これからも前向きに 名大社会長ブログ

夏休みに賭ける想い

名大社では明日10日(土)から18日(日)までは夏季休暇。
会社を完全に閉めることになる。
ご理解の程、よろしくお願いします。

会社の休みはこの9日間だが、スタッフはそれとは別に7月~9月までに希望日を2日間取得できる。
中には10連休のメンバーもいたり・・・。
あんまり休みが多いと社会復帰が難しいと思うのは僕だけだろうか?(笑)

さて、そんな夏休みだが、名大社の社長はどうするのか?
美しい女房とハワイ旅行?
北海道の一人旅?
家族で一家団欒の日々?

いずれもNOだ。
厳密にいえば、一度だけ家族4人で豪華なホテルブッフェには出掛ける。
しかし、団体行動はそれだけ。
あとは実家に顔を出すくらい。
きっと世の中の社長と呼ばれる人たちは優雅なバケーションを過ごすんだろうなあ~。
いつかはそんな日が来ることを願いたい。

では、この9連休をどう過ごすか。
結構、仕事も残っていたり・・・。
まずはキャリアクラスの学生のレポートを熟読し、成績をつけなければならない。
下期に向けた課題をまとめなきゃならない。
盆明け後の名古屋ファミリービジネス研究会の準備もある。

やるべきことは多い。
映画コラムニストとしての仕事も、人気食べ物ブロガーとしての仕事もしなければならない。
と入っている予定はなんか仕事ばっかり・・・。
全然、働き方改革ができてない。
う~ん・・・。

あと決まっているのはゴルフくらい。
普段はほとんどやらないくせに2回も予定が入っている。
暑さで倒れないようにしないと・・・。

なんだかGWの過ごし方とほとんど同じになってしまった。
分かりやすく言えば、大した予定がないということ・・・。

いや、違う。
この夏休みは挑戦すべきことがある。
最大級のミッション。

東京オリンピックの聖火ランナーに応募する。
オリンピック観戦は一つも申し込まなかったが、聖火ランナーは最大限応募する。


(トヨタ自動車サイトより)

走ることは問題ない。
(200mじゃなく、せめて2kmくらいは走りたい)
地域の活動も問題ない。
貢献度も高い(はず)。
条件は十分にクリアしている(はず)。

あとはどうPRするかだ。
この休暇期間でじっくりと考えて納得する文章で申し込む。
これはもちろん自薦での応募。

他人の力も借りたい。
もし、山田に走らせたいと願う奇特な方がいれば、ぜひ、推薦してもらいたい。
他薦でエントリーをしてもらいたい。
よろしくお願いします。
これがこの夏最大のイベント。

綾瀬はるかさんから聖火を引継ぎ走れたら最高のシアワセ。
いや、大村知事でも河村市長でも十分シアワセ。
いやいや、知らない方から繋いでもシアワセ。

聖火ランナーへの応募にこの夏を賭けることにしよう。

映画「よこがお」

3年前に「淵に立つ」を観て、何とも言い切れないやるせなさと歯がゆさを感じた。
映画としては面白かったが、気分は重かった。
本作の予告編を観た限り、監督も主演女優も同じ。
重い雰囲気も同じ。

だったら、観なきゃよさそうなもんだが、怖いもの見たさなのか、
そもそも人間の絶望や裏切りに興味があるのか、足は映画館に向かった。
明るい性格で笑顔に定評のある映画コラムニストだが、本当は闇を抱えた人間なんだろうか・・・。
そのあたりは自分でもよく分からない(笑)。

「淵に立つ」の筒井真理子さんは主演ではなかったが、その存在感は主演以上のもの。
それはなんだ!というツッコミはさておき、それだけ映画を引っ張っていた。
本作は完全なる主演で、かつ最初から最後まで映画を支配していた。

優しい女性、悲しい女性、恐ろしい女性、妖艶な女性、壊れていく女性、
すべてを完璧にこなしていた。
男は女には勝てない。
女性は怖い。
逆らわずに生きていこう。

これが僕の単純な感想。
女性の神秘性を含め、改めて知ることとなった。
世の中に堕ちていく男性が多いのは仕方のないこと。
気をつけて生きたいと思います!

