これからも前向きに 名大社会長ブログ

新成人を祝う

明日は息子の成人式。
新年を迎え急激にオミクロン株が拡大しているが、何とか開催できるようだ。

息子は昨年、京都の大学に入学し、一人暮らし。
年明けに帰省してダラダラと過ごしているので、
昨日は休みだったが会社に連れて行った。
ちょっとは理解させないとね。

4年前娘が成人式を迎え月日の早さを感じたが、
これで山田家も全員大人の仲間入りをしたわけだ。

娘に比べ甘ちゃんな息子には昔から家を出ろと言っていた。
素直に従ったかはともかく志望の大学に合格し、下宿生活が始まった。
当初は一人暮らしの苦労をさせようと企んでいたが、
その気持ちとは関係なくコロナが舞い込み別の苦労を負うことになった。

本来描いていた学生生活はできていない。
大学はオンライン授業が多いため、友人を作るのも難しい。
部活、バイトも限定的。

ニュースを見ると心が折れた学生も多く心配したが、全く関係ないらしい。
心理的な不安はなく、そんな一人暮らしを謳歌している。
一人でも孤独はあまり感じていないようだ。
それはそれで心配なのだが・・・。

3年生になれば就職も意識することになるだろう。
この2年ではガクチカなんて言える要素はなく、別の視点を見つけなければならない。
大人との出会いも少ない。
その中で将来のヒントを探す行動が求められる。

そんな学生生活を不憫に思うが、それは息子に限らず全学生にいえること。
この環境下で未来を作っていくしかない。
僕らができることはせいぜい助言をすることくらい。

どうしても不安が先立つが、それは自分たちが勝手に思っているだけで、
Z世代と呼ばれる彼らは意外と今の環境を受け入れ、
僕たちにない能力を発揮するのかもしれない。
昭和的価値観を持つ僕らが適応できないだけ。

常に時代は変わっていく。
その時代を自分の思考と行動で対応し切り開いていく。

もし、身に付いていないのなら、これから時間をかけて身に着けてもらいたい。
少しでも可能性を広げてもらいたい。
制約された学生生活は続くが、それを楽しみに変え行動してもらいたい。

まずは成人、おめでとう!
二十歳の君に乾杯!

(明日のサントリーの広告かな・・・笑)

なかなか、やるじゃないか ランニング日記2112

まずは12月のランニング距離を報告しよう。
1ヶ月で107km。
先月12月も目標達成。
パチパチ。

ライバルたちはすっかり興味を失くしているだろうが、
黙々と頑張る姿を理解してくれる人は必ずどこかにいる。
あっ、ありがとうございます。
こちらの方もありがとうございます。

12月一年通して一番朝が訪れるのが遅い。
走り始めは大体暗い。
そして寒い。

何年走ってもこの季節になると朝走るべきか迷う。
体が拒否反応を示す。
それでも勇気を振り絞り走り始める。

そうすると段々朝日が顔を出す。
これは休日に走る戸田川緑地公園からの風景。

この時間帯がようやく気持ちのよくなるタイミング。

先月の名古屋は雪が積もったりと天候に支障をきたす日があったが、
何とか達成することができた。

これで2021年のランニングは終了。
自分でも驚いたが一年で11ヶ月が目標達成。
唯一8月のみ未達成。

せっかくなので記録を振り返ってみよう。
1月  102km
2月  102km
3月  105km
4月  102km
5月  106km
6月  101km
7月  103km
8月   83km
9月  105km
10月 100km
11月 103km
12月 107km

合計1218kmなので、1カ月の平均は101.5km。
8月は未達成とはいえ、一年通してみれば100kmをクリアしたことになる。

なかなか、やるじゃないか。

ランニングは40歳過ぎてから始めたが、これだけの距離は走ったのは初めて。
年齢と共に徐々に体力が落ちていく中、
それを維持していくにはこれを継続しなきゃいけない。
明らかにスピードは落ちているが、続けることが重要。

今年も同様の目標を立て、毎月の達成を目指す。
3月に名古屋シティマラソン、4月にぎふ清流ハーフマラソンに申込み済み。
かれこれ大会も2年参加していないので、
まずは大会を目指し今月も励むとしよう。
(オミクロンで中止はないよね・・・)

昨日現在で1月は29km。
順調な滑り出し。
今月は大幅クリアを目指し頑張ります!

