著者の原田社長を、てっきり10歳ほど年上の方と思っていた。しかし、そんなことはあるはずない。アップルジャパンの社長から日本マクドナルドの社長に移って、既に8年になるのだから、どう考えても計算が合わない。
実際は僕より18歳年上の63歳。それだけ若々しく見えるということだ。
毎朝10キロのジョギングを欠かさないという。フルマラソンのタイムも4時間ちょい。
ランナーで経営者でという無理矢理な僕との共通点を見出しても、そのレベル差は圧倒的。比べようとすること自体、失礼な話だ。
そんな原田社長がマクドナルドの経営戦略から、実践を通して学んだこと、スティーブジョブズから教わったことまで熱く語っている。その語り口は見た目通り、実にストレート。何の迷い無なく言い切っている。
言葉そのものに自信が溢れている。揺るぎない態度はどんな意見も抵抗勢力もはねのけてしまう。かといって、傲慢ワンマンでもない。
過去において数えきれない失敗もあるが、それを乗り越えるタフさと失敗から学んだ経験で自分たちの向かうべき道を提示している。
企業がこんなトップばかりであれば、社員は何ら迷うことはない。そのビジョンに身を委ね、自らが先頭を切って走る者が登場するのだろう。
本書を読むと経営者にとってマーケティングスキルが重要であることや、強烈なメッセージがリーダーの存在感をより強くことが十分に理解できる。実践の場を通したリーダーシップ論が著者の表現したいことのようにも思える。
巻末にはファーストリテイリングの柳井社長との対談も掲載。柳井氏の新作も読んでみたいが、既に何冊も読んでいるので、今回はこちらを優先。
お互いの共通点は多い。年齢が近いことはどうでもよく、事業に関する考え方が非常に近い。どちらの企業も業界トップであるが、決して安住はしない。生き残りためにはナンバーワンでなければならないと・・・。
地域ナンバーワンなんて言っている自分は遥かにスケールが小さい。その表現方法から、甘えの構造を持っていることは否定できない。
一流の経営者の著書を拝読すると自分の未熟さを痛感することが多く辛くなる。
それが学びなんだろうけど・・・。

昨日に続いて、本日もイベントのご案内。というよりも宣伝。
「エンジニア就職・転職フェア」を開催した翌週10月9日(火)は「なごや就職応援フェア」は開催する。昨年まで「名古屋市会社合同説明会」という名称で開催していた名古屋市、名古屋商工会議所主催の新卒及び卒業後3年以内の若年者対象のイベント。3年目の今年は更にスケールアップしてイベントを行う。
昨年までは会場のキャパの問題もあり1日あたり48社がMAXの状態であったが、今年は78社の企業に参加頂く。当初は70社で予定を組んでいたのだが申込み数が多く、会場レイアウトを再度調整し78社まで対応したのだ。それでもお断りをした企業も出てしまったが・・・。
そんな状況から判断してわかると思うが、人手不足を感じている企業は多い。若手を中心に積極的に採用を検討している企業が数多く存在する。まだまだチャンスは多いのだ。
当日は企業との面談コーナーとは別に就職応援コーナーも設けている。ここではキャリアカウンセラーによる就職相談を始め、就活のための講演やワークショップも用意し、来場者のサポートを行う。
思うように就職活動が進まないと自分を見失ってしまうケースもあるかもしれない。当たり前と思えることも気づかないうちに抜け落ちてしまったり・・・。
そんな場合こそ、遠慮をせずにこのコーナーを利用してもらいたい。いい振り返りができるはずだし、最近就活を始めた方には新鮮な情報が得られるはずだ。
何度も言っているが、あきらめない若者は最後まで応援する。
そんなイベントの詳細はこちら
<日時>2012年10月9日(火)
12:00~17:00
※特別講演は11:00から行います。
<会場>ウインクあいち 8階展示場
名古屋駅徒歩2分

