ようやく愛知県も梅雨明けになった。
今年は例年以上に雨が多い年。
雨が続くと気持ちまでふさぎ込んでしまうが、この地区はましだと思うしかない。
九州や東北の災害をニュースで確認する度に自然の脅威を感じると共に
被害にあわれた方には一日も早い復旧を願うしかない。
愛知県も名古屋市もコロナ感染者が増え、今、日本国内、
いやそうじゃない、全世界で起きているこの事態を真摯に向き合うしかない。
人間が犯してきた行為に神様が怒っているのかな・・・。
一体、何を話そうとしているのか。
今日のブログはあくまでも月1回のランニング報告ブログ。
30万人の読者を誇る食べ物ブログとは違い、3人のライバルしか喜ばないが、
せっせと先月のランニング模様を書かねばならない。
社会現象や人間の愚かな行動を語る場ではない。
しかし、僕のランニング距離がそこを原因とするなら、愚痴っぽくなるもの理解してもらいたい。
優しいみなさんは分かってくれますよね?
4月5月はノルマを達成。
6月は達成しなかったものの、まずまずの成績。
では7月はどうだったか。
え~っと、70km。
かつての栄光を打ち消してしまうような結果。
やはりあれはまぐれだったのだろうか。
だが、ここで断固として言いたいのは走った日数の違い。
ノルマを達成した5月は16日間走った。
それに対して7月は11日。
単純に5日間の差。
1回10km走っていたら50kmの差。
5kmでも25kmの差が出たのだ。
それはなぜか?
すべては雨のせい。
何度、朝起きて諦めた日があっただろうか。
「それでも走れよ!」と言われると言い返せないが、いや言い返す。
こちらは責任のある立場。
安易な自分の行動で会社や世間に迷惑を掛けるわけにはいかない。
苦渋の決断として走るのを諦めた。
本当は走らない理由ができホッとしてたかも。
真相は不明だ(笑)。
そして、この8月。
ランナーにとっては一番ツラい時期。
どんなに早朝に走ろうと暑いものは暑い。
5km走っただけでも汗だく。
冷たいシャワーを浴びても、なかなか汗は引かない。
嫁や娘に露骨に嫌な顔をされる。
頑張るお父さんを応援はしてくれない。
声援に変わればモチベーションも上がるのに・・・。
まあ、そんなことはいい。
今週末から夏季休暇に入り9連休。
全く予定がない。
厳密にいえば、学生の成績をつけるとか実家に顔を出す予定はあるが、GoToなんとかはない。
その期間になんとか距離は稼ぎたい。
ノルマ達成は難しいとは思うが、それに向かって黙々と走りたい。
重たい気持ちを切り替え、この8月を乗り越えていこう。
僕が中高生の頃、角川映画がブームを巻き起こしていた。
当時、薬師丸ひろ子や原田知世等、アイドルを生み出し、
「戦国自衛隊」「復活の日」などスケールのデカい作品を送り出してきた。
画期的なシステムも作り上げていた。
書籍との連動だけではない。
映画の公開日に合わせビデオも同時発売という新たなビジネスを生み出していた。
当時、ビデオは確か15000円くらい。
(間違っていたら、ごめんなさい)
僕のリッチな親友はビデオも購入していた。
まだ街にレンタルビデオ屋さんも少なかった時代。
かなり売上を上げたんじゃないのかな。
なぜ、そんな昔の話をするかというと本作もそれに近い上映のあり方。
映画館と同時にAmazonプライムでも公開されている。
公開前は映画館に行く予定だったが、あっさりとAmazonプライムに変更。
自分勝手に観れるからね。
本当はセコイだけかもしれないけど(笑)。
本作はとても文学的な作品。
原作は読んでいないので分からないが、又吉氏の表現をストレートに反映しているようだ。
絶妙な切なさはその文学的な表現に寄るところ。
昔好きだった青春映画を思わせてくれる。
