これからも前向きに 名大社会長ブログ

ゆるりゆるりと33kmマラソン

一昨日の土曜日は根尾淡墨桜マラソン。
非公式の大会なのでほとんど知られていない。
僕も大学時代の友人から誘われ、
タイミングが良かったので参加したのだが、実態は何も知らず。

受付場所となるのは岐阜・長良川沿い。
高橋尚子記念碑の前。

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受付もこんな質素な感じで、すっかり商業化したマラソン大会とは随分異なる。

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距離は33kmと長い。
ハーフ以上を走ったのが、昨年のぎふ清流ハーフマラソンなので、ほぼ一年振り。
この距離を走り切る自信はなかったので、申し込んだ後、
やや後悔したがそんなことを言っても仕方ない。

この大会はタイムは競わず、本人が想い想いで走る。
スタートの号令もない。
各自適当に走り始める何とものどかな大会なのだ。

しかし、道のりは長く険しい。
ゴール地点は桜で有名な淡墨桜公園。
ちょっと考えれば分かることだが、いくつもの山を越えなければならない。
何も考えずに申し込んだことを少し悔やんだ。
(グジュグジュ言うな・・・笑)。

僕は友人とゆっくりとスタート。
最初の10kmは談笑しながら走る。
公式な大会であれば道路はふさがれた状態で通りのど真ん中を走るのだが、
これはあくまでも非公式。

こんなふうに地下道も走るし、民家の前も普通に走る。

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途中にあるエイドものんびりとした雰囲気。

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こんな感じなら33kmも走れるんじゃないかと途中でコンビニに立ち寄り、
ガリガリ君を食べてみたり・・・。

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写真もあちこちで撮ってみたり・・・。

しかし、実際は甘くなかった。
少しずつ上がる気温。

登り坂が徐々に体に負担を与えていく。

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おまけにキロ表示が一切ないため、自分がどのあたりを走っているかさっぱり分からない。
距離が分からないので、自分のスピードも分からない。
エイドは3ヵ所しかないため、友人に借りたリュックにスポーツドリンクを入れ、
水分補給しないと体が持たない。

景色は素晴らしい。

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だが段々と見えるランナーも少なくなっていく。

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コースが合っているかも不安。

25km過ぎたあたりから、ふくらはぎもピリピリし始めた。
沿道での声援やあと○キロという表示があれば、モチベーションも維持できるが、
ゴールが見えないのは精神的に与えるダメージも大きい。
単なる言い訳だが、心も折れて、27km越えたあたりからは歩いたり、走ったり・・・・。

淡墨桜の標識も見えてきたが、気持ちは乗っていかない。
まだまだ弱い人間です・・・。

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ラスト1キロになってようやく看板も出てきたが、
こんな橋はゆっくり歩くのがいいだろう。

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最後、凄い上り坂を登りゴール。

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すっかり新緑の淡墨桜が待っていてくれた。
手元の時計では4時間ちょっと。
これは正確とはいえない。信号待ちなんかは止めていたりしたので・・・。
それでも無事にゴールでき、ホッと一安心。
歩いているランナーが多かったので、何だか救われた。
これは弱さだね(笑)。

この大会はゴールからバスで移動し、近くの温泉に運んでくれる。
そして、昼食も付いてくる。

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疲労困憊だが、体はアルコールを求めていたようだ。
美味いビールを味わえたということはまだまだ力を出し切っていない証拠。
ハーフは走れてもフルを走る体力は今はないのだけれど。

結構、ハードな大会でした。
お疲れさまでした。

「天才」を読む

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これはフィクションなのか、ノンフィクションなのか。
書かれている内容は当然、ノンフィクション。
一人称の文章がどれほど説得力があるかはともかく、
著者・石原慎太郎氏が多くの書籍を参考に書き上げた力作であるのは言うまでもない。
まるで本人が本当に語っているかのごとく進行するその生涯は真実の積み重ねだろう。

しかし、僕はどうしてもフィクションの要素が入り混じっているように思えてしょうがない。
当時の事なんてかすかなニュースでの記憶でしかないし、
政治に対しての関心度が低いのでフィクションと証明するものはひとつもない。
僕が何かの説得材料を持つことはあり得ないが、
感覚的にそう思えてしまった。

ただこれが高度成長期の政治の世界。
何十億のお金をためらいもなく使うのも不思議ではなかったのだ。
それが特別なことではない。そんな時代。
日本の政治史を知る上には貴重な一冊なのかな。
う~む、政治に関心が持てない・・・(苦笑)。