食べ物のはなし 特別編 名古屋JRゲートタワーホテル

今日から仕事始め。
会社も食べ物ブログも一年間どうぞよろしくお願いします。

今年も伏見シリーズを中心にお届けしますが、
年明け第一弾は華やかな舞台をご用意しました。
たまには豪華な食事をお見せしましょう。

お邪魔したのは名古屋JRゲートタワーホテル。
15階にある「THE GATEHOUSE 」さんに行ってきました。

施設内はいくつかに分かれているようです。
この日はディナー。

夜景を見ながら食事を楽しめます。
人気食べ物ブロガーには不釣り合いなフレンチレストランですが、
ここは年明け第一弾、豪華に攻めましょう。
(くどいですね・・・)

この日は仲良く家族4人で、東京L’AS兼子シェフのおまかせフルコース。
といってもよく理解していません。
評価も高いのでお任せします。

シャンパンといきたいところですが、ここはスパークリングで乾杯。
体を整えます。

ひとくちアミューズ。

なんとかチーズといっていました。
一口で食べれます。

フォアグラのクリスピーサンド。

こちらはハーゲンダッツのクリスピーアイスを食べるように手で頂きます。
初めての食感。
シェフ自慢の一品で回りはトリュフでコーディネイトされています。

家人はフォアグラのステーキが出てくると思ったらしく、
「え~、想像していたのと違う・・・」
と大声で家族に話しかけます。
娘から「恥ずかしいから喋らないで!」
と封じ込まれてしまいました。
オバサントークは禁物です。

百合根とマスカルポーネ

どう表現したらいいのでしょうか・・・。

鹿のテリーヌ ビーツとりんごのクネル添え

上のリンゴのソースをつけます。
(表現がチープですね・・・)

濃厚なカニ味噌をたっぷりと使ったズワイガニのリゾット。

こちらは魚料理。
確かにその辺のリゾットではありません。

お酒は既に赤ワインに移っています。

牛フィレ肉の塩釜包み焼 赤ワインソース 根菜添え

こちらはスタッフが塩釜を携え、その焼き方を説明してくれました。
家人は真っ赤な赤身を頂きながら、「これは生かなあ~」と不思議なコメント。
まあ、よしとしましょう。

オプションで注文したモンドールチーズのプチシュー

お口直しの小さなデザート
ほんとに小さなデザートなので、写真は飛ばします。

そして最後はべにばな卵プリン。

最大級の濃厚なプリンでした。

レストラン内は圧倒的にカップルでしたが、一部、家族連れもありました。
人気ブロガーのようにきっと奢らされているのでしょう。
このような雰囲気の中、たまには豪勢な食事もいいものです。
とても美味しく頂きました。

ごちそうさまでした。
今年の食べ物のはなしもよろしくお願いします。

映画「ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男」

本作を観て(観てない人も)、
昨年公開された「MINAMATAミナマタ」を思い出す人も多いだろう。
どの国に限らず、どの時代に限らず世界中で同様の問題が起きている。

大手企業の論理でねじ伏せられがちだが、必ず立ち上がる正義がある。
その正しさは追及すべきだが、救われるかは別問題。
膨大な時間、労力とストレスで
人として大切なものを失くしてしまうことも多い。

正しさは誰かを幸せにするとは限らず、反対方向に向かうことも多い。
正義感が強い者を周りが支援してくれるとは限らない。
時に迷惑がられ鬱陶しい存在にもなる。

本作と「MINAMATAミナマタ」はテーマの共通性があるとはいえ描く世界は異なる。
但し本作も実話を基にした作品。
誰もが知っている大手化学メーカー・デュポンが舞台。