心の葛藤や揺れ動く感情に胸が押し付けられる。
それだけみれば甘酸っぱさも残る。
だが、僕は酸いも甘いも乗り越えた54歳のオジサン。
気持ちは分かる。
もがく主人公永田(山崎賢人)の自分への歯がゆさも理解できる。
しかし、しかし、なのだ。
あまりにも永田はダメ男。
世の中にダメ男は無数に存在するが、そのダメさ加減はハンパない。
それでも一部、共感するのは、ダメさ加減を本人が一番分かっているところ。
もっと突っぱねることができたのなら、この作品をこき下ろせた。
しかし、このダメ男をどこかで許す僕がいる。
それが何とも苦しい。
その苦しさの大きな理由は彼女役の松岡茉優の存在。
彼女のせいで僕は苦しくなる。
僕は若手の女優さんでは彼女が一番好きだ。
その愛くるしい笑顔にグラっとくる。
そしてダメ男を想う彼女が可愛くて仕方ない。
僕ならもっと笑顔を作れるし、涙なんか流させない。
30歳若ければ、僕はダメ男から奪う行動にも出たはず(笑)。
グダグダな山崎賢人も悪くないが、本作はやっぱり松岡茉優。
ファンの中にはAmazonプライムで観た後に劇場に向かう人もいるだろう。
また、その反対の人も多いだろう。
だから「劇場」。
全く関係ないけどね。
つい先日、こんなニュースが飛び込んできた。
「ボルヴィックの国内販売は年内終了。」
素通りしてもおかしくないニュース。
僕らの業界とは何ら接点はなく、日常生活において影響を与えるわけではない。
僕が普段飲むミネラルウォーターといえば大体は「いろはす」。
時々、「南アルプスの天然水」。
理由はなにか?
もちろん水の美味しさ。
と言いたいが、味の違いはさっぱり分からない。
コンビニでいえば価格。そして量。
となると、この順番になるのが妥当。
20年ほど前は水を普通に買うなんて、全く思わなかったけど。
水の価値も大いに変わった。
話は逸れるが、大学の授業で行った「いろはす」の話も好評だった。
相方ニシダとの共演だが、あんなやり方もオンライン授業での新たな手法だな。
最近は家庭内の珈琲を煎れるのもご飯を炊くのもミネラルウォーター。
先日も僕は荷物持ちでドラックストアに付き合わされ、
大量のミネラルウォーターを運ばされた。
2リットルが50円程で購入できるわけだから、日常的に使用するのも普通かもしれない。
話は戻ってボルヴィック。
そりゃそうだろう。
競合のミネラルウォーターが多く出回り、価格勝負では圧倒的に不利。
品質やブランド力で勝負できるかといえば、そこまでこだわりを持つ消費財でもない。
ある種、国内での販売終了は時代の流れ。
それでも僕はこのボルヴィックに愛着を持っていた時期がある。
25年程前、通っていたBARでチェイサーとして出されていたのがボルヴィック。
当時は粋がってバーボンをロックで飲んでいた。
お気に入りはエヴァン・ウィリアムス。
ボトルキープし、よくデートにも使っていた。
彼女はカクテルをお願いするが、僕はバーボンのロック。
そしてボルヴィックのチェイサー。
「やっぱさあ~、バーボンにはボルヴィックが合うんだよね。軟水だしね。」
なんて、軟水も硬水も見分けがつかないくせにカッコつけて飲んでいた。
彼女は僕のそんな言葉に酔っていた。
夜な夜なな生活が結構続いたこともあり、愛着のあるミネラルウォーターになった。
その後、家庭を持ち仕事もバリバリとこなし、BAR通いは減ったため、
ボルヴィックは僕の心から徐々に離れていったが、思い出としては重要。
普段の生活ではあまり飲まなかったが、
たまに購入した時はそんな昔を懐かしながら飲んでいた。
素通りするニュースが僕の中でささやかな過去を思い起こしてくれる。
しばらくの間、自宅でそんな飲み方をしてみてもいいかも。
