これからも前向きに 名大社会長ブログ

映画「ライトハウス」

僕はホラー映画はまず観ない。
怖いのが嫌いだというのが大きな理由だが、
そこから得るものがなさそうというのも理由のひとつ。

映画の好き好きは人それぞれなので、
単純にホラー映画を楽しみたいという人を否定するものではない。
あくまでも個人的な好みの問題。

そんな点では本作を観たのは異例中の異例。
僕はサスペンス映画という認識で本作を選んだが、
見方によってはホラー映画と受け止めれられてもおかしくはない。
ゾンビが出てくるわけでも、異常な殺人犯が次から次への惨殺を犯すわけでもない。

2人の登場人物が過酷な労働環境の中で精神的に追い詰められていく話。
日本でいえば明治時代にあたる頃。
孤島の灯台を守る人物を描き、実話がベースという。
事情を知らない僕は、そもそもこんな場所の灯台が必要なのか、
だれも使っていないのに守る必要があるのかと思ってしまうが、
それは歴史認識が足りないだけかもしれない。

周辺には誰もいない島。
共同生活の男2人が灯台を守るわけだが、今でいえば完全にブラックな職場。
労働環境も劣悪であれば、パワハラが当然のように横行している。
いわゆる上司部下の関係だが、その異常性で関係性が崩れ、
それを救う唯一の存在がアルコール。

その中で起きる事件・・・。

映像はモノクロ。
フレームも今どきのワイドではなく正方形に切り取ったスタイル。
70年前の作品を観ている錯覚にも陥る。

繰り広げられる映像や会話は神秘的。
幻想の中で登場する人魚は艶めかしい。
あまり多くは語らないが、想像しがたい世界が展開していく。

だからだろうか。
玄人の方の評価は高く、それに引っ張られ僕も観るに至った。
捉え方によってはホラー映画のジャンルだけど。

主役の一人ウィレム・デフォーを久々に観た。
「プラトーン」や「スパイダーマン」のイメージが強いかもしれないが、
僕の中では「ストリート・オブ・ファイヤー」の敵役。

学生時代、この映画のオープニングをパクって映画を作った。
カッコいい作品だった。
ウィレム・デフォーはどの作品も異常性を上手く発揮するが本作でもそう。
それに叩きのめされてしまう。

たまにはこんな作品を観るのもいいが、
しっかり睡眠をとり体調を整え臨むことをおススメする。
好きな人は好きだろうね。

観光、観光、雨、観光

今週はバタバタとした一週間。
月曜・木曜は大学の授業。
火曜は「第5回名古屋ファミリービジネス研究会」がスタート。
これについては週明けにブログをアップしたい。

今日、明日は転職フェア
日曜はコンドーがブログで紹介した「愛知県トラック協会による就職面談会」とイベントが続く。
そういえば大阪への出張もあった。

そんな中でも名古屋観光ホテルに頻繁に顔を出した週。
月曜日はロータリークラブの例会。
この日の卓話のスピーカーはCBCTVの若狭敬一アナウンサー。

「サンデードラゴンズ」を15年担当する地元では人気のアナウンサー。
30分の短い時間だが、さすが!プロの話し手と思わせる中味が濃く面白い話が聞けた。
当然のように中日ドラゴンズネタにはなるが、
TVやラジオでは聞くことのできないマル秘の話だったり。
会場は笑いの渦に巻き込まれていた。

てんこ盛りの話だったが、タイムマネジメントはばっちり。
ちょうどの時間に終えるあたりはプロ。
いつも時間オーバーする身としてはそれだけで大尊敬。
アナウンサーにとっては当たり前のことだろうけどね。

火曜日の朝はクラブ愛知の朝食例会。

ここでは元トヨタ自動車副社長であり愛知大学理事の須藤誠一氏の講演。
「私の歩んだ道・トヨタウェイ」と題してトヨタ自動車でのご経験を語って頂いた。
生まれ故郷の話が思いのほか長かったので、肝心な部分はショートカット。
故郷の話が面白かった分、もう少しトヨタ自動車でのご経験をゆっくりと伺いたかった。
時間足りずといったところか・・・。

その日の夜は再び名古屋観光ホテルへ。
名古屋ファミリービジネス研究会の懇親会を18階伊吹の間で行った。
和やかな雰囲気ではあったが、かなり盛り上がった。
こんな場を作ることで今後の研究会もよりスムーズに進む。

