これからも前向きに 名大社会長ブログ

人を遺す100年ビジョン

お世話になっている方の出版が続く。
本書もそう。
著者は名古屋で保険代理店を経営する(株)ネオライフプランニングの橘社長。
大変魅力的な勢いのある経営者で話を伺うだけで元気が出てくる。
知り合いが出版される度に、自分も!という衝動に駆られるが、瞬間的に終わる。

自分のレベルとの違いに愕然とし落ち込むことがほとんどなのだ。
本書は橘社長の生き様を描いているが、同じ気持ちになってしまった。

僕もそれなりの社会人経験を重ねてきたが、橘社長の経験は比較にならない。
それは自ら起業し、多くの困難を経て会社を成長させただけでも大きな差。
少年時代の経験もハンパない。

ボーっと過ごしてきた僕とは次元が違う。
修羅場経験の数だけ人は強くなれる。
それが手に取るように理解できた。

誤解を恐れずにいえば、同じようなハングリー精神を持った方は多い。
しかし、大半は失敗する。
ここまで成功されるケースは少ない。

エラそうに僕が語るわけではないが、
結局は諦めない精神力と人としての信用力が最後にはモノをいう。
そして、そこから生まれたことが先の100年ビジョンを描く。

きっとこういった方が業界でリーダーシップを発揮していく。
会社を更に伸ばしていきたい方に勉強になるのではないだろうか。

それとは別に勉強になったこと。
外資系の保険会社の構造が理解できた。

そこはやはり厳しい世界。
2年で半分が辞める離職率の高さも改めて知ることができた。
前職で成績を残し、スカウトされた方が、
入社しても結果として会社を去るケースがほとんど。

僕も30代の時に外資系保険会社から執拗に誘われたことがあるが、
もし乗っかっていたら、その後、どんな人生になっていたか。
想像しただけでゾッとする。
意外と上手くやっていたりして(笑)。

そうそう、今週25日は名古屋ファミリービジネス研究会day2
ゲストとして橘社長と長男の橘専務を招く。
親子でこれからの事業承継を語ってもらう。
それも楽しみ。

最後は宣伝っぽくなってしまったが、勇気をもらった一冊。
多くの方にも読んでもらいたい。

映画「アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台」

事実は映画のようにならないという映画。
いい意味で期待を裏切ってくれる。
何の予備知識もなく観た方がきっと楽しめるだろう。

僕が事前に情報を得ていたのは、実話を基に描いた映画であることと
予告編で観た簡単な流れだけ。
その程度の知識だった分、かなりドギマギしてしまった。
それが狙いではないだろうが、事実は映画のようにはならない。

今年は例年と比較し洋画を観る機会が多い。
それもハリウッド作品ではなく、ヨーロッパ周辺の作品。
本来、日本映画ファンで圧倒的にその比率が高くなるが、今年は少ない。
タイミングが合わないこともあるが、例年に比べ魅力的な作品が少ない。
そんな気がしてならない。
頼むよ、日本映画、私を喜ばせてくれ!

その分、僕の目線が海外に向かっていたり。
8月19日現在で映画館で観たのが32本。そのうち洋画が19本。
こんな割合は初めてじゃないかな。
その分、自分の知らない世界を知ることができ、学びも多い。
歴史を感じることも多い。

本作はフランス映画。
フランス語も分からなければ、俳優陣も分からない。

刑務所の囚人たちが演技を学び、それを舞台で披露する。
素人が舞台にチャレンジする姿が感動を呼ぶわけだが、
セリフの言い回しや舞台上での演技が上手いかどうか僕には判断がつかない。
プロ顔負けかもしれないし、素人囚人がそれなりに演技しているのかもしれない。

それが理解できるだけでも映画の楽しみ方は随分と変わってきそう。
地味な日本映画がやたら海外で評判が高かったりするのは、
理解しがたい面を理解しているかのような捉え方があるのかも。
評論家を疑ってるわけではないですぞ(笑)。

話は大きく逸れたが、人種や言葉は違えども人の心理は万国共通。
自分たちの存在価値に疑問を抱いたり、評価の在り方に不満を持ったり・・・。
喜びはどこかで逆に爆発させてしまう。

