これからも前向きに 名大社会長ブログ

映画「マイレージ、マイライフ」

2009年に公開された本作品。
映画コラムニストを名乗る僕だが、この作品は知らなかった。
この当時は映画コラムニストではなかったし・・・。

では、なぜ今になってこの作品を観ようと思ったのか。
今日の授業の題材として使用されるから。
今日は「映画の中のキャリアデザイン」の第3回、第4回。
先日のブログでも書いたが映画をテーマにキャリアの考え方や歴史を学ぶもの。

担当の教授は事前に観るかは自由と言われていたが、
ここはしっかりと予習しておくのがデキる映画コラムニスト、いやデキる経営者。
Amazonプライムで199円支払い、空いた時間を有効活用し観た。
このあたりもデキる経営者か(笑)。

時代背景を推測するに映画の舞台はリーマンショック後の不況期。
全世界でリストラが行われていた時期。
ジョンクルーニーが演じる主役ライアンはリストラ請負人。
企業の経営者や人事担当に代わり、リストラ対象に解雇通告を行う。
人材系にいながら、こんな職業があることを初めて知った。

仕事内容を見る限り、日本でいえばアウトプレースメント会社に近いが、主な仕事は首切り。
かなり嫌われる職種であり、過酷な職場。
ライアンはアメリカ中を飛び回り、その仕事を遂行していく。
その彼の最大の目的はアメリカ中を飛び回ることでマイレージを貯めること。
そのポイントが仕事へのモチベーション。
そこからいくつかの展開があるわけだが、今回、僕が観た目的はキャリアとの連動性。

果たして授業の目的はどこにあるのか。
ライアンや新人部下の仕事ぶりもキャリアデザインに結び付けられなくはないが、そうではないと思う。
アメリカの白黒はっきりさせた雇用環境がひとつのテーマではなかろうか。
こんな仕事がビジネスになること自体、日本との違いが明確にでる。
さすがにこの仕事はしたくないな・・・。

この映画を観て感じたことがあった。
最近、日本にもそれに近いことがあるのではないかと。
それは何か。

退職代行会社の存在。
映画では会社に代わりリストラ請負人が勧告していくが、
退職代行会社では個人に代わり会社に通告していく。
これが本当に正しいビジネスかどうかは考えどころだが、今、伸びているのは事実。
いくら伸びてても名大社では絶対やらないけど・・・。

しかし、それだけ需要がある証拠。
時代を反映しているともいえる。

本作で描かれる仕事が今存在するのか今後伸びていくのかは分からない。
だが、不況期では間違いなくニーズは生まれるだろう。
本来は経営者の仕事だと思うけど・・・。

映画自体は楽しむことができた。
相手役のベラ・ファーミガが「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」のお母さん役とは・・・。
これも時代かな?(笑)。

さて、この作品、今日の授業でどう取り扱われるか。
僕なりにイメージしながら臨んでいきたい。

キックオフとか、つきしま村塾とか・・・

気づけば今年ももう後半。
つい先日、2019年を迎えたばかりというのに・・・。
まだまだやり切れなことが多い。
この7月もかなり慌ただしい毎日。

特に今週は外での予定が多く、会社を不在にするばかり。
月曜、木曜は南山大学でキャリアの授業。
今週、来週ははゲスト週間。
社会人講師を招いてのクラス。
いい学びになっているはずだ。

昨日は僕がゲストで呼ばれ、東海学園大学へ。
今、名大社で担当している15回のキャリアガイダンスにスペシャルゲストとして招かれた。
まあ、講師を任されているニムラの相手をしただけだけど・・・。

ニムラがやたらスペシャル、スペシャルと連呼するので、学生の期待値を上げてしまった。
ガッカリさせてないか?(笑)

その間を縫って出張。
一昨日の火曜と明日は東京。

一昨日は朝一番で社外取締役を務める株式会社パフへ。
この7月から新しい期を迎え、この日がキックオフミーティング。
前年度は過去最高の利益を上げ、乗りに乗っている。

やはり社外取締役の影響力なのか・・・。
さすが!と言いたいが、全く関係ないようですね。
鼓舞激励の効果としておこう(笑)。

詳しいことは割愛するが、前期の結果から今期の目標を全従業員に共有していく。
それは今年入社した新人も含め、売上、売上総利益、営業利益、経常利益とすべての数字を開示。
うちはここまでオープンではないので、こんな場に参加するとどこまでオープンにすべきかと迷う。
全部あからさまにしてしまう時代なのかもしれない。

