暖かくなってきました。
というよりも、暑くなってきました。
暑くなってくると食べたくなるのって・・・。
そうですよね。
ハンバーグですよね。
かなり強引ですが、そんな気分です。
天気のいい日は出張もしたいものです。
この日は東京・飯田橋でした。
同業者の会合がここで行われたのです。
飯田橋にオフィスを持つ仲間とランチに出掛けました。
名前をオープンにしても構いませんが、食べ物ブログでは人の名前は登場しません。
それが人気食べ物ブロガーとしてのこだわりです。
少々スケベな方とだけ言っておきます。
東京大神宮に向かった途中にある「びすとろ大将」さんに行ってきました。
「ここのランチは結構美味いんだよ~。」
どうやらお墨付きのようです。
ランチはハンバーグとローストポークの2種類。
ダブルにすることも2種類とも注文することもできます。
トッピングも多く、ソースも選ぶことができます。
「え~と、どうしようかな・・・。
ハンバーグにとろけるチーズをトッピングしてください。これに合うソースは何ですか?」
「そうですね。やっぱりデミグラスソースが合いますね。
でも、今日のおススメはジンジャーソースです。」
「そのジンジャーソースはチーズに合いますか?」
「あっ、あまりチーズには・・・」
「だったら、とろけるチーズは止めて、ジンジャーソースにします。」
「あっ、はい。かしこまりました。」
この店員さんは後で後悔したことでしょう。
自分がジンジャーソースを勧めたばかりに、
とろけるチーズのトッピング100円の売り上げを失くしました。
ランチタイムで客単価を100円上げるのは難しいことです。
自らそのチャンスを奪ってしまった行為にきっと店員さんは反省しているかもしれません。
店長さんにお店の裏に呼ばれ、叱られているかもしれません。
そのことを想像すると申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
そんな時間を過ごしていると
「おまちどうさまでした!」と運ばれてきました。
オールビーフハンバーグランチ 880円
「お~、なかなか、いいじゃないか。ジンジャーソースも美味そうだ。」
既に申し訳ない気持ちはすっかり忘れています。
「いいぞ、いいぞ、このジンジャーソース。ハンバーグとの相性もバッチリだ。」
店員さんを持ち上げているような、ダメ出ししているような、無責任な表現をします。
「まあ、東京だし、人気食べ物ブロガーの存在はここでは分からないし・・・」
と嫌なブロガーになってしまいました。
「ごちそうさまでした。」
「はい、800円です。」
「あれっ、880円では・・・」
12時前に入店するとお値打ちになるようです。
知りませんでした。
ますます店員さんに迷惑を掛けたような気がしました。
「次回お邪魔する時は、たくさんトッピングを頼むからね。」
と心の中で誓い、お店を出ました。
次はいつかは分かりません。
ごちそうさまでした。
今月の「日経トップリーダー」はなかなか刺激的だ。
「経営トップの”美しい”引き際」という特集と
もう一つがタイトルにある特集。
”美しい”引き際については、例のセブン&アイ鈴木会長の件。
これについては僕なりの考え方と緊急アンケートの結果と近い。
中小企業のオーナーに実施されたアンケートでは、今回の突然の引退に対して、
「後継者を育て、もっと早くトップの座を譲っておくべきだった」という意見が圧倒的。
簡単な事情ではないとはいえ、僕も同意見。
カリスマの存在が長引けば長引くほど引き際は難しくなるはず。
そして、後を継ぐ者はより辛くなるはず。
なんだか大空電機みたいだな・・・(笑)。
社長が高齢化が進むにつれ交代は難しくなる。
僕のわずかな経験からも言えること。
アンケートでは65歳~70歳が譲る時期として最も高かったが、
僕はもう少し早くてもいいと思う。
あくまでも個人的意見だけど。
この特集では引き際を考えるべき10の兆候が述べられている。
なるほど・・・。
あえてここでは紹介しないが、納得できるものばかり。
そして、もう一つの特集がタイトルにもある「中小企業を襲う社員の不正」。
龍角散の事例を始め、いくつかの不正事件を紹介している。
そのほとんどが内部犯罪だ。
日本国内では、勤務年数10年以上の41歳~50歳の男性、中間及び上級管理職が多いという。
3つの条件を満たすと不正に手を染めやすいらしい。
