これからも前向きに 名大社会長ブログ

注目度高いですね。働き方セミナー

先週、金曜日はあさひ合同事務所さんと一緒にセミナーを開催。

名大社としてはクライアントを集客し僕が最初に挨拶しただけで、
全てはあさひ合同事務所さん任せ。
テーマは労働基準法改正に伴う年休と残業規制の対応法について。
「働き方改革」が叫ばれる中、国が積極的に進めている政策だ。

主催者の名大社もどちらかといえば一参加者として学ばねばならない。
先日のブログでも書いたが、この類のセミナーは注目度が高い。
このセミナーの案内をクライアントに定期配信しているメルマガで送ったところ、
あっという間に予定数が埋まってしまった。

急きょ、10月30日にビル地下の会議室を借り、
60名予定で追加の計画を立てたが、こちらも瞬く間に埋まってしまった。
メルマガの効果が絶大なことに驚き(笑)、
人事担当者の関心の高さを痛感することとなった。

社会保険労務士で講師の中野所長は長年の経験を活かし、
分かりやすく丁寧に話をされた。

1ヶ月45時間の時間外労働の件は何とはなしに理解は進んでいるだろうが、
年休についてはまだまだ分かりにくいところ。
有給休暇取得を義務づけることと
会社から年休の5日間付与の義務の関連性が今一つ分かりにくかったり。
全従業員が4月1日から対象となるわけではないし・・・。

これを機会に就業規則や賃金規程を改定する企業も増えるのではないだろうか。
名大社においても他人事ではなくきっちりと対応せねばならない。
時間管理に対してまだルーズなメンバーがいるのも事実なので、
そのあたりの見える化も含め対策を講じていく。

この一連の「働き方改革」を経営者が面倒なことと捉えていてはダメ。
企業として取り残される。
今後、人材採用もこのあたりが訴求ポイントとなり、
求職者の企業選びに影響を与えていくだろう。

とんでもなく働きたい人が働けなくなる環境はどうかと思わなくもないが、
そんな人は経営者になるしかないのかな(笑)。

今月の日経トップリーダーの特集も「働き方改革」に関すること。
やはり注目度は高い。

さすがにここに登場するケースは許されるはずはないが、
今後、大々的に改善を求められる中小企業は多いだろう。

今回のセミナーが少しでも参加頂いたクライアントの役に立てればいい。
それにより、本当の働きやすい環境が生まれ、
採用・定着が上手く回っていくことを願いたい。

中野所長、ありがとうございました。
引き続き次回もよろしくお願いします。

裏切り者ではあるけれど・・・。

今日のブログで「働き方セミナー」のことを書くつもりだったが、明日へ変更。
ずらしてばかりですみません。

今日は昨日の行われた講演会のことを触れておきたい。
昨日は母校の同窓会岐阜支部の講演会と懇親会が
岐阜のホテルグランベール岐山で開催された。

同窓会活動に積極的でない僕が招かれたのは後援会会長という肩書のおかげ。
大先輩からお声を掛けて頂き、
生まれも育ちも岐阜市ということも手伝い出席させてもらった。

お気楽な感じで席を案内されるとテーブルはA席。
なんと講演される柴橋岐阜市長や愛知大学川井学長、他立派な方々と同じテーブル。
一番、VIPなテーブル。
「世の中、勘違いしている・・・」
と冷静に思いながらも、焦りと緊張感が高まってきた。

ただ今回の目的の一つは柴橋市長の講演を伺うことと挨拶をさせてもらうこと。
それについては同じテーブルという優位性もあり、早々に目的を達成。
立場は利用せねばなりませんね(笑)。

柴橋市長は39歳。
就任1年目の若い市長である。
国会議員時代からその活動は存じ上げていたが、見た目通り爽やかで誠実な方。

講演テーマは「岐阜を動かす挑戦」。
岐阜市の取り組みについて熱く語られた。

現在岐阜市の人口は41万人。
残念ながら少しずつ減少している。
大きな理由は名古屋市に流出していること。

そう、僕もその一人。
岐阜市の方からすれば、僕は完全な裏切り者。
名古屋の会社で働くだけでなく、住まいも名古屋に移してしまった。
本籍は岐阜市だけどね・・・。
そんな意味では真っ先に市長にお詫びしました(笑)。

