これからも前向きに 名大社会長ブログ

映画「検察側の罪人」

いい意味で予告編に騙された作品。
何度となく観た予告編は明らかにキムタクが正義、
ニノが暴走する若手検事のように思われる。

しかし、実際は・・・。
そのあたりは映画を観てもらえればいいのだが、
本作の予告編はイヤらしく観客を誘導し、
ついそれを信じて主役についていこうとすると裏切られる。

「カワイイ子、いるよ」とポン引きに引っ張られ、
見事に酷い目に合うケースに似ている。
例えがよくないな・・・。
中らずと雖も遠からずと思っているのは僕だけだろうか?(笑)。

僕はキムタクのファンではない。
特に好みの役者というわけでもない。
しかし、なぜか彼の作品を観ている。

酷評された「無限の住民」や「HERO」「武士の一分」も観ている。
特別上手いわけではないが、役柄はきっちりと演じ切っている。
同じ検事役でも最上検事と久利生検事とは性格も風体も全く異なる。
そこは十分違いを見せるのだが、
やっぱりキムタクであることはどうしても認識させてしまう。
役所広司さんとはそこが違うのかな・・・。

映画を通し、観る側に答えを求めているように思える。
その正義に共感することができるのか否か。
両方の捉え方はできるだろう。
行為として間違いは頭では理解できる。

だが、人間は感情の動物。
自分がその立場を最大限生かせるとしたらどうなるのか。
大義名分をかざすことも十分可能だし、
意志として感情を正当化することも可能。
人間の弱さとエゴを正義を盾にして自己矛盾に抵抗しているようにも思える。

こんな書き方をするとエラく小難しい映画のようなそうでもない。
あくまでも娯楽作品として観るべき。
きっと原田監督は社会派映画を
エンターテイメントに仕上げるのを得意としているのだから・・・。

最後まで飽きることなく面白く観れた映画だが、腑に落ちない面もけっこうあった。
そこだけはほんの少しネタバレさせよう。
観た方はそのシーンをどう観たか教えて欲しいし、
これから観る方はどう感じたかを教えて欲しい。

ひとつはニノと吉高由里子さんの絡み。
あれは必要か?
最初は吉高由里子さんが上手くたぶらかしたとも思ったが、そうではないよう。

もう一つは山崎努氏の存在。
どんな役柄かさっぱり分からなかったが、調べてみると大物弁護士。
その接点はストーリー上、結びつけるには無理があったような・・・。
僕の見方が足りないのかな?。

そのあたりを注意深く見てもらい、その答えを僕に教えて欲しい。
映画は答えを押し付けるケースも場合があれば、問いで終わる場合もある。
そこを含め映画の面白さ。

この作品もきっと賛否は分かれるだろう。
それについて語り合える場があるといいですね(笑)。

汗だく、汗だく、ランニング日記1808

名古屋の8月は過去に経験したことのないような暑い夏。
とうとう40度超えもあった。
つい先日、沖縄の方の訪問もあったが名古屋の方が暑いと言っていた。
それでも35度程度のはず。
いまや全国屈指の暑い県。
それも蒸しっとまとわりつく暑さ。

そんな中でのRUN。
大した距離は走れないでしょ?と思うのが普通。
そして、猛暑の中、走らないのが普通。

ところがである。
意外や意外、まあまあ走ったのである。
最初に報告しておこう。

8月の走行距離は80km。
目標達成は程遠いが、この時期においてはまあまあじゃないかな。
9月のリレーマラソンを前に恐れおののいているライバルの顔が浮かぶ(笑)。

ただ走るペースはかなりゆっくり。
フラフラにならないように走ったので、キロ6分程度のスピード。
速く走るための練習にはなっていない。
少しは安心したかな?。

この8月は仙台へ出張したり、有馬温泉に旅行に行ったり。
そんな時は欠かさずランニングシューズを持参した。
しかし、一度も生かす機会はなかった。

仙台では前日の日本酒が効きすぎ散歩程度。
有馬温泉は朝起きた時に雨が降っていたので諦めた。
温泉に浸かった後、雨が止んだのでそれも散歩程度。

やはり知らない土地を走るのと歩くのは違う。
圧倒的に行動範囲が広まるので、得られる地域の良さも違う。
ちょっと残念・・・。
もちろん歩いた距離は走行距離には含まれていない。
走っていたら目標達成に近いかな(笑)。

