「名古屋愚か者本部の本部長、副本部長だと?エラそうに威張りやがって!」と思っているみなさん、
その愚か者に巻き込まれて迷惑しているみなさん、
またまたその愚か者と一緒に名古屋中を飲み歩き、ベロベロになってしまったみなさん、
ロクな活動をしていないと思われるかもしれないが、そんな事ばかりではない。
この時点で説得材料に乏しくなっている気はするが(笑)、
本部長も副本部長も真面目に仕事に取り組んでいる時もあるのだ。
そうそう、今回はマジメな取組みのご案内。
ウソっぽく聞こえるかもしれないが、やる時はやるのだ!
副本部長兼バリュープロモーション代表の櫻山さんが主催する
「2015バリュー・アップセミナー」が来月から3ヶ月に亘り開催される。
これは永続を目指す同族企業のためのセミナー。
僕はなんと9月25日(金)に行われる第1回のセミナーに講師として登壇することになった。
タイトルは「同族企業が長く繁栄するために必要なこと」。
どこかで聞いたことのあるようなタイトルかもしれないが(笑)、
今回、このような場で講演をさせて頂く。
今のところ愛知県唯一のファミリービジネスアドバイザー資格認定保持者として
(間もなく2名になります・・・)
同族企業の実態と強さ、脆さについて話させてもらうのだ。
詳細はこれから詰めていくが、大塚家具のファミリーガバナンスや
地元老舗企業の長寿の理由あたりも盛り込むつもり。
7月に名大社で開催したセミナーと被る点は少々あるが、
同族企業が元気の出るような話をしていきたい。
僕は第1部の担当。
ちなみに第2部は櫻山氏が担当し「顧客価値で選ばれる中小同族企業」をテーマに話をされる。
このセミナーは僕が一発目で、その後、社会保険労務士の中野先生や経営コンサルの二村さんへと続く。
もし、僕がスベッてしまったら、このお二方に迷惑を掛けてしまうかもしれない。
主催者の櫻山さんにも迷惑を掛けてしまうかもしれない。
まあ、彼は副本部長だからいいんだけど。
(いや、そんなことはないな・・・笑)
今からしっかりと準備をしておかないといけない。
興味のある方はぜひお申込み頂きたい。
このセミナーの詳細はこちら
<日時>第1回 2015年9月25日(金)
第2回 2015年10月23日(金)
第3回 2015年11月20日(金)
各回とも13:30~16:30(受付13:00~)
<会場>ウインクあいち 10階1003号室
<会費>全3回10,000円(税込)※複数参加は割引あり
Facebookイベントページでも受付中。
また、現在うちの会社が運営する「次世代のファミリービジネスを作る会」の参加者も募集中。
(こちらは改めてブログで紹介します。)
お時間ある方はぜひ!ぜひ!
先日の講演を拝聴し、早速、購入し拝読。
僕の抱く理想に近いと感じたため(偉そうですね・・・)、
ここは塚越会長の考えを読んで学ばねばならない。
最新の経営スタイルや雇用のあり方、多様な働き方からすれば真逆の方向とも言える。
最新の手法を否定するつもりもないし、いい部分は吸収しなければいけない。
また、自社に活かさなくても先端の事例を理解していく必要は感じている。
しかし、どちらを優先させるべきかといえば、
本書に書かれている取り組みを取り入れる方がより幸せな生活が維持できると今は思う。
全てを真似るのは無理。また、その必要はない。
真似るところは真似、オリジナルで作り上げるところは作り上げる。
それが名大社らしさになっていくのではと考える。
では、どこを真似、吸収していくのか。
従業員ファーストで考えること、年功序列、終身雇用の必要性も重視すること、
雇用を守ること、短期的視点だけで捉えないこと
文化を大切にしながら常に変化を求めること。
最低でもここは押さえなければならない。
幸い僕は2期4年の任期とか、一定期間の業績向上のみを目的にトップの座を任されているわけではない。
会社が悪い方向に進むのであれば即刻、解任、更迭、辞任のいずれかになってくると思うが、
現状は長期政権の中で会社を牽引していく役割を担っている。
となると、伊那食品さんが掲げられる会社の作り方が理想ともいえる。
これが簡単でないのはわかる。
理想と現実とのギャップに苦しむこともある。
