明日に迫った『沢木耕太郎さん講演会「旅人として生きる」』。
当日は講演会が基本であるが、特別企画として「あなたにとって、旅とは」と「沢木さんの本の紹介」がセットになっている。
残念だが、旅について語れることはない。一人旅は学生時代の1回のみ。海外への旅行は嫁さんと15年以上に行ったきり。あとは平凡な家族旅行があるだけ。「僕にとっての旅は家族サービスです!」。
そんなコメントは場を白けさすことしかない(笑)。
だとすれば、本の紹介をするしかない。こちらだったら何とかなりそうだ。そこで何がいいか考えてみた。参加者が影響を受けた書籍は大よそ予測することができる。ああ~、あれね・・・。と誰もが納得するであろう。
そうであれば、僕はできるだけ少数派の作品がいい。自分にとって印象深い作品を思い出してみた。
「沢木耕太郎ノンフィクションⅠ激しく倒れよ」にも掲載されている「コホーネス<肝っ玉>」。最初の出版は短編集「王の闇」。紹介するとすれば「王の闇」になるだろうが、この際、それはどちらでもいい。
この「コホーネス<肝っ玉>」は、今やお笑いタレントしか思えない輪島功一氏の世界チャンピオンに三度挑戦し敗者となり引退していくストーリー。それを同時並行で沢木氏がルポしていく。
チャンピオンである存在から引き下ろされ、尚もチャレンジする姿を描いている。著者がよく取り上げる主人公像。僕はここに描かれる輪島功一氏の生き方が好きだ。
かつてチャンピオンであった栄光の座を捨てて、ボロボロになりながらも自らの姿勢を貫いていく。その一貫した姿に失くしてはならないプライドを感じるのだ。
そして、引退後、沢木氏との酒を交わす場面で、若手選手の育成について自身を語る。
「俺は名選手じゃなかった。だからこそいい選手が作れると思うんだ。」
「俺は二流だったけど、最後まで闘うことをやめないチャンピオンだった。」
この言葉はずっと僕の胸に響いている。もしかしたら、僕もこうなるべきかと・・・。
「激しく倒れよ」そして、「コホーネス<肝っ玉>」。
敗者は多くの事を教えてくれる。
2014年5月4日
激しく倒れよ
2014年5月3日
明日からはFM愛知を聞こう~!
いきなりの話だが、明日の午後はぜひ、FM愛知を聞いてもらいたい。なんと夕方4時からの番組で福山雅治さんと共演する。
というのはもちろん冗談。マジメにそんな事を言うと各方面からクレームの嵐となってしまう(笑)。
実際は福山さんの番組の前の時間帯に名大社が番組を持つ。明日からの毎週日曜15:55~、6月8日までの期間限定ではあるが、「GOOD DAY-GOOD JOBラジオ」というタイトルの5分番組。
FM愛知の人気パーソナリティ内藤聡さんが番組をお送りする。そして、一緒に出演するのが僕。内藤さんの質問に答える形で、意外や意外マジメに話をしているのだ。
内容は転職に関する相談や転職活動の方法について。番組後半には新卒学生向けの情報も届けていく。できるだけ宣伝の要素をなくし話しているが(笑)、締まりのないコメントにどうしても時間はいっぱいいっぱいになってしまった。
5分番組の中で情報を伝えるのはかなり難しいですね。
自分ではきちんと話しているつもりでも、結構噛み噛みになってしまったが、そこはディレクターがしっかり編集してくれるだろう。
FMの長寿かつ人気番組「福山雅治のSUZUKIトーキングF.M. 」の前にお聞き苦しい点はあるかとは思うが、そこは我慢して聞いてもらいたい。
これでも「山田さんは顔や頭は悪いですが、声はいいですね!」と言われることは多い。「話の中味もないけど、声はいいよ!」と言ってもらうこともある。
褒められているのか、けなされているのかわからない状態だが、思ったよりも聞き苦しくないかもしれない。福山雅治さんと聞き間違えてしまうかもしれない(そりゃ、ないか・・・)。
こちらがその収録時の写真。
ゴールデンウィークに何の予定もない方は、ぜひ、聞いてください(笑)。
あっ、予定はあるけど運転中の方も・・・。
2014年5月2日