距離も1回あたり5km~8km。10kmを走ったのは1回。
5kmでも汗だくだが、10kmはハンパない。
Tシャツやパンツはもちろんシューズも靴下もグジョグジョ。
ずぶ濡れ状態。
朝RUNして帰宅すると嫁さんの迷惑そうな顔が・・・。

そんな中、久々にランニングチームの練習にも参加。
夜の名城公園を走る。
これまで予定が付かず参加できなかったが、8月は2度も参加することができた。
終了後は恒例の焼肉とビール。
楽しい時間を過ごす。
これも走るための大きな理由。

そのせいか体重は全く落ちない。
むしろ増えているように思える。
意外と走って汗だくになった割には身体が絞られない。
そもそもの生活習慣が悪いのかな・・・。
そんな8月だった。

そして、この9月。
少しは走りやすくなるのか?
相変わらず暑いし、台風ばかりやってくるし・・・。

それでも9月22日にはナゴヤドームで行われるリレーマラソンがある。
今年は名大社チームと東京のパフチームとのガチンコ対決。
前回の対決で敗れているだけに今回は負けるわけにはいかない。
名大社の俊英を揃えたが、キャプテンの僕も勝負に挑まねばならない。
その決戦日に向けて時間を作りきっちり体を作っておきたい。

9月も頑張ります!

元気溌剌!!Fネット若手・中堅勉強会

すでにパフの釘崎社長の「釘さん日記」や名大社ニムラの「スタッフブログ」で紹介されているが、
一昨日、Fネット若手・中堅勉強会が名大社で開催された。
同じような内容は避けたいところだが、どうしても近い話になってしまうだろう。

特に釘崎社長のブログは僕が書くことを想定してイヤらしく事細かに、
それも普段はあまりアップしない写真もふんだんに使っている。
性格が表れますね(笑)。

Fネットとは「ふるさと就職応援ネットワーク」の呼称で、全国各地域の就職情報会社が集まった団体。
先日のブログでも書いた通り、この7月から僕が会長に就任している。
そんな意味ではこの勉強会が僕が会長として携わる初めての行事。

今回は北は仙台の「きゃりぽーと仙台」さんから南は沖縄の「エスエフシー」さんまで
11社24名の若手の方が名古屋に集結した。

今回の幹事はパフの横山さんと名大社のニムラ。
この2人の幹事は僕の思いつきで決めただけ(笑)。
その発想が大事である。
結論から言えば、この2人の綿密なプログラム設計や進行で素晴らしい勉強会を行うことができた。

僕の役割は冒頭の挨拶だけ。
あとは途中に意地悪な質問をするくらい。
それでも役割はあった。
まだ、それはいい。
釘崎さんは特にやることもなく写真を撮っていたくらい(笑)。

事務局の責任者としての出席だが、
参加者からすれば遊びに来たとしか思っていないじゃないかな?。
途中抜けだして2人で映画でも観に行こうと言っていたくらいだから・・・。
ちなみに言ったのは釘崎さんですよ(笑)。
しかし、プレゼンや発表内容が面白すぎて、抜け出すのを逸してしまった。

この勉強会は3部構成。
1部は各社の自社プレゼン。

第2部はチームに分かれ採用担当者としての戦略を考えるワーク。

途中の休憩では地域のお菓子を・・・。

第3部はFネットへの新事業の提案。

詳細については釘崎さんのブログを読んでもらえればいいだろう。
えっ、写真しか載っていない?。

実現可能なアイデアから相当なブラッシュアップが必要なアイデアまで発表を聞くことができた。
僕が迂闊に実現化した企画には賞金を出すと
言ってしまったためにより張り切ってくれたのかもしれない。

写真の後ろのホワイトボードに書いてあるチーム名には「グリと賞金稼ぎたち」とか
「金の亡者」とかギラギラした感じを醸し出していた。
若いヤツはそうでなきゃいけない(笑)。
写真に写っているチーム名は「スレンダー」。
そんな感じですね。

最後は全員で宣言して記念撮影。

終了後は何かと使わせてもらうトラットリアゴリアテさんを貸切り懇親会。
この場も大いに盛り上がった。

ここでは第2部のワークの成績発表。

1位のチームには商品ではなくクーポン券。

東京もしくは名古屋へ出張した際にご馳走してもらえるクーポンだという。
僕が大層なことを言ったみたいだが、もうすでに忘れてしまった。
優勝メンバーのみんな、東京に出張しようね。