そんな話はどうでもいい。
映画である。
これをネタバレさせずに語るのは難しい。
これまでの文章でイメージしてもらえればと思うが、シアワセな作品でないことは確か。

明日への希望が見えなくはないが、それが大きなマイナスがゼロに近づいただけのこと。
マイナスはマイナス。
どんな穏やかな人でも、あるキッカケによって大きく性格も変わってしまうのか。
先日ブログに書いた「凪待ち」はろくでなしのろくでもない話なので納得しやすいが、
清らかで健全な人があっという間に変化していく恐ろしさを受け入れるには時間が掛かる。
その受け入れる時間の長さを緩和させるのが、髪型を象徴とした対比となるのだろう。

ここだけ読んでも、なんのこっちゃですね(笑)。
それでいいのです・・・。

本作には人間のサガを描きながらも痛烈な社会批判もあるだろう。
映画を観れば理解してもらえるが、無責任な存在が一人の人間を破壊していく。
それは時代の進化と共に加速しているのかもしれない。
破壊じゃなくとも炎上も同様。
大船渡高校の一件もそんな感じがしてならない。
自分が責任取れないことや当事者の立場を理解できないことについては行動を気をつけるべき。
人を陥れるなんて簡単なのだ。

映画とは関係ないが、そんなことを思ってしまった。
AIは感情を持たない。
人が優位性も持たせるためには感情を最大限に生かすことが必要。
しかし、一瞬の感情的な行為が取り返しのつかない結果になることも。
見方を変えれば、それも人の優位性。

本作はそんなことも教えてくれる。
正しい人であるためにもこの作品を観るべきなんだろう。

食べ物のはなし 特別編 牛たん

仙台にやってきました。

暑いです。
名古屋が日本で一番暑いと思っていましたが、仙台も負けず劣らず暑いです。
となればパワーをつけなければなりません。

そうです、そうです。
仙台といえばもうお分かりでしょう。
牛たんです。
ここで勝負をしなければいつ勝負をするのでしょうか。

名店と呼ばれるお店はいくつもあります。
ネットで調べてもあちらこちらに登場します。
太助、利久、司、喜助、牛兵衛、福助、一福、焼助・・・。
店名だけではなんの見分けもできません。
写真を見てもどこもあまり変わりません。
一体、何を頼りにすればいいのでしょうか?

ここは自分を信じるのみ。
人気食べ物ブロガーの嗅覚に頼るべきなのです。
毎週、毎週、その美味しさを伝えるブログは高い評価を頂いています。
実際、高い評価と思っているのは僕だけという話もありますが、美味さを伝える伝道師なんです。

その嗅覚を頼りに、仙台駅から徒歩3分程度の場所にある「善治郎」さんに行ってきました。

11時のオープンと共に入店しました。
ランチメニューを眺めると一般的な牛たんだけでなく、カレーやラーメンもあります。
しかし、ここは正統派で行かねばなりません。

Bランチ牛たん定食 1450円

牛たん4枚、牛タンつくねのセットです。
ちなみにAランチは牛たんが3枚。
ここは男前ぶりを見せるべきなのです。

炭焼きなので香ばしく、程よい分厚さの牛タンは噛み応えがあります。
塩焼きにこだわっているのも納得できます。
テールスープもゴロっとした肉が入っており、こちらも納得感が高いです。

「お~、なかなか、やるじゃないか」
久しぶりにこのセリフが出てしまいました。
この日は朝が早かったこともあり、珍しく朝食抜き。
こちらの麦めしはお替りもできます。
つい、お替りまでしてしまいました。