名大社としても岐阜の雇用創出のために県からの委託事業を受けたり、
イベントも開催し積極的に岐阜のために頑張っているんだけどね。
そこは理解していただきたい。

柴橋市長の取り組みは大きく分けて3つ。
地域連携、街づくり、本物志向となる。
詳しい話は割愛するが、地方都市は放っておけばどこも人口は減り寂れていく。
それは岐阜市も同じ。

そうならないための活動を行うのだが、
岐阜市単独で動いていても限界はある。
各務原市や関市など近隣の市と協力し合うことが大切。
最近はこのあたりの市長も若返っていることもあり、
話はスムーズに展開するようだ。

そして、街づくり。
一時期、シャッター街として取り上げられていた柳ヶ瀬も
少しずつ活気を取り戻しているよう。
街自体のリノベーションし再開発も着々と進んでいる。

また、岐阜駅周辺の価値も上げ、
海外からの観光客の満足度も含め本物志向にしていく考え。
今年は鵜飼が台風や豪雨の影響で42日間も中止になった。
地域への打撃は大きい。
そのあたりの改善策を含め地域全体で議論し合っていくという。

その取り組みを成功させるのは簡単ではないが、
僕も岐阜市が賑わえば嬉しいし、
そのために少しでも役に立ちたいと思う。
直接、市長からそんな将来像を伺えたのはありがたかった。

お土産は岐阜の名物、鮎菓子。

これも美味しい。

裏切り者の身ではあるが、挨拶をさせてもらった方はみなさん、優しかった。
岐阜の方は寛容なのだ。

有意義な時間を過ごさせてもらいました。
ありがとうございました。

やっぱり今週も喋ったわけだった

今週月曜日に「喋りすぎなのか・・・」というブログを書いた。
ネタ不足的な面は否定できないが、今日はその延長戦。
今週もバタバタした一週間。

おかげでじっくりブログを書く時間がなかったのも正直な話。
世の中の人たちはそれが当たり前で、
今まで僕が余裕がありすぎたわけだ(笑)。

月曜日と木曜日は南山大学の授業。
この2回はゲストを招いたキャリア授業。
月曜は我らのエース、元F1ドライバー山本左近氏。

世界に20人しかしないアスリートの話を聞けるなんて、学生はシアワセなはず。
”人は自己実現不可能な夢は描かない”という彼の強烈なメッセージ。
その熱い想いを感じ取って欲しい。

この大物だけでは学生とのギャップはありすぎると思う。
そのため木曜日は南山大OB、OG の若手社員が登壇。
学生にも普通ですねと言われたヤスダとナベ。

結構、安心感を与えたようだ(笑)。
でも、想像以上にいいことを語ってくれた。
僕はそれを見守りながら、水曜日は豊橋へ。
過去にさかのぼってるじゃないか(汗)。

東三河事業での講演。

昨年の同時期にも同じ講演を行ったのだが、参加頂く方は同じ方も多いので、
全く同じネタというわけにはいかず、少々入れ替えた。
同じという言語が続く。

コンビのニシダと一緒に行ったが、僕が勢いに乗って
彼女のネタをほとんど喋ってしまい迷惑を掛けた。
すいません・・・。

そして、昨日は会社のセミナールームで働き方セミナー。

うちの顧問でもあるあさひ合同事務所と共催のセミナーを実施。
労働基準法が変わるタイミングでセミナーを計画し、
メールマガジンで内容を送信したら、もの凄い反響。
わずか2時間程度で予定数が埋まってしまった。
クライアントからの問い合わせも多く、
急きょ別日程、別会場で予定を立てたが、こちらも1日で満席になってしまった。
やはり関心が高いですね。

