これからも前向きに 名大社会長ブログ

那古野塾再び・・・。

昨日は那古野塾OB会の勉強会&懇親会。
3ヶ月ぶりの参加となる。毎回、ゲストスピーカーを招き、1時間半程度の講演を拝聴し、その後、先輩経営者との懇親会が催される。
昨日の講演は株式会社サンコーの櫻山社長。なんと僕と同い年。同級生の経営者だ。とはいえ、僕のような未熟な経営者ではなく、既にトップとして長年の経験を積んでおられる。
タイトルは「『経営品質』から学ぶすてきなリーダーシップ」。結果的にはこのタイトルとはほとんど関係のない内容だったが(櫻山社長、スミマセン)、自分自身の振り返りを含め、大変参考になる勉強会だった。
ワークの一つに、リーダーシップの定義についてのディスカッションもあった。リーダーシップについては、何年も前にビジネススクールで学んだし、自分の手帳には「リーダーシップ・・・価値創造、目標達成、戦略実行、人材育成」とはっきりと書いている。
しかし、残念なことに、ワークでは肝心な話をすることができなかった。どうしても漠然とした意見になってしまい、明確なリーダーシップ像を定義することができなかった。何となく業務を遂行している証である。反省・・・。
千秋1
そんなワークを含め、リーダーや経営について再認識させられる時間帯であった。
それにしても講師の櫻山社長はよく勉強されている。本業とは関係のない講演内容であったが、その取組み姿勢は大いに尊敬せねばならない。
勉強会終了後は懇親会会場へ。
このお店がまたいい。お店の看板も出ていない。どんなグルメサイトにも掲載されていない。初めて訪れた人は「こんなところにこんな店があるんだ!」と驚くだろう。そして、いちげんさんお断り。僕もこの勉強会の流れでこのお店に入れるだけなのだ。従って、ブログでも詳細は書けないが、とても雰囲気もロケーションもよく、料理も美味しいお店だった。
千秋2
この懇親会でも先輩経営者に囲まれながら、多くの情報交換をさせて頂いた。
このような飲みは本当にシアワセのひと時だ。アルコールが体に染み込んでいくと同時に刺激や学びも吸収されていくのだ。このような場に感謝!
昨日は本日の結婚式のこともあり、この1軒で帰るつもりであったが、懇意にする先輩経営者にお誘いを頂き、ノコノコと錦へ・・・。相変わらず意思が弱い。ここでも多くのことを教えて頂いたので、ありがたいのだけれど・・・。
金曜日らしい夜の過ごし方に感謝!

目利き力

目利き力 (PHPビジネス新書) 目利き力 (PHPビジネス新書)
(2012/02/17)
藤巻 幸大

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藤巻氏の講演や著書は何とも愉快な気持ちにさせる。
街には楽しい事が溢れていて、歩き、買物をし、食事をするだけで感性が磨かれるようだ。そんな生き方は理想であると同時に憧れでもある。もちろん、他人には明かせない苦労もあるのだろうが。
以前、藤巻氏に突撃挨拶をした時にも、名大社の古めかしい社名ロゴに興味を持って頂いた。
それは本書にも書かれている「モード」ではなく「スタイル」に繋がることなのかもしれない。あくまでも勝手な解釈だが、彼の「目利き力」とは、そんな感性も反映しているのだろう。
豪快そうに見える性格のウラには、最大限に人に気を使い喜ばせようとするホスピタリティが存在する。本書を読むと、人の魅力とはさりげない態度が重要と感じさせてくれる。それを包み込む会話も含めて・・・。
藤巻氏の行動スキルには程遠い僕であるが、唯一の共通点と言えば定期的に大型書店に出向くこと。本はネットで購入してしまえば完結する昨今ではあるが、目的もなく書店に顔を出すことは頻繁。本書にも書かれているように発想のヒントになることが多いからだ。
立ち読みばかりで申し訳ないこともあるが、ある程度情報に敏感になるのに、グルグル回りパラパラめくることも大切なように思う。
それくらいしか共通点がないのは寂しいことだけど。
気分が良くなりながら、仕事においても参考になる一冊なので、20代の若手社員にはおススメだ。
ここに書かれている「人脈を築く5つのS」。
「シンプル」「スピーディー」「センス」「スマイル」そして「しつこく」。なるほど・・・。
最後は押しなんだな。僕もまだまだ足りません。

