これからも前向きに 名大社会長ブログ

こんなはずでは…。ナゴヤドームリレーマラソン2019

一昨日19日は「GoodJobラック6時間リレーマラソン2019inナゴヤドーム」。

これまでは9月開催だったが今年は10月の開催。
暑さ対策だったのかな?

それはさておき、密かに僕はこの大会での勝負に燃えていた。
なにかといえば、これ。
「リベンジのはずが・・・。」
昨年のブログに書いたがライバルチームパフとの対決。
現在2連敗。
今年は負けるわけにはいかない。
さすがに3連敗は許されない。

事前に総監督である僕がキャプテンのニムラにメンバー集めを指示。
ところがそれがプレッシャーになったのか、
人徳がないのか、女性陣は新人を含め参加表明はゼロ。
花のない男性のみの参加となった。
今回は助っ人を入れ6名。

一方、チームパフは余裕があるのかお気楽なメンバー9名。
この時点で勝負はついていた。
名大社の6名は速いヤツ順といってもいいくらい。
チーム名大社の目標タイムは3時間。
チームパフの目標タイムは3時間37分。

どうみても我々が勝つのは目に見えている。

ここから始まったのが相手チームの姑息な交渉。
ハンディを37分つけて欲しいという。
それは流石に与えすぎ。
スタート前に20分とし、最終的には15分のハンディを与えることで妥結。

今回のゲストは愛知県では馴染みが深いレスリング金メダリストの吉田沙保里さん。

ナゴヤドーム内も賑やかに。
チームパフは余裕があるのかヤル気がないのか、スタート前から寝ているヤツも・・・。

そんなこんなでスタート。

我が名大社はエースイサジから。
会社でもこれだけ活躍してくれたら最高なのに・・・と思わせるロケットスタート。

全選手中4番目の速さでナゴヤドームを飛び出していった。
2番手ヤマグチ、3番手助っ人ササキさん、4番手ヤスダ、
5番手が僕。そしてニムラと続く。

名大社がリードするものの思った以上にはタイムは開かない。
せいぜい3~5分リードする程度。

徐々に相手の戦略が見えてきた。
目標タイム3時間37分は明らかに表向き、
ライバルに向けた過少報告で実力はもっと上。
実際はもっと速いタイムで走ることが可能。

しまった・・・。
そこまで予測できなかった・・・。

こちらも作戦を変更。
エースイサジを大幅投入し、15分差をつけるが如く猛烈にスパートをかけた。
僕もキロ4分台で走ったからね・・・。

結果はこう。
チーム名大社3時間4分45秒

チームパフ3時間16分33秒。

その差12分。
タイムでは勝ったものの、賭けでは屈してしまった。

まさかの3連敗。
解せない、解せない。

しかし、ここは潔くしなければならない。
ノーサイドの精神。

最後はピカチュウをバックに全員で笑顔の写真を撮った。

その前にタイムでは勝った記念にこちらも撮影。
ヤスダとヤマグチはいないけど・・・。

こうしてリレーマラソンは終了。
男らしくしたいが、なんかモヤモヤする・・・。
負けたチームが勝ったチームの打ち上げ代を負担するのか。

ナゴヤドームから栄に戻り、打ち上げ。
世界の山ちゃんの新業態世界のやむちゃんで乾杯。

まあ、落ち着け。
楽しく飲もうじゃないか。

勝者の弁。

あれ、社長、話聞いてる?(笑)

最後は名古屋らしく名古屋ナモ締めで打ち上げを締める。
こんなはずじゃなかったリレーマラソン。
来年はどれだけ頼まれても一切ハンディは与えない。
笑顔でお店を後にしながら、それを心の中で誓った。

チームパフのみなさん、お疲れ様でした。
チーム名大社のみんなもお疲れ様でした。
来年はダントツ勝利でいきましょう。

今村さん、38年間、お疲れ様でした

今週も忙しく賑やかな一週間。
名古屋ファミリービジネス研究会、MAPプロジェクト、パフ合同若手研修、
そして今日行われるナゴヤドームリレーマラソン対決、とブロブネタも尽きない。
どこから書くべきか迷うが、これらのネタはまた改めて・・・。

今日は昨日の夕方のこと。
それは今村さんの最終出勤日。
名大社に詳しい方ならその存在を知らない方はいないが、
ブログでのみ会社を知る人は存在を知らないと思う。
スタッフブログは1回も書いていないし(笑)。