本当はこの件をブログに書くつもりだったが、
他のネタを拾っていうるちに原稿量がいっぱいになってしまった。

そのため昨日の様子は明日のブログで・・・。
今週も有難い1週間でしたね(笑)。

劣化するオッサン社会の処方箋

著者の山口周氏を知ったのはつい最近。
ブログにも書いた「ニューエリートの必読書 500」に登場する一人として書籍を紹介していた。
次に登場していた明石ガクト氏が山口氏の
「世界のエリートはなぜ『美意識』を鍛えるのか?」を紹介。
その流れから最新作を購入。
新聞広告でタイトルは知っていたが、俄然興味が沸いた。

かなり納得できる内容だった。
自分は既にオッサンの領域。
それを否定するつもりはサラサラない。
しかし、思考や行動はそれではいけないと常々意識している。
そうは言っても劣化している面もあるだろうが、
本書では僕が気をつけなればと思うことが様々な角度で指摘している。

多分、劣化しないオッサンはこの書籍を素直に受け入れるだろうし、
劣化するオッサンは”ふざけるな!”と否定するだろう。
どう自分を客観的に見れるかどうかが重要かと思うが、
劣化するオッサンはいつの間にか全てが主観的になってしまうのだと思う。
といいつつ、自分も大いに気をつけねばならない(笑)。

著者は「組織のリーダーは構造的・宿命的に経時劣化する」という。
二流の人間は自分が本当の二流であることを理解し、
誰が一流なのかを知っている。
しかし、三流の人間は二流を一流と思い込み、
頑張れば自分も一流になれると誤解するという。

組織というのは数の論理で構成されている面も多いため、
支持されようと思えば一番数の多い三流を集めればいい。
そうなるといずれ組織は三流が中心となり、その中からリーダーが生まれる。
三流から一流が生まれることは少ない。
仮に生まれた場合、抹殺されるという構造。

前述の「組織のリーダーは構造的・宿命的に経時劣化する」の意味に繋がる。
僕の要約した表現では分かりにくいかもしれないが、
イメージすると腑に落ちる。
健全な組織を作るのはこの点もカギとなるだろう。

良いリーダーは良い業務体験によって作られ、
その良いリーダーが良い業務体験を人に与えてリーダーを育成する。
その循環ができれば拡大再生産となるわけだ。
となると自分のことは棚に上げても良い業務体験をさせること。
簡単なようで難しい。
しかし、それを怠っては自分が劣化するだけでなく、組織も間違いなく劣化する。

本書は僕らのようなオッサンが対象だと思うが、
ぜひ、20代、30代の若手にも読んでもらいたい。

山口氏は若年層があまりにも本を読まないと言われる。
僕も同じことを感じる。
良質的なインプットが必要な時期を逃し、知的に怠惰な習慣が何十年も続けば、
次の世代は「劣化したオッサン」以上に劣化した「ゾンビオッサン」になる。
そのために継続な学びは必要だと思うのだが・・・。

哲学者のルソーはこんなことを書いている。

青年時代は知恵をみがく時であり、老年はそれを実践する時である。

僕もそれなりに勉強してきたつもりだが、所詮それなりである。
その結果が今だ。
タラレバでは仕方ないが、
もっと勉強していればもっといい実践ができていたかもしれない。

自分の反省を若手に押し付けるつもりはないが、
少なくとも今の時間を無駄にしてほしくはない。
そして、僕も劣化しないために学び続けなければならない。

なんだか真面目な書評ブログになってしまった(笑)。
「世界のエリートはなぜ『美意識』を鍛えるのか?」も読んでみるかな。

食べ物のはなし 特別編 ホテルナゴヤキャッスル

この日は加盟する団体の創立60周年記念祝宴でした。
僕が生まれる前からある団体で、
チャーターメンバーと呼ばれる設立時から参加されている方が3名在籍されています。
歴史を感じると共に長きに亘りクラブを牽引されていることに改めて敬意を表します。

52歳の人気食べ物ブロガーはここでは若手に属します。
「若いんだからガンバってね!」
なんて、普段、会社で僕が話してることを大先輩から言われたりするのです。
場所が変われば見られ方も変わります。

会場となるホテルナゴヤキャッスルも記念行事のため気合が入っています。
地下にある日本料理店「西の丸」の料理長自ら前に立ち、料理を振舞います。
題して、”キッチンLive”。
まるで料理の鉄人を目の前で見ているようです。

