これからも前向きに 名大社会長ブログ

食べ物のはなし 伏見シリーズ その200

ついにやって参りました。
伏見シリーズの200回記念。
よくぞここまで続きました。
パチパチ、パチパチ。

伏見に移転して丸5年。
11月からは6年目を迎えています。
きっとあちこちから感謝されているはず。

伏見飲食協同組合から表彰されるのではないでしょうか。
(そんな組合あるのかな・・・)
マスコミから取材が殺到するのではないでしょうか。
(そもそも知られていない?。プレスリリース出すべきだったかな)

今のところ、人気食べ物ブロガー周辺では何も起きていません。
何の変哲もない静かな一日になってしまうのでしょうか。

さて、200回記念です。
680円のランチで済ませるわけにはいきません。
かといって5000円のランチで見栄を張るわけにもいきません。
難しい判断ですが、ここは先週の流れから夜のコースで攻めていきましょう。
その方が豪華に見えるのです。

向かったのは御園座の西側にある「焼き鳥 マルコ」さん。

ちょっとコジャレた雰囲気が記念に相応しいのです。
この日は5000円の飲み放題コース。

こんなお出迎えも嬉しいものです。

まずはビールで乾杯。

って、写真は2杯目ですが・・・。
口取りはチーズ。

これが焼き鳥屋さんっぽくなくていいですね。

これなんだったかな・・・。
ハラミ?

そして、ごまカンパチ。海苔で見えません。

マルコのポテサラは玉子を潰して混ぜます。

ねぎま

え~っと、これは何だっけ?

これはトマトの肉巻きだったかな・・・。

このころからお酒はハイボール、日本酒へと移ります。
日本酒は結構おいしい地酒でしたが、写真が見当たりません。

餃子ハーフアンドハーフ

ししとう

桜島鶏の唐揚げ

最後は焼きウニぎり

焼き鳥以外の料理も美味しく、飲み放題のお酒も内容が充実しています。
価格にしてはお値打ちといえるのではないでしょうか。

この日は会社の次世代を担うメンバーとの懇親。
ちょうど30歳前後の一番いい時期。
結婚するとかしないとか、相手がいるとかいないとか、そんな話で盛り上がります。
最近はマッチングアプリでの出会いも多いようですね・・・。
仕事もプライベートも頑張ってほしいですね。

もう飲めませんという割には、もう一軒連れていかれました。

ごちそうさまでした。
200回記念は何事もなく、終わってしまいました。
来週からもよろしくお願いします。

テレビが映らない

3週間前に書斎のデスクトップパソコンにWindows11をインストール。
少しは便利になったと思ったのも束の間、
テレビを見ようとSmartVisionを起動させるも全然開かない。

要はテレビが見えない。
アプリのアンインストールを試みるも上手くいかず、
SmartVisionは立ち上がるが、そのまま停止状態。

パソコンでテレビを見るのは日曜の「青天に衝け」くらいなので、
先々週までは家人にお願いをしてリビングのテレビで見させてもらった。
基本、日曜のリビングは家族優先。
立場の弱い者はそそくさと書斎に逃げ込む。

まだ、それはよかった。
困ったのはそれから。
先週の土曜、飲みながら日本シリーズをぼんやり見ていたら、
いきなりテレビがホーム画面に切り替わり戻らなくなった。
電源を落とし再度付けると今度は初期設定状態。
一からやり直し完了するも、今度は画面が真っ黒。
何度繰り返しても同じ。

結局、山田家は日曜からテレビが映らない状態。
土曜の夜にSNSのくだらない投稿が原因かもしれない。
ほろ酔いだとはいえ、反省(汗)。

修理を依頼するもすぐの対応は難しい。
普段、あまりテレビは見ないが日曜は別。
書斎は昔使っていたパソコンを引っ張り出し、
何とか「青天に衝け」は見れる環境にできた。

しかし、リビングのアクオスはうんともすんともいわない。
最近、日曜の夜は家人と二人が多い。
娘はほぼ外出だし、息子は下宿先。
27,28年連れ添うと日曜の夜に敢えてする会話はない。

そんな時にテレビの存在はありがたい。
「まる子は相変わらずバカだなあ」とか
「磯野家って本当に平和だね」
と笑いながら流していけばいい。
コミュニケーションのツールとして役立っていたのだ。

それがないと・・・。
一昨日の夜は二人で静かな夜を迎えただけ。
食事が終わった瞬間に書斎に向かうのもさすがに憚れる。
一時は生活にテレビは必要ないと思っていたが、そんなことはない。
貴重な存在。

家族のためにも一日も早く修理して欲しい。
円満のために・・・。

そうそう、肝心なデスクトップパソコン、
これはどうすりゃいいのかな。

感謝!第5回名古屋ファミリービジネス研究会終了!