僕の周りでは本書を絶賛する方が結構いた。
その分、期待し過ぎてしまったのかもしれない。
もっとドラマチックな展開を思い描いていた。
それがフィクションとノンフィクションとの違いだろうか。
田中角栄氏のイメージを超えることはなかった。

何の先入観を持たずに読んでいたら、もっと面白く感じたのかもしれない。
だが、あれだけ話題になり増刷されると期待が膨らんでしまう。
それは僕の勝手で誰も悪いことではないな(笑)。

どこが面白かったかといえば、著者による長い後書き。
石原氏の心模様が分かった気がして一番楽しめた。
やはり歳を取ってしまったような気もするし・・・。

個人的にはロッキード事件あたりの事をもっと突っ込んで欲しかった。
でも、その点をクローズアップした書籍は多数あるはず。

今、Amazonで「田中角栄」で検索したら522件も出てきたし・・・(笑)。
それだけ絵にも話題にもなる人物なのだろう。
う~ん、さすがですね・・・。

何ともとりとめのないブログになってしまった。
ネタ不足と言われても仕方ない。

政治家の本はほとんど読まないがたまには手にしてみるものいい。

またまた宣伝。「明日へのグッジョブ!」

2年目を迎えた@FM「明日へのグッジョブ」。
毎朝(7:52~)、多くの方が聞いてくれていると思う。
いや、聞いてくれているはず。

車で聞けるだけではありません。
電車通勤の人もスマホからアプリをダウンロードすればOK。
そんなこと分かってるって?
ぜひ、よろしく願いします。

毎週金曜日は僕が出演していい加減なことを喋ったり、
名大社のスタッフが出演して真面目なことを喋ったりしている。
おっと、今朝は僕の出番ですね・・・(笑)。

月曜から金曜まで、手を変え品を変え情報を提供しているわけだが、
木曜日はクライアントに登場してもらうことも多い。
この4月、5月は転職フェア、エンジニアフェアに参加いただく特徴ある企業の
担当者に出演してもらい、会社について語ってもらう。

そのほとんどの方はラジオ局のスタジオは初めて。
当然、出演するのも初めての経験となる。
どの方も結構、緊張した面持ちでスタジオに来られるが、
いざ、本番になるとその緊張感は吹き飛んでしまうようだ。
会社を代表して出演されることもあるが、そもそも採用業務は語りが重要。
喋ることを得意にされている方が多い。

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それが理由か、本番も噛んだり詰まったりすることもなく、
ほぼ全員が一発OKで収録を終えられる。
パーソナリティの佐井祐里奈さんの掛け合いの上手さも手伝い、
笑顔のまま終了となるのだ。

「緊張しました~。」とみなさん言われるが、収録中は微塵も感じさせない。
声もよく通っている。
やはり採用担当者はこの手の仕事はちょちょいのちょいなのか。
木曜日もなかなかいいのだぞ。

僕は立ち合いで顔を出すが、
基本的に挨拶しかすることがなく、あとは見てるだけ。
「ブログで宣伝するから~」と言って、佐井さんと一緒に写真を撮ってもらう。

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職権乱用ではないぞ。
誤解がないように言っておくが、これも大事な仕事(笑)。

リスナーさんが少しでも出演された企業や番組の内容に興味を持ってもらえると嬉しい。
「明日へのグッジョブ!」
引き続きどうぞよろしく!

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その39

いつものように円頓寺界隈をブラブラ歩いています。
「今日は何を食べようかなあ~。30万人の読者がブログを期待しているしなあ~。」
なんて考えながら歩いています。

と言いたいところですが、本当は違います。
「どこにしよ、どこにしよ、あそこにも行った、ここにも行った。困った、困った。」
とブツブツ言いながら歩いてるのです。
円頓寺には何店の飲食店が存在するのでしょうか。
誰か教えて欲しいです。

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そうこうするうちに円頓寺本町も通り抜けそうな感じです。
「おっと、いかん、円頓寺を過ぎてしまうではないか。」
と自分にブレーキをかけます。

ふっと立ち止まり、横を見ると一軒のパスタ屋さんが目に飛び込んできました。

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「おっ、洒落てるじゃないか。たまにはパスタもいいな。
ラーメンばかり食べていると思われるのも嫌だし・・・。」
勇気をもって店を覗き込みます。
カウンター8席の小さなお店です。
女性客しか見えませんでしたが、
勇気をもって「アンド」さんに入りました。

