これからも前向きに 名大社会長ブログ

映画「さらば愛しきアウトロー」

これがロバート・レッドフォードの引退作品だという。
僕より30歳年上で間もなく83歳。
これまで現役でバリバリ演じていたこと自体、素晴らしいこと。

ポール・ニューマンとのコンビの「明日に向かって撃て」とか「スティング」が有名だが、
僕が個人的に好きなのは「ナチュラル」。
いつ観たのかも覚えていないが、グランドを回る姿が印象的だった。
確か沢木耕太郎が長嶋一茂のことを書いた「彼らの流儀」もこの作品だったはず。

単なる二枚目でなく好感度も高い俳優だと思う。
監督作品の「リバーランズ・スルー・イット」も「クイズショウ」も好きな映画。
ここ最近の出演作を観ていないが、引退作品となれば観なければならない。
特別なファンじゃないけどね(笑)。

原題は「The Old Man & the Gun」。
そのまんまでいいと思うが、邦題はロバートレッドフォードへの愛情の証かな。
やはり好感度は高い。

僕の映画コラムニストとしての特徴は作品のことはさっぱり分からないが、
それでも観たくなるという不思議なもの。
多分・・・(笑)。

今回もそんな感じで伝えたいがそれは難しい。
「老いぼれ銀行強盗のシアワセな話」
と一行にまとめてしまえばそれまで。
それで十分だと思うが、そんなわけにはいかない。

ではどう伝えればいいのか。
忠実に描く1980年代初頭のアメリカと人間の葛藤、年齢は関係ない純粋な愛、
そして、ロバート・レッドフォードの生き様だろう。
僕はそんなふうに感じた。
はっきりいえば、愚か者ではなくろくでなしの話。
愚か者は少し違うからね(笑)。

そのろくでなしが幸せ過ぎるから映画はハッピーエンドで終わる。
しかし、それは偏った見方。
場合によっては救いようにない酷い終わり方ともいえる。
だが、ほとんどの人はこれでよかったと思うんじゃないかな。

ヒロインというか老いぼれ銀行強盗の相手役がシシー・スペイセク。
映画を観ながら「誰だっけ?」とずっと思いだそうとしていたが、最後まで出てこなかった。
改めて調べてみると、そう、彼女。
80年代から90年代にかけて結構観たように思う。
決して美人ではないが独特の雰囲気があり、本作の2人の関係性もとてもよかった。
こんな生き方をして、死ねるのがいいんだろうね。

映画の中に出てくる「楽をして生きるのではなく、楽しく生きる」。
そんなふうに人生を終えれればいい。
老いぼれになった時にでも自分にこだわって生きられたらどれだけ幸せだろうか。

そんなことを思わせてくれる作品だった。

第3回名古屋ファミリービジネス研究会がスタートしました

一昨日は3年目を迎えた名古屋ファミリービジネス研究会のDay1。

嬉しいことに定員となる20名の方に申し込みを頂きスタートすることができた。
まずは申し込み頂いた方に感謝。
また、リピーターの方が多いのはこの会の特徴。
1~3回すべて参加の奇特な方から(笑)、2~3回の連続参加、1回3回の飛び参加と有難いケースが多い。
それだけ満足度が高かったのと今回への期待がうかがえる。

今回は内容も見直し、時間も3時間から5時間と伸ばし、新たな体制でスタート。
これが新たな事務局メンバー。

山ちゃん、西やん、チェリーさん、鶴ちゃん。
この4人でDay1まで様々な準備。
5時間の長時間をずっと学び続けるのはしんどいが、集中力を切らすことはなかった。
いいスタートが切れた。

全6回の共通として、最初の30分程度は僕がアイスブレイクをしファミリービジネスについて語る時間。
昨年までは15分だったが今回から時間が伸びたこともあり、持ち時間が30分へと拡大。
昨年は15分といっても大体は時間オーバーし講師に迷惑を掛けたが、
今年は30分だから大丈夫だろうと思い話し始めたが、気づいたら1時間が経過していた。

いきなり30分オーバー。
なんか最近、ダメなオヤジのパターンになってきた。
そのパターンとは話の長いオヤジのこと。
いるよね。身の回りに。
クドクドと話すオヤジが・・・。