今村さんは3年前定年退職を迎え、その後、雇用延長し、会社に貢献してもらった。
この10月の誕生日で雇用延長にも一区切りをつけ、昨日が最終日となった。
会社としては全社を挙げて送別会を実施したかったが、本人はそういったことは好まない。
何事もなかったように会社を去りたいと言っていたが、そんなわけにはいかない。
そのため、やや強引に最終日に挨拶をしてもらう機会を作った。

名大社の50年の歴史の中で、いい時期も辛い時期もすべて経験してきたのが今村さん。
元々、直属の上司で僕を育ててくれた。
結婚式の仲人も務めてくれた。
僕が会社のトップになってからも支えてくれた恩人の一人。
感謝してもしきれない。

昨日は夕方に社員に集まってもらった。

大型ホチキスが邪魔だが(笑)、今村さんらしい過去の思い出を語りながらの挨拶。
このあたりからウルウルする社員も出てきた。
本人の挨拶が終わった後、そのまま締めるのももったいない気がして、
ムチャ振りだったが幹部連中に感謝の言葉を述べてもらった。

いきなりの指名にも関わらず、みんな喋る喋る。

今村さんとの思い出や学んだこと、感謝を語っていた。
涙ながらに話す社員も・・・。

それを聞いてボクも嬉しかったし、今村さんがみんなに愛されていることを改めて実感。

サプライズ的に花束贈呈。
花束を渡したコジカも泣いていた。

せっかくなので全員で記念撮影。

しばらくしたらいい思い出になるんじゃないのかな・・・。

来月には50周年記念パーティーがあり、今村さんには出席してもらうが、会社で接するのは昨日が最後。
何だか僕もジーンときてしまった。
最後にこんな感じで終わるのもいいよね。

今村さん、38年間、お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。

これからも僕らのことを見守ってくださいね。

職場の紛争学

決して対岸の火事ではない。
今までなんら問題は起きていないといって、今後、社内的なコンフリクトが起こらないとは限らない。
起きない方がいいに決まっているが、それに向けて対策を練っていく必要はあるだろう。

それは一体何か?
職場で起きるコンフリクト。
帯にはゆとり社員VS.バブル上司、上昇志向VS.専門志向、
「意識高い系」部下VS.実直上司、女性総合職VS.男性上司と表現。

6つの実態として職場のコンフリクトが描かれている。
事実に基づいた話なので読んでいても、もの凄くイメージできる。
きっとこんなことは多くの職場で発生しているだろう。

僕の立場だとどうしても上司側についてしまうが、
部下側の言い分が間違っているわけでもない。
わがままとか自分勝手と捉えられなくもないが、
彼らの言い分を聞くと必ずしも否定できるものではない。
それなりのロジックと説得力を持ち合わせている。
仕事に対しても真摯に臨んでいる。

では、なぜ、そんなことが起きるのか。
時代が違うから・・・。
間違ってはいないが、そんな単純なものではない。

年功序列も終身雇用も一般的にはもう過去のものとして認識されているだろう。
それは40代も50代も同じ。
あとギリギリ何とかやり過ごしたい方々も多いと思うが、頭では十分理解しているはずだ。

感情面に負うところは多い。
これまでも感情面の齟齬はあったのだろうが、場を読むとか、忖度するとか、
まあまあ、そこはそこは…とかでうやむやにしてきた。
それで何とかなってきたのが日本の企業文化だろう。

それが通用しなくなったのも事実。
組織が大きくなればなるほど個々人の価値観は異なる。
ダイバーシティが進めば当然。純粋培養はある意味理想だが、それでは企業の成長は期待できない。
そんな時代なんだろう。

本書では対立を生む出す3つの要素を紹介している。
1.条件の対立 
2.認知の対立 
3.感情の対立
詳しく紹介すると著者に叱られそうなので、、関心のある方は読んでもらえばいい。

この3つの対立をクリアするだけでも随分と関係性は変わるだろう。
特に感情の対立は起きやすいが、対策も練りやすいはず。

まずはトップの言動からかな(笑)。
できるだけみんなが信頼し合って働きやすい職場を作っていかねばならないのだから・・・。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その104

伏見界隈も年月とともに変化していきます。
少し前までリーズナブルなお寿司屋さんが高級焼肉店に変わっていくこともあるのです。
会社から伏見駅に向かって1分程度の場所にあるお店もそう。