味噌も漬物もしっかりと頂き完食。
久しぶりにお昼に満腹状態になってしまいました。
店内も混雑しています。
そんな時はサッサとお店を出るのが人気食べ物ブロガーのお約束。

お店を出たのがちょうど11時半。
いつの間にか外にはかなりの行列ができていました。
さすが、人気店ですね。

ごちそうさまでした。
次回は夜でもいいかもしれません。

ニュータイプの時代

大学の授業の時にニシダが、「テツさん、これいいですよ。」と薦めてきた。
山口周氏は昨年に「劣化するオッサン社会の処方箋」
「世界のエリートはなぜ『美意識』を鍛えるのか」を読んで感銘を受けた作家。
これは読まねばならないと早速購入。

ハンマーで頭を殴られたような感じ。
いきなりこんなことが書かれている。

20世紀の後半から21世紀の初頭にかけて高く評価されてきた、
従順で、論理的で、勤勉で、責任感の強い、いわゆる「優秀な人材」は、
今後「オールドタイプ」として急速に価値を失っていくことになるでしょう。
自由で、直感的で、わがままで、好奇心の強い人材=「ニュータイプ」が、
今後は大きな価値を生み出し、評価され、本質的な意味での「豊かな人生」を送ることになるでしょう。

人によっては僕を「ニュータイプ」と捉える人もいるかもしれないが、
僕は明らかに「オールドタイプ」。
優秀な人材とは言い難いが、それに近い仕事人生を送ってきた。
これから価値を失っていくという事か・・・。

ヤバい。
本書を読み進めていきながら、その気持ちがどんどん強くなっていく。
それは単に脅されているのではなく、常日頃、僕が感じる点でもあり納得させられる点も多い。
授業を行った学生にもエラそうにそんなふうに語っていたこともあった。
それを語っているのが、オールドタイプとは・・・。

「VUCAの時代」ももう特別な用語ではなく、当たり前の言葉。
えっ、それって何?。
というオジサン、オニイチャンもいるとは思うが、全てはそこを意識していかねばならない。
ブーカ、ブーカと頭で唱えながら歩かなきゃいけないってことだ。

僕らは常に何が役に立つかを考えてきた。
今まではそれでよかったかもしれない。
しかし、それではもう通用しない時代になってくる。
通用しないわけではないが、価値を見出せなくなっていく。

「役に立つ」ではなく「意味がある」でなければならないし、
「未来を予測する」ではなく「未来を構想する」でなければならない。
学ぶべきことも大きく変化していくということ。

少し前に読んだ「右脳思考」にも近いかもしれない。
右脳→左脳→右脳が重要。
論理と直感を状況によって使い分けしなければならない。

これは自分自身のことだけではない。
会社も同様。
とりあえず試し、ダメならまた試す。
それをやり続ける。
アップデートを繰り返していくわけだ。

本書を読んで、ヤバいと思うのなら、まだ間に合うかもしれない。
「ニュータイプ」の時代に対峙できるよう新しい鎧をまとっていこう。

仙台で人材について熱く語った日

先週8月1日(木)~3日(土)は仙台へ出張。
昨年も同時期に仙台にお邪魔しているが、この時は山形行きが目的だった。
この時期あたりから僕の仕事の役割が随分と変わってきた(笑)。

朝一でセントレアを出発したので10時には仙台駅に到着していた。
初日の主な活動は全就研(全国私立大学就職指導委員会)の企業と大学の就職セミナー。
名古屋で開催される中部学就連のセミナーには名大社の代表として出席するが、
全就研はFネット(ふるさと就職応援ネットワーク)の会長として出席。
首都圏を中心とした全国の大学のキャリアセンターの担当者と関係を築くのが目的。

年1回は各地方で行われ今回は仙台大会。
第一部では「復興を通じた宮城県づくり」をテーマに村井宮城県知事の講演。
かなり雄弁な知事で村井知事の取り組みの成果について面白おかしく話を伺った。
もう随分昔の出来事と感じる東日本大震災も忘れてはならないと強く感じる講演だった。