先週18日(木)は第5回名古屋ファミリービジネス研究会Day5。

今年度最後の研究会。
この4か月で意見交換や自社の状況を話し合うことでお互いの信頼関係は醸成され、
何でも相談しあえる環境になっていた。
この温かな雰囲気も研究会の持ち時の一つ。
安心、安全な場でよりよい仲間意識が芽生え高め合っていく関係性ができた。

それだけでも事務局としては喜ばしいが、それで終わるわけにもいかない。
最終回は一人一人に学んだことをプレゼンしてもらう成果発表会。
それが予想以上に濃厚で熱い時間となった。

スタートはいつもの通りアイスブレイク的にちょっとした僕の話。
今回は番頭の役割と中継ぎ経営の心得について。
家族との関係性とは異なるが、ファミリービジネスにおいても重要。
そう思ったが、どうだっただろうか。
少しでも参考になればありがたい。

そして、成果発表会。
今回は体調不良や急用で欠席者が多かった。
そのため当初の計画よりかなり余裕ができるタイムスケジュール。

終了時間まで時間を持て余すのでは・・・とスタート前は不安だったが、完全な杞憂。
一人あたり20分の時間を想定していたが、誰一人として20分で終わることはなかった。

3サークルモデル、ジェノグラム(家系図)、ブランドサマリー、ファミリーとビジネスの境界・対話、
事業承継計画、自社の●年後を考えるを順に追って話してもらうのだが、みなさん熱い、熱い。
誰一人として制限時間は守らなかったが、話す側は真剣、聞く側も真剣。

時間の長さを気にすることなく過ぎていった。
発表後のワークや質疑応答も盛り上がった。
取り組みへの共感、事業への適切なアドバイス、気づきの提供とお互いにとって身になる内容ばかり。
中身は一切公表できないが、場を仕切りながら感動するばかりだった。

本来であれば修了証授与式、事務局からの総評と進行する予定がそんな時間は全くなし。
最後の2人の発表も巻き巻きになってしまった。
Kさん、Nさん、すみません・・・。

しかし、修了証授与式は一人だけ実施。

後の予定は全て望年会(懇親会)に回すことに。
懇親会会場は会社近くのTHE CONDER HOUSE。

大きな宴会場を貸し切っての開催。
乾杯から始まり、ホッとした状態でお酒を酌み交わしながらの歓談。

この雰囲気もたまらなくいい。
程よい時間となり、修了証授与式の続きから。
会社のセミナールームでは硬めだったが、ここではこんな感じ。

撮影時はマスクを外させてもらった。
僕の態度が女性と男性では違いすぎるという非難の声もあったが、それは多分、気のせい。
こんな修了証授与式もいいね。

そして、事務局であり講師でもある3人からの挨拶。
ブランディングの櫻山さん、

ファミリーの対話の丸山さん、

事業承継計画の鶴田さん、

今回の感想と皆さんへの想い、ちょっとウラ話を語ってもらった。
この3名のおかげで会が成功した。
改めて櫻山さん、丸山さん、鶴田さんに感謝。

最後はなぜか名古屋ナモ締めでお開き。
広い会場だからできることだね。

ありがたいことに最後のアンケートも全員が満足。
次年度も参加したいという方が多かった。
提供する側としては嬉しくもあり、感謝するばかり。
僕自身が大いに学ぶことができた。

唯一の残念は全員での記念撮影を忘れたこと。
う~ん、失敗・・・。
これ来年やりましょうね(笑)。

第5回名古屋ファミリービジネス研究会はみなさんの笑顔と共に終了。
本当にありがとうございました。

映画「劇場版 きのう何食べた?」

先週の「老後の資金がありません!」と同様、当初はそれほど興味はなかった。
ただ予想以上に評価が高いので、どんなものかと足を運んだ。

イマドキのテーマ設定もいい。
それも社会性に訴求するのではなく、
ホームドラマっぽく娯楽性を求めるのもいい。

最近、西島秀俊の露出が多いと思うのは僕だけだろうか。
彼がいいのは無色透明なところ。
強烈な個性は感じない。
常に自然体に演技をしているように思える。

「ドライブ・マイ・カー」は妻を亡くした演出家だったが、本作は同性愛の弁護士。
演技は大きく変わらない。
確実に役柄は違う。
しかし、違和感を感じることがない。
僕が無色透明に感じるのもそんなところだろう。

