外に出ると雨が降り出しました。
「しまった、ビルの地下の店にすればよかったかな・・・」
と思いつつ、もう錦通を越えていました。
たまには伏見地下街にも顔を出しましょう。
10年前はシャッター街に近い状態でしたが、
最近は飲み屋さんが増え、活気を取り戻してきました。
コロナの影響はどこまであるのでしょうか?
お店の境と通りの境がないため密は避けられるでしょうが、
それなりの大人しい状態が予測されます。
安いお店を梯子しながらワイワイやりたいところですが、あと少しの我慢ですね。
その通りの途中にある「びーんず」さんに行ってきました。
昔ながらの喫茶店。
入った瞬間懐かしさを感じます。
年齢の割にやたら若い格好をしたスナックのママ風の女将さんが出迎えてくれます。
これもお店のウリの一つでしょう。
名古屋の喫茶店らしいメニューが並びます。
ふと耳を澄ますと店内には80年代の曲がBGM。
「大人の階段の~ぼる、君はまだシンデレラさ~」
H2Oの「想い出がいっぱいが」が流れています。
高校時代大好きだった「みゆき」を思い出します。
「オレは鹿島みゆきの方が良かったな・・・」
と感傷に浸りながら、スナックのママ風の女将さんに注文します。
正統派の喫茶店らしくスプーンとフォークがナプキンに包まれます。
おすすめランチ 850円
こちらのお店は鉄板イタリアンや鉄板インディアンが有名ですが、
やはりオススメで攻めるべきでしょう。
正統派な喫茶店らしくミートスパゲティとピラフのセット。
若者は大喜びでしょう。
しかし、ここは来月55歳を迎えるオジサン。
これだけの量は結構しんどいですが、80年代を思い浮かべ頑張りました。
味も昭和を感じさせる素朴さ。
しっかりと完食しました。
コーヒーとデザートがつくのも嬉しいですね。
デザートはヨーグルトにフルーツポンチ。
これだけでもホッとしますね。
会計はもちろん現金のみ。
PayPayもIDも何とかも使えません。
ごちそうさまでした。
いつもでも昭和な雰囲気を残してもらいたいですね。
先週は時間を見つけて「日経トップリーダー プラチナフォーラム2021」に参加。
例年であればリアルでの開催だが、昨年、今年はオンライン。
品川プリンスホテルのあの雰囲気も好きだったが、このコロナ禍の中ではやむを得ない。
今年は日経トップリーダーの北方編集長と築地本願寺の安永雄玄代表役員の講演を拝聴。
北方編集長の「失敗の法則」は2年前のFBAAの記念講演会での内容と近い。
改めて「成功はアート、失敗はサイエンス」を認識。
失敗については再現性が高く、企業が潰れる理由も共通する点が多い。
やりきれないから失敗する・・・。
肝に銘じなければいけない。
今日のブログネタは築地本願寺の安永氏の講演。
こちらが思いのほか面白く、かつ勉強になった。
「伝統的な寺を大改革した元銀行マン」
ブログタイトル、そのまんま(笑)。
安永氏は都市銀行に長く勤務された後、コンサルタントを経て住職になられた異色の方。
話しぶりも住職というより経営者が登壇されているよう。
宗教界の環境変化に伴った新たなマーケティング戦略はとても新鮮。
そもそも僕の中にお寺の経営改革なんて発想がなかった。
僕の実家でも檀家はあり、法事などではお世話になっている。
父親の死去の際は随分と勉強もさせてもらった。
僕らのような資本の社会とは別で需要は減少しているとはいえ、
守られている世界だと思い込んでいた。
しかし、よく考えれば実情は理解できるはず。
急激な人口減少や葬儀に対する意識の変化により、お寺を必要とするニーズは減る一方。
僕は田舎育ちで関係性もあるが、一般的には檀家がない家庭もあるだろう。
宗教界で代表役員は聖と俗に分かれ、聖は教えを説く責任者、俗は法人の経営の責任者。