第二部としては学生によるパネルディスカッション。
宮城県の大学に通う学生さんによる就活の出来事を語ってもらう。
興味津々に聴いていた人事担当者も多かったと思う。
学生の話を聞いて、未だにそんな面接をしているのかと唖然としたり・・・。

第三部が企業と大学との情報交換会。
立食パーティー形式で名刺交換を含め多くの方と情報交換を行った。
ここではFネットメンバーと共に自分たちの役割について猛烈にアピール。
こういった一つ一つの作業が重要。

ほとんどお酒も飲まず食事もできなかったが、
懇意にする大学の担当者が僕に日本酒「十四代」を持ってきてくれた。
いやあ、美味しかった。

翌日はFネットの幹事会、総会、例会と会合のオンパレード。
僕が昨年から会長を務めるFネットもこの7月から12期を迎えた。
今年は「きゃりぽーと仙台」さんのセミナールームをお借りし開催。

今回はこの一年間の事業報告や監査結果を行い承認を得た後、12期の取り組みを全体で議論。
幹事は一期二年なので、僕もあと1年は会長を務め、パフの釘崎社長ももう1年事務局長となった。
Fネットは事務局長頼みなのでしっかりとお願いしますね。
会長は後ろからサポートしますから…(笑)。

新たに曽和利光さん率いる人材研究所さんも入会し、ますます活気溢れる場になっていくだろう。
これからの1年も盛り上げていきましょう。
ここでは真面目に各社の代表が活発に意見を取り交わしていた。

例会終了後の懇親会も大切な場。
中にはこれを目的に参加されている方もいるとは思うが(笑)、人間関係を高める上でお酒は重要。
アーケード街を歩き会場に向かう。

今週から仙台七夕まつりなので、街も賑わっていた。
僕らが考えるべき中心は人材。
この2日間を通してテーマはあちこちへと流れていったが、熱く語り合った場であった。

そうそう、忘れてならないのは2日目の朝のこと。
全就研の情報交換会で愛知学院大学の木林さんとランニングの約束。
朝6時にホテルのロビーに待ち合わせをし、愛知学泉大学の溝崎さんと3人で青葉城公園まで一緒にRUN。
公園に向かう坂はきつかったが、気持ちのいい時間を過ごすことができた。

伊達政宗公をバックに記念撮影。
2人とも体育会系なので付いていくのが大変だったが、これも出張先だからできること。
貴重な機会をありがとうございました。

こうして仙台の熱い数日は過ぎていった。
報告していないこともあるような気もするが、それは割愛(笑)。
お疲れ様でした。
今週も張り切っていきましょうね。

雨にも負けない!ランニング日記1907

ランニングするには厳しい季節になってきた。
少し走るだけでジワーっと汗が流れる。
決して爽やかな汗ではない。

カラッとした晴天であれば、ジワーっとした汗も許されるが、7月はそんな天候は少なかった。
晴天はなかったと言っていいかもしれない。
走り出したら雨が降ってきた日もあった。

また、週末も予定がギッシリで思うように時間が取れなかった時も多かった。
冒頭から言い訳の連発じゃねえか。
そんな声も聞こえてきそうだが、事実そんな感じ。

それでも時間を見つけてちょこまか走っていたのは認めて欲しい。
ブログにも書いたが、7月は久々に皇居も走った。

こんな感じで九段下からぐるりと一周。

ほんの少しだけショートカットした。
分かるかな?(笑)。
この皇居RUNも7kmちょっと。
他の日も7kmちょっとが多かった。
7月だからそれに合わせたわけではない。
たまたまそんな距離になってしまった。