当日、朝、市場で仕入れた産地厳選の食材が揃っています。

料理長の風景を人気ナビゲーターが伝えます。
ちなみに人気食べ物ブロガーも司会でしたが、
何も役には立たないので見ているだけでした(笑)。

料理長も説明しながら捌いていきます。
まあ、料理のウンチクはどうでもいいでしょう。

当たり前の話ですが、料理長が参加者200名近い方の料理を作れるはずもありません。
料理長と同じ調理を裏の調理場で実施しています。
そのあたりの巧みな構成も人気食べ物ブロガーを唸らせます。
あまり馴染みのない日本酒も頂きます。

こんな豪快なシーンもあったり・・・。

人気食べ物ブロガー兼司会者はいつの間にかただの酔っ払いになっていました。

いくつか取り忘れた写真もあります。

最後のデザートまで美味しく頂きました。

このホテルナゴヤキャッスルで食事を頂くことは多いのですが、今回はやはり特別。
お酒の種類も含め、かなりの贅沢をさせて頂きました。
最後は料理人の方に並んで頂き、スタンディングオベーション。

こんな風景も滅多に見られません。
ホテル側としても今回の取り組みは初めてのケースだったようです。
プレッシャーも半端なかったでしょう。
素晴らしい祝宴でした。

ごちそうさまでした。
そして、お疲れ様でした。

喋りすぎなのか・・・

最近、喋る仕事が多い。
喋るといってもベラベラ無駄口を叩いているわけではない。
きちんとした人前で話している仕事である。

おかげで会社で仕事をする時間がなく、時間に追いまくられている。
少し前までは夜が忙しく、昼間は余裕があったが、最近はそうでもない。
先週はコンビニ弁当を10分程度で済ますことも多かった。

とってもありがたいことではあるが、
本来の業務がどこかに飛んでいってしまう。
それでは困るんだけどね。
そのうち社内メンバーに叱られそうだ。
もう、叱られているか・・・(笑)

その大きな割合が大学での授業。
週2回の授業のため、かなりの時間が割かれる。

準備もしなきゃいけないし・・・。
200名のレポートも毎回あるし・・・。
先週なんて僕の段取りミスで大きなチョンボになりかけた(汗)。
チカちゃん、ごめんね。

ちなみに先週の喋った仕事は月曜、木曜の大学以外に、
火曜はロータリークラブの60周年記念式典・祝宴の司会。
台本があり、それをきっちり読み上げるのが一番難しい。
なぜかこの役がよく回ってくる。
みなさん、誤解してますね(笑)。

水曜は三重大学生物資源学部での講演。
就職活動の心構えについて話させてもらう。

今週もそんな仕事は多い。
大学の2回はゲストスピーカーを招いての授業なので、いつもよりは喋らない。
少しラクをさせてもらう。

しかし、今日の夜は若鯱OB会に招かれ夜から講演。
水曜は愛知県から依頼を受けた東三河事業での講演。
豊橋商工会議所で経営者・人事担当者向けに講演をすることに。

どの会も同じ内容で同じことを喋るだけならいいのだが、
同じことがひとつもない。
フ~ッと息をついているうちに次のネタの準備をしなければならない。
そのネタが湯水に沸いてこればいいのだが、そんなはずもなく、
あちこちのネタを引っ張り出して、古いものと新しいものとくっ付けたり・・・。

最近、喋りすぎだな。
仮にこれで仕事が成り立つなら独立してもいいな。
独立した途端、オファーは来ないと思うけどね(笑)。

何だか言い訳のようなブログでした。

映画「日日是好日」

「日日是好日」の意味を改めて調べてみると
「毎日毎日が素晴らしいという意味で、そこから、毎日が良い日となるよう努めるべきだ」
というのがその解釈らしい。

映画はまさにその解釈に則した作品といえるだろう。
あくまでも鑑賞後だが、そんな感想を持った。

本作は昨日の朝一の上映で鑑賞。
ということは公開初日、一回目の上映となる。
ミッドランドスクエアシネマは結構賑わってはいたが、圧倒的に白髪の方が中心。
それも上品な女性が多かったように思える。
お茶を嗜む方なのか、原作のファンの方なのかはわからないが、
そんな雰囲気が劇場内を包み、それが映画とうまく融合していた。