学校でいえば学長と理事長にあたるのか。
宗教法人は公益法人であり、公益的役割が求められる。
全く違う見方をすればサービス業とも受け取れる。
しかし、世間とのギャップは大きく、宗教団体の信頼度は低い。
上から目線で顧客視点がないのも大きな理由。
今までお寺に対し、そんな捉え方をしていなかったが、
当たり前といえば当たり前。
そこに危機感を感じた安永氏は様々な改革を行った。
反発は当然ついてはくるが、少しずつ成果を出すことで築地本願寺の住職からも支持を得ていった。
それは企業の生き残りをかけた改革に近い。
お洒落なカフェを本願寺内にオープンしたり、ヨガやセミナーを提供する銀座サロン、
寺婚という結婚相談所も運営されているという。
古い考えの持ち主であれば違和感しかないが、これがお寺におけるイノベーション。
来訪者は増え、合同墓や納骨堂に予約される方も多い。
新たなニーズを開拓しているわけだ。
どんな世界でもイノベーションは起きているわけだし、
起こさなければますます厳しい時代になっていく。
そんな話を聞けただけでも十分参考になった。
安永氏はそんなビジネス視点の話だけでなく、宗教家らしい生き方の話も。
その中のひとつに承認欲求を否定し、ありのままの自分を受け容れるというものも。
自らのダークサイドを理解し受け容れる。
それが大切。
これから生きていく上で少なからず気持ちがラクになったような・・・。
うちの檀家のご住職も有難い話は頂けるが、今回も有難い話が伺えた。
たまには普段とは異なる方の話を聞くのも重要。
もう少しこの分野の勉強もしないとね。
とても参考になりました。
先週金曜日は休みをもらって家人と日帰り旅行。
これまで会社を休んで家族と出掛けることはほとんどなかったが、
少しはそんな時間を持つのもいい。
家を追い出されないためにも・・・。
向かったのはこちら。
初めて乗った近鉄しまかぜ。
平日で空いているせいもあるが新幹線のグリーン車よりも快適。
こんな記念乗車証も渡してくれる。
家人が最新トイレの使い方が分からず、「一緒に付いて来て欲しい」という。
まあ、そんな姿も可愛かったり・・・。
賢島に到着し送迎バスに乗り目的地へ。
伊勢志摩サミットの会議でも使用された「賢島宝生苑」さん。
こちらで食事をして温泉に入るのが今回の目的。
それ以外には何もない。
家人孝行はあるが、後ろめたいことは一切ない。
案内されたのは窓側の席。
向かい合わせではなくお互い並んで食事を頂く。
コロナ禍の観光地の現状を描いているのだろう。
立派なホテルで食事をするのは僕ら含め3組のみ。
もう少しお客さんが入ってくれると賑やかな雰囲気になるけど。
途中からは貸切状態。ちょっと寂しい。
まずは三重県のクラフトビールを頂く。
家人がメニューを眺めながら、
「アオキスーパーなら●●円なのに、こんなに高いの?」
「ここはホテルだからね。」
まあ、そんな姿も可愛かったり・・・。
伊勢神宮の神宮御料酒に選ばれたお酒を頂き、
オリジナル燗酒も頂いた。
作や半蔵という三重の名酒と迷ったが、宮の雪も三重を代表するお酒。
それに合う料理も・・・。
食後は温泉へ。
こちらのウリは露天風呂でもある。
風呂場から50メートル先の露天風呂に向かう。
賢島全体が見渡せる美しい景色。
これがなんと貸切。
こんな贅沢はない。
と同時に勿体ないと思ったり。
家人も貸切だった。
時間もあったので庭園を散策。
こちらは2016年、伊勢志摩サミットで使われた「庭園」。
天気が良ければ、すこぶる気持ちが高揚しただろう。
こんな場所で飲み会ができるのであれば、
いや、会食ができるのであればどれだけ盛り上げれるだろうか。
国同士のくだらないグダグダも解決するのではないか。
オープンマインドでいこうじゃないか。