当時の相手と一緒に語りながら・・・。
今週月曜日で持って非常勤講師として担当していた南山大学の授業が終了した。
6月から毎週月・木曜日、全15回の「自己とキャリアの形成」。
気づいたら終わっていた感じ。
昨年までは学内だったが、今年はコロナ感染拡大の影響ですべてオンライン。
スタート段階では不安があったものの、無事に終了することができた。
ニシダと組んで3年目。
2人の掛け合いが中心。
途中からラジオ番組をスタジオで流しているような授業になってしまった。
これは第1回目の写真。
そして、これが最後の写真。
最初の緊張感と最後の安堵感がこの写真から十分伝わってくる。
そうでもないな・・・。
スタート時は画面に向けて喋り続けることに違和感があったが、
徐々に僕もニシダも慣れてきて最終的には快感に変わった。
快感というは大袈裟だが(笑)、オンラインでもこちらの意図は伝わり、
二人とも授業の手応えを感じていた。
相手が見えないので、授業中に体感するものではない。
それは終了後、学生のレポート提出時に感じるもの。
授業に対しての質問もそうだが、学んだ内容や今後活かしていくべきことがビッシリと書かれている。
質問に答える時間が授業の半分だったり・・・。
120名も受講しているので、絶対聞いていないなという学生もいるとは思う。
それはそれで仕方ない。
僕らの授業は「受け身では何の意味がない」と常々話している。
学生がどこまで向き合うかは本人次第。
僕らの授業に価値がないと思えば、テキトーな出席も当然。
これが大半の学生であれば、明らかにそれは自分たちの実力不足。
学生に伝わっていない証。
積極的に参加しない学生を嘆くのではなく、自分たちのレベルを問うだけのこと。
ありがたいことに学生からのコメントは、感謝を述べられるケースが多かった。
楽しかったという声も多かった。
もしかして成績を上げるためのリップサービス?(笑)
4人の南山OBのゲスト講師も学生には参考になった。
それぞれの生き方、考え方、これからのキャリアを語ってもらうことで、学生に与えた影響は大きい。
東京からのゲスト講師もあり、オンライン授業のメリットを感じたり・・・。
秋以降もオンライン授業を継続する大学も多いと聞く。
大学1年の息子を持つ親としては、そればかりでは困る・・・と思いながらも、
バランスを取りながら進める大学も増えていくだろう。
これから大学の在り方自体が変わっていくのかな。
この後、学生が課題レポートを提出し成績をつけて、
(これがかなり大変な作業。お盆の仕事・・・)
本当の終了にはなるが、僕らのやってきた授業が学生の未来に役立てばいい。
楽しみながら授業もできたしね・・・。
といいつつ、スライド作成や大学対応はニシダに任せっぱなしだったので、彼女には本当に感謝。
美味いラーメンでもご馳走しないと・・・。
初めてのオンライン授業は無事終了。
一度も学生の顔を見ることなく終えたので、どこかで会ったら声を掛けて欲しい。
その時はよろしくね。
名古屋もなかなか落ち着きません。
いつになったら何も気にせず遠慮することなく、
ワイワイやりながらおいしい食事が頂けるのでしょうか。
この伏見シリーズも再びテイクアウトシリーズになってしまうのでしょうか。
今はできるだけ直接、お店にお邪魔したいものです。
たまには名古屋らしい食事をしようと錦方面に向かいます。
夜ではありません。
健全なお昼時です。
因みに夜はしばらく行っていません。
暑い日がづつくので、さっぱりと冷たい麺類あたりを頂きたい気分。
会社から5分ちょっとの場所にある「総本家えびすや本店 」に行ってきました。
愛知県には同じ屋号のお店がいくつか存在します。
のれん分けなのでしょうか?