そうそう、同性愛で思い出した。
彼は90年代のドラマ「あすなろ白書」でもそんな役。
売れる前のキムタクも覚えているぞ。
あの頃は月9を結構見ていたなあ~。

映画の話に戻そう。
大変失礼な言い方をすれば、本作のドラマはそれほどドラマチックではない。
大きな事件や激しい展開があるわけではない。
若干、自然体ではない状態を自然体に描いているだけ。
小さな出来事が繰り広げられるに過ぎない。

しかし、そこに現実があり、少なからず共感が生まれる。
描かれる世界が「いいものだ」と思わせてくれる。
その「いいものだ」はまだまだ日本では微妙な立ち位置。
家族も受け止めるべきと思いながらも生理的な違和感があるのも事実。

本作は否定するも肯定するもなく真っ当な人として描くのがいい。
その中にテーマでもある調理を上手くアップさせながら・・・。

西島秀俊の慣れた手つきの料理を見ていると自分もやらねばと思ってしまう。
そして、簡単にできそうだと思ってしまう。
これからの努力ですな。

男が料理をするのも当たり前な時代。
家人を喜ばせなければ・・・。
主役である西島秀俊と内野聖陽の会話を通し、僕らは家族のあり方を考える。
親としても子としても。
誰かを守ることは誰かを裏切ることにも繋がる。
多様化は全てハッピーとは限らない。

しかし、それが未来を作るのも事実。
娯楽作品の中に新しい希望を見せてくれたかもしれないね。

気分だけでも・・・

めっきり紙の雑誌を読まなくなった。
定期的に読んでいるのは「日経トップリーダー」くらい。
あとは楽天マガジンで興味のあるものをWeb上でパラパラするだけ。

今回、久々に雑誌を手に取った。
それがこれ。

東海地区の方ならタウン誌Cheekの存在は誰しもが知るところ。
20代の頃は営業広告を売ったこともあるし、この雑誌で人気店を探して出掛けたことも・・・。
オシャレなお店を知ったかぶって、デートで使っていたなあ~。
懐かしい~。

タウン誌の全盛時代、このCheekとKELLYが人気を争っていた。
それがネット中心になり、知らず知らずのうちに遠のいてしまった。

たまたま大学の先輩がこちらの役員であり、この「おでかけCheek」を頂いた。
自分で買えよ!という非難はさておき、やはり手に取って雑誌を読むと伝わるものが違う。
本号は名古屋発絶景&美食として、名古屋からのお出掛けスポットが紹介されている。
写真のクオリティも高いので、より魅力的に映る。

セントレアを起点とした全国のホテルや観光地も掲載されているが、
(星のや沖縄行きたいなあ~)
名古屋から1時間から2時間程度の近場のスポットも数多く紹介。

特に紅葉の季節に絶景が楽しめる場所が多い。
行った場所もあれば、初めて知る場所も。
「名古屋発・美しい神社仏閣」はいい意味で知識不足。
全く知らない神社が魅力的に映る。

滋賀県の石の寺教林坊はうちから1時間半も掛からないんじゃないかな。
ライトアップされた庭園を拝みたい。

思い切って明日にでも行ってみるか。
いや、家人は仕事か。いや、メチャ混んでるか。
来週は自分が仕事か。
う~ん、いつ行けるか。

そんなことを考えるのもまた楽しい。
たまには雑誌を手に取って妄想するのもいい。

気分だけでも味わいたいよね。
ぜひ、買って読んでください。
自分で買えよ!って、ことだけど。

食べ物のはなし 特別編 先斗町

期待していた方には申し訳ないですが、勿体ぶって伏見シリーズ200回記念はまだ先になります。
いつもランチ中心、それもお値打ちなお店を中心にアップしていますが、
たまには余裕のあるところを見せたいものです。
それも緊急事態宣言も明けたので、それらしく華やかな世界も必要です。

京都の先斗町へ行ってきました。
お邪魔したのはこちら。

侘家洛中亭さんです。
こちらは茶の菓で有名なロマンライフさんの経営する串カツ屋さん。
串カツという表現よりも串揚げの方が上品に聞こえるので、ここはあえて串揚げ屋さん。