僕は予告編から勝手にすでに解決した問題と捉えていた。
実際はそうではない。
現在進行中なのだ。

それを堂々と映画化してしまうアメリカはさすが自由の国。
自社が悪者として描かれても平然と構えるデュポンの懐の深さにも感動する。
(実際はウラでゴリゴリやってるのかな・・・)

何気ないラストシーンは僕には衝撃的だった。
どんなシーンかは伏せておく。

こういった実話をベースにした作品の楽しみ方はいくつかあると思う。
その事実を知り社会の恐ろしさを感じる。
自分がその当事者となり(被害者でも加害者でも)自分なりの判断をしてみる。
完全にフィクションと捉え純粋に映画を楽しむ。

どれを選ぶかは自分次第だが、この類の作品は重くのしかかることも多い。
ついデュポンの現状や登場人物の行方を調べてしまったり。
ドキュメンタリーとの境目も難しい。

しかし、本作は創り込まれ完成度の高い映画。
込められたメッセージがある。

青味がかった映像も、引いたり寄せたりするカメラ割りも、
感情的になったり無表情になったりする顔つきも、
すべてが主張している。
それが緊張感を増幅させ体を揺さぶる。

僕は迂闊にもあるシーンで涙を流しそうになってしまった。
これで一件落着かとホッとしたのだろう。
しかし、物語はそれで終わることなく続いていく。
正しい表現ではないかもしれないが、ぬか喜びというやつ。

本作の主役は環境保護の活動家でもあるマーク・ラファロ。
映画のプロデューサーでもある。
役作りは多分完璧で、ちょっと頼りなさげで太っちょの弁護士を上手く演じている。
ということは敵役も・・・。

アメリカでの公開は2019年。
日本では2021年の暮れ。
何か深い理由があるのだろうか。

現実を描く意味は大いにあると思うが、恐ろしくもある。

名大社半生を振り返る その3

入社から3年間、僕は営業推進課に在籍。
いろんな企画を行っていい部門だったが、他の新人や若手と同様、飛び込み営業の毎日。
研修は1か月で終わり、雑誌などの媒体からリストアップをし、
朝から晩まで飛び込み営業をしていた。

バブル後半期とはいえ世の中は超売り手市場。
どこの企業も人手不足に悩んでいた。
かといって新人がすぐに契約を取れるわけもなく、断られる日々が続いた。
門前払いも多かった。

その繰り返しの行動が結果として精魂逞しくなり、どんな企業であろうとビビることなく、
どんな偉い方であろうと緊張することなく話ができるようになった。

初契約は岐阜のゴルフ場のTVCM。
これは地元のご縁を頂いたような仕事で実力とは言えない。
営業に出て2か月ほど経った時に中区にあるアパレルメーカーからDODA1ページの契約を頂いた。

デザイナーに自分の想いを伝え出来上がった広告は今でも記憶にある。
当時、付き合っていた彼女と本屋に出掛け雑誌を一緒に見た。
自分の実力で初めて成し遂げたという気持ちが強く嬉しかった。

その後、継続的に新規契約が取れるようになっていった。
半年で同期の女子は消えたが、他の2人とはいいライバルだった。
誰しもが自分が一番できると信じ競い合っていた。
とはいえ4年後に一人退職し、7年後にもう一人退職したので、
気づいた時には同期はいなくなっていた。

それは同期だけではない。
今、名大社の社歴で僕に一番近いのはナンバー2の高井。
それでも8年か9年の開きはある。

入社の翌年は5名、その次は3名、その次は6名。中途採用も随時。
多分、それくらい。
毎年後輩は入ってきたが、誰も残っていない。
会社の激しさを物語っている。

残ったヤツが経営を任されているだけかと思うかもしれないが、
そのあたりのことは順を追って話していきたい。

若かりし頃の記憶でいえば、入社2年目に名大社でFM番組を持った。
リクルーティング広告が流行っていた時期。
「キャンパス万歳トライアル」というFM愛知の深夜番組で、
僕は担当としてクライアント開拓と番組制作を行っていた。
番組制作といってもパーソナリティーと一緒に大学のサークルを取材し、
それをラジオに乗っけるだけのこと。