そこはよく分かりませんが、こちらのお店は昭和2年の創業。
「名古屋に伝わる江戸時代そのままの技法を守りつづける手打ち麺の老舗麺処」
とどこかで紹介されていました。
名古屋名物といって間違いありません。
そうだとすればざるそばが評判でも注文するわけにはいきません。
人気食べ物ブロガーの読者は全国各地から集まり30万人。
ここはきっぱりと名古屋名物の麺類を頼むべきでしょう。
そうです。きしめんです。
そして、名古屋人が大好きな海老天を合わせるのがサービス精神というもの。
えびおろしきしめん 1450円
どうですか、この迫力のある海老天。
丼からはみ出ています。
そんじょそこらの海老天とは大違い。
アップにしてみましょう。
う~ん、あまりよく分からないですね・・・汗。
おろしと海苔とかつお節に隠れ、きしめんは見えません。
なんて言うんだったかな?
箸で麺を持ち上げて写真を撮る手法。
やってみたい気持ちはありますが、その姿があまりにも滑稽に思え、未だ経験がありません。
堂々とそんな姿で写真を撮っている人を尊敬します。
意外と難しいですよね?
冷たいきしめんと揚げたての海老天。
その絡み方が絶妙。
名古屋人が愛してやまない味が伝統として受け継がれていきます。
あっという間に平らげてしまいます。
勢いよく「もう一杯!」と言いたくなりますが、3000円近い金額になってしまいます。
うどん屋さんではあり得ない価格です。
ここはグッとこらえお店を出ます。
この季節には特におススメの冷たいきしめん。
きしめんをJR名古屋駅のホームでしか食べたことのない人も是非、お試しあれ。
ごちそうさまでした。
大切なのは順番を守ること。
映画が進む中で僕はひしひしと感じていた。
その順番とは何か。
親は子供より先に死んではいけない。
父親より母親が先に死んではいけない。
それは親に立場になっても同じ。
大人になっても順番を守らなければならない。
僕は母親よりは先に死んではいけない。
子供は僕より先に死んではいけない。
悲しみは悲しみに違いないが、順番が守られればそれは感謝にも変わる。
順番が違えば悲しみは一層増すことになる。
本作を観ながら、そんなことを感じていた。
それはこの作品が訴えたいことではないはず。
亡くなった者も生身がないだけで存在が亡くなっているわけではない。
娘役の美紀が意地を張るように亡くなった者でも常に家にはいる。
その健気な姿に感動しながらも、親としての意味を問う。
と訳の分からないことばかり言っているが、
平凡な生活がいかに幸せかを感じさせてくれる映画。
観るべき1本。
山田孝之演じる父親が男手ひとつで娘を育てていく物語だが、特別なことはない。
周囲の協力があるものの至って普通のサラリーマン。
フレックスタイムを利用しながら、上司の気遣いを気にしながら娘と共に過ごす。
彼はスーパーマンじゃない。
時に弱気になり、自分の未熟さに反省しながらも懸命に向き合っていく。
娘は父の苦労を痛いほど感じ、あり得ないほど物わかりがいい。
それが却って辛くなる。
父も観る者も・・・。
見方を変えれば、立場が変われば不幸な物語になる。
途中で投げ出す方が全うといえるだろう。
それを支えるものは何か。
山田孝之演じる父親はスーパーマンではなく普通のサラリーマン。
それが僕を熱くする。
同時に僕の家族に感謝する。
守られた順番に感謝する。
やはり順番を守ることが子供を育てる、家庭を維持する上で重要なのだ。
何度も何度もウルウルしながら出来損ないの自分を反省し、健康な嫁さんに感謝する。
これじゃあ、映画のことはさっぱり分からないね。
まあ、映画コラムニスト的には正しいけど・・・。
愛しい作品になった。
そして、新しい発見も・・・。
知らなかったステキな役者さんを知ることに。
まずはゲロ先生役の伊藤沙莉。
娘役の白鳥玉季。
年齢ごとに娘は3人が演じている。
この3人とも素晴らしかったが、小学1年生を演じていた白鳥玉季の表情は最高。