「機会を熟知」
「丸投げの信頼を得ている」
「自分の行為の正当化できる」
これが3つの不正トラップ。
確かにいくら信頼がおける誠実な人でも、
この条件が揃うと誘惑に負けてしまうケースも多いようだ。
人間誰もが持つ本質的弱さなのだと言われる。
経営者にも性善説で考える者と性悪説で考える者と2種類あるだろう。
僕は社内は性善説に基づいて全ての行為を行っている。
それ自体間違ってはいないと思うが、
不正防止のための対策は念には念を入れた方がよさそうだ。
この特集でもその手法を取り上げている。
中身を読んでみると既に取り入れているものがほとんど。
会社の仕組みとして成立しているわけだ。
しかし、今後、外部からのアタックを含め、常に策を練っておくべき。
これができるのはトップしかいないと思うし・・・。
僕の立場だから勝手なことが言えるわけだが、
いかに個人主体ではなく会社主体で物事を考えることができれば、不正なんて起きようがない。
かなり難しいことだとは思うが、無理なことでもない。
それが理想に近づくことでもあるだろう。
会社は生き物なので、今正しいと思うことがずっと続くわけではない。
ふと、気が緩んだ瞬間、すべてが崩れ落ちることもある。
中小企業の場合、どんな原因もトップの責任。
いや、トップが原因となる。
引き際であろうと不正であろうと自分次第ということを肝に銘じなければならない。
これはズルい映画だ。
この前編を観たら、ほとんどの人が後編を観たくなる。
人気連続ドラマみたいにそんな風に作られている。
一般的にシリーズ物の映画でも一話だけでも満足できるケースは多い。
しかし、本作は違う。
途中で映画が終わってしまった感覚なので、このままでは消化不良だ。
つまらない映画ならともかく、
グイグイ引き寄せられる作品だったため、無視するわけにはいかない。
前編で興行収入が20億円なら、40億は稼げる映画となるだろう。
なかなかいい戦略じゃないか・・・。
どうしてもビジネスとして捉えてしまうな。
楽しみだからいいのだけれど(笑)。
本作は昭和64年に起きた誘拐事件が舞台。
昭和64年といえば僕は大学4先生で、あと数ヶ月で社会人デビューを迎える時期であった。
すぐに平成に変わり、僕は平成元年卒業、平成元年入社ととても分かりやすい年代。
この平成のスタートと共に僕の仕事人生は始まったわけだが、
昭和64年が7日間しかなかったことは記憶の中からすっかり消えていた。
とても静かな1月2月だった記憶はあるが、日数のことは頭から抜けていた。
被害者の立場に立てば、すべてそこで止まっていることにはなるが・・・。
当時の状況を思い出しながら、昭和64年のシーンを見入っていた。
「あれっ、こんな古臭かったけ?」
昭和64年=1989年である。
日本はバブルの真っただ中。
舞台が違うので、そんな華やかなシーンは必要ないと思うが、
走っている車なんかには違和感を感じた。
フェンダーミラーじゃなくてドアミラーだろ・・・。
当時のことを思い出すとそんなどうでもいいことが時代の流れの象徴のような気がして、
そんな感想を抱いてしまった。
いろんなところでこの作品の評判を聞く。
豪華俳優陣だとか、佐藤浩市が出過ぎとか、いい面もそうでない面も評価されている。
原作を読んでいる方はイメージの違いもあるだろう。
僕は原作を読んでいないので、素直に受け止めることができた。
佐藤浩市氏の暑苦しい演技も好感が持てた。
日本を代表する役者であるのは間違いないと思う。
瑛太も「ウスノロ!」というセリフもよかった。
興行収入を上げる戦略にまんまと乗ってしまうが、後編も楽しみにしたい。
ここ1ヶ月くらいのブログを読み返してみるとほとんど仕事のことが書かれていない。
自分でも驚くほど。
映画コラムニストや人気食べ物ブロガーとしてのネタばかりで、
肝心な仕事のことに触れていない(笑)。
いろんな方に「山田さんのブログを欠かさず読んでますよ。」と言って頂くことも多い。
それはありがたいが、そんな方は最後に「フッ・・・」と
何とも言えない不吉な笑顔を見せられる。
なんとなく言いたいことがあるような笑み。
こうしてブログを振り返ってみるときっとこんな感じじゃないかと思う。
「アンタ、全然、仕事してないじゃないか。会社は本当に大丈夫なのか?」
そんな意味が含まれているように思えてしまう。
では、本当に仕事をしていないのか?