それではあまり距離を稼ぐことはできない。
先月のブログでせめて65kmは超えたい。
そんなことを書いた。

では、この7月はどうだったか?
3人のライバルが気にしているので、報告しておこう。
70km。
まあ、ここでも7に拘ったわけだね(笑)。

ビミョーな距離だが、なんとか先月はクリアした。
目標の100kmなんて、もうどうでもいい?
そんなことはないけどね。

久々に名城公園を走った日もあった。
その距離12.5km。
かなり頑張った名城RUN。
せっかくなので皇居のようなスクリーンショットを見せたいが、なぜかスマホに反映されない。
いつものようにAppleウォッチでタイムを計っていたが、上手く同期されなかった。

たまにこんなことがあるんだよね。
忘れたころに反映されるとか・・・。
そろそろ時計を変えた方がいいのかな。
誰かAppleウオッチの寿命を教えて欲しい。

そんな先月だったが、この8月はどうか。
お盆は9連休なのでしっかりと体を鍛えたいが、どこまでやれるか。

実は昨日から仙台。
全就研(大学と企業の集まり)の大会だった。
Fネット会長として、名大社代表として激しく動いた。
動いた結果、情報交換会の場で懇意にしているキャリアセンターの方と朝、一緒に走る約束をした。
たまたま同じホテルだったので、この後ロビーで待ち合わせ。

出張先で迎えるこんな朝もなかなかいい。
今日もいい一日になりそう。

では、元気に行ってきます!

非常勤講師を終えて

先週で南山大学経済学部の「自己とキャリアの形成」の授業を終えた。
6月6日から2ヶ月弱。
毎週月木の全15回。祝日も関係なし。

クオーター制は集中的に学べるのはメリットだが、講義を行う側は慌ただしく時間が過ぎていく。
月木に大きな予定は入れられないので、他の曜日に予定を入れると恐ろしいほど多忙。
普段、ボーっとしている身としては脳が活性化され、それでよかったのかもしれないけど。

こんなふうに書くと授業もとてつもなく大変そうに見えるが、必ずしもそうではない。
ゲスト講師は4回招いたし、名大社のOBOGの若手にも登壇してもらった。
何よりコンビのニシダが授業のスライドをほぼ全部作成してくれたので、エラそうに語るほどではない。
運転手や荷物持ちとしては活躍したけどね(笑)。

昨年に続き2年目ということもあり、要領も掴めてきた。
ただ同じことをやればいいということではない。
昨年は220名のクラスだったが、今年は60名となり学生との距離感が近くなった。

それは僕もニシダも望んでいたこと。
60名程のクラスの方がお互いの顔も分かるので、
(本当はもっと少なくていいかも・・・)
昨年は実施しなかったグループワークや個人の発表の時間を持つこともできた。

それは受講する学生にもメリットがあったのではないだろうか。
隣同士で自己開示させたり、ストロータワーでできるだけ高いタワーを作らせたりと、
自分を知る上でいい経験になったはず。
毎回、授業終了後には振り返りシートを提出させ、その日の学びも報告させた。
殆どの学生が真面目にそのシートに記入し、自分のキャリアについて真剣に考えていた。

内容がてんこ盛りの授業もあったが、そこはさすが南山生、理解度も高かった。
あとは今週いっぱいで提出となるレポートを待つのみ。
どんなことを書いてくるか楽しみでもある。

このクラスは3年生が中心ではあるが、それに近い数の2年生と数名の4年生。
4年生の中には間もなく65歳を迎える学生さんもいた(笑)。
この方も積極的に参加してくれ、授業終了後も楽しく学べたと話してくれた。
人生の先輩にキャリアを教えるなんておこがましいが、こちらもいい経験をさせてもらった。

他にも多くの学生さんがこの授業について感想を述べてくれた。
今までの大学の授業で一番役に立ったとか、
自分に向き合う大切さを学んだとか、
視野を広げるいいキッカケになったとか、こちらが嬉しくなる感想が多かった。
また、感謝の言葉もたくさん頂いた。

