これからも前向きに 名大社会長ブログ

「シゴト発見インターン」一期生発表会

昨日は「シゴト発見インターン」の一期生発表会。

「シゴト発見インターン」とはなにか?

これです。

学生が企業の取材を通して企業の魅力を知り、それを採用広報として発表するもの。
1か月間、学生は企業訪問へのマナーから、取材のポイント、
プレゼン資料の作成を学ぶ。
その集大成が昨日というわけだ。

昨日は6チームの学生と6社の人事担当者が集まり、
名大社のセミナールームで発表会が開催された。

僕は昨年に引き続き審査委員長という責任の重い立場。
6チームのプレゼンを聞き、それに点数をつけ、最優秀賞を決める役割。
票が分かれたり、判断に困った時は審査員長に委ねられる。
1チームの学生には喜ばれるが後のチームには恨まれるので、
本当は逃げたいところだが、そういうわけにはいかない。

そんな話はどうでもいい。

昨年からスタートしたこの企画。
元々はパフさんの「100×10チャレンジ」を参考に名大社風にアレンジした。
学生にとっては学びが多いのは言うまでもない。

昨日の6チームのプレゼンも素晴らしかった。
学生らしいガチガチの緊張感や上手く喋ろうと思うばかりに原稿を読んでしまう面もあったが、
どのチームも個性に溢れ、聞いているこちらが楽しめる内容だった。
各チームの発表後に取材先の担当者にコメントをもらうのだが、
そのコメントも温かく、かつ厳しく学生には刺激になったと思う。
学生のプレゼンをそのまま採用ツールとして使いたいと言われるほど、
学生目線の発表は担当者にも響いたようだ。

審査員が密室で評価し、最優秀賞を決める。
いろんな議論はあったが、忖度なしにそこは判断。
優勝チームは「なちゅらる」。
写真がないのは残念だけど、とてもバランスと獲れた発表だった。

僕は一人ひとり修了証書を読み上げ、手渡す。
学生の充実感がこちらまで伝わってくる。
安堵と共にやり切った感が十分に感じられた。

最後は人事担当者と一緒に記念撮影。
僕はウメが撮影している場を撮影。

みんないい笑顔をしていた。
この経験がこれからの学生生活に必ず役に立つ。
就職活動のためだけに行っているわけではないが、就職活動にも間違いなく活きる。

一期生の活動は昨日で終了。
二期生も大いに期待したい。

「名古屋ファミリービジネス研究会」が始まりました。

昨日からスタートした「名古屋ファミリービジネス研究会」。
同族企業の経営者もしくは後継者の方に名大社のセミナールームに集まって頂いた。

名大社のクライアントもあれば協力メンバーのクライアントや
知り合いもあり、多彩な顔触れ。
僕も初めてお会いする方が半数以上でとても新鮮な場となった。

以前のブログでも紹介した通り、ここから半年間月1回のペースで開催していく。
開催前から名刺交換や自己紹介で会場内はいい感じで盛り上がる。

僕はコーディネーター的な役割で、
ファミリービジネスの特徴やジェノグラム(家系図)を軽く説明。

といいつつ、本来は30分の持ち時間を15分ほどオーバー。
いきなりメインとなる講師西やん(西田敬一氏)に迷惑を掛けた。
西やん、ごめんね・・・。

全6回の勉強会のトップバッターは研修講師やコンサルを行う西やん。
普段は組織作りのコンサルを行ったり、「箱から脱出する方法」のセミナーを行っている方。
ぱっと見はチャラいが(笑)、実は人間味溢れ頭のキレる方。

今回のテーマは「ファミリービジネスの人間関係を劇的に改善する方法」。
初回の昨日は基礎編として、2つの心の持ち方、そして心の持ち方を決める「選択」について、
全体のワークを通し学びを共有。
参加者全員が自分自身に当てはまる面も多く、納得する面も多かった。

3時間の勉強会はあっという間に終了。
続いての恒例行事、懇親会の場に移った。
予定のあった2名を除き全員が参加。
ここではお互いのことを語り合い親睦をはかる。
いかん、写真を撮るのはすっかり忘れてしまった・・・。