いいえ、仕事はしています。
特に今週は激務だった。
月曜・水曜は新卒採用の最終面接。
最終面接は1対1で1時間向き合って話をする。
学生さんも真剣なので、こちらも真剣。
それを丸一日行うと相当体力は消耗する。疲労困憊だ。
しかし、そんな日に限って若手メンバーとの勉強会があったりする。
追い打ちをかけられる。
そして、今週は三重にある国立大での講演もあった。
来月は岐阜にある国立大、名古屋にある国立大でも講演を行う。
(なんとも遠回しな表現だな・・・笑)
今週の講演は本来は4年生向けだったが、いざ蓋を開けてみると参加した学生はほぼ3年生。
これから就職について考えようという学生ばかり。
持参した資料は就活真っ先中の4年生向けに作成したもの。
ここは臨機応援に話すネタを変更し3年生向けにシフトした。
こんな切り替えが瞬時にできるのが人気講師の秘訣だな(笑)。
違うか・・・。
それでもかなり真剣に聞いてくれ、終了後も数多くの質問も出た。
今後の役に立つようであれば嬉しい。
昨日は東京。ふるさと就職応援ネットワーク(Fネット)の例会。
全国20社ほどの同業者が集まり、今後の共同事業や各社の状況を話し合った。
午前から東京に向かったので、「転職フェア」会場には顔を出せず。
ひと仕事した後は、真剣な飲み会(笑)。
その分、今日は朝から会場に出向き、終日、立ち会う。
何もやることはないんだけど・・・(笑)。
その他にも重要な打ち合わせがいくつもあり、かなりハードな1週間だった。
どう?真面目に仕事してるでしょ?
理解してもらえたと思う。
これで当面「フッ」とした不吉な笑みはなくなるであろう(笑)。
今週はあと今日1日。
何もやることはないが、転職フェア会場で頑張ってきます!
書店で衝動買いした一冊。
新聞が発表している売上ランキングではいつも上位。
僕も何故か時々、購入してしまう。
ホリエモンのことをよく知っているわけではないが、
世間はまだまだ彼を誤解していると思う。
彼が出演しているTV番組を観ているわけではないので言動は不明だが、
自分勝手な人物という印象がまだ強いのではないだろうか。
ライブドア事件も引きずっていると思うし・・・。
そんな一面は常に持たれている印象じゃないのかな。
でも、それは彼が本書のタイトル通り本音で生きているに過ぎないからだろう。
それが自分勝手や身勝手と捉えられがちだが、実際は違うのではなかろうか。
相当な努力家で言い訳を許さず、中途半端なことが嫌いなだけ。
僕が読んだ少ない著書を読む限りそう感じる。
本書もそう。
ホリエモンのストレートな考えがストレートに書かれている。
僕はそれは嫌いではない。
部下としては面倒くさくて仕方ないかもしれないが、
(あり得ないからいいが・・・笑)
好感が持てる部分が多い。
優秀すぎるから嫉妬もするけど・・・。
ゴルフに対する姿勢も面白い。
バーディーの取り方には納得してしまった(笑)。
本書に書かれているホリエモンらしからぬ、ホリエモンらしいコメント。
大事なのは信用であって、お金ではないのだ。
ただ努力をすること、努力を続けること。
いかに良質な情報の比率を増やすかが問題なのであり、
情報を遮断すればよいアイデアが浮かぶものではない。
自分がやりたいことに優先順位などつけず、片っ端からやる。
大事なのは”Give,Give,Give”。つまり惜しみなく人に与えるということだ。
などなど。
僕も本音で生きているつもりだが、まだまだ周りに気を遣っているし、迎合もしている。
それが大切だと感じることも多い。
ホリエモンからすればまだまだ未熟なのかもしれない。
この日はゴールデンウイークに挟まれた平日でした。