そして水曜の夜、この日も名古屋観光ホテル。
ロータリーのゴルフ同好会の総会及び懇親会が開催された。
幽霊会員の身だがここはお付き合いも含め出席。
ゴルフの話にはついていけないが、楽しい時間を過ごさせてもらった。

ちょうどそのタイミングで、ゲリラ豪雨。
時間がずれていたらずぶ濡れになっていた。

なんと月曜から水曜の3日間で4回もホテルにお邪魔した。
会社の設立50周年祝賀会を行った場所だが、贔屓にしすぎか(笑)。
たまたまだけどね。

だから、観光、観光、雨、観光。
正式には観光、観光、観光、雨・・・。
響きの問題だね。

こちらのホテルを名観と略す方も多いが、僕は観光と呼んでいる。
どっちが主流なのか?
それはさておき今週はそんな週。

今日の夜はホテルサンルートプラザ名古屋・・・。
ホテルは違うが、もちろんマジメな勉強会。

ホテルで学んで飲んだ1週間ですね。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その186

特別編はあっという間に終わります。
行動範囲の狭さが食べ物ブログで証明されてしまいました。

こんなことなら先日宿泊したホテルの食事を続編として掲載すべきでした。
朝食も加えれば2回分、消化することができました。
ちなみに朝食はこちら。

その考えはセコいかもしれませんが、朝食にセコさは表れてません。

さて、戻ってきた伏見シリーズ。
うっとしい季節ではありますが、少しは遠くまで足を運びます。
納屋橋を越えた場所にある「近江屋熟成鶏十八番 錦橋店」さんに行ってきました。

長い店名ですね。
こちらは正統派の焼鳥屋さん。

カウンターからは調理風景が眺められるようです。
こちらのランチは4種類。
ここは定番メニューではなく、日替わりランチで攻めるべきでしょう。

前払いで会計を済ませ、しばし席で待ちます。
会計時にお姉さんに何か言われましたが、
ボーっとしており聞いてませんでした。
他のお客さんはちょくちょく動きドリンクを運びます。
ようやくフリードリンクの存在に気づきました。

こちらはジュース類の類ではなく。何種類かのお茶を選びます。
こちらは黒烏龍茶。

これだけで健康になった気になります。
他にもジャスミン茶や聞いたことのないお茶を楽しむことができます。
セコさではありませんが、
黒烏龍茶が一番コスパがいいような気がして何杯も飲んでしまいました。
しばらくすると会計係のお姉さんが運んでくれます。

日替わりランチ(梅と大葉の鶏天プレート) 800円

どうもまん丸ご飯が目立ちます。
茶碗のまま出した方がスムーズかと思いますが、
ひと手間加えることにこだわりがあるのでしょう。

鶏天と絡ませながら食べるのが正しい食べ方かもしれません。
小鉢の砂肝もいいアクセントを出しています。

鶏天は塩もソースも必要ありません。
しっかりと梅と大葉が鶏の美味さを引き出しています。
これからモーレツに暑くなることが予測されます。
こんなメニューは夏バテ防止にもいいですね。

ごちそうさまでした。

今年も「仕事映画」を学びました

先週、土曜日まで「『仕事映画』に学ぶキャリアデザイン」を受講した。
一昨年は学習院大学まで出向いて受講したのだが、今年はオンライン。
その時のこともブログに書いている。

前回は4コマ、3時間×2だったが、今年は3コマ。
オンラインで1日2コマは無理。
先生も生徒も集中力が持たない。
それは今、非常勤講師を務める身として感じること。
90分がちょうどいい。

キャリアを学生に教える講師であり、
映画コラムニストである僕として授業の学びは大きい。
自分の視点と先生や他の受講者の考えを重ねると新たな気づきが多くなる。

キャリアの授業に使えないかと姑息なことも考えたが、そんなに甘くない。
相手が社会人か学生かでコンテンツも変わるし。

今回、題材となった映画は第1回「何者」、
第2回「川の底からこんにちは」、
第3回「この自由な世界で」「優しくキスして」。

第3回の2本は観ていない。
いずれもケン・ローチ監督のイギリスの労働問題を題材としている。
この監督はこの路線を徹底的に描くね。
僕はそれなりに鑑賞している。
「わたしは、ダニエル・ブレイク」
「家族を想うとき」

授業の作品も予習するためAmazonプライムで探すが公開されておらず。
残念・・・。

「何者」に関しては就活ど真ん中な映画なので、僕もキャリアの授業で紹介するが、
担当の梅崎先生は学生が落ち込むので勧めないという。
確かにそうかも・・・。
気をつけよう。