そんなことを酔った頭で考えながら、フラフラと歩き回った。
初めてお邪魔した賢島。
東海地区にはまだまだ魅力的な場所は多い。
電車に乗って、美味しいお酒を飲んで、温泉に入ったという単純明快ブログだが、
たまにはこんな平日があってもいい。
いい癒しの時間を作ることができました。
ボクシングが人気が高いスポーツかといえば必ずしもそうではない。
他に人気の高いスポーツは多い。
しかし、なぜかボクシングを題材とした映画は多い。
代表作「あしたのジョー」は除くが、
(山Pじゃなくてね)
日本映画でも「どついたるねん」「ウェルター」「キッズリターン」「百円の恋」「あゝ、荒野」、
最近でいえば「アンダードック」と優秀作が並ぶ。
「アンダードック」はまだ観ていないけど・・・。
どれも暗くてちょっと重い。
「ロッキー」のようなアメリカンドリームを描くサクセスストーリーは皆無。
それはハングリーさを追求するボクシングを象徴しているし、
プロでも食べていけない世界では耐える生活もクローズアップされる。
僕はそれが嫌いではない。
ボクシングは話題の世界戦くらいしか見ないが、映画はなぜか惹かれる。
主人公はほとんどやつれているが、それが人間らしくて惹かれるのかもしれない。
本作もそう。
必ずしもハッピーな世界ではなく、ひねくれた面も多い。
その方がリアル・・・。
松山ケンイチ演じる瓜田は全然勝てないボクサー。
誰よりも練習熱心で分析力もあり、ボクシング愛もある。
しかし、弱い。
生意気な若手の後輩に罵られても飄々とした態度で接する。
自然体にも思えるし、思い切り感情を押し殺しているとも受け取れる。
それは相手に対しての態度というより、努力が報われない自分自身に向く。
ボクシングに限らず、他のスポーツでも仕事でも勉強でも同じではないか。
努力を積み重ねても一つの才能には木っ端微塵。
池江璃花子は「努力は裏切らない」と言ったが、
残念ながら裏切る努力もある。
とても儚い。
だが、とても愛おしい。
松山ケンイチに自分をダブらせる人は多いんじゃないのかな。
僕もどちらかといえば松山ケンイチ同様、青コーナーに属する。
このあたりが映画のタイトルになっているわけね。
好きになるもならないもふとしたキッカケから。
それはキャリアの世界も同じ。
忘れてしまうようなキッカケであっても本人にとってはかけがえのない存在になる。
辞めようと思っても、捨てようと思ってもできない。
何がそうさせるのだろう。
ラストシーンから人間の愚かさとひたむきさに喜びを感じた。
前に進むことも止めてはいけない。
これも大切な道なんだ。
ボクシング映画は面白い。
早く「アンダードッグ」も観たい。
本作か「ゾッキ」か迷ったが、こちらを選んでしまった。
愛知県民なのに裏切者。
蒲郡のみなさん、申し訳ありません。
大きな理由はなく直感でしかありません・・・。
人を騙して騙されてどんでん返しの繰り返しの映画かと思ったが僕は別の捉え方。
正しい表現かは置いておいて、池井戸作品の出版業界編。
そんな印象の作品。
池井戸作品は主に金融業界を舞台に人をぶった切っていくが、本作は出版業界でそれを描く。
あくまでもビジネス視点は外さない。
映画評論仲間のヤブさんが「ビジネススクール頭」で本作を語っていたが、なるほど、頷ける。
僕もビジネスの立ち位置で自然と観てしまった。
業界の再編、リストラ、マーケットの縮小、大いなる遺産の功罪、伝統の死守と大胆な改革・・・。
企業の発展と生き残りを賭けて戦う姿はビジネスそのもの。
一般的にはエンターテインメント作品だが社会派ドラマといっても大袈裟ではないだろう。
最終的に勝負の分かれ道もビジネスにおける先読みの力。
商品の差別化には大胆な戦略は必要。
それを教えてくれた作品でもあった。
では、本作が硬派で重い作品か?