どうやら僕はそっちの方向に向かいつつある。
以前は講演でも60分、90分の持ち時間をキッチリと終えるのが自慢だったが、最近は全然終わらない。
終わらないわけにはいかないので、最後の方はまくしたてるように喋り、相当端折ることが多い。
今週の保護者向けセミナーでも、担当の方から「最後は結構飛ばしましたね。」と言われてしまった。
こんなことを書くとダメ講師とのレッテルを貼られそうなので、ここは自ら否定しておこう。

最初にいい空気を掴み、引き寄せ、流れを作るのでそうなってしまう。
かなり盛り上げているのだ。
そこは理解して欲しい。
いかん、いかん、そんなことをブログで書きたいわけではない。

それでも講師に迷惑を掛けました。
西やん、すみません。

Day1のスタートは西やんの関係性の強化と決まっている。
この回もグループでのワークを交えながら、社内の関係性、
ファミリーの関係性について注意すべきポイントが十分理解できた。
参加者同士の距離間も一気に縮まった。
アンケートの満足度も高かった。

そして、必ずセットになっている懇親会。
ここも初回の定番トラットリア ゴリアテさん。
貸し切りで腹を割り語り合う場を作ってもらった。

この会のルールの一つとして、守秘義務がある。
お互いの会社のことを披露するため、その内部の話を外に漏らすのは厳禁。
それがお互いの信頼関係を生み、仲間意識も芽生える。
楽しい時間だったせいか、写真は取り忘れた。

最後はなぜか名古屋ナモ締め。
これはいつまでやっていこうかな・・・。

僕の話が長いとか、それでもOKとか、どうでもいい事ばかり書いたので、
肝心な中身は軽くしか触れられなかった。
また、次回以降、この会の魅力について書いていきたい(笑)。

半年間よろしくお願いします。
まずはDay1、お疲れ様でした。

食べ物のはなし 番外編 ベジタブルセット

たまには伏見を離れます。
外の空気を吸う必要もあるのです。
東京・日比谷にやってきました。

日比谷にお邪魔するのは初めてといっていいでしょう。
夜の街も散策しましたが、下町っぽいお店も多くイメージとは随分と異なりました。
なかなかいい雰囲気。
次回は夜に突撃したいですね。

ホテルレム日比谷にある「Cafe & Meal MUJI」さんに行ってきました。

行ってきましたと言っても、こちらはホテル内のレストラン。
特に選んだわけではありません。
ちょうどお邪魔した日がリニューアルオープン当日。
無印良品さんのお店自体初めてでした。

メニューは3種類。
和定食と洋定食ともうひとつ。
普段なら和定食で、朝から大盛ご飯バッチリという感じですが、
そろそろそんなワンパターンからも脱せねばなりません。
オープンなキッチンカウンターを眺めながら、ここは元気よく注文します。

「ベジタブルセットをください!」
瞬間的にスタッフさんが「こんなオッサンがベジタブルセット?」
と怪訝な顔をしましたが、これまた瞬間的に笑顔に戻り、
「かしこまりました!」と明るく答えてくれました。

オープンしたてのお店でオープンしたばかりの時間。
明らかにオペレーションはいまひとつ。
和定食一つ提供するにも時間が掛かっています。
ようやくベジタブルセットを受け取りカウンターに陣取ります。

ベジタブルセット 1500円

どうです。

このインスタ映えな感じ。
それがやりたかっただけじゃないか。
と思われるかもしれませんが、瞬間的に健康志向の人間に生まれ変わったのです。
あとはフルーツと牛乳。

牛乳を外で飲むのは何年振りでしょうか。
早速、サラダを頂きます。

「あれっ、何も味がないぞ・・・」
瞬間的に不安な気持ちになりましたが、こんなものかと思い食べ続けます。
しかし、やはりここはちょっと違うような気がします。

「すいません、これにはドレッシングがあるんですか?」
と勇気を振り絞って聞きます。
「えっ、ドレッシング掛かっていませんか?」
「いえ、なにも・・・」
「すいません、いますぐ対応します。」