しかし、目指せばいいではないか。目指すことくらいは誰にでもできるのではないか。
本書を読めば、この会社で働きたいと思う方が増えるのは当然。
前回の講演でも新卒学生の応募が4000名あるという。
失礼な言い方だが、田舎の中堅企業である。
15名の採用枠であれば、十分納得いく採用はできるはず。
会社に共感し、かつ、会社としても一緒に働きたいと思える人材。それを見つけていくのは可能。
それも全てをオープンにしているからこそ、入社後のギャップは少ない。
必然的にグッドサイクルが回る会社となっている。
これは会社経営にとっては理想的なカタチ。
大きなメッセージを発しておけば、人や組織は自ずと動く。
中小企業に求められる大切な面が全て備わっているのだろう。
ここに辿りつくには険しい道のりがあったかとは思うが、こんな会社を作れたら、どれだけ幸せだろう。
ほとんど空想に近いが頭の中で、そんなことをグルグル回しながらイメージしてみた。
その時のブログでは社員旅行を毎年行ってもいいのではないかと書いた。
となると隔年でこれまで通りの2泊3日のお遊び旅行。
隔年は伊那食品さんあたりの見学を中心とした1泊2日の研修旅行でもいいのではないだろうか。
周りがどう判断するかは分からないが、これもいい試みにはなる。
財布の中身との相談にはなるが(セコイこと言うな!)、そんなことを検討してもいい。
思いつきだが、いいアイデア(笑)。
大切なのは「忘己利他」。
どこまで僕がその精神を受け入れることができるだろうか。
永続のために常に意識せねばなりませんね。
まだまだだけど・・・。
お祭りもお盆も終わると円頓寺商店街も落ち着いてきます。
いつもの静かな雰囲気です。
さて、こんな日は何を食べればいいでしょうか?
頭を悩ませてると前日の夜の記憶が蘇ってきました。
前日の宴席では中トロがテーブルに並びました。
5切れの中トロに6名の仲間が群がります。
僕はカッコつけて「中トロなんて、いつも食べてるからいいよ。」
と見栄を張って遠慮しました。
本当は食べたくて食べたくて仕方がなかったのですが、カッコつけてしまったのです。
「あ~、食べたかったな~」
と思い出しながら歩いていくとお寿司屋さんが視界に入ってきました。
円頓寺商店街の真ん中あたりにある「よしの寿司」さんに行ってきました。
いかにも商店街にありそうなお寿司屋さんです。
いかにも歴史があり家族で営んでいそうなお寿司屋さんです。
「おっ、ランチはちらし寿司か。なかなか、いいじゃないか。」
と呟きながら店内に入りました。
カウンターとテーブル席が2席、座敷1組が座れるこじんまりとしたお店です。
2階には宴会場がありそうなのもいかにもです。
お寿司屋さんらしい威勢のいい掛け声が聞こえてきます。
「え~と、ちらし寿司をください。」
あまり威勢の良くない声で注文します。
こんな場所で対抗してはいけません。静かな客を演じるのです。
ちらし寿司 800円
いかにも商店街のお寿司屋さんが出しそうなちらしです。
最近はどか~んと海鮮が乗っかっているちらし寿司が多いですが、これが正統派なのです。
キュウリもシイタケもレンコンも入っています。
あまり好きではないですが桜でんぶも入っています。
「さてさて、中トロは入っているのかな?」
とすし桶を回しながら中味を見つめます。
当然ですが、中トロは入っていません。
鮪が一切れだけ堂々と入っているだけです。
「そりゃ、そうだわな。」
と微妙な名古屋弁で自分を納得させます。これで十分なのです。
やはり見栄は張るものではありません。
もっと正直になるべきとモーレツに反省したのでありました。
ごちそうさまでした。
円頓寺シリーズはいつまで続くのでしょうか。
来週も張り切って書くつもりです。
昨日は夏休みをもらい中学の息子と一緒に小旅行。
夏の全国高校野球のベスト8の観戦がその目的。
何を隠そう僕も息子も甲子園デビュー。
僕が観たいこともあるが、毎日、野球部で汗を流す息子に見せてやりたかった。
期待に胸を膨らませつつ当日を迎える。
第一試合はあの清宮クンの早稲田実業。
これまでの試合はすべて午前7時には全席完売。
これはヤバいと思うものの天気予報は雨。