どうなった?4月の目標
3人のライバルが気にしているはずなので(もう最近はどうでもいいかな・・・)、4月のランニングの報告をしたい。
走るには一番いい季節なのがこの時期。ほんのり汗をかき、暑くもなく寒くもない。景色もいい。
地元の戸田川緑地公園では桜と戯れながら走ることができたし、
東京のライバル釘崎さんと皇居を走った時も開花の遅い桜が残っていた。
そしてしばらくは新緑の季節。青々とした緑を眺めながら走るのは気持ちがいい。一年を通して数少ない心地よいランニングができる。
ランニング仲間の写真の投稿が多いのも、この季節の良さの表れだろう。また、日が長くなってきた。ほんの少し前は6時台でも暗かったが、今は5時でも明るくなってきている。しばらくは早朝RUNが気持ちいい。
と前置きが長くなったが、4月の走行距離は69km。
ちょっと大目に見て70kmだとしても目標の7割。相変わらず低迷した成績が続く。開き直るわけでもないが、まあ、それもいいじゃないか。走れる日にしっかりと走る。当面は出場する大会もないので、体力維持に努める。(低下するという話もありますが・・・笑)
この5月は明日からのGW休暇次第だが、現実的に目標達成は難しい。週末も結構予定がいっぱい。ライバル達の「ヒヒヒッ」という嫌らしい笑みが頭に浮かぶが、それも気にせずにいきたい。
そんなことを言いつつ、本当は目標達成したりして・・・(笑)。最近、更に体の締りがなくなってきたような気もするので、そこだけは気にしながら走っていこうと思う。
2014年5月1日
「ホワイト企業」を読む
ホワイト企業 サービス業化する日本の人材育成戦略 (PHP新書) (2013/12/14) 高橋 俊介 |
ブラック企業という言葉が出てきたから、ホワイト企業が出たのか、そうではなく元々あったかはわからない。
ブラック企業が社員使い捨て、休日なし、残業代未払いだとしたら、ホワイト企業はその反対になるのだろうか。そんな単純な話ではない。それで解決できるのであれば、ほんの10ページで内容は終わってしまうはず。
著者は「真のホワイト企業とは、若者を成長させ、変化の激しい時代において雇用の質を向上させる企業」と言い切っている。
残業が多い=ブラック企業という認識をされると僕は違和感を持ってしまう。
僕自身、かなりの残業をしてきた。大変ではあったが、それが嫌で嫌でたまらなかったわけではない。その時間も充実していた。そんな働き方をしている若者はいつの時代でもいるはずだし、そのことに働きがいを持つ者も多いと思う。
そこには著者の言う「若者の成長」が知らず知らずに含まれているだろうし・・・。
残業なし、多い休日=ホワイト企業ではない。これから企業に向かう若者はそこを錯覚してはいけない。
日本でもサービス業の割合が増え、勤務時間・休日の設定、アルバイトと正社員の違い等、雇用側の抱える課題は大きくなっている。
本書にも事例があるようにスターバックスコーヒーはいいロールモデルだろう。だが、同じ取り組みをするのは容易ではない。
しかし、人材育成がこれからの企業繁栄のカギとなるとすれば、その手法は参考にすべき。著者は仕事観の構造(内因的仕事観、功利的仕事観、規範的仕事観)を用いながら、人材育成の重要性を主張している。
(高橋氏の講演を拝聴するたびに最近は強く感じることでもある。)
その中で仕事を覚え、やりがいや自己成長を感じていくと働きがいも自ずと湧いてくるのだろう。著者はわかりやすくこのようにも表現している。
働きやすいが、働きがいのない企業は「人材滞留企業」。
働きやすくはないが、働きがいのある企業は「人材輩出企業」。
その両方ないのが、ブラック企業と言える様だ。
では、うちの会社はどうなんだろうか・・・。僕なりの目線はあるにしても、そんなことは自分勝手な論理にすぎない。働いている側はブラックだ!と思っていたり・・・(笑)。
仮にそうだとしても、全員で若手を育てていくやり方はこれからも続けていきたい。
2014年4月29日
休日は男料理に挑戦!