サラダは運ばれ、ドレッシングがかかった状態で戻ってきました。
「やっぱり、こっちのほうがいいじゃないか・・・」
慣れないことをすると小さな事件は起きるものです。
この日は瞬間的な出来事が多かったですね。

東京での朝食はベジタブルセット。
それだけで都会人になった気がします
お腹もいっぱいになりました。
たまにはこんな朝食もオシャレですね。

ごちそうさまでした。
次回どうなるかはわかりません(笑)。

再びファミリービジネスアドバイザー講座へ

先週末の土日はFBAAファミリービジネスアドバイザー講座へオブザーバーとして参加。
僕がこの講座に通ったのが5年前。
今期はすでに7期生。20名の方が参加されていた。

詳細は守秘義務もあり話すことはできないが、ケースの発表や自己紹介を伺う限り、
意識が高く多様な経験をされた方が多かった。
今更ながら懇親会に参加できなかったのは残念。

トータル6日間の講座であることは変わらないが、内容は常にアップデート。
(この単語を使ってみたかった…笑)
土曜日は終日参加させてもらったが、僕の時代には全くないプログラム。

そのひとつが2011年に倒産した株式会社林原のケース。
お兄ちゃんが書いた「林原家 同族経営への警鐘」と
弟が書いた「破綻」を題材にディスカッションを行う。
「林原家 同族経営の警鐘」は僕がこの講座に通ってる時に読んだので、
印象も強く当時のブログに厳しいことを書いている。
「破綻」は読んでいないが、このディスカッションを聞くと読むに値する。
どこかのタイミングで読んでみたい。

今回の受講生の多くはファミリービジネスの当事者。
経営者の方もいれば、これから継ぐ方もいる。
そうなると課題図書に対しての捉え方は異なる。
名大社はノンファミリー企業であり、僕も息子を入れないと宣言しているので、感じ方は違う。
それぞれの発表を伺うだけで、各々の会社の課題感も分かりいい勉強。

より知識として深まったのはジェノグラム(家系図)の存在。
この林原のケースも責任を擦り付け合う兄と弟だけに問題があるわけではなく、
父親、母親、祖父母が与える影響も大きい。
考え方や価値観は勝手に育つものではなく、その背景も重要だから・・・。
うん、これはキャリアのクラスにも使えるかも。

その他にもファミリービジネスならではの面白い事例を聞くことができた。
面白いと言っては失礼で本人にとっては大変で最重要課題。
一番、頭を悩ませるところ。
そんな話を伺う度に、自分なんてまだまだラクしてるなと思ってしまう。
特に最近、疲れを感じやるせない面もあったので、大いに反省せねばならない。

今回、この講座に改めて参加したのにはいくつかの理由がある。
理由のひとつが明日から始まる「第3回名古屋ファミリービジネス研究会」の存在。
僕はコーディネーターとして、
毎回、最初の20~30分はファミリービジネスのことを解説しなければならない。
そろそろネタもアップデートさせないといけない。

そのヒントを探るためにこの会にも参加させてもらった。
どうすべきか迷っていたが、2日間の講座を通し、自分なりに落としどころが掴めてきた。
やはりこれですね。

西川理事長の話を伺いながら、理解してもらうべきポイントが見えてきた。
実際、当日の気分で話の中身が変わってしまう可能性はあるが、
ちょっとこの辺りを掘ってみようという自分なりのアイデアも浮かんだ。
まずは明日、賛同を得られるかどうかだけど・・・。

いい学びをありがとうございました。
明日から名古屋でも生かしていきます。

映画「新聞記者」

なんとこの映画は東京で鑑賞。
名古屋でも上映されているが全然予定が合わず、わざわざ東京まで出てきて観ることに・・・。
それだけどうしても観たかった作品。
わざわざというのは冗談だが、東京出張の際、夜の時間帯でタイミングが合った。

初めて有楽町の劇場で観たのだが、館内は満員。
話題性の高さをリアルに感じた。
果たして名古屋でも同じだろうか・・・。

この作品を語るのは、ある意味難しい。
称賛すれば国から睨まれるだろうし、批判すれば勇気がないといわれるだろう。
会社を守る立場としてはその評価は難しいが(笑)、この作品に関わった東京新聞は褒めるべき。
すなわち中日新聞を褒めるべきだろう。

