなかったが、実際にすべての施設を回り、
担当の方からの説明を聞き、肌で感じて、この施設の意味をはじめて理解することができた。
最初に受付を済ます段階からそう。
スタッフ一人一人のおもてなしや仕事に対する真摯な姿勢は、
この「福祉村」ならではのことだと感じた。
座学の時に山本さんが僕らに聞いた。
「福祉って、なんですか?」
福祉という言葉は普段の生活の中でよく耳にはするが、深く意味を考えたことはなかった。
福祉=幸せ、豊かさ
これが答えだという。
福祉村=しあわせ村。
企業理念でもある「みんなの力でみんなの幸せを」。
まさにこの「福祉村」が、その象徴であり、それを実践している。
知的障がいの方の支援施設だけでなく、その方が少しでも自立ができるよう、
また働く目的が見いだせるように、村内にはクリーニング工場があり、働く場を提供している。
働くスタッフの方がより安心して仕事ができるよう村内で保育園を運営する。
老人ホームに対しての考え方も同様で、この村すべてがひとつに繋がっている。
それが「みんなの力でみんなの幸せを」と結びついている。
施設を2時間近く見学させてもらったが、僕を含め塾生は感動に浸っていた。
経営者目線で見れば、これでいくらの投資が必要なんだろうと考えてしまうが、それは理想が低い。
そんな視点ではこの事業を取り組むことができない。
自分の小ささを反省しながらも、これから山本さんが叶えようとする理想にも感動を覚えた。
これからオープンする老人ホームで記念撮影。
ひとり2m40cmの巨人がいるが(笑)、全員でこの「福祉村」から学びを頂いた。
そのあとの懇親会も楽しかった。
左近さん、ありがとうございました。