これから間違いなく引っ張りだこだろう。
他にも役者陣にエールを送りたいが、前段が長すぎたのでブログはここまで。
家族の大切さを感じる作品だった。
昨日から続きのセミナーネタ。
2人目の登壇者は株式会社東進、株式会社DEFアニバーサリーの代表取締役社長である飯田裕紀氏。
東進さんも名大社の昔からのクライアントで、岐阜地区を中心に展開する学習塾。
超優良企業だ。
飯田さんは2代目の経営者として様々な改革を行ってきた。
それがセミナータイトルにも表れている。
「変革&挑戦し続ける後継者の想い」
講演もそのパワーがみなぎっていた。
最初の岩田さんはエンジニアらしく普段は工場内で仕事に没頭するタイプだが、
飯田さんは明らかに外に向かってアピールするタイプ。
最初の就職先の広告代理店でトップ営業だったのも頷ける。
あちこちの場で話をする機会も多いのだろう。
講演の入り方からして、そんな雰囲気を醸し出していた。
しかし、大切なのは講演の上手さではない。
飯田さんが果敢にチャレンジしてきたその事実。
東進さんといえば岐阜では知らない人がいない学習塾。
創業者でもある父親の存在は偉大。
二代目となる飯田さんは相当なプレッシャーがあったはず。
それは「背中がデカすぎる」という発言があったように、
(ちょっと違ったかな?)
必要以上に親の影響力を感じるところだろう。
ファミリービジネスを象徴しているともいえる。
それでも飯田さんは全く負けていない。
「お前の好きにやれ!」という最大の支援を頂きながら、新たな試みを繰り返す。
本人が”容赦ない”と言うように組織、人事にメスを入れ教室改革を断行。
それが成功すると別事業にもチャンスと見るや挑戦。
今現在、コロナの影響はあるものの基本的に順調に推移している。
その取り組みだけでも尊敬するし、刺激を受ける。
僕よりも20歳近く若い経営者の姿に「もっと頑張らねば・・・」と素直に反省した。
同じような影響を受けた経営者仲間は多いはず。
とてもいい機会を頂いた。
飯田社長、ありがとうございました。
コラボは大事ですね!
こうして2人の若手経営者を招いたセミナーは無事終了。
感想を聞く限り満足度の高いセミナーを開催できた。
事務局含め、みなさん、ありがとうございました。
このセミナーは10月からの「第4回名古屋ファミリービジネス研究会」の告知も兼ねている。
詳細はこちら。
10月からは新たな内容で半年間の研究会を計画。
ぜひ、こちらにも参加してもらいたい。
宣伝はこのブログでも別の機会にさせてもらうが、
今回の経験もいい機会と捉え、ブラッシュアップしていく。
引き続きよろしくお願いします。
一昨日の水曜日は名古屋ファミリービジネス研究会OB会&セミナー。
「進化するファミリービジネス」というタイトルで2人の若手経営者に登壇してもらった。
ほぼ完璧な状態で準備も進め、当日を迎える予定だった。
当初のセミナー会場は名大社。
ところが諸般の事情で急遽会場を変更することになった。
それを決めたのが前日の夜。
会場がなければ元も子もない。
すべてオンラインに切り替えるか、中止にするか。
幸いなことに事務局メンバーの鶴田さんが自社のセミナールームを提供してくれることになった。
いやいや、ほんと有難い。
持つべきはセミナールームを持つ仲間。
いや、違う、頼りになる仲間。
そこから参加者に一斉にメールを送り、有志の懇親会もキャンセルし、ドタバタと対応。
あれやこれやでギリギリまで時間は掛ったが、無事に当日を迎えることができた。
鶴田さんのオフィス。
最近社名も変更したグロースリンク税理士法人。
ささしまライブに構える最新オフィスビル、グローバルゲート。
19階から眺める景色もよく、最新の設備。
最初からここで開催すればよかったかな(笑)。
急な対応も含め、本当に感謝。
また、スタッフさんにも多大なる協力を頂いた。
今回のOB会&セミナーはリアルとオンラインのハイブリット。