会社の中が騒がしいので、ひとりぶらりと円頓寺に向かいました。
とても静かです。
休日のような賑やかさもなければ、
いつものような多くのサラリーマン姿を見ることもありません。
「そろそろあのラーメン屋も落ち着いてきたかな。」
と少し前にオープンしたラーメン店を思い出しました。
こんな日は空いているだろうと体を躍らせながら店に向かうとあいにく休みでした。
気持ちを切り替え別の店に向かいました。
そこも休みでした。
「ゴールデンウイークにサボるなよ。」
とブツブツ言いながら他の店を探します。
厳密にいえばGW期間ですが平日です。
お店が休みたい気持ちも分かります。
気がつくと円頓寺本町を抜けていました。
「でも、オレのことを考えてくれよ。ランチ難民になってしまうじゃないか・・・」
まるで彷徨っている井之頭さんのようです。
いつの間にか新道を歩き、名古屋では有名な豆福本店も通り過ぎていました。
「これでは本当にランチ難民になってしまうな。
このまま会社に戻ったら、みんなに笑われるな・・・」。
指をさしてあざ笑う会社の連中の顔が浮かびます。
「う~ん、困ったぞ・・・」
と菊井町に差し掛ろうとした時、ひとつのお店が目に入ってきました。
「お~、これが救世主か・・・」
今日はなぜか”・・・”が多いです。そんな気持ちだったのでしょう。
「和風食房 えりか」さんは営業していたのです。
「初めて知る居酒屋だな。さて、どんなメニューがあるのかな。」
と外に出された貼り紙を眺めます。
「特製ランチに特製スパゲティ、特選串カツ定食。特製は何が特製なのかな・・・」
相変わらず”・・・”が続きます。
これは注文せずにはいられません。
自販機をじっと睨み、じっと考えます。
「特製、特製、どの特製にするか・・・」
迷った時は高価なものを頼まなければなりません。
これは人気食べ物ブロガーとしての鉄則です。
「あおまちどうさま。特製ランチです。」
特製ランチ 800円
このメンチカツが特製なのか、
このバランスのいい盛り付けが特製なのか、よく分かりません。
しかし、食べてみると何となくですが納得できます。
煮物もいい味付けです。
メンチカツもジューシーで食べごたえがあり美味しいです。
「お~、なるほど。これが特製なんだ。なかなかいいぞ。」
と発する言葉も特製に踊らされます。
やむを得ないことです。
そして、少しだけ考えます。
「特製スパゲティはあるけど普通のスパゲティはないのかな。
普通のスパゲティは気合を入れず作ってくれるのかな・・・」
いろんなことが気になります。
とても静かな平日です。
ごちそうさまでした。
ゴールデンウィーク最後の休日は友人と一緒に御在所岳へ登山。
3年前の御岳以来と山登りである。
御岳に登頂した翌年に噴火が起きるとは思いもよらなかった。
御在所岳は自宅から1時間ほどでふもとまで行けるのがいい。
登り方は慣れた友人に任せて僕は付いていくだけ。
今回は中道コースという結構ハードなコース。
狭い登り道をストックを巧みに使いながら登っていく。
途中はかなり険しい道もあり、ボヤボヤしていると間違いなく真っ逆さま。
ただ、天候はすこぶるよく、見晴らしもいい。
歩いていても気持ちいい。風も心地よい。
登山をするにはベストな季節、天候といえるだろう。
ガスがかかっていたので四日市市街や海はくっきりとは見えなかったが、眺めは最高。
休憩がてら記念写真も・・・。
背景は有名な地蔵岩。
どうやってあんなふうになるのかな?(笑)。
6時半過ぎに登りはじめ山頂への到着は9時。まあまあのペースで登ったことになる。
ロープウェイも通る山頂の公園で一休みした後は裏道コースで下山。