第2回の「川の底からこんにちは」を観たのは10年以上前で、かなり忘れている。
復習のつもりで観ようとしたが、Amazonプライムにはなかった。
もう、何とかして欲しなあ~。

担当の脇坂先生の授業を受けながら、僕なりに感じるところが多かった。
地方企業の生き残りを描いているが、
僕が感じたのはリーダーシップのあり方とファミリービジネスの事業承継の視点。
特にファミリービジネスとして中小企業の後継者問題を上手く描いている。
この作品をキッカケに石井裕也監督と主演の満島ひかりは結婚したと思うが、
なかなか、やるじゃないか。

キャリアの授業には使えないが、今日から始まる名古屋ファミリービジネス研究会では、
ちょっとしたネタとして提供できそう。
映画コラムニストなのにすぐに自分の仕事に繋げるなんて、オレって流石!。
そんなふうに思ったり・・・。

どっかで探してもう1回おさらいしないと語るに語れない。
人に勧めるのにAmazonプライムにないのは致命的。
もう、何とかして欲しいなあ~。

仕事映画でキャリアデザインを語るだけでなく、
仕事映画でファミリービジネスを語るなんて、これは僕しかできない。
お~、やれることが増えたぞ・・・。

そんなことを感じた。
それが世の中のニーズに合致するかはともかく自分なりに腹落ちし、
学びの多かった今回の授業。

大人もどんどん学ばねばならないね。

抗原検査をやってみた

名大社では先週より新型コロナワクチンの職域接種を始めた。
詳しくは今朝のタカイのブログから。
懇意にするクライアントと共同で始めたわけだが、
もう少し申し込みが遅かったら間に合わなかっただろう。

地元TV局のニュースでも取り上げられた。
僕も早々にワクチン接種を行いたいが、
スケジュールが合わず今月下旬になってしまった。

それでも名古屋市が実施するワクチン接種よりも早く対応できる。
僕の周りも徐々に接種した方が増えている。
一日でも早く平常に戻って欲しいのは誰もが願うところ。
もうしばらくの我慢ですね・・・。

そんな状況だが、僕は先週末に抗原検査を実施した。
やましい行動や疑われるような動きをしたわけではない。
明日から開催される「第5回名古屋ファミリービジネス研究会」
少しでも万全な対策を行い臨むため。

これは僕ら主催者だけでなく、受講者全員に実施。
この研究会では共に学ぶことを目的にしているが、
お互いの信頼関係を醸成するため懇親会も行う。
そのためにお互い安心して参加できる環境を作らねばならない。
その一環として全員に明日の開始前に受けてもらう。

ただ僕や株式会社サンコーの櫻山社長はDay1に登壇するため、事前チェックが必要。
当日、実施して
「はい、陽性でした。帰ってください。」
となると講師不在。
あり得ない状況・・・。

そのために事前にチェックを行った。
一緒に事務局を務めるグロースリンク税理士法人鶴田代表の協力で抗原検査キットを準備。
僕も初めての試みで少々緊張した。
中身はこんな感じ。

検査キットと容器、唾液を付ける綿棒のようなもの。
唾液を含んだ綿棒を容器のに入れ液に絡ませ、
容器の液を検査キットに垂らすだけの至って簡単な流れ。

そこから少し緊張する。
検査キットの四角の囲みの色が徐々に赤く染まっていく。
その動きだけと見続けると全面赤く染まる。

それだけ見ると「えっ、陽性?」なんて思ってしまう。
次第に赤色が薄れ、くっきりと線が表れる。
このCの付近に線が表示されれば問題ない。

セーフ。陰性でした。
この検査キットは100%保証するものではないが、簡易さがいい。
ワクチン接種が浸透すると在庫が増えてしまうかもしれないが、
便利なツールであるのは間違いない。

これで安心して研究会に臨める。
それでは明日からの「第5回名古屋ファミリービジネス研究会」をよろしくお願いします。

映画評論家への逆襲

ちなみに僕は映画コラムニストであって映画評論家ではない。
評論家は作品のいい悪いをバッサリやってしまうが、
僕は基本的に作品をけなすことはない。

少々つまらない作品でもいいところを探し褒めている。
要するに映画業界に迎合しているのだ(笑)。
そんな言い方はよくないな。
業界を盛り上げようとしているのだ。
その段階で監督らにボロカスに叩かれそうだけど。

本書は日本映画界をリードする監督らのトークバトル。
中でも荒井晴彦氏や白石和彌氏は僕が好きな監督で、最近の作品はほぼ観ている。
彼らは時に映画評論家に対して持論をぶつける。