以前はお寿司屋さんでした。
何度かお邪魔しましたが、結局、食べ物ブログに登場することはありませんでした。
それが閉店の理由だとすれば、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
あの日、あの時、あの場所で・・・。

さあ、気持ちを切り替えていきましょう。
8月に同じ場所にOPENした「niku no OTO 」さんに行ってきました。

外観からして高級店です。
中を覗いてもそんな香りが漂います。
夜だけでなくランチタイム時も黒服を着たお兄さんやお姉さんがお店の前に立っています。

入るにはかなりの勇気が必要です。
ここは自分を奮い立たせ行ってきました。
もちろんランチタイムです。
階段も高級感が漂っています。

ランチメニューを眺め、少しだけホッとします。
ついでに通常メニューを眺め、愕然とします。
ランチタイムでよかった・・・。

「すいません、肉屋の野菜たっぷり牛筋カレーライスをお願いします!」と注文します。
実際は「カレーをお願いします!」
と言っただけかもしれませんが、緊張していたためあまり覚えていません。
正式名称はそれなんです。

肉屋の野菜たっぷり牛筋カレーライス 1000円

「なるほど、確かに野菜たっぷりだ・・・」
サラダの他にカレーライスにも温野菜が添えられています。
ご飯も大盛無料ですが、ここはあえて普通盛りで勝負です。

牛筋がうまい具合にカレーに溶け込み味わいを出しています。
辛いもの好きの人気食べ物ブロガーはもう少し辛い方がよかったのですが、
それでは上品さが失われてしまうのでしょう。
これでよしなのです。

出口付近には消臭ブースもあります。

カレーライスを食べただけなので、匂いは関係ありませんが、記念に消臭ブースにも入ってみます。
無煙ロースターのお店ですが、きめの細かいサービスですね。

ごちそうさまでした。
いずれ夜にお邪魔することもあるでしょう。

映画「ホテル・ムンバイ」

先日、ブログに映画「ジョーカー」を今年を代表する一本と書いたが、それ以上かもしれない。
僕自身は「ジョーカー」以上に惹き込まれた。

今月は観る作品に恵まれている。
映画の持つパワーにまざまざとやられてしまった。

観ている作品によるだが、今年は特に洋画は秀作が多い。
僕にとっての当たり年。
邦画ファンとしては日本映画にもう少し頑張ってもらいたい。
見逃してる作品も多いけど・・・。
ガンバレ、ニッポン!!

つくづく僕らは歴史的事件を知らない。
それも海外の事件についてはニュースで知ってそれで終わり。
大きな関心を持つことも少ない。

本作の舞台となる2008年のインド・ムンバイ同時多発テロも
その当時、小さな関心は持ったはず。
しかし、歴史的背景や原因を確認することなく、
次から次へと起こる他の事件に話題は移っていく。
それも瞬間的に・・・。

それが日常。
何の疑問も持っていない。
しかし、映画を観ると感じる。
自分の無知を、自分の至らなさを。

ここで起きる事件は悲惨だ。
こんなことは起きてはならない。
罪のない市民、観光客が無差別にテロの餌食になっていく。

悲しくて目をそむけたくなるが、それは何の意味も持たない。
できることは反らさず正視すること。
生々しい事件を頭に叩き込むこと。

本作に登場する人物はほとんどが犠牲者。
テロの実行犯も犠牲者といえる。
映画に登場しない数少ない加害者が多くの犠牲者を生み出す世界。
それを現実と受けとめ事実を認識しなければならない。
映画はそれを教えてくれる。

実話を描く映画は多い。
そこから感動が生まれる。
演出によっては、お涙頂戴ともなるし、チープに映ることもある。

その点でも本作は優れている。
映画の冒頭から張り詰めた緊張感が続く。
それが途切れることはない。
時折、さらに緊張感を生むこともある。

自分がホテルのスタッフだったらどうする?
自分が人質だったらどうする?
どこまで冷静でいられるか・・・。
そんなことも考えてしまう。

映画の持つパワーは凄い。
この類の作品は作られ続けなければならないし、観続けなければならない。
映画は人間として大切なことも教えてくれる。

台風は大変だったけど

この週末は台風19号に振り回された。
大きな被害に見舞われた方も多い。
心よりお見舞い申し上げます。

愛知県は被害は少なかったとはいえ、大きな影響を与えた。
会社は3連休なので問題はなかったが、僕の受けた仕事は結構大変だった。

土曜日は先日のブログでも紹介したようにテレビ愛知の「サンデージャーナル」の収録。
これが予定通り進まなかった。
金曜日の夜から度々プロデューサーとやりとり。
当初、僕は車を運転しTV局まで向かう予定だったが、
安全面を考慮し、自宅まで送迎してもらうことになった。
VIP扱いで申し訳なかったが、僕のTV局入りは問題はなし。