友人の話だと中道コースよりもラクだといっていたが、決してそうではない。
ごつごつした岩があちらこちらにあり、それを潜り抜けなければならない。
滑るのを恐れ下山の方が気を遣う。
しかし、こちらも景色は最高。
途中岩山を眺めると人の姿が・・・。
クライミングをやっている連中が・・・。
スゲエ~。
写真では分かりにくいかもしれないが、あんな急勾配を登っていくとは、感動もの。
あんなんは怖くてとてもできません。
景色を楽しみながら無事に下山。
マラソンとは全く異なる体力の使い方だったが、いい汗をかかせてもらった。
こんな天候でこんな季節であれば登山は楽しい。
険しい道のりでもあるが、頂上を目指しチャレンジすることは自分を昂らせてくれる。
下山後は湯の山温泉の一角にある「片岡温泉」でひとっ風呂浴びる。
新しい施設で温泉もお洒落。
僕はドライバーではないので、無責任にビールも頂く。
最高に美味い。
こうしてGW最終日は終了。
遠出はないものの結構楽しめましたね。
お疲れさまでした。
そして、今日からは気持ちを切り替え、全開で仕事。
今週は隙間のないくらいスケジュールが埋まっている。
まず今日は17卒学生さんの最終面接。
一人1時間、みっちり話を聞く。これもまた楽しみ。
今週も充実した毎日を過ごしていきたい。
誰も気づかないと思うが、自分の書斎をいじってみた。
ゴールデンウィーク中、時間的余裕があったため(ただのヒマともいう)、いじってみた。
ちょっとした改装である。
ちなみに斜めから撮ると・・・。
僕の書斎の雰囲気を知る人は少ないので、気づかないのは当然のこと。
少しばかり自慢っぽく、どこをいじったかご披露しよう。
今回、直接壁に付けられる棚を設置。
嫁さんが以前リビングルームに取り付けたのを真似た。
無印良品で購入。これは簡単でいい。
新たなスペースができたので、そこに置くものが欲しくなった。
ひとつはこれ。
Bluetooth対応のワイヤレスポータブルスピーカー。
僕は音質にうるさいわけでもないので、これで十分。
もっぱらYouTubeでJAZZを検索し適当に聴く程度。
それでも書斎の空間が変わる。
居心地が断然よくなった。
読書をするにしても、仕事をするにしても、なんとなくはかどる気がする。
あくまでも気がするだけ・・・(笑)。
そして、もう一点、贅沢に時計ケースを購入した。
贅沢といってもしれているが、ここに普段使いの腕時計を収納する。
最初の1~2日は棚の上に飾っていたが、どうも使い勝手がイマイチなので机に置いた。
「さて、今日はどの時計をはめていこうかな?」
なんて、格好つけたことはできないが、机の上が華やかになった。
いずれここに将来購入するであろう腕時計を収納する。
マラソン用の時計やフランク三浦はここには置かない(笑)。
見た目も豪華でなければならない。
ちょっとした僕の願望が含まれている。
いじった点は以上。
あとは写真では見えないラックを整理整頓し、不必要なものを処分しただけ。
嫁さんはともかく、子供たちは全く気がつかないだろう。
その程度の模様替え。
それでも気持ちは一新される。
このゴールデンウィークも書斎で過ごす時間が増えた。
このブログもスピーカーから流れる音楽を聞きながら書いている。
気分がいい。
夏暑く冬寒い三畳の書斎だが、僕にとっては数少ない一人になれる場所。
ささやかな幸せを提供してくれる空間であるのは間違いない。
クリエイティブな発想でアイデアをまとめあげる能力があればいうことなしだが、
環境を整えたからといってもできるものではなさそうだ。
まあ、いずれビックリするようなアイデアがこの書斎から生まれてくるだろう。
乞う、ご期待!