進化する名古屋

東洋経済の臨時増刊は「進化する名古屋」。
進化名古屋
この特集では東海地区を代表する財界人から大学関係者、SKEまで地元にゆかりのある方が数多く登場する。
僕の知り合いが何名が取り上げられている記事を読んで、身近さを感じてしまう。うれしいことだし・・・。
タイトルは「進化する名古屋」なのだが、掲載されている内容は名古屋のことばかりではない。三河地区も含め愛知県、東海地区全般について書かれている。
本来であれば、「進化する愛知」か「進化する東海」が適切なタイトルと思うが、あくまでも「名古屋」なのである。
このタイトルが理由ではないが、ここ最近、この地区の相応しい表現について、ずっと考えていた。
僕が出張し東京の方と話をすると「最近、名古屋の景気はどうですか?」と聞かれることは多い。「最近、愛知の景気はどうですか?」と聞かれることはまずない。
僕らがこの地域の説明をする場合、「名古屋では○○です。」と言う事はあっても、「愛知では○○です。」と説明することも少ない。
愛知県を総称して、大袈裟に言えば東海地区を総称して「名古屋」と語っていることが多いよう思えて仕方なかった。そんなモヤモヤ感があり、全般的にはどうなんだろうと考えていた時にこの増刊号の発売と重なったのだ。
このタイトルにそんな意味が込められているのであれば、僕の感じていたことがスーッと腑に落ちることになる。
人生の半分以上を名古屋で過ごしているにも関わらず、まだこの地区について知らないことは多いと今回の増刊号を読んで痛感した。
SKEの人気はともかく、この地区の文化や歴史については、まだまだ自分の見識が乏しい。産業構造についても表面的になぞっている程度に過ぎないのが現状だ。もっと学ぶことにより発見せねばならない。
アニメ番組の製作についても初めて知ったこの地区の特徴の一つ。
「機動戦士ガンダム」を始め、世界を誇るアニメ番組が名古屋のローカルTV局から発信されていることが多いのだ。ガンダム自体にあまり興味を持っているわけではないが、世界中に熱狂的なファンがいるアニメの誕生地がこの地にあるとは驚きだ。そんな事も含め、まだまだ知らないことは多いな・・・。
名古屋に大津波が来たら、僕の家も一溜りもないのも衝撃的な記事だったが・・・。
そんなことはどうでもいいとして、我々は「進化する名古屋」に少しでも貢献できる存在にならなければならない。

天気のいい日曜日も就職活動だ!

GW明け最初の日曜の名古屋は雲ひとつない晴天。絶好の行楽日和。
しかし、そんな気候のいい昨日でも就職活動に励む学生は多かった。
名大社が主催する企業展はほぼ毎月行うが、昨日は珍しく日曜日一日のみの開催。
企業展1254
規模としてはこじんまりとしたイベントにも関わらず、多くの学生さんに参加して頂いた。メインとなるのは22社に参画頂く合同説明会になるのだが、今回はそれとは別にいくつかの講演も行った。
先日のブログでも案内した通り。
午前、午後、夕方とテーマを分け実施したが、どの回も学生の表情は真剣そのもの。
講師の話に対し熱心に耳を傾けていた。第一講演の堀内氏は、自らの面接官の経験の話と模擬面接をされ、
企業展1251
第二講演の田中氏は、自らの社会人経験を基に話をされていた。
企業展1252
企業展1253
第三講演の僕の話もこれまで自らが感じてきたことのまとめであり、総じて主観的な内容に客観性を持たせた講演であった。それぞれのテーマが異なるため、内容もマチマチだが、共通する面も見られた。
異口同音だが「企業がどんな人を採用したいか、どんな人と一緒に働きたいか」をよく考える必要性があるということ。
それは社会に出て上司や先輩、同僚への気配りや共感であり、お客様への満足度の提供に繋がる。
仕事を共にする相手(取引企業もエンドユーザーも社員も)がいかに喜んでもらえるかを考えねばならない。学生は「自分は○○なタイプの人間です」と言っても、それを判断するのはあくまでも自分ではなく相手。
しかし、普段の学生の会話や面接を見たりすると自分本位になってしまいがち。それを理解しないと企業からラブコールを受けるのも難しいのだ。
僕ら3人の話が少しでも伝われば幸いだ。中には朝から夕方までの全ての講演に参加してくれた奇特な学生さんもいた。
GWが過ぎて、明暗を分けた学生も多いだろう。しかし、焦る必要はない。こんな日曜日に積極的に活動できるパワーがあれば、目の前の苦難を乗り越えることは難しくない。
まだまだ就職活動は続くだろうが、気持ちのある学生はずっと見守っていきたい。

