これからも前向きに 名大社会長ブログ

ドラマ「運命の人」

日曜日に終了した「運命の人」は、久々に1回も欠かさずに真剣に見たドラマだった。
多分「ハゲタカ」以来だろうから、相当久しぶりのことだ。
ドラマの予告編から惹きこまれ、回を追うごとにドラマの展開に自らが巻き込まれていった。国家権力の恐ろしさを背景にした重厚な人間ドラマは緊張感たっぷりだった。
ドラマの舞台となる毎朝新聞も、登場する佐橋総理も田淵氏も福出氏も実際はどこなのか誰なのかは容易に想像できる。ある意味、TBS系だからこそ成し得たドラマで、他局だったら、ここまで切り込んだ演出はできなかったのではなかろうか。
ストーリーをこのブログで書くつもりはさらさらないが、僕は最終回の2時間スペシャルとそれまでの回とは全く異なるドラマだと勝手な見方をしている。
ストーリーは繋がっているし、主人公の弓成亮太の使命感は共通しているものの、僕には視聴者へのメッセージが2つ存在するのではと考えてしまった。
これは僕の勝手な思いなので、他の視聴者からすれば、一本筋の通ったドラマなのかもしれないが・・・。
この骨太のドラマは日曜日21時のオンエアというのに、家族で一緒に見る者はいない。子供たちにも嫁さんにも重すぎるようだ。だからこそ、僕は面白いのだけれど・・・。
主役の弓成亮太に自分を重ね合わせる必要はないのだが、甘い誘惑(?)の恐ろしさをまざまざと感じてしまった。お互い悪気もなく、むしろ正義感の方が強いのだろうが、一歩誤るとどん底に落ちてしまう。全てを失くしてしまうのだ。
自分の行動には細心の注意を払わねばならない。変な意味ではなく・・・。
そんな事も含め、この「運命の人」は十分楽しめた大人のドラマだった。

探偵はBARにいる

探偵はBARにいる 通常版 [DVD] 探偵はBARにいる 通常版 [DVD]
(2012/02/10)
大泉 洋、松田龍平 他

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名大社の哲学者がおススメする作品。確かに主役の大泉洋はカッコいい。普段通りの三枚目は維持しているものの、男っぽさをプンプンと感じる。小粒だが小気味よく日本映画が大切にすべき路線の映画だ。
この映画を観終わった後、懐かしさを感じた。
それは一体なんであろう・・・。探偵が本来は関わるべきでない事件に巻き込まれていくストーリーがドラマ「探偵物語」を思い出させたのか、松田龍平とのコンビが映画「傷だらけの天使」に通じるところがあったのか、はっきりしたことは分からないが、とても懐かしい気分になった。
この手に近い作品が他にもあったような気がしてならない。村川透か崔洋一の作品か思い出せないが・・・。
舞台となるのは北海道ススキノ。僕はこの街には大学時代に一度行ったことがあるだけ。夜中でも街路灯が雪に反射し、ススキノ全体が明るく華やかな印象があった。深夜の時間を感じさせなかった。
それがこの作品では猥雑に映る。しかも、それが魅力的に映っていた。学生時代に行ける範囲は決まっているので、映画との比較にはならないが、そのギャップに惹かれてしまうシーンも多かった。
もう一度、ススキノにも行ってみたい。
そして、男はウイスキーである。胸を焼き付けるような飲み方をしなきゃいけない。と、思わせてくれた。
今週はBARでウイスキーを飲もう。ストレートはキツいが、せめてロックで・・・。
えらく単純だな・・・。