結構、ナンパな仕事。
一時期は毎週そんなことをやっていたので、他の営業から見れば、
「あいつ、遊んでるな・・・」と思われていたかも・・・。

バブル期だからこその思い出。
そうそう、この頃、会社は絶好調で売上は今とは比較にならない。
利益はともかく新聞広告主体の売上だったので金額としては大きかった。

新卒向け合同説明会「企業展」も成長著しかった。
入社2年目には研修旅行でハワイにも連れて行ってもらった。
全額会社負担。
事前に小遣いが10万円支給された。

悲しいことに僕はその小遣いをハワイに行く前に使ってしまい、
旅行時はすでにお金はなかった。
ハワイでは先輩らに奢ってもらっていたような・・・。
社長にもめぐんでもらったような・・・。

けしからん若者ですね。

続く・・・。

魂を撮ろう

ちょうど映画「MINAMATA ミナマタ」を観たタイミングで、
日経新聞の書評欄に紹介されていた。
また、何名かの友人も本書について触れていた。
運命づけられた1冊。
そんな大袈裟ではないか(笑)。

書籍の帯から映画の内容に近いのかと勝手に想像したが、映画の世界はほんの一部。
断片的な切り取りにしか過ぎない。
写真家ユージン・スミスとその妻アイリーン・美緒子・スプレイグの一生を描いている。

翻訳ではなく、石井妙子氏が取材やリサーチを繰り返し作り上げた重厚なノンフィクション。
著者の存在は初めて知ったが、実力あるノンフィクション作家。
これを機会に過去の作品も読んでみたい。
「女帝 小池百合子」は面白いのかな?。
誰か教えてもらいたい。

本書は大雑把に言えば3つの分類される。
ユージン・スミスの人生、アイリーンの人生、水俣病の軌跡。
この3つが上手くシンクロし、これまで知らなかった真実が僕にのしかかってきた。
「MINAMATA」も昨年観た映画の中では貴重な作品だが、
描かれている世界はもっと深く深刻。
その事実を知っただけでも十分に価値はある。

現代社会では考えられないが、高度成長期の日本企業や社会全般では当然の行為。
強者と弱者の関係性がここまで辛く悲しいものかと突き付けられた。
映画では社長一人が悪者だったが、実際はそんなわけでもなく、
政治を含めた社会全体がそんなムード。

むしろ正しさだった。
今の社会も何十年後に振り返ると
格差社会を引き起こした犯人が追及されたりして。

本書はどれだけ話題になっているのだろう。
僕の小さな世界では話題性はあるが、限られた世界のような。
もっと世に知られていい存在だと思う。
ノンフィクションと読む機会が減ったことを反省。
多くのジャンルを学ばないと・・・。

僕の感じ方にしかすぎないが、本書は映画を観てから読んだ方がいい。
順番は間違っていなかったと思う。
映画も書籍もおススメしたい。

謹賀新年2022

新年あけましておめでとうございます。
気持ちよく迎えた朝。

元旦の朝はうっすらと雪が積もっていた。

少し不安だったが、やるべきはやる。
いい当たり前はいい当たり前として過ごす。

元旦は初日の出を拝みに朝RUNからスタート。
凍結した路面に滑って転びそうになったが、怪我をしては元も子もない。
慎重に走りながらいつもの場所に向かう。

ちょうどいいタイミング。
今年も気持ちよく拝むことができた。

朝日を浴びる山々も美しい。
これで今年一年もいいスタート。

今年は変化の大きい一年になるだろう。
それにどう向き合っていくか。
自分の中にある正しさをどう追求していくか。
それが求められる一年。

今年はインプットに注力したい。
ここ最近、サボってきた感もある。
いいアウトプットができてないしね・・・。
そのためにインプットに心掛ける。

そして、安岡正篤先生の「活学一日一言」を再度ルーティン。

年頭清警
一.残根を一掃して気分を新たにする。
二.旧習を一洗して生活を新たにする。
三.一善事を発願して密に行ずる。
四.特に一善書を択んで心読を続ける。
五.時務を識って自ら一燈となり一隅を照す。

同じ文章でも僕の受け止め方は5年前と異なる。
より心に沁みる。

自分が果たすべき役割。
常に前向きに。
今年もよろしくお願いします。

一年間ありがとうございました!