その視点はさすが作り手と思わせるが、むしろ監督らの映画評が面白い。
これも作り手ならではの着眼点。
トークバトルはいくつかのテーマに分かれ、いくつかのミニシアターで繰り広げられる。
コロナで苦しむミニシアターを支援する意味も込められている。

全ての章の感想はいえないので、気になった点だけ披露したい。
クリントイーストウッドと高倉健に対する見方は僕と大きく異なる。
僕は最近のクリントイーストウッド作品は絶賛しているが、ここでは逆。
完全にこき下ろしている。

特に荒井氏は厳しい。
「15時17分、パリ行き」は3人の若者がテロリストを制圧しただけの話、
「運び屋」は麻薬の運び屋が家族との関係を修復しただけの話と容赦ない。
確かにその通りだが、そこに大きな感動があるのに・・・
と思うのだが、求めるのはそこではないようだ。

評価しているのは「ペイルライダー」だったりする。
その思想から入るセリフを評価したり。
高倉健に対しても、後半の作品にはまあまあ厳しい。

最近でいえば国内外の映画賞を受賞し、キネマ旬報で1位になった「スパイの妻」も酷評している。
それはやっかみではなく、同じ映画の制作者側の視点から発する。
荒井氏は脚本家出身だけあって、時代設定や当時の文化、経済事情の粗も指摘する。
白石氏が反論するが、一蹴してしまう。

このトークバトルは4人で構成されているが、
最年長の荒井氏から10歳ずつ程、全員の年齢が離れている。
その先輩後輩の関係性や観てきた映画の解釈の違いはとても面白い。
影響を受けた人物や感動した作品も異なる。
映画への向き合い方もビミョーに違ったり。

危惧していたのは作り手の拘り。
大衆に迎合する作品ばかりになるのではという危機感があり、
それに伴い観る側の質も低下するのではないかと。

確かに難しい映画を分かったふりをするために価値ある情報を入手する、
そんなことはなくなっているかも。
僕の映画コラムもわ~っと勢いでまとめるだけでなく、
もっと深い考察を入れなきゃ。

映画を観るための新たな視点も頂いた本書だった。

ハナリー島 オープン!

昨日、ハナリー島がオープンした。
なんじゃそりゃ?
と思う方が大半だが、ツウのブログ読者なら、
「はっは~ん」と声を上げるだろう。
声を上げても「ふ~ん」かもしれないが・・・。

何かといえば、株式会社パフの釘崎会長が開業したフォークソング居酒屋のこと。
正式には開島とというのか。
本人はここの大統領。
まずはおめでとうございます!

「フォークソング居酒屋をやるぞ!」と初めて聞いたのは多分3年ほど前。
当時は「なに、バカなことを・・・」とか、
「とうとう血迷ったか」かと感じたものだが、
時が経つにつれ真剣さは増していった。

いくら自分でバンドを組んで定期的にLIVEをやっているとはいえ、
事業としては素人。
採用コンサルの社長はできても、飲食業のオーナーは別問題だが、
本人の熱意からすれば業態は関係ないようだ。

本来は昨年オープンだったが、コロナの影響もありずれ込んだ。
それでもお店を出す勇気は流石だと思う。

東京はマン防期間ではあるが、昨日、オープン。

何もなければ駆け付け、お客さんの前で一曲披露するところだが、
それは諦め、陰ながら声援を送ることにした。
一昨日は前夜祭でちょっとしたLIVEもあり盛り上がったよう。

感染防止対策もばっちりですね。
昨日のオープンに合わせ、沢山のお祝いも届いた。
名大社からもお祝いのお花を。

隣はなんとJリーグチェアマンの村井満氏。
それだけで立派になったような気がする(笑)。

さて、オープン日はどうだったんだろうか。
SNSを見る限りかなり盛り上がっている・・・。

ただこれからの道は甘くないと思う。
最初は釘崎ファンも、義理で付き合う僕らのような仲間も通うが、
先々を考えば簡単じゃない。

経営者の端くれとしてはそんな心配も生じる。
ましてやオーナーは釘崎さん。
決して商売上手とはいえない。
結局は周りが支えなければならない。
最初からそれを期待しているかもしれないが・・・。