それが不条理。
サミュエル・ベケットの戯曲「ゴドーを待ちながら」もさっぱり分からないが、
そこが囚人と世間を上手く繋げているのだろう。

言葉や文化の壁は僕にとって支障にはなるが、
それが却ってベールに包まれて魅力的に映るのかもしれない。
そんな映画の観方も悪くはない。

大ヒットはしないと思う。
しかし、玄人好みの作品。
僕も玄人のフリをしながら楽しませてもらった。

西川塾特別例会で喋ります

毎年9月26日に開催される西川塾二期生会特別例会。
ユニー創業者の故西川俊男氏に学んだ塾生が開催する講演会。

西川塾主が逝去されてからコロナの影響で休んだ年もあったが、
基本的に毎年開催している。
地元で活躍され、西川塾主に関わりのある方を中心に招いてきた。

2016年 塾主と親交が深かった大垣共立銀行 前頭取 故土屋嶢氏
2017年 今や国会議員としても活躍する元F1ドライバー 山本左近氏
2018年 ブラックサンダーでお馴染みの有楽製菓株式会社 代表取締役会長 河合伴治氏
2019年 「車検のコバック」で有名な株式会社コバック 代表取締役社長 小林憲司氏
2021年 先日もお祝いしてくれた我らが共同ピーアール株式会社 代表取締役社長 谷鉄也氏

もの凄い顔ぶれ。
2019年はどうしても都合がつかず欠席したが、それ以外は裏方としても貢献。
特別例会を盛り上げることができた。
と同時に僕自身の学びにもなった。

そして、2022年は・・・。
なんとこの舞台に僕が立つことになった。

「ハハッ~ン、そんな目立ちたいのか」
「身内で固めるとは安直だな」
「伝統の西川塾も落ちぶれたか・・・」
そんな風に思う方もいるだろう。

ここであえて言わせてもらおう。
自分で手を挙げたわけでもなく、安直な選出でもなく、
落ちぶれた(それはわからん)わけでもない。
塾生が議論して決めたこと。
安易な決め方と思われるので僕も一旦は断ったが、それは塾生全体の意志だという。

これまでいろんな場で講演もしているが、自分が学ぶ経営塾となると訳が違う。
恥ずかしい面もあるが、これでいいのか?と考えてしまったり・・・。
過去の方のように自慢できる経験も実績もない。
果たして満足いただける話ができるのか。

まあ、ここは自分をさらけ出し、感じる方は感じるし、
くだらんと思う方はそうだろうし、真摯に向き合い披露するしかない。
そんなわけで今年の西川特別例会は僕が喋ることとなった。

聞いてやろうと思う奇特な経営者は直接僕まで連絡をください。
講演はどうでもいいけど、懇親会は参加したいという方も一応、歓迎します(笑)。

<西川塾二期生会 講演会&懇親会>
成り上がり社長の顛末~これからの事業承継を考える~
日時:2022年9月26日(月)18:00~21:00
会場:名古屋クラウンホテル
料金:8000円(講演会及び懇親会)

タイトルはふざけているが、内容は至ってマジメ。
いや、どんな内容かはこれから考える。

塾の名に恥じないようにはガンバリマス。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その226

お盆は過ぎても暑い日が続きます。
今年の夏はいつまで続くのでしょうか。
人気食べ物ブロガーの中の冷やし中華ブームは一瞬に去りました。

実際は去ってはいないですが、なかなかタイミングがあいません。
季節限定の冷やし中華は意外と難しいのです。
その点、蕎麦は季節を問いません。
ざるそばでも、そばころでも一年中提供されます。
とても都合のいい食事といえるでしょう。

とはいえ、冬にざるそばを紹介する人気食べ物ブロガーではありません。
季節を味わいながら、お店を紹介しているのでしょう。
そのあたりは評価して頂きたいですね。

会社から西に向かいます。
御園座の南、三蔵通りを越えたすぐにある「麺屋 とう条 」さんに行ってきました。

こちらは今年4月にオープンしたばかりのお店。
特徴的な蕎麦は話題になっているようです。
そうなれば人気食べ物ブロガーの出番。
逃す手はありません。

しばらく自販機を眺め、一番オススメの「ラー油肉そば」を注文しました。
こちらは座れるカウンター席と立ち食いのテーブルに分かれます。
カウンター席に座り、待つ間に蘊蓄を学びます。