楽しみにしていた試合が中止になるとそれもヤバい。
せっかくの休みが台無しになる。
準備だけは万端にし、朝を迎えるも名古屋は大雨。
なんと普段利用している近鉄は不通。
「おいおい!」とボヤキながら地下鉄の駅まで嫁さんに送り届けてもらい名古屋駅に向かう。
始発の新幹線に乗り込み、いざ、甲子園へ。
幸い大阪に到着する頃には雨は上がっており、予定通り試合は行われそう。
案の定、甲子園球場は人、人、人。
それでも内野席のチケットは間に合いそうで急いで行列に並ぶ。
あと30番目になりかけた時にアナウンスが流れる。
「まもなく内野席のチケットが売り切れになります。売り切れの場合はご了承ください。」
「え~、行列でカウントしていたんじゃないの?」と思いつつも、そんな現実は甘くない。
いつ締め切られるか分からない状況。
ドギマギしながら順番を待つ。
そして、僕の前に並んでいた息子がチケットカウンターへ。
「大人2枚ください。」と言った瞬間にカウンターのカーテンが閉められた。
ギリギリセーフ。息子が2枚のチケットを受け取り内野席のチケットは完売。
ふ~っとの安堵のため息をつくと共に運の良さを感じた。
早速、3塁側の観客席へ。
空いた席に着くとちょうど清宮クンがバッターボックスへ。
これまた運がいい。
早稲田実業×九州国際大付属の試合はワンサイドゲームの展開であったが見応えがあった。
清宮クンのライナーに近いホームランも間近に観ることができた。
うん、運がいい。
続けて第二試合。
東海大相模×花咲徳栄は手に汗握る好ゲーム。
そして、サヨナラヒットで幕を閉じる。劇的な幕切れ。
こんな試合を観れるなんて、運がいい。
ここで甲子園球場を後にした。
結局、雨はほとんど降らず、逆に日差しが抑えられていたこともありとても過ごしやすかった。
息子と一緒に「オレたちは運がいいなあ~。やっぱ、日頃の行いがいいんだな・・。」
と勝手に頷き合う。
その後、吉本新喜劇でも観ようと難波まで出るが、さすがに当日のチケットは完売。
難波から心斎橋に向かう商店街で男2人で串カツを食べる。
少しブラブラした後にたこ焼きを食べる。
典型的な大阪グルメの楽しみ方だが、たまにはこうして男2人で食べ歩くのもいい。
来年は受験生となると甲子園に出掛けるのも難しい。
高校生になれば親から離れ勝手に行動するだろう。
となると、息子と2人で甲子園に行くのも今回が最初で最後かもしれない。
昨日の試合で何を感じたかは本人次第。
試合に勝ち負けはつきもの。負けて泣いている選手も美しい。
一つひとつのプレーがどこまで本人に影響を与えたかは分からないが、
少しでも何かを感じてくれればいい。
昨日はあらゆる意味で運が良かった。
甲子園ですべての運を使ってしまうわけにはいかないが、いい一日であった。
感謝!
何故だろう。TVドラマはほとんど観ないのに映画は観てしまう。
8年前の第一作も劇場で観た。
つい最近だと思っていたが、もうそんな年月が経過してるんだ。
キムタクも松たか子も当時に比べればかなり年は取っているはずだが、全くそれを感じさせない。
時間の経過も感じさせない。色褪せていない証。
しかし、映画を観る理由が見当たらない。
そもそも理由なんて必要ないかもしれなけど・・・。
自分の中で正義を求めているのかな(笑)。
そのまっすぐない生き方や行動に共感しているのは間違いない。
自分にない何かを感じようとしているともいえる。それが観た理由かな・・・。
シンプルでエンターテイメント性もあり、とても面白い映画だった。どんな人でも楽しめる。
と同時に何かが足りないとも思えた。
稚拙な表現でいえば、ピリピリとした緊張感。
TVと映画の大きな違いはそこではないか。
掛ける費用の大きさやスケールも違いだと思うのだが、まず基本はそこではないのか。
(あくまでも持論です)
TVドラマのスペシャル版を大きな画像で観ているような気がしてならない。
ドラマを映画化した宿命かもしれないが、そこが残念と感じるところ。
まあ、気楽な気持ちで観るのであれば、全然構わないとは思うけど。求めすぎなのかな・・・。
一方である種の期待もある。
8年ごとに続編が製作される映画は過去にないだろう。
それが実現されるとすれば新たな実験だ。