お店に入ると奥の席にオジサンが食べていたので安心しましたが、
どうやら満席のようです。

「少々お待ちください。あっ、こちらへどうぞ。」
一人の女性がスペースを開けてくれました。
アイドルのような服装をした女性でした。
「すいません」と言いながら席に座り、チラッと見るとなんとも可憐な横顔でした。
「本当にアイドルじゃないのか・・・」と思いながら、
メニューが書いてある黒板を見るフリをして顔を覗き込みます。
上手くいきません。
「う~ん、気になるなあ~。」
僕の気持ちはパスタどころではありません。

しかし、僕の関心度を気づかれてもいけません。
冷静な態度で「え~っと、濃厚ミートソースを下さい。」と注文します。
こちらはパスタ専門店で4種類のメニューしかありません。
迷うことなく、こちらの態度を気づかれることなく注文することができました。
パスタが運ばれるまで首をグルグル回しながら、隣を見ます。
アイドルは黙々と食べているので、横顔しか見えません。
首もかなり疲れてきました。

濃厚パスタ 1000円
スープとサラダがセットになっています。

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隣のアイドルが気になり、動揺は隠せません。
普段はカメラマン並みの写真をアップしていますが、
今回はイマイチ美味さが伝わらない写真になってしまいました。
モチモチとした麺と濃厚ソースが絡み合います。
喫茶店のミートソーススパとは明らかに違います。

「お~、なかなか、やるじゃないか。」
と言いかけた瞬間、アイドルは店を出て行ってしまいました。
「あ~、全然ダメじゃないか・・・」
悔やまれて仕方ありません。
本当にアイドルかどうかは分かりません。

僕は一体に何をしにお店に行っているのでしょうか。
どうやら人気食べ物ブロガーも女性に弱いようです。
ごちそうさまでした。
来週から出直して頑張ります。

はばたけ!丸の内チルドレン

ちょっと大袈裟なタイトルである。
意味もよく分からないだろう。

名大社が丸の内に移転して6年強。
移転以降、入社してきた社員は「丸の内チルドレン」と呼ばれている。
呼ばれていると言っても、呼び始めたのは今月から。
それも僕が勝手に名付け、勝手に呼んでいるに過ぎない。

しかし、その数は今年の新人も含め12名にもなった。
中には40代のオヤジや30代のオバサン、いや、オネエサンもいるので、
チルドレンというのは語弊があるが、ここはまとめてそうしておきたい(笑)。

現在、その「丸の内チルドレン」の若手を中心に月1回勉強会を実施している。
「若手の丸の内チルドレン」を対象にしていることから略称「若丸チ勉強会」。
略称も僕が勝手に先日決めたのだが、その勉強会を先週木曜日に実施。
勉強会スタート時にその流れをブログに書いた。内容はこちら

勉強会と言っても、読んだ本、選んだキッカケ、印象的な内容、
自分に落とし込んだことを語るだけ。
それを全員で共有し、時折、質問や考えを聞き進行するだけ。
凝ったことはひとつもない。
それでもお互いいい刺激になり学びにもなっている。と思う。

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他のメンバーがどんな理由でその書籍を選び、何を感じ、今の自分に活かそうとしているのか。
それを知るだけでもちょっとした感心と尊敬と焦りが生まれる。
僕が何かを教えるよりもよほど本人たちの意欲が高まる。
それがいい。

特に最近は自分に対しての問題意識が生まれてきた。
現在、組織横断、社歴、経験を取っ払った商品会議を定期的に開催しているため、
そこで何かしらのアイデアや考えを述べなければならない。
その際、自分の未熟な点を各々が感じるようで、
それをカバーする意味でも知識や教養を身に付けなければならない。

そのため自分の意思で自分の足りない点、
伸ばしたい点を読書によってカバーしようとしている。
結果としてどこまでプラスになるかは分からない。
だが、その問題意識を持つことにより、徐々に変化していくはず。
その行為を続ければ必ずや成長する。
それを全体共有し、刺激し合えることは全員にとってプラスになる。
僕が主宰しているせいもあるが(笑)、これは大いに意味あることだと感じる。

最近は一人の発表が盛り上がり、時間内に全員回らなくなってきた。
来月からが4月入社の2名が加わる。
とてもじゃないが1回の勉強会で全員発表は難しい。
そんなわけで5月からはこの「若丸チ勉強会」を半分に割り2週続けて行うことにした。
僕の飲みに行く回数が単純に減ったわけですな(笑)。

この「丸の内チルドレン」がいずれ名大社の中心メンバーになっていく。
はばたいてもらいたい。
来月も頼みますよ!