同じ立場の方が集まる場合、このような懇親会も重要。
全く業種の違う同様な立場の方が集まるので、気兼ねなく話ができる。
こんな場が嬉しいという声も多くもらう。
お互いに腹を割り、会社のこと、自身のことを語り合った。
僕もとても面白い話が聞けたのだが、ここは守秘義務もあり内緒。
かなり盛り上がった状態で終えることができた。

今回参加頂いた方は20代後半から50代までと幅広い。
しかし、全体を見渡すと一瞬のうちに打ち解けたようだ。
こんな雰囲気がたまらなくいい。
まだ、アンケートを読んでいないので昨日の満足度は分からないが、
間違いなく得るものは大きかっただろう。

昨日はありがとうございました。
次回以降もよろしくお願いします。

そして、西やん、お疲れ様でした。
サポートメンバーの齊田さん、櫻山さんもね・・・。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その35

「秋色の食べ物って何ですか?」
いきなり聞かれます。
「秋色の食べ物ってなんだ??」
と頭の中に?マークを抱えながら、伏見界隈を歩きます。
松茸とか栗とか、そんなことじゃないんだよな・・・
と一人ブツブツ言いながら歩いていると名古屋観光ホテルの前まで来ていました。

ちょっと左を見上げると看板が目に入ってきました。

「まずは昼飯でも食べて考えよう。」
鳥椀さんに入りました。

「そうか、からあげも秋色っぽいな・・・」
と金賞受賞の品を眺めます。
こちらのお店は名古屋でチェーン店を展開する「鳥開」さんの姉妹店。
鳥料理が自慢のようです。

メニューをじっと見つめます。

「幻の名古屋コーチン親子丼、究極の名古屋コーチン親子丼、
若鳥の親子丼、一体どう違うんだ・・・。」
頭の中がグルグルと回ります。
こちらは前清算。
後ろにもお客さんが並んでいます。
どうする、どうする・・・。
「え~い、幻の名古屋コーチン親子丼をお願いします。」
大切なのは勢い。
清水の舞台から飛び降りる気持ちで注文します。

席に案内され、しばらく待ちます。
「お待たせしました。」

幻の名古屋コーチン親子丼 1800円

「この黄身の盛り上がり感、幻って感じだぜ。」
とこみ上げる気持ちを抑えることができません。
一口食べてみます。
「おっ、やっぱり幻って味がするぜ。」
体中が幻だらけになってきます。
「いいぞ、この感じ。なかなか、やるじゃないか。」
と食べ続けます。

隣のテーブルにはカップルが座っています。
「おまちどうさま。究極の名古屋コーチン親子丼です。」
さりげなく覗き込みます。

「えっ?」
見た目は何ら変わりがありません。
幻と究極がどう違うか、人気食べ物ブロガーをもってしても分かりません。
「さすが、美味しいよね~」
そんな声が聞こえてきます。

「すいません、私のは幻の名古屋コーチン親子丼ですよね?」
とスタッフを捕まえて聞きます。

いや、聞こうと思いましたが、そんな勇気はありません。
「いや、間違いない。これがまさしく幻の名古屋コーチン親子丼なんだ。」
自分に言い聞かせます。

隣のカップルの楽しそうな笑い声と
「ほんと、美味しいね。」という会話が聞こえてきます・・・。

ごちそうさまでした。
今回も美味しく頂きました。

あっ、そうそう、肝心なことを忘れていました。
秋色の食べ物は・・・親子丼でした。

ウサミよ、幸せになれ!

昨日は3年目ウサミの結婚式。
実は昨年4月に入籍をしているのですでに既婚者。
しかし、普段はそれを感じさせない生活をしているので、
こうして挙式と披露宴が行われると
「あっ、そうだったのね・・・」ということが理解できる。

あいにくの雨模様だったが、気持ちは晴れ晴れとするいい結婚式だった。

まずは挙式。

お決まりのパターン。
目の前にデカいオクダがいるので、ヤツの頭が邪魔して上手く写真が撮れない。

披露宴会場の外には二人の写真が飾られている。
トミタが邪魔して上手く写真が撮れない。

そんなことばかりは言ってられない。
僕は新婦側の主賓。
新郎側の主賓が製造業らしくメチャクチャ堅い挨拶をされたので、
僕は人材サービスらしくメチャクチャゆるい挨拶をした。