キムタクはファッションも髪型も変えずに続けることができるだろうか。
自分の方向性は変わらないだろうか。
権力に迎合することなく仕事をこなすことは可能だろうか。
もしシリーズ化されるのであれば、欠かさず観に行くだろう。
そんなことを考えているのは全国で僕だけかもしれないが、
それはフジテレビの今後を考えてもメリットのあること。
出演者を変えることなくチャレンジしてもらいたい。
と、また映画とは関係のないどうでもいいことばかり。
きっとこんな映画が邦画を元気にしてくれる。
いつまで上映されるかわからないが、まだ観ていない方はぜひ(笑)
人は忘れる。
いくら感動しても、多くの事を考えさせられても時間の経過と共に忘れてしまう。
特に僕のような凡人は何年かすればストーリーすら曖昧になってしまう。
一昨日ブログに書いた「ハゲタカ」のように何度も何度も観て、
頭の中に叩き込めば容易に忘れることも少ないが、それは簡単なことではない。
本作品も同じことが言えるだろう。
この映画を観て感じたことがずっと保たれればいいのだろうが、きっとそうではない。
定期的に振り返る時間を持てば維持することは可能にはなると思う。それが普段の生活の中では難しい。
そもそも歴史を知らなすぎる。それは僕のこと。
8月6日に広島に原爆が落ちたとか、8月15日が終戦記念日だとか、点の事実は知っている。
全体的な線をどこまで知っているかといえば、有識者に言わせればゼロに近い。
そんな者が過去や未来を語るのは失礼なような気がしてならない。
自分での判断材料が曖昧なうちは多くを語ってはいけない気がしてならない。
映画を観ながら、改めてそんなことを感じた。
本作に登場する人物で悪人は一人もいない。
クーデターを起こそうとした陸軍少佐にしてもそう。国を想えばこそ。
そこにはエゴはあったかと思うが、ストレートな気持ちは与えられてきた環境の中で醸成されてきたこと。それを完全否定するのは正しいとはいえないのじゃないか。
最近低迷する松竹が、この時期にこのような映画を製作し公開する勇気は素晴らしいと思う。
商業的な打算もあろうが、
お盆名物「寅さん」シリーズがなくなった今、メッセージは発せねばならない。
日本映画の大切なものを守ってもらいたい。
いつものようにこのブログでは面白いか、つまらないか、
観るべきか、そうでないかはさっぱり分からないと思う。
まあ、それは個々に感じてもらえればいい。
直近の課題ばかりに目を向けている自分に反省。
もっと広い視点を持ち生活することが必要。
もっと歴史を学ばないといけない。
8月15日に相応しいブログとは思えないが、ご容赦いただきたい。
これは恋愛映画だろうか、エロ映画だろうか、反戦映画だろうか。
すっかり感性を失くしてしまった僕にはこの映画のジャンルを分けることができない。
どこのポイントに置けばいいのか迷ってしまうのだ。
昭和30~40年代の製作を思い起こさせる映像と台詞回し。そして、長回しの撮影。
主役二階堂ふみさんの汗、ラストシーンのアップになるストップモーション。
「スティング」じゃないんだし・・・。
エンディングロールのセリフは今も耳から離れない。
他に印象的なのは、長谷川博己の舌。工藤夕貴の腋毛。
これだけ見れば、エロティックでしかない。
静かに流れる映画の中にドキッとさせるシーンが数々と含まれる。
観客を隠微な世界に誘うのだ。
もちろん戦争に悲惨さも伝わってはくる。
これはおススメすべきがそうでないか迷ってしまう。
奥深い女性のいやらしさ、恐ろしさを描かせたら脚本家荒井晴彦氏は突出しているのか。
久しぶり荒井作品を観たが、以前の作品でも女性を特徴的に描く映画が多い。
薬師丸ひろ子の「Wの悲劇」は傑作だと思うが、あとは男が翻弄される映画ばかり。
「遠雷」「恋人たちの時刻」「ヴァイブレータ」・・・。
男性脚本家だからこそ、男に過ちを犯してしまうような台詞を吐かせてしまうのだろう。
つくづく女性は怖い。
その象徴が二階堂ふみさんの表情。愛が深まるとともに恐ろしさが増していくようで・・・。
NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」での淀殿役も嫌われる女性として存在感があった。