映画「スポットライト 世紀のスクープ」

 

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この映画にはいろんな捉え方があると思う。

まずはアカデミー賞作品賞&作品賞を受賞した社会派ドラマで
米国の暗部を映し出した秀作ということ。
実話を基に製作された作品で当時のことは話題になっていたと思うが僕にその記憶はない。
日本で大きなニュースにならなかったのか、単純に僕に関心がなかったのか。
アメリカ同時多発テロばかりがクローズアップされていた時期なので、
見過ごしていた可能性がある。

本作の登場人物がカトリック教会の組織ぐるみの隠ぺいを暴き、大罪を暴いていった。
社会派ドラマなので暗くてセリフについていくのに大変な部分があったが、
同時に爽快感も味わえたのも事実。
ジャーナリストのあるべき姿を感じさせてくれた。

そうなると、最近、正義を貫くジャーナリストの存在ってどうなんだろう。
きっと正義感の強いジャーナリストも沢山いると思うが、
最近の国内のニュースを見ると、
どうでもいいことを懸命にスクープするジャーナリストも少なくない。
映画を観ながら、そんなことも感じてしまった。
映画の感想とは全然違いますね(笑)。

違うことといえばもう一つ感じることがあった。
この映画の背景にあるのは神父による性的虐待事件。
映画の中ではその虐待を犯した神父は相当数(確か90人くらい)になる。
なぜそんなことが起きたのか。
それは日本では起き得ることなのか。
そんなことを考えてしまった。

ここからは素人発言なので、間違っていたらごめんなさい。
そもそも日本は信仰心が薄いため、
キリスト教のように毎週教会に通うような機会はない。
僧侶も神様のような存在ではないし、天皇も神ではない。

最近、「古事記」の勉強をしているが、
日本が誕生する際、登場する神は絶対的な存在とは言い難い。
過ちも犯す。
それがかえって日本人の他の宗教に対しての許容範囲の広さ、懐の深さ、
適切な表現が浮かばないが、うまく適応しているのではないだろうか。

絶対的存在であるべき側と絶対的存在を受け入れる側との構造が
このような事件を生み出したのではないのだろうか。
読む方によっては意味不明かもしれませんね。
すみません・・・。

この映画を観ながら、日本人でよかったと思ってしまった。
これも「古事記」の影響だろうか(笑)。
これも映画と関係なくて、すみません。

先日観た「マネー・ショート」といい、本作品といい、
最近、アメリカのネガティブな真実を描く映画が多いと思う。
それは僕のたまたまかもしれないが、
何かのメッセージと感じるのはただの勘違いだろうか・・・。

「電通とFIFA」を読む

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名作ドラマ『ハゲタカ』のオープニングに
「人生の悲劇は二つしかない。
ひとつは金のない悲劇、もうひとつは金のある悲劇。」

というナレーションが流れる。
『ハゲタカ』は企業買収をテーマにしたドラマなので、本書とは全く関係がない。
しかし、読み終えた時、なぜかこのナレーションが頭に浮かんだ。

ワールドカップが悲劇の方向に向かうとは思わないが、
結局、お金に振り回され、物事が進み、
ある種の悲劇を生んでいることは間違いないのだろう。
サッカーはスポーツでありビジネス。
大きなお金が動かなければ、
メッシやロナウドにあれだけの報酬が支払われることはない。
ここに描かれている電通の役割が大きな貢献をしているとも言える。

だから僕にはどこが正しいのかは分からない。
多額の裏金が重要案件を左右するのは明らかにおかしいが、
すべてを否定することも難しい。
しかし、ハゲタカたちが群がれば、
冒頭の金のある悲劇に繋がるわけだ。

こういった書籍を読むと、
自分にとって正しいビジネスとは何かと考えさせられてしまう。
売上を上げ、利益を残すことは重要だが、人の道を外してはいけない。
当然あるべき姿だが、
こういった事象を見ると正しさが霞んでしまうのも事実。
どう倫理観を自分の中に持ち続けるがが大事なんだろうな。