いやいや誰もが楽しめる娯楽作。
俳優陣も裏切らない。
やっぱりの大泉洋、やっぱりの佐藤浩市、やっぱりの佐野史郎、
やっぱりのリリーフランキー、やっぱりの斎藤工、やっぱりの小林聡美。
見事にマッチしている。
最近、バラエティ色が濃くなった木村佳乃もいい雰囲気だし、
個人的には一押しの松岡茉優もさすが。
役者の特徴をうまく捉え、それが功を奏す出来になっている。
池井戸作品なら最後は大泉洋が佐藤浩市をコテンパンにするんだろうがそうはならない。
いや違うな、松岡茉優が大泉洋をコテンパンにするのか。
そうもならないが、見どころは多い。
アイデアは簡単には生まれない。
基本はパクリに何かを加えることで新たなアイデアに繋がる。
そこに真摯な行動や傾ける情熱が重なる。
きっと観た人は理解してくれるだろう。
当初の想像とは違ったが、楽しめた一本だった。
春の陽気に誘われて、体は勝手に外に向かいます。
この季節は時間に余裕があればランチも少し遠い場所に向かいます。
伏見駅を越え、名古屋観光ホテルの手前にある「しゃなりしゃなり」さんに行ってきました。
毎週、名古屋観光ホテルにはお邪魔するので以前から気になっていたのです。
「少しも遠くないじゃないか」という伏見に詳しい方からのツッコミが入りそうです。
まあまあ大事なのは気持ち。
これからも遠足気分で遠出できる日はいくらでもあるでしょう。
こちらは料亭の味を味わえる創作和食居酒屋。
そう紹介されていますが、夜にお邪魔したことはありません。
しかし、なかなかいい雰囲気の店内。
カウンターでしっぽり飲むにはいいかもしれません。
目を横に向けると大釜度が並びます。
どうやら魚沼産コシヒカリをここで炊き上げるようです。
そして飲み放題には八海山の吟醸酒も含まれるとのこと。
呑み助には飛び跳ねて喜ぶかもしれません。
ランチは3種類。
日替わり御膳は肉か魚を選べるようですが、ここは迷いはありません。
海鮮丼定食 1000円
海鮮丼単品ではなく海鮮丼定食。
サラダも小鉢も茶碗蒸しも付きます。
ご飯も大盛無料です。
気持ちは大いに揺らぎますが、ここは優雅な気分で攻めたいところ。
海鮮丼にはまぐろ、鯛、ほたて、サーモン、いくら、なぜかささみ等。
真ん中に黄身がド~ンと構えます。
これは豪快に食すしかありません。
グワシグワシと音をたてながら勢いよく食べ続けます。
息継ぎすることもなく、あっという間に平らげてしまいました。
お客さんが待っているわけでもなくお店が混んでいるわけでもありません。
「もっとゆっくり食べればいいじゃないか・・・」
貧乏性の自分に語りかけます。
それでも勢いは大切。
丼物は豪快にいきたいですよね。
別の機会があれば、冷酒と共に丼の上の刺身を肴にチビチビとやりたいですね。
その時は八海山なのでしょうか。
妄想は膨らみます。
ごちそうさまでした。
先週金曜日は「中部経営塾4月例会」。
盟友櫻山さんが代表幹事を務める若手経営者の勉強会グループ。
もう若手とはいえないか・・・笑。
今回で10周年を迎えられた。
パチパチ。
何事も続けることは重要。
毎年4月は鬼澤慎人講師を招いてリーダーシップを学ぶ。
昨年はオンライン開催に切り替わったが、ここ数年は名大社のセミナールームでの開催。
その関係もあり僕も毎年のように参加させてもらっている。
一昨年の例会もそれ以前の例会もブログに書いている。
う~ん、いいこと書いているのに忘れてるね(汗)。
できれば名大社の幹部メンバーも参加させたかったが、20名限定のため諦めることに。
櫻山さんの挨拶から始まりセミナーへ。
「アフターコロナのニューノーマル 激動の2020年代に求められるリーダーシップ」
鬼澤さんは一方的に話されるのではなく、グループでのコミュニケーションが中心。
お互いがお互いの考えや取り組みを披露することで気づきを得る。
僕も何度も体験しているが、リアルな実践を学べる貴重な場。
今回も異業種の経営者との交流で新鮮な取り組みを理解することができた。
リーダーとして能力やスキルを導くことができるか、
メンタルのフォローができるか。
両方できれば問題ないが、
(両方ともできないのは問題だが・・・)
どちらかを積極的に取り組むこともいい仕事。
それも大きな役割。
いずれにしても「感謝の気持ち」が伴わなければお互いが通じることはない。
お互いの健全な関係性を作るためには「聴く」ことが大切。
「聞く」ではなく「聴く」。
分かってはいるんだけどね。
「聴」という字は「聴す」。
何と読むか?