昨日、改めて参加したうちのメンバーに聞いてみても、
大いに勉強になり刺激になったという。
何もしていない僕にも何名かの方からそんなお礼のメールも頂いた。
若い連中が自分たちで企画を立て、それについて真剣に議論し合う。
そこでのコミュニケーションが信頼関係を醸成し、お互いの会社を理解し合う。
きっとここから何かが生まれてくるだろう。
そんな期待感を持たせてくれた。

僕自身もいい学びとなりました。
みなさん、この機会をその場だけに終わらせず、これからも活かしてくださいね。
ニムラも言っていたけど・・・。

元気な一日をありがとうございました。
そして、お疲れ様でした。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その61

伏見に戻ってきました。
しばらくは旅をせず、じっくりこの界隈を回ってみたい気分です。
旅に出ていたからこそ、この伏見の良さを体感したのです。
しかし、さすがに全国行脚で疲れました。
夏バテ状態なのは否めません。

ここは伏見の魅力を伝えながらも体力回復を目指さなければなりません。
あれこれと考えます。
「全国に対抗する名古屋の魅力は何なのか?
そして、力が沸きあがる食べ物はなんなのか?」

本町通を白川公園に向かったところにある「山本屋本店 栄本町通店」さんに辿り着きました。
名古屋名物といえば味噌煮込みうどん。
その代表格が山本屋本店さんです。

「暑い時だからこそ、アツアツのものを食べて元気になるのだ!」
店内を見渡します。

こんな看板が掲げてあります。
「お~、なるほど!今のオレには最適じゃないか・・・」

「すいません、あれをください。」
と看板を指差します。
「ありがとうございます。」

こちらのランチには自家製漬物がサービスで付いてきます。
まずは漬物を食べながら心を整えます。

スタミナ豚しゃぶ入り味噌煮込みうどん 1650円(税別)

「お~、こうくるか・・・」
アップにしてみましょう。
写真をクリックすると動画になり、グツグツ感が伝わります。
あれっ?僕のスマホではなるのに・・・。

卵をうどんの中に沈め、鍋蓋で食べ始めます。
「お~、いいぞ、いいぞ、一気にスタミナが付きそうなこの感じ。」

標準的な山本屋さんの味噌煮込みとはパンチが違います。
豚肉とニラとニンニクがうまく融合します。
グッと腹に落とし込まれる感じです。

こんなふうに豚肉メイン食べるのも贅沢な食し方です。

「なんか、オレって、名古屋名物を紹介しながら、
自らもパワーアップしている。完璧な人気食べ物ブロガーじゃないの?」
スタミナが付くと怖いものがなくなるようです。
完全無欠の食べ物ブロガーになった気分でした。
これで夏バテも吹き飛びました。

ごちそうさまでした。
来週からも張り切っていきます。

名古屋円頓寺商店街の奇跡

このような書籍が出版されることは非常に喜ばしい。
それも地元の出版社じゃなく大手出版社が出版してくれることに大きな価値がある。
少しでも多くの方に読んでもらいたい一冊。

僕のブログで「円頓寺」を検索するとなんと113件もヒットする。
オフィスを伏見に移転してから通う頻度は減ってしまったが、
僕が大好きな商店街であるのは間違いない。
オフィスを丸の内に構えていた2010年から2016年までの7年間は頻繁に通っていた。

僕が最初に円頓寺に訪れたのは20代半ばだったと思う。
「勝利亭」とか「はね海老」とかその当時から有名なお店には行ったことがあった。
しかし、それからすっかりご無沙汰となり、
再びお邪魔したのはオフィスを移転してからのこと。

本書ではその間の低迷した商店街を紹介しながら、
その復活を克明に著している。

それは僕が丸の内で過ごした期間とダブるので、本書に共感することは多い。
オフィスを移した頃はさほど盛り上がってはいなかった。
だがその雰囲気は十分に持っていたかと思う。
ちょくちょく寄る度に新しい店ができ、
顔を出したりするうちに馴染みのお店もできてきた。
円頓寺商店街が盛り上がると共に四間道の古民家も改築され洒落たお店もできてきた。
大切な人を連れてくると結構喜んでもらえた。

本書に紹介されているパリ祭も顔を出した。

少しばかりだが協賛をした時期もある。
変化を感じることができたのは僕が事業を行う上でも
いい影響を与えてくれたんじゃないだろうか。
それは単に飲みの場の提供かもしれないけど・・・(笑)。

本書には知り合いや知った店も頻繁に登場する。
その点でも親近感が沸くが、こうして書籍になって初めて知る苦労もある。
「西アサヒ」が「なごのや」に変わった経緯は触れてはいないが、
そのあたりも含め円頓寺が変化してきた。
クラウドファンディングでもらったチケットもそろそろ使わないと・・・。