この番組のメインパーソナリティーは石原良純さん。
普段は新幹線で来られるが、この日は運休。
石原さんは仕事の関係で前日入りすることができず、結果的に電話での出演となった。
ご一緒できればサインでも貰おうと考えていたので残念。

この日、僕はタレント扱い。

大きな控室も与えられ待機。
台風の影響でやはり進行は遅れ気味。

特にやることもないので、頭の中で自分なりにコメント内容をまとめる。
結局、思い通りにはいかなかったけど(笑)。

お弁当はこんな感じ。

名古屋っぽいですね・・・。

時間となりメイクさんに化粧をさせられスタジオ入り。
番組の進行通り収録が始まった。
石原さんが不在のため、進行はメッセンジャーの黒田さんといとうまい子さん。

ゲストは僕と経営コンサルタントの坂口孝則さんだが、
坂口さんは準レギュラー的存在で番組もスタッフも熟知されている。
僕だけがアウェイな感じがしたのは被害妄想だろうか(苦笑)。

ただ黙っていると置いてきぼりにされそうなので、必死に付いていったが、
結構トンチンカンな発言もしていたと思う。
まあ、仕方ないよね。
慣れてるわけじゃないし・・・。

写真は番組でも紹介された旭鉄工株式会社の木村社長から拝借した。
娘婿が代表を任され成功した見事なケース。
さすがですね。

番組の途中にいとうさんの隣の席に座れたのは光栄。
僕ら世代ではアイドル的存在。
周りから恨みを買いそうな気がする(笑)。

放送は昨日だったが、TVに映った姿は恥ずかしいので割愛。
それでもかなりの反響があり、ビックリ。
こうして土曜日は終了。

昨日は東海学園大学での保護者向け就職ガイダンス。
僕は講師として演台に立たせてもらった。

この日は大学の学園祭も兼ねており、学生で賑わっていた。

前日の準備が中止になったので、昨日は朝から大変だったみたい。
その分、天候に恵まれいい学園祭になったのではないのかな。

保護者向けの講演は対象が同世代ということもあり、やり易い。
娘ネタを使いながら、面白おかしく話させてもらった。
理解頂けたかな・・・。

こうして僕の土日の仕事は終了。
ひやひやする場面が多かったが、何とか無事に終えることができた。

あっ、大事なことを忘れていた。
昨日は感動的な夜だった。
家族全員でラグビー日本代表の勝利を祝った。
いやあ~、興奮しましたね~。
(娘は海外旅行でいないけど・・・)
決勝トーナメント進出、おめでとうございます!

幸い今日は何の予定もない。
ボーッと過ごさせてもらおう。

お疲れ様でした。

映画「ジョーカー」

平日のレイトショーにも関わらず、観客は満席に近い。
それも若い人が多かった。
感覚としては僕のような世代、
もしくは「ダークナイト」に魅せられたファンがその対象だとも思ったが、
意外とそうではないのか・・・。

隣のイマドキのカップルのイマドキの兄ちゃんは
「オレ、こうゆうの好きだよ」と大きな声で話していた。
映画館でデカい声を出すな。
早々にジョーカーに影響されたか・・・。

「ダークナイト」が公開されたのは2008年。
その当時、僕は映画コラムニストでもなく、会社の代表でもなく、
役員を降格となったただのサラリーマン。
公開時に劇場で観たのではなく、その評判を知って後日DVDを借りて観た。
だいぶ忘れてしまったがかなりの衝撃を受けたのは覚えている。

第3作の「ダークナイト ライジング」は映画コラムニストとして活躍し始めた頃なので、
しっかりと劇場で観ていた。
ゴッサムシティという架空の都市も頭の中に叩きこまれていた。

本作の舞台もこの架空の都市ゴッサムシティ。
治安は悪く人々の生活も荒んでいて絶対住みたくない街。
ここで病んでいくのも仕方ないと思われる。

しかし、この街にすがって生きていくしかない人が多いのも事実。
どんなに罵倒されようが酷い扱いを受けようが生きていくしかない。

これはいつの時代だろうか?
映画を観ながらふと考える。
1980年代?
それくらいが妥当じゃないだろうか・・・。

ストレスを癒してくれるのは煙草でありクスリであり酒。
そして、卑屈に笑うこと。
誰もがピエロを演じて、不満をぶちまける生活。
それがリアルの世界のように映し出される。
混沌とした街を覆う雰囲気が映画の魅力を後押しをする。
ゴッサムシティは実際に存在するんじゃないか・・・。
そんな錯覚にも陥る。