僕が観たのは先日逝去された樹木希林さんの遺作というのがその理由。
そう思って、調べてみたらどうやら違って、来年公開される作品らしい(笑)。
それはそれとして本作も樹木さんの魅力はふんだんに醸し出られていた。

しかし、主役は黒木華さん。
正直いって彼女をとびきりの美人だと思ったことはない。
失礼な言い方だが、どこにでもいそうな女性。
名大社で普通に働いてもおかしくはない。

だが、彼女の日常を映画を通して観察していくと次第に魅了されていく。
ほんわかした表情の中にも微妙な喜怒哀楽を表現している。
それが四季折々の風景と相まって茶道の凛とした世界へと誘う。
日本映画の魅力って、こういったわびさびにあるのだろう。
と気取って語ってみる(笑)。

とても小さな作品である。
大きな夢や野望を抱いて活躍するわけでもなく、
誰もが憧れる大恋愛が待っているわけでもない。
誰にでもある日常に近い。
しかし、それが一本のステキな映画になってしまうから不思議だ。
それも温かい笑いとほんのりとしたせつなさを残しながら・・・。

映画を通して感じたのはお茶の世界の深さ。
季節によって作法も異なる。
全く知らない世界。

習い事を始めるのに年齢は関係ないという。
だらしなさが身に付いた体にカツを入れるためにも
お茶を習ってもいいかもしれない。
60歳を越えたらだけどね・・・。

鶴見辰吾さんの静かな父親役もよかった。
シアワセになれる映画でした。

映画「運命は踊る」

日本映画もいいが、たまには無縁の国の映画も観ないと自分の文化度が上がらない。
いつまでも半径5キロの行動範囲では語ることも限定される。
本作品はイスラエル・ドイツ・フランス・スイス合作。

イスラエル映画なんて初めて観た。
それもベネチア国際映画祭銀獅子賞受賞作品。
この世界を理解できるか不安であった。

どうだろう。
半分は理解できたし、残りの半分の半分は
なんとなくお国柄的要素的やや理解で、あと残りは不明。
真面目に語っていることがユーモアに思えなくもない。

分野でいうとミステリードラマらしいが、僕的にはミステリーの要素は見当たらない。
やるせなくせつない家庭ドラマの領域だ。
戦争への悲痛な叫びとも国の不条理な態度への批判とも受け取ることができる。
だからこそミステリーと言われると違和感を感じる。

時代設定は10年ほど前かと思わせるが、
時折うるさく音は発するiPhoneを見る限り現代であるのは間違いない。
そしてカメラワーク。
正面からのアップの長回し。
まるで天井から撮影しているような全くカメラが動くことのない構図。

これがイスラエル映画の真骨頂なのか。
もしくは芸術的メッセージが含まれているのだろうか。
監督の哲学的表現なのか。
その点がよくわからない。
今日は●●的が多いな(笑)。

それでも淡々と映画は進む。
その淡々さを強調しているのは登場する場が限定されているからだろう。

ひとつは主役夫妻が住む自宅。
もう一つが息子が兵士として送り込まれている検問所。
この自宅のマンションがなんとも個性的というかお洒落。
それは多分実業家だろう主役の父親の趣味なのか、
イスラエルのマンションの特徴なのか、床や壁は目を引くものがある。
その空間も・・・。
そんな点を確認するだけでもこの映画を観る価値があるのかもしれない。

この秋、大学で教えるキャリアの一つにクランボルツ氏の理論がある。
「偶然の出来事は人のキャリアに大きな影響を及ぼし、かつ望ましいものである」
という考え方。
まさにその通りだと思う。

しかし、この作品に関しては偶然の出来事は不幸に繋がる。
残酷だ。
だが、作品としてはそのやるせなさが評価されるのだろう。
たまには知らない国の映画を観ることも必要。
そんなことを感じた作品だった。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その66

前回の番外編は好評でした。
どうやら時折、番外編を差し込むのが読者にもいい緊張感を与えるようです。
人気食べ物ブロガーにも新たな視点を加えるようです。
そんな学びを得ながら、伏見に戻ってきました。