決して美人とは言えないが(スミマセン)、将来楽しみな女優さんだ。
それにしても僕が若いころ好きだった「さびしんぼう」の富田靖子(昔、握手会に行った)も
「台風クラブ」の工藤夕貴(そう好きでもないか・・・)も年を取った。
昔のアイドルさは全く感じさせない演技。
これもまたいいのだろう。
結局、このブログを読んだところで、何ひとつ参考にならないが、
終戦記念日を迎える前日としては相応しいブログ。
この作品のストーリーは8月14日で終了しているし。
さて、その翌日までを描いた「日本のいちばん長い日」を観に行ってくるかな・・・。
ハゲタカフリークのお肉屋さんが言った。
「芝野健夫は全く仕事をしていない。西乃屋も支援しなかったし、
入札も途中で投げ出したし、大空電機でも時間をくれと言っただけ。
何にもしていない。酷いヤツだ!」
こんな表現だったかは忘れたが、ドラマ「ハゲタカ」上映会をやっていた頃、
このような非難を口癖のように言っていた。
これはNHKのドラマの話。
ドラマを知らない方は全く意味不明だろうが、確かに納得できる面は多い。
柴田恭平氏が演じた芝野健夫は重要な場面に絡んで、いつも正論を吐いていたが、
結局、主人公の鷲津政彦に責任を負わせるばかりで、本人はいてもいなくても情勢は変わらなかった。
ちょっと言い過ぎか・・・。
あくまでもお肉屋さんの表現を借りればである。
そんな会話が著者である真山仁氏に伝わったかどうかは不明だが、本書の主役は芝野健夫。
きっと痛烈な批判に対し、対抗するために本書を書きあげたといってもウソではないだろう。
いや完全なウソか・・・(笑)。
ここでは芝野氏失くしてはストーリーが成り立たない。
完全な主役として体を張り活躍をしている。
タイトルを見ただけで、中味を全く確認せず購入し、
読み進めていくうちにようやく理解したのだが、
これまでのハゲタカシリーズの主人公であった鷲津政彦はほとんど登場しない。
大好きな女優さんが友情出演で瞬間的に映画に出ているようなもの。
予告編ではいかにも重要な役どころとして期待させるが、本編ではほんの一瞬しか登場しない。
大袈裟な表現だが、そんな感じじゃないかな・・・。
本書では姑息で卑しい銀行員が肝心な役割を担うので、
読んでいるうちに池井戸作品をイメージさせてしまう。
半沢直樹が登場してくるんじゃないかと思わせてしまう。
町工場が舞台なのもその理由かも・・・。
前作「グリード」をほとんど忘れてしまったので(苦笑)、
僕の中でドラマの構成が上手く結びつかなかったが、
同じタイミングで読むとこの小説をより楽しめるだろう。
逆に鷲津ファンや反芝野派には物足りないかもしれない。
反芝野派はお肉屋さん以外にいるのかな?
振り返ってみたら、今年初めて読む小説。
ビジネス書がほとんどというつまらない選択していた。
話題の芥川賞作品を読むかどうかは別にして、もう少し小説を読む機会を作ってもいいかもしれない。
小説と言ってもビジネス系ばかりになっちゃうだろうが・・・。
今日から会社は夏休みになります。
12日~16日の5日間は全社一斉のお休みです。
その他に自由に2日間取得できるのが会社の規定です。
9連休も可能になれば、オンシーズンを外し旅行に行くこともできます。
なんて素晴らしい会社でしょうか。
みんなはどんな過ごし方をしているのでしょうか。
僕には大した計画もありませんので、食べ物ブログも続けられます。
せっかく夏休みに入ったので、今回は円頓寺シリーズを離れ、特別編をお送りします。
自分の持っている力を最大限にしてこのブログへ注ぎ込みます。
ヒューヒュー・・・。
周辺から歓声が届きそうな気配です。
果たしてその期待に応えられるでしょうか・・・。
休日は嫁さんと2人で食事に出掛けることが結構あります。
子供たちにそれぞれ予定が入り2人しかいないという単純な理由です。
行く場所はもっぱら近くのラーメン屋さんです。
餃子も頼んだりします。嫁さんのご機嫌がいいとどさくさに紛れビールも頼んでしまいます。
2人でラーメン屋さんに行くと本能的に辛いラーメンを頼んでしまいます。
理由は定かではありませんが、体が危険を察するようです。
カウンターに並んで座り、当たり障りのない会話をします。