変換でも出てこない。
調べてもらうといい。
あ~、なるほどね。
漢字ってうまい具合に構成されているね。
そして以前にも習ったこと。
学力の定義も変わり、現在の学力とは、
1.知識、技能
2.思考力、判断力、表現力
3.主体性、多様性、協働性
3年前のブログにも書いているのに、半分しか言えないのは・・・。
どれだけいいことを学んでも月日の経過と共に消えていくね。
鬼澤氏はそれを把握された上で話される。
う~ん、まだまだ未熟さを抱えたまま・・・。
僕だけじゃないからね(笑)。
アップデートしては元に戻ってしまうリーダーシップ。
学び続けることは維持することでしかないかも。
「意味づけ」も重要。
今回も勉強になりました。
そして、10周年、おめでとうございます。
これからも楽しみにしています。
ありがとうございました。
僕が一番ドキッとしたシーン。
ネタバレにはならないと思うので、まずはそこから。
映画の後半で主人公であるファーン(ノマドととして車上生活を送っている)と義兄との会話。
不動産が上がるから土地を買い占めとけばよかったという義兄に対し、ファーンは噛みつく。
資本の論理を否定するシーン。
それが本作を象徴していると感じドキッとした。
観た人はなるほどと思うだろうが、観てない人は何のこっちゃだろうから、ぜひ、観てもらいたい。
資本の論理の中にどっぷり浸かる僕が、ある種、ノマド生活に憧れるのはそんな社会に生きているから。
それは自由気ままに行きたい場所に行き、働きたい時に働くことに憧れているわけではない。
むしろ表裏一体。
守られた生活や便利さを捨てる恐ろしさを感じながらも、自分自身を解き放してみたいという感覚。
キャリアをリセットする感覚に近いのかもしれない。
ノマド生活を送る人たちは社会的地位とか見栄とか妙なプライドは存在しない。
他人の目を意識しない。
あるのは自分との向き合い方。
そこには過去の実績や栄光も関係ない。
むしろお荷物。
それが僕がいうキャリアをリセットすること。
僕らは仕事で繋がりお金を稼ぎ自分の存在価値を高める。
それを良しとして生活してきた。
ストレスや不満や息苦しさは存在価値を高めるために抑え込んできた。
それを社会を生き抜く当然の行為として過ごせれば何の問題もない。
しかし、何かのキッカケでそれが誤りと気づいたのなら・・・。
自分らしさというチープな表現でまとめようとしているのではない。
何が自分にとって大切なのか、そろそろその問いから逃げれなくなってきている。
キャリアに結びつけるのもそんな意図があるからこそ。
本作は大自然を僕らに晒しながら、生き方そのものを考えさせているのかもしれない。
舞台となっているのはリーマンショック後のアメリカ。
今までの価値がいとも簡単に消え、意味さえなかったと思わせる。
そんな時、どこへ向かえばいいのか。
ノマド生活は目的ではなく、どこかに向かうための手段でしかない。
手段を繰り返すうちに本当の目的が見えてくるのかもしれないが・・・。
これでは意味がわかりませんね(笑)。
どうだろう。
本作は現代人がこれからの社会をどう作っていくべきかを投げかけているのだろうか。
心の中にあるファーンの生き方をえぐり出そうとしているのか。
ふとそんなことを考えてみたり。
いやあ~、イマドキのロードムービーだよね~とか、
ドキュメンタリータッチだよね~とか、
そんな感想を書こうとしたことをちと反省。
観終わった後にじっくり考えるにはとてつもなく素晴らしい作品だ。
今週の週刊ダイヤモンドの特集は「1億総リストラ」。
巻頭ニュースの毎日新聞に関する記事も気になるが、今回は本特集。
厳しいといわれる新聞社も現実味を帯びてきたのかな。
NewsPicksのホリエモンと佐々木俊尚氏の対談も早く見ないとね・・・。
コロナ禍による影響でリストラのニュースは連日報道されているが、
こんな衝撃的なタイトルを付けられると見逃すわけにはいかない。
僕は本誌を楽天マガジンで読んでいるので、全てのページが掲載されているわけではない。
肝心な部分はカットされているが、それを差し引いても身につまされる思いで読み進めた。