「なるほど、こだわっているんだ・・・」
そうこうするうちに呼ばれました。

ラー油肉そば(冷) 900円

こちらはもれなく生卵がついてきます。
どうやら途中で投入して食べるのがおススメのようです。
肉そばを証明するために表面のネギをずらしてみました。

想像以上に肉が乗っています。
そこから思いきり蕎麦をすくい上げ、つけダレから啜ります。
ラー油が効いた刺激的なつゆ。
食欲が増します。

ここは勢いよく食べるのみ。
一気に平らげてしまいました。
これまで経験のないラー油蕎麦。

なかなかやるじゃないか。

最後はつゆに蕎麦湯を入れて頂きます。

これも絶妙な味わい。
そんな時にふと思い返しました。

途中で投入する生卵はつゆに入れるのでしょうか。
それとも蕎麦の上に乗せるのでしょうか。
そこは分からず仕舞いでした。

ごちそうさまでした。

映画「ナワリヌイ」

一年に何回かはドキュメンタリー映画を観た方がいい。
昨年観た「コレクティブ国家の嘘」というルーマニアの暗部を描いた作品も衝撃的だった。

本作が描くのはロシア。
国家権力の恐ろしさをまざまざと見せつけられる。

当然のことながらロシアで上映されることはない。
プーチン大統領が本作を観たかどうかは分からないが、いとも簡単に否定するだろう。
事実を認めることはあり得ない。

本作が真のドキュメンタリーであれば、僕らは嘆き悲しむ。
しかし、それも危険。
もしかしたらアメリカが意図的に仕上げたフィクションの可能性もなくはない。

一体どこに真実があるのか、
僕らが自分たちで見極める時期にきているのかもしれない。
それは連日報道されるウクライナ問題にせよ、
日本政府の否定的な報道にせよ、
メディアの発する情報を鵜呑みにせず、
自分自身で考える力を持たなければならない。

まだまだ踊らされている自分を感じながらも、
自分の確固たる意見を持てるようになること。
やっぱり教養なのか・・・。
そのためのインプットは欠かせない。

話がズレたが、本作はロシアの政治活動家ナワリヌイ氏を追いかけたもの。
2020年8月、何者かに毒物を盛られ、昏睡状態に陥ったが、奇跡的に一命を取り留めた。
その後、自ら調査チームを作り真相究明に乗り出した。

あえてそこを映像に押さえ、世間に知らしめることでプーチン体制を暴いていく。
その真相究明に賭ける行動力は目を見張る。
その結果、重要な事実が明らかになる。

このあたりの緊張感はハンパない。
ドキュメンタリーが持つ真の強さや正しさを感じる。
とても恐ろしい世界。

通常の場合、国家の内情を世界に問いかければ解決の道筋はできると思う。
しかし、そこは戦争を仕掛ける国。
そもそもの論点がかみ合わない。

映画を観てても、「そりゃそうだ」と勝手に納得してしまう。
それが植えつけられたイメージ。

この作品に終わりはない。
まだまだ途中段階。
ハッピーエンドで終わるのか、
最悪の結末を迎えるのか、
過去のニュースとして消えていくのか、誰にも分からない。

しかし、公開された事実をしっかりと受け止めたい。
それはどちら側に立とうとも。

続・家飲みはまだ続くのか・・・

やはり1回で全て紹介することはできなかった。
下手をすれば3回に分けなきゃいけない・・・。
家飲みシリーズのアップが遅かった。

では、5月以降の家飲みを紹介していこう。
ここはあくまでも日本酒のみ。
ビールやワイン、焼酎、ウイスキーも飲んでいるが、
ここは僕が仕事として力を入れていく日本酒。
なんのこっちゃ。

定期的に飲みたくなる風の森。
微発砲が家人にも好評。

こちらは三重の鈴鹿川。
作と同じ酒蔵ですね。味も近い?

これは息子の帰省のお土産。
招徳酒造の花洛。
お土産屋さんで勧められたとか。

こちらも同じく息子の京都の土産。
純米吟醸花洛。嬉しいね。

講演のお礼で頂いた甲州純米吟醸富士山農鳥。
山梨の日本酒って初めて?
感謝!