資本主義以後の世界

資本主義以後の世界―日本は「文明の転換」を主導できるか 資本主義以後の世界―日本は「文明の転換」を主導できるか
(2012/01)
中谷 巌

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この手の書籍の感想はとても書きづらい。
僕が政治的背景がある中で、明確な信念を基に行動しているわけでないし、中途半端な知識で意見を述べてしまうのは、いかにも無責任と感じるからだ。
ただ本書を読んで単純に思ったのが、著者の中谷氏の資本主義に対する考え方がこの10年で大きく変化してきたのだろうということ。前作「資本主義はなぜ自壊したのか」で、これまでの自身の活動や発言に懺悔していたが、本書ではさらに拍車がかかったようでならない。それはちょうど1年前に起きた東日本大震災の影響も大きいといえる。
原子力発電の事故は明らかに人災であり、効率と利益を求めた資本主義的な考えがその背景にあると・・・。
僕にはグローバル資本主義が本当に悪かどうかは、まだわからない。
ちっぽけな企業を引っ張る者として、自分たちが弱ければ負けるし、強ければ勝つという環境は当然のことと受け止めている。全ては自分たちに責任があるのであり、それを経済や環境のせいにするのは間違っているとも考えている。
確かにアメリカにおける金融商品が莫大な利益を生み、そこに関わる一部の人だけが富を築くことに違和感を感じるし、その姿には疑問も沸くのも事実だが・・・。
ただ共感するのは、我々日本人が自分たちの特徴を生かし、世界に立ち向かっていく方法があるということ。日本人としての「軸」「価値観」「美意識」を持って、日本的な価値を作りだしていくことは十分可能と言えるのだ。
その反対で、少し驚いたのが中国共産党に対する肯定的な考えだ。それはどう中国と対峙していくかを含め、読み取る必要はあるだろうが、著者の視点の高さには驚きを覚えた。
そして、本書で強調されていたこと。功利主義的で見返りを求める「交換」の思想から、「贈与」の精神への「文明の転換」が必要であるという内容。それが現代社会の抱える問題を克服する前提になるというのだ。
「贈与」という言葉は、必ずしもいい響きではないが、日本人が長い歴史の中で築き上げてきたのは、人と人のつながりを示す「共同体」の考えに通じるのだ。人とのふれあいの中で見返りを要求することが少ないのも日本人の良さだろうし・・・。
来週に名古屋で中谷氏の講演会が開催される。勇んで申し込んだが、その後、どうしても外せない予定が入り、泣く泣くキャンセル。
それだけが残念である。

個人面談開始!

本日より部長以下の全社員に対し、一人あたり1時間の面談を実施することにした。
これまでは個別のミーティングはあったものの、一人ひとりと長時間かけて個別に向き合い面談する機会を設けてこなかった。
厳密に言えば、2人での飲みの場はセッティングしていたので、全くないわけではないが、応接室で向き合って話すことは僕が社長に就任しては初めての試みとなる。
(飲み屋の場合だと話があちこち飛び過ぎるし、必要以上に熱くなる・・・)
月1回の早朝会議や毎週月曜の朝礼、定例会議など全体の意思統一を優先させるため、全社員に対し同じ方向性の話は頻繁に行ってきたが、個別に話す機会は少なかった。
個々の課題にサゼッションを与えることや個別相談はあったが、せいぜい15~20分程度の時間。その状況に応じてのやりとりでしかなかったのだ。
日常の業務のチェックや普段のコミュニケーションから、社員のことはわかっているつもりではいるが、あくまでもわかったつもりでしかない。
僕自身が距離感を持っていないつもりでも、社員が同様とは限らない。知らず知らずのうち意思の疎通が滞っている恐れもあるのだ。
年度末を迎えた事や僕が会社を任されて2年経過したことも面談を行うにはいいタイミング。お互いの考えをぶつけさせるにもいい機会。
今後は年1回もしくは2回は堅い雰囲気の中で緊張感を保ちながら話をする場を作るのもいいだろう。
今回は、あらかじめ社員にいくつかのテーマを与えている。どこまで本人が深く考えているかは、この後の面談で明かされる。
果たしてどうなるだろうか・・・。
本日から2週に亘り、じっくりと話をしていく。いや、聞いていく。
心地よい疲労感が体を襲うことを期待したい。