鴨川沿いにあり、夏には川床で楽しむことができます。
もう少し早い季節であれば、その席で頂くのもいいでしょう。

こちらはコースかアラカルトがメイン。
コースは12本を基本に「ストップ」と声を掛けるまで、おまかせの串揚げが提供されます。
ベロベロに酔っ払い、「ストップ」と言えない状態だと一体どうなるんでしょうか。

そんなことは気にせず、スパークリングワインで乾杯。
野菜サラダを頂いた後に串がスタートします。

まずは名物 天使の海老。

その辺のエビフライや海老の天ぷらとは違います。
天使ですから・・・。

黒毛和牛ランプ肉

なるほど、美味い。

赤万願寺唐辛子

お~、この辛さがいいぞ。

秋刀魚の昆布締め

お~、こうくるか。

えんどう豆のコロッケ

お~、なかなか、やるじゃないか。

京都ポーク


お~、これもいいね。まだまだ続きます。

きつねうどん

お~、確かにこれはきつねうどん。

銀杏と白百合

お~、さっぱりしていいね。

スパークリングを飲み干し、国産の赤ワインへ。
他のワインも並んでいたけど、値段が追い付かなかった。

キノコとボロネーゼの春巻き

お~、春巻の概念が大きく変わったぞ。

イクラとカマンベールのモナカ

アイスじゃないからね。

カプレーゼ

お~、これは何だったか。思い出せない。

ノーザンルビー

お~、これも聞いたけど思い出せない。

そして、最後は祇園アイスプリン

一品一品が丁寧で、時間配分もちょうどよく、十分楽しませていただきました。

こちらの調味料もいい演出をしていた。

別売りもありましたが、さすがいい値段。

ごちそうさまでした。
また、先斗町にはお邪魔したいですね。

エン転職もやってます

今月は久々にイベントが続く。
今週末の「出会い場 東海イベント」を皮切りに来週末は3日連続のイベント。
26・27日開催の「転職フェア」の翌日28日は社会人向け「転職フェア三重」
学生向け「ジモト就職応援フェア」と2会場で開催。

それも名古屋は吹上ホール、四日市はじばさん三重と会場も遠く離れた場所。
振り分けられたスタッフは頑張ってもらうとして、役割のない僕はどうすればいいか。
両会場とも顔を出す予定だが、移動時間の方が長い。
これも仕事だろうか(笑)。

そんなことを思いつつ、イベントの制限もなくなり、積極的な仕掛けができるのはありがたい。
おかげさまで求人も増えてきた。
転職フェアの参加企業数も前年同時期より大幅に増えたのは来場者にとってもいい環境。
多くの方にご来場いただきたい。

この11月から来年3月まではイベントで目白押しだが、それだけでは留まらない。
名大社では10月からエン・ジャパン株式会社のパートナーとして「エン転職」を販売することになった。

元々は広告代理店であった名大社は時代と共にそのスタイルを変えてきた。
単純な代理店(商社)からメーカー機能を持つ商社となり、メーカーへと移行。
新卒事業においては自社ブランドとのコラボでいくつかのパートナーと組んできたが、
中途事業においては皆無。
今回、エン・ジャパンさんと組むことで、クライアントにより幅広い提案ができるようになった。

いわば商社機能を持つメーカーの立ち位置。
但し、なんでも取り扱う便利屋になるつもりはなく、
ここは拘って名大社らしいポジションを築いていく。

昔から名大社をご存知な方は違和感はないが、
最近のお付き合いしかない方は「なぜ、代理店?」と思われるかもしれない。
ここはうちのスタッフをフル活用いただき、その理由をご確認頂きたい。

新たな事業を始めることは覚えること、学ぶことが多く苦労は続く。
しかし、これが身になれば一人一人の武器は増え、知識も能力も向上する。
そんなことも期待したい。

まだまだ対面イベントの参加は難しいとか、
転職サイトもよく分からんという担当の方はぜひ、お声がけを頂きたい。

エン転職もやっています。
他のサービス同様、こちらもよろしくお願いします。

世代を超えて生き残る組織をつくる人事・採用戦略

たまには宣伝をしたい。
たまには仕事しているところを見せたい。
今日はそんなブログ(笑)。

11月29日(月)に経営者及び人事担当者向けのオンラインセミナーを開催する。
これが何とも珍しい共催。
名古屋中小企業投資育成株式会社とThinkings株式会社と名大社の3社による共催セミナー。
結構、カッコいいタイトルも付けている。