このハナリー島は会員制。
詳しくはこちらに掲載されているが、ランクによりサービス内容が異なる。

僕もいつ東京に行けるか分からないが、会員にはなった。
100%元は取れない。
まあ、それでいい。

なぜか応援したくなるから不思議。
そんな人は多い。
だからこそ不思議さを多くの方に味わってもらいたい。

会員は
①一般会員・・・2千円
②ゴールド会員・・・5万円
③プラチナ会員・・・10万円
と分かれる。

サービスの違いはHPを確認して欲しい。
昼間はここで仕事をするのもいい。
夜は飲みながら語り合うのもいい。
常連になればメチャお得だ。

今すぐはお邪魔できないが、近々、顔を出す予定。
ぜひ、お店でお会いしましょう。

ちなみに僕は会社をクビになったら、住み込みの皿洗いとして働く。
すでに内定ももらっている。
なんとか補佐官という役職ももらっている。
皿を割る数は誰にも負けないとは思うが、その際は頑張りたい。

ぜひ、ハナリー島でお会いしましょう。
そして、応援していきましょう。

開島、おめでとうございます!

食べ物のはなし 特別編 釜揚げシラス丼

久々の特別編です。
いかに今までどこにも出掛けていないかが容易に想像できます。
今回は熱海。
一昨日のブログの流れと思われても仕方ありません。
さほど行動範囲は広くないようです。

地元で有名な、いや、観光客に有名なお店があると聞きました。
しっかりと押さえなければなりません。
熱海にも銀座があります。

熱海銀座商店街にある「熱海銀座おさかな食堂」さんに行ってきました。

待ち客は3組ほど。
その間に生簀とメニューを眺めながら、何を注文するか考えます。

ここはやはり大人気の「海鮮てっぺん丼」を頼むべき…
そう、頭を巡らせていると同行者が先にそれを選んでしまいました。
では、どうしようかと悩んでいると店内から威勢のいい掛け声が聞こえてきます。
「よいしょ、よいしょ」

「あ~、これね。よっし、これにしよう!」
ちょうどこれか贅沢丼かで迷っていましたが、背中を押してもらえました。

同行者はこちら。
海鮮てっぺん丼(小)です。

小でもネタはぎっしりと乗っています。
あら汁も迫力があります。
そして、運ばれてきたのがこちら。

釜揚げシラスどっさり丼ぶり 1480円

このシラス丼はお店のスタッフが「よいしょ、よいしょ」と掛け声を掛けながら、
シラスを丼に乗せていきます。
そのリズミカルな声についつい手拍子をしてしまいます。

反対側から写すとこんな感じ。

シラスが積み上げられてきます。
完成形がこれ。

本当は真横から写真を取るべきでした。
人気食べ物ブロガーとしては明らかに失敗。
インスタ映えとは程遠い写真になってしまいました。

しかし、肝心なのは写真ではなく、その美味しさを伝えること。
最初は刺身醤油で食べ、その次は胡麻だれをかけ味変を楽しみます。
最後はだし汁をかけ、さらっと頂く。
定番な食べ方で楽しませて頂きました。

もちろんシラスは同行者とシェア。
独り占めはよくありません。
シラスを肴に冷酒をやりたいところですが、我慢して一気にかき込みました。

「ふう、美味かった!」
美味しさが伝わったかどうかはともかく満足する食事でした。

時々は特別編をお送りしたいですね。
ごちそうさまでした。

大雨の熱海合宿

今回、熱海市を襲った土砂災害で被害に遭われた方に対し、
心からお見舞い申し上げます。

・・・・・
 
先週金曜、土曜は株式会社パフの取締役が集まり合宿を行った。
向かった先は熱海市。
思い起こしても過去、熱海に訪れたことはない。
せいぜい伊豆までだったと思う。

初めて訪れる場所に期待感も高まるが、今回は遊びではない。
合宿なのだ。

パフは6月が期末。
この7月より第26期がスタートした。
1年の振り返りと今期、また今後の経営について語り合う場。

吉川社長はこの合宿のためにホテルの予約から会議場所の選定、
食事のお店まで綿密な計画を立てて臨んでくれた。
海が見え全員のモチベーションが上がる絶景スポットを考えて。