ある瞬間から善が善である世界から善が悪の世界へ移っていく。
主人公であるアーサーはかろうじて善を保っていた表情よりも
悪へと移行していく表情の方が断然人間らしい。
清々しく健康的ともいえるのだ。

そして、ピエロに扮し踊る姿は美しい。
自分の才能が昇華していく。
しなやかさと軽やかさ。
導かれる世界は最悪な方向なのに、不思議とハッピーエンドへ向かっていると思わせる。
この映画は喜劇であり人を幸せにするのか・・・。

観ている側までピエロになり、起きる事件を正当化してしまう。
そんな恐ろしさを発する映画。
こんな作品だからこそ絶賛されるのかもしれない。
いろんな場で注目を集める作品だが、確かに今年を代表する一本なのかもしれない。
観ておくには惜しくない。

そして、こう思う。
「ダークナイト」をも一度、観てみようと・・・。

大事なのは「繋ぐ」こと

こまめにブログを更新していると思わぬ出会いがあるもの。
どんな検索をして引っ掛かったかは分からないが、ひょんなことからTV出演のオファーがきた。
人気食べ物ブロガーでも映画コラムニストでもない。
ファミリービジネスアドバイザーとして番組に出て欲しいという依頼。

一応、宣伝しておこう。

【テレビ愛知】データで解析!サンデージャーナル
日時/2019年10月13日(日)午後3時45分~4時45分
テーマ/ものづくり王国”に危険信号!?愛知の「後継ぎ」問題を徹底調査

https://tv-aichi.co.jp/sunday-journal/

後継者不足にフォーカスした番組なので、
必ずしもファミリービジネスの特徴を話すわけではないが、何らかのお役に立てればと思う。
しかし、想定外の質問にとんちんかんな回答をしてしまうかもしれない。
あらかじめ謝っておいた方がいいかな・・・。

それよりもいとうまい子さんとの共演で舞い上がってしまうかが心配。
逆上しないよう気をつけます(笑)。
収録が台風直撃の日でもあるので、それも気をつけなきゃいけないけどね。

こういった情報番組でも取り上げられるように「後継ぎ」はどこも課題。
後継者を誰にするのか。
もちろん名大社もそう。
僕もそろそろ真剣に考えねばならない。

それはファミリービジネスでは最大の問題で今月の「日経トップリーダー」でもその特集を組んでいた。

この特集では星野リゾートの星野社長や
「ファミリービジネス経営論」著者のジャスティン・クレイグ氏もその重要性について語っていた。
引退するのも経営者の仕事の一つ。
どう繋いでいくかも最も重要な仕事。

この特集では「4Lフレームワーク」という経営者の学習サイクルも明記されていた。

L1 ビジネスを学ぶ
L2 自分たちのファミリービジネスを学ぶ
L3 率いることを学ぶ
L4 退くことを学ぶ

それが重要。
その中で一番難しいのはL4。
どう自分の引退の道筋をつけるか。
世間を見渡すとそれができない高齢の元カリスマ経営者も多いんじゃないかな(汗)。
そんな話題もTV番組でも出るのかな?

来週は名古屋ファミリービジネス研究会Day4。
若い経営者が多いが、ここでも「後継ぎ」は重要なテーマ。
自分のことも含め「繋ぐ」ことを多くの場で考えていきたい。

まずは今週の収録だけどね・・・。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その103

伏見シリーズも100回を超えるとさすがにネタが尽きてきます。
自分の行動範囲では新たなルートを開拓することも難しかったりします。
毎日、会社周辺でランチをとるミズタニに聞きます。