ひとり一本購入限定だった楽器正宗2022ession3。
これも好きなタイプ。

またまた風の森。
今回はより爽やかな酸味の小町807。

広島の酒蔵巡りシリーズ.
賀茂鶴酒造のunder30。
ワイン酵母で作った純米酒。
ファンを増やしていく戦略も必要だね。

広島県竹原市の酒蔵巡りで購入した竹鶴純米にごり酒。
かなりクセはある。
ウイスキーも飲みたくなる。

ここからは退任祝いか、会長就任祝いか・・・。

日本酒通の愚か者副本部長が贈ってくれた大倉。
奈良のお酒は美味しいね。

娘と息子からのプレゼント。
誕生日祝いも兼ねて・・・。
涙が出る。

こちらも子供たちから名前入りのお酒。
黄桜純米吟醸。
すっと取っておきたい。

竹原の酒蔵巡りで購入した純米大吟醸龍勢。
全然知らないお酒だったが美味しかった。
いい値段だった・・・。

ここからは頂きもの。
オシャレなボトル。純米大吟醸黄桜S。

こちらは黄桜生元山廃。味わい深い。

黄桜生本醸造。飲みきりサイズがいい。

そして、黄桜純米吟醸祝米。すっきりと辛口。

元上司からの贈り物。
愛知県代表に醸し人九平次純米大吟醸。
こちらはワイングラスがおススメ。いいグラスが要るよね・・・。

はい、ここまでが7月までに家で飲んだ日本酒。
後半はほとんど頂きものばかり。

いやあ~、本当に感謝。
酒飲みであることをアピールしておくといろんな方がお酒をくださる。
これもブランディング。

6月、7月はかなり外飲みが増えたが、こうして家飲みが充実するのもシアワセ。
次回は10月のアップかな。

日本酒通を目指して、頑張らねば!

家飲みはまだ続くのか・・・

2月にこんなブログを書いた。
「家飲みは続く」
「続・家飲みは続く」

2月に書いた家飲みシリーズ。
この時期はマンボウで行動が限られていた。
それは3月まで続いたが、マンボウ解除以降は外飲みが増えたので、
家飲みは少ないと思っていたが、チェックしてみるとそうでもない。

基本的に外飲みしない日は家飲みなので、さほど減ったわけではない。
気づいた時にはかなりの日本酒を頂いた。
備忘録的に前回以降の日本酒を報告しておきたい。

最終報告は2月9日になので、それからのこと。
もう随分昔のことだし、何を飲んだかも忘れてしまった。

京都酒蔵のまつもと。微発砲が美味しい。

まだまだ寒いので賀茂鶴本醸造。
そういえば5月に西条まで出掛けたね。

家では初めて飲む鍋島。
こちらも好みの味。

たかちよの限定流通品。
どのあたりの味が異なるか、残念だが分からない。

こちらも定期的に飲むAKABU。
純米酒はぬる燗もいい。

雑誌で知ったkamosumori。スイスイ飲める。

初めてお邪魔した千種区の酒屋で購入した久保田のにごり。

まだまだ3月は寒いので蓬莱泉で熱燗。

こちらも美味しい三重の酒。
作。

息子の四国旅行のお土産。
お店で一番高かったという道後酒蔵。
気持ちが嬉しい。

あ~、これも嬉しいお酒。
シアワセなカップルからの義侠よろこび。

日本酒通の友人が一番美味しいという大倉 陽の光。
おススメの言葉に間違いなし!

こちらも定期的に頂く楽器正宗。
好きなタイプ。

そうそう、こちらも定期的な風の森。
微発砲が爽やか。
4月に入り暖かくなってきた。

岐阜のオススメのお酒津島屋。

茨城にお邪魔したので太平海。
買ったのは東京駅だけど。

こちらも好きなみむろ杉。
たまには華やかな背景。
奈良のお酒が好きですね。

懇意にする方から頂いた愛知県代表、醸し人九平次。
美味い!

外で飲む機会があっても、家飲みは初めての陸奥八仙。

春らしい雰囲気。
ワインっぽいラベルもいい笑四季。

これが2月中旬から4月までに飲んだ日本酒。
まあまあのいいペース。
時々振り返らないと日本酒通にはなれない。

次回は5月から7月までを紹介したい。
では!