今後、中小企業は安定的な売上を確保しつつ、
10年後、20年後を見据えた戦略を練らなければならない。
その戦略は営業戦略だけでなく人事戦略も必要不可欠。

どんな人材を採用していくかも企業が生き残るには必要になる。
特に時代の変化が激しい昨今、IT人材の採用育成、幹部社員の獲得など、
高い視点に立った採用計画が求められる。
特に東海地区の場合、歴史のある中小企業が多く、
世代交代や若返りも課題となるケースが多い。

そのためには経営者が採用や育成を現場に丸投げするだけでなく、
高い関心を持ち関わることが重要。
かといって、経営者が全て自分で行ってしまうのも、
先々を見据えた場合、企業の成長を阻む可能性もある。

今回のセミナーでは、企業の事例を紹介しながら今後取り組むべき課題を提案。
第1部『次世代育成における「経営×人事・採用マインド」』
というタイトルで僕が講演を行う。
僕が一方的に喋るより、企業の事例を見てもらいながら必要な観点をお知らせしたほうがいい。
その事例をクライアントの新日本コーポレーション株式会社さんにご協力頂くことになった。

僕はLIVE配信でぶっつけ本番だが、事例は事前にインタビューをさせてもらった。
それが先週のこと。

登場いただいたのは飯田社長と採用担当責任者の竹内さん。

詳細はセミナーをご覧頂ければと思うが、採用に関しても一貫性を感じることができた。
人材採用や育成も経営理念に繋がっている。
教育への大きな予算も社員と企業の成長を期待しているからこそ。

飯田社長はブレることなく信念に基づいて行動されている。
それを120%理解し、現場に繋ぐ竹内さん。
社長と担当が同じことを語れるのは理想的な姿。
いい事例を取材させて頂いた。
感謝!

せっかくお邪魔したので、新日本コーポレーションさんが点検を行う警報機、
非常ボタンを押させてもらった。
誰でも非常ボタンを押したくなる衝動に駆られるはず(笑)。

サイレン音が鳴る体験をさせてもらったが、気持ちよかった。
ちょっと違うか・・・。

そんなことを含め、セミナーに関心ある方はご参加頂きたい。
日程/11月29日(月)14:00~15:30
会場/LIVE配信
費用/無料
申込みはこちらから

どうぞよろしくお願いします。

映画「老後の資金がありません!」

本作は僕が40代や60代だったら観ることはなかった。
舞台となるのがズバリ50代なので、ちょっと不安になり観ることにした。
意外と評判もいいしね・・・。
その割には僕よりも圧倒的に上の世代のお客さんが多かった。

作品としては世代を選ばず楽しめるし、とてもハッピーなコメディとして仕上がっている。
最近、暗い作品ばかり観ていたので、
笑って、ほんのりしんみし、ほのぼのする作品が体を癒してくれる。
やはりバランスは大切。
重い作品ばかり観ていると無口で陰気な50代になっちゃうしね。

映画の舞台となる後藤家は我が家に近い。
ローンのある一戸建てに住み、母はパート、娘は社会人、息子は大学生の設定。
ほぼ同じ。

ストーリーとして異なる点は生まれてくるが、ネタバレになるので書くのは止めておこう。
もしかして同じになったりして・・・。
それは困るな(汗)。

頷けた夫婦の会話を一部披露。
天海祐希扮する篤子さんが貯金の少なさに嘆くシーンがあり、その額が700万と分かる。
旦那章さん役の松重豊が「貯金は2000万くらいあると思ってた」と驚き、白い眼の篤子さん。
そんな会話。

僕も嫁さんに貯蓄額を聞いて、愕然としたのはつい最近のこと。
家庭のことを奥さんに任せっきりにしている旦那は全く家の実態を知らない。
後藤家も山田家も無駄使いしているわけではないが、意外なほど貯まらない。
ダメ親父の松重豊に共感してしまった(汗)。

思ったほど貯金のない中で、葬儀、結婚式などお金の掛かる行事が重なり、更に・・・。
そんなふうに物語は進むが、その切実さは笑いを与えてくれる。
本来不安でしかない要素を楽しめるのは、観る人によっては辛いかも。