取材者の立場が否定的に捉えられる可能性をいい具合でぶっ飛ばしている。
また、映像空間は明らかにおかしい。
官僚の職場があんなに暗いなんてさすがにない。
ブラックな職場ではあるだろうが、映画で描かれる職場は異常としか言いようがない。
同様に暗いが、まだ新聞社の職場の方が健全。
あのコントラストが作品にいい緊張感を与えていたのは間違いない。

主役の二人がクローズアップされる姿は観る者を揺さぶる。
その演技に引っ張られる点は多い。
それにしても松坂桃李くんはいい役者になったと思う。
昨年の「虎狼の血」も良かったが、演技が深くなっているように感じる。

新聞記者役のシム・ウンギョンさんはこの映画で初めて知った。
なぜ、韓国人女優?
最初は違和感があったが、その背景を知るとある程度の納得感は出る。
批評を読むとこの危険な記者役を引き受ける事務所がなかったというが本当だろうか。
確かに国家の闇に切り込んだ作品。
かなり勇気のいる制作サイド。

しかし、アメリカではこの類の作品がバンバンと作られ、超一流の俳優が演じているのも事実。
やってやれないことはない。
と思っても、そう簡単ではないのかな・・・。

この映画に答えはない。
「問い」で終わる。
と僕は考える。
それでいいのだと思う。
観る側に答えを求めているのだ。

こんな作品が満員なのが嬉しかった。
今年に入って日本映画を観たのは5本目。
かなりショボい状態だが、観るべき映画に出会えたのは良かった。

久々に皇居を走ってみた

最近、週末を東京で過ごすことが多い。
遊びに来ているのではない。
仕事であったり、学びであったり、何らかの役割であったりする。
結構、時間に追われているのだ。

昨日は午後に東京入り。
名大社とパフで進める新たなプロジェクトのミーティング。
とりとめのない話が続くような気もするが、着実にお互いの想いが一致しつつある。
ゲストを招いてのゴチャゴチャな打ち合わせも刺激的で吸収する面が多い。

夕方からはパフの役員会。
新年度がスタートし、新たに導入した評価制度や賞与のルールのついて話し合う。
そのあたりは名大社の考え方とはまるで違う。
それはどちらが正しいということではなく、お互いに辿ってきた歴史や文化の違い。
ここは一致させる必要はなく、お互いに合うやり方をすればいい。

しっぽりと懇親会を行い、金曜日の夜を終えた。
今週は毎日のように講演があり、また賞与支給のための個人面談があり、かなりくたびれた。
そのため、昨日の夜もそれほど遅くなることなく、お開きとなった。

東京も雨が続いていたようだが、今朝は曇天。
雨が降りそうな気配はない。
そんな時こそ走らなければならない。

朝6時に九段下のホテルを出発。
ぐるりと皇居を一周。
その時間帯でもランナーは多い。

なぜかオレンジのTシャツを着たオジサンが常に僕の前を走っている。
僕の方が若干速いのだが、写真を撮っている間に抜かれてしまう。
まあ、競争しているわけではないのでいいんだけど・・・。

久々に走ったが、以前より立っている警官の数が多いように感じた。
皇居は交差点もなくノンストップで1周5キロを走れることが魅力の一つだが、
この日は通行止めのエリアもあり、部分的に渋滞をしていた。
ただこうして東京のど真ん中を走れるのは嬉しい。
明日も走りたいが、天気予報を見る限り難しそうだ。

今日、明日はファミリービジネスアドバイザーとしてのお勉強。
現在開講されている資格認定プログラムにオブザーバーとして出席させてもらう。
来週から「第3回名古屋ファミリービジネス研究会」が始まるので、新たな情報もインプットしたい。

世間は3連休だが、どうやら僕は関係ないようだ。
明後日は大学の授業もあるし・・・。
嫁さんには「ちゃんと休みなさい」と叱られるので、何とかしたいんだけどね(笑)。

いつもより遅めのブログアップだが、今日も元気に行ってきます!