ぶらり、ヨコハマ

先日、お世話になっている方にお招きを頂き、横浜にお邪魔した。
横浜は7年ぶり。
6月に鎌倉にお邪魔し、秋には小田原で合宿もあるようだ。
なんだか今年は神奈川づいてる。

せっかくなので約束の時間より少し早めに横浜入り。
モーレツな暑さを避けるために涼しげな場所を選ぶ。
初めて伺った神奈川県立歴史博物館。

表門よりも裏門の方が歴史を感じさせる。
近代洋風建築風の建造物は元横浜正金銀行本店。

横浜の街に見事に合う。

常設展・特別展セットで1100円。
常設展は300円、特別展は900円。
この価格差はなんだろう?
後で感じたことだが常設展はとてもお値打ち。
きっと神奈川県民は誰もが一度は訪れているんだろうね。

特別展は地図最前線として、
紙の地図からデジタルマップまで地図の歴史を展示物を見ながら学ぶ。

4月にお邪魔した伊能忠敬記念館を思い出す。
明治時代の地図印刷技術者がGoogleマップを知ったら、腰を抜かすだろうな・・・。
過去があるから今が存在するわけだけどね。

常設展は神奈川の歴史を辿っていく。

縄文・弥生時代から現代まで。
やはり鎌倉時代や横浜開港の展示物が多かった。

ペリーもペルリだし。
瀬戸焼、美濃焼も普通に流通していたわけね。

キネマ旬報も歴史ある雑誌。

いつまでも続いてほしい。

博物館を出た後はぶらりと海へと向かう。
街並みは名古屋港とは違う。

建物が全てオシャレに感じる。
このゴンドラは評判いいのかな・・・。

ホテルに戻り仕事をし、待ち合わせ場所へ。
ホテルニューグランドのロビーで待ち合わせ。

老舗を感じさせる重厚感とブランドを表すブルーの絨毯。

お招き頂いた方と記念撮影。

知る人ぞ知る方。

サザンの名曲「LOVE AFFAIR」に登場するシーガーディアンで軽く飲み、
山下公園をぶらり歩いた後は、老舗北欧料理レストラン「スカンディヤ」。

デンマーク料理、いやスカンジナビア料理というのかな?を頂く。
これも何故か横浜の雰囲気にマッチする。

社長退任と会長就任を祝っていただいた。
感謝、感謝の時間であった。

レストランを出るといい感じの夜景。

これも横浜の魅力。
ぶらりとお邪魔する機会はないが、こんな時間が過ごせるのもシアワセなこと。

ありがとうございました。

無事終了! FBAAフェスタ2022開催

それは7月30日のこと。
僕が加盟するFBAA(日本ファミリービジネスアドバイザー協会)主催でイベントが開催された。
それがFBAAフェスタ2022。

ファミリービジネスアドバイザーが自分たちの手によって作られたイベント。
今や認定講座は10期まで至り、各界にその有資格者を送り込んでいる。
名古屋ファミリービジネス研究会も活動の一つといえ、
アドバイザーがそれぞれの専門性を生かし各方面で活躍している。

しかし、お互いを知る機会は限定され、また、コロナにより活動もオンラインが中心。
当事者同士は寂しい思いをしていたり・・・。
それだけが理由ではないが半年前に実行委員会が立ち上がり、交流の場を作ることとなった。
時節柄、リアル、オンラインのハイブリットでの開催。

会場は渋谷スクランブルスクエア44階。
いやいや、この会場がまず凄い。
会員の方が勤める会社のセミナールームをお借りした。

東京中が見渡せる。
奥に見えるのは東京スカイツリー。
もちろん国立競技場も東京タワーも明治神宮も間近に見ることができた。
もう、それだけで満足・・・。

僕も実行委員会の一人。
どういういきさつかは忘れたが、オープニングセッションで司会を務めることになっていた。
開始前、委員会メンバーによるMTGが行われ、「一緒に作ろう!つながろう!」と気合を投入。
お祭りらしく、運営スタッフには祭りの手拭いが配られた。