いずれにせよ、このようなカタチで円頓寺が取り上げられ、
今まで頑張ってきた方は勇気づけられるだろう。
部外者ながら僕自身も嬉しかったし・・・。

あえて自己主張すれば僕は円頓寺シリーズで50軒の食べ物屋さんを紹介している。
そのあたりが本書でも紹介されているのではと思ったが、
それは至極甘い考えであった(笑)。
まあ、それは当たり前。
取材を受けたわけでもないし・・・。

総じて共感する面が多かった本書だが、クレームをつけるとすれば帯のコピー。
「野良猫さえいないシャッター通りに人波が押し寄せた!」
それは言い過ぎ。
少しは人はいました。
犬や猫を散歩する人もいたはず。
まあ、これも講談社さんの販売戦略かな(笑)。

いい機会を頂き、ありがとうございました。

映画「カメラを止めるな!」

何かと話題の多い映画。
SNSの投稿なんかを読むと普段あまり映画を観ない人が
劇場に足を運んだと思わせる。
それくらい僕の周りでも話題になっている。

そんな意味では映画コラムニストというよりも
自主映画に関わった者としてとても嬉しいし、
一人でも多くの人に観てもらいたい作品。
話題性に左右されがちだが、それは観てみれば全てが判明するだろう。

僕が観たのは土曜の朝一番。
前日にWebで予約をしたわけだが、その段階で相当席が埋まっていた。
若いお客さんがお客さんが多かったのは、やはりソーシャルの影響か。

そんな状態で映画館に入ったわけだから、僕も必要以上に期待値は上がる。
しかし、残念ながら始まってしばらくは僕の期待値を上げるものではなかった。
確かにワンカットで一度も撮影を止めることなく
撮り続ける凄さをビシビシと感じていたのは事実。

相米監督でも小津監督でも長回しの限界はあった。
それが本作はない。
ずっとカメラが追い続けている。

それがタイトルの「カメラを止めるな!」に
繋がっているのは間違いないだろうが、
観る者はそれに引っ張られ映画の魅力というよりも
その長回し、ワンカットに影響を受けていく。
そして次第に車酔いの状態に陥る。
カメラを止めるながグラグラ動くので、酔うのも仕方ない。

これが本当に面白い映画なのか?
途中まではそんな思いでホラーのジャンルに入るであろうこの作品を観ていた。

そして、見事に裏切られた。
なんて凄いんだ、この映画はと思い始めた。
ホラー映画のはずがゲラゲラと笑い始めたのである。

もうこれ以上はネタバレになるので言わない。
内容を書くことをしない。
ただ言えるのは、この作品は2回目を観た方が
楽しめるのかもしれないということ。
そして、製作費300万円でもアイデア次第で面白い映画は作れるということ。

特に最近はド派手なVFX技術を駆使する作品が
もてはやされているが本質はそこではない。
映画の原点はここにある。
それを感じさせてくれる映画だった。

個人的に嬉しいのは本作がミニシアターだけでなくメジャーな劇場で流されること。
それも多くの観客がいること。
大学時代に8mm作品を作っている時代を思い出してしまった。

もう1回、行く時間はあるかな・・・。

ずっと会社と関わった一週間

今週はずっと会社に関わった一週間だった。
当たり前だといえば当たり前だが、
普段、結構、業務以外の用事や会合で出掛けたり、
セミナーに参加したりと会社にいないこともしばしば。

今週はそれがなかった。
RCの例会に出席したくらいで、後はずっと会社の業務に関わっていた。
そんな一週間だったが、仕事をしているのを証明するために代表的なことを披露しておこう。

火曜日は同業大手ディスコさんとの共催イベント「ジモト就職フェア×キャリタス就活フォーラム」。

超売り手市場の後半期でも330名の学生さんが参加してくれた。
公務員落ちや就活出遅れ組も多かったが、予想以上の来場に主催者側もニンマリ。
参加企業も参加学生も満足度の高いイベントを提供できた。

水曜日の夜は内定者との懇親会。
名大社では来年2名の女子学生が入社予定。
その懇親会を採用チームのメンバーと行った。
いい雰囲気での盛り上がり。

2人とも可愛らしい感じだが、芯はしっかりとしている。
ビシバシと鍛えていきたい(笑)。

お店は今月末で閉店となる住吉町のアンキア。
オーナーの北川くんは事情があり地元・郡上に帰ってお店を開くという。
かれこれ25年以上の付き合いので、少し寂しい。
(だったらもっとお店に行きなさい・・・笑)
地元でも頑張ってもらいたい。