しかし、それでも大丈夫と思わせてくれるのがこの映画の良さ。
喜怒哀楽を上手く演じる天海祐希の存在は大きい。
あんなスタイルのいいシュッとした50代の主婦はいないと思うが、
(50代の主婦の皆さん、ごめんなさい)
それが普通の主婦として溶け込んでいる。

そして何より姑役の草笛光子が素晴らしい。
とても88歳とは思えない身のこなし。
あれ、CGじゃないよね?と思わせてくれるほど軽快な動き。

2人の会話のやり取りもいい。
特に宝塚に入る、入らないの会話は知る人にとっては大きな笑いに繋がっただろう。
天海祐希の絶妙な表情も・・・。

確かに「老後2000万円問題」を心配する我々世代は多いと思う。
今後、どんな予期せぬ出来事が降りかかってくるかは分からない。
そのためにも少しでも貯金をしなきゃと考えるも仕方ない。

まあ、でも、なんとかなるんじゃないかな。
いざとなれば・・・。
そう楽観的な気持ちにも本作はしてくれる。

とても愉快な作品でした。

それでも映画は「格差」を描く

本書は書籍広告をぼんやり見ていたら、買ってくれ!とばかりに目に飛び込んできた。
無意識的にこの分野に関心があるのだろうか。
仕事とは直接関係ないが、自分が読まなければならない使命感にかられ手に取った。

なるほど、こんな視点で映画を観ることも大切。
少し前に読んだ「仕事と人生に効く教養としての映画」にも
「パラサイト 半地下の家族」や「万引き家族」が紹介されていたが、本書は別視点。
どちらにしても現代社会を表す代表的な作品といえるのだろう。

本書は格差をテーマに13本の映画を紹介している。
前述した作品以外に「ジョーカー」「ノマドランド」
「わたしは、ダニエル・ブレイク」「家族を想うとき」の6本は鑑賞済み。
残りは未鑑賞だが、タイトルすら知らない作品もいくつか。

映画コラムニストとしてはまだまだだと思いつつ、
どうエッジを立てていけばいいのか本書を読みながら学ぶこともできた。
一体何をしようと企んでいるのか・・・。

著者の町山氏は時代が映し出す格差を徹底的にあぶり出す。
それも作品に留まることなく、監督の傾向性を語る。
監督論の書籍といっても間違いではない。

例えば「パラサイト 半地下の家族」のポン・ジュノ監督については育ってきた環境から
デビュー作の評価、社会との関わり、韓国経済が監督にもたらした価値観まで深く掘り下げている。
ポン・ジュノ監督がなぜ「パラサイト~」を作るのか、その背景まで理解できるのだ。

その上で国内に広がる「格差」を強烈な映像をメッセージとして送り続ける。
「万引き家族」の是枝監督も同様。
過去の作品が何らかの形で繋がっているのだ。
予想以上に監督のこだわりは一貫しておりシンプル。

それが社会性を生む出している要素でもあるだろう。
ケン・ローチ監督なんてその代表選手なのかもね。

格差といっても国により事情は異なる。
非正規雇用、生活保護、ワーキングプア、虐待など背景は異なるが、
すべて貧困に繋がっているのは事実。
犠牲は子供だけでなく、シングルマザーでも老人でも。

映画を観るとハッとさせられるが、普段の生活ではあまり感じることはない。
せいぜい悲惨なニュースを見て嘆くくらい。
まだ偏った見方もあるだろうし、僕自身が「自己責任」に拘っている面も多い。
映画はその認識の甘さを否定してくれ、別の角度から大切なことを教えてくれる。

本書に登場する監督は過去の作品や監督から影響を受けているが、
代表的なのはチャーリー・チャップリン。
「キッド」でも「モダン・タイムズ」でも「黄金狂時代」でも職にあぶれた主人公が街を彷徨う。

時代は関係ないようだ。
これを喜劇として描いているが、チャップリンはこんな名言を残している。
「人生をロングショットで撮れば喜劇になる。クローズアップで撮れば悲劇になる。」

なるほどね。
遠くから見たら顔の表情なんて分かんないしね。

今年観た映画でいえば「ミナリ」「茜色に焼かれる」もこのジャンルだろうね。
こんなことばかり追っかけていたら映画はツラくなるばかり。
その分、その反対側も大切にしていかないと。
これからもポジもネガも併せ持ち映画を観ていきたいね。

本書で紹介された「バーニング 劇場版」は近いうちにAmazonプライムで観てみようと思うけど。