経営者に向けた貴重な講演

本日は貴重な機会を頂いた。出身大学の経済人で組織する会に講演者として出席させて頂いたのだ。
参加者は地元企業の経営者や議員を中心に40名ほどの大学OB。大先輩がほとんどだ。
2ヶ月に一度開催される朝食勉強会で、毎回大学OBの各業界で活躍されている方が講演を行う。なぜ僕に話が回ってきたかは、不思議でしかないが有り難い場として引き受けさせてもらった。
朝7時には会場となるホテルに到着。
クラブ愛知1
パソコンを設定し、早々に食事を終え、7:30からのスタートを待つことに。会長の挨拶のあと、早速、僕の出番となった。
これまで講演と言えば、学生相手がほとんどで、たまに親向けやキャリアカウンセラー向けの場合もあるが、今回のように経営者向けの講演は初めてのケース。
人前での話に、ほとんど緊張することはないが、さすがにこの日は緊張が・・・。当然と言えば当然だ。僕なんて、まだひよっこに過ぎない存在だし・・・。
講演内容は「大学生の就職環境」。
クラブ愛知2
本年卒、来年卒の学生の就職環境や企業の動向について、客観的に情報に主観を交え、40分程度話をさせて頂いた。
自己紹介が長すぎたのか(反省)、予定時間を少々オーバーしてしまったが、話すべき内容は漏れることなく、無事に講演は終了。温かい拍手を頂いた。
どこまで話が伝わったかはわからないが、講演後のいろんな方との挨拶で、内容は概ね間違いなかったと勝手に解釈した。
昨年3月にこの会に初めて参加させて頂き、その時は最年少だった。その後、Facebookから同じ大学出身の経営者と繋がるようになり、本日は僕よりも若い経営者が何名か出席されていた。その中の懇意にする一人に撮ってもらったのが、上の写真。いいショットである。
このような場で話をさせてもらうのは、大変光栄。拙い面も多いが、貴重な機会でありがたい。今後、お呼びがかかるかどうかは相手次第だが、チャンスがあれば外に対しても発信できればと思う。
本日はありがとうございました!

FunRun 名古屋シティマラソン2012

爽やかな朝でスタートした名古屋シティマラソン。
名古屋シティ12
今回は会社のメンバー6名と参加。男子はハーフを走り、女子は10キロを走る。会場となるナゴヤドームは物凄い人。
名古屋シティ122
名古屋シティ128
何しろ全体で3万名の参加だから、この地区ではかつてない規模。オペレーションの難しさもあったのだろうが、荷物の移動を含め、大体は順調に進行していた。荷物を預けるコンテナもずらりと並んでいた。
名古屋シティ123
唯一残念だったのが、荷物を預けた薄着のランナーの居場所がないこと。3月の屋外にシャツ一枚では寒すぎると感じた。
忘れてならないのは本日は東日本大震災から1年。
名古屋シティ126
僕もこのワッペンを胸に走ることとなった。
まずは9:10にオリンピック選考の対象でもある女子フルマラソンがスタート。色とりどりのウェアに包まれたジョガーは美しかった。
名古屋シティ124
ニュースでしか知る由はないが、日本人トップは2位の尾崎選手。
おめでとうございます!
女子のフルマラソンに続き、我々のハーフもスタート。
名古屋シティ125
スタート地点まで10分くらいかかるものと思っていたが、混雑は予想より小さく4~5分程度。思った以上に気持ち良くスタートできた。結果としては前半10キロを51分で走り順調だったが、後半15キロあたりから失速し、結果ネットで1時間55分と今季を象徴するようなタイムで終了。
名古屋シティ127
平坦で走りやすいコースであったが、最後はバテバテの状態でゴール。激しく疲れた大会であったが、華やかさ、人の盛り上がり、沿道の声援含め楽しく走ることができた。
一緒に走ったメンバーもタイムはともかく全員完走。特にハーフは僕以外は初めての経験であったが、何とか走りきることができた。良かった!
終了後は、伏見にあるキッチンマツヤで乾杯!思い思いを語り合うことになった。
明日の仕事に支障がないか不安要素が付きまとうものの、気持ちのいい一日を過ごすことができた。
感謝!