木曜日は社内研修。
チームに分かれ新規事業についての発表。
月1回の取り組みだが、段々精度も上がってきた。
近いうちにこの中から新たな事業が生まれてくるだろう。
せっかくなので写真を公開。

他社にパクられるのを覚悟してだが、これだけでは分からないだろう(笑)。

この日は特別ベストというかサプライズで映画監督の山本起也さんが登壇。

現在、芸大の映画学科で教鞭を執っておられる。
周辺環境も含め興味深い話を聞くことができた。
ありがとうございました。

その後の懇親会はカオス状態。
初めて会った方もあったが、盛り上がった割には最後まで誰か分からなかった。
ワインの本数だけやたら並んでいた気がする(笑)。

そして、昨日は人事評価の面談をした後は、会社でずっと考えごと。
とはいえ、講演資料を作成したり、新たな制度についてまとめたり・・・。
ぼんやりしながらも忙しい一日にだった。
それでも夜はマジメに勉強会。

盆明けの週はバタバタすると思い、外の予定を入れなかったのがよかったかもしれない。
しかし、会社での居場所がはっきりしない僕がずっといると社内スタッフは迷惑だろう。

来週からはもっと会社から飛び出すようにするからご心配なく・・・。
一週間、お疲れ様でした。

マーケティングとは「組織革命」である

本書は名大社のマネージャークラスに読んでもらいたい1冊。
これから真のマネージャーを目指す主任クラスを含めて・・・。
読み終えた後、そんなことを感じる1冊だった。

著者はUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)をV字回復させた森岡毅氏。
知る人ぞ知る存在。
ただ一般的に知名度はそれほどではないじゃないかな。
どちらかといえばこれからあらゆる業界で活躍し有名になる存在だろう。

著者の目線は経営者でなく、
明らかにこれから会社を変革していこうとする中堅幹部に対して書かれている。
それも自らの経験を基に成功体験、失敗体験を含め書かれている。

こういった表現は失礼にあたるが、特別物凄いことが書かれているわけではない。
ある意味、やるべきことをやり、主張すべきことを主張し、
見るべきものを見ることの重要性が至極まっとうに書かれている。

到底叶うことのない人物を目指すことや対象にするのではなく、
どの企業にも存在する仕事に前のめりで取組みながらも、
組織の在り方に思い悩んでいる人をターゲットにしていると言ってもいい。

名大社の中堅幹部が思い悩んでいるかどうかは不明だが(笑)、
今後、自分たちが事業の中心の担っていくのであれば、
その手法については大いに参考になる。
もっとトップへのダメ出し、もしくは革新的な提案に向けて読んでもいい。

実際にダメ出しばっかりしてきたら、
本書に書かれている「自己保存」に僕も入ってしまうだろうけど・・・。
総論賛成、各論反対みたいなとこだね(笑)。

しかし、それくらいの方が企業としては健全であることは間違いないし、
森岡氏のような取り組みをすれば確実に企業の業績はアップする。
池井戸潤氏の描く世界とは真っ向から戦うわけだ。

結局、会社は「人」で成り立ってる。
立派な組織も「個人」の集合体でしかない。
一人ひとりの意識と行動が大切なわけだ。
僕も今のままじゃいけないわけですね。

本書にはオマケ的扱いとして、セブン&アイ・ホールディングス鈴木敏文名誉顧問や
作詞家の秋元康氏らとの対談も掲載されている。
わずかな量だが、マーケティングの面白さを学ぶには十分参考になる。

特にOくんとかOさんには読んでもらいたいと思う(笑)。

食べ物のはなし 特別編 神戸

まだまだ人気食べ物ブロガーの旅は続きます。
東から西から全国行脚は続くのです。
今回は神戸にやってきました。

新幹線で通過することはあっても神戸に訪れるのは久しぶりのことです。
今ほど心が汚れていない独身時代だったかもしれません。
当時、彼女だった嫁さんとのデートだったのかもしれません。
そんな時期があったなんて、今や信じられないことですね(笑)。

前回のように地元の方の案内があれば何の問題もないのですが、
今回は頼る人は誰もいません。
自分の嗅覚を頼りに動き回るだけです。

三ノ宮のアーケード街を歩きます。
ふと「そばめし」が食べたいと人気食べ物ブロガーの嗅覚が唸ります。
嗅覚が唸るなんて、あり得んな・・・(笑)。

地元の有名店を回ってみましたが、夜営業だったり、
準備中だったりと辿りつくことができません。
「どうすればいいんだ。このまま名古屋に帰るのか・・・」
と諦めかけた時に偶然あるお店に遭遇しました。