終了後は「つきしま村塾」。
パフの学生向けの名物企画で「松下村塾」をもじって、学生と社会人が車座になって語り合う。
そのあたりのことは昨日の「釘さん日記」に書かれている。

今回は学生向けでなくパフ社員向け。
釘崎社長が自らファシリテーターとなり会を進行。
なぜか僕も一参加者として議論の中に放り込まれた。

テーマは「企業にとっての採用の成功とは?そこにパフが価値提供できることは何?」。
それをグループごとにディスカッションし発表。
6チームが競うわけだが、僕のチームは一番年齢が高く、取締役が2人も入っている。

優勝者は社長がごちそうしてくれるという。
当然自分たちが優勝するかと思ったが、結果はあっさりと別チームへ・・・。
後輩に譲るのも上の者の役目。
きっとそんな配慮もあったはず。
たまにはこんな議論に加わるのもお互いの意識や想いが分かっていい。
ビニールシートを敷くのにも意味があるわけですね。

しばらくパフで仕事をし、次の約束の場へ向かう。
ディスコ主催の「キャリタス人財採用セミナー」。
この件については別の機会に書きたい。

こうして今週もバタバタする日が続く。
来週は高山市や三重大学で講演の予定だが、準備が全然できていない。
今日も明日も予定はぎっしりだし。
救世主が現れることを期待したい。
誰か助けてね・・・。

かすかな期待感を抱きながら、今日も一日、乗り切っていきたい。
ガンバリマス。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その94

「最近、伏見シリーズが続いてますね~。」
そんな声がちらほら聞こえるわけではありませんが、結構続いているのは事実。
真面目に伏見界隈で生活しています。

そういえば「界隈」という言葉を店名と勘違いしている若いヤツがいました(笑)。
となると伏見の界隈のお店に行かねばなりません。
それも代表的にお店に・・・。

以前一度紹介したことはあります。
しかし、それは伏見シリーズではなく、味噌カツの紹介。
それも本店。
であれば、紹介するのも問題ないでしょう。

伏見界隈の老舗キッチンマツヤの姉妹店「酒吞童子」さんに行ってきました。

看板に惹かれます。
店内に入り周りを見渡します。

昔は1階もキッチンマツヤさんでしたが、今は2階のみとなります。
メニューを眺めます。

右にあるカルロが気になるところですが、ここは王道を歩むべきです。

「すいません。鉄板ナポリタンと粉チーズをお願いします。」
どうやら粉チーズは別料金。
納得しがたい面もありますが、値段が値段なので許しましょう。

まず登場したのが粉チーズ(50円)

まあまあな量があります。
しばらくするとメインが運ばれてきました。

鉄板ナポリタン 680円

30周年の記念価格のようです。
ある意味、これも名古屋名物といっていいでしょう。
名古屋では当たり前ですが、それ以外の土地ではあまり見られないようです。

「そうそう、これがいいんだ・・・」
独り言をいいいながら食べ始めます。

しかし、ちょっとした違和感を感じます。
鉄板がジュージューじゃないのです。
個人的な好みが左右するのでしょう。
鉄板に敷かれる卵焼きは半熟派も入れば、カリカリ派もいます。

人気食べ物ブロガーはカリカリ派。
ちょっと焦げた卵焼きをナポリタンに絡ませながら食べることに幸せを感じます。
鉄板はすでに冷めているので半熟がカリカリになることはありません。

半熟の卵焼きをナポリタンに絡ませて食べるのです。
それがサイコーと思う人もいるでしょう。

常にその状態なのか、たまたまなのかは分かりません。
再度、確かめる必要がありようです。
その前に超ロングセラーの「カルロ」を食べなきゃいけないですけどね。

粉チーズとタバスコをたっぷりかけて頂きました。
ごちそうさまでした。
やっぱり名古屋名物はいいですね。

何も言えねえ。ランニング日記1906

ナイキから送られた6月の100kmチャレンジ達成トロフィー。
おっ、久々に目標達成?
そんなふうに思われた方もいるかもしれない。

そうなんです。
すごいでしょ!