この日は全国から60名のアドバイザーがリアルとオンラインで集合。
僕も初めてお会いする方も多い。
あちこちで挨拶するうちに開催時間に。

リハーサルでは問題なかったもの、開始と同時にPCがフリーズ。
スライドが映せないハプニングが勃発。

瞬間的に慌てるが、いつもの通りテキトーに臨機応援に進めるしかない。
理想には程遠いが、結果的に何とかスタートすることができた。
ハイブリットはこんな想定しないトラブルはつきものだね(汗)。

今回のメインは9つの講演。
3つのRoomに分かれて専門性の高い話をしてもらった。
テーマも様々。

事業承継問題から家系図のあり方、人生理念の見つけ方、
番頭の役割、経営者の妻の役割と課題、等々。
他にも紹介したいが、それはアドバイザーの特権。
僕も全てのセッションを拝聴したかったが、それは無理な話。
頂いた資料から想像したい。

僕は司会に続いてRoomAの担当だったので、他のRoomを見れなかったが、どこも盛況。
各講演終了後は全員が集まり、クロージングセッション。
ここでもいくつかの情報を共有。

西川理事長の挨拶の後は実行委員長のアネゴこと上田さんの挨拶。

このフェスタの成功は上田さんによるリーダーシップが大きい。
準備は相当大変だったと思うが、みんなを引っ張てもらいいいイベントを提供できた。
改めて感謝!

そして最後は全員で記念撮影。
小林プレジデントの力も大きい。

こんな写真は役得ですね・・・。
肝心な講演内容には一切触れていないが、僕自身もかなり勉強になった。
家系図も拘って作ってみたいし、番頭会にも入会したい(笑)。
お祭り要素の強いイベントだったが、新しい仲間もでき視野も広がった。
とても有意義な時間だった。
気がつけばFBAAの会員も300名となりネットワークは順調に広がっている。

そうそう、ちょっとだけ宣伝すると現在、11期の基礎講座の募集をおこなっている。
ファミリービジネスアドバイザーという資格に興味のある方は一度、こちらを覗いてもらいたい。
8月23日(火)にはオンライン説明会も開催される。

とてもいい学びの場となりました。
来年も楽しみにしています。

ありがとうございました。

映画「アウシュヴィッツのチャンピオン」

毎年、この季節になると戦争映画を観ている気がする。
それも第二次世界大戦の悲惨さを描いた映画を。
昨年は「アウシュヴィッツ・レポート」
一昨年は「ハウルの息子」

いずれもヨーロッパから、それも犠牲にあった国から見た世界。
本作はポーランドの作品。
最近、ヨーロッパ映画を観る機会が増えてるが、社会を痛烈に描く秀作が多い。

僕はここで歴史を学んでいる。
日本で公開される娯楽作が少ないだけかもしれないが、いい機会となっている。
アウシュビッツ強制収容所の実態も本作などで教えてもらっているのだ。

この類の作品を観る度につくづく歴史を学ぶ必要性を感じると共に
繰り返される愚かな行動を嘆くことになる。
強制的にこの手の映画を毎日観せたら世の中から戦争はなくなるかもしれない。
過ちを犯さない一番の教育だったりして・・・。

本作も実話。
ボクシングチャンピオンが過酷な労働を強いられる囚人仲間のためにあえてリングに立ち戦う物語。
こんな表現だとチープに聞こえるが、
自分の尊厳とかすかな希望のためにドイツ人の興行的な見世物小屋の場に臨む。

捕らえる側と捕らえられる側。
そのコントラストはその環境や人間模様を実に上手く描く。
一人の命の価値は置かれた立場によって180度異なる。
きっとどこかでマヒしてしまう。

いとも簡単に銃殺する司令官はボロボロになっても戦うボクサーの痛みは分からない。
そこに痛烈なメッセージを感じたり・・・。
第二次世界大戦が終わって70年以上経過しても、まだ知らない現実は山ほど。

本作に知っている俳優は一人もいない。
チャンピオンボクサー テディを演じるピョートル・グロバツキは本物のボクサーのよう。
その肉体や動きから観る者は錯覚するだろう。

そこが菅田将暉森山未來と大きく違う。
同じハングリー精神でも賭けるものが違う。
森山未來はこんな役も上手く演じられそうだけど・・・。

本作は絶望で終わるわけではない。
しかし、一年に一度は絶望の世界を見て、過去の過ちを知らなきゃいけない。