これからの不動産はどうなるの?

今週も会社にいる時間が少ない。
結構、喋る仕事が多く、不在がち。
月曜と今日は大学の授業。

一昨日は高山で旅館・ホテル担当者向けの人材採用セミナー。

昨日は三重大学での就職ガイダンス。

最近、90分の持ち時間だと足りない状態。
60分の講演は時間きっちり終えることができるのに、
90分だとタイムマネジメントがまずいのか、
最初にどうでもいい話をし過ぎるのか、
最後の方は時間が足りず、端折ってしまうことが多い。
昨日も一昨日もオーバーして申し訳ありませんでした。
つい熱が入ってしまうのかな(笑)。

そんな今週だが、一昨日は高山に伺う前に朝の会でインプット。
クラブ愛知という経営者を中心とした大学OBの7月例会に出席。
僕は副会長という立場もあり、忙しくとも時間を調整し参加している。
毎回ゲストを招いて講演を行ってもらうのだが、
今回は株式会社東京カンテイゼネラルマネージャーの有馬義之氏。

年間50回以上、不動産セミナーで講師を務める業界のプロ。
一応、大学の後輩にあたる。
僕より圧倒的に貫禄はあると思う・・・。

いつもの例会は何気なく拝聴しているが、今回はグイグイ惹き込まれた。
タイトルは「ビックデータで読む解く東海地区の不動産市場の動向」。
僕に直接関係あるとは思えない。
あるとすれば父親から譲り受けた岐阜の田舎の土地くらい。

有馬さんの話を聞く限り、地方に関してはマイナスしかなく、早く手放した方がいいとのこと。
危機感は募る。
先祖代々の土地を守るべきか、一日でも早く売却すべきか、難しい問題・・・。
それだけでも考えさせられた。

一方で大都市圏の土地はまだまだ価値が上がるらしい。
名古屋もそのひとつ。
それも首都圏より遅れて土地が上がるということでなく、瞬間的に上がっていくということ。
東京が上がった一年後に名古屋が上がるというのは昭和の時代。
ネットでの情報が当たり前の今、すぐさま反映される。

名古屋も一括りにするのではなく、細かく分ける必要がある。
それにより住宅地、商業地の傾向がより明らかになる。
僕の住まい周辺はさほど魅力はないようだ。うむ。

今後は名古屋市でも「コンパクトシティ・プラス・ネットワーク」が始動し、
不動産の二極化、選別化が進むという。
拠点市街地に該当すればより住みやすい環境になるだろうが、
郊外市街地からも外れていくと何かと不便になるかも。

どちらにしても僕の資産形成には一切関係ないが、こうした状況を知る事だけでも意味はある。
勉強になりました。

リタイヤして金銭的に余裕があれば、この伏見や円頓寺界隈にマンションでも持ちたいな。
老後も楽しい毎日が送れるだろう。
単なる夢物語かな(笑)。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その95

夏です。
ムシムシする季節になってきました。
昨年の夏は地獄のような猛暑でした。
今年もそんな年になるのでしょうか。
そんな時だからこそ、暑さに向かって行きたいですね。

となると向かう先は決まってきます。
そう、タイです。
思い切ってタイまで旅立ちます。
と言いたいところですが、そんな余裕はありません。

錦通りを越え、長者町の東側にお店を構える「東桜パクチー 長者町店」さんに行ってきました。

名古屋市内に数店展開する人気店のようです。
まだ早い時間でしたが、男性客が一人待っていました。
しばらくすると声が掛かり、2階席へ通されました。

壁に目を向けるとこんな看板が掲げられています。

これはタイ語でしょうか?
さっぱり分かりません。
娘は少しくらい読めるのかな?(笑)
タイにも行ってるし・・・。

ランチメニューを眺めます。
トムヤムクンヌードル、グリーンカレー、タイの焼き飯、タイの焼きそば・・・。
どれも魅力的です。
この分野が苦手な方も多いでしょうが、好き嫌いがないのが人気食べ物ブロガーの取り柄。
次回以降チャレンジです。