ところがである。
この週末は日本中、雨。
特に静岡県は大雨。
熱海駅に集合した時点で出鼻をくじかれ予定を変更せざるをなかった。

まずは海の見えるカフェで取締役会。
今は人気のスポットだが、昔は自殺の名所だったという。

吉川社長は素晴らしい業績で社長一年目を終えた。
釘崎会長と僕は素直に彼女の功績を称えるのみ。

あとは現状の課題について話し合う。
スイーツが有名なカフェだが、そんなものに目をくれることなくひたすら熱い議論。

その後、ホテルにチェックイン。
しばらく温泉に浸かり疲れを癒し夕食へ。
さすがに夕食時は仕事以外の話も。
でも、大方、仕事がらみの話であった。

このクジラというクラフトビールは美味かった。

食事が終わった後は部屋に戻り、二次会。
ここでは”ヨシカワのお悩み相談”として、
吉川社長の普段の何気ない悩みに僕ら二人が相談に乗る時間。

彼女は従業員の立場から社長に昇格した僕と同じ立場。
カリスマ創業者釘崎会長とは違う視点が求められる。
あーだこーだと静岡の地酒を飲みながら語った。

僕は喜平を気に入り、お土産として購入。
両方、美味かったけどね。
それを飲み干し、それでも話足りず、ホテルのBarへ移動。

営業時間が終わるまで飲み、それでも足らず、再び部屋に戻って語り合った。
もうお酒は何も残ってなかった。

最後はどうでもいいことで、
(僕からすれば)
釘崎会長と吉川社長は言い争っていた。
僕はそこには関わらないようにしよう。

本来であれば翌日は3人で海沿いをランニングする予定だったが、朝起きると凄い雨。
ニュースを見ると新幹線は運休だという。
チェックアウト後、しばらく時間があったので來宮神社に向かった。

激しい雨は続く。

参拝と大楠の前での記念撮影を終え、
隣接するカフェでくつろいでいるといきなりスマホから大きなアラートが・・・。

熱海市内で土砂崩れが起きたと。
この段階ではあの惨状を予想していない。

在来線も運休、タクシーもいない。
バスに乗り込むも大渋滞で、
電車であれば2分で到着する熱海駅まで45分以上掛かってしまった。

予定していたランチのお店はお休み。
第二候補もお休みだった。
これも後になればいい思い出。

昼過ぎには新幹線も3時間の遅れはあったものの無事に動き始めた。
熱海駅で取締役会メンバーは解散。
僕が乗ったこだまは遅れを取り戻すために猛スピードで走行。
のぞみ並の時間で名古屋に到着。

ちょっとしたハプニングはあったが、
初めて行った合宿は実りある場となった。

吉川社長、釘崎会長、お疲れ様でした。
これからも盛り上げていきましょう。

ヒノマルソウル 〜舞台裏の英雄たち〜

一年に何度かはこういった素直に感動できる映画を観たほうがいい。
社会派の重いテーマの作品や生や死を自らに問う作品もいいが、
人間って、やっぱりいいねと思わせる作品は心身ともに健康になる。

2021年でいえば本作がそれにあたるだろう。
こんな感動的な実話ならもっと早い段階で制作されてもよさそうなもんだが、
東京オリンピックに合わせてきたのかな。
自国開催を盛り上げるためのキッカケにもなり得たが、コロナが全てを壊してしまった。
ある種、商業的な意味合いも含めて・・・。

実話を基に作られた作品だが、かなりデフォルメした状態であるのも容易に想像できる。
もし、それがゼロだとしたら奇跡としかいいようがない。
それでいい。
これはドキュメンタリーではなく映画なのだから。

僕も何度も深みにはまり泣きそうになったことか。
まんまと監督が持ち込みたい方向に乗せられてしまった。
主人公である西方仁也さんの心の葛藤は多分、本当。
ライバルであり仲間でもある原田雅彦に対しての気持ちのぶつけ方も正直じゃなかろうか。
人の不幸を願ってしまう愚かさを自ら感じ、
それでも抜け出せない自分の弱さを嘆いたり・・・。

どんなアスリートでも強靭な精神力と人間性を持ち合わせるのは難しい。
変に神格化しないのもいい。
結局、競技する者もサポートする者も人なのだ。
華やかな舞台に立つのか地味に徹するかの違いはあっても、大きな問題ではない。
人生の勝ち負けでもない。
本作を通して感じられたのは最大の収穫といっていい。
2時間があっという間に感じられたし。

主役西方仁也演じる田中圭も好演だが、
奥さん役の土屋太鳳と原田雅彦役の濱津隆之の存在が映画を引っ張った。
太鳳ちゃんはこんな奥さんならサイコーと素直に思わせてくれた。
濱津隆之は風貌も原田雅彦に通じる面があり、
その表情やセリフがリアルな世界へと導く。

今から13年前の劇的な勝利を思い出させてくれた。
歴史や事実は僕らに多くのことを教えてくれる。
それが今に繋がっていることも。

東京オリンピックまであと19日。
素直に感動したいですね。