まあまあ、ウケたんじゃないかな・・・。
こんなメッセージも嬉しい。

ケーキカットにカメラマンが殺到。

通常は新婦側が新郎側にケーキを食べさせるが、今回は逆。
大食い女子で名を馳せるウサミらしく、新郎がドデカいスプーンで新婦の口へ運ぶ。

それをペロリ(笑)。
新婦を見守る新郎。
こういう姿も初々しい。

せっかくなので、名大社チームで記念撮影。

すっかり緊張感をなくしたこの頃はだいぶデキあがってきたかな?
僕がね・・・(笑)。

二人は高校の吹奏楽部の先輩後輩。

この演奏は素晴らしかった。
主賓の挨拶では「食べてる姿は名大社で一番美しい」と言ったが、それだけではない。
この演奏している姿も一番美しい。

最後は恒例の娘からの手紙。

いずれこんなシーンが自分に訪れると思うとウルウルしてしまう。
毎年、この時期になるとうちのメンバーも誰かかんか結婚式を迎えることになる。
それはとても嬉しいこと。
これからお互いに作っていく未来を応援したい気持ちになる。
ウサミの旦那も好青年。
きっと幸せな家庭を築いていくだろう。

ウサミよ、幸せになれ!

 

<オマケ>
そうそう、彼女は3人娘の長女。
妹もそっくり。

うちの連中が披露宴終了後に声を掛け記念撮影をお願いしていた。
一体、何に使うのかな?(笑)

やっぱり叱られた日

4年前、こんなブログを書いた。

「役員降格中の話」

役員失格の烙印を押され、ひとり彷徨い、会社を辞めようと思っていた時の出来事。
当時のクライアントの担当者とのありがたいやり取りを書いたブログ。
このブログを読んだ方から
「山田さん、あれから会いに行ったの?」
と聞かれたが、何もしない状態が続いていた。
ずっと不義理と感じたまま過ごしていた。

ある時、チャンスが訪れた。
そのクライアントが名大社の8月のイベントに出展。
面識のある女性担当者と挨拶を交わし聞いてみた。
「Hさんはお元気ですか?」
「元気ですよ。でも雇用延長も来年で終わり引退するんです。」
「そうなんですか・・・。電話しても大丈夫ですかね?」
「喜ぶと思いますよ。」

今しかないと思い、思い切って登録してある携帯電話に掛けてみた。
いきなり
「お~、久しぶりだな~。元気そうじゃないか?」
「おかげさまで何とかやってます。」
「ずっとラジオ聞いてたぞ。」
「ありがとうございます。」
そんな会話がなされ、食事をご一緒する約束をした。

その約束が一昨日のこと。
JR岐阜駅で待ち合わせをし、近くの居酒屋に入った。
「全然変わらないじゃないか。俺はすっかりこんな頭だ。」
「いや、僕も少しずつ減ってます。Hさんよりましですが・・・」
そんな会話から始まり、乾杯した後、お互いの近況について語り合った。

何しろ8年ぶりの再会。
その間にいろんな出来事があり、報告しなければならないことも多い。
会社のこと、プライベートのこと、あちこちへと話は飛ぶが話題は尽きない。
3時間くらい経過しいい感じで酔ったころ、より真面目な仕事の話となった。

「5Sを取り組んでいるか?」
「うちはサービス業ですから・・・」
「キミはダメだな。」
昔はオマエ呼ばわりだったので、少しだけ扱いが良くなったと感じながらも、
そこから僕の取り組み姿勢へのダメ出しが始まった。

「新人を1年で戦力化するために何が大事か言ってみろ!」
「まずは行動量です。」
「はっ?それだけ?全然ダメだな・・・」
しばらくの時間、あるべき姿を求められながら、ずっと叱られていた。

心の中で
「これだよ、これ。」
そういえば、昔もこんな風に叱られた。
懐かしい反面、ちょっと嬉しくなった。
当時よりは僕も反論するようになり、持論をぶつけさせてもらった。

Hさんは生ビール、僕は途中からハイボール。
お互いどれだけ飲んだが分からないくらい注文を繰り返していた。
気がつけば23:30。
すでに5時間以上が経過していた。
最終の電車で僕は名古屋に戻ったが、電車を気にしなかったら、
朝まで叱られていたかもしれない(笑)。