2021年も明日で終了。
この12月は一昨年並みのスケジュール(あくまでも夜・・・)で忙しかった。
しかし、一年通して振り返れば、やはりコロナに振り回された年だった。

それが日常化する慣れは生活においてありがたいが、決して嬉しいものではない。
ニューノーマルかもしれないが健康的ではない。
そんな考えは古いのだろうか・・・。
オミクロン株の脅威もあるが2022年は健康的でありたい。

毎年年末に一年を振り返ることをブログのルーティンにしている。
誰のためでもなく、ふと自分が過去どうだったか記録を残しておくため。
恥ずかしい振り返りを読者に晒し公開処刑を受ける。
そして、自分を奮い立たせる。

今年の目標は大きく2つに分けた。
一つは前年と変わらない。
もう一つはこの先の10年を見据えて立てた目標。

前年と変わらない目標は、
・人を育てる 
・仕事を任せる 
・未来を創る 
・自分の時間を持つ 
・ルーティンを維持する

まとめて書くと、この1年は仕事を任せることは徹底してきた。
組織も刷新し役割も変化した。
それに伴い、人は育った。
特に幹部メンバーは育ったと思う。
決して育てたわけではない。

未来に関してはまだまだ。
新事業の取り組みやNFBの新展開はあったものの限定的。
継続課題といえよう。

自分の時間を持つことができた分、ルーティンも維持しやすくなった。
仕事を任せていく分、不思議に外からいろんな役割が降ってきた。
幹事、委員長、副支部長・・・。
その関係性は有り難いが、当初はこれ以上対外的な役割は増やさないことだった(笑)。

ルーティンはブログでも発表している通り。
映画50本なんて一昨日のブログでも書いたが、目標以上の出来。
(Amazonプライムを含めると59本)
ランニングの月間100kmRUNも11ヶ月達成なんて、過去ではあり得ない。
そう思うと読書は54冊としょぼいか。
(今日、明日で2冊増やす・・・)
そんな感じだった。

もう一つの10年を見据えた目標は
・責任を果たす、責任を取る 
・何かしらの影響を与える 
・自らへの投資、学び(学習機会)の継続

これについてはほとんどがこれから。
数ミリ程度の進捗でしかない。
来年は大きな一歩にしたい。

ざっと簡単にまとめてしまったが、総じて不甲斐ない一年だった。
自分自身でじれったさを感じながら、それを敢えてよしとしたり。

それでも無事に一年を過ごせたことには感謝。
頑張ってくれた会社のメンバーにも感謝。

もちろん家族にも・・・。
昨日は無理してご馳走しました(笑)。

一年間、ありがとうございました。

私の中の2021年日本映画ベストテン

今日で名大社は仕事納め。
コロナ以前であれば納会を締めにするが、今年も全員で掃除をして終了。
少し寂しい気もするが、今年まではやむを得ない。

毎年年末になると一年の振り返りを行う。
総括は明後日あたりに書くとして、今年は別の視点で総括したい。

タイトルにもあるように日本映画のベストテン。
今年は映画館で50本の映画を観た。
学生時代は100本以上観ていたが、社会人になってこれだけ観たのは初めて。
飲み会が激減したのが大きな理由だが、
時間がある時に一日2本鑑賞したりとハードな過ごし方もした。
まさにプロ意識・・・。