昨日は世間は平日。普段通り子供たちは学校へ、嫁さんも仕事へ出掛けた。休みは僕だけということになる。
早朝ランニングをし、録画していたドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」を観て、免許の書換えに行き、ゴルフの練習、そして読書と自由気ままに過ごさせてもらった。
何だか申し訳ない気持ちもあり、この日は自分が夕食を作ることに。これまで台所に立ったことはほとんどない。あるとすればインスタント食品を作るくらい。そんな程度の20年(笑)。
しかし、両親は飲食店を切り盛りしていたこともあるため、僕もそれなりのセンスはあるはず。大学まではずっと手伝っていたし・・・。
たまたま嫁さんが読んでいる雑誌「暮らしの手帖」にカレーの特集が掲載されていた。
メチャベタではあるがカレーを作ることに決めた。まず家庭では出ることのないシーフードカレー。
レシピ通りに忠実に買物をしてキッチンに並べる。野菜もちゃんと切る。
レンジで温めることはせず、ちゃんと炒める。
白ワインもトマトピューレ入れたぞ。約2時間近く。やればできるじゃないか。
自己満足に浸っていると嫁さんが「他のおかずは?」
「カレーだけだけど・・・」
「何、それ」
単品じゃいけないのか・・・(苦笑)。
結局、炒めものとサラダを嫁さんが作ってくれた。我が作品はこれ。
う~ん、美味い。
自画自賛だが、本当に美味いカレーだ。いつものカレーの数倍お金が掛かっていることはある(笑)。そんな風にして、休日の男料理は終了。
結構、楽しいものですね。次はドライカレーに挑戦してみよう!
2014年4月27日
人生初の経験をした日
24日(木)に岡山で仕事をし、そのまま宿泊。翌25日(金)から徳島に入った。
ご一緒したのパートナーでもある岡山の同業者シーズ平川社長。平川さんのクルマで徳島に向かった。僕が瀬戸大橋を渡るのは初めてのこと。
それだけではない。四国に伺うこと自体、人生初めての経験。徳島含め四国4県は一度もお邪魔したことがなかった。
途中、サービスエリアに寄り、眺める瀬戸内海も新鮮。まだまだ知らない日本は多い。もっと旅をせねばなりません・・・。
徳島への目的は観光ではなくゴルフ。大した技術もないくせにお誘いを受け、ホイホイと出掛けたのだ。現地では愛媛の同業者コンベックスの遠藤社長と待ち合わせ。
Jクラシックゴルフクラブという愚か者の僕には似つかわしくない立派なゴルフ場でプレーをさせてもらった。国内とは思えない景色。
景色に見惚れていた分、スコアはボロボロ(笑)。
終了後はエクシブ鳴門へ向かう。
エクシブと言えば名大社の大切なクライアントでもあるリゾートトラストさんが運営するホテル。10数年ぶりに利用させて頂いた。ご覧の通り、実に豪華。
ジャグジーバスから眺める夕日も最高で疲れた体を癒す。夜は四国の経営者仲間と食事をしながら親交を深める。
二次会は全員が一緒に宿泊する部屋。ここでは専ら仕事の話。平川さんも遠藤さんも僕も同世代であるため、価値観は近い。お互いの会社の現状を明かしながら、本音で語り合う。
こういった仲間が身近にいるのは(距離は遠いから身近ではないか・・・)本当にありがたい。気兼ねせず何でも話すことができる。みんな酒好きであるのも素晴らしい(笑)。マジメに語らいながらも飲んだくれて朝を迎える。
そして、翌日はエクシブ鳴門に隣接するグランディ鳴門ゴルフクラブ。
なんと2日連続のゴルフ。これは僕にとって人生初の経験。
今まで連チャンでゴルフした経験はない。ゴルフ好きにとってはよくある話だろうが、僕は超贅沢で考えにくいこと。2日とも快晴で天候も良く最高のコンディションだった。
スコアに関しては人生初の報告はできず仕舞い。人生初続きだからといって甘えさせてはくれない。唯一自慢できるとすれば、昨日はボールを1個も失くさなかったということ。それは人生初。ああ~、人間が小さい(笑)。
それでもすこぶるゴルフの上手い遠藤さんにパターのコツを教えてもらい、ほんの少しだけ上達したと実感。それはいい経験であった。
この47歳のゴールデンウィークに初四国、初連チャンゴルフを経験。ちょっぴり大人になれたと思う(笑)。
ご一緒頂いたみなさん、お疲れ様でした!