と言いたいところだが、残念ながら僕ではない。
東京のライバルが気がつけば100kmRUNを達成していた。
こちらのブログにも書かれている。
(他にも、何かとめでたいですけどね・・・)

宣言通り走り切ったことは素直に認めるべき。
ここは拍手を送っておこう。
パチパチ・・・。

確かに6月の気候での100kmの健闘を称えるべきだとは思う。
僕はこの一年、1度も目標である100kmRUNを達成していないわけだし。

しかしである。
しかしである。
しかしである。

それはたまたまクリアできたひと月のこと。
一年間、いやここ数年間の走った距離を比較すれば、ライバルとは比べ物にならない。
そこには天と地の差がある。
それは断固として言いたい。
そして理解してもらいたい。

そんなことを書いても所詮は泣き言。
何も知らない方がこのブログを読んでいたら呆れて早々に離脱するだろう。
そんな話はヤメだ。

では、実際の僕の6月の成績はどうだったのか。
ランニング距離65km。

何にも言えない中途半端さ。
ここ最近では一番走っていない。
特筆することもない。

出張で走ったわけでもランニングチームで走ったわけでもない。
一人細々とテキトーな距離を朝の時間帯に走っていたに過ぎない。
美しい景色も爽やかな風も感じたわけではない。
どんよりとした天気の中、じわっと汗をかきながら走った日が多かったように思う。
ブログネタとしては完全に不足しているのが、この6月。

その不足分を補うための書き出しだったわけですね。
なんせ自分のことで書くことを思いつかないので・・・笑。
そんな6月だった。

さて、今月はどうなるんだろう。
少なくとも6月はクリアしたい。
出張もあるので、久々に皇居も走ってみたいし・・・。

まあ、ライバルの存在は気にせず、頑張っていきたいな(笑)。

中津川でハゲタカ会だった日

それは一昨日の土曜日のこと。
降りたのはJR中津川駅。
岐阜県出身者でありながら、初めての中津川駅前。

向かったのはにぎわいプラザ。
30年前はダイエーだったという。

その面影は微塵もない。
その場所で何が行われていたかというとこれ。

ドラマ「ハゲタカ」鑑賞会&勉強会が開催されたのだ。
ハゲタカ上映会といえば今や伝説となったイベント。
6年前に企画し、ファンの間ではかなり盛り上がった。
ここで親しくなった方もいた。
ブログでも何度となく紹介している。

雨の第1回ハゲタカ鑑賞会
ハゲタカとサキアテジョーグー
ハゲタカとサキアテジョーグー 2
いよいよ最終回!ハゲタカ鑑賞会
映画「ハゲタカ」鑑賞会と新卒ナビ2015OPEN
ハゲタカ会in名古屋

そこで親しくなった一人が今回の主催者。
通称くま先輩。
中津川を中心に展開する肉のくまざき 株式会社熊崎畜産の社長。
僕より年下だが、いつの間にかくま先輩と呼ぶようになった。
毎週水曜日のブログはここから引用したというウワサも・・・。

彼とはこれまでもいろんな場でハゲタカについて語り合い、愛の深さを競っていた(笑)。
こんなこともあり上映会を復活。
今回はくま先輩が主催で、生まれ育ち会社のある中津川で開催。

誤解なく説明するとドラマハゲタカは昨年放送されたものではなく、12年前のNHK作品。
これが最高なのだ。

参加したのは8名。
元々ハゲタカ上映会の仲間である櫻山さんや岩田さん。
あとはくま先輩の馴染みのある経営者仲間。

本来は1話と2話を鑑賞し、その内容について議論する。
そんなスケジュールだったが、それはあっさりと崩れ、結局、第1話の議論だけでこの会は終了。
お金を借りることは悪くない。
むしろ貸してもらえるのがステータス。
それをどう運用するかが問題で、宇崎竜童扮する西野社長はその才覚がなかった。
そんな議論を含め、あちこちと話題は広がっていった。
多くはお金の話だったかな・・・。