これは僕にとって大きな財産。

最後は名鉄岐阜駅まで送ってもらい、握手をして別れた。
結局、ご馳走になってしまった。
またまた、借りを作ってしまったようだ。

叱られた金曜の夜。
それでも最高な金曜の夜。

ありがとうございました。

酔っ払いのバラード

スタッフブログをチェックするとクマのブログタイトルは「歌うたいのバラッド」。
期待感をもって読んでみてもそれらしいことは全然出てこない。
僕らの世代にとって「歌うたいのバラッド」といえば斉藤和義の名曲。
YouTubeをチェックすれば当たり前のように出てくる。

名曲だ。
斉藤和義は僕と同い年。
同世代を生きる者として恋愛の価値観も近い。
この名曲は素晴らしい歌。

しかし、簡単ではない。
たまにカラオケでチャレンジするが高音が出ない。
「ずっと好きだった」も最後がキツい。
安全地帯かマッチの「愚か者」しか僕の身体がきっちりと反応しない。
もっと練習して高音が出る喉にしなければならない。

この動画のように美しい人を泣かせてみたいと思うのだが、
冷笑しか生まれないのが現実。
残念・・・。

昨晩は平日には珍しく家飲み。
向かいに座る奥様。
「今日だってあなたを思いながら、歌うたいは唄うよ。
どうやってあなたに伝えよう、雨の夜も冬の朝もそばにいて~♪」

と口ずさんでもむなしいだけのようだ。

鼻歌交じりで歌っているうちに奥様は静かに消えていった。
気がつくと一人で1本ワインを空けてしまったではないか・・・。

秋の夜長、僕は「歌うたいのバラッド」を見ながら、酔っ払いのバラードを歌う。

とてつもなく意味のないブログになってしまったが、
昨日もテツandチカのコンビで愛知県のために頑張った。
会社のためにも頑張った。
その証拠がこれ。
定員より多くの方に参加いただいた。

これも僕の愛なんだ。

「ハッピーエンドの映画を今、イメージして唄うよ。
こんな素敵な言葉がある。短いけど聞いておくれよ。
『愛してる』」

う~ん、ただの酔っ払いのバラードだった(涙)。

プレゼンでガチ求人

一昨日は僕が所属する経営塾 西川塾。
今回は堀班長率いる堀班の研修会。

各班ともいろんなアイデアを出し合い研修を実施するのだが、
今回はテーマは「求人のためのプレゼン力を磨く(プレゼンでガチ求人)」。

塾生の経営する会社も人材難に悩むケースが多い。
(名大社もお手伝いさせて頂いています・・・)
プレゼンで求職者に企業の魅力を伝え、それを競うもの。
3社の代表が動画を交えながら、パワポを投影し自社をアピールした。

100点満点で「この会社に入りたい!」という志望度も加算され競う。
会場が名大社ということもあり、また本業ということもあり、
塾生に交じってシゲノ、ニムラもプレゼンを拝聴した。
2人のコメントも中々よかった。

トップバッターはダイキョーオータの太田社長。
実直さがそのまま伝わるプレゼン。

2番手はライフストーリー総合研究所は吉川代表。
元々動画やHPを製作している会社なので、プレゼンも含め上手い。

最後は福富金属の木下社長。
社員さんを大切にする姿勢がそのまま伝わってきた。

募集背景、採用職種も異なる。
これを採点するのは至難の業。
どこも魅力に感じるし甲乙つけがたい。
結果的に1位から3位までの順序はついたが、
全員で評価し合うのは貴重だ。
研修会では結構真面目なコメントだったが、懇親会となると雰囲気は大きく変わる。

一応、その分野のプロ(?)である僕はもっぱらダメ出し。
下向き過ぎとか、アニメーションがダサいとか、動画の意味がないとか、
失礼なコメントを連発した(笑)。
それは気の置けない仲間だからこそ言えること。
褒め合うのも大切だが、こういった場だからこそ、あえて言いにくいことを言うべき。