あとがきにも書いてあるが、著者は天下の電通を敵に回し、
よく書けたものだと感心してしまう。
出版社もそのリスクを抱える勇気も必要か。
それともこの程度では何の影響も与えないってことか・・・。
別世界すぎて、全くイメージできない(苦笑)。

本書の中では元日本代表監督のジーコ氏が数少ないまっとうな人。
全うすぎると世の中を上手く渡れないのを証明しているけど・・・。
何事にもオモテとウラがある。
それを知っておくだけでもいいかもしれない。
そうでもないかな・・・(笑)

西川塾はまだまだ盛り上がる

12日(火)に西川塾二期生会第15期総会が行われた。

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西川塾とはユニーの創業者である故西川俊男氏が創られた経営者向け私塾。
塾主である西川氏が昨年の元旦に亡くなられ塾の存続も危ぶまれたが、
僕らは塾主の想いを反映させ継続。
(新たな決意をした昨年のブログはこちら

この一年は塾生だけで活動を行い、いろんな取り組みをしてきた。
宿泊研修や東海経営者フォーラムなど派手なイベントはなかったが、充実した一年だった。
講師でありシンボルである塾主の存在がなくなったことで、
むしろ自分たちに課せられた責任が明確になったと言える。

ほとんどの塾生が退塾せず、全体での取り組み、
各班での取り組みを積極的に行った。
以前よりも塾生同士の一体感は高まったし、
お互いのことをより理解しあえる間柄にもなった。
木下事務局長のリーダーシップに寄るところも大きかった。

僕は何もしない副事務局長、何も働かない副班長と
役職だけはそれなりに立派な立場。
それについてはほとんど機能しなかったが(苦笑)、
全員の力で盛り上がったのは確か。

各班の取り組みも勉強になった。
僕は公私ともに懇意にする堀さんの班に所属し、
(一年を終えた堀さんの挨拶
塾生の会社にお邪魔して事業や経営方針を学んだ。
異業種の経営を知るだけでも吸収すべきことは多い。

先月の班活動は弁護士塾生が幹事だったこともあり、
名古屋地方裁判所に出向き、民事と刑事の裁判を見学。
これも普段の生活では経験できない貴重な機会。
大いに勉強になった。
民事の裁判はインパクトが強く、人のふり見て我がふり直せって、感じ(笑)。
いや、そうではないが、ちょっと怖かった。
詳細は言えないけど・・・。

その後は弁護士事務所で弁護士間の競合についても教えてもらった。
世の中知らないことが多すぎる(笑)。
無責任な言い方だが面白かった。

そんな一年を過ごしてきたわけだが、先日の総会でこれからの一年の方針が発表された。
前年よりバージョンアップした行事日程。
班ごとの活動は研修要素を強くし、塾生全体に学びを提供する。

堀班長は交代したが、メンバーは変わらず新班長の下、新しい活動を行う。
僕は相変わらず何も働かない副班長のようだ。
新班長に文句だけ言って、盛り上げていきたいと思う。
何もしない副事務局長も更迭されることなく継続とのこと(笑)。

根底になるのは西川塾主の教本「ロマンへの道」だが、
塾生仲間でまたこの一年学び合い、語り合い、酔っ払っていきたい。

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これが総会終了後の懇親会。
これからもどうぞよろしくお願いします。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その38

円頓寺商店街中央をほんの少し北に入ったところに
店を構える「ぽろ」さんに行ってきました。

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こちらはおばんざいがメインの飲み屋さんで日本酒が多数揃っています。
全国あちこちの日本酒を飲むことができます。
酔っ払って飲みに行くと本当に酔っ払います。
一体何を言っているのでしょうか。
当たり前なことです。
二軒目、三軒目に行く場合は気をつけましょう~(笑)。

ランチタイムにお邪魔しました。
仕事中でもビールぐらいであれば屁の河童。
全然問題ありません。
しかし、日本酒の場合はそうはいきません。
コップ一杯くらいであれば問題ないでしょうが、きっとそれでは終わりません。
二杯、三杯と進み、気づいた時には仕事がどうでもいい状態になっていると考えられます。
そんな社長は失格です。

気持ちを抑えながら、
「日替わりランチをください。飲み物は要りません!」
キッパリと聞かれてもいないのに答えます。
経営者はいつも重要な場面で決断を求められます。
常にキッパリといかねばなりません。

店内を見渡すと一升瓶とかき氷製造マシーンが並んでいます。

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こちらは年中、かき氷を提供してくれるようです(多分・・・)。
真冬にも食べたい方はどうぞ!