その日の朝にスマホでチェックしていたお店でした。
昼食時は長蛇の列と書かれていたので行くつもりはありませんでしたが、
そこまでの行列ではありませんでした。

三ノ宮センタープラザの地下にある「ぼっかけ焼きそば 長田本庄軒」さんです。
どうやら神戸のソウルフードと呼ばれているらしいです。
「そばめし」はメニューにありませんが、そんなことはもうどうでもよくなっています。
20分ほど並び、席に着きます。

こちらの基本は焼きそばとモダン焼き。
ここは両方楽しめるモダン焼きで攻めます。
どうしてもビールが飲みたくなります。
なんと大ジョッキが480円とリーズナブルです。

しかし、この日は車。
ノンアルコールビールで心を整えることにしました。

カウンターの目の前で勢いよく焼きそばやモダン焼きが作られています。
隣のお父さんが美味しそうにビールを飲みながら、
息子と一緒に焼きそばとモダン焼きを食べています。
羨ましくて仕方ありませんでした。

ちなみにぼっかけとは牛スジ肉とこんにゃくを甘辛く煮込んだものです。
それがモダン焼きの上に乗っかっています。

ぼっかけ玉子モダン全部乗せ 950円

「お~、こうくるか。なかなかやるじゃないか。」
いつものセリフがつい出てしまいます。
全部乗せにはネギとチーズとあと何だったかな?。
とにかく全部乗っています。
コテで4等分にしお皿に移し、好みでマヨネーズや一味、青のりを振りかけます。

これだと美味しそうかどうかわかりませんね。

いやあ~、しかし、これがグッと腹にくる美味しさです。
並でも結構なボリュームでお腹は満たされますが、
こちらは定食があり焼きそばもモダン焼きもご飯と味噌汁がセットになります。
当たり前のように食べている人が多いのには驚きました。
関西パワーすごいですね。

神戸でもいい体験ができました。
これで安心して名古屋に帰れます。

ごちそうさまでした。

映画「オーシャンズ8」

僕のようなネクラな人間はどうしてもネクラな映画ばかり観てしまう。
それでは偏った世界しか知ることはできない。
時にはスカッとするような痛快な映画も観た方がいい。

それが少しでもネクラから脱皮することにも繋がる。
そう、無理やりにでも思考を変えるのだ。
そんな意味では最適な1本といえるだろう。

本作はレイトショーで鑑賞。
それも生ビールを飲みながらの鑑賞。
映画コラムニストとしては姿勢を正し難しい顔をして観るべきだが、
時には自らを否定することも必要。
一旦、自分の役割を放棄する気持ちを持つのだ。

一体、何の話をしているのだろう(笑)。

本作は一連のオーシャンズシリーズになるが、僕は過去の作品は一度も観ていない。
改めて調べて初めて「オーシャンズ11」「オーシャンズ12」
「オーシャンズ13」の存在を知った。
言い訳すれば、これらの作品が公開された時は映画コラムニストを名乗っていなかった時期。
やむを得ないことなのだ(笑)。

このシリーズはジョージ・クルーニーを中心とした犯罪もので、
本作はジョージ・クルーニーの妹役としてサンドラ・ブロックが演じる。
これまでとは切り離されているので過去の作品を観ていなくても全く問題はないが、
ファンからすれば知っておいた方がいいといわれるだろう。
多分、犯罪の展開で共通項があるのかな?。

本作も冒頭からテンポよく映画は進行していく。
ワクワク感を引きずりながら観ていくのだが、
よくあるアクション映画のようにずっと手に汗握って疲れるわけではない。
高尚なワクワク感と緊張感といったところ。
巧みなストーリーで観る者をあっと言わせる作り。

そして、映画が終わりそうで終わらない点もいい意味で観る者を裏切るし、
それがさらに映画の魅力となっている。
たまにはこういった娯楽作品も観た方がいい。
それもお気楽ノー天気ばかりでなく、少し頭を使う程度がいい。

いかん、いかん、オーシャンズシリーズを観たくなってしまった。
また、Amazonプライムの餌食になってしまうのか?
これが製作に名を連ねるスティーブン・ソダーバーグの戦略なのか?

たまにはレイトショーもいい。
生ビールを飲みながらもいい。
お客さんもいっぱいだったしね・・・。