「私、社長ではなくなりました。」を読む

私、社長ではなくなりました。 ― ワイキューブとの7435日 私、社長ではなくなりました。 ― ワイキューブとの7435日
(2012/02/28)
安田 佳生(やすだ よしお)

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当初、ブログのタイトルは「私、社長ではなくなりました。」だけであったが、誤解を招くといけないので(笑)、上記のように変更した。読めばわかる話だけど・・・。
珍しく1日で読み終えた1冊。前半部分は謙遜というよりも自虐的に書かれているという印象を持った。そうならざるを得ない時期のかもしれない。
ワイキューブは少なからず縁があった。本書にも登場するオシャレな名古屋支社にもお邪魔したことはあったし、会社同士で何度か交渉したこともあった。同業界でもあるので、営業先でバッティングもした。
著者の安田氏とは、僕が営業マネジャーの頃、講演を伺って名刺交換をさせて頂いた機会が一度あるだけ。その当時、飛ぶ鳥を落とす勢いで会社が成長しており、その斬新な手法に感心させられたのも事実だった。同時に違和感も持ってはいたが・・・。
倒産が発表される前から噂がついて回っていたので驚きはなかったが、自社や自分の役割をより深く考えさせられたのも記憶に新しい。
本書を読み始め、いきなり1章で引っかかった。申し訳ないが、『私はワイキューブを「その他大勢の中小企業」で終わらせたくなかった。』という表現に嫌悪感を覚えたのだ。まるで「その他大勢の中小企業」が負け組のように扱われていると感じてしまったのだ。
名大社もその他大勢の中小企業だし、同様にそこで懸命に頑張っている会社は多い。失礼じゃないかと直感的に感じてしまった。著者の意図は異なっているかもしれないが、一人の読者としてはそう捉えてしまったのだ。
僕とは歩んできた人生も会社に対する考え方も安田氏とは全く異なるが(なろうと思ってもその実力はないですが・・・)、そもそもの価値観が大きく違うのだろう。どっちが正しいということではないと思うが・・・。
社員や福利厚生に多大な投資をし、その回収ができず、結果として破たんを招いたわけだが、この事実から社員との関係性はお金だけでないことがよく理解できる。
誰だって給与は高い方がいいし、カッコいいオフィスで福利厚生が充実していた方がいいには決まっている。だが、仕事をする上での優先順位はそこではないはずだ。もっと大切なことがあるはずなのだ。何かはここでは書かないけれど。
(高い給与も充実した福利厚生も提供できていない言い訳かな・・・)
しかし、読み終えていくうちに、しんみりした気持ちになってきた。
安田氏も孤独だったのだと・・・。その孤独を埋めるために、社員の待遇を良くし、豪華な施設を作り、自分の回りに人が集まるようにして。
経営者は孤独だと言う。
果たして僕はどうだろうか。孤独でもあるし、孤独でもないというのが答え。ただ孤独であることが好きでないと務まらない職種なのかもしれない。

栄養ドリンクをたくさん頂いた日

昨日は、尊敬する経営者のお一人であり、マラソン仲間でもあるパフの釘崎社長に来社頂いた。ちょくちょくブログにも登場する東京の同業のパートナーだ。
夕方の約束であったが、予定の時間にはお越しにならない。少し心配しながらお待ちしていると山のような栄養ドリンクを抱えて、受付に来られた。名古屋シティマラソンに参加する僕や社員のために、わざわざコンビニで大量購入されてきたのだ。
その本数はマラソン参加者よりもはるかに多い。というよりも、社員人数分に相当する。
ちょうど会議前の時間だったこともあり、即座に社員に配り、気合を入れて会議に臨んでもらうことにした。
(きっと活発な意見が出て、有意義な時間が過ごせたはずだ。)
僕は会議には出席せず、釘崎社長と打ち合わせ。人事制度を含め相談に乗って頂いた。感謝!
打合せ終了後は名古屋駅の風来坊で飲み会。
ここでは、ジオコスの伊藤社長も合流し3名で語り合うこととなった。伊藤社長も尊敬する経営者のお一人。いくつかの偶然が重なりながら、共通点が見つかり、この3名でお酒を酌み交わしたわけだが、僕としては本当に有り難い機会。お二人の話を伺うだけでもかなり勉強になる。仕事の話からバンドの話まで多岐に亘りながら・・・。
そういえば昨年の今頃も釘崎社長とは「世界の山ちゃん」で共に過ごさせて頂いた。(その時の状況は釘さん日記で・・・。震災の前日だった。)
どこまで行っても手羽先なのだ。次はどこだ?
楽しい時間は瞬く間に過ぎ、釘崎社長は最終の新幹線で東京へ戻られた。ありがとうございました!
今朝、僕のデスクにはこの2本の栄養ドリンク。
栄養
昨日のお土産だ。さあ、マラソンまで取っておくか、夕方、ファイト一発するか悩ましいところである。

名古屋市街を駆け抜けろ!