ここは定番?料理の注文です。
「すいません、ガパオライス。目玉焼付きで・・・」と明快にオーダーします。
運ばれてくるのも意外と早い。
これもグッドですね。

ガパオライス 630円 + 目玉焼き 50円

さて、これはどうやって攻めていこうか、
ご飯と鶏ミンチをかき混ぜながら食べるのか、
ご飯にのせて食べるか、
目玉焼きはいつ投入すべきか・・・。

こう悩みながら食べるのも一人メシの楽しみのひとつ。
これは何をかけるべきか・・・。

井之頭さんのようにブツブツと頭の中で呟きながら食べていきます。
あるところで酢唐辛子を投入。
味が深まってなかなかいいものです。
最後は目玉焼きと鶏ミンチを全てかき混ぜながら頂きました。

これは定期的に食べたくなります。
このランチの選択は間違いじゃないでしょう。
その前に他のメニューにチャレンジしたいですね。

会計を済まし外に出ます。
外は雨。

それも結構な人が並んでいました。
それも女性ばかり・・・。
やはり暑い季節にはこんなランチがいいわけですね。

ごちそうさまでした。

映画の中のキャリアデザイン 2

先週土曜は学習院大学。
前回のブログも書いた「映画の中のキャリアデザイン」の3回、4回のクラス。

目白にある学習院大学の雰囲気や佇まい、広いキャンパスがとてもいい。

帰宅後、受験生の息子に「大学は学習院に行け!」と言ってしまった。
かなりハードルは高いだろうね(笑)。

今回も授業によって先生が変わり、その視点も持ち味があるので楽しむことができる。
3回目の題材は「プラダを着た悪魔」。
有名な作品だが僕は観ていない。
5~6年前の作品と思っていたが、13年前に公開されていた。
この作品でアン・ハサウェイが有名になったのかな?。

ストーリーも面白いのだが、クラスとして学ぶべきは会社や仕事への目的意識。
主人公のアンドレアがなぜファッション雑誌の秘書という仕事に就き、
どうスキルを磨いていくのか、仕事への価値観の変化はあるのか、
そんなことを映画の中から学ぶ。

国内の離職率の変化や長期雇用への期待と絡ませながら、キャリアについて考える。
一緒に受講したパフ釘崎社長のブログに比べるとかなり高尚なブログになってしまった(笑)。

4回目はつい先日観た「マイレージ、マイライフ」が題材。
梅崎教授が言われるようにこの邦画タイトルはヒドい。
原題は「UP IN THE AIR」。

影も形もないタイトル。
まあ、分かりやすいといえば分かりやすいが、タイトルが違うだけで本来のメッセージも変わる。
リストラをテーマにした面があったため、その部分にフォーカスするかと思ったがそうではなく、
主人公ライアンのキャリア観についてがメイン。

ここではセルフヘルプ(自律)の存在としてライアンが描かれ、理想と空虚と葛藤のつながりを観ていく。
なるほど、そんな視点なのね。
映画を観ている時はさほど感じなかったことが、
教授の話を伺いながらそのシーンを思い浮かべると納得感は高い。

映画をもっと深く深く観なきゃいけないってこと。
それは1回では無理。
ドラマ「ハゲタカ」の勉強会でいろんな話ができるのも、
それはハゲタカを何度も観ているから言えるだけのこと。

ひとつの作品から学ぼうと思えば、セリフの意味を考え、人の行動原理も理解しないと難しい。
あ~、面白かった・・・。
と単純に感想を言うだけでは意味がない。

終了後は前回のようなお菓子とジュースではなく、居酒屋で懇親会。
釘崎さんとも一緒に楽しい時間を共有。
真面目な学びも必要だが、このような趣味を生かした学びも時には必要。
名古屋でもあればぜひ参加したい。

僕も単なる映画コラムニストではなく、
キャリアを語れる映画コラムニストとして活躍の場を広げていこう(笑)。
クラスでは日本映画の紹介がなかったので、僕は日本映画を題材にし、
キャリアと映画を結び付ける存在になっていこう。