真面目な会を終え、懇親会。
くま先輩が懇意にする「更科」さん。

お店の前にはこんな貼り紙が・・・。

ありがたいですね~。
お蕎麦屋さんだが、夜はしっかりと飲ませてくれる。

料理も美味しく、刺身やサラダ、鮎の塩焼、牛の何とか焼き、最後はざるそばと堪能させてもらった。

その時もハゲタカを中心にあらゆる分野に話題は広がった。
二次会はBARで軽く飲み、名古屋組はJR中央線に乗り帰宅。
中津川で濃厚な時間は過ごすことができた。

さて、次はいつなのかな?
そもそも2回目はあるのかな?
全てはくま先輩次第ですね・・・。

それでも楽しいハゲタカ会。
ありがとうございました。

映画「アマンダと僕」

6月のノルマがこなされていない月末。
金券ショップで購入した6月末までのミリオン座のチケットも使わなければならない。
ある意味、この作品が観たいという欲望があったわけではなく、
時間とタイミングが合ったのがこの作品。

それが理由だけだと本作に大変失礼。
もちろんそれだけではない。
それだけが理由であれば他にも作品はある。
評価が高かったこともあるが、何となく気持ちが動いたのも大きい。

何となくを言葉に表すのは難しい。
人としての感性を問われているような・・・。
そんな感じ。

はっきりと言おう。
斬新なテーマでも、アッと驚くようなストーリー展開でもない。
言い方は悪いが、よく目にするテーマ。
過去にも似通った作品は多数存在する。
そんな印象。

時代背景が2018年である必要も感じない。
1975年でも2002年でもあり得る話。
違いといえばスマホであるか、facebookで知り合ったかくらい。
そんな見方もできなくもない。

しかし、改めて考えるとこの時代を象徴した心の葛藤も・・・。
やはり必然なのか。
ここまで書いたところで、どんなジャンルで、何が面白いのか、
どんな特徴なのかは読者には全く分からないはず(笑)。

それでいい。
僕は新しいタイプの映画コラムニストなのだ。
業界に強いインパクトを与えるだろう。

とはいえ、それでは納得しない方もいる。
そのためにごくごく簡単に映画のポイントを説明しておこう。

母親を亡くした7歳の娘と母親の弟の交流を描いた映画。
気持ちは通じ合うが、子供は子供らしい感受性があり、24歳の弟はまだ大人になりきれない。
その距離感が観る者に共感と反発がシンクロし迫ってくる。
それがパリや郊外の風景とマッチし、
さらに混み合う道路を颯爽に自転車で駆けていくシーンが気持ちを煽る。
そんな情景に惑わされてしまうのがこの作品の良さだろう。
やっぱりどんな作品かは分からないか(笑)。

本作は移転したミリオン座で初めて観た作品。
以前に比べ断然にキレイになり劇場数も増え公開される映画も増えた。

会社から近いのもいい。
もちろん館内も新しい。
しかし、どうも座席が合わない。
新しくなったミリオン座の席の座り心地がどうも・・・。

前後の空間も空いているのでゆっくり観れるのは間違いない。
でも違和感を感じたのは僕だけだろうか。
劇場批判をするつもりは更々ない。
僕が求めるタイプと合わないだけかもしれないし。
他の方の意見を聞いてみたい。

最後は別の内容になってしまった。

このような映画は定期的に供給されなければならない。
そうでないと人はどんどん堕落していく。

そんなことを感じた映画だった。

小説「ノーサイド・ゲーム」

う~ん、困ったもんだ・・・。
今、僕には読まなければならない本が山積みになっている。
優先順位からすればその山積みの本から片づけなければならないのだが、
勢いでkindleで購入し勢いで読んでしまった。

それが本書「ノーサイド・ゲーム」。
池井戸潤氏の最新作。
最近の小説家でいえば彼くらいしか読んでいないが、彼の新作はことごとく読んでいることになる。
同じ岐阜県出身ということもあるし。
それは関係ないか・・・。

今月発売されたばかりの作品なので、ネタバレしない程度に紹介しておこう。
タイトルやブックカバーから分かるように本書はラグビーを通したビジネス書。
ラグビーのルールがほとんど分からない身としては不安はあったが、そんなものは杞憂。
ラグビーの試合も多く描かれているが、手に汗握りながら読んでいた。
そこでも興奮を覚えるのは事実。
ガチガチのラグビーファンはどう感じるか分からないが、上手く表現されているのではないだろうか。
著者のラグビー愛も理解できるし・・・。

しかし、これはスポーツのフィクションではなく、池井戸氏らしいビジネス小説。
それも全身全霊の池井戸作品。
予想がつくといえば予想がつき、展開はそのとおり。
いい意味で期待を裏切ることはない。