今週末3月11日は、いよいよ名古屋シティマラソンである。
今回は会社のメンバーと一緒に参加。名大社男子はハーフを走り、名大社女子は10キロにチャレンジする。初めて走るメンバーもいるため、不安要素がなくはないが、楽しみな一日である。
ナゴヤドームをスタートし、瑞穂競技場付近を抜け、白川公園のゴールまで、名古屋の市街地を駆け抜けるのだ。
コースとなる通りは当日の交通規制の看板が立ち並ぶ。
名古屋シティ
前回までと比べ遥かに規模が拡大したので、その事前準備も尋常ではなさそうだ。
ハーフマラソンの出場者も1万名と信じられない人数なので、かなりの渋滞が予測される。スタート地点に辿り着くまでにも10分近くかかってしまうのではないか。記録を期待するのは難しいだろう。東京マラソン同様、タイムを競うのではなく、走ることを楽しむ大会となりそうだ。
そして、今回は何と言ってもメインとなるのが名古屋ウィメンズマラソン
昨年までの名古屋女子国際マラソンであり、ロンドンオリンピック出場を懸けた大きな大会が同時開催だ。
アテネ五輪金メダリストの野口みずき選手を始め、渋井陽子、尾崎好美など出場選手は豪華な顔ぶれ。
僕らが走るハーフマラソンとコースが近いため、もしかするとすれ違う場面があるかもしれない。沿道の声援をいい意味で勘違いできるかもしれない。タイムラグがどうコースに反映されるかさっぱりわからないが、これも楽しみの一つ。
練習不足は否めず、不甲斐ないタイムに終わる可能性は高いが、今までにない賑やかな大会になりそうだ。
マラソン当日まであと4日。
万全な体調で当日も迎えたい。
レースの結果もこのブログで報告します。いざ!

すべらない書き方とは・・・

珍しく雑誌「プレジデント」を購入。書店で立ち読みはするものの、1年に1~2回買うかどうかの雑誌である。
タイトルにある『「すべらない」書き方』に惹かれ、衝動買いしたのだ。
プレジデント
普段の生活の中で文章を書く機会は結構多い。
このブログ然り、全体会議の発表のための原稿であったり、メールやプレゼン資料を含めれば相当な数になる。
社内文書だけに留まっているならば、客観的要素も必要なものの基本的には主観的な文章となる。しかし、それが対外的な方向に向かえば、より相手の立場や読みやすさ、表現力に気を使う。そんな時、いつも感じるのが自分の文章力の未熟さである。
ボキャブラリー含め拙い表現のオンパレードになっている文章が読み手にどれだけ伝わっているか不安になることも多い。ブログを書き始め、お褒めの言葉を頂くことも多くはなったが、鵜呑みにしてしまうのもいかにも単細胞であるし、勘違いにも繋がる。
今回のプレジデントでは、ファーストリテイリングの柳井氏のメールや松下幸之助の手紙、スティーブ・ジョブズのスピーチ原稿等が紹介されていた。
特別に巧みな表現に仕上がっているわけではない。しかし、シンプルで力強く、自分自身の思いが読み手に伝わる内容となっている。重要なのはそこなのだ。
文章を披露するための準備時間も半端ない。長時間かけて信念を注ぎ込むのだ。それを読ませてもらうと必ずしも文章力が高いことが全てではないことが理解できる。だから、「すべらない」書き方なのだ。
それを基準とすると僕の場合、まだまだすべっていることは多いだろう。一気にすべらない書き方になることは難しい。継続して徐々にすべらない方向に持っていくしか方法はないだろう。地道な作業の繰り返しであり、どれだけ時間を費やすかで形造られると思うし・・・。
少なくとも酔っぱらいながら、デタラメな文章を書くことは避けなければならない。
特にこのブログにおいては・・・。