ゴーストライター

ゴーストライター [DVD] ゴーストライター [DVD]
(2012/02/02)
ユアン・マクレガー、ピアース・ブロスナン 他

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ロマン・ポランスキー監督の映画を観たのは何年振りがどうかと調べてみた。調べてみるとほとんど作品を観ていないことが判明(なんのこっちゃ)。
世間一般には巨匠と言われているが、僕にはその表現が正しいのかどうかはわからない。巨匠と言われる背景には一筋縄ではいかない人生が後押ししているのは穿った見方だろうか。この監督の名前を聞くと若き美しき頃のナスターシャ・キンスキーを思い出してしまう。
羨ましすぎる監督である。
映画とは直接関係ないが、ゴーストライターとの契約はこの映画のような形で行われ、取材、執筆が進むのだろう。特に自叙伝的な書物は相当の文章量を要するから、著名人がゼロがら文章を書き起こすのは想像し難いし、文章力にしてもあまりに稚拙では売り物にならない。
必然的に必要不可欠な職業なんだろう。その分、守秘義務契約もしっかりと結ばないと話にならないだろうから、ゴーストライターはかなりストレスの溜まる職業だな。他の面も含めて・・・。
この映画の緊張感はどこだろうと見終えた後、考えてみた。
巧みなシナリオや演出、演技と映画として当然な点はある。その中で僕が感じたのはあの薄暗い晴れることない島。その島の元首相の住居付近の光景とそのモダンな作りが、より映画を意味深くし、サスペンス性を高めているような気がする。
そして、もしかしたらノンフィクションの世界かとも思わせてしまう恐ろしさもある。それを最初から想定しているのであれば、ポランスキー監督は巨匠と呼ばれるべき存在になるのだろう。
このような高尚なサスペンス映画は日中の明るい時間帯に観るべきではなく、深夜帯に部屋を暗くしながら一人で観るのが理想だ。
しかし、僕はダメだな。すっかり体が早寝早起き体質になってしまい、深夜の時間帯は耐えきれない。結局、夜と朝に分けて観てしまうという愚行を犯してしまったのだ。
僕の根性のなさで映画の面白さが半減してしまったかもしれない。

危ない会社の見分け方

昨日は「回収不能を防ぐための危ない会社の見分け方」というテーマの研修に参加した。
このテーマが自社にとって最重要というわけではないが、経営者として最低限の知識として持っておかなければならないこととして出席したのだ。
最重要ではないというのは、我々の事業が回収不能に陥りにくい業界であることがひとつ。人材採用を行う会社は基本的に業績が安定しているからだ。
どんな企業でも収益を上げようとすれば、固定費を下げることを考える。人件費は最も負担となる固定費なので、我々が取引する企業は必然的に順調ということ。業績が悪化している会社が人を増やすことは考えにくい。よほどやけっぱちでない限り・・・。
当然のことかもしれないが、リーマンショック後の景気がどん底状態の時でも回収不能は一件も発生しなかった。そんな状況でも、立場として危機管理はしなければならない。万が一のことを頭に入れておくのも役割としては必要なのだ。
2011年の倒産件数は11,369社。全企業数の0.7%が1年間で倒産するという計算。100社に1社は倒産すると聞かされるとタダ事ではないと思える。
名大社が一年間にお付合いする企業数で言えば、何百社になるわけだがら、数字上は回収不能があってもおかしくはない。今回、同じテーブルで情報交換した方々は回収不能のリスクにはかなり敏感。業界特性もあるだろうが、取引に対してはそれだけ慎重なのが一般的な捉え方なのだろう。
今回の研修では定量分析の方法として、決算書から読み取るポイントがあった。これまで独学を含め決算書の読み方については学んできたつもり。
しかし、どうしても体が拒否反応を示す分野でもあるため、頭の中に入り込んでいないのが丸わかり。以前理解したこともスッポリ抜け落ちている情けない状態。
この分野は一度や二度覚えただけでは自分のモノにはならない。何度も何度も繰り返し、決算書に目を通しただけで、会社の状況を一発で理解しなければならないと改めて感じた。苦手では通用しないのだ。
そして定性分析についても同じテーブルで情報を共有した。ここでも業界によって、チェックのポイントは結構異なる。
メインバンクが変わると危険というチェックポイントは、残念ながら僕はできなかった。あまり金融機関との接点がないのが、理由ではあると思うけど・・・。そうゆう視点でもいろんな付き合いは大切だな・・・。
その他のチェックポイントとして、社長の不在がちな会社は危ないという意見が多く出た。社長が会社に居ないことが取引先にとっては不安材料になるというのだ。外に出たいばかりの僕はどうなるのだろう・・・。信用を失墜してしまうのかな・・・。
どうでもいいことに頭を悩ましてしまったが、危ない会社の見分け方を知るいい機会であった。あまり関わりたくはないが・・・。