と、自分を正当化。
失礼しました・・・。

僕らは職業柄、求職者目線になりがち。
それは重要なこと。
一方でこのプレゼンは経営者の熱い想いが中心。
それも重要。
その両方をどう表現するかはとても難しい。

人のことをエラそうに評価する自分が上手くできるかは全く別問題。
今日も講演があるが、あくまでも自分本位。
周りは気を遣って、「よかったですよ。」と言ってくれるだろうが、
(そうでもないかな?)
本音とは限らない。

人前で自分のプレゼンの点数をつけてもらうのもいい機会。
ちょっとイヤだが、誰か今日の僕の講演に辛めの点数をつけ、ダメ出ししてくれないだろうか。

立ち直れなくなったら悲しいけど・・・。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その34

秋らしくなってきました。
いい季節は街をぶらりと歩きたいものです。
この日はちょっと早い時間で外に出ます。
ふらふら歩いていると一本の幟が目に飛び込んできました。

それを見た瞬間、グ~ッと腹が鳴るのが聞こえてきます。
「あっ、腹が減った・・・。」
久々に井之頭さん状態です。

食欲の秋、名古屋の秋と言えば、そうです、あんかけスパゲティです。
名店が数多くあるダイヤパレス伏見にある「Seventh Country」さんにやってきました。
こちらは夜はダイニングバー。
結構、お値打ちに提供してくれます。
お昼はあんかけスパゲティ―をランチで提供してくれます。

まだ早い時間でした。
どうやら一人目のお客さんのようです。

「いつもありがとうございます。」と言われ、
「いつもじゃないです、すいません・・・」と心の中で呟きます。
少々緊張します。

「今日はどうされますか?」
メニューをじっと見て、
(本当は見なくても決まっています)
「ミラカンをお願いします。」と礼儀正しく注文します。

名古屋人であれば、
「あっ、ミラカンね。定番じゃねえか。」
と思われることでしょう。

ここは全国30万人の読者を抱える人気食べ物ブロガーです。
知らない読者のために説明せねばなりません。
ミラカンとは、ミラネーズ+カントリーのことです。
お分かりになりましたか?
えっ、分からない?

ミラネーズとは赤ウインナー、ハム、ベーコンを炒めたものです。
カントリーとは野菜炒めです。
それをミックスしたのが、ミラカンです。
カントリーがなぜ野菜炒めなんだ?なんていう愚問は止めてくださいね(笑)。

あんかけスパゲティ― ミラカン 850円

好みにもよりますが、粉チーズ、黒胡椒、タバスコを大量に投入します。
あんかけスパゲティ―は食べ方を誤るととんでもないことになります。
シャツにソースが飛んでしまうのです。
そのため、紙エプロンが用意されています。

こちらの紙エプロンは首回りが広く、
そのままの状態だとシャツが結構見えてしまい、危険度は解消されません。

すかさずお店の女性スタッフがやってきて、
エプロンを締め直し調整してくれるのです。
まるで赤ちゃんのよだれかけをつけるお母さんのようです。
ここでもちょっとした緊張が生まれます。
うれしい反面、出来の悪い子供のような恥ずかしさもあります。
次回は力を借りずに自分で調整します。

あんかけスパゲティ―は見た目同様、ずっしりと腹にきます。
以前はジャンボを注文していましたが、最近はレギュラーで十分です。
今日も美味しく頂きました。

ごちそうさまでした。

「休める会社」はつくれるのか

今月の日経トップリーダーの特集は『「休める会社」はつくれるのか』。
その言葉を聞かない日がない「働き方改革」の下、
企業の休日の在り方も問われている。

それは他人事ではなく、自社においても同様。
昨今の取り組みの中で、どう有給休暇を消化させていくか、
どう勤務時間を短くしていくかは、どの会社においても課題。
特に取り組みの遅れる中小企業においては頭の痛いところだろう。

今回の特集では年間休日を30日増やした旅館の実例やドイツの規制など、
いくつかの角度で書かれていた。
それは僕にとっても参考になるもの。
そして、自分がまだ捨てきれない価値観を改めて否定するもの。

その点においては僕自身がまだ発展途上。
綺麗事だけ並べて語るのは簡単だが、それでは本当に浸透するものではない。
自分自身が理解を深めながら、実行に移していく。
同時進行で進めていくことが大切。