今現在、失業率は2.9%(2021年2月)でリーマンショック後と比較すると低い数字。
求人業界に長く身を置く者としては現実とかけ離れた数字のようにも思える。
通常で考えればもっと高いのが一般的。
景気と求人は比例するので、今の環境下ではもう少し悪化してもおかしくはない。
それはお分かりのとおり雇用調整助成金の存在。
この助成金のおかげで失業率の上昇が抑えられてるともいえる。
政府は助成金を3兆円支給。
主なところでANAは337億円、オリエンタルランドは182億円を受給している。
その政策自体悪いとは思わないが、問題なのはその先。
特例措置が終わった段階で、企業の真の強さが試される。
現在、失業予備軍は640万人といわれる。
状況次第では倒れる企業も出るだろうし、大量にリストラを実施する企業も増えるだろう。
特集では業界ごとに予測もしくは既に実施されているリストラを伝えている。
僕の友人にはその業界に勤めるものは多い。
50代半ばともなればど真ん中の存在。
中には希望退職募集に応募し退職した者もいる。
それがさらに加速しそう。
そこに対して救いの手を伸ばしたいが簡単ではない。
僕らが頂く求人は年齢制限がないとはいえ20~30代を求めるケースが中心。
特に費用を使う場合はその傾向が強い。
少しでも条件が見合えば紹介はしているのだが・・・。
特集には「働かないおじさん」の実態も組まれている。
何かと悪者にされるバブル世代。
いわゆる僕の世代にあたる50代半ばがその存在。
今や世間では最も厳しい状況に追い込まれている世代だ。
バブルに踊っていたツケは回ってくるわけね(笑)。
いやいやみんな企業戦士として懸命に働いてますよ。
本誌では勝ち組企業のソニーのリストラも描かれている。
絶好調の企業も結局は関係ない。
自分の生きる道は自分で作るしかない。
これはコロナの影響を受けない企業の若手社員も自分事と捉えるべき。
こんな特集は勘弁してもらいたいが、目を背けずに向き合うことも大切。
そんなことを改めて感じた。
グランパスの連勝もストップ。
ドラゴンズもスタートは良かったものの、3連敗もあったり・・・。
昨日も残念な負け方。
それでも両チームとも昨年までとは異なり、期待ができるシーズンとなりそう。
2010年のようにアベック優勝してくれると名古屋も盛り上がるだろうなあ~。
グランパスもドラゴンズも最近の選手は分からずファンとして怪しい面もあるが、
地元チームは応援したい。
昨年は一度もスタジアムにお邪魔することなく一年を終えた。
豊スタは遠いので難しいかもしれないが、名前の変わったドームは一度くらいは顔を出したい。
その時にぜひ拝みたいのが、昨年の最優秀中継ぎ投手。
テレビでは「眼光ビーム」と紹介される祖父江大輔投手。
(写真は一昨日のCBC中継から)
一昨日までのドラゴンズの4勝全てに祖父江投手のセーブがついている。
チーム事情もあり今年はストッパーでの登板だが、きっちり成績を収めている。
頼りになる守護神。
昨日は不運もあり負け投手になってしまったが・・・。
写真にあるようにTVで見る祖父江投手の目つきは鋭い。
というより恐ろしい。
ドラマや映画で悪役を張れる風貌。
それが話題となり「眼光ビーム」と名付けられるのだが、
直接、お会いするとギャップに驚く。
ファンの間では有名だが、ドラゴンズを代表するイケメン。
それだけじゃない。
とても礼儀正しい好青年。
これは一昨年の北谷でのキャンプ。
母校の後輩でもあるため、職権乱用でキャンプ地に表敬訪問。
コロナ騒ぎのギリ前で差し入れを持参できた。
この時も好感度はグーンとアップした。
それからの最優秀中継ぎ賞。
今年は最多セーブ投手になれるのかな・・・。
母校出身で活躍するプロ選手はほとんどいない。
そもそもどのスポーツも強くない。
その中で球界のレジェンド岩瀬仁紀投手や祖父江投手の存在は大きい。
母校の誇り。
岩瀬氏はドラゴンズの永久欠番クラスの伝説。
祖父江投手にもドラゴンズの歴史にも名を残してもらいたい。
そのためには今年の活躍とチームの優勝が不可欠。
まだまだ先は長いが期待していきたい。
鋭い眼光で相手打者もビビらせながらね。