2014年4月25日
さあ、今年のゴールデンウィークは・・・
世間は明日からゴールデンウィーク。今年のカレンダーは休みの設定が難しい。
例年であれば他社を参考にスケジュールを組みのだが、今年はモデルケースが分からなかったので、自社でそそくさと決めてしまった。
多分、お客様にもご迷惑を掛けず、社員にとってもゆっくりできる休暇じゃないかと勝手に満足している。
一番いいのは明日26日から5月6日までの11連休だが、さすがにそれはムリ。というかみんなボケてしまう。
結果的に選んだのは26日~29日の4日間、5月3日~6日までの4日間という豪華中途半端コース(笑)。誰が喜ぶかは全く見当がつかない。一昨日まで、うちの家族は僕の休暇を知らなかったし・・・。
そんなGW休暇に明日から入るわけだが、なぜか僕は今朝、岡山に居る。そして、なぜか徳島に移動する。
その理由については、明後日あたりのブログに書きたいと思うが、そんなわけで今日は会社に行かない。
しかし、一足早いゴールデンウィーク休暇でもない。かといって、仕事かと言えばそうとも言い難い。何とも微妙だ・・・。誤解を受けそうな表現だが、決して遊んでいるとは思って欲しくない(笑)。
言い訳がましい言い回しになってしまった・・・。
で、肝心の僕のゴールデンウィークだが、ほとんど予定が入っていない。野球観戦や講演参加など単発の予定が入っているだけ。家族サービスもない。それはそもそも求められてなかったり・・・。
「亭主元気で留守がいい」というが、休暇中もそれを望んでいるのではと錯覚してしまうくらい、家族は各々予定を入れている。嫌がる息子を無理矢理連れてスーパー銭湯に行くくらいかもしれない。
かなり寂しい休暇になりそうだが、まとまってゆっくりできる時間が今までなかったのも事実なので、自分の課題に取り組むのもいい。じっくりと考え事でもしようかな。寝ちゃいそうだけど・・・。
その前に今日一日を充実させなければいけない。
天気も良く、いい一日になりそう。間もなくホテルにお迎えが来てくれる。朝食もしっかり食べて、元気に徳島に行ってきます!
(東京のライバルの日記みたいだ・・・。)
2014年4月24日
キャリア教育のウソ
未熟な証拠かもしれないが10年後、どんな人物になっているのか想像できない。これでも一応、経営者である。社会人となって25年の経験もある。それでも10年後を予測するのは難しい。
ましてや社会人デビューした時に今のこの状態を予測できただろうか。こんな愚か者がまさか会社を背負っているなんて、誰も思わなかったはずだ。
極端な話かもしれないが、今のキャリア教育はそんな予測不可能なことを求めているのかもしれない。高校、大学時代にどんな大人になるかをイメージすることは悪い事ではない。自分なりの将来像や夢を描くことは素晴らしい事だと思う。
しかし、である。それを「やりたいこと」として追い詰めてしまうとどうなるだろうか。多くはそれを成し遂げることはできず別の道を選ぶ。そもそもそれが本当にやりたいことなのか根拠も乏しいはず。
本書を読むと現状のキャリア教育の危うさが垣間見えてくる。誰も悪気があるわけではない。よりよいキャリアを描くために作られているシステムには違いない。
だが、現実は別方向へ進んでしまうことも多い。著者は自分が教育者という立場から自戒を含め、そのキャリア教育に疑問を投げかけ、ご自身の考えを述べられている。
就職活動で悩んでいる大学生を見る立場として、共感することは多い。「やりたいこと」を求めすぎて、前に進めなくなっている存在を目の当たりにするケースも目立つ。
「やりたいことが見つからない方が当たり前だよ」と学生を前に話すこともあるが、ただの慰めにしかなっていないのかもしれない。まだまだ伝える力が足りないと思いながら・・・。
先日、著者の児美川氏の講演を拝聴する機会を頂いた。偶然が上手い具合に重なったこともあり、児美川氏と挨拶もさせて頂いた。
本書を読んだイメージでは小難しく理屈っぽい方かと思っていたが(スミマセン・・・)、実に温厚で真摯な方だった。今の学生、そして勤務する大学にも深い愛情を感じることができた。
高卒で就職できないから大学へ進学する現実、将来への努力よりは今の楽しさを優先する若者の多さ、未来に対する期待感のなさ等、簡単に解決できる問題はひとつもない。少しずつ少しずつ明るい未来を僕らが作っていくしかない。
それは10年後が見えないからやらないのではなく、やっていればいつかはよくなるという楽観性を持ちながら取り組むことも必要。それが僕らが若者に対してできるキャリア教育なのかもしれない。
本当はこのブログで別の事を言いたかったような気もするが(苦笑)、書いているうちに違う方向に行ってしまった。