学んだことを学んだままにしておくのは勿体ない。
「夏休みにどう活かすか?」
の問いに積極的な行動を宣言する学生も多かった。
いやいや、楽しみですね。

未だに自分が先生なんて信じられないが、こういった感想をもらうと先生の仕事も悪くない(笑)。
あとはレポートをしっかりとチェックし成績をつけるのみ。
最後の最後まで手を抜かずにやっていきたい。

こうして無事に終えれたのもコンビで動いたニシダのおかげ。
彼女の学生愛の強さも伝わったのだろう。
僕は学生からすれば親父みたいなもんだしね・・・。

バタバタの中での準備、授業、振り返り。
終わってみれば有意義な時間だった。

パワフルな2ヶ月間、お疲れ様でした。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その97

名大社は広小路通り沿いの名古屋広小路ビルヂングにオフィスを構えます。
いわゆるオフィス街ですが、周辺には沢山の飲食店が存在しています。
そんな場所にありながら、長らく通りを挟んだビルの1階はずっと空きテナントでした。

恵まれた立地であると思っていましたが、移転した時からずっと空き状態。
もしかしたら縁起の悪い場所かもしれません。
しかし、勇気のある方は常に存在します。

そんな場所に7月中旬、新しいお店がOPENしました。

「串かつ でんがな 名古屋伏見店」さんです。

どうやら多店舗展開のお店のようです。
このあたりも「串カツ田中」さんが店舗を増やしていますが、追随する存在なのでしょうか。
最近、ランチタイムの営業も始められたので、早速、出掛けてきました。

11時半という早い時間。
4人テーブルに通されます。
この業態はもちろんパイプ椅子。
そして、テーブルの面積も小さい。
高級店にお邪魔すれば明らかに2人席です。

メニューを眺めます。
注意すべきはランチメニューではなくドリンクメニュー。

「お~、なかなか、やるじゃないか」
庶民派呑み助にはサイコーなドリンクメニューです。
「まずはなにわシルバーだな・・・」
とほくそ笑みます。

しかし、この日は平日のの昼間。
陽気な気分で済ませるわけにはいきません。
「すいません、B定食をお願いします。」
マジメな人気食べ物ブロガーの顔に戻りオーダーします。

B定食 850円

串カツ7本と唐揚げです。
記憶の限り説明すると、左上からナス、たまねぎ、唐揚げ2個、
左下から牛串カツ、赤ウインナー、よく分からない練り物、うずら卵、串カツです。

ランチタイムも二度付け禁止です。
テーブルに置いてあるソース皿にぐるりと串を回し頂きます。
ご飯は大盛も無料です。
この串の集団で十分堪能できます。

ただ、ここはやはり夜にお邪魔すべきでしょう。
この席の空間でいえば、1時間1本勝負。
サクッと食べて飲んで、サクッと帰る。
会社の若い連中を連れてきても5人で1万円程度でしょうか。

大盤振る舞いができそうなお店です。
ごちそうさまでした。

今更ながら「名古屋の正解」

たまには大型書店をぐるりと回らなきゃいけない。
最近、めっきりAmazonで書籍を購入するケースが増えたが、それでは目的買いばかり。
たまたま目に留まったとか、
インスピレーションでとっさに手に取ったとか、
そんな直観的な行動も大切。
買ったはいいが、そのまま寝かせてある書籍も少なくはないが、そんな感性も大事にしたい。

今回はこれ。

「BRUTUS」。かなり久しぶり。
名古屋駅のジュンク堂書店に入るとこれが平積み、いや山積みされていた。
発売は1か月以上前。
通常ならもう書店には置いていない雑誌だが、溢れんばかりに並べられていた。
前から気になっていたこともあり、つい手に取り買ってしまった。

本来は名古屋を知りたい、
名古屋に行きたい方が対象な雑誌なはず。
しかし、名古屋を愛してやまない名古屋人の多くがメインの購入者だろう。
まあ、それでもいいんじゃないか。