ラストもイメージ通り。
「ああ~、やっぱり」と思いながらも、清々しい気持ちとヤル気がみなぎってくるから不思議だ。
池井戸作品に勇気と元気をもらう人は多いはず。
単純な僕もその一人。
と詳細は一切明かさず、書評ブログを書いた。

ドラマ「下町ロケット」で成功した戦略と同じ手法をここでも使うようだ。
来月からTBS系のドラマで放送される。
小説を出したばかりでドラマ放映。

それも微妙に異なるドラマ設定。
小説には主役の奥さんなんて出てこなかったし・・・。
そのあたりが実にイヤらしいが、僕はホイホイと喜んで観てしまうのだろう。

悔しいがとても楽しみ。
いかんいかん、日曜の夜は「いだてん」だけにしようと思ったのに。
読むべき本が沢山あるというのに・・・。
う~ん、困ったな(笑)。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その93

広小路通り沿いを歩いていると知らない間に新しいお店が・・・。
どうやら6月5日にOPENしたばかりのカレー専門店。
人気食べ物ブロガーは見逃すわけにはいきません。
会社から徒歩2分程度の場所ということもあり、早速、お邪魔しました。

こじんまりとした小奇麗なお店「はるかなるカレー」さんです。

ちょっと調べてみると本店は東京・銀座。
かなり高評価で人気も高いようです。

「すいません、一人です。」
「いらっしゃいませ!カウンターへどうぞ。あっ!!」
とちょっと驚いたオーナーらしき美しい女性。
僕もその方を見て、「あっ、どうも!」とぎこちない挨拶をします。

以前どこかで会っています。
お互い知り合いです。
わずかな沈黙が、ビミョーな空気を醸し出します。

別のスタッフさんが説明してくれます。
「当店は日替わりで一種類のみなんです。」
「それをお願いします。」

カウンターには各地域から直送された新鮮な野菜が並びます。

テーブルにはこんなものや、青唐辛子もあり、自分の好みの辛さを調整できるようです。

カレーが届く間もずっと考えています。
「誰だっけ?。どこで会った女性だっけ?」
全然思い出すことができません。
こんな時間を過ごすうちにカレーが運ばれてきました。

はるかなるカレー 1280円

少々高めですが説明を聞くと納得できます。
基本となる手羽先の他にじゃがいも、ズッキーニ、トマト、なす、パプリカ、
キャベツ、水菜、枝豆、エリンギと季節の野菜がてんこ盛りです。
ルーはスープカレーに近い感じ。
サラッとしながらもスパイスが効いています。

ご飯と野菜とカレールーを絡ませながら頂きます。
そして、パクチー投入。
いい刺激を与え思わず笑みがこぼれてしまいます。

「お~、なかなか、やるじゃないか!」
久しぶりにそんなセリフも出てしまいました。
それでもまだ思い出せません。
「う~む、困ったな・・・」

席を立ち会計を済ませようとした瞬間、オーナーさんの名刺を発見しました。
「おっと・・・」
お店を出るタイミングで、オーナーさんが挨拶に来られました。

「ご無沙汰しています。実は・・・」
「はい、名刺を見て思い出しましたよ。」
「ありがとうございます。少し前まで東京で修業をしていました。」
「そうだったんだ。応援しますよ。」
「よろしくお願いします。」

実に爽やかな会話が繰り広げられました。
これはまた来なきゃいけませんね。
次回のカレーも楽しみにしています。

ごちそうさまでした。

映画の中のキャリアデザイン

先週土曜日は学習院大学へ。
生まれて初めての訪問。

普段、お邪魔している大学とは少し雰囲気が違う。
それは勝手に錯覚しているだけか(笑)。

今回はキャリアセンターに伺ったわけでも、講演をしたわけでもない。
(講演の機会があれば歓んで・・・)
生徒として登校。
社会人を対象とした「学習院さくらアカデミー」。

校舎も品格を感じます。

この社会人クラスはパフの釘崎社長に誘ってもらった。
そのことは昨日のブログにも紹介されている。
どうでもいい話だが、釘崎さんとは先々週2回、先週2回も会っている。
怪しい関係と思われていないかちょっと心配(笑)。

何を学びに行ったのか、そう、タイトルにもある「映画の中のキャリアデザイン」。
映画を通してキャリアを学ぶというもの。

就職支援会社のトップであり、
キャリアカウンセラーの有資格者であり、
非常勤講師として学生に教える立場であり、
自称映画コラムニストである僕のために作られた講座といっていいくらい。
そんな意味では誘ってくれた釘崎さんに感謝。