時々、厳しいツッコミが入ります。
そのツッコミの答えに窮すると汗をかいてしまいます。
明らかに動揺が隠せない汗です。
それをごまかすために辛いラーメンを頼んでいるようです。
半端なく汗をかきます。夏でも冬でも関係ありません。
これが最近、行った近所のラーメン屋さんです。
新京さんのベトコンラーメン
四川さんの四川ラーメン
福林さんのにんにくラーメン
本丸亭さんの台湾まぜそば
ぎんやさんの台湾まぜそば
一番最近は少し前に移転してきた「たご」さんです。
いやあ~、これは美味しかった。
塩・台湾ラーメン
間違いなく大汗です。
これでどんなツッコミもごまかすことができます。
冷や汗なんてなにも分かりません。完璧な状態を作っています。
嫁さんと一緒じゃない時は辛くないラーメンを食べます。
萬珍軒さんの卵とじラーメン。
無理やりに同行者を誘い、〆のラーメンにします。落ち着ける瞬間です。
中川区周辺の豪華ラーメン特集。これで夏休み特別編も終わります。
来週は再び円頓寺に戻ります。
この夏休み期間は汗をかかないことを祈ります。
ごちそうさまでした。
一昨日(8日)の土曜日は盟友櫻山さんが代表を務める中部経営塾の8月例会に参加。
今回は伊那食品工業株式会社の専務取締役塚越英弘氏の講演を拝聴した。
伊那食品さんといえば、我々経営者の中では知らない者はいない。
全国から企業視察に訪れることは有名でマスコミにもよく取り上げられる超優良企業。
残念ながら僕は一度も見学にお邪魔したことはない。
その時点で勉強が足りないと思われるくらい僕の周りでも多くの仲間がすでに訪れている。
ついでに言えば、塚本会長の著書も一度も読んだことがない。不届き者ですね。
タイトルにある「いい会社をつくりましょう~たくましく そして やさしく」は社是。
それは、皆(社員)が幸せになることを意味する。
売上や利益は手段にすぎず、あくまでも目的は社員が幸せになること。
できているかはともかく、僕が一番大切にしたいことでもある。
幸せに働ける環境を作ることが最大の役割だと考える。
しかし、売上や利益目標のない伊那食品さんとは異なり、バリバリに売上目標、
数字目標を持っている点では社員の幸せを目的にしているとは言えないのかもしれない。
塚本専務の講演を伺いながら、その徹底ぶりに感服するとともに自分の未熟さを痛感した。
利益ウンチ論もそう。健全に仕事をしていれば利益なんて自然に出るもの。
そこに目標と立てる必要はない。
言われることは納得できるが、いざ、自分の中に落とし込み、実践を考えるとそれは相当難しい。
頭で理解できても行動に移すのは容易ではない。
実践するにしても時間をかけて行わないと裏目に出ることも考えられる。
年輪経営の意味合いはこんなところにも表れているのではないだろうか。
伊那食品さんが大切にしていることの一つに「みんなでやる」ことが挙げられる。
お祭りも社員旅行もラジオ体操も掃除も全員でおこなう。休憩も全員一緒にとる。
立場を同じにすることが重要。
もしかしたらその点はうちの会社も近いのかもしれない。
常に全員参加を意識するのは会社の一体感を醸成するだけでなく、
立場を同じにすることで気づきや考える場を自然と作ることにもなる。
なるほどと感心させられた。
塚本専務の講演は今後の自社の活かし方に大いに参考になった。感謝!
今回の講演には名大社の中堅メンバーも自主的に参加。
ここで嬉しかったのが、質疑応答の時間に真っ先に手を挙げ質問をしたこと。
まずはニムラが質問し、そのあとケンジが続いた。
質問内容も自分の課題と照らし合わせていたようで良かった。
部下が先に質問したため「これはマズい」と思い、慌てて質問した僕が一番レベルが低いようだ(笑)。
このような勉強会を通して自分自身の成長に繋げてほしい。
講演終了後は懇親会。毎度のことながら、飲みすぎてしまった。
二次会は初めてお邪魔する「KAWABUN THE BAR」。
会社に近いのだが、これまで縁がなかった。これもありがたいこと。
瞬く間に時間は過ぎていったが、学びの多い一日だった。
ありがとうございました。
2年に1回の社員旅行なんてセコイことは言わず、毎年、企画してみるかな・・・(笑)。