ラーメンシリーズを継続したい気持ちはありますが、それは偏った食事。
人気シリーズを維持するためにもブロガーは常に健康でなければなりません。
食の中心は健康なのです。
唯一、継続するのは麺類であること。

少し前にオープンした「MAGRON KITCHIN」さんにお邪魔しました。

会社の西側。電気文化会館の隣にあります。

以前のお店は「伏見シリーズ その7」で紹介しましたが、残念ながら閉店しました。
人気食べ物ブロガーの夜利用がなかったのが理由かもしれません。
僕の力不足。
誠に申し訳ありません。
この地区で働く責任の重さをひしひしと感じます。

いいえ、もっといい場所に移転した可能性もあります。
わずかながら、それを信じましょう。

店内の雰囲気は随分と変わりました。

近々、夜もお邪魔しないといけませんね。
こちらのお店はマグロ料理が中心。
それを女性向きにオシャレに提供しています。
今回、オーダーしたのは定番の丼や定食ではなく、パスタです。

パスタランチ 880円

まずはサラダで体を整えます。

そして、こちらがパスタです。

イカやエビなど魚介をメインにしたトマトソースのパスタです。

どうですか?
ちゃんと麺類シリーズ維持してるでしょ?
ボリューム的にもバケットがセットされているので、十分満足できます。

トマトソースと魚介から溢れる香りが混じり食欲をそそります。
あっという間に完食してしまいました。

ちなみにこちらはフリードリンクがセットされています。
おまけに会計後、コーヒーのテイクアウト用のカップをサービスしてくれます。

こうして会社で飲むのもいいですね。
伏見もどんどん進化していきます。

ごちそうさまでした。
これからも伏見の発展のために頑張ります。

下町ロケット ヤタガラス

いよいよ今週の日曜日からドラマ「下町ロケット」がスタートする。
HPを確認するとキャストは前回とほぼ同じ。
財前部長も吉川晃司のまま。
これは楽しみ。

日曜の夜は「西郷どん」もあるので、TVで忙しくなってしまう。
まあ、たまにはいいか・・・。

ドラマのスタートに先駆け、読んだのが本書。
8月に「下町ロケット ゴースト」を読み、続編がこれ。
ドラマではこの2冊で上手い具合に構成されるのだろう。

それに合わせて「下町ロケット ヤタガラス」を発売。
販売戦略もしたたかだ。
単純にその戦略に乗ってしまうヤツがここにいる(笑)。

まだ発売されたばかりだし、ドラマを楽しみにしている方も多いので、
ここで一気にネタばらしをしてしまおう。

いや、そうじゃない。
ネタばらしはせずにおこう。
だとしたら、このブログでは一体に何を書けばいいのか。
う~ん、困った。

いい意味で本書も読者の期待を裏切らない。
池井戸潤氏の一連の作品らしさが前面に溢れ出ている。
そのため途中から結末がある意味、読めてしまう。
そして、その通りとなる。
それがやっぱり気持ちいい。

本書では佃製作所は農業へと舞台が移るわけだが、果たしてこの先はあるのか。
この続編はあるのだろうか。

きっとドラマ「下町ロケット」も僕らおじさん世代の共感を呼び、
高い視聴率をはじき出すだろう。
そうなるとTBS首脳陣は再来年あたりにこの続編を放映したいと考えるだろう。
そして、池井戸氏に更に続編を書いてほしいと懇願するだろう。

「いやあ~、これ以上はないですよ。」
「先生、そこを何とかお願いできないですか?
次の舞台は海にするとか、ド~ンと海中でも・・・。」
「いやあ~、あり得ない・・・」
そんなやりとりがあるだろう。
どちらが帝国重工で、どちらが佃製作所だろうか(笑)。

とネタばらしをせず、本書の面白さだけを伝える卓越した上質のブログ。
ご納得頂けたでしょうか?。
冷笑が伝わってきそうな気もするが、こんなところで書評はいいだろう。

小説とドラマの違いを見比べながら、この秋は楽しみたい。
また、みんなで語り合いましょう~。