「ネタ困っててさあ~、この辺でいい店ってないか?」
「そうっすね、最近は焼きスバっすね!」
「焼きスパ?なんじゃそれ?」

ミズタニの指示通り、会社の裏側の通りを東に向かいます。
プリンセス通りにある「ローマ軒 名古屋栄住吉店」さんに行ってきました。

多店舗展開されてるんですね。
メニューはずらりと焼きスパゲッティが並びます。
イチオシは鉄板ナポリタンでしょうか。

しかし、ここはインスタ映えを狙い、クリームボロネーゼを注文します。
目の前にはこんなビールサーバーがあります。

「サッポロ黒ラベルか。なかなかやるじゃないか・・・」
と感心していると、ふと異変に気づきます。
ビールサーバーがお客側に向いています。
「WHY?」
つい英語が出てしまいましたが、こちらは30分500円でビールが飲み放題のようです。
それもランチでスタンプ3つ集めると1回無料で頂くことができます。

「なんてステキな店なんだ・・・。」
食べる前からお店は高評価です。

クリームボロネーゼ 670円

かなりお値打ちです。
これでも高価な部類となります。
インスタ映えとはいきませんが、かなりのボリュームで味付けも男子好みです。
これは通ってしまうな・・・。

そして、塩バジル 670円

そして、鉄板カレーインディアン 600円

そして、博多中唄 明太 610円

自分でも知らないうちに通い始めています。
スタンプも3枚たまり、ビール飲み放題もゲット。
しかし、そのチャンスは訪れません。
期限切れが心配です。

そして、ジャポネーゼ 600円

ここで変化に気づきます。消費税増税と共にメニューが変わっていました。
上で紹介したクリームボロネーゼ、塩バジルが載っていません。

「あ~、なんてこった。塩バジルまた食べたかったのに・・・。」
いやいや、そんなことではないですね。
今は亡きメニューを紹介しているとは・・・。
それもビミョーに値段も違ったり・・・。

これは人気食べ物ブロガーとして正しい行動だろうか。
ジャポネーゼを食べながら自問自答します。
それでも普通に美味しく食べれるから不思議です。

「よしっ、とりあえずビール飲み放題だ!」
と問題をさりげなくすり替えます。

ごちそうさまでした。
やはり塩バジルをもう一度、食べたいですね。

「上級国民/下級国民」を読む

かなり話題になってる本書。
普段、ベストセラーと呼ばれる書籍を読むことはあまりないが、
(池井戸作品は別です・・・)
ちょっと気になり手に取ってみた。

橘玲氏を読むのも初めて。
てっきり女性かと思っていたが、男性だったんですね(笑)。
そのレベルの知識しか持ち合わせていないのが実情。

読後の正直な感想は「ちょっと大袈裟に言い過ぎていない?」。
確かにデータを使い説得力はあるものの、バイアスがかかってるとどうしても思ってしまう。
そんなふうに思った読者も多いじゃないだろうか。
だから叩かれることも多いんだろうけどね。

だったら読まなきゃいいかというとそういうわけではない。
若者を対象とした事業を行う者として知識は持たねばならない。

今、僕が日常で付き合う人で、ここでいわれる下級国民はいない。
それは友人、知人や会社のスタッフ、ブレーン、ユーザーとなる学生や転職希望者も含めてそう思う。
もしかしたら気づいていないだけかもしれないので、断言はできないけど・・・。
ビジネス領域で仕切るとそうなってしまう面もあると思うし。

ただ本書を読んでいると辛くなるのは事実。
日本はそんな住みにくい国なのか?
そんなに格差があるのか?
サラリーマンは会社を憎んでいるのか?
必ずしもそんなふうには思わないが、それは非現実的なのだろうか。

僕は上級国民ではない。
小さい会社とはいえ代表をやらせてもらい、一般的にみれば所得も多い部類だろう。
しかし、既得権で守られているわけでなければ、一夫多妻でもない。
いつ何時、最低の生活になるとも限らない。
常に不安と戦う生活をしている。
別の意味で”残酷な運命”を背負っているともいえるだろう。

一方で本書でいう「下級国民」でも這い上がり、
幸せな人生を送ることだってできるはずだ。
それをさも不可能なような絶望のような切り口で書かれることに違和感を感じる。
むしろ可能性を消すマイナスの行為ではないかと思ってしまう。

著者に「あんたは何にも分かっていない」と言われるかもしれないが、そんなふうに思うのだ。
そして、少しでも可能性を高めるのが僕らの事業でもあるだろう。
理想ではあるが・・・。

確かに日本のGDPの急落やエンゲージメントの低さは気になるところ。
僕が何か大きなことができるわけではない。
目の前の取り組みで少しでも関わる方をプラスの方向に持っていくだけ。

この類の書籍を読むとそんな気持ちにもなる。
それだけでも勉強になったといえる。

こういった書籍が刺激があり売れるんですね(笑)。