オンラインはZoomでスライドを表示しながら、登壇者をカメラで映す。
参加者はOBメンバー半分、新たなメンバー(経営者)が半分という構成。
なかなかいいバランス。
オープニングは名古屋を代表するゆるゆるファシリテーターに西やん。
全体説明とアイスブレーク。
そして、僕がこれまでの実績とちょっとしたことを話す。
その際に新メンバーの株式会社フェリタスジャパン代表の丸山さんを紹介。
誰か写真撮ったのかな?(笑)
途中マキが入ったので、僕は時間通りに終え、最初の登壇者へ。
株式会社岩田鉄工所専務取締役であり、
株式会社アイ・ティー・ケー代表取締役社長を務める岩田真太郎氏。
名大社のクライアントであり、名古屋ファミリービジネス研究会スタート時からのメンバー。
見た目は明らかに30代だが、ようやく40歳となった若手経営者。
今回のネタは前日に徹夜をして考え作ったという。
もっと早く準備すればいいのにね。
当日もちょっとしたトラブルもあったし(笑)。
講演タイトル「道楽息子の、ここだけの話」
彼は知る人ぞ知る天才エンジニア。
ハンドロイドという人型のロボットハンドを設計、製造し、各業界から注目を集める。
テレビドラマやバラエティ番組に技術提供したり、大学で共同開発も行う。
そんな話がある一方で、ファミリービジネスの3代目としての自身の考えや
これからの生き方について語ってくれた。
これには感動を覚えた。
いつも飲みながらいろんな話はするが、
改めてマジメに彼の話をすると会社や事業に対しての思いが伝わってくる。
何度も何度も「守秘義務がこの会のいいところ」と話すので詳細は述べないが(笑)、
15年前の祖父との最後の時間のことや社員さんへの感謝の気持ちには素直に胸を打たれた。
これも、彼の転機だね・・・。
ありがとうございました。
そして、2人目の登壇者は・・・。
かなり長くなったので、また明日にアップしたい。
後編へ続く・・・。
夏になってきました。
昨日も蒸し暑かったですね。
暑すぎるのは勘弁してほしいですが、雨でムシムシするのはもっと勘弁してほしいです。
そういえば昨日は土用の丑の日。
みなさん、鰻は食べましたでしょうか?
親しい友人が鰻丼やひつまぶしの写真をSNSでアップする度に羨ましく思います。
ドカーンという鰻は来月に期待したいですね。
今日も伏見シリーズ。
めげずに美味しいお店を紹介しなければなりません。
以前から気になるお店がありました。
タイミングが合わず行けない日が続いていましたが、ようやくこの日を迎えることができました。
会社から北に向かいます。
広小路通を越え、錦通を越え、桜通の中間にある「瓦ソバ PIN」さんに行ってきました。
名古屋では珍しい山口県の名物料理瓦ソバのお店。
瓦を熱してアツアツの状態にし、その上に茶そばが乗っています。
結構手間が掛かるのでしょう。
ランチメニューとは別扱い。
ランチタイムは12時半以降しか提供してくれません。
この瓦ソバを食べるためにあえて時間を外します。
希少的な存在が価値を高めるのでしょう。
シンプルに瓦ソバを注文するのもいいですが、ここは季節に合わせるべきです。
「え~っと、瓦ソバに鰻と野菜のトッピングで!」
と贅沢極まりない大富豪的な注文です。
瓦ソバ+鰻+野菜 1650円
どうです。
瓦の上にソバが踊っています。
真上から見るとこんな感じ。
インスタ映えするデザートのようです。
パリパリとなった茶そばも乙なもの。
冷たいつゆでズルズルと勢いよく頂きます。
「なかなか、やるじゃないか!」
野菜とソバの合間から鰻が見えることができます。
「お~、いいぞ、いいぞ、土用の丑には負けないぞ!」
すっかり感化されています。
ソバと鰻と野菜はマッチしますね・・・。
これをアテにビールでも日本酒でもハイボールでもスイスイいけそうです。
鉄板焼きそばに近い状態ですが、こちらの方があっさりと食べられます。
気がつくとソバはなくなり、瓦だけに・・・。
この瓦はどんな目的で生まれてきたんでしょうか?