全4回の講座だが、土曜日に1回、2回。
次回7月6日に3回、4回と日数として2日間。
名古屋から通うのもそれほど負担ではない。

初回の題材の映画は「マイ・インターン」。
4年前のブログにも書いている。
高齢者のキャリアと今後の労働問題を考えるもの。

そして、2回目はアメリカのJOB型雇用を考える講座。
時代と共に雇用のあり方は変化していくが、
80年代に公開された「9時から5時まで」と「ワーキングガール」が取り上げられた。
当時のアメリカ経済を背景に上司部下の関係性、学歴、雇用格差について学んでいく。

過去の作品をじっくり眺めることでキャリアの変遷も理解が深まる。
いやいやこんな視点で映画を観るのは面白い。
3時間の長い時間だったが、あっという間に講座は終了。
楽しく学ぶって、こんなことなんだろうな。

講座終了後は講師である教授と受講生での交流会。
ビールで乾杯したかったが、学内の教室で行われたのでビスケットとジュース。
交流会は10名程度の参加だったが、専門的な立場の方が多く意識の高さを感じることができた。
僕のような映画コラムニストはいなかった(笑)。

交流会終了後、新幹線の時間まで釘崎さんと45分1本勝負。
そこでようやくビールにありつけた。
たまにはこうして受講生として学ぶことも大切。
予習を欠かさず(映画を観るだけだけど・・・)次回の講座に臨みたい。

またまた注目ですね。同族経営

僕自身がその分野に関心を持っているせいもあるだろう。
最近、「同族経営」に関して特集が組まれることが多いように感じる。
6月発行の「日経トップリーダー」も「日経ビジネス」もその特集。

同じ日経BP社でも内容はまるで違う。
元々、日経トップリーダーはその傾向が強いのだが、今特集では後継者教育について書かれている。

要約すればこう。
10代から起業させたり、海外留学をさせることでより実践的な経験を積むということ。
親の背中を見せ帝王学を肌感覚で知っていく方法もあるだろうが、
より自立心を芽生えさせるには荒波に放りこんだ方が早い。
若いうちの失敗はのちに生きてくる程度の考えで、むしろ思い切り経験をさせた方がいい。

基本を身に付けるにも早い方がいい。
不確実な時代を切り開いていくには、
環境や価値観の変化に対応する力や新たなアイデアを生み出す発想力が必要。
これからはそんなリーダーが求められるという。
そんなことが書かれていた。

日経ビジネスはどちらかといえば鉄板ネタ。
ファミリービジネスアドバイザーがよく使うスリーサークルモデルが中心。
本特集でも代表的な日本の同族経営の取り組みを紹介しながら、そのあり方について言及している。
ここでもいえるのは、同族企業のほうが非同族に比べ優良企業が多いということ。
文化の浸透や組織の構築、人材の活用を含め、明確な取り組みをすれば成功に導く可能性が高い。

一般的には親族の争いや公私混同が話題になりネガティブなイメージが強いが、本来は誇るべき存在。
それを証明するかのような事例が、この特集には掲載されていた。
地元に馴染みのあるリンナイやDMG森精機などの取り組みは、起業規模に関係なく参考になる点は多い。

ブログでも何度も紹介しているが、名大社は非同族企業。
中小企業の非同族企業の数は極端に少ないが、
優秀な同族企業から学び、優良な非同族企業を目指していく。
もっともっと僕自身も勉強しないといけない。

こうしてビジネス誌から吸収するわけだが、リアルの学べる勉強会も存在する。
それが、第3回名古屋ファミリービジネス研究会

おっ、ここにきて宣伝?(笑)。

せっかくなので少しだけPR。
この7月より同族企業の経営者もしくは後継者を対象に半年間の勉強会を実施する。
昨年、一昨年も開催し、手前味噌だが評判もよかった。
今年は更に内容をバージョンアップして開催することになった。

あと数名の方の募集にはなるが、興味のある方はこちらのWebページを確認してもらいたい。
豪華な講師陣が名を連ねる。
僕自身も全体のコーディネーター兼雑用係でこの場に関わる。

注目度が高まる同族経営について、多くの方と学んでいきたい。
どうぞよろしく!