河村市長の講演などなど

昨日は縁があり東海Eビジネス研究会の勉強会に参加させて頂いた。
ゲストは名古屋市長の河村たかし氏。全国的にも有名な市長である。僕も業界団体の新年会であったり、地域のお祭りであったりとお目にかかるケースはこれまで何度もあったが、間近で接するの初めて。
通常業務を終えての講演という事もあり、中々オープンにできない内容でもあったが、逆にそれが河村市長らしい。周囲を気にすることなく(本当はされているのかもしれないが・・・)、本音ベースでズバズバとストレートに話される姿に聴く側は惹き込まれる面もあるのだろう。
昨日の講演もあちこちと話題が飛びながらも、自分の信念だけはぶれない姿が印象に残った。
講演終了後は懇親会。僕はこの場で挨拶をさせてもらった。
河村市長
具体的な事業内容はともかく名大社の存在を知って頂けていたのは、地元ならではということだろうか。ありがたい。
懇親会もカタチばかりでなく、長い時間多くの方と酒を酌み交わされていたのは驚きであった。
東海Eビジネス研究会とは楽天などでオンラインショップを展開する経営者の集まりで、定期的に勉強会を開催している組織。
直接、名大社との事業とは関係ないが、この懇親会の場で多くの方と情報交換させて頂いた。楽天の創業時からオンラインショップを展開されている経営者の方もみえ、その当時から現在に至る時代の変遷は話はとても興味深いもの。
今やネットショッピングは当たり前の時代だが、10年前はまだ光回線もADSLもそれほどは普及していなかった。どこまで画像をアップするかでも相当悩んだ時代である。
そんな展開をされている会社がこの東海地区にも多く存在している。極端に言えば、自社製品へのこだわりと自分のアイデアだけで勝負されている。それが新鮮であると同時に知識不足を痛感した。この東海地区の事業特性を理解しているつもりでも、知らない世界が山ほどあるのだ。
まだまだ勉強不足。
それも含め、昨日の勉強会及び懇親会は刺激的で貴重な機会であった。
有意義な夜に感謝!

珍しく企業展にて講演

今週末の13日(日)に13卒向け企業展を開催する。
ここ最近は、通常の合同説明会の他、いくつかのテーマで学生の参考になる講演も実施している。
今回も懇意にするL&Dコミュニケーションズの堀内裕一朗氏と就活内定プロデューサーの田中ヒロユキ氏に依頼。4月のイベントで好評だったので、その時の続編とも言えるような内容で両氏には話をして頂く。
楽しみな講演だ。
それとは別に今回は僕自身も講演を行うこととなった。
タイトルは「自分に合った中小企業の探し方」。これまで学生向けの講演は大学や学生支援団体に招かれた時くらいで、自分が講演を行うことはなかった。自社のイベントではパネルディスカッションのファシリテーター役等のあくまでも黒子役を務める程度だった。
今回の企業展は単日開催ということもあり、イベント開催中に僕の仕事はほとんどない。というよりもお客様への挨拶しかない。
当日の業務がないのが理由ではないが、GWを過ぎ、学生の就職環境も一区切りついた時期にもなるので、これからの時期に大切になることを伝えておきたかった。
一般的に今年の就活生は業界研究や企業研究が足りないと言われる。環境面の変化が一つの理由でもあるが、その結果、思うように行動できていない学生も多いようだ。
この5月が遅い時期でも焦る時期でもないが、不安に思う学生が増えているとも感じるので、不安を取り除くながら、これからの活動でのポイントを伝えるつもり。
それでも自社イベントで自分が出ていくのは、僕の中でいやらしさがつきまとうのも事実。妙な気分でもあるし・・・。
今回の企業展の詳細はこちら
<日時>2012年5月13日(日)
     11:00~17:00
<会場>ウインクあいち 7階展示場
    名古屋駅徒歩2分