日替わりランチ 880円

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メインが2種類とおばんざいもセットのため、写真に納まりません。
こちらはご飯のお替りが自由です。
20代であれば三杯くらいは食べていましたが、もう間もなく50代を迎えます。
もう若くはないのです。
お替りなんてする気にもなれません。

こちらは一品一品、手間をかけ優しく作られています。
ご飯も味噌汁も出し巻きも美味しいです。
気づいた時にはお替りを頼んでいました。
頑張ればもう一杯くらいはいけそうです。
ろくでもない50代を迎えそうな予感がします(笑)。

天井からこんなものがぶら下がっています。

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「いるんだよな、そんな奴。勘弁してほしいよ。まるでSさんだな。ハハハッ」
と一人でウケていると背後から声が聞こえてきました。
「それはオマエだろ。笑ってる場合か!」
振り返ると誰もいませんでした。
少しだけ背中に寒さを覚えました。
気をつけなければいけないのは僕の方でしょうか・・・。

ごちそうさまでした。
酔っ払いには気をつけたいものですね(笑)。

面接対策は必要か・・・。

先週木曜、金曜は18卒向けの合同説明会「企業展」を開催。
就活生は今、積極的に企業の会社説明会に参加している時期。
早い企業は既に選考にも入っているので、
何とも全体感が読みづらい年ともいえる。

8月選考開始から6月選考開始に前倒しになり、
新卒採用を行う企業は会社説明会の時期を早め、
回数を増やし慌ただしい状況。
3月の解禁からまだ1カ月しか経っていないが、
母集団形成の企業間格差はかなり生まれているようだ。

圧倒的な売り手市場の中で企業側が焦りを感じるが、
学生が余裕をかましているかと言えばそうではない。
中にはそんな学生もいるとは思うけど・・・(苦笑)。
焦りや不安を感じている学生も多い。

そんな学生さんのために(そうでもないか・・・笑)、
先週の企業展では「面接対策」のパネルディスカッションを行った。
初日は「内定ロードへの第一歩!これを聞けばこわくない!面接で伝えるべきポイント」
2日目は「最終面接対策!最終面接官がみているポイントとは?」と題して、
それぞれ4名の人事担当とのディスカッション。

なぜかこういう場合、ファシリテーターは僕。
イベント会場で一番ヒマそうにしているのが理由だと思うが、
スタッフは調子よく
「これはテツさんに盛り上げてもらわないと困ります。」
と持ち上げる。

僕もまんざらではないので、素直に引き受けることにした。
これがなかなか面白く、自分でいうのもなんだが、結構盛り上がった。
地元の大手、中堅、中小とバラバラな規模、業種の方に出席してもらったのだが、
結果的に企業が学生を見るポイントはほぼ同じ。
いかに自分自身を正直にだせるかどうか。
上手に話す必要性なんてないことが明らかになった。

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中には15年以上も採用に携わり、3万名を超える学生と面接されたベテラン担当者は、
一目見た瞬間でどんな学生がわかるとキッパリ言われていた。
それは予知能力があるのではなく、
どれだけ準備をして何を気をつけているかが瞬時に理解できるということ。
その姿勢が大切が重要とされるわけだ。

翌日の最終面接対策も楽しかった。
僕は話を振り、担当者から本音を引き出しながら、
一定の方向性を導き出す。
もちろん相手の了解を取りながら、まとめに入っていくわけだが、
結果的に「最終面接対策なんてするな。」という結論に至った。

これはあらかじめ僕が用意した答えではなく、
あくまでもディスカッションの流れから出たこと。
しかし、これは僕にとっても素晴らしい結論を導き出したと思う。
一次も二次も最終も関係ない。緊張もすればいい。
それでいいんだ。

自分たちでテーマを決めておきながら、
それを否定するなんておかしな話だがそれが学生に少しでも伝わればいい。
詳細を何も語っていないので、どんな内容かはわからない。
適当に想像してもらいたい。
いやいや、いい話でしたよ(笑)。

混沌とする就職戦線だが、お互い真っすぐいこうじゃないか。
その方が一緒に働いて楽しいはずなのだ。

もうファシリテーターはやらしてもらえないかもしれないけど・・・(笑)。