それでは遅いといわれるのかもしれないが、一朝一夕に変えられるものではない。
毎日少しずつ進歩させながら、気づいた時には完全に移行している。
そんなようなことだろう。

それは大声で号令をかけるだけでなく、
一人ひとりの業務も理解した上で仕組化していく問題。
この特集でもPDCAを回すことで休みを増やす流れが提示されていた。
P=休み増加 D=シフト編成 C=プロット分析 A=マルチタスクなど

この言葉だけでは理解し難いと思うが、
現在、名大社で取り組んでいる流れは決して間違っていないことが理解できた。

この一年の取り組みだけでも一定の効果は上がっている。
確実に残業時間は減った。
計画年休も含め有給休暇の取得も増えた。
最近は平日全員揃う日の方が少なく、有給、記念日休暇、
代休などで休み、誰かがいない方が多い。
それで業務に支障をきたすわけではない。
代わりが補うこともできている。
それでも前年と比較すれば売上も利益も伸びている。

周りの理解も大きい。
今月は全体の社員旅行もあり、27日(金)は会社の休日にしたが、
それでクライアントから文句を言われることはない。
むしろ「いい会社ですね。」とか「羨ましいです。」と
好意的に受け止められることの方が多くなった。

それでも完ぺきとは言えないし、ドイツとは比べ物にはならない。
これも一歩ずつだ。

「休める会社」を作ることは重要。
その休んだ日をどう過ごすかも同じように重要。

どう休むかも期待したい・・・。
そんなことを考えている僕の価値観は否定されるべきかな(苦笑)。

映画「アウトレイジ 最終章」

3連休の初日に鑑賞。映画の公開日でもある。
昨日、本当は別の映画を観る予定であったが、
中日新聞の記事を読み、急きょ、観ることにした。

北野武監督へのインタビューでこんなコメントがあった。
「やくざの世界を描いているけど、官僚や会社でも成り立つ話なんだよ。
そして、ことが起きた時に割を食うのは正義で突っ走る大友みたいなヤツなんだよね。」

比較的北野作品は観てきたが、このシリーズは観ていない。
どうしようかと思っていたところの記事だったので、いいきっかけとなった。
映画の見方もやくざ映画というより社会派ドラマに置き換えて観ることにした。

確かに北野監督の言われる通り。
リーダーの在り方ひとつで組織は良くも悪くもなる。
トップのリーダーシップ次第で右にも左にも動くものだ。
組織として一体感がどう出るのかも作品の中にヒントはある。
ポジションだけでは誰も付いてこないということですね(笑)。

それにしてもやたらめったら撃ちまくる映画。
予告編を観た段階で予想はできたが、その予想を裏切ることはない。
そこにはなんの感情もない。

厳密に言えば、バカヤロー、コノヤローと怒声が飛び交うので、
感情は働いてるが、同情なんてものは微塵も感じさせない。
ビートたけし氏演じる大友はその感情を裏で抱いているんだろうけど。

それにしてもこれだけ悪い顔をした俳優陣を揃えたものだと感心。
前2作でかなりの悪い顔が殺されても、まだまだ出てくる。
そして、バッタバッタと殺されていく。
痛快と言えば痛快だが、出番少なく死んでしまう有名俳優が多いこと、多いこと。
北野作品に出演できるだけでも光栄なんだろう。
実際あんな世界が身近にあったら、夜も眠れない(笑)。

作品を通して感じたことだが、戦国時代の武士の戦いに近い。
義を貫き最終的には自ら責任を取る姿も武士といえる。

インタビューであったが、
悪徳非道のやくざのフリをして正義を描きたかったのかもしれない。
そんな中、私利私欲の走る者、傲慢な者は許される存在ではない。
この映画はそれを明確に示しているとも捉えられる。

この映画には女性がほとんど登場しない。
ピエール瀧さんが部屋に呼ぶくらい。
それにしても本来ミュージシャンであるピエール瀧さんは何でもやりますね(笑)。

今や、やくざ映画は北野武監督の代名詞。
しかし、僕が一番好きなのは「あの夏、いちばん静かな海。」。
両極の感性だと思うが、両方持ち合わせる監督はやはり天才なんだろう。

いい緊張感がありました(笑)。