これで映画コラムニストを名乗っても文句を言われない。
えっ、まだまだ?
100本は観ないとダメ?
本業を1日3時間ぐらいにしないとムリだね。

50本のうち日本映画は34作品。
そのため今年は思い切って自分なりのベストテンをつけることに。
あくまでも主観で個人の趣味。
それ以外に理由はない。

「えっ、なんでこれが上位?」
「あの作品がランクインしないなんて愚かだ。」
そんな声もあるだろうが、これも迷った末のランキング。

個人的な感想でいえば、今年は日本映画のレベルが高かったように思う。
今までより本数が多いのでそう感じただけだが、それが正直な感想。
若手監督、知らなかった監督の作品も多かったり・・・。

これが僕の中のベストテン
1.茜色に焼かれる
2. ヤクザと家族 The Family
3.由宇子の天秤
4.ドライブ・マイ・カー
5.すばらしき世界
6.空白
7.浜の朝日の嘘どもと
8.孤狼の血LEVEL2
9.BLUEブルー
10.護られなかった者たちへ

総じて地味な作品が多い。
佐藤健、田中圭、キムタク、岡田准一らの人気作品も観て、そこも面白かったがランク外。
「サマーフィルムにのって」「燃えよ剣」も良かったが、漏れてしまった。
1位から10位までランクをつけているが、
1位から5位もそれほど差はなく、6位から10位も大して差はない。

こう並べてみると2021年らしかったり、時代を反映する作品が多いという印象。
そこに引っ張られているのかな。
全部にリンクを張るのは結構面倒な作業だが、
興味のある作品はブログをチェックしてもらいたい。
意味不明なブログばかりだけど(笑)。
そして、Amazonプライム、Netflixあたりで公開されたら観てもらいたい。

16本観た海外作品も素晴らしい映画は多かったが、今年の評価は止めておこう。
来年の課題として・・・。
自分では仕事のつもりだが、趣味の領域に時間を割けれたのもコロナのおかげかも。

来年もみなさまの参考になるように映画コラムニストとして活躍します。
どうぞよろしくお願いします。

な~んてね。

名大社半生を振り返る その2

僕が名大社に入社した1989年はバブル絶頂期。
世の中が浮ついていた時期で、少なからず僕も恩恵を受けていた。

この数年前から名大社も業績が向上し、入社時はイケイケ感が漂っていた。
入社の段階で社長から会社の好調さを伺っていたので、
バラ色の社会人生活を勝手にイメージしていた。
浅はかな若者だった。

僕の同期は3名。男子2人、女子1名。
女子は半年くらいで消えていたかな・・・。

当時、名大社の主な業務は新聞の求人広告。
それも案内広告と呼ばれる行数物の広告。
業界内では三行広告と呼ばれていた。
天地15文字の広告を3行から出せるという意味合いだろう。

今も存在するが、名大社でもほとんど対応していない。
原稿を書ける営業もほとんどいない。

バブル期は超売り手市場で、新卒採用も中途採用も企業側は苦戦していた。
名大社はのちに看板商品となる企業展(合同企業説明会)を展開していたが、
当時のシェアは小さかった。
圧倒的に新聞広告の売上構成が高く、また雑誌広告にも力を入れていた。

僕が入社した年に発行されたのが今は無き学生援護会のDODA。
DODAといえばパーソルキャリアの人材サービスだが、もとは求人雑誌。
当時のCMを覚えている方はいるだろうか。
「タンタカンタン、タタタッ、デューダ、デューダ」
という大地康雄さんのCMを。
学生援護会が先行するリクルートのBingに仕掛けてきたのだ。

そのDODAを名大社として積極的に販売する政策だった。
僕が配属された営業推進課は
「新聞はやらなくていいから、営業広告と新しいものをやれ!」
と言われ、メインの新聞広告ではなく、そちらをせっせと売り歩いていた。

僕のキャリアのスタートとしてはラッキーだった。
元々、新聞広告には興味はなく、できるだけ新しいことをやりたいと思っていた。
そもそも広告代理店を志望したのもTVCMのプロデュースやイベントをやりたかったから。
求人広告にはさほど興味を持っていなかった。

いかん、こんなペースで書いていくと2年くらい掛かってしまう。
すいません。
もうちょっと端折って書いていきます。

続く・・・。