ちなみに堀内氏は
10:15~11:00 内定を勝ち取るための二次面接、最終面接対策
そして、田中氏は
13:00~13:45 シューカツを成功させる3つの法則を掘り下げる
ぜひ、参加してもらいたい!
僕の講演は16:30からなので、ほとんどの学生は疲れてしまっているかもしれないが、今後の就職活動のヒントにはなると思う。

健全な生活

本日でGW休暇の9連休も終了する。
意外と9日間も早いものである。特筆すべきことは何一つなかったため、休暇中のブログも書籍や映画の感想ばかりになってしまった。
のんびりと過ごした休暇であったが、基本的には普段の生活と何ら変わらない。起床時間も就寝時間もいつも通り。
(正直に言えば、一日のみ酷い二日酔いで起きれない日はあったが・・・。学生時代の先輩や同期との飲み会で、25年前と同じノリの飲み方をしてしまったのだ。反省・・・)
9日間のうち5日間はランニングもし、いい汗をかいた。アルコールは一日だけ休肝日を設けた。
昨年までであれば一度くらいは会社に顔を出したが、今年はそれもなかった。というより、あえてしなかった。貧乏性のため会社のことは気になって仕方ないが、時にはしっかりと切り分けることも重要。いつでも飛び出せる覚悟は出来ているが、何もない時は静かにしているのも役割として必要だろう。
その分、他の事に時間を費やし、回りまわって最終的に会社に役立つ方向に持っていければ良い。そんな大層な行為はしていないが、この休暇はそんな時間の使い方だった。
そのような生活の中でも変えていけないのが、生活のリズムである。普段と同じように寝起きし、食事をすることが重要。健康的な毎日を過ごそうと思えば、休むであろうとなかろうと、普段通りがいいのだ。
昨日まではさすがにのんびりし過ぎたので、本日はリハビリを兼ねて、明日以降の準備もしなければならない。幸か不幸か本日は僕を除き家族全員外出してしまうので、一人の時間も多い。いくつかの課題をクリアするのは最適な日となるだろう。
そして、夕方からはビールとワインでも飲んで、GW休暇の最後を締めくくろう。

会社人生は「評判」で決まる

会社人生は「評判」で決まる (日経プレミアシリーズ) 会社人生は「評判」で決まる (日経プレミアシリーズ)
(2012/02/16)
相原 孝夫

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上司にゴマを擦って評価を高めるか、要領よく仕事を進めて評判を上げるという調子のいい内容ではない。
あくまでも人として、いや企業人として仕事をどう捉えていくか真剣に向き合った作品と言える。
「評判」という言葉は定性的であって、数値化するのは難しい。しかし、人が人を判断する上で、あまり数字をもって判断を下すことはない。大体は感覚的な面が強く、極端に言えば自分が好きか嫌いか、一緒に仕事したいかそうでないかで決めていくケースが多いように思う。
凄く曖昧な見方だが、これは大筋正解で結局のところ、それが「評判」なのである。
この本書を読んで、これまで気にしなかった点を気づかされたことが多い。こんな言い方は後付けのような気もするが、僕が大切にするのもまさにそういったところ。
評判を上げようとして行動しているつもりはない。だが、結果的に見れば、人に対してどう見られるかや客観的な視点として自分の行動が正しいかどうかで判断しているのだ。
本書にも書かれているように「評判が評価をつくる」のであり、それは「萌芽→強化→拡散」のプロセスを辿るのだ。
身近に面白い例もある。今春、息子がクラスの学級委員に選ばれた。6人の候補者の中から選出されたわけだが、特に優秀と言うわけではない。しかし、3年生から学級委員をやっている実績が安心感や期待感を生み、選ばれたのだ。
表現は異なるかもしれないが、これも「評判」によって得られた結果である。もちろん大きな失態をやらかせばそれも評判に繋がる。小学校時代から、いかにも日本的なのだ。
これは延々と続き、我々のビジネスの世界でも同様と考えられるから面白い。本腹落ちもした。
本書では評判のいい人の代表例として3つ掲げている。
1.他者への十分な配慮ができる人
2.実行力のある人
3.本質的な役割の果たせる人
特別難しいことは書かれていない。しかし、これを瞬間だけでなく、永続的に行えるかは別問題。先述の学級委員の例ではないが、継続性が必要なのだ。
評判のいい人、簡単そうで難しい。