あとは限界に達しつつつある本棚を何とかしたいが、
これはしばらく先の課題としておく。
会社でも自宅でも気持ち良く時間過ごせるスペースがあるといいですね(笑)。
最近、過酷な自然を生き抜く映画に巡り合っている。
「レヴェナント: 蘇えりし者」は復讐するために生き抜いたが、
本作は愛する人と寄り添うために生き抜く。
こんな映画ばっかり観ている(笑)。
好んで選んだわけではないが、理由はあるはず。
自分でも気づかないうちにより危機感の先にある未来を選択しようとしているのかもしれない。
(意味不明な表現だな・・・)
結局、人間なんて小さな存在は自然の中で学ぶしかない。
マシュー・マコノヒー扮する主役アーサーもそれ。
愛する奥さんを思いもよらないかたちで亡くし、
過去の自分の振る舞いに後悔の念を駆られている。
その夫婦の描き方は特別でもなく、ありふれた世界ともいえる。
多かれ少なかれ長い夫婦生活を過ごしていれば、こんなケースは訪れる。
それは我が家もでも考えられること。
些細なことで諍いも起きるだろう。
そう考えると他人事とは思えなかったり・・・。
この映画を観て、自省する男性諸君は多いのではないのかな。
こんな表現をするとチープな感じになってしまうが、そうではない。
自然と対峙しながら、これまでの人生と愛する人との時間を振り返る。
どんな生き方をしようと後悔しか生まれてこないのだろうか。
それは幸せな瞬間を重ねていてもである。
映画を観終わった後、嫁さんをもっと大切にしなければ、
感謝しなければと思ってしまった。
自分勝手な男性諸君、観るべきですよ(笑)。
登場人物はほぼ3名。
スケールも大きいとは言えない。
しかし、世界は勝手に広がっていく。
人が生きていく上で大切なことを教えてくれる。
しみじみと観るべき映画である。
本作の舞台は日本。富士山のふもとの青木ヶ原。
アーサーはアメリカから日本へ向かう。
新幹線にもタクシーにも乗る。
生活に馴染みがあると違和感を感じてしまうシーンがある。
新幹線ではお互い知らない者同士が向かい合って座ることはない。
また、タクシーも右側のドアを自分で開けることはない。
小さなことだが、気になってしまった。
こんなことも映画を観るから楽しめること。
GW休暇中の朝一の上映で観たわけだが、お客さんは僕ともう一人だけ。
二人で映画館を占有していた。
多分、興行成績は厳しいと思う。
それが理由ではないが、世の男性諸氏は観た方がいい。
配偶者を大切にした方がいいと・・・。
昨年、世間を騒がした大塚家具の親子喧嘩。
しかし、この親子喧嘩というのはワイドショーが面白おかしく伝えたネタで
必ずしも正しい表現とは言えない。
あの情報の流し方だと同族経営は最低だと思われてしまう。
それは残念なこと。
僕もファミリービジネスアドバイザーとして、
講演などで何度かこの大塚家具のケースは話をさせてもらった。
違う視点で話させてもらったが、
ネタという意味ではあまりワイドショーのことを悪く言えないのかもしれない。
ちょっと反省・・・。
本書を読んで、改めて大塚家具が抱えていた問題が浮き彫りとなり、
以前よりもその真相が理解できた。
著者が客観的で冷静な立場であることを前提にすれば、
大塚久美子社長の取った行動は正しい。
同族企業の2代目として、カリスマ創業者から跡を継ぐ者として、
株式公開を果たしたファミリービジネスの在り方を正面から捉えようとしている。
今はまだ騒動のさなかで、業績に対しても一喜一憂する状況かもしれないが、
場合によっては、数年後、高い評価を得られるかもしれない。
あの時の英断が日本のファミリービジネスの悪しき習慣を変えた!とか・・・。
それは言い過ぎかもしれないが、
ここには多くのファミリービジネスが抱える問題を開示し、
後継者が判断すべき事象や起こすべき行動が描かれていると思える。
あくまでも著者がより客観的で冷静な立場であればだが・・・(笑)。
中身は大きく異なるが、ドラマハゲタカの「サンデートイズ」を思い出してしまった。
「あ~、なるほど!」とうなずいた方、流石です(笑)。
正しい行動はあるにせよ、どこを味方、誰を味方につけるかも重要。
正直なだけでもダメですね・・・。
プロキシ―ファイトとか、スチュワードシップとか、
知っているようで曖昧なものも明確になったし・・・。
大塚家具のコーポレートガバナンスに言及した本書であるが、
後半になるとその範囲は国内の上場企業に広がる。
これまで優等生であった企業に対しても批判的なコメントも述べられている。
社外取締役の必要性などコーポレートガバナンスの変化や
政治的背景を基準にした企業の取り組みについてもバッサリと切られたり・・・。
ファミリービジネスに留まっていない。
言わんとしていることは理解できる。
今の法律に照らし合わせば当然のことともいえる。
しかし、判断は難しい。
上場企業でなくても許されないことはあるだろう。
日本の大半を占めるオーナー企業が読んだらどう感じるだろうか。
必ずしも共感はしないだろう。
自分がどうすべきか考えさせられてしまった・・・。
本書のタイトルは『「理」と「情」の狭間』。
これほど絶妙なタイトルはない。
その狭間に立つ者も多いだろう。
揺れ動く方には是非、読んでもらいたい。