ただ言えるのは今の若者を作っているのは自分たちであるということ。むやみに若者を非難するのではなく、その責任は僕たちが持たなければならない。
2014年4月23日
かなり嬉しい出来事
先週、何気なくfacebookを眺めていたら、友達があるイベントページをシェアしていた。一瞬目を疑った。
イベントは『沢木耕太郎さん講演会「旅人として生きる」』。
えっ、ホントに???。
僕が一番好きな作家は誰ですか?と聞かれれば、真っ先に答えるのが沢木耕太郎氏。よくブログに取り上げる伊集院静氏でも池井戸潤氏でもない。
最近はそれほど著書を出されているわけではないので、頻繁に読むわけではないが、僕が最も影響を受けた作家で一番憧れる作家だ。
インチキ臭いが僕の書棚には沢木氏の本がズラッと並ぶ。
(実際に写真を撮るために並び替えた・・・笑)
出版された本は数冊を除いてほとんど読んでいるはず。20代後半に文庫で出版された「深夜特急」をたまたま手にした。それではまってしまった。多分、僕と同じような人は数知れないだろう。影響を受けてアジア一人旅に出掛けた人も多いだろう。
深夜特急で出会ってから、過去の作品をむさぼるように読んだ。
「若き実力者たち」「敗れざる者たち」「テロルの決算」「一瞬の夏」・・・。古本屋を頻繁に覗き、過去の作品も買い漁った(そんな大げさでもないな)。
スポーツノンフィクションに目覚めたのも沢木氏のルポルタージュの影響が強い。映画のコラムやエッセイも好きだ。時々、文体を真似するが、これはマスターベーションに近い(笑)。彼のNHKのドキュメンタリーも録画したり・・・。
まさかそんな方の話が聞けるとは全く予想だにしていなかった。考えもしなかったというのが正直なところ。
早速、その友達に招待してもらえるようにお願いし、講演を申し込んだ。これはかなり嬉しい。毎日ありがたい日々を過ごしているが、その中でも突出している。
日付はゴールデンウィークど真ん中だが、この日はどんな予定が出ようともこちらを優先する。家族サービスもごめんなさい。
いやあ~、本当に嬉しい。どんな話をされるか全く予測できないが、そんなことはどうでもいい。今から当日が待ち遠しい。
Tさん、いい機会を作って頂き、感謝!楽しみにしています!
テーマである旅のことは全然語れないけど・・・。
2014年4月21日
「本業消失」にならないために・・・
先週の東洋経済の特集は「本業消失」。
富士フィルムの事業を通して、勝ち残るための経営をリポートしていた。今、写真はスマホで撮る時代。デジカメの存在ですら、もう古いと感じてしまう。
速い。本当にスピードが速い。ほんの10年前に当たり前だった存在や定番の商品がパラダイムの変化であっという間に無くなってしまう。
写真のフィルムの存在がまさに代表格。サザエさんではまだフィルムを現像している場面があるが、うちの息子はフィルムを入れるカメラの存在を知らない。カメラといえばデジカメでありスマホ。こちらの方が圧倒的に便利なのだから仕方ない。
未だにフィルムを現像する時代であれば、facebookはこれだけの盛り上がらなかっただろう。
このブログで僕が言いたいのはそんなカメラの現状ではなく(苦笑)、その時々に訪れる危機をどうトップが決断を下し、あるべき方向へ導くかということ。
危機は予測でき、兆候は表れるというが、自分たちにとって都合よく考え、結論を先延ばしにすることはよくあるケース。また、誤った選択をすることもあるだろう。そう考えるとトップの責任は重い。最悪の事態を招くことも十分にあり得る。コダックなんかはその例だと思うし・・・。
現段階で僕はその判断を迫られているわけではないが、確実にその時代がやってくると予測する。今の事業はどう考えても10年、20年持つとは考えにくい。
事業における課題はもっと手前にあるので、そんな事よりやらねばならないことは盛り沢山だが、短期的な視点と長期的な視点を併せ持つことが重要(どちらもできていないという話もありますが・・・汗)。
他社をケーススタディにさせて頂いて、自分なりに考え抜いていくしかない。
今回の特集では勝ち残る法則として、戦略を5つに分けられていた。
法則1.「悪い数字」から逃げない
法則2.自社の強みを棚卸し
法則3.M&Aで時間を買う
法則4.改革の痛みを恐れない
法則5.決断に時間をかけるな
もしかしたらうちのようなちっぽけな会社でもM&Aを仕掛ける時が来るのかもしれない。
そして、改革には痛みが伴うという。富士フィルムが大胆なリストラを行ったようにそれが生き残るための苦渋の決断になるのだろう。それは避けて通りたいところだけど・・・。
そんなことをしたら名経営者から「その流した血を汲み取ってやれるのか?」と詰められそうだ。
本業消失。いつ来ても耐えられるような準備と覚悟は持っておかなければならない。