この雑誌には名古屋の文化、観光、グルメが特集されている。
かなり詳細に魅力を伝えている。
僕の知らないことも多い。

これでも名古屋の名物と言われた会社の代表である。
30万人の読者を持つ人気食べ物ブロガーでもある。
行った場所も多いし、食べ物ブログで取り上げたお店も掲載されている。

それでも知らないことは多い。
まだまだ名古屋を語るには未熟であり力不足ということか・・・。

これは名古屋エリアマップ。

名古屋市内をくまなく紹介し、ここに「名古屋の正解」が網羅されているというような表現。
残念ながら僕の住まい周辺はかすりもしていない。

果たしてこれが「名古屋の正解」といえるのか。
うちの会社だって取り上げたっていいじゃないか。
地域貢献度だって十分あるじゃないか。
名古屋の魅力を発信しているじゃないか。
そんなふうに考えるのだが、それは僕の驕りなのだろうか・・・。

楽しく読んでいたのだが、ブログを書いているうちに、つい熱くなり卑屈になってしまった(笑)。
スミマセン。

ただこうしてメジャーな雑誌に大々的に名古屋が取り上げられるのは嬉しいこと。
これをキッカケに観光客も増えるだろう。
いい循環になればいい。
そのためには名古屋じゃなく全国的にこの特集が売れて欲しいけど・・・。

いざと言う時のために僕のブログも検索に引っ掛かりやすくしておくかな(笑)。

映画「凪待ち」

白石監督は現在最も注目している監督。
ここ数年は精力的な活動で年2~3本の作品を撮っている。
この時代にこれだけの作品を創れるのは売れっ子の証拠。

それに釣られて最近の作品はほぼ観ているといっていい。
いや、大袈裟すぎた。
春に公開された「麻雀放浪記2020」はあまり評判が良くなかったので観ていないし、
昨年の「止められるか、俺たちを」はタイミングを逃した。
「止められるか~」は近々、Amazonプライムあたりで観ることにしたい。

作風も特徴的。
明らかに病んだ作品が多い。
「孤狼の血」「日本で一番悪い奴ら」も病んでいた。
権力を敵に回す作品も多いが、監督にとってはあまり関係ないようだ(笑)。

そして本作。一言でいえば、
ろくでなしがろくでもない生活を繰り広げ、世間に迷惑を掛けた映画

こんな一言では観るに値しない作品と思われるかもしれない。
公開ギリギリで観たし、今日時点では既に公開終了が多いので、仮に観たくても観れない(笑)。
まあ、いいんじゃないの・・・。

ただ僕はなぜか感動した。
映画に吸い寄せられ集中力を切らすことなく見終えてしまった。
寒々しい石巻の風景とそこに絡んでくる登場人物が上手くシンクロし、
ただならぬ雰囲気を醸し出していた。
ずっと息苦しさがつきまとっていた。
しかし、そこが本作の最大の魅力ではないか。

世の中にこんなろくでないしが本当にいるのかと思うが、間違いなく存在しているだろう。
それは僕の周りにいないだけで、あちらこちらにいるのだろう。
最近起こる悲劇な事件の周辺にそんな臭いもするんじゃないだろうか。
とにかくろくでなしなのだ。

まるで他人事だが、僕もどこかで間違えればとことん堕ちていくかもしれない。
主役となるシンゴちゃんもこれまでのイメージを大きく打ち破る作品になったのではないか。
大河ドラマ「いだてん」では珍しくまともな役のリリーフランキーもやっぱこんな感じなんだ・・・。

僕が知る限り白石作品は救いようのない終わり方の映画ばかり。
絶望的な気持ちになることが多い。
そんな点では本作は期待を裏切る。

未来があるのだ。
本当に「再生」できるかどうかは分からない。
ただ信じてみようと思えるのが、この作品の救いなのかもしれない。