こちらは今週水曜日の中日新聞経済欄。
この記事にはかなり驚かされた。
まさか、クラウンが生産終了になるとは・・・。
車の販売台数とかあまり気にしないし、そもそも自動車に関心が高いわけでもない。
しかし、クラウンがトヨタ自動車を代表する車であることくらい頭に入っているし、
「いつかはクラウン」という言葉もあちらこちらでも聞いていた。
今のクラウンも街で結構見かけるので売れ行きもいいと思っていたが、それは錯覚だったよう。
僕の目についていただけ。
データを見る限り今年は18000台しか売れていない。
ピーク時の1/10程度なのか・・・。
車の免許を大学1年時に取得し、そこからずっと車には乗り続けている。
過去、自分でセダンの車を購入したことはない。
今も自宅はマツダのSUV。
セダンにあまり魅力を感じてこなかったのが、正直なところ。
オッサンくさいくらいの感覚だった。
それが歳をとってきたせいだろうか、立場が変わってきたせいだろうか。
ここ最近は段々とセダンの車もカッコよく思えてきた。
全く興味になかったクラウンも現行の前のモデルからはカッコいいと思い始めてきた。
トヨタがクラウンのターゲット層を下げてきた背景もあるだろう。
名古屋は車文化。
僕もオフィシャルでいろんな場所に車で出掛けることは多い。
人によってはどんな車に乗っているかを気にされる。
どうでもいいと思いつつ、やはり気にしてしまう弱い自分も・・・。
立派な車=立派な会社には到底ならないが、そんな意識も少なからずあるのだろう。
それが理由ではないが、僕が社用車で使わせてもらっているのが前のモデルのクラウン。
先日、車検を通したので既に5年経過しているが、すこぶる快調。
乗り心地もいい。
クラウンに乗っていて、生意気と思われることもなければ、バカにされることもない。
経営者仲間には見たことないような高級車に乗っている方も多いが、僕にはクラウンは十分。
それ以上の車は僕の器がついていかない。
クラウンでも勿体ないという話もあるが・・・。
ありがたいことに「いつかはクラウン」という立場になれたわけだ。
そんなこともあり、今回のニュースは寂しかったり・・・。
クラウンユーザーは今後、レクサスか高級外車に向かってしまうのかな。
トヨタ自身もポジションを変化させながら、新たなブランドを築いていく。
カローラなんて全然見ないし・・・。
いや、見てないだけ?
どんなものでもそうだが、時代の流れを掴むことは大切。
こだわることがプロダクトアウトの発想から脱皮できない証でもある。
クラウンの生産終了は寂しいニュースと捉えるのではなく、次の時代への期待と理解すべきだろうね。
僕は当分の間、お付き合いをさせてもらいますが・・・。