今週の土曜日、10月6日に「エンジニア就職・転職フェア」を開催する。
写真のポスターにある通り技術者を対象とした合同説明会。技術者に限定した合同説明会はこの東海地区ではほとんど聞いたことがないが、絶対とは言えないので、ブログタイトルのような曖昧な表現になってしまった。
名大社としては初めて試みる企画。クライアントの要望と現状のマーケットをリサーチしながら開催することを決めたのだが、どこまで参画企業を集められるか当初は不安要素も多かった。
結果的に見ればそれは杞憂に終わり、当初の計画通り45社の参画でイベント当日を迎えることができる。ありがたい事に新聞社やTV局にも取り上げてもらった。
参画企業もバラエティに富んでいる。
EVで技術力を発揮する自動車メーカーから全国トップクラスの工作機械メーカー、アプリ開発で話題のIT企業、長い歴史を有する地元建設会社まで、企業規模も業種も多岐に亘る企業に参加頂くのだ。
イベントのスタイルもこれまでの転職フェアとは趣向を変え、より求職者と企業がマッチングしやすい構成にしている。
台風17号も過ぎ去ったことだし、あとは無事に当日を迎えるのみ。
このイベントに関わる全ての方に満足を提供できれば幸いだ。
イベントの詳細はこちら
<日時>2012年10月6日(土)
11:00~17:00(企業との面談は12:00~)
<会場>吹上ホール 第2ファッション展示場
地下鉄「吹上駅」より徒歩5分
※経験者はもちろん、未経験の方や来春卒業予定の方も歓迎。
※先着100名の方にはQUOカードをプレゼント。
2週間ぶりのマラソンブログ。先々週、先週のランニングを振り返り。
17日(祝)を除いて、この2週間で走った回数は7回。距離にして大体53キロ。走りやすい季節になったにも関わらず、あまり距離を伸ばせていない。
日々のスケジュールに左右されずに走りたいが、これがかなり難しい。
11月25日のフルマラソンまで2か月を切り、刻々と日付が迫ってくる。少しずつ芽生え始める焦り・・・。
この10月をどう過ごすかで、かなり本番の走りが変わってくるだろう。
反省すべき点はあるが、この2週間はかなり面白かった。
19日(水) 28分50秒
20日(木) 42分35秒
22日(祝) 58分
24日(月) 27分42秒
26日(水) 28分13秒
28日(金) 28分18秒
30日(日) 1時間5分23秒
先々週は東京出張もあり、久しぶりに皇居も走った。辿りつくまでに信号が多く、ストップウォッチをスタート、ストップを繰り返すうちに肝心な走りが計測されてなかったりで、かなりいい加減なタイムになってしまった。
22日はナゴヤドームでのリレーマラソンのため、距離というよりはスピード勝負の走りだった。

定番スタイルではないランニングが入ることで、気分も一新される。いつも同じだと飽きてしまうが、時々、仲間と一緒に走れるのは走る楽しさを感じることもできる。
と言っても、先週は定番中の定番。いつものコースを当たり前に一人ぼっちで走っただけであった。
本日から10月がスタート。
過ごしやすい季節になってきた。仕事もマラソンも更にパワーアップしていこう。食欲の秋も楽しみたいが、こちらは少し我慢して・・・。体重も少しは落とさないといけないし。
まずは土曜日に開催される「エンジニア就職・転職フェア」。そして日曜日のあざいお市ハーフマラソン。
ファイト一発で臨むのみ!
本日で上半期が終了し、明日から下半期がスタートする。
今週は主任以上の社員に集まってもらい、半日以上、会議を実施。上半期の会社全体と個人の振り返りと下半期の目標設定や展望について共有したのだ。
反省すべき点は反省し、認め合う点は認め合いながら、各個人の会社への想いが伝わる熱い時間。結局、大幅に終了時間をオーバーしてしまった・・・。
僕が会社を任され今期で3年目を迎えるが、この上半期は高い目標をクリアするカタチで終了(これまでが悪いだけだけど・・・)。
それは僕が経営者として有能という事ではなく、一人一人のメンバーが自らの目標に向かい懸命に努力した結果が表れただけ。大層な理想だけを語り、あまり根拠を持たない僕のビジョンにも真剣に向き合ってくれたのだ。本当にありがたい話である。
この会議では役職に関係なく、何でも言い合うようにしている。社歴も年齢も上だろうが遠慮はしない。それが逆に風通しを良くして、本当に何が会社に必要かを導いてくれる。後腐れは一切なし。それがいい人間関係を生み、ほどよい緊張感にも繋がる。
会社は安心を与えなければならないが、安住の場ではいけない。「健全な飢餓感」を持って(どっかで聞いた言葉だな・・)、過ごす場所が会社なのだ。
今回は振り返りや目標だけでなく、会社の諸々の制度についても議論した。こんなにも出るのかと思うくらい課題は浮き彫りに・・・。
課題の多さに唸ってしまうが(涙)、前向きな議論ができたのは有意義であった。今後の制度作りの参考にもなったし・・・。
ホッと一息つくのは本日限り。明日から始まる下半期に気持ちを切り替えて臨まなければならない。
さあ、全員で下半期も乗り越えて行くのだ!