おっ、将来のやるべき仕事が見つかったかも。
ライフワークになったりして・・・。

それはさておき、いい勉強になりました。
お疲れ様でした。

「勝つチームの特徴」とは

先週金曜日は学びの一日。
東京・渋谷で開催された「P x TX」に参加した。

People x Team Experienceの略で、最強チームを学ぶ日本最大級のカンファレンス。
wevoxを展開するアトラエさんが主催する初めてのイベント。
会社の成長や従業員が活き活き働くにはチームの存在が大切。
僕としても関心のあるテーマで参加させてもらったが、話題性もあり早々に締め切られたよう。

会場内に入ってまず驚いたこと。
若い。
30代が中心だろうか・・・。
僕のような50代なんてほとんど見当たらない。
それもスーツ姿なんていない。

Tシャツ、ジーパンにジャケットの割合が多いんじゃないか。
普段僕が参加する経営者向けや人事向けのイベントとは明らかに空気が違う。
その雰囲気だけでも時代の変化をヒシヒシと感じることとなった。

このイベントはパネルディスカッション形式の”聞いて学ぶチーム”と
ワークショップ主体の”体験して学ぶチーム”に分かれ、全11プログラム。
その中のいくつかをチョイスし参加。
刺激になったと共に自らに危機感をもたらすイベントだった。

最初のセッションは「勝つチームの特徴」。
元日本代表監督の岡田武史氏、日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクターの中竹竜二氏、
千葉ジェッツ代表の島田慎二氏、水戸ホーリーホックの西村卓朗氏が登壇。

これがメチャ面白かった。
それぞれの視点でチームが勝ち続ける方法やリーダーのあり方について語り合った。
岡田氏はこれまでメディアでしか見たことがなかったが、クレバーさと貪欲さ、
リーダー、経営者としての視座の高さを知ることができた。
Tシャツにジャケット姿も印象的(笑)。

日本代表監督を2度も務めながらもリーダーや経営者としての未熟さを語り、
求められるチーム像を試行錯誤を繰り返しながら作っていく姿は共感するところ。
どんな人物でも完璧はなく、学び続けなければならない。
岡田氏も中竹氏も島田氏も僕から見れば超一流だが、現状に満足することなんて微塵もない。
常に失敗も身の回りに存在する。
それを恥ずかしがることなく披露する姿は、自分自身の力のなさを知る上でも貴重。

セッション終了時は隣の方と情報交換する場があったのだが、これもいい刺激となった。
僕と話をした方は20代後半か30代前半くらいの若手。
第一印象はいかにも最近の若者といった感じ。

しかし、話をしてみるとその印象とはまるで異なる。
礼儀正しいし、すでにネット企業の部門の責任者を任されていて仕事における課題感もハンパない。
夕方、同様に情報交換させてもらった方もほぼ同じ。
問題意識の高さ。
名古屋との違いを痛感させられた。

それは、その後のセッションでも感じたこと。
2回目のセッションはIT企業のトップを中心に若手経営者が登壇。
見た目はチャラい。
(すいません・・・)

しかし、話を聞きながら衝撃を受けていた。
見ている視点が違う。
僕なんかよりも明らかに高く、その先にある。

名古屋で仕事をしていると、それもあまり外に出ないと間違いなく時代遅れになる。
自分では”脱おっさん”と思っていても、それは名古屋だからいえるだけのこと。
東京にいればただのおっさん。
これはヤバい。

話を伺いながら、そんなことを感じた。
それは自分の留まらず、会社全体にいえること。
特に中堅クラスはこの状態を認識しなければならない。

今後、働き方や企業と従業員との関係性は大きく変わってくる。
まだまだ先かと思っているともう手遅れ。
エンゲージメントを含め進めている企業がごく普通の存在。

そして若い連中がどんどんと進化し、新しい時代を作ろうとしている。
それを個ではなくチームでやろうとしている。
個の能力も大切だが、組織全体で成し遂げることが重要。
僕らがやれることもまだまだあるということ。

ちなみに会場外には終わったセッションを報告するこんなボードも。

分かりやすい。

最後の楠木教授とメルカリ社長、アトラエ社長のセッションもよかった。
いい学びの一日。
ありがとうございました。