家を守るため?
食事を美味しくするため?
いずれにせよ人との役には立っています。
こうして気になっていた名物料理を一つクリア。
鰻も食べることができました。
ごちそうさまでした。
冨山氏の「コロナショック・サバイバル」に続く作品。
やはりなかなかの商売上手。前作を読んだ者はつい手に取ってしまうだろう。
これも著者の戦略なのかな(笑)。
本書ではコロナショック以降の日本の企業の歩むべき道を示している。
以前よりDX(デジタルトランスフォーメーション)の必要性はあちこちで言われていた。
僕は言葉として理解していても自社にとっての必要性は掴めずにいた。
重要なのも分かるし、取り組まないと取り残される危機感も持っている。
しかし、どこから手を付けていけばいいのかピンとこない。
僕のようなボンクラ経営者は意外と多いのではないだろうか。
もしくはそれにも気づいていない超ボンクラ経営者もいるだろう。
決して非難しているわけではないですよ。
適切な表現が見つからないだけです(笑)。
DXの前に進めなければならないのが、CX(コーポレート・トランスフォーメーション)。
冨山氏は相変わらず日本企業に厳しく、「日本的経営モデル」から決別せよと強調される。
今までの成功体験は完全に過去の遺産であり、それにしがみついていては手遅れになると。
未だに過去の手法から脱しきれない企業は想像以上に多い。
僕は経営を任され10年が経過するわけだが、それももう古い。
自分としては新しいやり方で取り組んできたつもりだが、それも今となっては旧日本式。
世の中のスピードはもっと速いということだ。
冨山氏はスピード感ある変革を求めている。
それを評論家ではなく、多くの企業を立て直した実務家の言葉であるから説得力もある。
本書を読み終えた時に僕はもうヘロヘロ状態になっていた。
これまで僕が大切な価値観としていたあうんの呼吸も新卒純粋培養も定着率の良さも完全否定に近い。
もう僕の考え方はこれからの時代には通用しないわけね。
トホホ・・・。
これを嘆いていても仕方がない。
僕は良くも悪くもあまりこだわりないタイプ。
自分の価値観も少しずつ変化している。
急カーブを描くことは簡単ではないが、がんじがらめに縛られているわけでもない。
いい意味で柔軟。
ポリシーがないともいう(笑)。
そんなフラットな思考の方がいいかどうかは分からないが、
いずれにせよ過去の成功体験はリセットすべき。
上手くいっていた事業も永遠に続くわけではない。
それはより痛感するわけだが、これを全体でどう共有できるか。
まだまだ今までのやり方に拘っている者もいるだろうし。
本書でも「両利きの経営」の必要性を触れられていた。
積読状態から早く解放しないと・・・。
冨山氏は中小企業の数が多すぎるという。
僕は歴史ある企業を応援し、その魅力について語る側だが、伝え方はそろそろ変えるべきだろう。
淘汰されるべき企業と勝ち残るべき企業が明確になる。
歴史があるからいいとは言い切れない。
退出を願う場もあり、それも含め応援しなければいけない。
名大社は勝ち残る中小企業でなきゃいけないけどね。
冨山氏には直接話を伺いたい面もあるが、ボロカスに叩かれそうなので遠慮したい面もある。
それもトランスフォーメーションなんだろうな。